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医龍2

第7話(07/11/22)

 イヤー今回はもういろんな意味で皆かっこいい!と思った回でした。転げまわるくらい
かっこよかったんですよ!マジで!

 さて前回幼女を巻き込んだ泥沼の四角関係に陥ろうとしていた北洋医局ですが(やめぃ)、
この女の子かなちゃんは、松平先生の過去の患者であることがわかります。
 母親も松平を見て「すごい奇跡」と喜びます。
 とどのつまり、まーた明真がリスクを北洋に押しつけてきたわけですな。ところがこの
親子にとってそれは悪いことではなかった。なぜなら北洋には、かなちゃんを過去治して
みせたスーパードクター松平先生がいたのだから。
 あのね、今はね、松平ね、スーパァドクターになっちゃったのね。わかる?アホちゃいまんねん
パーでんねん、の方のパーね。

 ネット検索すると、松平の過去の記事が出てきて消化器外科のエースであったことが
わかるんですね。てーかもっと早くから調べておけよ。
 外山はバカにしてますけど、まあ何かあってこんな風になっちゃったんだよ。
 で、この母の方の紀枝さんは、明真で放射線治療されていただけでろくなことをして
もらっておらず、もう手術しないとやばい状態の食道がんになっていたのでした。
 しかも松平のオペの時にかなちゃんに生体肝移植で肝臓をあげており、通常よりも小さい。
だから肝臓がもつかどうかというのもあってかなりリスクが高いんですな。
 分野が違うから今回朝田がオペというわけにもいかないし、松平の絶対的な腕がいる
わけです。
 てーか院長、松平相手にゆさぶるなぁー(笑)。意識してないにしても言われる方は
プレッシャーですよ(笑)。
 ところが松平は自信がないもんだから、放射線治療で様子を見ようとかいっちゃうの。

 一方荒瀬。
 紀枝さんのとこにきたらもう退院させられていることに呆然。何か渡したいものがあった
みたいなんですね。
 野口は相変わらず、北洋にエントラッセンしてるし。
 お前が人生エントラッセンせい。

 で。
 野村がきちんと積み上げた本の山の一番下を外山が無造作にとって崩してんですが。
この二人結構いいコンビになれそうだな。
 ともかく、みんななんだかんだいいつつ松平を心配してんですね。
 手がブルブル震える松平を見つめる朝田。
 今思ったんだけど、その回で立ち直る医者というかキーパーソンを物陰から朝田ジッと
見つめてるシーン多いけど、これ、はたから見たら結構怖いよね。

 さて野口の方ですが…。
 心臓移植実施施設認可が降りそうということで、片岡は自分の会社からの融資計画を
持ってきます。
 ところが野口は、週刊誌を突き付けてくるんですね。そこには、信頼できる病院リストの
24位に北洋がのっておりました。明真はどこか見損ねた。
 しぶといねー朝田も、という野口の言葉に振り向く片岡。
 ここから少しずつ二人の思惑がすれ違ってきたように思います。
 てか野口は、あとはもう融資の問題だけだから、そろそろ片岡の存在がいらなくなって
きそうですね。
 片岡、前の恩田議員と会って手を打った方がいいような気がしますが。認可を取り消させる、
というね。

 さてさて。
 小高はどこかへ電話。ルンルンと上機嫌で「奇跡が起きるかも」って言ってます。
 あーあれか、チャーラチャーララッチャッチャーというやつ。それ女子十二学坊の「奇跡」
だから。懐かしいなぁおい。
 
 一方また酒を飲もうとする松平、かなちゃんが声をかけてきたのを見てあわててしまいます。
この子の前ではまだスーパードクターでいたいんか。まあ気持ちはわかるけど。
 絵をもらったんですよ。かわいいなーかなちゃん。つか絵がうめーなー。
 あと、松平が持ってるような酒びん、映画とかドラマではよく見るけど、現実において持ってる
人はあんまし見たことないなぁ。

 紀枝さんとの話から、過去3度手術してもかなちゃんがよくならず、そこに松平が現れて
オペをし、治したことで、スーパードクターと尊敬されている理由がわかります。
 その時に紀枝さんはかなをこんな風に産んだ自分のせいだ、と責めていて、それが救われた
ってことなんですな。
 まあ、子どもが問題抱えて生まれてきたら母親って大体自分のせいだって思うみたいですね。
心ない父親なんか簡単に「お前のせいだ」とか言っちゃったりするし。半分はてめーのせいだよ。
 ともあれ、頭を下げられて困った松平は、しばらくは投薬と放射線で様子を見るとか言ってるし。
 そして、「医者に過剰な期待をしないでください。医者は神様じゃない」と言って逃げるように立ち去り
ました。
 医者は治したいという気持ちによって神様にもなれるものでしょうが。限界はあるけども。

