多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド


パイレーツ・オブ・カリビアン
ワールド・エンド

6/7鑑賞

 えー………。
 のっけからネタバレしちまいますが、あれっっだけ苦労しといて、ウィルとエリザベスが
幸せになれないってどういうバッドエンドなんでしょうか。
(少なくとも私は、あの終わりは幸せだと思っておりませんので)
 ディズニィィィィィィ!って感じでした、見終わった時。

 で、一応前回のおさらい。
 ベケットとかいう今回の悪玉→まきまきハゲ
 ディヴィ・ジョーンズ→名前が言いにくいから、うにうに。
 落ちぶれノリントン→ノリノリ
 さてではまいりましょう。(待て)

 冒頭からそりゃもう処刑処刑処刑、気持ちがいいくらい処刑。おぃぃぃぃぃ!
 ってこれなんだ?
 大粛清?
 まきまきハゲがなんかやってんですけど。こんな弾圧してもよかったんだっけ?
 集会の禁止とか裁判権の廃止とかムチャクチャ言うとるよ。
 つまりこいつらに睨まれたら有無を言わさず処刑と。これなんて魔女裁判ですか。
その中に一人子供がいるのですが、それも容赦なく処刑。
 この子が台に上がった時歌を歌い始めたのですね。
 それが民衆に広がった。
 海賊の歌らしいのですが。
 俺達はくたばらない、なにがあろうとも、みたいな。
 その少年がいじくっていたのは1枚の銀貨でした。
 さてこの銀貨は…?
 って後になってこの銀貨の意味わかったけど、なんでこの子が持ってたか、だ。
まあいいけど…。

 海賊の歌を歌いながら運河をこぐ人物あり。ややっエリザベスじゃないか!
軍人がすたこら歩いてるのを見ると、ここもまきまきハゲの支配下にあるようですね。
 だから見つからないように変装してんのか。
 へんなのに絡まれたけど、そこを救ったのはバルボッサ。
 ここら辺りにいる海賊のボスに会いに来たっぽい。
 しかし…キミら移動が、川の中もぐって軍人に見つからないように、とかいう時点で何か
違和感感じないのかね!
 まあいいや。
 それでダルマが変装して、とある橋の上でオルゴールを鳴らすんですね。出てきたのは
サルとオウム。とくりゃあ…。
 それを合図にジャックの部下達が檻を切って忍び込んでいくわけです。どこへ?それは
おいおい。

 バルボッサとエリザベスは海賊の大将に会いにきたけど、当然武器を置いていくように
言われます。ここで…エリザベス武器持ちすぎ!どんだけ出てくるんだよってくらい。
そんでズボン脱いで入っていくよう言われるんですが、敵の大将と会ってる時に待機して
いるジャックの部下が、下から覗き込んでウヒヒ、と喜んでいて笑えた。で、もう一人に、
「おい、見てみろや」って言うんですが、生憎別の部下が見た時は、男がそこに立っていて
ウゲェみたいな感じでした(笑)。
 ま、大将に二人は会いましてですね、船と乗組員を貸して欲しいと頼むんですが、まあそんな
ことでうんと言うような奴はいない。
 しかも「偶然」、海図を盗もうと乗り込んだ奴がいる。
 …ってウィルぅぅぅぅぅ!
 あんたまた捕まったのか!ほんっとに捕まるのが好きな奴だな!

