多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→セクシーボイス アンド ロボ


セクシーボイス
アンド ロボ

第6話(07/05/15)

 今回はどういったらいいんだろ…いろいろとすげーなおい、って感じでした(笑)。

 いきなり夫婦喧嘩から始まるから何かと思ったら、ニコのおやっさんが定期預金勝手に
解約してしかもそれ全部すっちゃったらしいですな、ギャンブルで。ああそりゃ怒るわ…って
いうか普通もう離婚ものっしょ。
 金にだらしがないのが一番いけねぇ。
 で、激怒した母はおやっさんが集めていた牛乳瓶のフタ全部捨てちゃった。
 うーん…。激怒したとはいえそこまでしちゃうのは…ってでも金勝手に使い込まれたら
そうもなるわな。
 達観してる二人の姉妹は、離婚したらどっちについていくか冷静に話し合い中。

 一方ロボ。
 仕事から帰宅すると…ロボットがあった場所に本がものすごい詰まってました。なんだ
そのうらやましい部屋。
 とか思ったけどロボにとっちゃ大変なわけで。
 なんとロボの母が出てきていて、勝手に部屋改造。こっちもナチュラルに「しちゃいけない
こと」やってるぅぅぅぅぅ!
 いやもう私がこんなことされたら追い出すよ。流石にこれはひどい。
 MAXロボのビデオ見て癒されようとしたら、韓流ビデオが上書き録画されてるし。あー
これはダメージでかいよ(笑)。

 で。
 ニコは女主人に呼び出されていました。
 その依頼者の女性が言うことにゃ、ZIとか言う殺し屋に主人を殺されたので探して欲しい
みたいな。
 三日坊主で殺し屋のことはこりごりだったニコは断るのですが。
 つか正体も何もわからない、分かっているのは女ってことだけって。なんかネウロに
登場するXとかアイみたいだなおい。

 ロボはロボで母親に弄ばれておりました。
 ヅラかけてメガネつけると「カン様ー!」っておいよく似てるな。(当たり前か)
 外そうとしたら「そのままにしておけ」って脅されてるー!(笑)
 この母親無意味にこぇぇよ!

 そんで二人はたまたま偶然花屋に立ち寄るのですね。
 ヅラかぶったままで出てきて取るロボかわいい。ってか面白い。
 その花屋で母のためにカーネーションを買うニコ。
 今年だけだよって毎年してやれよちゃんと。いや毎年何か買わなくてもいいから、
ちゃんと感謝はしなさいよと。
 この花屋の旦那さん、踊る大捜査線の人だ。いつまで経っても名前覚えないのですが、
映画第2弾でイチカチョウになってた人。

 ニコは母にカーネーションを渡すのですが、母はメッセージカードを見て初めて、「私取り返しの
つかないことしたかも」と牛乳瓶のフタ捨てたこと後悔するのですね。
 て、ホントに捨ててたんかい!こういう時は捨てようとしたけどどっかに隠してたとかじゃ
ないんかい!捨てるってのは本当に取り返しがつかないんだからしちゃダメでしょ!
 あーあ…。
 なんか回想によると、捨てたら知らない男が大喜びで持っていったみたいですよ。

 一方ロボ。彼も一応花を買って帰ったのですが、帰宅したら「カン様〜」とか叫ぶおばちゃんの
群れで、それどころではありませんでした(笑)。増えてるぅぅぅぅ!
 で、家を飛び出してきて野宿だかなんだかしようとするのだけど、偶然横になったら
あら大変。ZIの文字見えたぁぁぁぁぁ!

 大慌てでニコのとこにやってきたロボは、ニコを連れ出してあの花屋の前へ。
「HN」と書かれている看板を、横になって見ると「ZI」…ケンカ売ってんのか。
 で、見張ることにしたんですが、まあこいつらのことですから朝までスヤスヤ。
 起きると何故か縛られている。
 花屋の子供がやったらしいです。まあ子供がやらなくても普通、店の向かい側に人が
座り込んで寝てたら通報しますわなぁ…。キミらには見つからずに見張るという選択肢は
ないのか。

