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ナルニア国物語 第2章
カスピアン王子の角笛

6/8鑑賞

 久しぶりにバカ王子というものを見たような気がする。ハタ皇子以来だー。
 いや中盤までどうしようもないアホやったんですけどねほんとに。
 ともあれ話は2時間半とやや長めですが、内容は面白くて良かったです。ハリーと
また違う面白さですね。っていうかハリーはやっぱ第3作目が最高。

 さて物語は日食だかなんだか知りませんが、空に浮かぶ星が日食みたいになって
始まります。ここのシーンは後の伏線だったりするので、見逃すともったいないです。
 んでいきなりそこに悲鳴が響き渡ったので何かあったかと思いきやお産だった。
気持ちはわかるがタイミングが…。

 生まれた男の子はミラースとかいうヒゲおっさんの子供で、そのミラースは部下に
命令を実行しろとか言っていらっしゃる。
 なんだぁおっさん、今のうちから国中の産着でも買い占めるつもりかー気が早いな
HAHAHAー。とか思ってたら違った。
 邪魔な王子を暗殺しようとしてた。(えらい違いだな)
 つか王子なのに、お付きのものとかいないんでしょうか?普通はいくらなんでもこんなこと
ないと思うんだけど。
 ともあれぐっすり眠っていたカスピアン王子は、博士に叩き起こされて脱出することに
なりますが。
 いやあのさ、バカ王子さ、危ないんだからさっさと通路に逃げようよ。何隠し扉を中途半端に
閉めて間から様子うかがってんだよ。兵士の一人でも振り向いたらおめー終わりじゃん。
 とか思ってたんですが、幸い兵士もアホだったらしく、ばれることなく王子は自分のベッドに
矢がガスガス打ち込まれるのを見届けてから逃げました。

 つまり、ミラースは自分が王位継承してそのあと息子に継がせたいから王子が邪魔だった
らしいと。
 んでも王子って、前の王が死んだりなんかすればすぐ継承するんじゃないの?そこらがよく
わかりません。
 ミラースが王の弟にしても、継承権の順位って決まってるからすぐ継ぐはずだけど。
 
 まあどうでもいいけどさ、そういうわけで王子は博士の手助けを借りて馬に乗って城を
脱出。
 森の中に逃げ込むんですが、ここでよそ見をした隙に枝にぶち当たって落馬。もうこの
あたりでこれから先の展開が見えてきたような気もしますが、落馬だけならともかく、足が
あぶみにひっかかって引きずられ、ひとり西部劇状態です。
 (西部劇…ならず者が町民をロープでひっかけて馬で引っ張り回すあれ)
 いい加減哀れになってきましたが、ようやく足が外れたものの馬はそのまま逃走。
もういっそ殺せよ(by銀魂の長谷川さん)みたいなことになってますが、そこへ現れたのは
どう見ても友好的には思えないナルニア民のニカブリクとトランプキン。…えー面倒くさい
からトランプキンだけ覚えておけばいいと思います。というか名前はほとんど出てきません。
トランプキンは、「お小さい方」という愛称で呼ばれているからです。
 これは差別用語とかじゃなくて、Dear Little Friend、という言葉の訳です。英語の方は
なんて言ってたっけかな。DLFで表記されるので多分これのまんまかな。
 ドワーフという分類になりますが、ドワーフハムスターという言葉からもわかるように、
ドワーフという言葉そのものが現代においても「小さい」という意味でつかわれています。
(神話の中では体格の小さい妖精たちをさしたりなど)

 えーっとどこまでいったかな、ともかく、お小さい方はカスピアンを追って来た兵士にとっ捕まって
しまって、ニカブリクが迫ってくるのを見た王子は、「本当の危機が迫ったらふけ」と言われて
博士から渡されていた角笛をあっさり吹きます。アホかぁぁぁぁぁぁ!
 お前それはアイテム的には、敵との戦いの最終段階とか、いよいよってところで使うポジション
だろうが!渡された直後に吹いてどうすんだぁぁぁぁ!
 ナルニアは毎回一人アホが出てくるらしいな…。

 あれだ、ドラクエでいえばこれからそのステージのボス倒しにダンジョン行く前に、じーさんに
会って話をしていたら毒消し草くれたのに、神楽ちゃんがその場で食べてしまって、後ろで
「どく」表示出てる銀さん大ピンチ!みたいな。(途中で銀魂に変わっとるがな)

 さーて場所変わってロンドン。
 ええっと…前回ナルニアの、現代の舞台は戦争激しい中でしたっけ。
 第二次世界大戦中でしたね。
 人々の心も荒んでる中、4兄弟のうちのピーターがなんかケンカしてんですが、エドマンドが
加勢に入りました。エド、前回から大きく成長してこの話の中では一番落ち着いていて頼もしいと
思いました。
 一方でスーザンはナンパされてたんだけどなんか鬱陶しい様子。思春期ですなぁ!
 ともあれ、ナルニアに戻りたいなぁとかなんとか話してんだけど、普通に、戻ってきたあの
家に行けばいいじゃん。あのタンスの中から出入りできるんだよね。
 それとも二度とあそこからは行けなかったんでしょうか?

