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西遊記

第8話(06/02/27)

 最初に言ってしまいますと、今回の見所はなんといってもうまい構成。「撮影が遅れて
いるといっていたのはこのためか」と納得いたしました。ま、それについてはおいおい。

 一行は風でとんでしまった八戒の帽子をとろうと断崖絶壁でヒヤヒヤしながら苦労して
おりました。…サルの如意棒でとればいいんじゃ…。それを散々脅かすサル。
 三蔵、頭のわっか、しめつけたれ。
 サルをその場に縛り付けて残し、いざ村へたどり着いた三蔵たち。
 しかしそこは時の止まった村でした。
 いやー止まっている演技も大変ですねぇ。
 そして三蔵達もその奇妙な術の中に取り込まれてしまいました。
 やったのは紅孩児。そう、あの牛魔王と羅刹女の子です。が、しかしこっちの紅孩児は
頼りないですなぁ…。

 で、三蔵をとッ捕まえたはいいが、凛々に助けられ入ってきた悟空によって結局捕らえること
かなわず。しかも元に戻すのに、悟空はカッパには皿を持たせ、ブタには豚肉を持たせ、
時間を戻して食わせるという悪質ないたずらつき。
 結局紅孩児も逃げてしまい中途半端な結果に。しっかし凛々が紅孩児を知ってるって…。
 ますます菩薩とかの可能性がでかくなってきたような。
 逃げた紅孩児はともかく、サルのイタズラについて皆が問い詰めたところ。
 なんと悟空はメチャクチャ気の弱いサルになってしまっていました。
 どうやら過去にいって紅孩児がいじくってしまった様子。
 さてどうなりますやら。

 お花をめでたりしてきもちわるーい…。
 つかここぞとばかりに悟空を履物でスパーンとやる凛々ちゃん。手のスナップがよく効いて
ますね…。
 ちなみに西遊記に描かれている紅孩児は炎の使い手で悟空のように強い人物でした。
最遊記の紅孩児の方がより近いっちゃ近いですね。つーかやだなぁこんなヨワヨワの紅孩児は。

 凛々が老子をだまくらかして引き寄せ、時の流れを操る道具を持ってこさせることに成功。
なんかもう老子がただのアホと化してる…亀仙人レベル。(決して亀仙人が嫌いなわけでは)
 で、なんだかんだいいつつ優しい八戒と悟浄は過去に旅立っていったのでした。
 さてここから今回の見所が始まりますよ!

 まず二人がたどり着いたのは悟空が閉じ込められていた場所。五行山です。
 悟空が肝っ玉を抜かれてるかも…と確認しにいきますが、「私が三蔵」「私が法師」二人合わせて
三蔵法師、ってどこのコント芸人だ。
 でもここでは抜かれていませんでした。気の荒い悟空のまま。
 旅の始まりともいえる悟空と三蔵の対話。いい話ですねぇー。
 このシーン。第1話の使いまわしかと思いきや、テレビで放映された場面の裏側からカメラが
回っています。

 次に彼らがたどり着いたのは第2話の三姉妹キャッツアイのとこですかね。
 丁度悟空が気絶してるとこだ。アホやー(笑)。
 というかブタ、お前ひどいな、やることが。提案するカッパもカッパだけど。

 牛魔王の城で二人は紅孩児を見つけるものの、済んでのところで逃げられちまいました。
惜しい!
 さあ、次へといきましょう。
 というわけで次にきたのは悟空が志願して黄泉の国へ行くところ…というと前の話かな?
おっと悟空の様子が変。肝っ玉がなくなってるぅぅぅぅ!死にたくないー!とか言いながら
逃げてる。
 というわけでこれより前だということはハッキリしましたね。
 次にきたのは悟浄のあの名セリフが飛び出す話か。第4話ですね。「俺の女を泣かせ
る奴は許さん」というあれですね。
 ここでおっちゃんに不審がられる二人ですがなんとかセーフ。このシーンもちゃんと
第4話撮影時に収録してたんでしょうね。
 このシーンで紅孩児を発見。とッ捕まえました!
 と思いきやあのお水様とかいうクソ妖怪が煙幕はりやがって逃してしまいました。
 ブタが「絶対離しません!」としっかりつかんでいたのは河童の足。
 「離せ」と冷たく言う悟浄が大好きです。

 一方紅孩児は肝っ玉を取るのに成功。それをとッ捕まえにいった悟浄は紅孩児と消えて
しまい、ブタだけが残りました。大丈夫かぁ…。
 あわてたブタはなんと第2話まで逆戻り。アホウかお前は。
 悟浄は悟浄で紅孩児から吹き飛ばされて、第5話、子供だけの国の牢屋の中に。
これは別の意味でピンチだー。

