多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→クロサギ


クロサギ

第3話(06/04/28)

 今回は宝石詐欺の話。コミックスでいうと5巻です。

 にゃんこぉぉぉぉ!かわええですよ。冒頭からにゃんこ登場。また氷柱ちゃんがエサを
やっている…。まあ猫も欲はありますから、おいしい御飯をくれる方に行くのは当たり前…。
 文句をブーブー言っている黒崎の前に現れたのは、やはり一発キャラでは終わらなかった
ゆかり。黒崎君に仕事を持ってきたようです。

 今回の被害者は仲村敦子。シロサギは清水。
 仲村は街で清水に「娘にあう宝石を誕生日プレゼントに贈ってやりたいが、若い人の
好みが分からない。一緒に選んで欲しい」と声をかけられて宝石店へ。で、清水はそのまま
立ち去ってしまい、共犯と疑われた店、警察に辟易して宝石代金300万を支払ってしまったと。
 …この被害者もかなり抜けてるというか…。これは店側の責任でもあるので、支払う義務は
ないし、大体保険かけてありますから店も痛くもないし。知識がないと大変なことになりますよ。
 で、ゆかりを通じて黒崎に助けを求めてきたと。
 確かに黒崎を「助けてくれるいい人」と思ってるあたり、次にもまた詐欺にひっかかりそうですね。
 でもって鬱陶しいのはゆかり。なんだかんだと付きまとってます。
 こういうタイプの女って一番うざがられるんですよねぇ…。知らないからと相手のプライバシーに
ずかずかと入ってくる。家庭のことを聞きたいと氷柱ちゃんに言って聞いてた黒崎が一瞬
フリーズしたのも気がついてないし。

 ともあれ黒崎行動開始。
 
 まずはホワイトブライダルだかウェディングだかの会社で社員とあい、名刺をゲット。さらに
その名刺でもって清水に会い、宝石売買の話を持ちかけました。
 清水もプロですから怪しんで、席を外して会社に連絡。まず「相馬」という人間が本当にいる
ことを確認した後、適当に「営業の磯部さんはいらっしゃいますか」と聞きました。
 でもって席に戻り黒崎こと「相馬」に「営業の磯部さんはお元気ですか」と尋ねました。黒崎、
難なく「そんな人間はいない」と一蹴。これで清水も大丈夫だと思ったみたいです。社に電話
した時「そんな人間はいない」と聞いて確認しておいて、かまをかけたんでしょうね。
 いやあ、プロの詐欺師同士の応酬はなかなかよかったです。

 まずはきちんとお仕事をして信用を得ることから。
 
 にしてもまとわりつくゆかりが邪魔ですなぁ。口が軽そうだからベラベラ計画しゃべりそう。
この先、こいつのせいでいつか黒崎がピンチに陥りそうな気がします。
 ドラマではこういう役どころは話を盛り上げるのには欠かせませんが、一度くらい、こういう
タイプの人間の危機を助けない主役に会ってみたいものです。(話終わっちゃうから)

 さて信用関係も出来てきた頃、いよいよクロサギが乗り出しました。
 おおっと金額は5000万か、ふっかけるなぁおい。
 ま、政治家の賄賂資金ということにしてるから、それくらいの額でないと厳しいか。
 にしても、あんな炭素の塊だとか酸化アルミニウムが何百万ですからねぇ…わかりませんなぁ。
でもって原作の展開通り氷柱がお仕事で桂木のもとへやってくる、と。
 今回は単なるフリだけでしたね。

 黒崎に「余分なもの買う金があったら早く引っ越せ」って言われてる氷柱。確かに、コンビニ
で買い物してる金があるならスーパーで買った方がいいですよ。
 ところが氷柱が言い返した言葉によって黒崎は、氷柱が桂木の店に行ったことを知りました。
でも知らんふりしてればよかったのに…。これで氷柱は疑問に思って調べ始めちゃうわけ
ですしね。
 桂木は桂木でなんか氷柱のこと興味持って調べてるし。この人にとっては「なんか面白く
なってきた」程度なんでしょうね。でもドラマの桂木はなんか、この世界を取り仕切るボス
っぽいオーラがなくて単なる変な親父になってる気が。

 いよいよかっぱぐ時がやってまいりましたよ。
 ちょっと原作と違うのは、清水を本物の相馬さんに「結婚でもめている新婦の父」と紹介
したところかな。面白い紹介の仕方だ。
 清水に対して本物の相馬を紹介したのは原作通り、「私の部下です」と。…そんな年には
見えませんが…(笑)。ま、今の社会は若い幹部もいるから一概にそうとはいえないですけどね。
 何も事情を知らない本物の相馬さんが可哀想だなぁ…(笑)。いい人そうだし。
 つーかこれ何てアンジャッシュのネタ?
(よく勘違いコントをやる人達です。片方は車の話をしていて片方は彼女の話をしている、
勘違いしたまま話は続く…みたいな)

 真実を知ったときの、マチャアキの演技はうまかったですね。さすが。
 あと原作とちょっと違うのは、ポーターに変装した黒崎がわざと清水の前に姿を見せたこと
かなぁ。んー、これは正直蛇足かと。
 黒崎は楽しんでやっているわけじゃなし、詐欺師に対して憎しみがあるわけですから、
こんなことする余裕もないでしょう。なんだかなぁ…。

 そして、氷柱に対して検事のことをつらつらと語って今回は終わるのでした。まあ氷柱も
前回までに比べたらしおらしくなったなと思いますね。流石に、今まで自分の言ってきたこと
が黒崎をただ傷つける、幸せな人間の無邪気さというものだと気がついたんではないで
しょうか。
 ちなみに原作のこの回は(宝石詐欺)氷柱ちゃんがすごく可愛いです。ちょっとオシャレ
っ気を出してピアスつけてみたけど、黒崎の前では隠したりしているところがかわいいです。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→クロサギ