 そんなことを話していると彼らはいきなしホームの中に突風が吹いてきたことに気づき
ます。チューブだよねこれ。まあいいや、地下鉄が入って来たと思ったら、景色がどんどん
変わっていきました。
 あーいいねぇ。綺麗な海辺ですよ。
 はしゃぎまくって遊んだあとで、エドが山側にある廃墟に気付きます。
 そこへ行ってみた4人…っておいおい、靴くらいはけよ。けがしたらどうすんだよ。

 そこはかつて4人が住んでいた城だったのです。
 破壊の跡に驚く彼ら。
 ナルニアという国が滅びたのはどうやら事実であるようです。

 一方えー…カスピアン王子。
 あ、違った。
 忘れてましたが、王子殺害を命じたミラースとか他のえらそうなおっさんたちのところに、
何かを連れ帰った部下がやってくるんですな。
 捕まっていたのはお小さい方。カスピの代わりにこの人とっ捕まえたらしいです。
 なんでかと思ったら。
 ミラースは、王子は誘拐された、これだからナルニア人は信用できない。ナルニアの生き残りを
殺して王子を取り戻さないといけない、とか言うわけですよ。
 なるほど、そのどさくさに王子を殺すつもりなんでしょうな。
 悪知恵働くねぇ。

 一方4人は、城の地下への扉を見つけて入ろうとするんですが明かりがない。ピーターが
シャツを破いて枝にくくりつけたいまつを作ろうとするのですが火がない。
 で、エドに「マッチなんて持ってないよな」と聞くとエド、「マッチは持ってないけど懐中電灯は
ある」。おめ、早く言えよぉぉぉ!
 中には手つかずの、彼らの持ち物が入ってたんですね。昔の衣装とか。
 それを身に着けてるのはいいんだけどドレスって動きにくくないですか?
 スーザンはここで角笛がなくなっていることに気付きます。
 それがどうして王子のところに届いてたんでしょうね?
 ともかく事情を知っている人を探さなくてはいけません。

 ここで4人の前に、船にお小さい方を乗せてやってくる兵士を発見。彼をおぼれ死にさせる
つもりだと気づいた彼らは救出に向かいます。ここでスーザンが兵士に矢を放つのですが、
実はこれも大きな、大きな伏線です。よくもまぁ持ってきたなってくらい後に引きます。

 お小さい方は、ドワーフ特有の気難しい方だったんですが、ピーターの剣の紋章を見て、
彼らが数百年前にいなくなった王と女王だと気づきました。
 彼によるとナルニアは、テルマール人という民族によって滅ぼされてしまったようです。
 で、なして4人がナルニアに戻ってきたかというと、王子が角笛を吹いたかららしい。
 うーん…。
 まあいいけどさ。
 4人にとってはナルニアから戻って現代で一年過ごしたつもりが、ナルニアでは数百年が
経過していたらしい。

 で、カスピアン王子が目を覚ますと、アナグマともう一人のドワーフに助けられていたん
ですな。
 なのにいきなり逃げようとしたりとかアホじゃないの。
 なんかもう…。
 一方で博士はミラースによって捕まえられておりましたよ。
 
 4人はどこかへ移動している最中なのですが、昔は森と言えば木も踊り、そこらに妖精が
いたけれども今はすっかり心を閉ざしてしまっていました。うむ、撮影が楽でいいな。
 ただアスランもいなくなってしまっており、ナルニアはすっかり裏切られた気持ちになって
いるみたいなんですね。
 確かに、見捨てたつもりはなくても急にいなくなれば、地を守るものがいなくなるわけだから
不安でしょうな。
 森の中でルーシーはクマを見つけて駆け寄るんですが、これが野生のクマで、襲われそうに
なってます。だから、知らん人にいきなり声かけちゃダメでしょ!

