多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→医龍 Team Medical Dragon


医龍 
Team Medical Dragon

第2話(06/04/20)

 また片岡さん相手に文句を言っているつもり…の伊集院君ですが病室を間違えて
おりました。え?普通間違えないだろ。何この伏線。

 さーあ伊集院君、朝田との当直でビビリまくり。「ツバサ・クロニクル」風に言うと、
「やっぱり手術でトラブルが!?え?どんなトラブルかって?それは見てのお楽しみ!
今回は初めての失敗にドッキドキ☆」みたいな。うーん殺意わくなこれは。

 虫垂炎の手術をやらされて、虫垂が見つからなくて焦ったけど朝田のアドバイスで
何とか無事成功。伊集院君これで一つは勉強になったんじゃないでしょうか。
 日本の研修医ってホント手術見てるだけだもんねぇ。各方面で権威と言われている人
だって実際どんだけ切ってきてることやら。日本の医学も優秀なんでしょうが、その恩恵に
預かれる人の方が少ないわけで。
 上を目指す人がどんどんアメリカなどに出て行くのも分かる気がします。

 で、朝田に文句言いつつ伊集院が歩いていると何やらうめき声が。朝田はどんどん入って
いきましたよ。
 苦しんでいた女性は例の伊集院が間違えて入った場所で、佐々木さんという人。
 抗がん剤データ収集のためのモルモットみたいなものか。こういうの、公にはなってないけど
よくあることみたいですね。
 家族もこの抗がん剤には効果があると信じているみたいですが…。
 
 末期がんであるならば、私は家族であっても延命治療をせず静かに余生を過ごさせたいと
思います。痛みはモルヒネ投与である程度は何とかなるし。
 いくら家族の命であっても、転げまわるほどの苦しみを与えてまで生きていて欲しいとは
思わないです。その姿を見るほうがつらいですから。
 日本はホスピスの普及もまだまだですね。延命治療はして当たり前みたいなところがある
けれども、助からないでムダに呼吸している時間を延ばすだけのことならやっぱり、家族と共に
静かにその時を迎える方が幸せです。
 死ぬなら畳の上で、という言葉がありますけどそれも、現代では難しくなりました。なんだっけ、
死亡証明書ですか、よくわかりませんがそういうものの関係で、大抵の人は病院に運ばれて
死を迎えることになりますね。それがいいのか悪いのか。誰にも判断は出来ないけれど、
苦しいだけの延命治療は嫌です。

 さて話に戻りまして。
 いろいろ真実を知った朝田は抗がん剤の投与中止を口出しして、それが野口の耳に入り、
加藤は反省文提出、と。
 まー病院とかも縦社会っスからねぇ…。
 ってああ!佐々木さんって加藤治子さんか!声で分かった。ハウルのお師匠さんの声の人かー。
今頃分かるなんて。いやあこんなの魔法でチョイチョイと。ハウル!ハウルを呼べー!
 車椅子に乗ってるところなんてソックリですやん。
 
 伊集院君、佐々木さんに話しかけられて、携帯電話の使い方とか教えてますね。息子がくれた
とか言ってるけど、息子ももうちょっとわかり易いやつにすればいいのに。今高齢者向けのやつ
とかありますやん。
 
 あとビックリしたのが、加藤の恋人が霧島て!…うーん…まあまあかな…。北村さんというのが
ちょいとアレですがこの人こんな役も出来るから大丈夫だけど…なんかイメージに合わないと
いうか。
 
 そんな中、伊集院君が呼び止められてたまたま受けた患者受け入れが、「病院にとって
受け入れたくない患者」だったことから大問題に。
 保険証のない、国籍不明の外国人。
 面倒くさいねぇ…。いや、患者がではなくてそういう病院のシステムが。
 他の病院に回されそうになった救急車の前に立ちはだかり停める朝田。お前何「ボクは
死にまっしぇん!」やってんだ。
 原作だとトランクスに白衣だったっけ。あっちでやって欲しかったような気も(笑)。
 坂口さんだと三枚目というか、格好悪い姿なのにカッチョイイみたいなことが出来ないん
ですよねぇ。低俗雑誌顔に乗せて乗っけててもポーズとってるような形になっちゃう。

 で、手術をヤジってるというか煽ってるうぜーバカがいんだけど、これが誰かわからん。
このジャンキー誰よ。
 でも途中から目つき変わったね。プロの目になりました。ということはこいつ麻酔を操る
「ななぁーちゅ」の人?エー。

 ま、手術も無事終了して、朝田の腕を見込んだ鬼頭がカレを庇い、問題を丸く治めました。
ただこのことで周囲にも、朝田がトラブルメーカーというのは知れ渡ったでしょう。
 一方伊集院君。笑顔も明るくなっていいことだと思います。
 携帯を佐々木さんに一生懸命教えています。
 その過程で、佐々木さんが末期がんであることを知っていると分かり、胸中の思いを
聞きます。
 以前の伊集院君だったら黙って聞かなかったことにしたでしょうね。
 朝田は佐々木さんの旦那に真実を話します。抗がん剤が効かないということを。怒った
旦那さんだけど、それを話してくれたのは朝田だけと考え直したのでしょう。
 ちゃんとお礼を言っています。
 そうして、余生を静かに暮らしたいという佐々木さんの要望通り、佐々木さんは転院して
いき、幸せに暮らしたのでした。
 まあ、大学病院ではひと悶着ありましたがそんなこと知るかい。
 
 病院はいつから利益だとか名誉至上主義になっちまったんでしょうかねぇ。
 それとも「病院」という制度がスタートした当初からでしょうか。
 佐々木さんからの最後のメールは伊集院君へ宛てたものでした。
 伊集院君には立派な、赤ひげ先生になって欲しいです。
 患者が自分の死ぬ時を選べない医学なんて、どれだけ進歩しても真っ平だ。

 
 第2話終わって気になることが。
 これじゃあタダの医療ドラマですやん。
 医龍はなんていうか、普通の、医者同士の確執だけじゃなくてもっとこう、医者の根幹
部分を揺さぶるようなものがあってヒットしてるマンガだと思うんですけど。
 ちなみに私は「ブラックジャックによろしく」は嫌いです。
 破天荒な医者があれこれ病院内を変えて行くっていうんじゃなくて、お涙ちょうだいな
熱血ドラマでもなくて、難しいけどそういうのを医龍に期待したいです。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→医龍 Team Medical Dragon