 ここに至っても尚バルボッサはひょうひょうと、召集の歌が歌われたっちゅーんですね。
これはあの少年がきっかけで歌ってたやつかな?
 海賊長の評議会が必要だ、と。
 まーそれでも大将の心は動かんわけで。
 たまりかねてエリザベス、「ジャックを救いに行く」というと、大将のそばに控えていた女が
笑った。
 どうもエリザベス、この大将の地雷を踏んでしまったようですね。
 名のある海賊が、ジャックに痛い目あわされてないわけがないんだ。
 それをバルボッサ、「ジャックは9枚の銀貨のうち1枚を持ってる」といさめるわけですね。
 まあそれで大将の気が治まるわきゃなかったんですが。
 で、戦闘になりかけた時。
 ようやっと下の連中が出番だってんで、板の隙間から二人に武器を投げ上げる。ここは
メチャクチャかっこよかったですよ。ゾクリとしましたもん。
 ところが戦闘になるかならないかの瞬間、大将はハッと気づくわけです。
 裏切り者が紛れ込んでいることに。
 そこへ軍が突入。
 おおっと、OKテイクになってるけど画面が切り替わる瞬間、踏み込んできたエキストラの
一人がコケてますがな!大丈夫か!?

 もう敵味方入り乱れての大乱闘です。
 で、ジャックの部下に小男がいるんですけど(この人何気に大活躍多い)、下の穴からパッと
ジャンプしてきて大砲をかっこよくぶちかましたのはいいんだけど、反動でまた穴の中に
落ちていった。しっかりぃぃぃぃぃ!

 エリザベスのアクションもすごかったですね。ズボンはいてなくてもおかまいなし。上着が
めくれあがるほどすごくて華麗でした、ハイ。
 ところがこの乱闘を別の場所から狙い撃ちしようとする軍隊が。
 そこへあの橋の上のオルゴールですよ。あれが大爆発。
 大将と遣り合っていたウィル。うまいこと取引を持ちかけるのですが、それを軍の一人が
聞いていたー。

 さて。まだまだ乱闘続くのですが、サルとオウムが連携して、ロケット花火みたいなのを
打ち込みました!これはすご…おおい、別の爆弾に引火して大爆発しとるやんけ!いいのかこれ。
 バルボッサらは大将と別の場所で落ち合うことを約束して、その場から逃走したのであり
ました。

 ここで軍に場面が移動するのですが…なぜかうにうにが、軍の手下みたいになって働いて
いるっぽい。なぜかと思ったら。
 ノリントンことノリノリが復帰しておりまして、そういえばこいつ心臓持ち帰ってきてたっけと。
 これが手の内にある限り、うにうには言いなりになるしかないわけですね。
 そりゃあフライングダッチマンが味方につけば怖いものなしなんでは。しかもあの大将こと
サオ・フェンも何らかの形で軍と手を組んでいるっぽい。なんかいろいろとややこしいことに
なりそうだな…。

 一方ウィル達。
 サオからどさまぎで盗んできた海図で南極?みたいな場所に。
 バルボッサは簡単に生き返ったのになんでジャックは出来ないんだと話している連中に
ダルマは、バルボッサはただ死んでいただけ、ジャックは生と死のはざまに連れていかれた、
と言います。…そんな回りくどいこといわなくても、「無理」って言えばいい話では。
 その生と死のはざまってのは、日が沈むとき緑の閃光が走るとかで、そこからあの世から
魂が戻ってくるんだって。
 まーよくわからんけどそこに行けばいいわけだな。

 一方。
 うにうに。
 ピアノを弾いています。その傍らにはあのオルゴールが。
 悲しげな表情をしています。
 やっぱこのオルゴールがキーワードになりそうだなぁ。
 思わず目から粘液が…あ、これ涙か?まぎらわしいよオメー。(目から出たら普通は涙だよ)
 この人もいろいろやったが幸せになればいいんだけどねぇ。

 さてウィル達は果てを探して氷の間に入っていった結果、銀河ともなんともつかない
空間にたどり着きました。…どう見てもスタジオ(失礼だから)。
 ここでダルマの胸に、わざとらしくうにうにが持っていたのと同じオルゴールが。ああ、
彼の恋人はこの人だったのか…。
 と、そこへバルボッサの頼もしい一言。
「進路を見失った」
 何しとんじゃおっさぁぁぁぁぁぁん!!!!!
 こうして船は滝に落ちていきました。でもバルボッサに言わせればこれでいいらしいです。

