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セクシーボイス
アンド ロボ

第4話(07/05/01)

 今回なんと言っても一番の見所は、テンション高い状態からフッと素に戻って犯人に
話しかけているロボではないかと思います。
 このあたりの感情の入れ替えはすごいなと思ったけどちょっとLの面影があって笑ったな。
いや前回のお歯黒女でも「どうしたら死ぬの諦めてくれますか」というセリフのとこ、Lに
似てるなと思ったのですが。こういうセリフというかこういうシーンになると少し演技が似通って
きちゃうのかな?
 というかテンション低くなると演技がLになってしまってるところが見受けられます。声のトーン
とか、唇を突き出すようにして話すようなクセとか。
 ここのあたりの演技はもちっと、差を出すよう頑張っていただいてもいいかも知れません。

 さて今回もまたニコのボヤキというかモノローグから始まります。
 方程式とかなんの役に立つのかって、柔軟な思考を育てるためだよ。そりゃ社会に出ても
中学高校の方程式を使うなんて滅多にないけど、結論を出すプロセスが大事なんだよ。
 ともかく。
 その後ろをロボが車で通りかかったんですが、直後にすぐそばの喫茶店で爆発事故発生。
 看板がおしり喫茶になっとるー!ガビーン。

 ロボは家でMAXロボアニメ満喫中。このOPとかスタッフ作ったんですかね。すげぇ。
 クレヨンしんちゃんでもカンタムロボとかアクション仮面とか作ってますけど、あれと似たような
遊び心があっていいですね。アークショーンかーめーんー正義のかーめーんー♪
 と、突然の訪問者は警察。
 いやいやいや。警察だからといって家宅捜査令状なしに上がり込んだら違法だから。ロボとか
いじったら大変なことになるから!
 勝手なことされて怒ってるロボ、マックスッボンバー!って。
 これで刑事はますます怪しんだようです。
 しかも車から「ど」の字が。
 「はい、"ど"発見」とか連絡してる刑事がメチャ笑える。
 ここでようやくロボ、自分がボマーとして疑われていることに気づきます。おせーよ。
 でもマックスッボンバーって言われたくらいで怪しむなよ警察(笑)。

 ニコはニュースでロボがつかまったことを知り、あの女主人のところへ駆け込みます。
 人がいいなぁ、ニコも。
 そんで警察に口聞く代わりに女主人は、殺人予告が届いたある大学教授を守って欲しい
と言うのですな。
 警察に相談しない教授も教授だが、こんな子供に言う主も主だ。
 ちなみにその差出人はかんにん袋という名前でした。なんてネーミングセンス悪いんだ。

 そのかんにん袋を女主人の秘書が尾行してんですけど…動向見守ってるなら別に
それでいいじゃんとか思いますが。
 かんにん袋は、火のついたタバコを投げ捨てた男に、それ背広のポッケに突っ込んで
立ち去りました。なんだいいことしてるじゃん。
 秘書はやることちっせぇと言ってるけど、小さくもないでしょ別に。
 タバコのポイ捨ては許せん。

 一方警察でのロボ。
 マックスッアターック!
 マックスッビーム!
 マックスッボンバー!
 …楽しそうだねぇ…。
 調書にしっかり書かれてたー!(笑)

 ま、こんなロボですが一応釈放されたのですが、MAXロボ没収されてがっかり。
 窓から落ちそうな勢いで落ち込んどる。
 なんかもうすごいな松ケンの演技(笑)。
 ニコが何言ってもきかないもんですから、ニコはまた「かずみちゃん」で釣ることに。
「あーあ、かずみちゃんのいる大学に行かないといけないなー。女子大生いっぱいだなー」
「マックスッ!チャージかんりょー!!!!」
 というわけで二人は大学に向かったのでした。
 ロボ…(笑)。

