多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→医龍2


医龍2

第5話(07/11/08)

 今回もいい展開を見せてくれたけど、ラストを一気に台無しにしてくれた(後味の
悪いものにしてくれた)野口には顔面グーパンチをお見舞いしたい今日この頃です。

 さて前回のあらすじ。さすがに今回は長くなりすぎるからか、前の話のあらすじだけ
でした。
 ともあれ、緊急オペということで伊集院、野村クンを誘います。
「あなたが必要なんです」とズバリというからいいなぁ。
 なんつか、ドラマの伊集院君のいいとこは、原作と違ってズバッとものを言うように
なったことかなぁ。まだオドオドしてる部分はあるけども、正しいこともアレなこともきっちり
言うとこがいいですね。

 一方で廊下を歩いてる藤吉に声をかける片岡。
 なんで朝田に聞かないのかと思ったけどよく考えたら朝田オペだから呼び止めてる
場合じゃないわな。
 しっかし…藤吉先生がすっかり説明キャラに…。最終回には院長と二人で「知っている
のか雷電!」「この月光生来目が見えん!」とかやりそうだな。
 野口は野口で恩田に、看護師の目を盗んで美羽が出て行ったんだからどうしようもない
みたいな説明しています。
 それで許してくれると思ってんだろうか…。
 あと藤原うっさい。黙れ。
 鬼頭は鬼頭で困ったことになった…みたいな顔ですね。
 でも彼女の場合患者の命より、「これで計画がパアになったらどうすんだ」くらいしか
なさげ。

 不安なまま向かう野村。がんばれ大丈夫だ。
 オペに入るというところで伊集院、学会発表でバーディバーを発表してた医師がいた
ことを思い出し、その上田教授という人に連絡をとることになります。
 で、外山が助手に入ることに。
 野村の不安ますます増大。
 ところでこのバーディバー、どれだけ希少かと思ったら、金田一で吸血鬼伝説殺人事件の
時にやっていた、ボンベイ型と同じくらい希少らしいんですね。…その型がいともたやすく数人
集まってた金田一って…どんだけぇー。
 ちなみにバーディバーは-D-と表記されるようです。…大口あけて寝てる人の顔文字…?

 小高はハナから加わる気がないみたいです。厳しい手術になりそうだ。
 カッパハゲが北洋に来ていたことを知っていた野口は、彼に電話をかけて、関わり合いが
あると思われないうちにさっさと帰って来いといいます。
 つまり、北洋のオペに明真は一切かかわってないというスタンスを貫くつもりらしいのですな。

 伊集院、教授に連絡がつき、バーディバーである患者のもとへ血を分けてもらいに向かいます。
 
 今回のオペは循環停止、低体温に保ってできるだけ出血を少なくするオペ方法でいくのかな。
よくわからんけど。
 だから逆に40分以内という時間制限が加わるそうで。
 おおっこれはドラマの中でリアルタイムに進められそうな時間ですな。
 あと外山も無理無理うっせーよ。お前の口先に閉じてろ。
 無理かどうかなんて、やってみないとわかんねーんだよ。

 荒瀬、ミキ、藤吉、院長、松平と小高が見守る中オペ開始。
 …ってか松平って5話に至るまで(実際は3話あたりから出てきてますが)ほとんど活躍ない
よね。電ライナーの中で寝てるだけのキンタロス的なポジションだな。まあ後半でおいしいとこ
もってってくれるんでしょう。

 というわけで。
 鮮やかな手際でさばいていく朝田に外山も感心です。
 しかし早々に朝田の手が止まった。覗き込んだ外山も「なんだこれ」。
 松平も思わず起き上がりました。

 美羽ちゃんの動脈かい離が、倒れてからオペ開始までにさらに進んでしまっており、当初の
予定だと2か所の血管を取り替えて3か所吻合すればよかったのが、3か所の血管取り替えて
5か所オペしないといけなくなった。これでは到底40分以内なんて無理というのですね。
 しかし朝田は言います。
「あきらめるな。どんな状況になろうと俺は最後まで絶対にあきらめない」と。
 ここに霧島がいたらねぇ…。ってか第1話以来出番のない彼はどこにいってんだ。

