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ROOKIES (ルーキーズ)

第3話(08/05/03)

 今回は一言で言うと、安仁屋仲間になるの巻ですな。
 っていうか失礼ながら、誰かが死んだとかそういう重いものがあって、安仁屋は野球部に
復活できないでいるのかと思ったので、動機がまあこれからでも挽回できるものだったから
安心しました。
 
 さてさて。
 野球部復活で喜んだのも束の間、部室から教室から破壊されまくってます。
 安仁屋は走り去る女を見つけてその後を追います。新庄は新庄でじーっと部室見てた。
前回出番がなかったのが相当こたえたのか今回は結構いいとこ持っていきますぜ。
 …っていうか新庄、登場するたびに黒いメッシュ?だか黒髪の部分が増えてきますが
あれですか、最終回には黒髪になって、眠っていた野球のパワーが目覚めるとかそんなん
ですか?オッスオラ新庄!(これ野球ドラマです)

 安仁屋が女を追いかけていったのには理由がありました。その女がいつも指にしていた
2連のリングがその時は外されていたのですが、野球部の落書きにはふた筋の引っかき傷
みたいなのがあったんですね。それで、こいつがやったと。安仁屋、とっさの観察力であれだけ
判断したのだとしたら名探偵になれるぞ!今サンデーじゃ高校生探偵が記憶失ってるから
チャンスだ!

 で、詰め寄ろうとした安仁屋。「待てよ!」と叫ぶんですが、「お前が待てよ」と後ろから殴られて
昏倒。殴ったのは新庄でした。
 つまり彼は、野球部に迷惑かけないようにしたんですな。
 犯人は元野球部の3年。あれですわ、彼らによって夢を断たれたという連中でしょう。
 
 新庄が彼らとやりあっているのを見ておきながらそのままやってきた平塚と今岡。新庄
だからほっといたんだよと平気で言う2人に、「お前ら最低だな」と言って若菜達は走って行く
んですな。彼らは仲間だから。
 ここはかっこいい。野球部だからケンカやばいとか、そういうの考えないでつっぱしるのが
いい。

 一方で多勢に無勢でやばくなっていた新庄なんですが、3年に飛び蹴りして登場したのが
安仁屋。気持ちいいくらいスッパリ決まりましたよ飛び蹴り。
 新庄に「あとで一発殴らせろや」とかいっててこっちもかっこいい。
 
 若菜らがバット持ち出していこうとするのを川藤は止めるんですね。てっきりケンカを止める
のかと思ったら「お前ら部活だと俺に言え」って。
 バットもおいてけって。
 ケンカを止めないでやらせるところが川藤らしいですね。
 安仁屋らは、野球部のことを持ち出されてピンチにー。
 とここで、ちゃんとバットおいて「部活」にきた若菜ら登場。
 今回は出始めから飛ばしてくれますねー。

 …というわけで校長室で大目玉くらってる野球部らですが、結局彼らは丸腰でやってる
わけですから、凶器持ってた3年がおとがめなしでこいつらが退学なのはおかしいと、
川藤は校長に文句を言って、退学処分を撤回させます。そりゃそうですよ。絶対におかしい
って。
 それで彼らは処分を免れたのですが、立ち去ろうとする新庄に御子柴は「野球部の敵を
とってくれたんだよね」と声をかけます。
 うむ、新庄は熱い男だ。
 で。
 野球をするにもあと3人足りないので「こんな奴(川藤)ほっといて俺らでメンバー集めようぜ」
と若菜。「ほっとくなー!」と叫んでる川藤。ここは微笑ましいですなぁ。

 先週に引き続き安仁屋、がっつり部活の様子見てます。
 あと、とうこちゃんが川藤のクビがかかっているということを知りました。
 あれ?しらなかったっけ?練習試合までにメンバー集めないと川藤クビだっていうの。