 ここで女主人と秘書の会話が繰り広げられるんですが、秘書は面倒くさいもんだから
「かんにん袋呼びつけて説教したらいい」っつーんですね。
 主は「私説教できるほど人間できてない」って。え?毎回ニコにしてるあのえらそうな
物言いが説教でなくてなんですか?要するに面倒くさいだけなんだな、この人も。
 なんかこの人がいまいち好きになれないのはこういう、中途半端なとこなんだよなぁー。
 手を出す区分と手を出さない区分があいまいすぎるというか。
 気分屋な謎のキャラ、みたいな位置づけをするのならもっと感情を表に出さないとか、
つかみ所のないキャラがいいんですけど…。「ツバサ(クロニクル)」に出てくる侑子とか。

 大学にやってきてウキウキのロボ。
 もう歩き方が小躍りしててかわいい。
 ニコにバカヤロウとか言ってるけどその口調もかわいい。
 こんな24歳(設定)いたら楽しいなぁ。

 一方かんにん袋。
 ある会社の面接試験受けてます。
 あー、圧迫面接というやつだっけ。意図的に脅したりして追い詰めて、その時にとっさの
機転が利くか反応を見るというやつですね。
 そんでかんにん袋はうまく答えられず退場を命じられるのですが。
 いやいやいや、それでこの会社恨むのは間違ってるでしょ。
 あなたの転職に転職を繰り返したその経歴に突っ込まれるのは当然のことだし、そういう
場面でうまく乗り越えてこその面接だし。
 かんにん袋ってなんていうかこう、小さな正義をしてるのかと思ってたけど…。なんだ
単なる逆恨みですか?こいつぁ確かにちょっとやることちっせぇな。
 というわけでこの会社の看板は爆破されてアホ会社になりましたとさ。
 …こんな高性能爆弾作れるなら理系の会社に行くと引く手あまたのような気がしますが。

 一方二人。
 今回の依頼主の大学教授に会ったのですが。
 ロボが「バカじゃないですオタクですぅー」って言ってて笑った。なんか半分自虐的だなオイ。
 で、その教授が歩いていくと向こうから不審な女が。
 あわてて走るニコですが、単にすれ違っただけ。
 ところが「…覚えてもいないんだ」と言ったその女性にロボが「宇佐美先輩!」と声をかける
んですね。大学時代に先輩後輩の仲だったらしいっス。
 ロボでもまともな交流関係あったんだ(笑)。
 ここでニコはこの人こそかんにん袋だと気がついたんだけど、ロボはそれを否定。
 うさみの後についていこうとしますが見失ってしまいます。

 で、大学内にあの秘書と一緒に入ったはいいんだけど、たまたまロボが座ったイスに
爆弾が仕掛けられていて大変な騒ぎに。ニコと秘書は素早く隠れてお咎めなしでした…
ってヒデェー!
 なんかついてないというロボに対して、「とばっちり受けてるだけ」とニコは言いますが。
 …それ同じじゃね?言葉かわっただけで。
 ま、ともあれ、警察に頼もうというニコに対してロボは「俺は警察嫌い。マックスロボとったの
ゆるさない」と。ガキかおめーは。あとラーメン食いながら言うな。
 んで「守ってみせる!オレが!」とか言うてんですが。多分ロボのことだ、あの教授じゃ
なくて宇佐美さんのことだろうな…。
 だけどもなんつーか、成り行きじゃなくてロボは本心からちゃんと言ってる気がするから
好きですね。守ると言ったからには必ず守るだろうし。
 オタクでも一途なところがあるからロボ好きなんですよね。

 ここでやっとかんにん袋の動機が明らかになります。
 昔教授のミスというか何かで卒業に必要な単位がもらえず、就職もオシャカになった
らしいです。あーいわゆるパワハラか何かですかねぇ。
 教授は脅しをかけていますがこんなん気にせずさっさと大学に報告したらよかったのに。
就職取り消しになったら大学の信用にも関わるので必ずなんとかしてくれますよ。
 ともかく。
 ま、それならあの教授うらんでも当たり前ですなっていうかこの人はネットカフェに住んでる
のか?

 そのネットカフェの個室の隣でロボ見張ってました。そこに現われたるは女主人。なんと
MAXロボを取り返してきてくれたんですね。気が利くな。
 マッサージチェアとか試して遊んでるし。やる気あんのかほんとに。

 翌日。
 大学の学食でカレー頼んでるロボ。その後ろに件の教授。
 学食に忍び込んでるかんにん袋。
 いやいやいや!カレーに爆弾しこんでも普通ばれるから!どんだけごはんとルーを
盛るつもりやねん!
 ところがどっこい、かずみちゃんを見つけて有頂天になったロボにより、この爆弾カレー、
なんとロボの手に渡ってしまうんですな。しかもツバが飛んだと文句を言うかずみちゃんに
より、今度はカレーがかずみちゃんの手に。
 と思ったら、ニコを発見したかずみちゃんが立ち上がり、その隙にかずみちゃんの使った
スプーンを持ってあやしげな動きをしていたロボが爆発に巻き込まれました。ほんとうに
お約束はずさねー奴だな。
 でもウキウキなロボがかわいかったんですよ。「ここいいですか。はい失礼しまーす」とか
いって強引に座っちゃうの。
 しかも爆発したのを把握してないらしくて、「俺の感情がカレーに乗り移ってスパークした!」
って。おいだれかこいつ校庭に埋めてこい。

 作戦失敗とみるや逃げ出した宇佐美の前に現れたのはなんとロボ。
 早いな。
 彼はストレートに尋ねました。
「先輩がやったんですか」
 普段のふざけた様子一切なし。真剣に聞いてるのがかっこいいです。
 あとニコがかんにん袋という名前のことで「この人ためこんでない。爆発させてるじゃん」って
確かに。すごい突っ込みだなおい。
 にしても教授、悪運つぇぇな…。

「僕に出来ることあったら何でも言って下さい」というロボに「じゃあタイムマシン作ってよ」と
言う宇佐美。はぁーやだやだ。この手の犯人っていつもムチャばっか言うから。お歯黒女の
100万円頂戴もそうだけど。
 なんていうかロボもきちんとした気持ちで言ってるのに報われないよなぁ…。

 相変わらずネットカフェでなんかしてる宇佐美。
 ニコから確認の電話がかかってきてロボ、「ちゃんと見張ってる。ほぉーら誰もいない」
 見張れてねぇぇぇぇぇぇ!!!!
 何度同じ失敗やってんだロボ!

 ニコ、あの地球儀に仕掛けがあると推測。
 この教授は授業の時に地球儀を回すクセがあって、10回かな、回すと爆発するような
仕組みにしてあると。
 でも考えたな。これなら学生を巻き込まずに済みますから。
 
 廊下を走るロボ、むだに早くてカッコェェー。
 …っていうか今気がついたんだけど、ロボとこの宇佐美先輩大学時代の知り合いって、
ということはここロボの母校ってこと?その辺り聞き逃しちゃいましたが。まあいいや。
 で、放送室でひと悶着あって、地球儀を回すのを止めるためにニコが発した言葉は。
「だるまさんが転んだ!」
 これで律儀に止まる構内。このノリいいですねぇー。
「あ、俺は動いていいのか」って言ってるロボも好き。
 しかしムチャクチャだ。こんなムチャクチャな落ちとは(笑)。こういう想像もつかないオチ
好きです。

 で、教授と対面するのですが。
 過去の単位云々のやり取りをカセットテープで再現してみせてんですけど、これは多分
ニコのセクシーボイスででっちあげたものでしょうね。
 ねつ造の証拠にしてもまあそれなりに効果はあったようで。
 かくしてこの任務は終了したのです。
 打ち上げ花火を眺めてる面々はとても晴れやかな顔をしておりましたとさ。

 その後宇佐美はあるオモチャ屋に就職、かんにん袋というオモチャを考案して大ヒット。
 ま、一応収まるところに収まったということでしょうか。
 つーか相変わらず女主人の報酬は意味わからんな。
 今回はロボの真剣なところが見られて良かったです。次はどんな表情が出るんでしょうかね。


 次回は、MAX学校怪談!


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→セクシーボイス アンド ロボ