多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→劇場版 『BLEACH』 The diamonddust Rebellion もう一つの氷輪丸


BLEACH The diamonddust Rebellion
もう一つの氷輪丸

12/22鑑賞

 一作目よりはよかったです。ストーリーもきちんとしていて、それぞれのキャラがきちんと
活躍の場が用意されている。バランスよくて良かったんじゃないでしょうか。ただ、現世組は
やっぱりどうしても出番が少ないので、やや不満が残るかなという感じです。
 あと。
 劇場版グッズが一護と日番谷隊長しかねーよ!

 さてさて。
 よく晴れた空。
 雲がえっらい不自然にやってくるなと思ったらなんか神輿みたいなのが乗ってる。
 雅楽とかヒュロ〜って感じで何かもの運んでるっぽいんですが。
 お前らこんだけ目立つ運び方してたらもう狙って下さいと言わんばかりですやん。
 顔隠したり、奇妙な札があるのは陰陽道みたいな感じがしました。
 下から見たら普通の雲。
 そうして地上に視点が下りてそこに死神達がいるのでようやくソウルソサエティだと
わかります。
 やってきたのは乱菊さん。死神達にしっかり見張りをするように伝えました。
 ってかこれ地上から見張ってたって上から襲撃されたら間に合わなくね?
 私ならせめて十番隊だけでなく他の隊も配備しますけどね。タイプの違う二班がいた
方が何かあったときフォローきくし。
 
 運ばれているのは王族にかかわる秘宝。ってかソウルソサエティに王族いたのかよ!
 王印を運んでるとのこと。ただの印鑑だべ?(違います)
 なんかこんなことせずに誰かが一人こっそり運んでればあんな大変なことには…。
 ともあれ、上から見張ってる日番谷隊長ですが、乱菊と話していたところいきなり横から
攻撃受けました。
 いやあのさ…。
 攻撃の第一撃さ、モロに神輿に突き刺さったよね。誰も防いでないよね。
 見張りの意味って一体。
 誰一人役に立っていないというこの始末。
 現れたのは女の敵キャラ。
 青い方が雷系の電撃技を使うイン。赤い方が炎系の技を使うヤン。…えっとすいません、
誰かBASARAから政宗と幸村呼んできて。

 あと日番谷隊長もいきなり刺されました。
 隊長ぉぉぉぉぉぉ!!!!
 冒頭から突っ込みどころが多すぎてどうしたらいいかわからんわ!新八ー!新八ー!

 現れたのは仮面の男。
 お前ら本当に仮面好きだな。アランカルとかいろいろ。
 仮面の男は「久しぶりだな」と日番谷に声をかけます。
 で、乱菊が燃え盛る火の中隊長に声をかけるのですが、隊長は複雑な表情を見せて
男を追っていきます。
 これがCMのシーンですな。
 そんでまあ消えてしまうわけですが。
 えーフジテレビ「SP」より警護課の偉い方。コメントをどうぞ。
「バカ野郎、警護というのはな、あくまでも要警護者の警護が最優先だ!俺たちが飛び出して
いって犯人捕まえてたら意味がないんだよ!」
 警護をしているなら深追いは禁物。
 
 ここでタイトルが出ますがそれがビキッと凍るのはかっこよかった。
 んでサブタイトルが出ると。

 それが終わると今度は現世になります。
 一護がずーっと走ってんだけど、森の中に来ると何やら結界があると。
 まあ単純明快な彼のことですからスッパリと結界を斬ってしまいまして。ちょっとはためらえ。
 そうすると向こう側に違う世界が。
 何だこりゃと入れば囲んできたのは隠密部隊。
 ソイフォンでましたー。やっぱかわいいなぁ。
 周囲で死神達が死んでいる状況に一護は何があったのか、と声をかけるのですが。
日番谷が裏切ったみたいなことしか聞かされず、強制的に結界をはじき出されます。
そこへ雨竜がきました。
 話していると雪が…。
 いや違います。霊圧を隠していた日番谷が二人の前に姿をあらわしたのです。
 ソイフォンに見つかるわけにいかなかったんでしょうな。
 日番谷隊長様。
 倒れこむのは構いませんが、カメラに尻向けるな。
 一護は彼が「くさか…」とつぶやくのを聞きました。
 ふむ、これが銀魂なら銀さんが「誰の屁がくさかったんだ!?」とボケてるとこだな。