 ともあれ、川藤は部室に「目指せ甲子園」の紙をはってます。
 夢はでかくてもいいんだよぅ。

 そのとーこちゃんは安仁屋酒店の留守番をしておりまして。
 安仁屋が帰ってきて「私を甲子園に連れてってくれんじゃなかったの」とか言ってる。
 お前はどこの浅倉南だ。
 彼女の口から川上君という名前が出たとたんブチ切れる安仁屋。
 どうした、過去に殺人事件でもあったのか。(それじゃ金田一)

 ペンキで落書き事件の後、部室の壁はきれいに塗りなおされ、「ペンキ塗りたて。
さわるな」の張り紙が。
 皆でワイワイ部活の準備をしていると、安仁屋がやってきました。
 一瞬張り詰める空気…と見せかけて若菜が、「お前ペンキさわっただろー」と。安仁屋が
人差し指を見るとくっきりと白いペンキが。
 ところがどっこい皆やってたわけですよ。
 人差し指をみんなで突き出して笑い転げてます。
 お前らは集団喪黒福造かよ。ドーンやるぞドーン。

 そゆわけで、彼らは安仁屋をほっぽっといて部活へ。不審がる御子柴に関川は、「あまり
しつこく誘うと部室にこなくなるから」と。よくわかってるなぁ。
 安仁屋みたいなタイプは、こっそりユニフォーム出しておくと、誰もいない部室でこっそり
着てポーズつけて遊んでると思う。(ラストサムライで着物きてはしゃいでたトム・クルーズの
役みたいな)
 安仁屋は壁に貼られた、川藤が書いた甲子園の紙に気付きます。
 それを眺めていると、ルールブックを熱心に読みながら入ってくる川藤が。
 しかも安仁屋がいるのにそこで初めて気づいてマジビビリしてる。これは笑った。

 しかしここで安仁屋、黙って立ち去るかと思ったら、紙を破り捨てて出ていくんですよ。
 ド素人がとか言い残して。
 あのさぁ。ド素人だろうがあんたがプロだろうが、人が頑張って見ている夢を横から手を
出してぶちこわす権利なんてないんだよ。
 たとえそれがかなわない夢だったとしても、努力してきたことが否定されるわけじゃない、
努力したことを後悔するやつぁどの道そこまでの人間ってことですよ。
 なんでそんな意地っ張りかなぁ。

 えー。
 冒頭で、一人奮闘している新庄を置いてきて、若菜らに怒られたことにブーたれていた平塚は
とーこちゃんに平手をくらって、そこからとーこちゃんのファンになってしまったみたいで、彼女が
所属しているコーラス部に入ったらしいです。まあ動機が不純で彼ららしいといやそうですが。
 ともあれそのとーこちゃんはといえば教室にいました。
 川藤がきて、甲子園の話をするのですね。
 昔中学時代、安仁屋は野球部のまさにヒーローだったと。けれども自分の限界を見せつけられる
出来事があって、もうやさぐれてしまったらしい。
 なんだよ、誰もが通る道でしょうに。

 中学時代に、川上君という人が別の中学にいて、試合で彼のたまを全然打てなかった。
 けれどもその時はそれをバネにして燃えて、高校でも野球やるぞと頑張っていたと。
 騒ぎ起こして安仁屋らが活動停止をくらっている間に、川上君のいる高校は甲子園出場を
決めたのだけれども、その彼でさえ甲子園では相手の学校に12点をいきなりとられてしまって、
しかもそれで勝った相手校すら2回戦で完封試合だったって。
 そこから、努力してもダメならしない方がマシって考えになったって。
 お前なー、そりゃ何もしなければ傷つくこともないよ?だけど、何も得るものはないわな。
 それでいいんかい。人生ダラダラ過ごして死ぬ間際に後悔しても何も意味ないぜ。
 まあこういうこと言う奴ほど、「別に後悔しないし」とか「そんなに長く生きるつもりはないし」
とかたわけなことしか言えないんですがね。

 ともあれとーこちゃんは、安易に自分が甲子園の話をしてしまったことを猛反省中。そして
安仁屋の過去を知った川藤も、知らなかったとはいえ彼を傷つけてしまったことを知るん
ですね。

 一方安仁屋は。
 子供たちの草野球チームを熱心に指導してました。安仁屋ァァァァ!

