多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→医龍 Team Medical Dragon


医龍 
Team Medical Dragon

第1話(06/04/13)

 すいません、正直な感想言っていいですか。


 何このクソドラマ。

 鳴り物入りで登場した割にはチャチぃ。つーかつまらん。原作の話を切り張りしてつなげて
いるから、起承転結バラバラのような気がします。
 加藤が噂に聞いていた(まあちょっと腕を見かけたことはあるのですが)朝田の実力をマジマジと
見せつけられて、「これならこの男をどんな手を使ってでも引き入れる価値はある」みたいなことを
実感するのが、ドラマの最後にチョイ話で出ていた、ミキの気胸の話だし、何より初回でメイン
キャラを全部出そうと欲張りすぎ。
 場面転換が多すぎて何がなんだかついていけなかったです。せっかくの良い原作が切り張り
されて、あわただしい単なるドクタードラマに成り下がってる。つまらん。

 一人一人のキャラを濃厚に書けとはいいませんが、救命病棟24時はあれだけ登場人物が
多いのにスッキリ見せていたし、演出もこだわってた。なんだかなぁ…。
 面白かったらまたレビューでもと思っていたのですが、これはちょっと考えちゃいますね。
 原作は面白いですよ。サイコーに。

 あと、ごめん、坂口さんは嫌いじゃないんだけど、朝田の役をやるにはちょっと老けすぎた
感じを出しすぎてるような気がします。もう少し若々しい感じでも良かったのではないかと。
伊集院クンと、あのなんだっけ、マザコンカッパ男。あれはイメージピッタリで良かった。加藤は
なぁ…ちょっとなぁ…あれこそもう少し、あの魔界のような医局の中でのし上がらんとする野望を
抱える演技が出来る人を選んで欲しかった。稲森さんだと力不足だと思います。稲森さんに
あの、教授の椅子を狙おうとする加藤の眼力は出せんよ。

 さてストーリーですが、まあ初回ということもあって、朝田をスカウト→医局デビュー→教授に
逆らったり、カッパハゲが見捨てた患者の手術を続行して助けて反感食らったりと問題起こす起こす。
 で最後にミキの病気が持ってこられるわけです。
 ラストにバチスタに関しての解説などなど。
 うーん…。

 何より残念だったのは、鬼頭役が女性になっていたこと。あの男こそつかみ所がなく、
敵なのか味方なのか分からない状態でパゲ野口やら加藤やらを翻弄するというのを見たかった
のに。
 まあそういう手練ある人間だから女性なりの「いやらしさ」(いい意味で)を出そうと狙ったのかも
知れないですね。
 ともあれちょっと先行き不安な感じです。

 今回はわざとストーリーを追わずにつらつらと感想だけ書いてみました…それだけ何を
突っ込んでいいか分からなかったということで(笑)。

 あ、でも一つほめられることといったら、わざと片岡さんと伊集院君のエピソードを持ってきた
ところかな。原作では11巻にしてようやく、しかもモノローグで登場する片岡さんの容態ですが、
これは意図が見え見えでも好感持てる。早く目を覚ました片岡さんを眺めて「愚痴言える場所が
なくなっちゃった」と苦笑している伊集院君が見たいです。



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