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第2話(08/04/26)

　今回は暴力シーンがほとんどなくて良かったです。内容もどちらかというと軽いタッチの
感じだったし。

　えーっと佐藤健さん演じる岡田とよくつるんでいるのが湯舟って人ですか。この人は
なんか面白い。ニャーとか言ってるから。
　その湯舟が、鍵のかかった部室をどうにかあけようと、鍵穴に針金突っ込んでガチャガチャ
やってんですけど。
　諦めて皆が帰ろうとしたら「開いたニャー！」「ニャー！」って会話がバカっぽくてかわいい。
　でも既に部室の中はこざっぱりしてました(笑)。
　そこに関川と御子柴が入ってきて部活の準備をしてます。
　安仁屋も入って来たんですが、険悪なムードになるかと思いきやニヤリ。ソファ残ってて
よかったーとか言ってる。この子も胸の中わからんキャラですなぁ。

　御子柴が、もう一度野球をやって笑って卒業したい、と主張するんですが、若菜とかは、
笑う前に笑われると一蹴。
　しかし彼は「川藤なら笑わない」と。
　うん、いい感じじゃないですか。
　でもなんか突然安仁屋が怒ってるし、若菜らは帰って行くしでまだまだ野球部再建には
時間かかりそうですね。
　けれども、縁を切るわけでもない、殴るわけでもない、みんなやっぱり野球やりたいんだろう
なぁとは思いました。
　…帰って行く若菜以下4人なんですけど、岡田が左側で見切れてるんですが…。
　彼らを見守りながら御子柴は、新庄にも気付いてほしいと言います。
　
　翌日だかもう少し経過してるのか知りませんが、新庄が登校してきました。が、帰っちゃった。
さすがは部長、ケガもう治ってる。

　一方職員室に、どっかの学校から野球部の練習試合について電話がかかってきました。
　断ろうとする校長に対し、川藤は「やりましょう」と。
　そのかわりもし１ヶ月後の練習試合にメンバー集まらなかったら辞表を書くと。
　…っていうか無理に彼ら集めなくても入部希望者とか集めればいいよね。

　というわけで大張りきりの川藤は、クラスの野球部員に練習試合のことを伝えるのですが。
机をかっ飛ばして出ていこうとする彼らの横で、今岡が細かい演技してます。一瞬だけど。
　
　ただ、教師らの話を岡田が立ち聞きしていて、川藤は自分が辞めたくないから野球部の
メンバーを集めるのに必死なんだ、と誤解してしまうんですね。
　それを聞いて若菜らは怒るのですが、しゃべってる前を虫飛んでるので、できればもう一度
撮影しなおしてほしかったのですが。
　そこへやってきた川藤。
　若菜はタバコを隠しもせずに、野球野球って俺はサッカーがしたいんだよ！と言います。
　これで川藤を諦めさせようと思ったんでしょうがそうは問屋がおろさない。
　川藤感激して、「いいじゃないか、サッカー！俺に任せとけ！」と、何かを言うヒマも与えず
立ち去っていきました。
　さてどうなることやら。
　ってーか若菜も頭悪いですね。本当に生徒のことを考えている川藤にこの手は逆効果
ですがな。
　まあ、赴任して何日もたってないんだろうから、いきなり信用なんてできないだろうし、
また信じて裏切られたくないんでしょうね。

　一方で安仁屋はとある人物に会いにいっていました。

　川藤がウキウキしているところに、電話がかかってきました。

　安仁屋が会ったのは前の学校で川藤がけがを負わせたという張本でした。
　工場で働いていたらしい。
　川藤のことをバカにしたから安仁屋に殴りかかったんですね。
　でもって、「川藤の足引っ張るなよ。借りがあんだよ、あいつに」と。
　頭のいい安仁屋ならそれで、誰が言っていることが正しいのかわかったでしょう。
　川藤はやりたくてやったわけじゃない、事故だったのを自分が黙って責任をかぶることで、
この生徒をかばったんだと。
　そこに連絡を受けた川藤がやってくるんですね。
　張本と思いがけない再会ですよ。
　彼は親が入院したため結局学校を辞めざるをえなくなったんだけれども、夢は捨てていなくて、
定時制に通いながら教師を目指してるって。
　それを不良がバカな夢見てると笑った安仁屋。
　これはいけないだろう。そこまでするような子じゃないと思ったけどな。
　ともあれ川藤は「バカといったことを取り消せ」と、この時ばかりは本気で怒るわけです。

　ここで思い出したのが、うしおととらの「時限鉄道」最後のエピソード。
　頼りなかった男の子の10数年後を描いてるんですが、妖怪に襲われてピンチになって
いた時必死になって助けてくれた教師を見習って、教師になっているんですね。
　それに似てるなぁと思いました。
　そうやって誰か一人でも、人生の中で影響を与えられるっていうのはとてもすごいことだと
思います。

　ともあれ、安仁屋を引き取って帰る川藤。
　川藤は自分のことを語り始めます。語ってんじゃねーよとか言いながら律儀に聞いてやる安仁屋。

　昔川藤のお父さんは、夢を持てと常に説教していたり、不良を更生させようと、自分のところで
空手を教えていたりして、川藤にとっては鬱陶しい存在でしかなかったようです。
　しかしそのお父さんが亡くなった時、いつもお父さんにはむかっていた連中が声をあげて
泣いたと。
　それからみんな、ちゃんと夢に向かって頑張ってたから、自分も夢を応援できる仕事が
したくなったらしいです。
　うん、いいねぇ。

