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医龍2

第8話(07/11/29)

 気がつけば医龍ももう残り3話ですか。せっかく最強のチームが誕生してバッタバッタと
患者を治してくれるかと思ったのに(それ患者を治す効果音じゃないよね)。
 チーム最初の患者があの人になりそうですよ…。
 ともかく。
 今回は小高さんメインの話です。

 前回の続きで、野口のところに院長がやってきて明真をつぶす宣言。っていうか別に
つぶさなくても北洋が続いているだけで野口には屈辱でしょう。
 ともあれ。
 コートを羽織る院長。え?それ室井さんのパクリだよね。スローモーションなとことか。

 さてさて。
 屋上でチョコを食べている小高。
 いやーほんと撮影大変だと思いますね。どれだけこの撮影でカロリーを摂取した
ことやら…。
 さてその一方で、車から降り立った人物が一人。
 野村宏伸だぁー。教師ビンビン物語をやっていた頃とは思いもつかないシリアスな
役だなおい。つかこの人今三枚目役やらないかもなぁー。
 ともかく、後ろに乗っているのは、実写テニスの王子様でリョーマ役をやった…本郷さん
でしたっけ。
 うおお、こういう役多いな。ともかく、本郷さん演じる智樹君です。
 野村さんの胸に光るのは弁護士バッジか。弁護士の役かー。

 一方。カッパハゲ。
 小高がこのあいだ会う約束をしていてすっぽかされたのは不倫相手で、こなくてふられたん
だとか言ってる。失礼なやつだな。
 それをどうでもいいと受け流す伊集院もすごいです。
 つか伊集院は伊集院で、自分の力量のなさに落ち込んでいてそれどころではないの
でした。
 いやさ、あのね、外山を見ていて自分の力量がわかるだけでも相当なものだと思いますよ。
原作でもエピソードあったけど、目が肥えてきてるんですよ。それは決して無駄な悩みでは
ないと思うし、必要な期間だと思う。ここでくじけずに少しずつでも手術の経験重ねていけば
伊集院もきっと朝田とか外山みたいな医師になりますよ。
 知ってますか。イモムシが蝶へと孵化するさなぎの中では、まったく違う蝶の体を作る
ため、一部の呼吸器官などを残して体はドロドロにとけ、再編成がおこなわれるんですよ。
 伊集院の今の状態はまさにそれだと思う。初心に戻って自分を見つめなおすことで次の
段階へいけるんじゃないかな。

 …で。
 小高のことばらしたの誰だー。院内でもなんかフラれたらしいとか噂になってんですが。
 小高はある決意を胸に院長を尋ねますが、院長は留守でした。今明真で熱弁をふるっておられ
ますよ。

 朝田と藤吉のところにきたのはあの野村さんで、黒田と名乗りました。あとやっぱ弁護士でした。
ってかさ、先に「おもに医療裁判を手掛けています」ってそれはアレか、朝田らに対する牽制
でしょうか?
 普通こんなこと言われると医者はイヤがって切りませんよ。何かしら因縁つけて訴え
られるのではないかと思いますから。
 ともかく、黒田は息子智樹が4歳の時に喘息の発作を起こし、手術の麻酔医が未熟であった
ために低酸素脳症に陥ってしまい、そのため脳に障害が残って片足がマヒした状態である、
とつげます。それがきっかけで医療裁判手がけるようになったらしい。
 先ほど、医者がいやがるといいましたが、その一方で現実では医療裁判を嫌がる弁護士も
多く、こういった弁護士がいるのはミスをされた患者にとってはとても心強いと思います。
 で、黒田がこうして夫婦そろってきたのは、オペを依頼するにあたってスタッフを把握しておきた
かったからだそうです。
 朝田はその麻酔医の名を尋ねました。

 今回からはビシバシ真面目に仕事をしている松平は、小高が退職願を手にしているのを見て
驚きます。
 小高は「男にフラれた。もともと会っちゃいけない関係だったの。田舎に帰ってスナックででも
働こうかなー」と明るく言って出ていきますが…。

 そんで、智樹君がミスされたという麻酔医の名前ですが、引っ張った割にはまったく違う
男性の名前でした。
 朝田、ホッと一安心。小高かと思ったんでしょうな。
 ところが、黒田夫妻と病院内ですれ違った小高を見たとたん、黒田の顔が豹変。
 こぇぇぇぇぇぇぇ!
 いうなれば、朝起きて目の前に貞子の顔があったらこんな表情するだろうなってくらい
黒田の顔が怖い。

