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医龍2

第1話(07/10/11)

 初期医龍の第1話、わたくしボロクソに書いてたんですね…(笑)。
 けれども帰ってきた医龍2第1話はそれこそ、映画かというくらいいっぱい詰め込んで
あって、最後までホッとさせず。いい話であったと思います。ホントに映画見た気分
だった。
 
 さてここはニューヨーク。
 朝田がつらつらと手術しておりまする。
 「成功率10%だぞ、大丈夫か」と不安がる医者に対して別の男が「彼は10%を100%に
する男だ」だそうです。
 とすると、成功率5%だと50%…。←違うから。
 難なく成功させて拍手が起きております。

 一方日本。
 これ誰?
 手つきの危うい教授が手術してんですけど、大ピンチ。出血してしまって大変なことに
なっています。そこへたまらず、見ていた伊集院手を出し、ちゃっちゃと片付けてしまった。
しかもメチャクチャ早い。これはさすが朝田仕込の手さばきだー。
 ところがどっこい教授は自分がミスして、それを下っ端が勝手に手を出したというイメージ
しかありませんからものすごい不機嫌。
 ただし。
 こういうことは現実でも結構あるみたいです。研究ばかりにいそしんで、部下のデータに
自分の名前入れて学会発表して、現場での手術例はかなり少ない、みたいな。
 警察なら現場経験が少なくても書類に判おしときゃ済みますが、医者が現場経験少なかったら
致命的だと思います。

 前作のラストから2年が経過しているという設定らしいです。
 しかも、明真は今患者がガラガラだということで。
 それだけ腕の立つ医者がいなくなってりゃ当たり前か。
 カッパハゲが「ドラマで言ったら打ち切りみたいなとこ」と言ってますがお前縁起でもないな。
 つーかお前ら、白衣脱いでメシ食え。衛生が何も保たれてないだろ。

 チームドラゴンの再召集を願っている伊集院ですが、最近変なメールが届いたとか。
 チームドラゴンが明真を立て直すために必要だ、という差出人のないメール。
 さて誰からでしょうか。
 私は加藤先生かと思ってたけどまったく違った。

 で。
「あの」人が帰ってくるというのでいそいそと病院玄関に下りたら…野口だった。
 はいここ銀魂だったらコケるとこね。
 しかも伊集院にとっては間の悪いことに、あの恥をかかせた教授が伊集院を左遷
しようとしてました。だからテメーがいけよ!
 野口が帰ってきたのは、傾きかけたこの明真の経営を立て直すことだそうです。
 おいおいなんか前作から方向変わってるな。野口は単に名誉欲に溢れたおっさんだと
思ってたけど、天才的な経営手腕を持つ人間みたくなってるぞ。
 まあいいけどさぁ…。

 一方福岡の病院にいる藤吉せんせぇ。
 そこに一組の夫婦がやってきます。拡張型心筋症というやつで、よーするに朝田くらいしか
手術できないような難しいもの。
 ゆえに彼らはいろいろな病院をたらいまわしにされ、若干夫の方がキレ気味。
 で、藤吉は言うわけですよ。
 ただ一人、手術の出来る外科医がいます、と。
 なんか「憑神」とは本当に別人だなぁ、佐々木さん。(藤吉役の人)
 
 で、野口。
 伊集院にアピール。キミの力が必要なんだよねぇ、だってさ。
 お前はあれか、仮面ライダー響鬼か。

 一方。
 明真を見上げる女が一人。今回のドラマの核となっていく人…あれ?この人いきなり
車に轢かれたんですけど?
 はっきり言ってもう手の尽くしようがない状態で運び込まれてきました。もう死ぬだけですやん。
 何この登場と同時に強制退場。(byストレンヂア)
 流行ってんの?私が知らないだけ?
 心停止したし…。
 と思ったら朝田が登場してあっちぅ間に蘇生させました。そうこなくちゃな。
 荒瀬も呼んできてたちまちメンバーはやる気を取り戻しました。いやー、久しぶりでパッと
呼吸あっちゃうんだから流石だなこの人達は。
 ちなみに明真が誇っていたERも今は鬼頭がいないから赤字部門になっちゃってる
みたいです。これなら確かに患者はいなくなるわな。
 それから脇で実況しとる看護師。お前らは富樫と虎丸か。
 そのうち「知っているのか雷電!」とか言い出しそうだな。

