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ROOKIES (ルーキーズ)

第9話(08/07/05)

 いろいろなところと練習試合を重ねて、メキメキ実力と自信をつけてきたニコガクナイン。
(ナインっていうか平塚入れて10人ですが)
 第1話の頃の自分達が見たら信じられない光景でしょうなぁ。

 一方で校長は出張か何かで留守にするらしい。
 あーすっかり忘れてましたけど、先週はきれーに出てきませんでしたねこの人。

 でもって、甲子園の抽選会が行われるということで、先輩先生とメガネ教師は川藤に
向かってメチャクチャ皮肉言うとるし。
 通じんなぁ。明智さんみたいに空気が凍るくらいの皮肉でないとなぁ。
 はぁっっ!なにやら背後から殺気が!!!!!

 校長が出かける前に川藤にまた文句言ってるんだけど、川藤は笑顔で、「彼らは努力の
重みをよく知っている」と言います。
 が、この校長、「試合なんか見る価値はない。不良の試合など」とか言うんですよ。
 ほんっとにこのバカ校長、教育者の資格ないよ。
 これドラマだからいいけど、現実にこんなことほざく校長いたら後ろから蹴りますよ私は。
 本当に更生してない連中ならともかく、彼らは真面目にやってるわけだから、それを
信用しないでどうするって思う。本気で怒るのは信用を裏切った時でいい。
 
 まあともかくバカ校長はおいときまして。

 だらっだらと野球部メンバーが歩いていたら、かつあげに遭遇。
 新庄がさらっと止めるのですが、中学の後輩だった。
 でも彼は何も言わず、バットをおもちゃにするなとだけ。
 その背中に後輩が「野球マジでやってんすかー」とか。
 あ、一応敬語なんだ。
 挑発するような言い方に答えたのは安仁屋。
 「おめーらも熱くなれるもの見つけろよ、夢とかよー」
 で、なんかヘアバンドしてる、お前は「新暗行御史」の文秀かよみたいな奴が、
「夢ならあるぜ、東京制覇だ」とか。
 わかったからお前は東京めぐりスタンプラリーでもしてろ。

 野球出来ないようにしてやろうかとか脅しかけてるけど、そこに川藤間に合った。よかった。
つか立ち去ってく不良たち猫背だよ、姿勢悪いよ。

 そんでこの、文秀みたいなのが、転校してきた不良の上坂。なんかもうずーっとこいつが
文秀に見えて仕方なかったよ…。
 ニコガクの野球部って言えばすぐ切れるというので有名だったから期待して転校して
きたらしい。
 いや…そういうのに憧れてる時点でおめーは十分ガキだよ。
 つかすぐ切れるって。あーたそんな昔の電球じゃあるまいし。(切れるの意味違います)

 ただ川藤は彼らから、上坂が東京制覇という夢を持っていると聞いて「夢!?」と
反応してるのがちょっとかわいかった。
 御子柴もいろいろ心配してるんですね。
 しかしそんな中空気読めない男、平塚が「できたー!」と大声。
 やつはサインを開発していたのでした。
 よし、グラウンドに埋めて来い。
 まあでもこんな時に盛り上げてくれるのが平塚らしいところですよね。

 甲子園の予選抽選会のことで御子柴ととーこちゃんと話していた川藤、自分がいく
つもりだったらしいのですが、キャプテンとマネジャーが行くもんだと聞いてがっかり(笑)。
 まあ…彼が抽選会に行っていたら、他校のことなんて笑い飛ばしてくれたでしょう
けどね。
 
 そんで野球部メンバーで神社にお参りにいって、お賽銭も54円(こうしえん)を御子柴が
とりだしてて、安仁屋が「甲子園か」と言ったとたん皆もちゃんと同じ額財布から出してる
のが可愛かったです。
 平塚は、1円足りなくて、とーこちゃんからもらって感激。
 こういうシーンっていいなぁ。
 ただ柏手は大切なのでちゃんと大きく鳴らしましょう。
 川藤が、「必勝」のお守りを配ってたんだけど、よくありましたねこういうの。
 
 しかし彼らが戻ってきてみると、グラウンドが荒らされておりました。
 ニヤニヤしてる上坂がいたので彼らの仕業かと。
 あーはいはい、夜頑張ってゴミとかまいたんだねー。広いグラウンド相手にご苦労な
こった。
 安仁屋は相手にせずさっさとゴミ拾いを始めました。えらいなぁ。
 そして怒りの収まらない一同に「御子柴はそろそろ抽選会やってんじゃねーか」って
話しかけてます。
 さすが。
 本当に強い奴はうまいかわし方も良く知ってるなぁと思いましたね。
 いちいち相手にせず、ガツンとかますべきところでかます、みたいなの。
 若菜は納得いかない顔してるな。
 あなたもいい加減大人になりなせぇやし。
 奴らは挑発したくてやってんだから、それに乗った時点で負け。