 しかも場所もわきまえずいきなり小高を「お前」呼ばわりですよ。いいのか。
 ってか弁護士って名誉棄損名誉棄損ってうるさいけど、結構自分からは失礼なこと
平気で言うよね。
 大声で「この女が智樹の人生をメチャクチャにした」とか言ってるし。
 何があったんでしょーねー。

 さて野口。
 大学時代だか昔の写真をシュレッダーにかけてます。ってか長髪のやつ誰よ。
 野口、「(施設認可が降りたら)ますます恨みかっちゃうかもなー」とか言ってる場合では
ないと思うけど。
 なんか教授会から、サイトビジットといって平たく言えば認可のための審査があるわけ
なんですが、そっちに気がいってもう鬼頭の話を聞いていません。
 鬼頭は鬼頭で、きちんとオペの日程など立てたいみたいですけどね。ほーまだ医者と
してのプライドがありましたか。へー。
 ともあれ「私の人生にとって大切な一日」とかうかれてる。
 野口にとって最悪な一日になりますように。ナムナム。

 で。
 まだいた黒田弁護士ですが、朝田に、小高がオペに入るなら別の病院に行くとかいって
ます。…行けば?
 小高と智樹どういう関係かと思ったら親子らしい。これはビックリした。いや、まったくといって
いいほど考えてなかったんで。そういやその可能性あったわな。

 小高と黒田は学生時代に結婚したそうです。あんた…人にはあれこれ言うくせにあんた自身も
大概だよ黒田。
 で、子どもができたのですが、仕事が忙しくなってなかなか育児に専念できなくなったと。
 ただ、ベビーシッターはちゃんと雇っていたわけだし、いいんじゃないですか。
 なんかさ、黒田って典型的な「育児は女がして当たり前」夫のタイプで私は好きではないです。
 自分は仕事仕事で育児もろくにしないクセに、奥さんには「お前が仕事やめて育てれば
いい」とか「俺は仕事で疲れて帰ってきてるのに子供みろというのか」とか平気でいっちゃう
タイプね。
 今の時期そういうのって厳しいですからね、収入的に。それに、自分は働いて奥さんには
働くなっていうのもどうかと思うし。
 夫婦共稼ぎで家事も育児もバランス良く、が今の時代必要だと思いますよ。昔みたいに、
共稼ぎでも奥さんが帰宅してから家事やって育児もやって、その間旦那は座ってテレビ見て
ご飯待ってるなんてのはもうナンセンス。

 話が大きくそれましたが、その日は智樹の誕生日でした。
 7時には帰るとベビーシッターに連絡した小高でしたが、突然の手術が入り帰宅が伸びたと。
で、黒田が帰宅してみれば智樹が発作を起こしていたと。
 …ベビーシッターって契約終われば子供放棄して帰りますか?遅くなったら待ってるか連絡
いれると思うんだけども。変なの。
 ともあれ、救急車で運ばれた病院でそのミスは起きたと。
 ってーか母親が医者ならそこに運ばれないの?まあ遠かったのか救急指定がなかったのか
知りませんが。

 そんで自分が遅く帰ったのは棚にあげて黒田は小高を責めて親権もとって離婚したと。
 いややわーこいつ絶対智樹に、事あるごとに「お母さんはお前を捨てた」とか「裏切った」とか
吹き込んで育ててそう。こんなことすると子供の心は黒くなりますからねぇ。
 それ以後小高には一切会わせてないそうです。
 ここまで見て、私は黒田の方がずいぶん勝手な奴だなと思いましたけどね。
 確かに小高もいけなかったけど、一方的に非があるものですか、と。
 そんで今の奥さんは、智樹のリハビリの先生だそうですよ。
 ともあれ黒田は小高を絶対許さないそうです。
 どこまでも子供の気持ち置き去りなやつだな。
 
 ただ私は、こういったことがあるから小高の天才的な腕があるのでは、とも思うんですけどね。
彼女手術には入らないと言っていますが、本当にこれまでほとんど入っていなければ、いきなりの
手術でテキパキ指示なんてできない。
 多分入らないにしても、こっそりテキストを読んだりカルテを見たり、薬を調べたりして、実際に
経験を重ねている麻酔医と変わらないくらいの知識と腕を作り上げてきたのではないかと思ったり
してますけども。