 さてソウルソサエティ。
 隊長格が集められているんですが、なんかスカスカですやん。つか早く次の隊長とか
補充しとけよ。
 そんで、ソイフォンが報告しています。
 王印の痕跡は発見できず。日番谷は自ら霊圧を封じた可能性があると。
 いろいろしゃべっていたら乱菊が止めに入って山本総隊長にたしなめられます。
 で、十番隊は蟄居を申しつけられるわけです。
 江戸時代の言葉じゃねーかよ!
 いやまあいいですけど…ここ自体古臭いとこだしなぁ。
 つまり、日番谷は自ら職務放棄をしたと疑われていて、このまま戻らなければ十番隊が
取りつぶしの危機もあると。
 いやだからさ、ただでさえ藍染とギンちゃん、東仙が抜けて、雛森は寝込んで五番隊は
実質役に立たない状況、三番隊はかろうじて、みたいなことになっててさ。
 数減らしたらすごい不便では。
 ともあれ、何を言ってももうダメで、乱菊以下十番隊のところに一番隊の副隊長らが
きて斬魄刀を没収していくのですよ。
 そこに恋次とルキアが来て乱菊に声掛けるんですが。
 乱菊さん思わず「どうしてみんな何も言わずにいなくなるの…」と言うのですが。
 恋次、なぐさめるつもりか「隊長は市丸とは違う」と。
 うわああああ心の傷えぐってるよこの人!

 ともあれ、隊長の行動が引っ掛かっている乱菊は、恋次らに、隊長が追いかけて
いった男こそが何か関係しているに違いないから調べてくれと頼むわけですね。

 さて。
 霊術院時代の日番谷ともう一人、草冠が仲良く過ごしている様子が描かれています。
成績は日番谷一位、草冠二位。んー…なんか劣等感とか持ってそうだな。いやちょっと
思っただけですけども。
 ところが何かのおりにか、草冠がケガしたところで日番谷目を覚まします。
 するとベッドの上で、一護が部屋に入ってきました。
 いや、着物ってさ、シワになりやすいんだからさ、羽織くらいぬがせてあげなさいよ。

 まあ日番谷はああいう子ですから「お前には関係ない」と。これで「そんなの関係ねぇ!」
とか言われたら顔の形変わるまで殴るとこですが、まあさすがに言わないな。
 それで、王印が盗まれたみたいなことを軽く話した後日番谷は寝かせろと横になって
しまうんですね。
 てかかなり傷が痛むようですが、明日の朝といわずすぐ織姫呼んでやれよ一護…。

 翌朝早く、日番谷は家を出ました。羽織をおき、黒崎医院に頭下げて歩きだして
ますから、礼儀正しくていい子ではあるんだよなぁ。
 まあ当然のごとく一護待ち伏せしてるわけですが。
 問い詰める一護に彼は何も話しませんが、草冠ってやつと関係あるのか、と言われた
とたん顔色が変わります。
「殺された男の名だ」
 主語がありませんでしたが、これもしかしたら「俺に」とか「ソウルソサエティに」が
入るのかな。
 まあまさか「久保先生に」とか「ジャンプ編集部に」とかは入るまい。

 ってか一護に切りかかるのはいいけど落ちてる血の量がもう尋常じゃねーよ。
 とそこへ…えーとリンリンランランさんでしたっけ?(インとヤンだよ)
 あの幸村と政宗が女になったらこんな感じという女の敵キャラがやってきました。
 つーかお前ら、そんな上からスカートヒラヒラさせてたらパンツ見えるぞ。
 神楽に「汚ねぇパンツ見えてるアル」って言われっぞ。