 でもって王子は王子で助けてもらった礼もそこそこに再び森の中へ。
 アナグマらは、4人の王と女王の到着を待てといっているのですが聞いちゃいません。
 案の定兵士に見つかって大ピンチ。
 大丈夫かこの王子。この物語終わるまで生きてられるのか…。

 そこを颯爽と助けたるは、ネズミ…。
 あ、助けたわけじゃなくて敵とみなして全員やっつけてただけか。
 「ってお前ネズミか」って王子言って、「もっと気の利いたこと言え」と言われてました。
 はい、王子の負け。
 彼の名はリーピチープ。かわいいと言われるのが何より嫌いな、勇敢な戦士。…ネズミだけど。
 いや私でもかわいいって言ってしまいそうだ。

 ミノタウロスもやってきたんですよ。座高たけー!(いや感心するとこ違う)
 ナルニア人が集まっているところに王子もきたんだけど喧々囂々。
 王子は、自分が王になったらナルニアと和平できるって言って皆を説得します。
 だから、それが今なれない状態だから大問題なんじゃないのか。
 ミノタウロスは、空を見ていたら戦いの星と平和の星が天空で出会った、だからそれは
本当になるだろうみたいなこと言うんですね。これが冒頭の日食みたいなやつか。

 そして4人はというと。
 絶賛迷子中。
 お前らぁぁぁぁ!たどり着く前に物語終わっちゃうだろうがぁぁぁぁ!
 そんな中ルーシーはアスランの姿を見た、と断崖絶壁で言うのですが「この先は進めない」
とあっさりピーターが否定。別の道を行くことになります。
 しっかし4人の結束、面白いくらいバラバラになってるなぁ。エドはどちらかというと、ルーシーの
ことを信じているっぽいですけど。
 ともあれ大回りして川を渡ろうとしたら、ミラースの兵士たちが橋を作っているところに
出くわしてしまった。とても渡るどころではありませぬ。
 仕方がないのでまたさっきの、アスランを見た場所に戻ったら、ルーシーがいきなり落下。
何かと思ったら、そこに通路がちゃんとあったんですな。
 だから最初からアスランやルーシーを信じていればこんなことにはならなかったわけで。
 ピーターやスーザンに足りなくなってきているのは、目に見えないものの存在を信じようと
する心かも知れません。
 それは大人がピーターパンを見られなくなるのと同じで、現実を知って行くにつれて遠ざかって
しまうものなんでしょうね。

 朝、ルーシーだけが目を覚まし、何かに導かれるように歩きだします。
 そこはよみがえった森で、木々は踊り花の妖精がアスランのところに導いてくれました。
 と、それは夢で、目が覚めたルーシーがあたりを見ても静まり返った森ばかり。
 うむ、現実とは厳しいもの…とか言ってる間にルーシーを捕まえた人がいたので何かと
思ったらピーターでした。ナルニア人がウロウロしてるのを見て様子を見ようと隠れたらしい。

 …ってバカ王子、いきなりピーターに切りかかっとる!アホですか、何してんですかっていうか
お前はアナグマに何を聞いてたんだ!王と女王が来るって言ってただろうが!
 しかも、ピーターの剣を見て王と気づいたのはいいんですが「大人かと思った」とか失礼な
一言を。思わず「数年後に出直そうか」と引き返そうとするピーター。そりゃそうだ。
 ともあれあっさりナルニア人と王子と合流した4人。しかしこの先が思いやられます。

 橋を作ってるとこでは、ミラースが部下と会話してんですけど。
 武器がナルニア人に奪われたとか言ってんですね。
 これがよくわかんないなぁ。
 で、部下は、私の兵は犠牲はありませんとか言うのですが、ミラースはそれが不満だった
らしくて、見はりしていた3名が死亡したことにしろ、とか。
 つまりミラースが別の部下に命じて武器を奪わせて、ナルニアがやったように見せ、
議会にはそう報告して、ナルニア憎しの声を高めようということでしょうか?
 もういいからミラース暗殺しとけよ。
 絶対丸くおさまりそうな気がする。

 王達の帰還をミノタウロス人が両サイドから剣をささげて出迎えてくれます。王子は
ちょっと気遅れしたように4人の後ろからついていきます。
 途中子供のミノタウロスが剣持ち上げられてなくて、隣の大人が持ち上げてあげる
なんて小さな演出があってよかったです。こういうエピソード作れる人ってすごいな。

 その砦の奥の奥に、アスランの絵が描かれていてその前に割れた石が。
 スーザンは「これ、何だかわかるわよね」って言ってたけど何だっけ。
 前回でアスランが魔女に処刑されたあの板でしたっけ?
 これがなんで墓標みたくなってっかわかんないんだけどまあいっか。