 さてここでようやく出てまいりました、主役のジャック…あれ?ジャックだよね?
 ここのシーンは見ていて混乱するのが楽しいです。お楽しみくだされ。
 でもこんな世界イヤだ。
 そうしてふと気がつくと世界にたった一人でいたジャック。
 船から下りたけど、降り立った音が思い切りセットの音がしたので、何とかして欲しかったです。

 足元に落ちていた石を投げるのはいいけど、ふと見ると足元に戻ってきている。パニックに
なりもう一度なげるジャック。今度は流石に戻ってこなかったけど…私ならいつ戻ってくるか
見てるぞ。
 と思ったら実は石ソックリなカニだったんですね。なるほど、そりゃ戻ってくるわ。
 ジャックはブラックパール号を動かそうとしますが、当然動くわきゃありません。またドリフコント
してるよこの人は。
 さあそれを動かすのは…?

 気がついたジャック。船がすごい勢いで動いてるのに気づいて、だばだば〜と追いかけて
いきました。ここの効果音はまさしく「だばだば〜」ですよ。すごいよマサルさん!
 
 ある島にたどり着いたエリザベス達。ここは一体どこでしょうか?
 とか思ってたらカニが船運んできたぁぁぁぁ!すげぇ!しかも得意げにジャックがマストに
乗ってるうぅぅ!誰か打ち落とせ。

 ジャックは自分が幻覚を見ていると思ってるらしく、ウィルらに陽気に話しかけてんですな。
誰かこいつ目がさめるようにしばいてやれよ。
 でまあ、皆がジャックに現在の状況を教えてやるわけですが、ジャックは自分が殺された
のをまだ根に持ってる。(殺されて、相手を恨まない人はあまりいないと思いますが)
 4人が俺を殺そうとし、一人は成功した、と。
 でもって船に乗っていい人間を選ぶとかなんとか言いたい放題。
 …まあ結局全員乗り込むんですけどね。

 そんでまあ船に乗ったはいいが「船長」が二人いるもんだから張り合って張り合って仕方が
ねぇ。
 バルボッサが望遠鏡のぞきゃ、ジャックも自分のを取り出して…みじかっ(笑)。お前ら、
長さんと志村かよ!

 船の下では、エリザベスとウィルがなんかやばげな雰囲気。
 まあエリザベスはジャックを堂々と見殺しにしたわけだし、ウィルにしてみれば、いろいろ
あったのなら話してくれてもという気持ちなんでしょう。でもウィルもクソ真面目すぎるというか、
何がなんでも「自分が」ってとこが多すぎるような気もする。
 まあどちらが怖いかといや、いざとなったら何するかわからないエリザベスですが…。

 船はあの世からこの世へ戻ろうとするのですが、海を流れてくるのは数々の死体。
それを見ていたダルマは、死者を送る役目も命じられているうにうにが何をしてるんだ、
とちょっと怒ってるわけです。
 彼にその役目を命じたのは女神カリプソだとか。
 へぇー。
 
 つーか海を流れてくる死体と、多くの船に乗ってくる死者との違いがわからんのだけど。
死んだ後でも貧富の差はあるということか?
 エリザベス、船の中に父の姿を見つけ、「こちらの世界に戻ってきた!」と大喜びで手を
振るのですが…。ダルマは、「まだ戻っていない」と言います。
 エリザベスに気がついた父、「あの箱のせいで私達は死んだ」と言うのですね。
 うにうにを殺すためあの心臓を突き刺すと、自分がフライングダッチマンの船長となり、
さまよわなくてはいけないと。うわー何その知りたくなかった情報。

 エリザベス、必死に父を救おうとしますが皆が止めます。
「運命には逆らえない」と。
 確かにここでお父さん無理やり引きとめたとしても、恐らく現世に戻って、肉体がないの
ではないかと思うのです。
 悲しい別れでした。

