多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→セクシーボイス アンド ロボ


セクシーボイス
アンド ロボ

第9話(07/06/05)

 もとの生活に戻ったように見えて、ロボもおらず、女主人の店も閉店してしまった日々。
何も変わらないてえらい変わってるように見えますよ、ニコさん。
 神社に参拝しても頼みごとをしないニコにお父さんは、「ニコはマイナス思考だなー」と
言い、ニコは「合理的思考」といい。いや、マイナス思考だと思うぞ。
 お父さんが言う、「神様に頼むのではなくて、自分がこうしたいという約束みたいなもの」
というのはある意味当たってるかも。
 頼むばかりでお礼しない人が多いんだから神様もいちいちかなえる気にならんわな。

 ニコはあわてて引き返して神社で参拝しようとすると、そこには女主人の秘書、よっちゃんが
おりました。
 元通りになりたいと一生懸命祈るニコ。果たしてその願いは…。

 一方ロボ。
 同棲してんのか。つかもう新婚オーラバリバリでうわっまぶしい!って感じ(笑)。
 でもこういう、ロボのまっすぐな愛し方はちょっとうらやましい。
 出勤しようとしてロボ、昭子がやってる、玄関の変な靴の立てかけ方に気づきます。
 院長の回診があるからやっちゃうんだってサ、気合入れるために。
 なんか伏線ぽいなぁ…。

 ニコはよっちゃんから女主人の過去を聞くわけですね。
 仲間であり恋人でもあった人を捨てて逃げて問題になった、みたいな。
 ニコは許せないっていうけど、むしろスパイならそれが出来なきゃダメでしょ。
 その人は助かったらしいけど、ずっと意識が戻らず昏睡状態。で、あの折鶴の願いは実は
女主人が書いたものだと判明します。
 つまり回りくどい自殺みたいなもんだな。

 よっちゃん、ついにロボがいるところへ乗り込みます。あ、場所知ってたんだ…。これはさすが
スパイの仲間だけあるな。
 ともかく、ロボを殴り倒し、友達じゃねーよと言いつつ家捜し。
 そうしてカレンダーの印から、約束決行が5日だと知ります。
 また、ロボが「ニコもそんなこと言ってたな」という言葉に「おめー、ニコの言うこと信じなかった
んだってな」。
 そら殴りたくもなるわなってお前、殴った理由が、歯ブラシがおそろいって、よっちゃんはったおすぞ。
 そして洗濯機の中からピストル発見。
 ほう…。
 そしてよっちゃんは、「こないだ神社でニコに会った。なんか必死でおがんでた」と言い残して
さって行くのです。
 それを聞いたロボの顔色が変わったということは、何かちょっとだけ思うところがあったに
違いない。まだまだロボは戻ってこれる。

 プッチーニ作戦会議中。「ホントに人殺すの!?出来る?」って、今までしてきたんじゃない
のか?噂に尾ひれついただけ?
 にしてもなんか拳銃の話ってこっちの方がタイムリーな話題な気が…(笑)。

 ロボと昭子さん。
 ずっとこんなことが続けばいいのになぁーって。
 写真撮ってる。
 まあ時間が流れている限り、「この一時」というのは永遠できないのですが、写真なら
永遠だものね。
 でもロボ、いまいち不安な顔隠しきれてないね。
 その夜、プッチーニ、発砲練習。すげぇ。職質かけられたらアウトだね!
 つーかすごいな君ら!女が片腕でやすやす撃てる銃ってどんなんよ。

 ロボ帰宅した昭子の手の臭いかいで、硝煙の臭いに気づくわけですね。
「悲しい臭いがする」て。
 さすがだ。
 昭子は…気づかれたことに気づいたでしょうか?
 つかロボソファで寝てるんだけど、ふとんの予備はないのかこの家は。

 殺されるのを諦めない女主人。
 ニコが昔三日坊主に言った、「自分が忘れたからってなかったことにはならない」、
これが自分の中に深く突き刺さったらしいです。
 だからきちんと罪の償いをしたいと。
 まあこの人なりのけじめなんかのう。

 昭子とロボがホラー映画見てるんだけど、怖いシーン終わった!?ってロボが後ろに
隠れてるのかわいい。
 すごいかわいい。
 で、昭子が「私が人殺しだったらどうする?」という質問に対して本当に真剣に考え出す
ロボ。
「その答えなんですけど。ボクは昭子さんが人殺しでも好きだと思います。好きのほうが
勝ってしまった自分が悲しいだけです」
 でもいい話なのに「昭子さんがラスボスでも好きです!」…台無し。

 夜勤変わってあげたから出かけるという昭子。
 けれども玄関にはあの仕様になった靴が…。
 ニコに急いで連絡するものの、どうしたらいいかわからないロボ。
 それだけでなく、女主人を隠したほうがいいと提案した場所が昭子に聞かれてしまい、
大ピンチに。
 目の前で昭子はプッチーニに「場所が学校になった」と伝えます。
 そしてさらにロボ、「人殺しでも好きだから」と携帯までも渡してしまうんですね。
 ロボ、あんたを軽蔑するぞ。
 それはあなたの信条でしたか?MAXロボの信条だった?
 好きなら相手の犯罪も見逃すのがMAXロボだった?