 サルは仏の教えを三蔵にこうておりました。五行思想ですな。あの陰陽道とかの根本に
なってるやつです。木火土金水です。
 まあ…学問が楽しいというのならばそのサルもまたありなのでは。
 と、そんなところへ紅孩児襲来。ええーこんな弱そうな奴に…。
 とか思ったら三蔵が如意棒を構えました。かっけー!!!!
 サルを庇ってますよ。でも如意棒すぐ取られちゃった。
 そこへ戻ってきた凛々。つぇぇぇぇぇ!
 おっとここで紅孩児が気になる一言を。
 「あれ?お姉さんどこかで…」
 あわてて凛々は皿を投げつけて紅孩児を撃退。
 ということは過去か未来、紅孩児は凛々と会っているということ。未来であるならば、紅孩児
は改心して菩薩側につくので、そこで面識があるのかも知れませんね。この一言は心に
とどめておくべきでしょうな!

 第2話の、自分が三蔵の身代わりになっている間、何もしようとしないサルとカッパに
がっくりのブタはその場で不貞寝開始。あんたさー。過去にもいろいろ助けてもらったじゃんよ。
 目が覚めたブタは、女の子に騙されたからと不貞寝していて助けに行こうともしない自分と
それを怒鳴りつける悟空の場面に遭遇。
 窓の外へ捨てた手紙を思い出して拾いに行きました。なるほど、あの時は凛々ちゃんが
拾って戻ってきましたが、捨てられていたことを知るはずもない彼女が拾ってくるわけない
んですよねぇ。
 でもブタ、手紙を託すときに「これをボクに渡して」ってアホか。その場で渡し返されてる
じゃねーか。しかもその後も「上の部屋の中にいるボクにわたしたまえ」って。お前はいっぺん
焼きブタになっとけ(笑)。

 ま、これで本体の方も勇気が出たみたいですし何よりだ。悟浄とも再会。
 行き先でモメつつ時をさかのぼる彼ら。第5話の子供の国へやってまいりました。
 悟空の優しさを再確認しつつ、刺繍を作りかけて寝てしまった悟空を心配。刺繍を作って
あげてるー!(笑)
 悟浄がいいことに気がつきました。
 さきほど紅孩児を捕まえ損ねて悟浄が弾き飛ばされた時点で、紅孩児は牢屋の外に
いました。だからその少し前に二人が到着すれば紅孩児を捕まえることが出来ると。
 ただそこでブタが、「牢獄の中にいる悟浄、ここにやってくる悟浄、今から行く悟浄で
3人の悟浄が揃ってしまう」とわけわからんことを。でも流石は悟浄、「構わん」で
すっ飛ばしました。恐らく脚本家もわけわからなくなったと思われる。
 しっかしあそこで刺繍が完成してたのはあのためかー。

 さてさて。無事に紅孩児をとッ捕まえて戻ってまいりました。が、悟空を人質にとって
紅孩児は三蔵を差し出せと脅します。ええー。今までの苦労が水の泡…。
 と、そこで思いついた悟浄。時のつぼを抱えてどこかへ。ブタは逃げたと文句を言いますが…?
 なんと!そこに割って入ったのは過去の暴れん坊の悟空。
 でもって肝っ玉を取り返し、それを受け取った悟空Bがクンクンしてるから悟浄が「そっちじゃ
ねぇ!お前が食うと二倍暴れる」といって悟空Aに食わせることを要求。笑える。
 さてさて勇気百倍になった悟空は「俺たちの名前は斉天大聖孫悟空!」と大暴れ。たちまち
紅孩児を取り押さえました。ここで、ウッキーウッキーと言ってる悟空Bの方がジャンプに
失敗してコケてんだけど、ありゃあマジゴケですね(笑)。
 しかしこの去り際にやはり紅孩児が「あの、おねえさんは…」と言ってるのが気になる。

 そして。過去から悟空を連れてきた歪は、三蔵がものすごーく男らしくなる、ということで
帳尻が合わされてしまったのでした…。
 

 さて次回は何やら大変なことになりそう?
 いよいよ羅刹女が乗り出してくるみたいです。そして、悟浄と金魚を使っていた混世魔王
も登場。どうなりますことやら…。

 というわけでこれまでの各話の使いまわしかと思いきや、使っている映像はきちんとそれように
撮影されたもの。構成を考えて撮影してたんですかねー。すごいですね。




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