　しかし安仁屋、「安仁屋の夢ってなんだ」「ねーよ」
　満面の笑顔で即答！はぇぇよ！
　かっこよく立ち去ろうとしたものの、「今度試合やるぞ」と言われてビックリして足をとめました。
　うむ、こういうところは予想通りの反応だな安仁屋。

　ただ彼がかたくなに夢を拒むのは、いくら努力しても手の届かないもんがあんだよ、だそう
です。
　あー、年齢制限ひっかかってレンタルビデオでアダルトDVD借りられないとか、クレジット
カードが作れないとか。
(多分違うと思う)

　トイレで、教師らの会話から、川藤が熱心に自分をサッカー部に入れてくれと頼んだ、と
聞いた若菜。
　川藤のもとに怒鳴りこみますが、逆に毒気を抜かれて逃げるように立ち去るようなハメに。
　っていうかなんかやたら草むしりばっか出てくるな。
　そんなに整備されてないのかこの学校は。
　いつも部活やる時みんなどうしてんのよ。

　朝、川藤が草むしりしてるのにビックリした若菜ら４人組ですが、見つかっちゃって校舎内を
逃げるハメに。
　ここで、クラスのドアを蹴倒して逃げるシーンがあるのですが。
　このシーンでの岡田のアクションはすごいです。
　上のかもいってんですか、支えにつかまって、両足でドアを蹴倒してんの。さすが電王で
アクションやってきただけあるなって感じでした。ビックリ。
　
　段々と良心がとがめてきたらしい若菜。
　夜こっそり学校に入ってみますが、そこで川藤が寝もせずに草むしりをしているのにビックリ
した様子で、そのまま立ち去りました。
　立ち去るのかよ！なんかこう、リアクションねーのかよ！
　夜なんか悪いことしにきた不良を入口でばったばったなぎ倒すとかさぁ！
(それどこのごくせんですか)

　朝。
　すっかりきれいになったグラウンドの前で寝ている川藤。
　それに若菜は「俺達が野球やらないとクビなんだろ」と食ってかかります。
　しかし逆に川藤は「俺の心配してくれてんのかよ」と喜ぶ始末。
　ま、それでまた立ち去ったんですがね。
　屋上で若菜がタバコを吸っていたら安仁屋が来て、「あいつ何か企んでるのかな」と聞かれ、
安仁屋は「その方が楽なんだがな。あいつは直球しか投げらんねーよ」と。
　やっぱよくわかってるなぁ、安仁屋。

　その一方で川藤は、廊下であのメガネ教師とサッカー顧問に会って、草むしりの期限をもう
少しだけ待ってほしいと言っています。少し間に合わなかったみたいなんですね。
　けれどもそれに対してメガネは、タバコを吸いながら「あんなクズを押し付けるな」とか言うの
ですが。
　川藤ブチ切れました。
　そのタバコをもぎとって、「生徒が歩く廊下でタバコを吸わないでください。それにあいつらは
一度道はそれたかもしれない。だけど、くずなんかじゃありませんよ！」と真剣に怒ります。
　かっこいいなぁ。
　というか確かに、タバコ吸ってる教師の方が問題だわ。
　頭を下げて頼む川藤に、陰から見ていた若菜はこらえきれなくなったんですね。
　飛び出していって「サッカーやりたいなんて嘘だ。なんでそこまでするんだ」と言います。
　川藤は笑顔で「俺の教え子だからだよ。お前が夢をつかむところをみたいんだよ」と。

　なんかしらんけど若菜いきなり走り去った！
　それを追う川藤。
　っていうか二人とも校舎の二階から飛び降りて、それでも走っていくんだからすごいよ。
ニャーの人が飛び降りた後(なぜか)、ややためらって若菜が飛び降り、川藤はためらうこと
なくダイブ。これが決意の差かなと思ってびっくりしました。

　でまぁ結局、川藤の真剣な気持ちを知った若菜は野球部に戻ってくるのですよ。
　笑顔で話してる若菜に三人が茶々入れるのですが、「俺がもしアメリカ大統領になりたいと
いっても、あいつだけは聞いてくれる」と。
　確かに。
　そのあと安仁屋に、「アイツの直球ハンパねーよ」と言って出ていくんですけども、安仁屋は
これを聞いてピクリ。
　おいおい、ピクッとする演技なんかぎこちないぞ、安仁屋くん！

　体育の授業で野球やってる楽しそうな若菜らを見ている岡田、湯舟、桧山。
　彼らだって戻りたいんですね。
　ま、結局彼らも野球することにしたんですが。
　若菜に「素直じゃねーな」と言われて「お前がゆーな！」って返してて面白かった。
　でもって、ユニフォームを御子柴が持ってくるんですよ。
　ぜってーきねーかんな！とか言う若菜ですが結局皆着ちゃったりして。
　…っていうか、バットを肩にかけてのっしのっしと歩く岡田が…なんかモモタロスっぽい
なとちょっと思った…。
　そうか、岡田の性格付けってなんとなくモモタロスに似てる。まあ彼は前へ前へと
出ていこうとはしないけど。
　ともあれ、今回はこんな感じで決着したのはいいんですが。
　新庄の出番がたった数秒というのはどうかと思います。

　来週３回表はまたまた大もめみたいですね。
　不良が更生した時にありがちな、「あいつら野球部だからもうケンカできないんだぜ」
というアレですね。
　この手のは古臭いからあまり好きじゃないんだけど…。まあ仕方ないか。
　スクールウォーズとかでもやってたしなぁ。
　ともかく解決するといいなと思いますね、あまり引きずらずに。

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