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ラッシュアワー3

9/12鑑賞

 今回は真田さんが出ているということで見に行ったのですが、M:I:3とかダイハード4.0と
違って、前回までを見てないとわからないエピソード、会話が出てくるのは少し残念でした。
 といっても本編にかかわってくるようなものではないので、あんまり気にしなくていいかも。
 あと基本的に、アクションを見せることに視点がおかれているので、ストーリー自体は非常に
単純です(笑)。

 さてさて。話の流れからして主役の一人であるタッカー刑事、前回の任務によって制服
警察官に戻されたっぽい。このあたりは青島刑事を彷彿とさせますね。でもって交通整理
してんだけどお前それ必要なのか?信号に逆らっているように見えるけど。
 ここニューヨークですかね。片側5車線とかすごいですね。ちゃんと逆走防止用の看板
とかいたるところにつけられてるし。
 ちなみに彼のせいで交通事故多発してます。

 一方もう一人の主役であるリー捜査官。これ誰だ?ハン大使ですか、そういうお偉いさんの
警護にあたっています。
 このハン大使はチャイニーズマフィア「シャイシェン」の秘密を突き止めたと国際的な集まりの
席で発表しようとするのですが、丁度口を開きかけた瞬間に撃たれた。
 いやさー、こういう建物って普通防弾でしょうがよ。通りに面している壁全面の窓とかありえん
のだけど。それとハン大使も狙われてる自覚あるなら防弾チョッキくらい着ときなさいよと。
 んでまあお約束どおり狙撃されまして、あわてるリー。しかし暗殺者も慌てたのか、ビルの外壁を
こちらから見えるように降りていくのですが。
 えーっと。
 もうちょっとわからないように逃走しましょう。
 そこに何のメリットも見出せないよ…。

 というわけでリーはその暗殺者を追いかけていき、リーを見かけたカーターは、ナンパしてた
女性の車に無理やり乗り込んで彼を追いかけていくのですな。仕事もなにもねーな。
 ここは、多分スタントを使ってないであろう暗殺者の逃げっぷりと、それを追うリーのアクション
ですかねー、見所。タクシーを拾わずにあくまでも走って逃げようとする暗殺者がすごいと思います。
 そういうことするから追いつかれるんだ。
 誰だこの暗殺者雇ったやつ。
 ともかく、リーが追いついて暗殺者が振り向くと、リーはハッとするのですな。
 知り合いだったっぽいのですが。
 ここで英語から日本語になるのはいいんだけど、これは暗殺者こと真田さんに合わせたという
ことなんでしょうか。(真田さんって言うな。役名言え)
 この暗殺者の役どころは、昔リーと一緒に施設で育ったケンジという人間なのですが、子供の頃
何語で話してたんだ。リーがケンジに合わせて日本語で話してたから、今この場でも日本語なんで
しょうか?
 ケンジもちょっとは中国語覚える努力してやれよ。
 まあいいですが。
 そゆわけで、えらい再会をしたーとかいう雰囲気の中、空気読めないカーターが車で突っ込んで
きて、あやうくリーをひき殺すところでした。
 お前は協力がしたいのか邪魔がしたいのかどっちなんだ。

 というわけでケンジは「あぶねっ、なんだこいつ?」と思いながらも去っていくのでした。
 リーに「お前に俺が撃てるわけがない」と言い残して。
 そゆこと言われたら私なら撃ちたくなるな。

 ハン大使は何とか一命を取りとめましたが、絶対安静の状態。
 そのハン大使の娘、スーヤンから、発表しようとしていた内容の書類を自分のロッカーに入れて
あると聞いた二人は、「そんな大事なものをロッカーに入れとくんじゃねーよ」という突っ込みも
忘れてさくっとチャイナタウンに向かいます。
 んでもって柔道場?違うな、太極拳?ともかくそゆ施設に入って大乱闘。
 いやさ、事前に連絡入れておくとかさ、スーヤンに付き添ってもらうとかさ、もっとこう効率の
いいやり方が…。
 しかも大乱闘になって、でっかいのにひたすら壁の竹刀をぶつける二人。竹刀の使い方
違うから。そういう、大量生産大量消費とか違うから。
 お前らの行動に突っ込んでたら突っ込み疲れるわ!

 ここの道場の師匠が「ユー」という名前で、弟子の筆頭らしいのが「ミー」という名前だった
もんで、英語で「名前は?(Who are you?)」と聞いたもんだからちょっとややこしいことが
起きるのですが、もう突っ込み疲れたから次にいきます。
 誰がここで漫才せぇゆうた。
 
 ちなみに、ロッカーに入っていたブツは、とっくにあのケンジの組織が持っていったので
大乱闘も無意味でした。だから事前に電話を入れておけと…。

 ハン大使がいよいよやばいと知った二人はあわてて病院にとって帰しますが、警備の
人間すらいなくなっている現状に疑問を抱きます。
 で、下を見れば病院玄関に堂々と乗り付けて殺し屋やってきた。

 ……この映画の暗殺者とか殺し屋とかいうのは、人の目から隠れるとか、忍ぶとか、
そういうことは辞書にはのっておらんのですか?