 一方で。
 御子柴も抽選会会場であれこれ言われてます。
 御子柴ァ、言いたい奴には言わせておけよ。
 まだニコガク野球部の実力見たのは一部だけなんだから、更生したって言っても
こいつらにはわかんないんだから仕方ないよ。
 予選が始まれば皆わかるんだから今のうち言わせておきなさいって。
 砂漠で出会った水売りみたいなもんだよ。

※砂漠で出会った水売り
 こりゃ昔読んだ話でして。
 水を求めてさまよっている人が、砂漠で水を売り歩いている男に出会ったと。
 30リットル持っているうちの18リットルが欲しいのだが、1リットルはかれるコップで
どう売ってもらうのが一番合理的であるかっちゅー話なんですな。
 ここで大抵の人は、コップで12リットルを別の袋に汲み出しておいて、残りが18リットルで
あるからそれを売ってもらえばいい、と答えるのですが。
 正解は、いちいちコップで18リットルはかって売ってもらう、なんですよ。
 理由はというと、30リットル持っているというのは相手が言っていることで、自分が
確認したわけではない。よって、12リットルはかったといっても残りが18リットルであるか
どうかはわからない。だから、面倒でも18リットルはかって買い取るのが正しいと。
 へ理屈に聞こえるかも知れませんが、状況的に、いきなり信用できないこともあるから
慎重にって話だったかと思います。

 どうでもいい話となりましたが、まあそういうことです。
 プレイで信用してもらうしかないでしょう。
 ちなみに一回戦の相手は国松?とかいう、前に戦って負けたところです。新庄が最後
かっこよく登場してきたあの試合ですな。
 雪辱戦だ、景気よく勝て!

 で、御子柴がいろいろ複雑な思いを胸に帰ってきましたら、関川がグラウンドとか荒らされて
いたことを報告。またずずーんと気が重くなりますなぁ。
 そこにまた上坂がやってきまして、「そういうの似合わないですよ新庄さん」とか。
 結局敬語なんじゃん。
 不良だった過去は消せないとか言ってますけどね。
 過去は消せないが未来は作れるんだぞ?知らないのか?

 御子柴が本気で怒って「出て行ってくれよ!」とか言ってます。すごい迫力だ。
 頼むから出て行ってくれよって。
 これまで彼が、本気でここまで怒ったことがあったでしょうか。
 彼なら夜中でてきたゴキブリ相手に言ってそうですが。(失礼だろ)

 まあここにも川藤がきまして、野球部の夢を邪魔しないでくれ、東京制覇だって違う
やり方があるだろとか言うんだけどさ。
 川藤殴って立ち去っちゃったよ。
 殴るかよここで…。
 
 御子柴もみんなを頑張って励ましてました。
 いいキャプテンだなぁ。
 でも、あんまり自分一人で抱え込むんじゃないぞ。
 みんなチームなんだからね。

 安仁屋ととーこちゃんが夜道を歩いてるんですが。
 あーなんか久しぶりに見たなぁこのツーショット。微笑ましくて好きです。もっと見たかった
なぁ、二人で帰るシーン。
 ともあれとーこちゃんは安仁屋に、抽選会での出来事を話します。
 んー…御子柴が黙ってるんだから、言わない方がいいんじゃないかなぁ。
 何のために彼が無理してるのかっていうのもあるだろうし…。

 一方で上坂。
 野球部が挑発に乗ってこないので面白くない。
 だからー。君らの挑発はセンスが足りない。
 サイがサクラちゃんにあだ名つけようとして「ブス」って言っちゃうくらいセンスが足りない。
 一人が何か奇策を思い付いたらしいんですが…。
 これがまた、ビックリするくらいひねりが足りない。
 金田一でハジメちゃんが「犯人はお前だ」って、今犯行をやらかした犯人に言っちゃうくらい
ひねりが足りない。
 はっ、所詮は自分一人でいきがることもできない連中よのぅ。
 
 彼らがやったのは部室をメチャクチャにすることでした。
 うーん、これにはさすがの安仁屋もキレた。
 川藤も言葉が出てこない。
 上坂達は「あれだけやりゃ来るだろう」って。
 何が来る?くーるーきっとくるーの貞子が?
 いっそこいつらのたまり場のテレビから出てきたらいいよ貞子。