 ところが悲しんでばかりもいられない。この無風地帯を日が落ちるまでに抜け出さないと
永遠にさまようことになると。
 …あの…思いっきり髪の毛が風で揺れているように見えますが…。無風…?
 地図とにらめっこしていたジャック。あの世にいっていたせいか、小さなジャックの幻覚を
見つつ謎を解きます。
 ここはもう見ものです。全員が一丸となってピンチを乗り切る様子がなかなかいいです。
 そうして世界は逆転し、彼らは戻ってきたのです。
 現実という大変な世界へ。

 が、その途端ジャック、バルボッサ、エリザベス、ウィルは互いに銃を向け合います。
おおっ前回より人数が増えたぞ!
 やっぱりワンテンポ遅れるジャックが笑える。
 ところが銃は使えなくなっていたのでお開き。お前ら全員壮絶なアホだ。

 で、島を目指すのですが。
 ジャック、バルボッサより長い望遠鏡を作ってました。
 これは意表をつかれた人が多かったと見えて、劇場の中で思わず噴出す人が多かった
です。私もメチャ笑った。

 島に上陸すると、ジャックがやっつけたタコの化け物がいたりするのですが、それを尻目に
皆はあちらこちら歩いていきます。
 ここでバルボッサだかウィルだかとジャックが会話するシーンがあるのですが、
「世界は同じ。人間が小粒になったのさ」と珍しくジャックがマジメなこと言うんですね。
こういうギャップあるからジャックかっこいいなぁ。

 ところが奥に入ったところで、サオの部下に囲まれます。
 ジャック、「キャプテンはあいつ」とバルボッサを。こういう時ばかり…。
 で、ウィルはウィルで、父を救い出すためにサオと手を組んでブラックパール号の船長
みたくなるわけですよ。
 皆自分勝手というか先走りすぎなんだよ。

 ここでまきまきハゲとジャック会うんですね。
 ハゲは情報が欲しいと。ジャックはまあ身の安全か。
 攻撃された混乱に生じてジャックは逃げますが、一方でハオはエリザベスを人質にして
連れて行きました。彼にとってはエリザベスがカリプソらしいです。はぁ…。

 ハゲが慌てて外に出ると、海賊同士がやりあってて、それについでとばかり巻き込まれて
いるわけですな。しかもジャックが、まきまきハゲの人形を大砲の前に置いてた(笑)。
 で、これをぶっ放して彼はロープにつかまり逃げていくわけです。
 ブラックパール号に乗り…落ちたぁぁぁぁぁ!って思ったけど皆が覗き込んだところへ上から
「どこ見てる」みたいな声が。なんだちゃんと乗ってやがったよこいつ。よし突き落とせ。

 こうしてパール号は出航するのですが、当然それを黙って見てるまきまきハゲじゃない。
「出航に時間かかりそうか」と聞いた瞬間に船のメインマスト折れたぁぁぁぁあ!(笑)
 ここは「ハァアアア…」というまきまきハゲの重そうなため息が聞こえてきそうでよかった
です。私的に大プッシュのシーン。
 さっきジャックがぶっ放した大砲をまきまきハゲは軽く避けたんですが、それが見事
マストにぶち当たってたんですな。
「やつは先を読んでいるのでしょうか。それとも行き当たりバッタリ?」と聞いてくる部下を
一睨みするまきまきハゲちょっとかわいかった。でもお前は死ね。

 サオはエリザベスを着飾らせて、「カリプソよ…」と語りかけてます。ああもうこいつ
いっちゃってるわ。
 ところがすき放題やろうとした天罰覿面というか。エエエエ!?
 ここでサオ脱落。後をエリザベスに託しました。つかエリザベスも最後に「許す」って
言ってあげればいいのに。
 おまっ…映画館に貼られてる5枚のポスターの1枚だったのに殆ど役に立たずに
脱落ってどないやねーん!
 …気を取り直しまして、船長となったエリザベス。
 襲撃はあのノリントン率いるフライングダッチマンでした。

