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ザ・マジックアワー

6/22鑑賞

 これはいい映画ですねー。久々笑えました。時間的には2時間半と長丁場ではあり
ますが、まさしく最初から最後まで楽しいです。何しろ三谷作品ですから、あちらこちらに
伏線がある。最後の最後まで「あー終わった終わった」って言ってられないのが楽しいなと
思いましたね。
 いや映画がハッピーエンドになるのはいいんだけども、そのハッピーエンドになってから
後、だらだらと主人公がいかに幸せであるかを話したりとか、そういうのは逆に鬱陶しいじゃ
ないですか。終わるならスパッと終わる、くらいのがいい。
 そういうとこの観客感情というか、わかってる人の作品は面白いってことです。

 前置きが長くなりましたが、ポニョのCMが新しくなってきました。
 
 物語はまるで「映画のような」街、守加護(すかご)の、ミナトホテルから始まります。
明らかにギャングと思われる方々が2階に上がっていって一組の男女に銃を突き付ける。
 うむ、ベタな展開ですなぁ。ベッタベタ。でもここからが違うわけですよ。
 ホテルにいたのは、ギャングのボスである天塩の愛人、マリと、ボスの部下備後。つまり
愛人を寝とっちまったということでまあ殺されるのは避けられないでしょうな。
 
 ただここで備後がラッキーだったのは、ボスが「デラ富樫」という人間を探している、
という情報を得たこと。
 彼はデラとは知り合いであることをにおわせ、彼を連れてくるという条件でなんとか命を
助けてもらうわけなんですな。
 というかここで私なら間違いなく街から逃げますけどね…。
 ちなみに、関係を問い詰めるボス、マリ、備後の会話もやっぱりコメディで笑えます。

 マリに、デラが凄腕の殺し屋であることを知らされて、自分がどんだけやばい状況で
あるかをやっと悟った備後は、自分が経営を任されているクラブに戻ってきて大弱り。
 ここに、昔水戸黄門で格さん役をされていた方が出て来てます。頼れる男だー。役名
が鹿間というらしいんですが、格さんといった方がしっくりくる役立ちっぷり。
 もう一人、働いている女の子、夏子。鹿間と苗字が同じってことは親子?
 
 ま、そういうわけでいろいろ知恵をひねったもののどうにもならず、約束の期日が来て
困った備後は、街中でCM撮影をしているのを見て、誰も見たことがない殺し屋なら、
代役を連れてくればいいんだ!と思いつくわけで。
 そういうわけで、やっとこさもう一人の主役、売れない俳優村田の登場です。
 彼のセリフから、マジックアワーとはつまり黄昏時であることがわかります。海外の人
でも黄昏時は特別な気持ちを持って見てたんだろうなぁ。

 こっからしばらく村田の方の描写となるんですけど、スタントマンみたいなことをしてて
かっこいい。
 ここでは、劇中映画「黒い101人の女」というものが登場し、その監督さんであるところの
市川崑監督も登場します。この作品は実際の市川崑監督の映画「黒い十人の女」のオマージュ
であり、市川崑監督ご自身は最後の映像であるらしいです。(今年2月に亡くなられました)
 そういう意味では貴重なシーンです。
 あと、ちょい役だけど山本さんが出てきた。三谷作品では「新撰組!」に続いてお久ですな。

 村田は、スタッフさんからは人気があるみたいね。ないがしろにせず、役もきっちりやるし
声をちゃんとかけるからみたい。確かに役者さんとして、どれだけ演技ができても、スタッフさんを
ないがしろにするっていうのはどうかって感じですね。だって最後に映画をよくするのは
スタッフさんありきですから。照明も背景も音響もカメラも、スタッフさんなくしてはありえない。

 ここで備後、村田と接触するんだけど、内容が不自然とマネジャーに疑われて1回目の
交渉は決裂。
 この後村田は「暗黒街の用心棒」という映画を見に行ってます。彼が好きな映画みたい
です。
 この映画は割となんども登場してきます。というか、とあるキーワードになってる。
 まあ、すべての俳優さんにとって、スクリーンで自分の姿が見られるっていうのはあこがれ
なんでしょうね。売れない役者って大変ですわー。
 そういうわけで、チョイ役で声をかけられた映画撮影も、ふんぞり返ってる主役がそこらの
スタッフに「お前の方がいい演技するな」みたいなことを言ってるの見て、ばかばかしくなって
出て行った村田なのでした。
 つーかこの映画はこけるだろ。
 