 そんで上坂のところに川藤がやってきて、上坂の東京制覇の夢をルールを守って成し遂げて
こそ制覇と言える、と指摘。
 まー面白くないですわなぁ。
 でも川藤も強いから今度は簡単に殴られない。
 それはそれでおさまったのですが、まゆみ先生は、本当はもっと夢が必要な子達はいる、
と言います。
 うーんこれは次回川藤が別の学校に行っちゃうという伏線ですかー?
 教師ものドラマの終わりって大体そうですよね。
 責任とるとか何かあって主役が学校を去って終わり。で、泣きながら見送る生徒たちみたいな。
 たまにはそのまま先生がいるラストが見たいんですけど。

 夜。
 川辺で寝そべっていた安仁屋ら。彼は皆に御子柴が抽選会で言われていたことを話します。
 その一方で部室で悩んでいた御子柴のところに川藤がきます。
 御子柴はこれまでにたまっていた不安とか不満とかいろいろ胸の内を吐きだすんですね。
 でも川藤はちゃんと受け止めてくれた。
 昔のお前たちなら野球をやれるだけでよかったのかも知れないけど、今のお前はそれだけで
笑って卒業できるのか、それでもあきらめない奴が最後には勝つんだ。認め合った仲間たちが
いて、努力してきた日々がある。これは試練だ。試練はそれを乗り越えられる奴にしか訪れない。
 うーんいい言葉ですねぇ。
 そゆわけで安仁屋達も入ってきて、一件落着といいますか。
 ただ。
 平塚は川辺でマジ寝してたからいいとして、今岡が上坂達に襲われてましたよ。大変ですよ。

 翌日、包帯を巻いてやってきた今岡に皆、何があったか気づくんですね。
 そこでもこらえたんだけど、いよいよ上坂らが教室襲撃という最悪な手に出てきた。
 御子柴が不良たちを止めて、その間に「みんな逃げろ」って。
 いやさ、いいんだけどさ。
 御子柴だって野球部員なのに綺麗に無視されているというか、襲撃の対象になってない
ところがちょっとホロリときた…(笑)。

 えーとですね。
 ここから後がすんごいかっこいい展開だなと思いました。

 普通の不良更生ものとかなら、黙って殴られてるとかそういうのばっかだと思うんですよ。
 つかまあ、前の回に出てきた、三年生とか出てこないかなとちょっと期待したんですが。
それはなくて残念。
 ともあれ、最後の最後で野球部、ちゃんと反撃した。
 一発で沈めてるからやっぱかっこいいなーと思った。
 後輩が「すいませんでした」って謝ってたのはちょっと笑ったけど。

 自分のためにケンカするんじゃなくて、殴られた仲間のためにそれぞれが反撃したんだから
これはケンカじゃない。
 一方で上坂も川藤に沈められてました。ざまーみろ。
 けがをしても立ち上がってくる川藤に上坂が「何なんだおめーは!」といったところで
安仁屋が、「おめーの味方だよ」って言って入ってきました。
 それを実感した彼らだから言えることだもんね。
 で、平塚は…。見えない敵と戦ってました(笑)。

 そういうわけで、結局はまあ皆謹慎くらっちゃったんだけど、予選前には謹慎解けたので
無事に試合に出られます。
 御子柴も、ケンカをしたことじゃなくて、ケガしたら予選に出られなくなることを怒ってたと。
 みんな無事でよかったねぇ。
 …っていうかケガしたら出られなくなるとか言うけど、あーた最初に殴られてませんでした?

 つーわけで川藤がユニフォームを変えて登場!
 というのも、ひとりユニフォームが違っていたら試合会場に入れないそうです。
 皆は知ってたっぽい。
 知ってて、締め出されたら面白いだろうなぁと思ってたっぽい。
 うむ、私もそれは見たかった(笑)。
 試合会場で皆と一緒に入ろうとして警備員にとめられて「んなー!?」となる川藤。
頼み込んでいるところに、安仁屋とか新庄がニヤニヤ笑いながらユニフォーム投げる、みたいなの。
 いやいいんだけどさ。

 さあそういうわけで試合の日。
 新聞で叩かれてるけど川藤は気にしない。
 っていうか皆も別に気にしてなかった!
 あとさぁ、グラウンドに出ると罵声がすごいのね。
 この観客たちこそスポーツマンシップをなんだと思ってんの。
 出て行きなさいよ。

 観客の中には、三年生と、上坂らの姿もありました。
 あのう…あなた方授業は?
 確か甲子園の予選って平日じゃなかったですっけ?
 まあいいけどさ。
 
 さあ次回いよいよ9回裏。
 泣いても笑っても最終回です。
 意味深な予告がありましたが、安仁屋人生最大のピンチでしょうか?
 っていうか最近のドラマって全10話なの?区切りいいけどなんか物足りないなぁ。



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