 まずいと感じた日番谷は一護に切りかかり一言「頼む」と言いました。
 これが何を頼むのかわかんねーからなぁ。いい一言ではあるけど。
 例えばラーメン出前頼むとか、次のジャンプ買っておいてくれ、頼むとかいろいろ
あると思うんですよ。
 …まあこれからのことを頼む、手を出さないでくれっていう意味だと思うんだけども。
 つーか頼むと言ったなら立ち去るなりすればいいのに、一護がやられるまで見守って
逃げるのはどうかと思う。

 気を失った一護のもとに駆けつけてきたのはルキアと恋次。
 てっとり早く起こす方法として恋次が殴ってんですけど。永眠するわ!
 で、2人は、一護が既に日番谷と会っていたことにビックリします。
 そんで一護がどう言ったかというと。
「(冬獅郎は敵の)女追っかけて行っちまった」
 その言い方は誤解を招くだろうがぁぁぁぁぁ!
 何言っちゃってんだよぉぉぉぉ!

 ちなみに女はバイザードにもアランカルにも見えなかったとのこと。
 …トレーディングカードにも「ホロウではない」とか書いてあったぞ。だから何なんだよ。

 そのころ、仮面の男というか、もう見ている側はとっくに正体がわかっているであろう
草冠は、「護廷十三隊とは連絡をとっていない」という報告を聞き、「もう奴は俺に従う
しかないんだ」と言うわけですよ。
 つか何があったか知らんがかつての友達に対して「従うしか」みたいなこと言ってる
あたり、こいつは日番谷と元の関係には戻れないと思うんだけど。少なくとも下に見てる
ってことでしょ。

 浦原商店で集まって話をしている現世組+恋次とルキア。
 療養中の雛森にも何も話していない日番谷に対し、織姫は「強い人なんだね」と言う
のですが一護はそれを否定。
 本当に強いやつがどうして周りを悲しませることをするんだと。
 まったくだ!戦いのたびに「お前を護ってやるよ!」とかいいつつコテンパンにやられている
奴に聞かせてやりたいもんですな!
 ところで浦原商店に「一期一会」と書かれた色紙があるのですが、その絵がどうして
ナスの絵なのか気になります。

 現世でのことを報告に恋次が行くのですが、あの二番隊のうぜーデブが邪魔して入れて
くれません。
 そこに現れたのは我らが春水さんだー!いやーかっこいいー!…おめ、仕事はよ。

 八番隊の隊長と副隊長が一緒なら断る理由がないべということで、中へ入った三人。
乱菊に会うのですな。
 二人が話してる中、縁側に座ってちまちまと笠回してる春水さんが好きだー!
 そんな中七緒さんが言うのですね。
 知らなければ調べればいいんですと。
 春水の目が光った!(笑)しかも、むふーんとか言ってる。
 と思ったらやっぱり、ちゃっかりと七緒さんを持ち上げて任せてしまいました。

 一方日番谷。
 過去のシーンですね。
 なんか草冠が氷輪丸に「俺に従え」とか言ってる。
 出てきてる龍なんかドラゴンボールのシェンロンみたいなんだけど。
 と、それが刀になって草冠の手に収まったのだけれども、気がついてみれば日番谷も
同時に手に入れていたらしいんですね。
 おいおいおい、氷輪丸さんよ、二重契約はいかんぜよ。
 あと、現実の日番谷はケガしつつ歩いて移動してんだけど、どうせ誰にも姿見えてないんだから
バスとか電車とかタダ乗りすればいいのに…。

 一方、おしつけられて調べてる七緒。
 ちゃっかり春水さんも巻き込んだのはいいんですが、こちらはやや飽き気味であるようで、
椅子に足をのっけてるという行儀の悪さ。
 ここで七緒、草冠という人物を見つけます。卒業名簿にはなぜか名前がないけれども、
流魂街出身には名前があると。
 どういうことでしょうかねー。意図的に削除されたっぽいねー。

 そういうわけで春水さんは散歩へ。何か感じ取ってるっぽいですね。
 と思ったら誰か来たのにやはり気づいてた。
 つか気づいてるってか相手ハイヒール!何履いとんねん!草冠!おまえのことだ!