 一方片岡。
 野口の部屋で暮らしてんのかってくらいそこのシーンしか出てこなかったので忘れかけられて
いましたが、彼女は外資系の会社の一社員でしたね。というわけで上司から北洋のことはどう
なっているのか、と言われます。そろそろ結果を出さないといけませんね。
 そこへ現れたのは院長。
 北洋はつぶれませんよ、と、もしかしたら「今夜のご飯は何にしようかな」って考えていたかも
しれない片岡にいきなり声をかけています。っていうかよく入れたな社内に。
 で、無視して行こうとする片岡に、「明真が完成したとしても北洋は関係ないし、外されるのは
あなたですよ」とさらに言います。
 さすがに足を止める片岡。そうです、融資をすることが最大の目的だったはずなのに、野口は
別のところと契約しようとしてるわけですから。
 院長の方が野口のことを知ってるわけですから確かに、片岡が太刀打ちできる相手ではない
ですわな。
 そんな片岡に院長は言います。
 犠牲になるのは患者だと。
 明らかに片岡の表情が変わりました。

 手術にあたり智樹が車いすで連れてこられたのですが。
 小高、ガン見。すんごいガン見。
 でも目をそらされてショック。

 一方伊集院。食堂でご飯食べつつ落ち込んでる。ってかまた野村とこのパターンかー!
 いい加減二人とも、向き合って食べたらどうなんよ…。
 
 小高の前に黒田が現れて、「あの夜智樹はずっと待ってたんだ」と小高を責めます。
 でもってリハビリも小高への恨みで頑張って来たようなものとか言います。
 うぜーわーこいつ。
 あと数年で歩けるようにはなるみたいですね、智樹君。
 そんでもって、小高に手紙をつっ返します。智樹にあてて出されたであろう手紙。
 おいおい、こいつ本当にこれ智樹に渡してたの?こういう奴に限って自分のところで
勝手にとめてつっ返したりするからなー。油断はできねーぞー。

 そんで手術の日程決まったのはいいけど、麻酔医が空いたままじゃん。
 大丈夫なのかなぁ。
 落ち込んでいる伊集院を朝田も外山も励ましますが…。
 外山クン。
「ドクター真ん中わけ」という、見たまんまのネーミングセンスはどうかと思う。
 せめて「ドクター鬼太郎の相方」とか、「ドクターワットの右側の方」とか言ってやれよ。
(お前の方がひでーよ)

 バーで飲んでいる小高のとこに荒瀬がきました。
 なんかさ、話しながらさ、チョコ食うのはいいんだけどさ、ここのバーつぶれたの?人
誰もいないよ。
 荒瀬くんも子供生まれたばっかなんだから早く帰りなさいね?
 ……あの……どさくさにまぎれて荒瀬が皿のチョコ全部持ち去りましたけど…。
 うわああああ私そんなことされたら追いかけてどつくわ。
 何してくれちゃってんのー!

 まだまだ悩んでいる伊集院。今度は松平が声をかけてくれるのですが。
「才能ないんですかね」と聞かれて松平、「ないな」って答えるんですけど、続けて何か
言おうとしたらもう伊集院歩きだしてた。人の話は最後まで聞けやぁー!

 そんなこんなで手術は始りました。
 藤吉センセは今回も解説役です。
 そこに小高もきました。
 心配そうに上から眺めています。
 頭をよぎるのは小さな頃の思い出ばかり。小さな頃の智樹君かわいいですねー。
 ところが、麻酔医が慣れてないというか、朝田らの手術スピードについていけず、
血圧が上昇。なんだっけ、手術部位が血圧に耐えきれず破裂して大出血してしまいます。
 ますますパニくる麻酔医。
 あ、冠動脈瘤ですか。
 で、朝田がとっさに抑えて圧迫止血するのですが、そのため朝田は手が使えない。
 ということで伊集院が吻合だかなんだか忘れましたがともかくリペアすることに。
 
 オペ終了を待つ黒田夫妻も、手術室のあわただしい様子に気づいて不安に。
 あんたらが小高を外すからだよバーカ。今この病院にまともな医者は朝田チームしか
いないんだからな!(それもやだな)

 あせりすぎてうまくいかない伊集院の代わりに外山がリペア。
 仕方ないよこれは。伊集院、キミのせいじゃない。経験の差だ。
 で、藤吉ふと気がつくと小高がいませんでした。またこのパターンかぁぁぁぁぁ!