 さらにさらに恥をかいた教授(江上というみたいです)はお怒りモードで野口にチクリ中。
 伊集院も朝田も気に入らない様子。
 ところがどっこい野口にとっちゃ、彼らこそが経営を立て直し、金儲けさせてくれる連中
ですから、どちらが欲しいかなんて明白です。
「エリカが例えてあげる!朝田がお月様ならあなたは下水道のフタ!」てとこでしょうか。
(by家なき子)
 というわけで江上教授、山梨へ行ってらっしゃい!
 あと野口教授へ。
 タイへゆかれていた間に頭、増毛されたのですか?

 野口は早速記者会見を開いて、これからの明真の指針などを打ち出し、朝田の名前を
持ち出して実質朝田が断って逃げられないようにしちまうわけですね。
 しかも公開ライブ手術とか言うのを勝手にやると発表。これには朝田も黙っていません。
 っていうかさぁ、失敗したらやばいと思いますよ、生中継は。
 こっそり録画しておくとか考えようよ野口。

 で、登場と同時に車に轢かれて話だけでなく人生から強制退場しかけた女は、医療
雑誌のジャーナリスト片岡と名乗ります。つか回復早いな!
 そんで野口はホクホクしながら、退院したらこのこと書いてねとか言うのですね。
 んーただ、なんか変っていうか。ジャーナリストの割には入院してても誰もこないし
連絡とってるような様子もないですね。それにあの疑り深い野口がほいほい信用してる
のも気になる。朝田は何か引っかかってるのかそれともはなからどうでもいいのか、
へーって感じですが。
 
 朝田は公開手術を受けないと突っぱね、野口は金を払うからと提示します。金額は
一千万円だったかなぁ?でも朝田には安すぎると思うけど。この期に及んで尚野口は
朝田を見くびってる気がします。
 で「好きな額を打ち込んでいいよ」というわけですが朝田は。
「この電卓じゃ、ケタが足りない」と言います。まあ確かにあれ簡易電卓だったから多分
1000兆円くらいまでしか表示できないんじゃ…って多いわ!
 前になんかのマンガでも、キャラが断る口実として「国家予算を持って来い」というセリフが
あったのですが(あ、ゴッドハンド輝の北見さんでした)、こういう「金では動かないぞ」的な
セリフはいいですねぇ。一度は言ってみたいですねぇ。私は金で動きますよ、はい。(ダメだろ)

 朝田と改めて話をする伊集院達。
 朝田はこの数年間、様々なところを渡り歩き、実力に磨きをかけていったみたいですね。
弘法筆を選ばずと言いますが、彼ならどこでもそこにあるもので手術できるしね。
 チームドラゴン召集のメールを朝田が出したんじゃないことが判明したところで(てか彼は
明真がどうなろうとどうでもいいと思う)、藤吉先生登場。
 あの問題の患者のカルテを持ってきました。
 ただでさえ難しい手術なのになんと、患者であるゆかりさんは子供を妊娠しており、子供も
生みたい自分も助かりたいと。
 さすがの朝田もうなるばかり。

 毎日毎日「朝田先生にあわせろ」と押しかけてくるゆかりにウンザリな伊集院。
 彼はミキなどに、自分も助けろ、子供も欲しいじゃわがままじゃないの、とグチをいうのですね。
 んー。
 ただ、自分も助けろっていうのは多分本心じゃなくて、子供が助かれば、その時に少しでも
命があればっていう意味じゃないかなぁ。母親ってそんなもんだと思いますよ。
 そしてグチをいう彼を朝田はたしなめます。
 カルテだけでは患者の心は見えてこない、と。

 その言葉について考えていた伊集院は、中庭で遊ぶ子供達を笑顔で眺めるゆかりを
見つけ、話しかけるのですね。
 すると知らなかった彼女らの葛藤がわかったわけです。
 富樫夫妻はずっと不妊治療を続けてきて、これが最後のチャンスと言われてやっと授かった
のが今おなかにいる子で、だからどうしても生みたいのだと。
 それを自分の病気があるからはい諦めましょうでは到底諦めきれないと。
 伊集院は、知らなかったとはいえ、「こんなことを言ってはいけないですが(子供は)次の
チャンスがあるじゃないですか」と声をかけてしまっていたんですね。
 それは残酷な言葉ですよね。
 ゆかりは言います。
「ほんの1分でも、いえ、一瞬でいい、この子を手に抱けたなら、こんな私でも幸せだったと思えるから」
と。
 伊集院にとってはがつーんと殴られたような衝撃だったでしょうね。