 花屋夫婦に助けてもらって話をしているところへいきなりの銃撃が。
 …え、なんですかこの展開は。
 いやいやいやこんな銃撃やったら普通通報されるっての!
 実はやっぱりこの人達は普通の花屋さんでなく、女性の方はZIで、ダンナは何かわけあり
そうで、巻き込まれたニコ・ロボともども秘密の通路から逃げ出します。撃ってきたのは、
依頼を持ち込んできたあの女性でやっぱり意味がわかりません。

 逃げる過程で判明するのですが、つまり死んでるはずのダンナが生きてるもんだから、
別の殺し屋を雇って襲わせたらしいと。
 それは別にいいけど、方法に明らかに問題があるだろ。誰だこの新しい殺し屋雇った
奴はよ。ゴルゴでも雇っとけよ。こんなん雇ったら殺しを依頼するたびにお前が逮捕だよ。
 あとZIもそんな安易な名前の花屋すんなよ。全然世の中しのんでないよ。皆世の中
ナメすぎだよ。

 逃げる車の中で子供が「とーちゃんは宇宙人なんだ」とか言い出すからロボ、いきなり
敬語になって「何星からこられたんですか」とか聞いてるし。
 ここで父親の選択肢は2つありますな。世代的に「M78星雲です」というか、狙って「こりん星
からだぴょん」というか。ただし後者はロボには通じない可能性もあります。っていうか車から
たたき出される可能性もあります。
 おっと父親賢明だった。何も答えませんでした。チッ。

 どっかの廃屋に逃げ込んだのはいいけどこれ何か策でもあるのかな?罠が仕掛けてある
とか?
 しかもロボが笑える。
 一か八かの作戦とかいって、「カン様」のフリして前に出てるし。ほらみろ撃たれまくってる
じゃないか。騙されるかボケぇ。追い詰められた主役がロッカーの奥から猫の鳴きまねする
くらい説得力ねーんじゃ。
 ニコはニコであの秘書に電話しとるし、秘書は秘書で呑気な受け答えだし…。無能め。

 ここの廃屋に逃げ込んだのって何か策があったんじゃないのか。
 ニコにZIは唐突に語りかけます。
「誰かのために生きてくなんてクソ最低だと思ってた。でもこたろうに服着せるの好きだし、
夕飯用意してるのも好き。二人の声が聞こえてくるのが好き。誰かのために生きていきたく
なっちゃった」と。
 いいんじゃないかなぁ。自分のために生きるんじゃなくて誰かのために生きるとか、失いたく
ないものがあるから生きるとか。

 おおっ秘書到着だ!大きなバッグ抱えてる!どっから入ったかは問わないが、これはきっと
役に立つ…スピーカーとかオモチャとかが何の役に立つんだコラァァァァァァ!お前は今から
小学校の運動会に向かう父兄かコラ!何しとんじゃあぁぁぁぁぁぁ!
 あとむやみに飛び出そうとするガキも誰か縛り付けとけ。モデルガンで立ちうちできるか
アホォォォォ!

 ニコ、狙われているのはダンナということで。
 出ました名セリフ。
「救えるのは宇宙で私だけ」

 声真似で敵をひきつけて走る走る。頑張ってるなニコ。今回はすごいや。私回す方、こちら
話すだけ、これでギャラはおんなじ、じゃないですな!
 ところが注意をそらしたはいいが今度は銃が弾切れ。
 あの…一つだけキミタチに言いたい。
 お前らに計画性というものはないのか。

 で、絶体絶命になったところに、ようやっとパトカー到着。これだけドンパチやっててこない
方がおかしいとか思ったんですが。
 とか思ったら。
 秘書とロボの見事な熱演でした。あの道具がいろいろ役に立ったらしい。お前らはホーム
アローンのガキか。

 こうしてなんとかピンチを逃れた彼らは女主人のところに避難するのですね。
 そうして過去の話を始めます。
 昔ZIがダンナを殺そうと撃ちあいをしていたところ、そこの公園に捨てられていた赤ちゃんが
いた。それでダンナの方が先に殺し合いを放棄して助けに向かったと。
 で、こいつ天然なのかなんなのか「かわいいぞー!」とZIに見せに来たと。いや普通に天然だろ。
 それで殺意をそがれて、いつの間にか気がついたら二人で育てちゃってたんですね。
 まあ子供の泣き声というものは動物も人間も注意を引かれるというし、動物の遺伝子に
刻み込まれた保護の本能を引き出すのでしょうよ。
 でもそれで隠れて暮らすにしても「HN」の花屋はないよな…。