 そんなことがあるとは知らないニコ。女主人を学校につれてきます。
 呑気に「学校で死んだりすると迷惑じゃない?」って言ってるよこの人。
 死にませんて。

 一方落ち込んでいるロボ。どこだ?駅か?
 酔っ払いを見ています。多分MAXロボか何かの歌をうたっているのだろうけど
「熱いぜ 熱いぜ 燃えてるぜ 僕らの母星守る…何の心?」という彼らに。
「それは正義の心です」と指摘しました。
 そう。ダメに決まってるんですよ、人を殺すなんて。
 ここにっマックス復活!相変わらず音楽とかぶって何言ってるかわかんねーよ!
 マックスッロボッターン!かな?
 でもロボットが手にない(笑)。
 マックスッロボッターン!…ない。と手をあわあわさせるロボが可愛くて素敵。
 ロボはこうでなくちゃね。

 さあプッチーニがやってきた。
 女主人、「私の生きてきた証、ちゃんと処分してね」ってお前はLかコラ。
 ニコ、窓を開け「ロボの声が聞こえたような気がする」。
 そう、間違ってない。
「ニコ、お前耳がいいんだろ。俺の声を聞け!プッチーニにばれた。学校にいるって
ばれた!」
「ロボが、学校にいるってばれたって!」
 ここは鳥肌立つほどかっこよかった。なんか二人の絆って感じがしました。

 だが時すでに遅し、振り向いたらプッチーニがいました。
 …まああんだけ騒いでりゃわかるわな。
 私なら体育館の上とかに隠れてますけどね…。
 ともかく。
 対決ですよ。

 プッチーニの言うことなんですが。
 人が死ぬのに慣れないとか、どうして私達だけ死に立ち会わなくてはいけないのとか
命が消えても何も変わらないとか。
 お前らはガキか。それだけ生きてきて何一つわかってないのか。
 人が死ぬのに慣れてしまったらおしまいだし、人の死に立ち会いたくないなら看護師
やめろ。命が消えても何も変わらないっていうのは世界から見たらであって、その人の
周囲であれば確実に変わるでしょうが。
 この世界がイヤなのっていやならさっさと死ね。誰かを巻き込まずに。
 
 ニコは言います。
「もしあなたが死んだらロボは誰ともしゃべらなくなるかも。そうしたら私は学校の友達と
しかしゃべらなくなる。元に戻ったように見えてもそうじゃない。池に石を投げた波紋が
いつまでもあるように、それで終わりじゃない」と。
 …波紋て消えるよね。
 ともかく、誰かが死んで何も変わらない世界なんてないのだと。

 そこへ駆けつけてきたロボ!間に合ったー。
 そして彼は言うのです。「奇跡が起こりましたー!おのさん(女主人の昔の仲間)が目を
覚ましました」と。
 …まあウソだったんですけどね。
 銃をつきつけられて何か言わなきゃと思って。
 確かにこりゃ女主人がかわいそうだわ。
 
 結局仕事を諦めたプッチーニは看護師の仕事に戻ってるんですが、べつこさんの
メッセージ「私のことなんか忘れていいからね」という言葉を見て、次の仕事で最後に
することに決めます。
 でその仕事が皮肉なことに、銃をパチった笹山さんという人の仕事。
 覚悟を決めて黒い折鶴を開いたところ…。
「あんたら幸せになりや」
 の文字が。
 昭子は「今までで一番難しいお願いかもね」と言うのでした。

 女主人はおのさんの手を握り締めながらいろいろ語りかけているのですが。
 神様は忘れませんでした。
 奇跡はやっぱり起きたんです。
 舞散る一面のさくらの中、目覚めたおのさんは「許す。…友達だから」と。え?イヤ
そこ、「恋人だから」っていう場面じゃないのかぁぁぁぁ!台無しだよぉぉぉぉ!

 そゆわけでロボ。
 帰宅したら昭子さんどころか別のカップルが住んでいて。
????のまま追い出されましたですよ。
 ニコ、荷物を抱えた昭子さんに出会います。仕事を辞めて遠いところに行くらしい。
 ロボに告げずに。
 ニコに連絡先を渡すのですが、ニコ、それを公園のゴミバコに捨てた。
 それくらいはしてもいいと思う。なんつーか、昭子にはロボといて欲しくないと思うし。
 そういう資格もないと思うし。

 で、バッタリロボに出会ってニコ大慌て。
 ベンチの端と端に座って話す姿がかわいいなぁ。
 しかもロボがおずおずと、「一番大変な時にいれなくてゴメンね」って。かわいいのですよ!
 まあその割には、「どうして家に帰ってこなかったの」と聞かれて「浮気して帰るみたい
だったから…」と答え、ニコがえっという顔したら「ロボット達に悪くて」。だからお前は女に
モテないんだぞロボ!

 ま、いろいろあってニコは申し訳なく思って捨てたメモを探すのですが見つからず。ロボは
そんなニコを責めるわけでもなく、あのツーショットの写真を破り捨てるのですね。
「だって俺達友達だろ」という言葉とともに。
 恐らくロボも本当の恋じゃなかったんじゃないのかな。
 ともあれこうして、ニコの日常は戻ってきたわけで。
 女主人らも戻って元通り。
 明日からまた今日と同じ日が始まるのです。
 いつまでもその場に留まってはいられないけれども、わざわざ変える必要もない日々。
 そんな毎日が必要だったと、ニコとロボは気づいたでしょうか?


次回は、MAXパニック!




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