 そんなゆかりの気持ちを知ってか知らずか、富樫夫の方は涙ながらに子供を諦めさせるから
というんですね。
 おっちゃん、母親の強さ、ナメたらあかんでぇ。
 人間というのは、自分のために頑張るのは結構大変だけど、家族とか子供のためなら
何倍も力を出せるんだよ。
 
 こうして夫妻の決意を知った彼らは、独自にいろいろ調べ始めるんですね。
 言われなくてもちゃんと文献とか論文調べてて、あんたら他の仕事ちゃんとしてますかと
聞きたくなりますが、まあいろいろやってるわけですよ。
 で、朝田は決めた。
 胎児の状況を考えて妊娠9ヶ月目になったところで帝王切開して胎児を取り出し、それから
直ちにバチスタ手術に取り掛かると。
 とても荒唐無稽な話ですが、朝田率いるチームドラゴンだからこそ出来るんだと。
 伊集院、麻酔はとか言ってるけど(胎児を取り出して→全身麻酔とかむずいらしい)、おいおい
あんたの目の前にいんのは天才麻酔医だろうがよ。
 というわけで彼らは手術のシミュレーションに取り掛かります。こんな時ゴッ輝のバーチャル
シミュレーションの機械があれば!
 でも絶対何かあるよね。この時点で1時間以上残ってるしね!

 で、忘れられていた片岡さんが退院していくのですが、松葉杖ついているのにハイヒールは
どうかと思う。というかこういうとこもちゃんと監修する人指摘しなさいよ。

 そんでもって野口は、ゆかりさんの手術を許可しません。朝田がこれを公開バチスタにする
なら引き受けるといっても失敗したらどうすんのーと。
 いやあんたさ、断るのはいいけどさ、そんなら朝田も公開バチスタ断ったら共倒れだけど
どうすんの?バカじゃねーの。
 ここで朝田が大丈夫だってんだからやらせればいいのに。
 それでも野口はOKださない。
 もうチームドラゴン全員退職して別の病院移っちゃえば?
 って思ったらそこは彼らも考えていたみたいで、北洋病院に乗り込みます。伊集院から話を
聞いた片岡が、恩を返すとばかりに間に入って話をつけ野口も説き伏せてしまいました。
 絶対何かあるな…。
 どうもイマイチ敵か味方か信用できない。
 
 ともかく、明真の名前を出さずに、北洋が中心となってゆかりの手術をし、朝田らは
あくまでも補助でいたということにするという条件で野口はOKしたみたいです。つまり
失敗しても名前に傷がつかないような方法というわけですね。
 なんか片岡が両手ピョコピョコさせたのの意味がわからん。
 あと片岡、野口の部屋にクマのキーホルダー落として忘れて行ってる。

 で。
 朝田は公開オペを引き受けました。
 ここがよくわからんのだけど。
 野口は結局手術をOKせず、片岡に説き伏せられた形で、オペは北洋でやるんだから
野口と朝田は貸し借りなしじゃないですか?
 なして引き受けるのかわからん。
 例えば「ゆかりさんの手術が無事終わらないとイヤ」と突っぱねても良かったんじゃ
ないかと思うんだけど?
 ここで引き受けた動機がイマイチわからんかった。

 ともかく。
 ゆかりの手術日まであと一週間という時に、みんなが声をかけて励ましています。
 ここでの見所はなんといっても荒瀬!
 ゆかりの目を見ずに照れたように安産のお守りを渡してあげるのですよ!
 まるで戦国BASARAでそっぽ向いてお市に花を渡した浅井長政みたいな!
 ここのシーンは良かったなぁ。
 なんで彼がこんなことをしたかというと、前作で撃たれて死にかかった香さんと
結婚していて、彼女ももうすぐ出産だかららしいです。そっか、良かった。