 で、春水さん、待ち構えるわけですが。
 おいおいおい、草冠、お前カラブリでも読んできたのかよ。いきなりこの人春水さんの
プロフィール語り出したよ。
「軽薄な振る舞いとは別に思慮深く、鋭い神眼をもつ」とかなんとか。
 この後、この人別の相手にもやります。なんてーか、キミはプロフィールを調べすぎだ。
 
 草冠は言います。
「お前は日番谷冬獅郎に斬られて死ぬ」と。
 …すでにキミ、日番谷じゃないですよね。
 春水さん、何かに気づいたのか「えっ…君は!」と驚いてます。

 一方当の日番谷。
 神社に逃げ込んでいたけれども、イヅル、修兵ら率いる死神達に囲まれます。
 ここでイヅルらは、相手が日番谷だからやっぱり思いきった行動ができないわけですね。
修兵が鬼道使って取り押さえはするんだけども、日番谷の反撃を食らいました。
 ここのシーンは、日番谷の満身創痍っぷりがすごいというか、そこから尚反撃して
くるか、みたいな。あと修兵さん顔から吹っ飛ぶのはちょっとかわいそう。

 春水さんは四番隊で手当をうけていました。
 七緒さんが泣いてんですがそこに浮竹が現れて、君のせいではないと慰めるわけですね。
京楽がやられるってことは彼のふいをついたか、彼を上回る力だったということ、だから
君のせいではないと。
 いいなぁ、浮竹ってお父さんみたいだよなぁー。

 それで、春水さんが襲われた現場は六番隊が現場検証してるのですが…。なんだろう
このこみあげてくる不安感は。
 ああ、案の定この跡は氷輪丸によるものだから、日番谷がやった可能性が高いみたいな
ことになってる。
 そのころ多分彼は現世でイヅル、修兵らにいっぱいいっぱいだったと思うのですが。
 アリバイとかないんかこの世界。
 
 これらの報告を受けて山本総隊長は、日番谷を取り押さえよ、逆らえば処刑してもかまわない
という指令を出していました。卯の花が止めますが聞く耳持ちゃしませんよこのジジイ。
 一護にもこの指令はルキアを通して伝わり、いよいよ一刻の猶予もないことがわかります。
 さあそろそろクライマックスに向けて盛り上がってくるころでしょうか。

 で、ルキアが草冠のことがわかった、旧友で、卒業直前に死んだということを告げるのですが…。
いきなり攻撃きやがったよ!油断してた分マジびびったよ!
 前振り入れるか、お前、話終わるの待てや!

 外に出てみるとまたあのコンビだよ。
 あ、ごめん草冠もいたのか。存在薄くてわからんかった。

 目を覚まさない春水さんに「いつもと逆だな」と声をかける浮竹。いい友達やなぁー。
これ思ったんだけど、もしも浮竹と春水さんが今回の日番谷と草冠のようなことになったら
絶対戦いにならなかったと思うんだよなぁ。二人には絶対的な信頼があるから。
 草冠はどうしても、日番谷を超えたい、越えられないというコンプレがあったから今回の
ようなことになったんだと思うし。
 それを思うと哀れではありますね。
 さて、この場に白哉もおりまして。
 腑に落ちぬと言うのですね。
 イヅルらへ反撃したことと、春水さんを襲ったこと、ほぼ同時刻でこんなことができるのかと。
 さすがだ白哉!
 ソウルソサエティの榎木津礼二郎になれるぞ!(なぜよりによって彼なんだ)
 それで二人はマユリのところにいって、双子の斬魄刀はあるかとか聞くのです。
 マユリは、複数の死神と契約することはありえないと言いますが、存在しない証明は
出来るかみたいなことを浮竹が聞いています。そんなあーた、悪魔の証明みたいなことを。
 ところがマユリ、それが氷輪丸のことと知り様子が一変。嬉々として調べ始めましたよ。
 キーボードが鍵盤って…なんだかなー。