 これからのことをどうするかという話し合いの中、「殿下」と呼ばれて振り向くアホ2人…
もとい、ピーターと王子。つかピーターは正式に王と認められてるけど、カスピアンはまだ
「自称王子」なんだから殿下って呼ばれるわけない…っていったら失礼だけど、ここでは
立場わきまえた方がいいってちょっと思ったんですけど。

 ルーシーはあまり気のりがしないみたいなんですね。
 最終的に白い魔女を倒したのはアスランであり、自分達じゃない。
 もっと慎重になった方がいいと考えているみたい。

 まあそんなこと言うても聞きゃしませんから、さっそく城に乗り込んだ彼ら。
 エドが、前回の戦いでも活躍した、鳥に運んでもらって城の見張り台に乗り込みました。
 ハリーポッターだと鳥って背中に乗るもの(ヒッポグリフだからなぁ…)だけど、ナルニアだと
体をがっしり掴んでもらって運んでもらうもの、みたいな感じでおもしろいですね。
 エドは懐中電灯で合図。斥候部隊が次々と乗り込んでいきます。
 ここらはもう夢中で画面に見入っちゃっていいと思います。
 面白いから。

 寝てるネコを見つけた、リーピチープとその部下の活躍もお見逃しなく。

 博士のところに乗り込んだ王子は、博士がいないことに驚き彼を探そうとします。
それを抑えて「お前は橋を下す役目だ」というピーター。
 けれども王子「ちょっと探すだけ」って言って走っていってしまいます。
 ああ…不安が…。

 リーピチープは中からドア開けたんですが、入ってきたのはお小さい方。
「もっとでかいやつが来るかと」と言った彼に対してお小さい方「お前が言うか」って
言ってたのはよかったなぁ。

 で、王子、博士を見つけたんだけど今度はミラースのとこに行っちゃった。
 あの…あーたが橋を下さなければ、待ってる兵士誰も入れなくて、結果的に城を
責めることが出来ないんですけども…。
 というわけでミラースのところへのこのこ乗り込んで行って返り討ちにあったバカ王子。
ええ、この時ばかりはバカと言わせてもらいますとも。
 あんたの勝手な行動のせいですべて台無しだよ。
 ミラースの合図で城中から兵士が飛び出して来て、ようやく橋を下してナルニア人が乗り込んで
きたけれども、時すでに遅し。形勢は非常に不利でした。
 仕方なくピーターは退却を命じますが、多分乗り込んでいった半分はやられたんじゃないかと
思います。
 勝手な行動をしたことを責められると「退却を命じるのが遅かった」とか言ってるバカ王子。
 もう何なのこいつ。私ならそんなこと言う時点で回し蹴り決定だよ。ふとももパーンってやるよ。
 作戦は皆が計画通りに動くから成功に近づくんであって、危険な賭けをしているのに
てめぇが勝手に外れたら(しかも一番重要なところ)計画が失敗するってなんでわかんないかな。
 それじゃあ王位も追われるよほんとに…。

 ここのシーンは私見ていてしばらく怒りが収まりませんでしたね。
 まあ呑気にしていて懐中電灯落としたエドもあれですが…しかし彼はその失敗分勇敢に
戦った。
 ミラースに追い詰められてパッと飛び降りてみせる(下に救助来ていた)とこなんかはさすが
王!って思いましたよ。
 城の庭に横たわる死体を見て顔をしかめるエド。敵も味方も関係なく狙撃するミラースの
やり方にむかついたろうと思います。

 でもってミラースは、「王子が謀反を起こした、ナルニア側についた」ということで、自分が
王位に就くことに成功。あーもう。
 どうでもいいけどロープ翻した瞬間にすごいほこりが舞ったよ。洗濯しろよー。
 これが王のほこり。なんちゃって。(おーい山田くーん!!!!!)

 イライラしとる王子。
 そこにもう一人のドワーフがやってきて王子をそそのかすんですな。
 闇の力を呼び出せばミラースを倒せるって。
 おいおい、こんなんと手を組んだらダメだろ。
「鬼婆」と「人オオカミ」が呼び出したのはあの白い魔女。…出番こんだけですか…お疲れ様です…。
 手をとろうとする王子にピーターがやってきて、闇の存在と戦っております。
 でもって白い魔女の方はエドが冷静に後ろから氷ブチ割ってやっつけました。
 冷静に、「ピーター一人でも何とかなっただろ」という言葉を残して。
 さすが、二の轍はふまないエド。かっこいいよ!輝いてるよ!
 それに比べて王子の情けないことといったら…。お前銀魂でネタにされてもいいくらいの
レベルだよ?(どういう比べ方)