 ハラハラしながら見守っている片岡のところに、恩田到着。
 事情を説明しています。
 自分の血でも輸血出来ないということを知り、愕然とする恩田。
 また私は何もできないのか…とつぶやく彼に片岡の顔色が変わるというかなんというか。
 彼女は言いました。
「美羽ちゃんをオペしているのは、うちの最高の医師です」
「美羽を救えるのか」
「はい」
 ここの会話は片岡の本音が出てるなーと思いました。もしかしたら彼女は過去、整って
いない治療体制のせいで身内を亡くしたことがあったのかもしれない。それが今の、金に
あかせて最高の医療チームを作るということにつながっているのかも知れませんね。
 少なくとも彼女が打算的に「助かる」と言ったようには見えなかったし、第一ここで約束しても
何のメリットもないわけですから。
 
 一方で。血液を探していた院長、血液が見つかり手配しています。
 …ってかイヤな予感がするから車じゃなくてヘリ出せよ…。
 で、伊集院君、患者が外出しちゃったと聞いて探し歩くのですが…見つかりません。
 ああ、予告のはこのシーンか。
 ってか放送かけてもらえばいいのに。
 ショッピングモールみたいなとこなんですよ。これは放送が早いと思うけど。
 そこへカッパハゲもかけつけて、野口からの電話を切りつつ手伝ってくれました。
 いい人だなぁ。
 ここで彼が電話を切りつついった「明真にだって医者はいんだよ!」という言葉は、
今の明真にだって本気で患者のことを思う医者はいる、という意味なのかな?
 朝田が野口に言った言葉の皮肉でしょうかね。

 廊下をほてほて歩いてた鬼頭に荒瀬、「患者を見捨てたのか」と声をかけます。
 鬼頭は平然と「自分の意思でいったのよ」と言うのですが。
 どうして設備の整ったここを抜け出して北洋にいったのか、ということを考えない限り
明真が北洋に勝てる日はこないと思うよ。
 で、荒瀬。
「ここで発作起こしてたら助けられた?」
 鬼頭の答えはノー。ムカつくなー。
 また例の、目の前の一人より10年後の1万人とか言う鬼頭に対して荒瀬は、「朝田なら
救うかもしれねーぜ、両方」と言いました。

 オペ時間残り19分。
 松平と小高、熱心にモニター見てます。医者の顔です。
 一方で患者を探してる伊集院とカッパハゲ。アドリブだと思うんですが、「門脇さーん!
門脇さーん!あなたですか?あー違う!明らかに違う!」っていうセリフが面白かった。
 カッパハゲと、セクロボでのロボ役の松山ケンイチさんでコンビ組んでギャグドラマやると
けっこういい線行きそうな気がする。ケンちゃんの役はロボみたいな性格のキャラで。
 なるなら「殿といっしょ」実写やって欲しいな(笑)。5分仕立てのミニドラマで。もしくはギャグ
マンガ日和実写でも可。

 さて、肝心な部分のオペがまだのまま、血管修復については何とかなったのですが。
 ここで小高と片岡のあのシーン。
 血液は届かない、じゃ無理ね、という会話が交わされたものの片岡は、「朝田は最悪の
事態を想定してる」と言いました。

 この後朝田はどうしたかというと。
 人工心肺を回すよう指示。
 血液にいろいろ溶剤をまぜて限界まで希釈し、それを使おうというもの。
 理論上は可能なのですが、人工心肺の管理と希釈管理がものすごく難しく、野村は
出来ないとか言うわけですよ。
 そこで朝田が「俺達はチームだ」と暖かい言葉をかけます。
 んで野村一念発起。
 しかもそこへ小高が駆けつけてきました。
 臆する様子もなくテキパキと野村に指示だし。
 ここでBGMがかかったのでもう成功間違いなしでしょう。

 一方で。
 案の定血液輸送、渋滞に巻き込まれてました…。
 アホかぁぁぁぁぁぁ!
 ちなみに門脇の方も話に夢中過ぎて携帯が鳴っているのに気がついていませんでした。
 ……マックスパンチくらわせるぞ。