 あわててハン大使を何とかしようとしているところへ殺し屋やってきたー。
 ところがどっこいベッドにいたのはリーとカーター。
 そういうわけでドタバタしながらもなんとかやっつけるのですが、一人を捕まえて話を
聞き出そうとしても何故かフランス語。
 フランス語が出来るという老シスターを呼んできて、通訳になって話してもらおうとするの
ですが、まあ双方汚い言葉で罵りあうわけですからシスターは目を白黒。ってか気を遣って
カーターが遠まわしに罵りの言葉を伝えるのが面白かったですね。
 ディパーテッドなんかもうピー音すら入らないスラングの応酬だったというのに(笑)。
 つーわけでイライラしたカーター、殺し屋を殺しちゃってもいいわってな感じでこめかみに
拳銃あてて撃つのですが。まさかマジで引くと思ってなかった殺し屋真っ青。故意かうっかりか
知りませんが、弾が入ってなかったんですな。リーに言われて弾を入れなおしてさて…という
ところで殺し屋ついに情報をはきました。「ジュヌエーブ」と。
 そうなれば後は用事はないので立ち去るだけです。
 シスターと手をパーンとたたきあって出て行くのがなんかカッコよかった。
 天使にラブソングをの一面みたいな感じでしたね。サウンドオブミュージックでもいいですが。

 というわけで、スーヤンをまずハン大使の知り合いである、なんとか委員長…誰だっけ。
忘れた。ハゲいいんちょでいいや。まあ彼に預けるのですよ。
 そんでもって車で移動しようか、ということになったら目の前で車ボーン。燃えました。
 要するに行動が全部筒抜けってことですやん!
 ま、先行き大いに不安ですが、ともかく二人は、スーヤンを預けてパリへ旅立ちます。

 ところがどっこいフランス保安局のやつにとっつかまって、何しにきたんだ、みたいな疑いを
かけられてえらい目にあわされました。これ人権侵害じゃないのコラ。
 しかも乗り込んだタクシーではドライバーが、アメリカ人きらいだから降りろって。
 確かフランスって自分達がフランス人であることに誇りを持っていて、イギリス人とかアメリカ人が
嫌いなんでしたっけか。
 まあそんなこんなでカーターがはいそうですかと降りるわきゃありませんから、ひどい目に
あわされて目的地へ向かうことに。
 にしてもさすがオシャレの国ですな。シャンゼリゼ通りみたいな石の道っていうんですか、
ああいう感じです。これは日本じゃ作れないだろうなぁ。

 で、殺し屋のいった店を見つけ出し乗り込んでいく二人。
 まあここですき放題暴れ放題ですがな。
 ここで出てきた女殺し屋、見たことある顔だと思ってたら工藤夕貴さんでした。わたしゃ
てっきりM:I:3の女性スパイかと思ってた。すごいなぁ。
 そんでアメリカ人嫌いからアメリカ大好きに趣旨変えをした(させられた)タクシー運転手の
ジョージにせかして、今度はカーアクションです。
 運転できないというジョージに「お前はスパイだ。ヒーローだ」と言い聞かせるカーターも
どうかと思いますが、単純に信じるジョージもどうかと思います。
 あれだ、妙さんの料理を「食べなきゃ死ぬんだ食べなきゃ死ぬんだ」と言い聞かせながら
食べてた神楽みたいな。

 ここのカーアクションは面白かったです。リーが車に手をかけてきたバイクのヤツをうまいこと
蹴り飛ばすんですが、カーターが同じことやろうとして足つかまれて外に引きずり出されたりとか。
 お前はアホだ。
 んでもってうまいこと撃退したところで。
 二人、車外に投げ出されました。
 アホかー!!!!!!
 というわけで二人は捕まりました。
 銀さん…もうボクでも流石に突っ込みきれませんよ…(新八)。

 二人が連れて行かれた先は下水道?きたねーなおい。
 そこにケンジ降りてきたよ。真っ白のスーツだよ。目に突き刺さるよ。
 なんだってこんな汚いところにそんな汚れやすそうなスーツでくるんだよ。
 もう何から突っ込んだらいいかわからないよ。
 帰国すれば命まではとらない、というケンジにリーは、脅しには屈しないと言います。
 けれどもケンジもまた、シャイシェンは命より大切な秘密だ、と言うのでした。
 そゆわけでこの下水道からもまた逃げ出す二人でした。
 