 草冠とやりあってる一護ですが、斬魄刀が激突することで記憶みたいなもんが流れ込んで
くるわけですね。
 あと草冠が「俺の名は草冠宗次郎。中央四十六室と冬獅郎に殺された男だ」とか言ってる
わけですよ。
 これ後でわかるのですが、ハッキリいって冬獅郎に殺されたというのは完全な被害妄想だよ
こいつ。
 性格ねじくれまがっちゃってんな。
 そんで、日番谷はすでに反逆者とみなされたからもう居場所はない、残る不確定要素は
お前だとか言っちゃってんの。
 ここで一護は、氷輪丸が二人を選んだから、どちらかに決めなくてはならず殺しあいになって
しまったということを知るわけですが。
 …結局もとをたどれば氷輪丸のせいじゃね?これ。

 一護なんか氷漬けにされたんだけど。
 しかもまた残月と対話してる。お前本当好きだな。
 おっさん、「久し振りだな」って出て来たけど、マジで久しぶりだなこのおっさん。一年ぶり
くらいだろ。
 ここで一護は、自分の過去と照らし合わせて、日番谷が悩みや悲しみを今自分一人で
抱え込んでいること、それが周りを悲しませてるのに気づいてないということを言いまくった
あげく一人で「そうか、あいつが何しようとしてるのかわかった」と納得して走っていきました。
 残月のおっさん出てきた意味ねぇぇぇぇぇ!!!!!

 復活した一護は「俺はあいつにどうしても言わなきゃなんねー」とか叫んでました。

 日番谷は日番谷で草冠に接触しました。
 ここで、「やっと見つけてくれたね」って草冠言ってんだけど、そもそもお前が歩き回るから
見つけられなかったんだと思うのですが。
 氷輪丸で傷を残したかいがあったよ、というセリフでやっと、冒頭なぜ日番谷の様子が変わり、
警護を放り出してまで仮面の男を追いかけていったのかがわかります。
 まあ霊圧を感じたってのもあるんでしょうが。
 お前は自分が生きてたのわからせるためとかいって、友達を刺すのか。死んじゃうだろ!
 程度ってもんがあるだろ、程度ってもんが!

 草冠は、護廷十三隊がどんなものかわかっただろ、王印は俺達の夢のために使うとか
言いだすわけですよ。勝手に日番谷もうメンバーに入ってるし。
 
 一方一護。結構、二人はプリキュアに苦戦。(プリキュアじゃないから)
 しかも、ホロウとか出してきたし。
 ザコは何人きてもザコだろ。
 
 草冠と日番谷はソウルソサエティの双殛の地に移動。うわぁー、一瞬で着いちゃったー。
 これに気付いて卯の花が「こうもたやすく侵入を許すとは…」って言ってんだけど、うしろに
ついてるねーちゃんが(名前しらんけど)、「敵は警備が手薄なのを知っていたのでは」と言う
のですね。卯の花が尋ねれば、その敵とは日番谷のことだと。
 なんかこういう、上が敵だと言われればどんな事情があろうと敵みたいな扱い方をする
人ってあんまし好きじゃないなー。いや兵隊としてはその方がいいんでしょうけどね。個々の
考え方優先してたら守るものも守れないわけだから。
 ただ、それが正しいか間違っているのか考える頭くらいはないと。

 そんで、一瞬でついた草冠は「これが王印の力」とか言ってる。
 …とどのつまり、タイムふろしき機能のついたどこでもドアですやん。(うわぁわかりやすい)