 ノリノリに怒りをぶつけるエリザベス。
 ところがノリノリも彼女の父が死んだことを知らず、イギリスへ戻っているものだと
思っていたらしいです。すべてはあのまきまきハゲの仕業。
 「あなたはどっちの味方?」と強烈な一言を投げかけ、エリザベスは船員らとともに
牢へ入ることを望むんですね。
 確かに好きな女一人守ろうとせずあっちこっちフラフラしてれば嫌われもするわ。
 まるでダメな男、略してマダオね。

 エリザベスここで、靴紐のビルを探すのです。
 壁の一部になってたぁぁぁぁ!
 そうして、ウィルが助けようとしていることを告げるのですが…。
 ビルはこういいました。
「あんたがいるから息子は助けにこない。ジョーンズを殺せば運命を継ぐことになる。
だから俺を救えばあんたを失うことになる」と。
 ここのビルは本当に憐れでしたよ。
 
 一方ウィル。
 死体をタルにくくりつけて海へ流してます。まきまきハゲをおびき寄せてるのかな?
 そこへジャックが「うにうに殺しは人に頼め」というんですね。
 …それ、やぶへびだと思いますが。
 死者をあの世へ送る役目を果たさなければあのようなタコ面に…と脅したところで
ウィルを海へドボン。おいいいいい。
 コンパス託したのは何か意図があってなんでしょうか…?

 ノリノリ、考えを改めたのか、エリザベスらを外へ。
 ところがビルがなんと、これを船に知らせてしまう。
 エリザベスらを逃し、立ちふさがったノリノリをビルが殺してしまうのです。なんという皮肉。
というか最後いい人になって死んでいくパターンかコラ。
 ノリノリもかわいそうな人だったな…。
 ただ最後、うにうにの「死が怖いか」みたいな取引には応じず、そのまま死んでいったのは
潔かった。好感もてましたよ。
 
 ジャックらは、海賊長の評議会が開かれる難破船入り江にやってまいりました。
 後のシーンで言うんだけど、「皆に金借りてる」っていうジャックの台詞がおかしいです。お前
何踏み倒してんだよ。

 さて。まきまきハゲに拾われたウィルですが、やってきたうにうにへ何気なく、ジャックが生きてる
こと言うんですね。まきまきハゲが言ってると思っていたからなんですが。
 そこでまたカリプソの話が出てきて、まあ三人ともだな、ぶっちゃけていえば利害の一致を
見て取引成立なわけだ。あーもう次から次へと取引の相手変わるからめんどいな。

 海賊たちの会議は当然皆自己主張激しいですからモメます。
 エリザベスが「ここは敵にばれている。うにうにとハゲが来る」と言っても、逃げようとか篭城で
十分いけるとか、甘く見た発言ばかり。
 そこへバルボッサが、カリプソを開放すればいいんだ、と言いますがこれは満場一致で大反対。
 乱闘になっちゃった。

 閉じ込められたダルマはオルゴールを聴いているのですが、そこになんとうにうにがやって
くるのですよ。
 あれ…あんた陸に上がれないはずだったんでは?
 ま、でもこのシーンはちょっとよかったかな。
 だけどダルマに触られて人間に戻ったときに、檻の中に手をつっこみ、手を離されてもとのタコに
戻ったもんだから檻から手が抜けなくなったうにうには、ちょっとどころでなく大分アホだと思いました。

 さぁて収集つかない海賊の話し合い。
 海賊のおきてを持ってくることになりました。
 おおっと、登場したおっちゃんかっこいい!ジャックをガキ扱いですよ。
 ここで掟の本を開けるのにカギもって登場するのは前回のあの犬!生きてたのかよ!すごいな。
 で、王を投票で決めることにして、そんでエリザベスが王に決まり、死なばもろともで反撃する
ことに決定するんですな。
 盛り上がる中ジャックは「ママはどうしてる?」とあのおっちゃんに話しかけます。お父さんかよ!
どうりでジャックを坊主扱いだ。…でもママを干し首にして保存しておくのはどうかと思います。

