第4話(06/01/30)多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ＆もろもろの感想→西遊記
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西遊記 |
第4話(06/01/30)
長くつらい旅ともなれば退屈がつきまとうもの。
今日は悟浄の皿を話題に盛り上がっているようです。おもわず三蔵もプッ。これを見て
しまった悟浄のなんともいえない顔が笑えます。
ダメだよ悟空、皿の上にブロック乗せて脳天唐竹割りとか言っちゃ(誰も言ってませんから)。
さてたどりついたるは砂漠の中の町。
入ったお店は激辛専門店。出来るだけ辛くないものを頼もうとしたら、後ろでメシ食ってた
おっちゃんに笑われて悟空、張り合って20倍だの31倍だの、31.x倍だの逆にセコい注文を
する始末。
ま、こういうのは笑われても涼しい顔で流しておくのが漢というものでは。大人たるもの
つまらぬ挑発には乗らないのですよってそんなこと分かってたら多分こんなことにはならない
かと思いますが。
そうして出来た料理はもうむしろ唐辛子の盛り合わせとしか。
水を飲もうとしますがそこには水がありません。まあ砂漠の中だからな。
で。
腕相撲だと桶の水一杯がもらえるということで悟空は即参加決定。
思考が面白いくらい直結でいいですな。
その相撲は、ある祈祷師が主催してるらしいですが。
え？祈祷師なら水くらい出してやれよ、どんどん。
どこからか水を運んでくるだのなんだの、こういうのはうんくさい…いや、胡散臭い。
悟空と張り合ってたおっちゃんも子供のために参加しておりました。いい父親ですね…
と感心する三蔵の話をまったく聞いてない悟空。もはや水しか目に入っておりませぬ。
三蔵にいさめられても聞く様子なし。
もっと優しい心を持っていたサルだと思いましたが…(笑)。
悟空が負ける気がないと知り、三蔵は例の念仏を唱え、勝負はおっちゃんの勝ち。
うんうん、これでいいんだよ。
水を盗もうとしていた凛々はあの祈祷師に踏んづけられていました。これはこれで
いい気味だ。
おお、おっちゃんが水を持ってきたよ。子供に飲ませた後の残り半分を。いい人だー。
水を飲んでようやく正気に戻った(笑)悟空は、おっちゃんにも水を差し出しました。
さてこの町は昔は川があったのですが干上がってしまい、井戸も枯れてしまったとの
こと。井戸の底に住み着いた妖怪が水を独占しているようです。
それはけしからんな。
水はすべての生命の源です。食料がなくても水さえあれば２週間は生存できると言われて
いるとおり、水がなくては生きていけません。
というわけで今回はその妖怪をぶっとばすようです。
…祈祷師に水を出してもらえば済むのでは…。
ところで水道水とミネラルウォーターの味の区別がつかないのですがどうしたらいいで
しょうか。
水源をふさいでいた岩は誰かによって術がかけられ、あかないようになっていました。
ということは誰かが意図的にやってるわけですね。
何者か、女が現れましたが悟空が歯が立たないというてだれ。
その妖怪は金魚という名で悟浄とは顔見知りみたいですね。
って檻のシーン、どちらが檻に入ってっかわかんねーよ！悟浄が入ってるのかと思ったよ！
(じゃあ悟浄はどっから現れたんだよ…)
思い出話はともかくとして、昔は金魚と悟浄、二人で、悪い魔王の下で働いてたみたいですね。
で、駆け落ちして一緒になろうとしたけど金魚が裏切り、悟浄は追われ、金魚は別の男
と結婚したと。
ひでぇ話ですな！いやもともと悪い妖怪なんだから裏切るのも当たり前だったのかも
知れないけど、好きな相手くらい信じられないというのは可哀想なものです。もしかしたら
好きだと言うのも芝居だったのかも知れないけど。
で。金魚は、病気になった息子を助けるためこんなことをしていたようです。
息子のためとはいえ、どうだろ…。
金魚は最後一目故郷にいる息子に会いたいといいました。
私が悟浄の立場だったら見捨てると思う。いやー、一度裏切った相手を信じるほど心広い
人間じゃないですし。
悟空は大反対、凛々は「基本的に女の言うことは全部嘘」とか言ってるし。
悟浄は「あの時すっぽかされたのは自分が信じてもらえなかったから」とか言ってます。
うーん…。
金魚が行くんじゃなくて息子連れてくるのはダメなんですか？
悟空の筋斗雲でさくっと行けば。それが速いような気がするのですが。
話は走れメロスの方向へ。
金魚はともかく悟浄なら這ってでも帰ってくると信じて。
いやいやちょっとまって、エセ祈祷師！
明日の朝までに二人が戻ってこなければ、この３人を処刑するって。なんでそうなんの。
しかも金魚、息子に会いたいというのデタラメだったし！！！！
悟浄こいつ殴れ！んで連れて来い！
なんか個人的に、非常に許せん。
老子がやってきて、金魚と悟浄がよろしくやってる様子を３人に見せて、「早く逃げろ」
とカギを開けましたが悟空動かず。そうだそうだ、ここで逃げたら男の約束がすたる。
金魚は魔王にとッ捕まったけどなんとか逃げ出してあの場所に行った、と行ってます。
いや、あのさぁ。
息子がいないと嘘をばらしたところで今更「実は行った」とか言われましても。その場所に
あった紅葉の木だっけ、葉っぱ持っていたとしてもそれが本当かどうかわからないし。
丸め込むための嘘かも知れないし。
こんなんと一緒になっても貢がされて捨てられるだけじゃんよ。
悟浄にはぜひともこいつを引きずってでも連れ帰って欲しいです。
ブタは、悟浄の悪口を散々言ってますけど、人を仲間と思ってないのはあんたじゃないのけ？
少なくとも悟浄は日ごろの口数が少ない代わりに、約束は守る奴だと思いますけど。
…まあ女癖は悪いというかアレだけど。
しっかし毎回毎回よく、仲間だの仲間でないのと同じこと繰り返せるな。(それは脚本家が)
処刑ギリギリで悟浄戻ってまいりました。
が、あの女は戻ってこず。
ェェェェェェェェエ、最後まで金魚最低の女だな。
代わりに悟浄が身代わりになるから！と縄にクビ突っ込もうとしますが、悟空とブタが
「俺の縄を先に外せ」と。そうだよアッホだっよ〜♪
あのおっちゃんに助けられ一同なんとか三途の川から引き返してまいりました。
水より大事なものがある、と。
おとこどおしのお約束だよね、とうちゃん！(クレヨンしんちゃんの声で)
おっと金魚登場。もしかして様子見てた？
いや、まあいいですけど。
金魚は祈祷師の正体をばらしました。話そうとする彼女を殺そうと、祈祷師がなんか投げた
のを凛々が防いだのがなんかかっこよかったです。
結局金魚の息子がいたのは本当で、息子を人質に取られていたから金魚はこんなことを
してたと。
凛々の背中にはあの岩の封印を説く、祈祷師のゲタの裏のあざがくっきり残っておりました。
そんなところに…。歩いてると磨り減るやん。
さておしおきだべー。
この祈祷師にはバイバイキーンといいながら飛んで行って欲しかったんですが、流石に
版権上ムリだったみたいですね。
ここで個人的に悟浄の「俺の女を泣かす奴は許さん」っていうセリフがかっけー！！！
うっちゃん、どうかと思ってたけどイヤなかなか。それで今まで何人の女と遊んできたん
ですかー！(その話はシャレならないから…)
うわー、ぜひともあの最遊記の方の悟浄にも言って欲しいですね！「何俺の女泣かしちゃって
くれてんの？許さねーよ？」みたいな。くわえタバコで。八戒さんは……………失神しそう(怖くて)
だからいいです。笑顔で人を殺せる男、八戒。
最後に、悟浄のために嘘をつく金魚。最後はなんかいいまとまりですね。両方とも本当は
未練があるんだろうになぁ…。旅が終わったら戻ってきて欲しい。
最後の腕相撲の結果も、わざとどちらが勝ったというのを出さないまま終わったのは良かった
ですね。
今回はなかなかいい話だったと思います。悟浄のいい面が出てたみたいな。普通に
金魚連れて戻ってくるというオチじゃなかったのも。
さぁさ次はどんな旅になるのやら。
高橋ひとみさんが出てくる時点でなんか方向性が分かったような気もしますが(笑)、それは
次回のお楽しみ。