多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→セクシーボイス アンド ロボ


セクシーボイス
アンド ロボ

第8話(07/05/29)

 今回はちょっと大変、ニコとロボの関係に微妙な変化が…!?
 というのに重要だった第7話がカットされてしまい、結構戸惑ったのもあるので、公式サイト
から推測できる限りの、前回の流れを書いておこうと思います。

 前回が立てこもり事件を扱っていたため放送差し替えになってしまったのは既知の事情
ですが、この回において恐らく、オタクで女好きで涙もろいという、ロボに対するニコの評価が
「頼れる人」「そばにいると楽しい人」というものに変わったのだと思います。
 そして多分それが恋かと聞かれればニコ自身「はぁ!?ないない、絶対ない!」と否定
するようなレベルなんじゃないかなと。ちなみに多分ロボはそういう対象としてニコを見て
ないかと。むしろこちらの方が重症のような気がする(笑)。

 さて。
 ニコのひいじいさんが危篤とかで病院に駆けつけたけど、どうやらそうでもないらしいと
いうことがわかって帰ってきた一家。録画していたビデオがとれてないことに不満たらたらの
ニコ。なんていうか、大切な家族を心配していたはずなのにもう忘れてビデオのことで文句を
言っている、そんな自分に戸惑い気味のようです。

 一方どこかの病室。
 黒い折鶴に何かかかれているのを3人のナースが見ています。
 …このキャストだとギャグにしか見えないのですが…。室井滋が出てたら完全に「やっぱり
猫が好き」だよなぁ。
 ちなみにこの3人は、患者さんからの願い、「自分はまだ生きているということを会社に知らしめたい」
というのをかなえるため会社に忍び込んで張り紙やらなにやら…。
 ツッコミどころが多すぎてどうしたらいいものか…。
 とりあえず紙が勿体ないからミスコピーを使いなさいよと。
 まあこの患者さんの気持ちはわからんでもないですけどね。長期の病気になったりすると
やんわりと退職を勧められたりとか、誰一人見舞いにこないとか。それはとても寂しい。
 確かに働けない人にいつまでも給与は出せないというのはあるけども。
 このように黒い折鶴に書かれた願いをかなえるこの3人のナースは「プッチーニ」。
 え?コレなに?プッチモニのパクリ?あいたたた、おかあさーん、ここに痛い人がいるよー。
(失礼なことを言わないように)

 ただこういうのならまだしも、プッチーニは場合によっては人を殺したり誘拐したりすることもあり、
あながち「願いを叶えてくれる」といいように解釈はできないようです。

 一方ニコ。
 例の女主人のところに呼び出されたので何の指令かと思ったら、今回世間話だった。
 こりゃあガックリ。
 女主人はおみくじクッキーで大凶引いてるし。バチが当たったんだやーいやーい。
 と思ったんだけど、ニコも引いてる。え、これ何?大凶しか出ないおみくじクッキー?

 ニコはロボにそのおみくじ見せに行くんですが、ロボはこれまたものすごいびびりまくり。
あーこの人心霊とか呪いとかムダに信じる人だったなぁ…。
 そんなロボをなだめるために「かずみちゃんが歩いてる」って言ってニコ騙すのですが、
次に本当にかずみちゃんが歩いていたのにロボ見向きもしませんでした。
 ロボはあれだな、もう一度信じるってことが出来ないんだな。(出来ないも何もニコにはずっと
騙され続けているわけで…)

 ニコはこんな日々を過ごしつつ、ロボみたいに感情の起伏がなくて、心が騒がないという
のが気になってるみたいですね。
 いや、時がくれば騒ぎ出すんじゃないの、そういうのって。
 そういうキャラでもないのに普段騒ぎまくりの方が大変だと思うよ。

 で、ロボ。
 ラーメン屋さんでトイレにMAXロボ持ち込んで用を足している時になんとっロボが転落。
急いでキャッチしたものの、腕がポロリと便器の中に…。
 いやあのさ、そういう「もし転落したら大変なことになる」場所におきなさんなよ。
 そのものすごい悲鳴を聞きつけた、ある女性が駆けつけてきて「大丈夫ですか、あけますよ」
と言った後中へ。ためらうロボを前にいともあっさりと腕を救出。アルコール消毒までして渡して
くれました。さすがはナース、装備バッチリだな。
 それでロボはこの女性、昭子にビビビッときてしまうわけですね。

 席に戻ったロボ、昭子が携帯電話を忘れているのに気づき、ラーメンかっこみながら追いかけて
きました。いやお前それ置いてこいよ。
 昭子はそれをわざと忘れたと言うんですね。携帯なしでどれだけ我慢できるか試したかったと。
 いや個人情報沢山入ってるんだしさ。ロックかけてあるにしても。もうちょっと安全な試し方
しましょうや…。自宅に封印するとかさ。
 ちなみに私の周囲、私含めて携帯電話を持っていても携帯していないもしくは電源を入れて
いない、という人が殆どなのですがどうしたら…(笑)。←なので携帯にかけてつながるためしがない。