 さすがに落ち込む王子に博士は、すぐれた王になってほしいと励まします。
 まあ励ますのはいいけど、作戦の際には言われたことを守れってのも教えとけ。

 そういうわけで翌日。
 ものすごい数の兵隊がきましたよ!
 おい誰かギリシャまで行って「300」呼んでこい!(それ時代全然違います)
 もう頼れるのは自分達だけということで、彼らはルーシーを森に行かせ自分達は戦う
事を決意。
 それと王子が一つ提案。
 いくら王になったミラースといえども、伝統は無視できないから、それを使えば時間
稼げるらしい。
 ついでに映画の時間も稼げる、と。

 エドが使いっぱしでミラースのとこに伝言伝えにいってるんですけど、「王子」と呼びかけ
られて、ムッとしたように「王だ」と言い返してる。さすが。
 ピーターは「the High King」つまり一の王らしいです。
 ともあれ、一対一の決闘を申し込まれたわけですが、これを拒むことは簡単だけれども、
拒むのは恥になると部下に言われて、決闘を受けることになるミラース。ざまーみろ。

 森へ向かったルーシーとスーザンですが、兵に見つかって大ピンチ。
 ここでスーザン自分が残って、ルーシーを先に行かせます。
 ある程度は倒すんですがそこはやはり矢を射るのは時間かかりますからピンチに。
やってきたのは王子。…いやあの、砦の守りは…?
 まあいいけどさ…ともかくそういうわけでスーザンを助けて2人は砦に戻りました。戻るのかよ。

 一方で決闘していたピーターとミラースなんですが、ミラースはあらかじめ部下に、自分が
ピンチになったらボウガンでピーターを殺せと命じているんですけど、ピンチになってもピクリ
とも動かない部下が笑えます。
 仕方がないので休憩だ!とか言って強引に休んでた。
 あれだ、お前はじゃんけんで負けると「3回勝負な」とか言い出す奴だ。

 あとピーターはエドに手当してもらっているんですが、「お前には本当に…」とかもう死亡フラグ
立ちそうなこと言いかけてたんだけど、脱臼した肩をはめ込まれて悲鳴を上げたことで最後まで
言えなかったので、多分これで死なないと思います。

 で、簡単に言うと結局決闘には勝ったんだけどなんと部下がミラースを殺してしまう。しかも
殺したのが隠し持っていた矢。これで思い出すのが某推理小説のトリック…ではなくて、兵士から
回収したスーザンの矢ですよ。はい、ながーい伏線でしたねー。
 これをもって部下は「あいつらが王を殺した。なんて卑怯な奴らだ」といい、戦いを始めてしまう
わけですよ。
 おい誰かナルニア側は魔法使えないんですか。

 様々な手段を使って兵をやっつけていくナルニア軍ですが、やっぱ数が違う。
 大ピンチになっていくわけですね。
 でもここの戦い方はかっこよかった。
 王子が使ったやり方ってあれだ、昔の野球盤みたいな戦い方って言えばわかるかと。
(それある年代以上の人でないとわかりませんよ)
 消える魔球の反対バージョンみたいな飛び出し方でした。

 一方でルーシーは無事にアスランと出会ってまして。
 ほのぼのと話しこんでいるのですが。
 あの…あなたのお姉さんとお兄さん、大ピンチですけど。

 というわけでアスランが「君の友達は眠りすぎだと思わないか?」と一吠えすると森が
目覚めるんですな。
 もうただただかっこいい。ここからの戦いはめちゃくちゃかっこいい。
 木々が兵をはね飛ばすとことか。
 うちの庭の木もあんなんなんねーかな。(なったとしたら、はね飛ばされるのはあーたですよ…)
 水のおっさんもかっこよかったです。
 このナルニア総出で戦うシーンは思わず声をあげてしまいそうなくらいかっこよかった。

 そういうわけで無事勝利し、カスピアン王子はカスピアン王となったのですが。
 4人は戻るにあたり、もうピーターとスーザンは二度と戻ってこれないだろうと言います。
 つまり大人になりつつあるから、ナルニアの国が受け入れられないんでしょうね。
 …それと大人の事情ですか?
 
 ともあれ一旦は滅びかけたナルニアの国。
 また復興していくことでしょう。
 あとアスランはナルニアに残ってろ。
 
 
 全体的に流れとしては悪くなかったと思います。
 途中で一旦退却するとことかも。
 今回は戦いが多かったから次はもっとゆったりとしたナルニアの国が見たいですね。
 カスピアン王も成長しているといいのだけれど。



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