 そういうわけで川藤は、とりあえずボールを打ってみようと。
 若菜が投げるんですが、これがまさに額にジャストミート。
 御子柴の、ちょっと抜けたような感じの「せんせぇ!」が笑えました。
 もうここは思い切りギャグなので笑えます。
 死んだか?とか言ってて、なんとか川藤立ち上がったんですけど、またバッタリ倒れてるし。

 とーこちゃん、野球部マネージャーになりました。
 そういうわけでポジションの希望とかいろいろ紙を配って調査中。
 あの新庄にもちゃんと話しかけてちゃんと普通に会話してるからえらい。
 っていうか多分新庄も、普通に話したら応じてくれそうではありますね。
 これは野球部に新庄やら安仁屋やら復帰したらもうモテモテじゃないですか?
 紙を受け取って新庄は「安仁屋は?」と聞きます。
 とーこちゃんは「やってくれたらうれしいけど無理だと思う」
 「そーでもねーよ」
 安仁屋のことを一番理解してるのは新庄だと思う。

 ところがどっこい今回も校長、動く。
 ベンチに座ってた安仁屋に、「甲子園目指しても屈辱を味わうだけ。キミならわかるね」とか
言ってる。
 校長、お前は黙って校舎前の銅像役でもやっとけぃ。

 んでこれに洗脳されたというか、安仁屋は教室にやってきて、「おめーそれは校長がお前に
いったことだろう」という言葉をまんま繰り返します。
 カッときて殴る若菜。
 てーかここで、安仁屋が思い切り吹っ飛んで壁に頭ぶつけたように見えるのですが大丈夫
なんでしょうか?
 そんな彼らのケンカを、川藤はやらせとけと見ていました。
 口べただから殴り合ってわかることもあるって。
 あれこれ言う安仁屋に御子柴は言いました。
「俺達は夢みちゃいけないのかよ。だったらもう部室来るなよ。俺達に期待させんなよ」と。
 これは多分安仁屋の胸に突き刺さったと思う。
 何より、夢をまた見始めてもいいかなって思ってるのは自分だから。
 彼は「俺だって野球しかねーよ」と言って立ち去りました。
 っていうかキミドラマ始ってから一方的にやってきては一方的に立ち去っていくよな。

 河原のグラウンドにきていた安仁屋のもとに川藤がやってきまして。
 バケツいっぱいの球を俺が投げるから、安仁屋が3回空振りしたら野球部に入ってくれと。
 雨が降ってきましたよー。
 二人の試合を黙って見守るとーこちゃん。全身ずぶぬれですがな。
 よし、とーこ、頃合いをみてこっそりボールをいくつかバケツに入れておくんだ!

 川藤はボールを投げながら、無駄な努力なんてないんだぞと言ってくれました。
 ちゃんとみんなの思いを代弁してくれてよかった。
 で、とーこちゃんのところに傘をさした新庄がやってきました。うーんさすがにずぶぬれは
いやだったのか。
 さりげなくとーこちゃんを傘に入れてあげているのが優しい。
 よし、安仁屋!新庄に向かってボールを打つんだ!
「ワレ、わしの女に何さらしとんじゃ!」とか言って。(これそういうドラマじゃありませんから)