 ここでリーはケンジとの過去を話すんですな。
 施設で暮らしていて自分は11歳の時に養子に引き取られ、まあ一応幸せに暮らし。
一方ケンジはストリートで暮らすうちにマフィアのメンバーになったと。気持ちはわからない
でもありません。貧困にあえぐ子供達がマフィアに拾われるってのはよくある話ですから。
一つ間違えば立場が逆になっていた可能性もあるということ。
 でもここで思ったのは、カーターうぜー…。
 そゆわけで二人はケンカ別れのような形になります。

 リーの下へあのハゲいいんちょがやってきて、シャイシェンとは何かを話すんですね。
 人ではなくてリストらしいです。
 5年ごとに悪の組織が集まってリーダーを選ぶと。
 13人の名前が書いてあり、それをみんなに見せて回ると。
 偽名にするとか乱数表使えよ。
 そして、大使と接触した女がいて、それがカギだろうなとつげます。

 一方カーター。
 カフェにいたら、殺し屋の情報で行った先の店で出会った女が歩いていくのをみかけ、
後を尾行。演劇場に入っていきます。
 で、彼女こそがジュヌエーブだと気づいたカーターは何とか救おうとするのですが、彼女は
信じようとせず、客席で殺し屋が待ち構える舞台に出て行ってしまいます。
 ここでうまいことリーと合流して彼女を救い出し、ホテルへ。
 ここでカーター、ジュヌエーブといい雰囲気になっていますが、ベランダでいろいろ考えている
リーの方に危機が迫ります。
 道を挟んだ部屋にいた老人が、リーの後ろを指差しながら後ろにナイフを構えた人間がいる、
ということを教えてるのですが、リーは手を振っているのだと思い、呑気に手を振り替えしてました。
こいつアホですやん。

 んでまあ乱闘になりつつ、ジョージに助けてもらって彼の家へ一時避難。
 ここでジュヌエーブは、自分こそがシャイシェンであり、頭に刺青という形でリストが彫られて
いると教えるんですね。
 彼女が証人になると言ってくれたので二人は、ハゲいいんちょに会いに行きます。
 ってかさ、これ写真にとってあちこちFAXしてしまえば、彼女も命を狙われる危険なくなる
んじゃないでしょうか?
 で、ハゲいいんちょに会わせた時リーは、「さあカツラをとって見せてくれ」というハゲの
言葉に「場所はいってないよな?」と疑問に思うわけです。
 まあつまりこいつも組織側の人間だったわけですけどね。

 で、スーヤンがケンジに捕まったことを知った二人は指定されたレストランに向かいます。
ジュヌエーブを連れて行ったと見せかけ…てなとこは見てればすぐ分かりますが、まあ
なかなか良かったんじゃないかと。
 ここから最後のアクションですが、もう「俺参上!」みたいな感じでよかったですね。
「倒しちゃってもいいよね?答えは、聞いてない!」とか。

 それから、バトルの末に落ちかかったケンジをリーが助けるシーンがあるのですが、
必死に助けようとするリーの姿を見てケンジは、手を振り解き、自分ひとりで落ちていくの
です。
 やっぱり本当はリーのこと兄弟のようにケンジも思ってたんだろうなーと。リーのことが
いつの間にか信じきれなくなっていた自分に気がついたというか、リーは何一つ裏切って
なかったんだ、みたいなことを思ったんでしょうね。
 あの転落の仕方からすると生きている可能性もあるんじゃないかって感じですが、
ここのシーンは結構よかったです。
 でもたまには真田さん、死なない役が見たいです。

 んでまあ最後はドタバタな感じでやっつけるのですが、降り立ったところへあのハゲいいんちょが
いて大ピンチに。ところがそれを救ったのはアメリカのスパイ(笑)ことジョージ。くっそ、おいしいとこ
持ってくな!
 さてさてようやく保安局のやつらが来るわけですよ。
 そんでもって組織を壊滅させた、「私」とキミたちの手柄だみたいなことを言うので、こいつを
ぶっ飛ばして二人は去っていきましたとさ。

 この後はEDに乗ってNGシーンとか流れますが面白かったです。
 リーとケンジの殺陣のとこで、リーの剣が折れてしまいNGになるのですが、そこに笑顔で
「えーい」とか言って斬りつけてる真田さんが好きです。

 全体的にアクションはまあまあって感じかな。ダイハード4.0を先にみちゃってると迫力負け
といったら失礼ですが、少し物足りなさがあります。
 でも私は真田さん目当てで見に行ったので、そゆ意味ではなかなか素敵でした。




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