 というわけで、村田、備後の「映画」に出演することを快諾。
 オールアドリブと聞いてわくわくしてます。
 で、街にもういきなりやってきてんだけどさ。
 町のシンボルマークがセーラー服着たアヒルが碇持ってるんだけどさ。某ネズミ会社の
版権としてはアレ大丈夫なんでしょうか?

 備後は、街中でCMとっていた知らない撮影クルーにわざと「おつかれー」と声をかけて
知り合いであるかのように演出、こっちはこっちで撮影開始と。
 ここでCMに登場するおじいさん役で「たかせまことさーん、出番ですよー」と声をかけられて
いる人がいます。
 さてこの人は誰なんでしょうね?

 さてさて。
 この映画の面白さはここから一気にはじけてきます。
 カメラ機材を見せろと疑うマネージャーに対して、鹿間が思いついたのは、あのCM撮り
してた連中に、ガス漏れが発生したとその場を避難させて、その機材をちょと借りて撮影
すること。
 なんとも大胆だー。
 マリが急きょ女優として駆り出され、場面はデラ富樫が街にやってきて、女とぶつかる
ところから。

 っていうかデラ富樫いきなりタキシード着てきちゃったー!
 007のイメージでとか言ってるけどあれはスパイだから!殺し屋違うから!

 ここのシーンはめちゃくちゃ笑えます。
 マリもすげぇよ…。
 もう突っ込みどころ満載で何をどうしたらいいかわかんねーよ!
 (多分備後もこんな心境)
 マリの演技に「彼女あれでいいの?」とか村田は言ってるけどそのまま撤収。

 その夜とまっているホテルで村田はマリに声をかけますがするっとかわされてしまい
ました。ま、女優じゃないわけだから仕方ない。
 それを以前からの宿泊客であるところのお医者さんがなぐさめてました。

 さて。
 備後にとっての本番はこっから。
 朝、ボスのところに向かわなくてはいけません。
 村田には向かいのビルから撮影しているという設定で、自分は後見人という設定で
乗り込んでいきました。
 とりあえずピストル仕込んできたという村田に「そういうものは絶対だすなぁぁぁぁ」と
言っておいて。

 中に入るとさすが役者、デラ富樫は迫力満点でボスに「そのとおり、俺がデラ富樫だ」
と名乗ってみせます。ナイフなめながら。
 で、「俺に何の用だ」と言ったはいいんだけど、窓際にいた部下がブラインド閉じて
しまって、「撮影している」ことになってるわけですから備後があわててそれを上げに。
 ここはメチャクチャ笑えるのですが、実は一気に備後が青ざめる出来事が起きました。
 ボスは、デラ富樫のファンで探していたわけじゃない。
 対立する組織が先日ボスを狙って殺し屋に狙撃させており、それがデラ富樫で、落とし前を
つけさせるために呼んだわけですよ。
 これはやばいですねぇ。

 ところがどっこいデラ富樫、足に拳銃を隠し持っていて、それでボスを脅します。みんなが
ひるんだすきに窓から飛び降りた!
 さしものボスらもあわてて「おおい!」と駆け寄ったら、びょーんって現れた。
 トランポリンかよ!
 っていうかいいのかこれ。
 
 そういうわけで、二人は外に出たんですけども、備後が「撮影中止」とか言ってたら、また
ボスがお呼びだってんで、再開として戻る。
 けれども備後は今度は入口で止められてしまうんですね。
 やばいなーと思ってたら。
 中ではまたデラ富樫が「そのとおり、俺がデラ富樫だ」と名乗ってました。
 本人としてはシーンの仕切り直しだと思ってるから仕方ないんだけど、ボスは「ナイフ
好きなの?」とか言ってる。
 双方考えてることが違うから余計におかしい。
 昔アンジャッシュという芸人さんが、見ている写真が違うのに気付かない2人がずれた
会話をする、というようなコントをやってたことがありますが、ちょうどあんな感じじゃないかなと。
 で、部下に「拳銃渡せ」と言われ、デラ富樫「よくわかったな」と言いながら拳銃を渡してる。
 これも説明の必要はないですね。
 いやーもうここほんっとに笑える。マジおかしい。
 