 バチスタ公開手術に用意されたホールすげー。ひろーい。野球できるんじゃないですか?
(しなくて良い)
 そんな中、野口らに無視されつつ一人カメラ目線なカッパハゲ笑える。
 今回もカッパハゲ、深刻になりそうなドラマにうまくメリハリをつける役どころで、
役者さんすんごい頑張ってるなと思いますね。医龍がこれだけ深刻な内容を扱って
いるのに重過ぎないのは、ひとえに彼の頑張りがあるからだと思う。
 最後まで頑張って盛り上げていって欲しいですね。彼こそ裏の、医龍の主役といってもいい(笑)。

 一方ゆかりさん。
 床に落ちた安産のお守りを手にとったら心臓にキてしまいましたよー。
 やばいよやばいよー。
 妊娠中毒症が思ったより早く進行して、心臓の様子とか胎児は大丈夫だったらしい
のですがこれがやばい状態になったらしいです。
 どうする朝田。
 おりしも時刻は夜。今から準備しても手術に取り掛かれるのは明日の朝。そして明日の朝は
バチスタ手術が控えているのですよ。これはピーンチ。
 荒瀬もいないし産婦人科医もいない。どちらにせよ今手術は出来ないわけです。
 てかさぁ、あれだ、バチスタ手術を録画したのながしとけよ、過去の。ばれねーよ。
とかいうのはダメですかそうですか。

 朝田は考えた末に、明日のバチスタ手術を45分で終わらせ、北洋に飛んできてゆかりさんの
手術をする、といいます。そのためには荒瀬の協力がどうしても必要だから、彼ら二人以外は
北洋にスタンバイしていてもらって、二人はバチスタをやってさくっと駆けつけると。
 荒瀬がこき使われてんですけど…。
 まあいいや。
 そうして電話で「お前にしか出来ないんだ。頼む」と頼み込む朝田の姿がありましたとさ。
(ここのシーンは見事に騙された!素晴らしいです)

 さて。
 鬼頭さんがコメンテーターっつーんですかメイン司会といえばいいんですか、もうこれ
完全なショーだな。
 手術が始まったんですが、朝田はもう45分で終わらせることしか考えてないですから、
さくさく進めていきます。つか質問してる奴!こんな細かな手術なんだから黙ってやらせて
後で質疑応答すればいいじゃん!手元狂ったらどうすんだこれ。
 鬼頭は何故彼が45分宣言をしたのかを、カッパハゲから聞いています。
 
 と、なんか無事に終わりそうと思ったら不審な影がウロチョロしているのに荒瀬気づきました。
 僧帽弁というんですか?よくわからんが心臓に大事な弁が断裂しちゃって血液が逆流?
 大変なことに。
 えーこれを直すには2時間かかるらしい。
 ええい、北洋に回せる医者おるだろ、ミキの兄貴が!
 とか思ったんだけど。
 いきなり朝田が「俺はここまでだ。誰が最後までやるといった」宣言。
 ということは!?そう、あの医者が登場!
 あの人ですね!
 伝説の!?
 彼を人はブラックジャックと呼んだという!
 話変わっちゃったよ!

 …というわけで霧島先生登場でーす。(タモリさん風に)

 いやー、霧島さんおいしいとこもってくわー。最高においしい。ここぞという決め場面で
コケちゃった人くらいおいしい。(コケちゃダメ、コケちゃ)
 なるほど、朝田が電話をかけて「お前でなければ無理だ」と言っていたのは彼だったと
いうわけです。
 しかも鬼頭が笑顔で霧島を紹介したもんだから野口も口を出せなくなってしまった。
「これが明真の臨床マジックです」とかなんとか言ってる。
 スラムダンクでいうと、仙道が「さぁ、いこうか」って言った感じ。

 さて北洋。
 やっと朝田と荒瀬がたどり着きましたよ。
 帝王切開で赤ちゃんを無事取り出し、ゆかりさんに見せてあげました。
 ほっとして失神しかけるゆかりさんに、伊集院がちゃんと「しっかりして下さい」と
声かけてる。えらいな。
 しかも荒瀬のセリフが憎い。
「後でまた会おう。心配いらない、俺が必ず連れ戻す」だってさー。
 もうこんなこと医者に言われたら安心して麻酔で眠るしかないよなぁ!
 荒瀬かっこいいよ!