 さて、ドラマが始ってから白衣なびかせながら廊下歩いてるシーンしかない鬼頭センセです。
 おっと今週はインタビュー受けてた。たまには違うことしてんだぁ…。
 なんか明真の構想がどうとか言ってますね。
 この構想が実現すれば人は神の領域に近づくとか言ってますよ。
 医者は患者にとって神様にはなれるかも知れないけど、神の領域に近づけば必ず罰は
下る。
 そういうものですよ、鬼頭センセ。
 クローンが短命であるようにね。

 さてオペが必要だといろいろ言われていますが、松平はやっぱりしてない。
 朝田に「かわりにオペしてくれんのか」とかいう始末。
 からかった外山を殴りましたが、お前がそれ殴れる立場なのか。
 ここでいんちょとうじょー。
 3年前の話をします。
 松平は3年前、オペのミスでせいなんとかいう大学病院を追い出されたことになって
いますが、実はそうではなかった。
 本当は論文の改ざんでした。
 あー…ウソの論文でっちあげるのと同じくらい大変なことですね。その人だけでなく、
関係してる教授、大学まで一気に信用失うし、次にまた論文出しても信用してもらえなく
なったりしますからねぇ。本当に大問題だ。失礼な言い方すればまだオペミスの方がマシ。

 昔は松平も非常に勤勉ですばらしい医師でした。
 教授にも認められて、いずれは助教授になんて話も。
 40代でなれたらすごいと言われる助教授ですから、多分30代かな、若き頃の松平で
あれば舞い上がりもするでしょう。
 で。チヤホヤされて舞い上がって松平は、注目を集めるような手術しかしなくなっていった。
そんな中成果を出すことに焦り、論文の数値を改ざんしてしまった。
 オペ数を水増ししたり、改善した例を水増ししたり。
 それが発覚して、医局に飼殺しとなったと。
 敗戦処理っていうのが最初何言ってるかわからなくて、排水処理に聞こえて、「あー消化器
系だから簡単なオペしかやらせてもらえないのかなー」と思っていたら、つまり、助かる見込みの
ない、術中死してもおかしくないような人のオペばかり回されて、精神的にきつくなった、という
ことがわかりました。
 医者なら患者を見送ることがあるといっても、見おくるばっかりで治って行く患者を見られないのは
確かにきついですね。
 それなら酒に逃げてしまうのもわかります。

 ってか、松平がフラーっとやってきて、こんな風になっちゃったみたいなことでかい声で
叫ぶんだけどうるさいよ。病院だよ。てーかキミは舞台役者かねコラ。
 朝田は言いました。
「あの患者はまだ戦おうとしている。
 希望を持ってお前を待ってる」
と。
 もうね、医龍でね、朝田名言集とか作った方がいいと思う。あと伊集院とかカッパハゲの
迷言集とかも。
 
 と、カッパハゲと伊集院また寒い中アイス食べてるー!
 でもカッパハゲはこまめに明真の情報持ってきてくれるので良し。
 そこに小高が来て舞い上がるカッパハゲ。
「これからデートなんだー」と小高が言うので伊集院はカッパハゲに「おめでとうございます」と
いうのですが。
 「ともきとね」と言って去っていく小高。
「ともきー?ボクたけひこー」というカッパハゲが哀れでした。
 いやーもう大爆笑。最高だなホント。

 松平のところにかなちゃんが来て話をするんですけど、かなちゃんはかなちゃんで、今回の
母親の病気は自分のせいではないか、と悩んでいるのですね。
 しかも「先生でも手術できないくらい悪くなったの?」
 うっわ、これは松平にしてみれば、泳いでいる時にたまちゃんに体当たりされたくらい
ショックではないですか?(例えがよくわからん)
 さらに松平が何か言おうとした時看護師がやってきます。
 紀枝さんが吐血したと。
 あーあ。
 せきするたびに吹き上げて大変なことになってます。
 大丈夫かな。
 
 えーと大量出血でショック状態になりかけていて、どうもガンが大動脈を破ったらしい。早く
リペアしないと死ぬ可能性もあると。
 リペアなら朝田ができるのでやってきました。
 ただここでガンもとってしまわないと危険な状態だと。
 って藤吉が言うんですけど、振り向いたら松平いねぇ!おまえ、藤吉先生を一人で語らせるな!
 恥ずかしいんだぞ!