 出会いは奇妙だったけど、それでも彼らは確かに家族だった。
 けれどもダンナがいる限り追われてしまうから、離れなければいけないと。
 ダンナはこたろうに話します。
「お父さん、もう地球にいることが出来なくなったんだ。自分の星に帰らなければいけなくなったんだ」
 ふすまを開けてこたろうが出てきた時、そこに父の姿はもうありませんでした。
 バカだなこのガキ。
 なんでちゃんと顔をあわせて話をきかないんだ。
 寂しいからってつまらん意地を張るな。それが一生になっちまうことだってあるんだぞ。

 落ち込んでいるこたろうに、ロボは人文字でメッセージを伝えればいいんじゃないか、と
話します。
 人文字って3人しかいないよと冷静に突っ込むニコ。
 で。ロボは母に頭を下げておばちゃん動員してもらうのですよ…って何人集まっとんじゃー!
 今日帰国するとかいうカン様の飛行機に向かっての人文字という触れ込みで作る
んですな。
 じゃあせっかくだからお礼としてロボがカン様してあげればいいじゃん…。
 ニコはニコでダンナに電話。
 窓を開けたダンナが見たものは…。
 輝く「サヨナラ」の文字でした。いやサヨナラって寂しいな。簡単な文字にしないとわかんない
からしょうがないけども。やっぱ「元気で」とかして欲しかったな。

 こたろうは持っていたロボットをロボにあげます。
「今度はボクがお母さんを守らないといけないから。もう子供じゃいられないから」と。
 ニコはそれを見て「家族がバラバラになるのはやだ」と言いました。
 やむをえない事情でバラバラになる家族もいれば、お互いに我慢できないからと離婚する
夫婦もいるわけで。そこに子供の気持ちは含まれていません。昔は不満があっても子供のため
と我慢する夫婦が多かったはずですが、今では「子は子、私は私の人生があるから」と、自分の
ことを優先するような親が増えた気がします。
 もちろん親だって自分の人生を謳歌する権利はあるわけですが、子供がいるのならやっぱ
一歩譲るのが親の役目でもあるんじゃないのかなと、子供がどういう気持ちで親を見てるか
なんてわかんない人が増えたのかな。

 帰る日が来て、母はロボに言います。
「現実だけで生きてるのはつらいんだよ。カン様が好きってことにしとくと、父ちゃんほっといて
くれるんだ」
 韓流だけでなくいろいろなものにはまる人、誰だってそうでしょうな。現実ばっかり見てたら
気が狂うよ。
 ロボットを集めていることに関して、お前の気持ちがわかったと言いつつ母は、「しななきゃ
それでいい。死ぬまでロボットいじってろ」と言い残して去っていきました。
 そーいや今回、ロボの女好きのところが出なかったな…。
 あ、ちなみにロボットは捨てられてませんでした。良かった良かった。

 で。
 ニコのお母さん。
 女主人のところに牛乳瓶のフタがあるのを見つけて返して欲しいと頼み込みます。
 女主人はあっさり「いいよ」と言うのですが、「あなたが捨てたのは金のフタ?それとも紙製の
フタ?」と尋ねます。
 見れば金で作られたフタが…ってあんた何してんだよぉぉぉぉぉ!暇人だなおい。
 ここで母、ためらうことなく「紙製のフタ」って言うのですね。さすが。
 父親にとって金で出来たフタなんて何の価値もありませんからな。
 一方父親も、店じまいするという花屋から、ありったけの花をもらって帰路についていました。

 それで金のフタを数え始めた女主人。その顔がよくないと秘書は注意するのですが、
「よっちゃんは(見せても)いいの。私の家族だから」とけろり。こういうとこ好きだなぁ。


 映画デスノートのLがラストシーンで夜神総一郎にこう言うシーンがあります。
「私は親というものを知りません。けれど夜神さん、あなたは立派な父親だと感じました」
 まったくの他人が出会って家族になっていったり、一緒に生きる過程で見えてくるものが
あるとか。
 そこに価値観を変えるようなものが含まれているとか。
 Lは最後に「家族愛」というものを知ったわけですが、ZIもまた、「誰かのために生きることの
大切さ」というものを知ったわけで。
 時が経ってバラバラになったとしても、心はどこかでつながっているのが家族。




 次回は、MAX人質!




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