 ともあれ、そのゲームに付き合うことにしたロボ、二人で一緒に、木の根元に携帯を埋めました。

 一方ニコ。
 あるラーメン店にて、プチプチ(エアキャップ)をプッチーニと言いながら潰している女性発見。
いやいやいやあからさますぎるから!なにこの演出。
 で、その女性絵美理は、ラーメンが来ると注射器でいきなり汁を吸い始め、多分血液を入れる
やつだと思うのですが、それに入れて少し飲んで「まずっ」と言った後お金置いてさっていきました。
これはもう誰がどう見ても怪しいでしょう。そもそもレジでお金を払わずに置いて去るという方法が
今でも通用するのか!?(そこかよ)

 後をつけたニコ、病院にたどり着きます。しかもひいじいちゃんの入院している病院です。
 で、プッチーニの方はというと、その採取してきた汁を患者さんに渡しました。
 なんでも、息子にラーメン屋をついで欲しいんだけどスープの味が変わらないか心配だという。
 あー、ラーメンってスープが命だっていいますもんね。
 あの味でいいのかわからないですが、親父さんは飲んで「俺の味だー」と言ってたからいいん
でしょう。…潰れろそんなラーメン屋。
 ニコはひいじいちゃんにプッチーニの話を振ってみるのですが、かけてある千羽鶴を指すだけで
まったく見当はずれ。とニコは思ってるけどじいちゃんが指差してるのは正しいんだぞ!
 そこに黒い折鶴があるだろうが!

 じいちゃんはぼけてしまって、ニコに「たまえー!」とか言ってるの。
 それでニコはいろいろな声真似をして相手してあげるのですが、じいちゃん、「たまえ、そんな
高い声じゃったかのう」「たまえ、いつから芸者になったんじゃ」とか…お前ホントはわかってて
言ってないか?
 その様子を絵美理が見ていました。
 「器用ね」と声をかけられたニコ、絵美理と話をします。
 心が騒がないってことが気になってたんですね。

 お医者さんとかナースっていうのは気持ちを切り替えられる名人かも知れません。
 患者さんが亡くなったら誰だって悲しい。悲しいけど、それをずっと悲しんでいる間にも
処置や助けを必要とする患者さんがいるわけで。悲しいから仕事できません、じゃ通用
しないわけだ。
 だから絵美理は「心のスイッチを切っている」と言います。
 あなたもそんな状態なんじゃない、と言われてニコ思わず「プッチ…………プチ整形
ってやっぱりよくないですか?」
 オメー、そんなとこでプッチーニの話題切り出すんじゃねーよ!あぶねーな!

 で、女店主の秘書よっちゃん。
 ニコと入ってたあのまずいラーメン屋にロボ連れてきてます。お前まずいとわかってるのに
連れてくんなよ、ひどい奴だな。
 そこで恋の相談みたくなって、よっちゃんの指摘によって自分の思いが恋だと気づいて
しまったロボ。
 携帯を埋めた場所に走っていくけど当然会えるわけはなく。
 同じ状況にすればいいんだ!と………この人ラーメン作って走って持っていって、
その携帯埋めた場所で食ってるよ。
 それのどこが同じ状況なんだよ。ロボ埋めるぞお前。

 それでまあ諦めて帰ろうとしたところにオウムが乗っかってきて、なかなか離れない。
ロボが慌てているとそこを、楽器?かなにか持ったプッチーニが通りかかる。声をかけようと
するけどもタイミングを失って見失ってしまったと。
 いや黒服にサングラスっていうプッチーニのいでたちもどうかと思うんですが。

 彼女たちは仕事の最中で、いじめられた子からいじめ返して欲しいということで仕事
決行中だったんですね。
 でそばにあったお稲荷さんに「こいつらを呪ってください」って頼んでるし。おいおい神様に
そんなこと頼んじゃダメでしょ。
 その後3人は食事をしながら「いつまでこんなこと続けるのかな」と会話してるのですが、
そこにべつこ?のこと忘れてた、みたいな言葉が出てくるんですね。
 つまり誰かのためにこの仕事を続けてるらしいです。このことは後編で明らかになるで
しょうな。

 ニコは病院で拾った黒い折鶴を眺めていて、母親の言葉に偶然、中にこめられた
メッセージに気づきます。
 それを慌ててロボのところに持っていくのですが、ロボは肩にオウムのようなロボット?
を乗せてラーメン食べながら外見てます。だからお前はほんっっっと何してんだよ…。
あ、これお蕎麦なの。そば補給ってロボが言ってるから。
 けれどもロボはロボなりに会いたい人に対して必死なんですなぁ。努力の方向性は
間違っているが、真摯な気持ちは立派だ。
 その相手がかずみちゃんじゃないことを知りビックリするニコ。
 「誰よ!」と問い詰めてます。いやキミにその権利はあるのかい?