 前に草冠が日番谷との戦いに敗れ(敗れってか戦う前に、氷輪丸は日番谷を選んだ、として
死神らが草冠を始末してしまうわけですが)、魂が消え去ろうとしていた時に、王印の光が
当たって生き返り、ウェコムンドへ移動したと。そんで戻って来たらしい。よく普通に戻れたな。
 そして彼は日番谷に、これを切れとか言うのですよ。
 王印切れってあーた。切って何も起きなかったらどうすんだ。恥ずかしいぞ。

 そこへ一角、弓親、恋次が来ますが、もう日番谷はすっかり反逆者扱いです。うーんこいつらは
まだ頭いい方だと思ってたけどなぁ…。
 あと草冠。聞かれてもいないのに一角のプロフィールをブツブツと…。お前ガイドブックを
使用用と保存用と鑑賞用で3冊買ったろ。
 切りかかろうとした彼らの前に日番谷が立ちはだかるのですね。
 気持ちはわかるけども…。

 それと忘れられかけてましたが、まだ戦っていた一護とルキアのところに雨竜らがきました。
雨竜、一護がいるのにも関わらず容赦なく矢の雨を降らせます。いけしゃあしゃあと「それくらい
避けられるだろ」とか言ってるし。
 茶渡も織姫も来たので心配ないな。
 そゆわけで二人はプリキュアは彼らが引き止めて、一護とルキアは浦原さんの助けを借りて
ソウルソサエティへ。

 ぞくぞくと双殛に死神が集まってきましたよー。
 そんな中、王印を切れと日番谷に迫る草冠。
 と、そこへやっと一護も駆けつけます。
 彼は死神らを一喝。
「てめぇら戦うことしかできねぇのか」と。
 つーか。
 簡単に命令出しちゃう山本のじーちゃんが一番問題なのでは…。
 ここで、春水さんも来るのですが、七緒さんが支えていてすんごいうらやましいー。七緒さんに
かわってほしいくらいですよ。
 あーでも私体力ないですからともにベチャっといきそうですが。
 春水さんがやってきたのは「無実の者が処罰されてちゃ気分悪いからねー」
 よっ男殺し!(それホメ言葉違う)

 まあそんな彼らの会話をものともせず、草冠は一人で、王として戻って来たとかなんか
ほざくのですが。
 日番谷切りかかりました。
 お前はアホかー!もっとタイミング読めよ!
 そんな日番谷に「また俺を殺すのか」とか言ってます。
 草冠、お前リアクションでけーよ。ミュージカルかよ。
 今にも歌いだしそうだなこいつ。(別にミュージカルをバカにしてるわけではないですが)

 まあ結局のところ話をまとめるとですね。
 日番谷は草冠の死に責任を感じていて、今回のことがあったもんだから自分一人で
ケリをつけようとしていると。それがたとえ今度は自分が処刑されることになったとしても。

 …らちあかないと思ったのか。
 草冠、「卍解の力では解放は無理だった。が、今の俺なら切れる」とかゆーて王印を
切りましたよ。
 …自分でできるならさぁ、ソウルソサエティに来た時点で切るとかさぁ…。

 ここで日番谷、「草冠ー!」って呼ぶのですが。
 声思いきり裏返ってる。これやり直しなさいよ。ひどいよさすがに。

 そんで日番谷を一護殴りまして、「一人で抱え込むな」と自分の過去の話をして
みせるわけですよ。
 かつて母が自分をかばって死んでしまったことに責任を感じていた一護は、ひとりで
その悩みを抱えて苦しんでいたけれども、実はそれは、家族を悲しませていただけ
だったんですね。
 だから強いつもりで一番弱かったんだと。
 いいねぇー。

 自分を取り戻した日番谷、多分戦う決心はしたんでしょうね。
 ってか。
 草冠センス悪っ。
 氷の龍みたいなんが出ました。
 誰か、火炎放射器もってこい!

