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クロサギ

第9話(06/06/09)

 今回は成りすまし詐欺。そこらあたりを物知り顔でウロウロしている人はその会社の人
に見える、というような錯覚というか思い込みを利用する詐欺です。
 
 ゆかりが段々うざくなってきた(笑)。黒崎に仕事を持ってきたみたいです。
 いやあ桂木を通しての情報でなければ怪しいしね…。

 今回の被害者は辻本ひろみ。スピード違反でキップきられてそれを無視していたら、
裁判所からの呼び出しがあり、仕方なく出向いたところ手続きの方法がまったくわから
なかったと。そんでそこにいた女性に声をかけられて「罰金を安く出来る方法があるから」
と、まんまと騙されお金を振り込んだと。

 ……………は?

 えっと…スピード違反されたのはあなたですよね、辻本さん。でもってその呼び出しを
無視したのもあなたですよね。で、反則金ではなく、「罰金」ということは立派な犯罪者です
よね。
 犯罪者を騙したからといってこのシロサギの何が悪いですか?
 って言っちゃうよ。
 罰金が安くなる方法なんてないしまして、自分が不当に支払いを逃れようとして詐欺に
あったわけでしょ。同情の余地ないけど。

 もちろん黒崎はこの要求を却下。
 しかしゆかりが黒崎の名前を勝手に使ってビラをまいていたことが判明。桂木の耳にも
入りました。これはゆゆしき事態ですねぇ…。

 っていうか被害者の状況、もうちょっと何とかならなかったの…?まったく同情できない
んだけど。
 あーでも黒崎一応引き受けることにしたんだ。
 でもって早瀬から桂木を通さないで仕事を請けていることについてクギをさされました。
そりゃそうだ。
 なんていうか、何のつもりか知らないけどそろそろゆかりさんには東京湾に沈んで
いただいた方が…(ひどい)。

 今回は化かしあいか。面白そうですね。

 さて今回黒崎が化けたのは、とある財団法人のバカ息子。遺産相続で、財団のものと
個人のものの手続きが複雑で「ぼくちんよくわかんなーい」という風に持ちかけます。
 冴島の知識も大したもので、成りすましとは思えないほどスラスラと説明。
 ってか税金は皆等しく払ってんだから払え。
 と、多分視聴者は思ったに違いないですが、誰だって払う税金は少ない方がいい。
安く出来る方法があれば実行しないまでも一応知りたい…みたいなことはあるでしょう。
そこにつけ込んだ詐欺ともいえますね。

 一方氷柱。
 すげぇ、菜箸4本使ってるのかよ!何作ってんだよ。
 しかも辻本がずうずうしく上がりこんできたよ。なにこのばーさん。菜箸から直接料理を
食べちゃいけません(他人の)。
 イヤーこんな人きたら私キレますわ。
 ってか何の用。あ、隣の黒崎を訪ねてきたけど留守だったんだ。衝撃のあまり忘れてた。

 黒崎が「もう少しエサでもまいとくか」とネギを入れつつ食っていたのはカモ南蛮そば。芸が
細かいねー。しかしネギをささがきにするのはいいけど長ネギだとサッと水にさらさないと
生臭さが残るでよ。

 さてさて。いよいよ仕上げです。
 財団の副理事長解任手続きを行う黒崎は、冴島に、代わりに副理事になって欲しいと
持ちかけます。この時の冴島の表情が、ちょっとだけ素が出たりして面白いです。
 黒崎が「これお礼、受け取ってよ」と札束を差し出した時冴島が「公務員だから受け取れない」
と突っ返して、なんか変な表情してたのは、「いつもなら受け取っているけど、今はもっと
大きなお金が手に入るから、これで地を出してはいられない」というような複雑な事情が
あったからです。

 一方「桂」を見張っているかしな。詐欺のプランを買ったシロサギを確保。…桂木知ってて
「ああ」と声をかけようとして「ま、いっか」って言ってるし。よくねぇよ!言ってやれよ!
 でも詐欺って騙してないのに逮捕出来ましたっけ?それとも過去の詐欺容疑ってことなんで
しょうか?ちいと先走りの感も否めませんが、かしなさん。
 それを見た氷柱は黒崎にこのことを報告しますが、「今のは完全に干渉」と一蹴されてしまいます。
まあ当然だわな。
 黒崎だって自分が捕まるかもしれない、ということは承知の上でやってるわけだし、それを
恐れているわけでもないから、今更わざわざ言われるまでもない、って感じでしょう。

 冴島から、副理事の件を承諾するという電話が。
 黒崎は「じゃあ一緒に祝杯でも。今銀座で寿司食ってるんスよ」っていうけど実はアパート
にいて、あのカモ南蛮そばを食ってるところ。この落差は笑える。マスオさんが「今会社からで
残業してるんだ」とマージャン荘から電話かけるようなものですね。
 で。うざいコンビ氷柱&ゆかり。はいはい、まだ氷柱は黒崎を止めようとしてるんですね。
今度はゆかりに「あなたから言って」攻撃に出ました。
 本当にさぁ…何も出来ないなら他人へ無理に強制しない方がいいのでは。
 逮捕でもされなければ黒崎が詐欺をやめるわけないじゃないですか。

 冴島のすごいところは、「税務署を退職してきた」という設定に対してちゃんと花を用意し、
「退職した」ということを口先だけで済ませないところですね。流石は元女優というかこの人
観察眼とかが凄いんじゃないでしょうか。女優にしても大根から「名」までいろいろあるわけで。
 でも黒崎も負けてはいない。真実味を出すためにお祝いとして300万をポンと振り込んで
ある。その口座を冴島に渡し、「この口座に財産移せば相続税かからないよ」とやってのけ
ます。
 もうすっかり信じ込んでいる冴島はまんまと全財産をこちらへ。
 まいどありぃ。

 ここで分からないのはラスト、わざわざ冴島の前に黒崎が姿を現していたこと。
 なんで?
 やってきたるはかしな。冴島に詐欺容疑となんとかで逮捕状が出ているといいますが
何の容疑か聞き取れなかった。なんて言ったのよかしなさん。
 かしなは黒崎に、「コマに見切りをつければ桂木はお前を切る。お前は一人だ」って
言いますけど、切られたからといって黒崎が逮捕されるかどうかは別の話。
 被害者がシロサギである以上被害届けは出せないし。詐欺って被害届けないと事件に
ならない…かどうかは知りませんが少なくとも被害者が望まなければ無理じゃないですかね。
 つまり黒崎がクロサギである以上、かしなさんは彼には手を出せないと思いますよ。
 かしなさん、スーパーひとし君ボッシュートです!(何をいつ賭けたんだ)

 氷柱、黒崎へ差し入れしてるし…それがどんなに、彼にとって残酷なことかも知らないで。
 おいといたお膳がなくなったことに喜んでますが、彼ゴミ箱へ捨てるために持って入った
だけだから、氷柱ちゃんよ。
 家族を思い出させる手料理を黒崎が食べられるようになるのは御木本を食った時でしょう。
…いや、御木本を食ったとしても無理なのかも。
 ともかく氷柱ちゃん、本当余計なことしない方がいいと思うんですけど…。



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