 一応戦う前にジャックのボケがパーレイといいやがって、話し合いをすることになり、エリザベスと
バルボッサ、ジャック、相手方はまきまきハゲ、うにうに、ウィルが出てきます。
 うにうに…海水のバケツに足つっこんでる…ホロリ…とする前に大爆笑だよコラ。

 ちなみに「裏切り者を見たければ左をみるがいい」という言葉に、バルボッサ、エリザベスに
続いてジャックも左を見たのですが、誰もいませんでした。お前だ、お前。
 で、エリザベスはウィルとジャックを交換。まきまきハゲは横にのいてジャックをうにうにの隣に
してあげました(笑)。
 
 そしてバルボッサはジャックの持つ銀貨を手に入れてなんとカリプソを解放してしまった
のですな。
 巨大化するカリプソですが、仮にも女神なら、服くらい用意しとくべきだと思います。ていうか
ロープも巨大化しとるがな!

 まあいいや、開戦ですよ。ここからはひたすらアクションを楽しむべきでしょう。
 うにうにもカリプソの開放を知り、勢いづきます。
 あと、閉じ込められてたジャックも抜け出してきました。今度こそうにうにの心臓を持って。
 バッタリうにうにとジャックが出会うのが間抜けでおかしいっス。

 ここの戦闘の中、ウィルはエリザベスにプロポーズ、戦いながら結婚の誓いをし、バルボッサに
仲介を頼むというムチャしやがった。こういうノリは好きですけど。なかなか式が進行しなくて
面白いですよ。
 「みなさん、今日はこの場につどい…」とか言うてる場合か!

 さて…。
 ジャックがうにうにの心臓を持ち、彼を脅すわけですが、うにうにはその脅しには乗らず
なんとウィルを刺し殺してしまう。
 ここでビルがうにうにともみ合いになるのですが…。
 ジャックの声にうにうにが振り向くと、なんとウィルが死にゆく力を振り絞って心臓にナイフを
突き立てていたんですね。
 私この前のカットで、ビルが何かするようなシーン見せてたから、てっきり彼が心臓に
ナイフを突き立てたんだと思ってたのに。つかむしろそうした方が皆が幸せになれたのに…。
 ともあれこうして、ウィルを残しフライングダッチマンはカリプソが起こした渦の中へ。
 からくもジャックはエリザベスを連れて逃げ延びました。

 ところが本当のピンチはここから。
 まきまきハゲ率いる戦艦がブラックパール号を追い詰めます。
 そこへ海底から現れたのは、ウィル船長率いるフライングダッチマン!
 まきまきハゲ、パニクっちゃって、指令を出せないまま死んでいきました。お前はアホだ。

 こうして海賊たちは勝利し、帽子を投げあいます。
 ジャックもギブスに「俺の帽子も投げろ」と言って投げさせました。その後「拾って来い」と
言ってましたが。お前は鬼か。

 その後、バルボッサ船長にジャックとギブスが置き去りにされたりとかあるのですが、
それはまた別の話。

 この冒険から10年後。
 子供とともに出迎えるエリザベスの前に、フライングダッチマンが姿を現したのでした。


 うーん…。
 これで完結ということですが私は納得いかんですよハイ。
 つかエンドロールの後やらなかったら、もう1作作って今度は人間に戻れるウィルの
話とか作れたかも知れないのに。
 私はやっぱり二人には人間のまま幸せになって欲しかったし、あまりにもエリザベスが
気の毒すぎる気がします。
 意外な終わり方で結構残念でした。
 アクションとかノリはそのままで、こちらはよかったです。死んだのも屁とも思ってない
ジャックとか。ただラストに向けてバタバタ人が死んだのはあれだったけど。
 まあ大団円というのには少し及びませんが、ともかく伝説の海賊の話はこれでおしまい。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド