多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→医龍2


医龍2

第6話(07/11/15)

 さてこのドラマも折り返し地点。
 あと数話使ってチーム作り上げて、最後に北洋の運営をかけて大きな話になる、と
いった流れでしょうか。
 
 前回、歩いてきた朝田の前に立ちふさがったのは外山でした。刺しそうな勢いだったので
ドキドキしましたが、単に「俺の方がすごいもんね!」と言いたかっただけみたいです。
 でも朝田にあっさり「お前には医者として決定的に足りないものがある」とか言われて
よけいに腹立たしくなっただけのようだ。

 エレベーターの中で松平が乗ってきて、そんな外山を揶揄するわけですな。自信だけは
すごいなお前と。おまえさん、それは思ってても口にしちゃならねーよ(笑)。
 とはいえ松平も、スーパードクターと言われていたこともあったと。
 そこになんちゅーの、過去手痛いミスをやらかした自分をあざ笑うかのようなものが
あったのですが、外山はバカにすることに必死ですから気がついていません。

 一方で。
 伊集院君はお食事中。野村と話しています。
 …っておかしい!普通に会話してるけど野村の食事風景おかしい!なんかディナーっぽく
なってんですけど!
 と思ったらやっぱ伊集院突っ込んだ。伊集院ってさぁ、銀魂における新八のポジション
だよね。メガネだし髪型同じだし目立たないしいいんじゃないですか。(失礼だぞ)
 そんで、野村が気がついた変なにおいのもとは、伊集院が持っていた豚の心臓。
 若い外科医の登竜門である、腕を競うコンテストに出席すべく練習するのだとか。えらいねぇ。

 そんな中、中村さんという人が朝田の評判を聞いてわざわざ北洋へ手術を受けにきた、と
藤吉は言います。
 少しずつ口コミで評判が広まっているらしいですね。
 つか忘れていたけど、野口がどれだけ優秀な医師を集めようと、やっぱり患者にとっては
「居心地の良い」病院を選びたいよなぁ。金にならない、難しい病気はみないとか言われたら、
最初から選択肢に入らないだろうし。
 野口の弱点はそこだな。患者をナメすぎているということ。
 ま、ともかく。
 朝10時からその中村さんのオペが始まるのですが。
 少し前に、救急患者受けいれの電話が来ます。
 朝田に見てほしいと依頼しているのですが居合わせた外山、勝手に自分が引き受けて
しまうんですな。
 中村さんと同じ症状の患者を、朝田より早くオペ終了してやるといって。
 あのー北洋のいんちょさん。
 葬儀屋と坊主に連絡したほうがいいと思います。

 そんなわけで。
 朝田が3時間かかった手術を外山は2時間半でやりとげ、もう鼻が天井つき抜けて明真に
届きそうなくらい得意満面です。
 看護師の見る眼も変わってウキウキ。
 あのねー、手術ってのはねー、早ければいいわけじゃないのよー。時間を急ぐあまり
縫合を雑にやったりとか、他の変異部位を見落としたらまったく意味ないのねん。そして
キミは恐らくそういう注意ができていない、外山。
 しかも得意になるだけならまだしも伊集院に、「明日お前コンテスト出るんだってー?予選にも
残らないだろうな、ケケケ」と言いやがるんですよ。
 まったくもう…その鼻、膝折りしたろか。洗濯物干したろか。

 一方。
 院長はこの病院の修繕費用25万をあの片岡オーナーに申し出ていますが、却下されて
います。はぁぁぁぁぁ!?
 お前な、そこで1台10億のCTを4台も買ってるヒマあったら25万くらい出せやババア。
 40億出せるなら25万くらいなんとでもなるやろが。腹立つなぁもう。

 でもって明真では、生体肝移植を鬼頭が成功させてて、ますます野口の野望も進む
という感じ。あれだ、もう信長の野望みたいにゲーム出したらいいんじゃないの。世界の
医者集めまくって手術して、明真をドンドン大きくしていくゲーム。途中、「明真では治せない
患者」とか「脱税疑惑」とか「政治家の接待」というイベントが発生しますっての。
 
 荒瀬とミキは自分達が頑張れば頑張るほど明真の名声が上がる現状にカリカリして
います。ってかミキさん、この数話あたり、あなた廊下に立っている姿しか拝見して
いないのですが。
 北洋も少しずつ患者はきているが、このままだと半年もたずつぶれる運命だと。
 …まあその前にドラマが終わるけどな。
 小高のことに関しても荒瀬は、せめてあいつがチームに入れば…と言っています。
 まだまだ何かあるんでしょうな。

 えーと。
 伊集院が外で手術の練習をしていますが、そこへカッパハゲがやってまいりました。
 顔近っ!近いよ!
 しっかしこの人が出てくると本当になごむなぁ。医龍って全体に張りつめてますしね。
 カッパハゲが明真の情報をこまめにもたらしてくれるから助かりますねー。何気に
野口に近いとこにいたりするし。
 んで、今明真では移植倫理委員会というものを立ち上げ、まあ簡単に言うと手術を
やりやすくするのと、法的対応もきちんとしますよーとアピールして認可を取りやすくする
方法できてるわけだ。むぅ、生意気な!

 夜になって台風が接近とのこと。
 ここで、えーっと伊集院が入ってきて、そこに藤吉と朝田がいたのかな、伊集院に「早く
帰れよ。明日早いんだろ」って言うのですが。そのあとなぜか数秒全員無言のシーンが。
これは何だったんだろう。
 
 外山は自分がオペしたおばあちゃんのとこにいってます。
 台風が嫌いという話をしに。
 子供のころ台風が来ていても塾に連れて行かれたからだそうで。
 そういう時は「おおっと台風にやられたぁ!」とかいって親をどついて逃げるんだよ。
 ともかく、相手がおばあちゃんなのか、顔のけんがとれて気さくに話をしているように
見えます。
 おそらく本来はこれが彼の素顔で、いつもはいろいろあってつんけんしてるんじゃない
のかなぁと思いますね。
 家族が優秀な医者だというから、なんでお前はダメなんだって言われたり、100点とっても
当たり前でほめてもらえないみたいな、子どもが成長したらまず間違いなく家出される
パターンのような気がしますな。
 ともかく、おばあちゃんは彼に、「人間なんて一人じゃ何もできない。周りに生かされてる
んだよ」と声をかけます。
 確かに、若いころってのはそういうのがわからず、ひとりで生きてるような気になって
いろいろ生意気をするもんですな。
 そんで外山、ふと気が向いて親に電話します。
 自慢しようと思ったけど父親はけんもほろろ。よし外山、この親は殴ってもいい。私が
許す。

 で。
 このままあらしの夜何事もなく過ぎればドラマの視聴率が下がってしまいますので、
看護師がバタバタとやってきて外山に、あのおばあちゃんが心停止になったと知らせます。
 しかもタイミングよくバッツンと停電。さぁー困った。全日本バレーの結果が見られないぞ。
(そういう問題ではない)
 まあ病院ってのは大抵自家発電ありますからね。そして最近の停電というのは電力会社の
努力の成果もあり、よっぽどひどいことにならなければすぐ回復しますので、大丈夫だとは
思うのですが、こういう時に限ってなかなか回復しなかったりするもんだ。

 アワアワし出した外山。
 朝田を呼びに行くという看護師に「朝田なんか必要ねぇ!」とかいってICUで緊急オペ
ですよ。
 しかもその朝田はといえば、扉に挟まれかけた子を助けてケガしちょりました。
 心停止の理由は、前の手術の時時間を焦るあまり外山が、無理やり弁をはがしたことに
よってそこから出血したのでありました。これは痛恨のミス。
 しかも自分でミスって言っといて激しく動揺。
 こういう時よく、ショックから立ち直らせるために殴ったりするものですが、なんか外山を
殴るとそのまま戻ってこなくなりそうなので、別の方法でなんとかしないとダメですね。

 一方で嵐の中帰宅する小高に、荒瀬が声をかけていました。
 本気になった朝田についていけるのは俺とお前だけ、という、伊集院とかミキが聞いたら
結構怒りそうなこと言ってます。
 そして、まだあのことにこだわってんのか、と言うのですが小高、それには答えずいって
しまった。おいおいおい、何週も引きずるなよコラ。お前らは「正解はこのあとすぐ!」とか
いっといてCM入れてやっと戻って来たと思ったら、提供は●×でしたとかいってまたCMに
いっちゃうバラエティ番組ですかっての。

 さぁーて病院もパニックだが外山も負けないくらいパニックだー。
 自家発電がなんとかなってんですがそれも30分しか持たない。
 ここで野村がテキパキ指示を出してバッテリーに変えられる機器は変えたり、モニター
切ってて大丈夫なのは変えたりと大活躍。えらいぞ野村。
 ここで朝田きましたが、手にケガしてるので手伝えません。
 外山だーいパニック。
 そんな彼に朝田はいいます。
「この人はお前の患者だ。お前を信じて命を託した患者だ。お前には責任がある。最後まで
そこから逃げるな」と。
 いろいろ言いましたが簡単に言うと「早くやれ」ということだと思います。

 また停電になり真っ暗になってしまったのですが、そこを照らす院長の頭…ではなくて
院長が懐中電灯で照らしてくれているようだ。
 みんなが手伝ってくれているわけですね。
 外山はおばあちゃんが言っていた言葉を思い出します。
 人間なんて一人じゃ何にも出来ない。周りに生かしてもらっている。
 というわけで音楽が鳴りましたのでもう大丈夫だと思います。

 ただこれだけでは終わらず外山は冷静に、おばあちゃんが、毎朝胸が痛いと言って
いたことから、右冠動脈にも狭窄があることを見つけ、ただちにこちらの手術に入ります。
 暗闇でのバイパス手術ですが、患者の体力を考えると今しなければ大変なことになる
ということ、みんながいてくれることから手術続行。
 藤吉もやってきて手動バッテリーを動かすのを手伝ってくれたので、野村の仕事がやり
やすくなりましたよん。
 院長と朝田と、もうこんだけいればこの患者三途の川から強制送還でしょう。おおっと
脱衣婆が悔しそうな眼でこちらを見ているー!
 で、オペ終わり。終わると同時に明かりがつきました。電力会社ー!もっと早く復旧せい。

 そういうわけで嵐のような夜があけました。
 外山はきちんとおばあちゃんとその家族に、自分の手術ミスがあったことを詫びました。
すがすがしいくらいのわびっぷりです。
 んで屋上にいた朝田に、自分をチームに入れろと言いました。
 無論朝田も異議はなし。
 医者として大事なこと。術野だけでなく患者を診るということがわかったわけですから。
 惜しいな、すごいよ!マサルさんだったらここで笑顔で「断る!」というおいしいシーンなのに。
(医龍はギャグドラマではありません)

 あと外山は伊集院にも声をかけていました。
 手術のためにコンテストには間に合わなかったけれども、その変わり自分が教えてやる、と。
「2年前、優勝した。…ぶっちぎりで」
 これは伊集院じゃなくてもビックリするとこですな。
 で、その勢いで片岡にも「お前の思い通りにはいかせねーよ」と。
 あの、外山さん…そろそろそのあたりでやめておかれた方が良いかと思うのですが。
 こいつ有頂天になるとどこまで行くんだ。

 んでまた松平にあって、からかわれてイライラしてんですが。
 そこに「あっスーパードクターだ!」と現れ、松平に抱きついたのは多分小学生くらいの
女の子。
 …残念だよ松平くん。キミにそんな趣味があったとは…(違う)。
 朝田もやってきました。
 このシーンだけ見たらこの女の子をめぐる四角関係に見えるな。(見えません)
 次回は松平の話ですかー。彼にはどんな過去があったのでしょうね。
 にしても、先に入ると思った小高がなかなか入らないのはビックリ。最後に仲間になる
パターンですかね。
 面白い展開になってきました。
 そろそろ野口にガン発覚とかならんかな。



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