 小高が手術着に着替えて歩いてきました。
 気がついた黒田が止めます。
 誰かー、黒田さんに筋弛緩剤うったげてー!(死にますがな)
 智樹はお前を憎んでいるという黒田に対して小高は「憎めるのは生きているからよ」と
言います。
 あの子が生きてさえいてくれれば、憎まれたって構わない、と。
 確かにこのままだと智樹は死にますな。
 というわけで小高、入りました。
 智樹に「私が必ず助けるから」と言い、すぐにテキパキと指示。すごいわー。
 音楽もかかったしもう大丈夫ですよ。
 いやー良かった良かった。
 …えーオペのメンバーの方。
 誰か今、「体温37℃」というセリフ、少し噛みましたね?

 オペが終了し、智樹が運び出されてきます。
 …場面変わったらもう退院だよ。展開はやっ。
 黒田夫妻に朝田は言います。
「小高がいなかったらこのオペは成功しませんでした。小高のおかげです。」
 さすが朝田。フォロー忘れない。
 
 ベンチに座っている小高のところに黒田がやってきました。
 あの小高につっ返した手紙は、智樹が大切に机の中にしまっていたものだそうです。
お前それ、勝手にもってきたんかー!返してやれよ!
 そうして黒田は言いました。
「オペに入るなとは言ったが、病室に入るなとは言っていない」
 お前は一休さんか。

 小高は走っていきました。
 そうして智樹の病室にはいりましたが…。
 おいおいおいおい!
 何しちゃってんのー!
 この人いきなり「問診を始めます」とか言っちゃったよ!
 具合はどうですかとか熱はとか聞いてるよ!
 何してんのォォォォォ!!

 一方智樹君はすんごい冷静に、「売店で売ってた」とチョコを出してくれました。
 昔、黒田の帰りが遅い時こっそりつぼから出して二人で「ナイショ」と言いながら食べた
チョコ。
 あーこれうまいんだよねー。気をつけないと一袋つい食べちゃうんだよねー一口チョコ。
 …ってかさ、ここの回想のとこでさ。
 リビングの棚の上に、つぼにチョコ入れてしまっておく家庭ってどうよって思ったんですけども。

 ともかく、智樹君は小高を憎んでなどいませんでした。
 ずっとずっと思い出を大切にして生きていてくれたんですね。
 いやーあのどす黒い黒田に育てられてよくぞここまでまっとうに育ってくれたもんですよ。
4歳なら人格形成は出来てるから不幸中の幸いでしょうかね。
 いやーもう、ナイショって言う智樹がかわいいですよ。
 そういうわけで小高は退職願を破いて朝田に声をかけます。
 私もオペに入る。チョコ中毒治ったから、と。

 アル中もチョコ中も治すチームドラゴンへあなたも参加してみませんか!

 ともあれ。
 小高に「お前の力が必要だ」と朝田は言います。
 続いて「みんなを集めろ」とも。
 だからさぁ、たまにはさぁ、自分でさぁ、みんなに声掛けて集まってもらおうとか思いませんか、
朝田さん。

 片岡と院長が話しております。
 片岡はまだ打つ手はあるとか言ってますが。
 それでも院長は言います。
 野口が欲しいのはブランドだけであり、あの施設が完成しても移植を心待ちにしている
患者踏みにじるだけであると。
 そして。
 私と"パートナー"になりませんか、と。
 院長、あんた絶対そのチョンチョンやってみたかったんだろうがぁぁぁぁぁぁ!

 …あ。
 高笑いしていた野口が倒れました。
 床に転がってた空き缶でも踏んだか?
 と思ったら病気みたいですね。
 天罰てきめーん!

 廊下を朝田が歩いていると、藤吉、外山、野村、松平、小高と集まっていきます。
 お前らは必殺仕事人か。
 (この先のことを考えると方向性は違うがあながち間違いでもない)
 えーっと伊集院君はと思ったらまた屋上でした。
 ちょっとぉぉぉぉぉ!この子、柵の向こう側にいるんだけどォォォォ!
 何してんの、何するつもりなのぉぉぉぉぉ!
 いろんな意味で来週気になりますな。

 野口、死にたくないとか言ってるけどせっかくだから自分の病院の施設使こたら
ええですやん。テストモデルテストモデル。
 よかったねー、最高の医者がそろっててねー。はい頑張ってねー。
「助けて下さい!助けて下さい!」
 …あ、セカチュー?



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