 残り3球。これを全部空振りさせたらいいわけですが。
 安仁屋は「1球でも空振りしたら俺の負けにしてやろうかー」と言うのですが川藤は「真剣
勝負だぞ!」とあっさりはねのけるんですね。
 んー…ここは、安仁屋は1球にすることで、たとえばわざと空振りすれば、戻る口実が
出来る。川藤だって楽になる。
 多分川藤は自分が楽になるからとか考えずに、安仁屋が戻りやすくなるなら1球だけでも
というのを受け入れただろうけど、その前に「約束」をしている。
 だから絶対に譲らない。
 いい男ですなぁ。
 新庄はちゃんと見抜いていて、「全部空振りすりゃ、好きな野球ができる」と言うんですね。
それからあとは何も言わなかったけど、多分こう続くのではないかと。「でも、わざと空振り
すんのはあいつの主義に反するだろ」って。

 1球目は空振りしまして、2球目も空振り。
 でも、安仁屋は「かすったぞ!ファールだ!」って言い、川藤は「空振りだよ」と言い。
 お前は野球やりたいのかやりたくないのかどっちなんだ安仁屋。

 3球目。
 まあさすがに空振りとなると出来過ぎってもんで、見事なホームラン。
 負けたら野球部顧問をやめるという約束をしていた川藤はがっくり膝をつきました。
 無言で立ち去る安仁屋。
 新庄はとーこちゃんに傘を渡して立ち去っていきました。優しい奴だ。
 でもここで新庄が何か言ったんだけど何言ったか聞き取れなかった。

 屋上でタバコを吸ってる安仁屋に、とーこちゃんが声かけてくるんですね。
 立ち去ろうとした安仁屋ですが。
 「また野球やるならキスくらいしてあげよーかー」
 え、そこで立ち止まっちゃうんだ、安仁屋。
 彼は「パチンコの景品にもならねーよ」って去っていくんですけどね。
 ここは、とーこのとこに怖い顔で戻ってきて、とーこが「何よ?」ってちょっと怯えつつ
言ったところで、素早くちゅーをして「前払いでもらっとく」とニヤリとしち立ち去っていったら
多分ルーキーズは少女漫画雑誌で連載されてた。(どういう突っ込みだ)

 部活を始めようとする御子柴らの前に現れた川藤。
 決意を固めて土下座し、事情を話しだそうとするところに…。
「おせーぞ、おめーら!」
 グラウンドにはなんと、ユニフォームにちゃっかり着替えた安仁屋と、とーこちゃんが。
 入った動機として安仁屋、さらりと「野球やったらこの女がやらしてくれるって言うからよー」。
こういうところが彼らしいんですなぁ。かわいいねぇ。
 安仁屋ととーこちゃんっていいカップルになりそうですよねぇー。
 安仁屋は「勝負に勝ったら何でも言うこと聞くって言ってただろ監督。試合までにルール
完璧に覚えろ」と川藤に言いました。

 一方新庄。
 皆でとったプリクラ見てる。
 いやいいんだけどさ、プリクラってなんかかわいいな。

「俺がノックしてやるからお前ら散れー!」と、まるで前からいたかのように指示を出す
安仁屋。あんたって奴は…。
 それを見ている新庄を見つけて川藤、声をかけました。
 新庄は立ち去ったけど多分、そう遠くないうちに彼も野球部に入ってくれるでしょう。
…回数的に次回とかな!

 さて。忘れ去られていた今岡と平塚は。
 「誰か、八木(とーこちゃん)がマネージャーになったこと言ったっけ?」
 ここで皆がフリーズするのがおかしい。
 そういうわけでやっと今岡と平塚も入りそうです。

 歩き去る新庄が静かに微笑んでいたことを、今はまだ誰も知りません。


 一方で校長。
 練習試合を勝手に断ってました。どこまで卑劣なんだこいつ!
 でもよく考えたら練習試合無効にしたところで、メンバーを集めるという約束は守った
わけだから意味ないよね。
 負けるな野球部。

 次回4回表は多分新庄君の話だと思います。
 もうあの校長誰かリストラしてくれ〜。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ROOKIES (ルーキーズ)