 朝田は、「あいつは必ず戻ってくる」と言います。「あいつの患者だ。あいつが医者である限り
戻ってくる」と。てーかよく考えたら朝田ってドラマのなかで外山とか野村とか松平の名前ちゃんと
呼んでないよね。案外ひどいやつだ。

 レストランで誰かを待っている小高。プレゼントを手にしているところから待ち合わせでしょうか?

 さて。
 リペアするにも、なんかよくわからんのだけど、場所が食道だから肺を少し小さくして視野を確保
しないといけないんだけど、それは麻酔医の担当なんですがものすごい高度なテクニックで、できる
チームがこの病院にはいないと。小高も帰ってしまっていない。
 今回ばかりは大ピンチ…っと、現れたのは荒瀬なんですよ!なんかもうメッチャかっこいい!
 しかも誰も「どうしてここに」なんて聞かずに、荒瀬に「お立ちだーい!」と言われてサッと用意して、
すぐに取り掛かってるし最高。
 荒瀬は「俺の患者なんだ。娘に、借りがあるんだ」と言います。カッチョエー。もうね、鳥肌立ちましたよ。
なんてかっこいいんだ荒瀬。やっぱサダヲさん最高じゃのう。
 失礼ながら1の時には「イメージに合わないのでは」と思ったけど、彼なりの荒瀬を確立して
しまいましたね。さすがは名脇役(つーたら失礼ですが)。主役を食うくらいの演技派だわ。

 で。
 なんかゴチャゴチャ言うてる外山との会話がいいんですよ。
「仕事に集中しろ、若造」
「出来るのか、てめぇ。普通のチューブで」
「誰に言っている、61キロ!」
 あーもうかっちょえええええええええ。ちょっとマジ医龍の2の方のDVD買おうかな。1ももう忘れた
んで買ってもいいんですけど。今回は見せ場が最高にかっこいいです。
 ああ、霧島は今いずこ…。まだ車の中にいんのかな。(車中暮らしみたいなこと言わないように)

 松平はフラフラーっと医局に戻ってきましたよ。
 モニターとか写ってるのあわてて消してんの。
 くっそ、私がここにいたら物陰からこっそりつけて脅かしてやるのに。
 
 藤吉、手術を見ながら「松平はまだか」と言っております。
 サンバ踊ってた人ならすぐ呼べるかも知れませんが。(松平違い)
 つーか藤吉先生、完全に解説役しかしてないじゃん。たまにはオペに入れてよー。
 その松平はというと、医局で酒飲もうとしていました。
 なんかあふれてますよ、センセ。もったいないよ。それV.S.O.Pですか?(いいえ撮影用の麦茶です)
 藤吉、しびれを切らして探しにいきました。

 小高、ずーっと待ってます。もう閉店近いのか客は一人だけ。
 奇跡はやっぱりなかったかと言ってます。
 誰か…昏睡状態にある人でも待ってるんでしょうか?

 藤吉が医局にきた時。
 誰もいませんでした。
 松平の机には、かなちゃんのイラストとギリギリまでつがれたコップ。これ片付ける時
どうすんだってか、派手にあふれたはずの酒はどこに…。

 一方オペ。
 もうリペア作業が終わってしまいます。
 そこへ足音が!
 なんと!
 片岡ー!…だったらぶっとばすぞと思ったのですが、やはりここは松平が来ました。
 よっ女泣かせ!(うん、それほめ言葉じゃないから)
 駆け寄るかなちゃんに、手の中のタマちゃんぬいぐるみをしっかりと握りしめて、
「戦うから、先生も。お母さんと一緒に」と言いました。
 こいつが本気になればもう大丈夫ですなぁ。

 「ここからは俺の仕事だ」と松平入ってきましたよ。しかも朝田との交代もすんなり。
荒瀬も「付き合うぜ、大将」と声掛けてます。かっこええのう。
 手も震えません。さすがスーパードクター。
 それなりの腕を持つドクターが交互にリペアとガン切除のオペということで、朝田と
松平がやってんですが、息が合ってないと難しいらしいです。
 で、藤吉先生が熱心に解説してるけど、誰に解説してんだ。