 医者がチラホラ見学に集まってきて、あの麻酔医とME、ほんとにうちの医者か?と言葉が
飛び交う中、オペは進んでいきます。
 しかしこれは最高のほめ言葉ですな。北洋が立ち直るきっかけにもなりうるし。
 さてデッドラインの血液残り700mlまであと100ml。
 右の冠動脈もさけてたとかいうので、外山がグラフト処理にあたりまして。
 まあこれまでのトラブルを考えれば大したことじゃない。
 
 門脇さんをあきらめた伊集院は素早く、渋滞に巻き込まれた輸送車から血液を受け取って
北洋に向かいました。こういう、機転の利く判断できる人はいいですねぇ。
 よし伊集院頼むぞ。
 そうしてまあBGMかかってますから、トラブルなく北洋につきまして。
 到着した時にはなんと手術の方が終わっていました。ミラクル朝田。
 もうね、あれですよ。ドラマなのにいつもオペが無事終わったら拍手してしまうのが医龍ですよ。
 院長も感動しまくってます。
 医者ならこの手術が成功したことに感動しない人はいないんでしょうな。
 そんでまあ届いた血液を輸血しまして一件落着。
 
 野口は一報を受けて呆然。
 ざまあ。
 ってかあまりの倒れこみっぷりに死んだかと思った(笑)。

 そんでそこにカッパハゲが戻ってきて必死に謝罪するのですね。僕は血液の確保手伝うマネは
しましたが、間に合わなかったから明真とはこのオペは無関係ということで!とか。
 すると野口。
「よくやったよ、キミ」
 まーた何か思いついたなこいつ。

 美羽ちゃんが目を覚ましました。
 そこへ小高やってきて、チョコをあげます。これ、御返しと。
 借りは返す主義なんだ、とか言ってるけど。
 チョコ1個にしちゃあ随分とでかいものを返したよ、あんたは。
 やっぱり本気になるとすごい人なんですね、小高。

 さてさて。
 これで終わらないのが野口。
 美羽さんのオペはうちから木原(カッパハゲ)がかけつけてオペしたんですよー、だから
認可してねーと言ってます。
 当然恩田ははねのけますが、美羽が愛人の子だとばらすとかその他いろいろ脅して
言いなりにさせてるのですね。
 片岡も若干動揺はあったけどなんか同意してるし。
 えーっと…。
 ここに盗聴器あったら面白いことになるだろうなーとか思うけど、さすがにそこまでする
奴はいないか。チッ。

 ともかく。
 片岡は美羽にあって、いかに恩田が彼女のことを心配していたか、作り話をしてまで
伝えるわけです。
 なんてか、片岡もある意味不器用な人なのかも知れないですね。
 んで美羽ちゃんは、父の秘書にメモを手渡します。

 で。
 えー、藤原が北洋にきました。美羽のカルテわたしにきたみたい。
 まーたイヤミ言ってるけど、ここはきちんとお礼を言った野村の貫録勝ち。
「先生のおかげです。先生のおかげで本当のチームがどんなものか教わることができた」
 そうして明真に帰った藤原を待っていたのは、解雇通知でした。ハイ、サヨナラ。

 一方。
 美羽ちゃんからのメモを受け取った恩田は、秘書に教わりつつ不器用にメールを打つのでした。
メモのメルアドを見ながら。

 さて来週は外山の試練かな。
 まあこいつが使いものになればもう少し助かるでしょうな、確かに。
 あと小高の過去も少々?
 野村がCDプレゼントの告知やってたのはすごいかわいくて良かった。

 医龍はいつも、始まると結末がすごく気になるんだけど、早く時間が過ぎてほしいといつも
ハラハラです。心臓に悪い。
 患者を平気でたらいまわしにする病院があって。
 救急車をタクシー代わりにする患者がいて。
 そういう人たちが医龍を見て、がんばっている医者がいること、必死で生きようとしている
患者がいることをもっともっと知ってほしい。
 いつもそう思うドラマです。



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