 てーか誰かが神速で突っ込みに入ったと思ったら剣八さんでしたわ。
 が、あえなく敗退。
 そんでもってなんか氷のタワーが出来ちゃいましたよ。
 完璧に違法建築だよこれ。ごさくもかなわねーよ。
 そんでえーと、インとヤンか、ボロボロになって戻ってまいりましたが、この二人も
とりこんでしまってさらに氷の建築物は増大。
 誰かが「まだ変化するというのか」って言ってたけど、あのフリーザも三段階変身
してたしなぁ。

 ここで白哉も技を出すのですが、一瞬で出番終わりました。隊長ォォォォォ!

 様子がおかしいことに気付いた一同。
 マユリが王印の暴走だというのですね。
 卍解を会得していれば制御できたけれども、草冠はできていない。そして限定された
場所では王印は神と同様の力をもつ神器だからこのままではやばいと。
 呑気に解説しておられますが、その間にどんどん暴走の範囲は広がってんですけども。

 その暴走の中なんですが。
 中はいたって落ち着いたもんで、まあ大体のメンツがおりまして、中心の塔を何とか
するしかないということになりまして。
 ホロウがいっぱいなんですがそこは駆けつけてきたソイフォンと夜一さんが戦う戦う。
 乱菊から渡された十番隊の羽織も着て、日番谷出撃ですな。
 ここで「松本、後ろは頼む」って言ってて、乱菊が真剣な表情で「はい!」って言ってたのが
かっこよかった。

 それと吸収されたインとヤンはなんか巨人兵みたいなかっこうになって迎撃役になって
ました。
 これ防犯用にあったらいいかも知れん。…家も攻撃されそうですが。
 
 塔を登っていた乱菊ら。地鳴りに「この塔、動くの!?」とびびる乱菊に一角と弓親は「いや」。
 そーおです!高笑いとともに誰よりも悪人顔で剣八さん登場!
 「隊長!」
 って一角叫んだけど直後「エエー!?」
 剣八さん、誰がいるかとか見ずに塔ぶったぎってんですけど…。
 危ねぇぇぇ!こっちの命が危ねぇぇぇぇ!

 恋次が蛇尾丸を塔に立てかけてくれたおかげで、一護やルキアらはこれに登っていけば
よかったので楽なんですが、塔の壁に噛み付いてる蛇尾丸の顔がかわいかったですよ。
 で、上にたどり着いたはいいがメノスまで出てきて大慌て。
 いやーもうね、倒しても倒しても再生しちゃうのね。これはもうね、絶対あの人でてくるね。

 そんで、道を作ることが出来れば一護や日番谷がたどり着けるということで。
 危なくやられそうになったところで白哉がやってきました。
「油断せずに行け」って。
 そこはテニスラケット持って「油断せずに行こう」って言って欲しかった。←番組かわるだろ。

 ちなみに外側では、山本のじーちゃんと狛村さんとマユリさんが支えてくれてるそうです。
マユリさんの「おりゃー」って掛声?か何かが良い。
 つーかさ、今、白哉の桜で完全に外から包囲してる状態だけどさ。
 このまま突っ切ればいいんじゃね?
 しかし彼らはまじめだったので、当初の計画「一斉攻撃」で道を作り、日番谷と一護は
乗り込んでいきました。
 …てか皆が攻撃してる間に反対側に回ればよかったような気もする。

 えー残り時間も少ないので、氷の龍に氷輪丸が回りこんで首にかみついて押さえ、
一護が正面から脳天に突き刺しておしまい。あっさりだなおい。
 てか日番谷いつの間にか元気になってるな。
 それで、元の姿に戻った草冠と日番谷、今度こそ誰の邪魔も入らない、一対一の
勝負が始まるんですね。
 …あの、作画ミスなのか意図的なのか知りませんが、明らかに日番谷の氷輪丸が
長いんですけど…。