 かなちゃんは寝てしまって、院長が毛布かけてあげてました。やさしいなぁ。
 で、ガンの切除とかは終わったんだけど、松平落ち着いて肝臓も調べます。そこにも
新たなガンが見つかっていて、伊集院とか外山が、転移だったらやばいとか言うのですね。
 ただ松平は落ち着いて、これは転移じゃなくて新たなガンだと判断。ただちに摘出に
移ります。一歩間違えば肝不全になる可能性もある難しい手術。
 松平は手を動かしながら荒瀬に「なぁ金髪。奇跡ってあると思うか」と問いかけます。
っていうか帽子かぶって髪の毛見えてないのに荒瀬がよく金髪だってわかったな。
 で、荒瀬は「ああ、あるよ」と言います。
 誰かー!HEROのあのマスター呼んできて!

 そして素晴らしいオペは終了しました。思わず拍手が起こります。
 院長はそれを眺めながらプルプルしていました。
 トイレなら我慢しない方がいいですよ?

 そんでかなちゃんが笑顔でやってきました。荒瀬に「金髪せんせー」とかいって、駆け寄ると
荒瀬は、新しいタマちゃんだかのマスコットをあげるんですね。
 明真にいた時、荒瀬に子供が生まれるということを聞いて、かなちゃんから同じようなマスコットを
もらっていたらしい。それでお返しに新しいのを用意して、松平のぬいぐるみとあわせて
飾ってあげたと。
 ちなみに赤ちゃん自体は昨日生まれたと。よかったねえ荒瀬。

 屋上で松平と朝田が話していました。
 やはり松平の判断は正しく、転移ではなく別のがんが発生しただけで、今後心配はない
みたいですね。
 さすがエースだ、と褒める朝田に、「俺は並の医者だ」と松平は言います。
 これまで自分が平凡だと認めるのが怖かった。だからこんなにあれていたんですね。
 ただ、才能を認めるのは勇気がいるけども、認めてしまえば恐れることはないんですよ。
 つーかミシュランの星と同じで、誰が平凡だと言おうと、ひとりの患者にとって特別な
スーパードクターであればいいんだよ、松平先生。

 松平は言いました。
「平凡な俺でもできることがある。仲間がいれば。何かあったら呼べー。今度は俺が駆けつける」
 そしてアルコール瓶を捨てて去っていきます。
 かっちょぇぇぇぇぇぇ!いやもうマジかっこいい!
 というわけでラーメン1つお願いします。(その呼べじゃないから)

 で。
 片岡と野口の陰険コンビ。
 また助かったと野口文句言ってます。助けたかったならお前が明真でオペさせとけ。たわけ。
 で、片岡は融資の話を言うのですが野口は書類見てないどころか、融資を申し出るところが
増えているので、もうキミとのとこはいいよーん、みたいなことを暗に言うのですね。
 最も良いパートナーと組む、それがウィンウィンだったよね、片岡ちゃんとか言ってるけど。
 あのさ、ダブルクォーテーションの話、一度覚えたからって何度も使うのやめなさいって。
 オヤジが新しいダジャレ覚えたから朝から晩まで言ってるのと同じレベルだなこいつ。
 つーかここで片岡が北洋についたらつぶれるぞ明真。
 
 荒瀬は荒瀬で鬼頭にとがめられてるけど。彼にしてみれば、クビになるのも望むところ
でしょう。
 北洋が拾ってくれるだろうから。

 で。院長が野口のところにきました。
 まだプルブルしてるけど大丈夫か?
 とか思ったら決意を告げに来たんだった。
 明真は俺がつぶす、と。
 院長かっこいいー!でもそゆのはもっとあとになってから言った方がいいような気がする。
野口なら平気でつぶす工作してきそうだしねぇ。
 
 さて来週の予告はすんごい意味深なシーンが多くて良かった。
 写ってた退職願は誰のだろう。ミキか荒瀬かな。
 あと、実写版テニスの王子様のリョーマ役やってた人があの「ともきクン」という人の役らしいです。
いかん役者さんの名前わからん。車いすになってました。
 院長は片岡さんに「私と組みませんか」と持ちかけていた。楽しみだー。
 ラストに向けて盛り上がっていく展開ですね。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→医龍2