 携帯を掘り起こしに来た昭子は、携帯の代わりにメモが入っているのを見つけます。
それがロボの家への地図なんですな。ロボ、考えたな!

 まあロボは携帯どうしをくっつけて「ちゅう」とかやったりしてるわけですが。まあやってる
ことはキモいんだけど、頭の中が小学生並と考えればかわいくみえなくも…。このシーン
キモいといやキモいけど、ロボが恋愛経験ろくにないということを考えるとちょっとかわいいな
とか思ったりしなくもないです。
 ところがどっこいまだいたニコ、「何してんの!?」とえらく機嫌が悪い。
 ホントに何ナノあなたってくらい機嫌が悪い。

 そこへやってきた昭子。
 ロボは緊張して変なポーズばっかしてるし、ニコは「この人があの携帯の人!?あっそう!」
と不機嫌に帰って行きました。
 で、その下で「あんなのおばさんじゃん!何考えてんの!」と。
 ニコ、それは失礼だよ…。人が誰かを好きになったのならそれを年齢とか容姿で差別しては
いけないし、その気持ちを否定すること事態失礼でしょ。
 と、怒り爆発で帰ろうとするニコは黒い折鶴が落ちているのを見つけました。

 こっからしばらくロボと昭子さんのショットが続くのですが。
 昭子さんは疲れていたらしく眠り込んでしまいます。
 びびりながらもそのまま寝かせてあげたり、夕食作ったりしてあげてるロボがかわいい。
 手のメモに気づいたりとか。
 で、ごはんですよーって言われて寝ぼけた昭子、「はい、さいとうさーん口あけてー」と
ロボに食べさせたりしてるし。
 ま、こうして夢のような時間を過ごした後ロボが目覚めると、昭子はいなくなっておりました。
 ほんっとお前寝たら失敗するよな…。

 ところが昭子、病院にて患者のさいとうさんに指摘され、手の甲のメッセージに気づく
んですね。
「あなたに会いたいです。苦しい」みたいな感じの。
 ロボにしてはやるじゃん!
 こういうのも粋ですなぁ。

 で、ロボの家にやってきた昭子。っていうかロボ仕事は?
 ともかく、「苦しいとか言われると職業柄過剰に反応してしまうのね」と言ってる昭子が
笑えます。そりゃそうだ。
 それで「私なんかで苦しくならないでよ」とも。

 昭子を送っていこうとしたロボですが、バス待ちの時にどうしても諦めきれなくて、「ここじゃ
ないとこへ行こう」と手をつないで引っ張って行ってしまうのですよ。
 これはロボにしたらすんごい進化というか、今までの女性に対する態度と比べても本当に
本気なんだなぁって感じ。1話からのことを見返してみても全然態度違うし。
 いよいよ本当の本気なんですねぇ…。

 ニコの方はというと。
 ひいじいちゃんが亡くなりました。
 ところがその葬儀の場にて後ろから「探したけどなくて」「鶴落としたくらい大丈夫」「誰も
思わないわよ、私達がプッチーニだなんて」という会話が。
 ニコが振り向くとそこにはあの三人がいました。
 あわててニコは女主人のところに行きます。何故なら拾った折鶴には、この人を殺して
欲しいと書いてあったから。

 しかしそれを見せられた女主人こともなく、「約束だから」と言います。
「殺されても仕方がないの。好きな人との約束だから」と。
 まーそれならそれでいいべ。

 ニコはロボに電話するのですが、「あの人が殺されるわけない」とか「昭子さんがプッチーニ
なわけない」とかその調子。
 前もあったな…。宇佐美先輩がかんにん袋なわけない、ってのが。あの時はロボ自身
わかってしまったから真剣に彼女に聞いていたけど今回は「恋は盲目」っていうのがある
からなぁ…。どうなりますやら。

 ニコはたまらずロボの家に行くけれども、彼は家を出る支度をしていました。しばらく帰って
こないと。
 「もう、フィクションのことはいいんだ」
 ショックを受けるニコ。
「あの人といると楽しいんだ」と、皮肉を言うニコに対してロボは「逆だよ。とっても苦しい」。
「じゃあ会うのやめなよ」
 そんなニコにロボは衝撃的なというか、決定的な一言を言うわけです。
「しょうがないじゃん。だって好きなんだから」

 MAXロボも簡単にニコにあげちゃった。
 そうしてロボは去って行きます。
 ニコも呆然としたまま歩き始めます。
 「今日、ロボが知らない人に見えた。私だってリアルに苦しいよ」

 二人の恋の行方はどうなってしまうのでしょうか?



 次回は、MAX対決!




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