 ここで過去のシーンが蘇ります。
 氷輪丸が二人を選んだ時。
 さきに切りかかったのは草冠の方だったんですね。
「俺こそが氷輪丸を持つべき」と。
 つまり、なんていうのかな、彼は自分に負けてしまったような気がする。
 ずっと日番谷がいる限り上に立てないっていうか、本当の友達なら気にするでも
ないことに彼は気づいてしまった。だから復活してきて、日番谷を孤立させれば自分が
従えることができるかもしれないなんて、対等な関係を自分から放棄するようなことを
してしまったような気がする。
 草冠が、日番谷に殺されたなんて恨む理由こそなかったわけです。

 日番谷に切られた草冠は「天才だよやっぱりお前は」と言い消えていきます。
 その消える間際に言い残した「もし俺が…」というのは、こう続くのかも知れませんね。
「もし俺が氷輪丸を手に入れていたらお前はどうしていたか」と。
 日番谷なら多分草冠のために笑って死んだのではないかと思うのですが。
 それが彼と日番谷の決意の違いだと思う。

 ただ、何でも規則規則というソウルソサエティもどうかと思う。二人いるのはおかしいから
殺しあいで決めるべきとか、存在が許されないとか。
 そういうことをしているから藍染のような反逆者が出るんじゃないの。
 今回の映画見ていて、ハリーポッターの魔法省思い出しました。ヴォルデモートの復活を
認めず、ダンブルドア校長が大臣の座を狙ってるとか、ハリーはウソつきというデマを流す
ことによって、真実をゆがめてしまうとこね。
 そのように、何でも決まりだからとか規則って言ってるのは生き方としては楽かもしれない
けども、何も生まないわなー。
 かつて白哉が規則と家族の情のはざまで苦しんだような、そういう変化はないんかここは。

 さて。
 決着がついたらしいのを悟って弓親「どっちが勝ったんだろ」。お前それ失礼だろ。
 しかも王印自動再生しとるがなー!人騒がせな!

 日番谷に一護は言います。
「あいつ後悔はしてねーんじゃないかな。最後に決着つけられて。
 生きてれば納得いかないことはある。それに従うかどうかはそいつ次第。あいつは自分で
決着つけるためにここにきたんだからいいんじゃねーの」
 まあそうでしょうなぁ。
 ただその方法は間違えてしまったけれども。
 そんで「戻ろうぜ、冬獅郎」という一護に「冬獅郎じゃねぇ、日番谷隊長だ!」と。

 エンディングはなんてーか、まあこんなもんかなっていう背景ですね。
 ちょこちょことその後の死神達のエピソードがあってよかったです。
 イヅルと修兵がちと哀れでした(笑)。
 浮竹と春水さんはよかったなー。
 やちると剣八さんは相変わらず走ってました。
 現世組とコンも出てきます。

 そうして歌が終わった後に。
 日番谷は草冠の墓へ布と折れた剣をそなえています。
 まあ死んだと思っていた友に会えて良かったのか、わだかまりが溶けてよかったのか…。
その心中は日番谷にしかわからないわけですが。
 仕事に戻るという日番谷に「今日はもう仕事やめましょう!この近くに温泉があるんですー!」
という乱菊。「ほらー」とかいう声が流れていたので多分また逆セクハラとかしてそうです。
 
 ちなみに diamonddust Rebellionにタイトルをつけるとするならば。
 「忘れ去られし者の反逆」でしょうかねぇ。
 ネタバレになってしまうからこんなんつけられないだろうけど。

 いい映画だったなぁ。
 誰にも話せなくて一人悩むことは誰にでもあるでしょう。
 だけど、ひとりで解決しようとして周囲を心配させるなら、やっぱり話してみた方がいいと
思う。
 悲しみは人に分け合うことで半分になり、喜びは分かち合うことで二倍になる。
 そういうものではありませんか、日番谷隊長。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→劇場版 『BLEACH』 The diamonddust Rebellion もう一つの氷輪丸