 心臓はものすごく肥大しておりました。あれだ、今月はサービスで30%増量みたいな感じ。
 で、変性部位を特定して手術に取り掛かろうとした時、藤吉先生が呆然とした顔で
戻ってきたのです。
 赤ちゃんが、HLHSにかかっていると。
 HLHSって…えー、左心低形成症候群………グー………。
 つまり簡単に言うと、心臓の左部分の血管が細いため血流が勢い良く流れず外科
手術などの治療なしには新生児時期を生き延びられない非常に重篤な病気だ
そうです。
 でもって使われる治療法はこの後出てきますが、ノーウッド術法。三段階手術が
必要みたいです。
 さすがにすんなりと終わらせてくれませんな、このドラマ。
 
 ただここでちょっといけないなと思ったのが、病気の説明が早口すぎて、一体
何の病気かわからなかったこと。
 ドラマの中ですべて医者が集まっているという設定だから仕方がないんですが、
ここの演出としては夫に藤吉先生へ質問させて、どんな病気かというのを一般の人に
わかりやすいように言うべきだったと思う。
 専門用語を早口で言ってCGで説明されてもわからんよ。
 ちなみに生後1、2日で急激に症状が悪化するのでこのドラマみたいに、直ちに
手術に入ることが必要みたいです。

 非常にやばい状況であることを悟った朝田は、このバチスタ手術を伊集院に任せ、
自分は赤ちゃんを救おうとするのです。
 けれどもノーウッド術法を彼は一度もやったことがない。
 というわけで彼はカッパハゲを通じて鬼頭に電話をかけます。電話でやり方を聞きながら
手術をしようというわけです。
 ここで鬼頭が「私が行くまでもたせて」「それまでもたない」というやり取りがあったけど、
半日かかるような距離ならともかく、30分くらいなら何とかなるんでは…?まあいいですが。
 …っていうかパトカーに先導してもらえば早いんじゃ。
 
 一通り鬼頭はノーウッド術について説明します。けれども彼女が指示できるのは
えーとなんだっけ、狭くなったところを広くするだけ?狭い弁を広げただけで、血液の流れが
悪いこと自体は解決してないのでやばいらしいんですね。
 さぁどうするかと思ったら朝田、新しい手術法を模索していたとのことで、ノーウッドが
失敗した血管を細くしてやってみるとか言い出しまして。
 何とかやり遂げましたこの男。

 というわけで鬼頭が到着した時はすべてが終わっておりました。
 どこまですごいんだ朝田は。
 少し早く、霧島も、伊集院も無事手術を終えておりました。

 で、ショー会場の方はというと。
 これだけのものすごい手術を天才外科医に見せ付けられたわけですから。
 スタンディングオベーションですよ。
 素晴らしい。
 
 最後に霧島、「お前のオペを見にきたら俺がやらされるとはな」とイヤミをちくりと
言ってコーヒーで乾杯。まあ確かに見にきたつもりでこき使われてたもんな。今度は
霧島の公開手術に呼んでこきつかってやれ。
 でもまあ、原作で未だ引きずっているような二人の遺恨が完全になくなってて
良かった。これだけは嬉しい。

 ところがどっこい。
 翌朝の新聞では、ゆかりさんの手術も明真がしたことになっていました。
 北洋からは医者がごっそり明真へ引き抜かれ、明真と北洋は業務提携をしたような
形に。形にってか北洋つぶれるしかないんじゃないですか?よくわかんないな。
 北洋は外資系の会社に買収されたっていってるけど、つぶれるじゃんこのままだと。
 どうも意図がよくわからんです。
 そしてあの片岡という女は。
 実は北洋のオーナーだったんですな。
 しかも轢かれたのも別に入院しようとしたわけではなくて、強引な買収とかで自殺
した医者の母親にひき逃げされたらしい。なんだ、わざとケガして朝田の力見ようと
したら三途の川渡りかけちゃった、じゃなくて本気で殺されかけたのか。チッ、やっかいな
ものを助けたな、朝田。

 この最後あたりの話がよくわからんけど、まあ波乱含みで幕をあげたわけです。
 …最終回朝田のピンチに加藤が帰ってくると予想。



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