 ただ、デラ富樫は撮影だと思ってるから、普通に拳銃渡したあとも演技しようとして部下が
「ゴム製です」とボスに報告してるのを見て驚いたように「そうくるかよ」と。
 大爆笑。ここのシーン一番好きです。
 これは、両方の事情を分かってる観客側だから余計におかしいんだろうな。
 映画の中の本人達は極めてくそ真面目なんだけど、はたから見たら本当にコントだし。
 ともあれボスは、デラ富樫をわれわれの組織に入らないか、と誘います。
 けれどもデラは「依頼人を裏切るわけにはいかねぇんでな」と断ります。
 やばいと思った備後が「カーット!」と言いながら飛び込んできて、あわてて村田に
事情を説明、ここは組織の仲間にならないととか説得。
 まあ実質的に、仲間にならないと殺されてしまうわけですから、さすがにそれはやばいわな。

 で、二人のところに黒川というボスの右腕的人間がやってきて(リボーンで言うとツナに対する
獄寺君ですね)、「カットというのはなんだ」と。備後はあわてて「これは彼のニックネームで、
自分だけが呼べる名だ。他人が言うと怒りますよ」って。

 この後。
 この後のシーンはもうしっっっかりと見ててください。
 この上の状況しっかり見てたらめちゃくちゃ笑えるから。
 またもデラが自己紹介をやり直してて、もう理解不能になってるボスと、「おいカット」とデラに
声かけて「おい、今誰がカットっつった。いいか、カットといっていいのはこの人(備後)だけだ!」と
言われる黒川と。
 最高のシーンでした。
 逆に言えば大爆笑できるのはここまでで、後は確かに面白いんだけど失礼ながら、
状況的に「(命は)大丈夫なのかな」という心配が先に立って笑うどころじゃなかったところもあり。
 いや、三谷作品だから誰も死なないだろうなとは分かっててもさ。
 だから2度目3度目と見に行くと、展開がわかってるから安心して笑えていいかも知れませんね
という三谷の作戦ですかコノヤロー。(誰も言ってない)

 その後ボスは敵対する組織、デボラだかエボラだか知りませんがそういう商会のボスに電話
かけて、デラ富樫はこっちで引き取ることになったというのですね。
 しかし…。
 ちょうど敵対する組織のボスはそのデラ富樫本人と会食中だったのでした。
 つか、怒りのあまりデラ富樫が調味料こぼすんだけど、それがテーブルにずわーーーって
広がっていくんだけど。
 …このテーブル傾いてますよ?(演出です)

 さあ街中にて、ギター片手に歌ってるのは…幻はドードド〜きーえてーなくーなれー♪の
ベルボーイ、只野君ではありませんか!
 で、それをマリが聞いてるんだけど、そーっと1000円札もって逃げたよ!
 何してんだよふたりとも!

 そんなこともありまして、備後はその夜に、黒川が突然村田を連れて出て行ったことを
知らされビックリ仰天しています。
 黒川は武器の取り引きに彼を腕試しのつもりで連れ出したのですが、村田は撮影だと
思ってる。
 スーツケースを持たされて中に銃が入ってるのを見て、「俺は重さを演技できるから
いらねーっつの」と勝手に抜いてます。大丈夫か…。
 ま、ここの取引も撮影だと思ってますからデラ富樫満点の迫力です。
 しかし銃撃戦になってしまい、これも仕掛けだと思ってるから車の上で狂ったように
撃ちまくっててすんげー面白かった。
 備後がマネージャーとともに駆けつけた時には手のつけられない有様になっており
ました(笑)。

 ここで実は黒川、「変な動きをしたらデラを殺せ」みたいなことを言って一人部下を隠して
おくんですが、村田はカメラのつもりで「おいおい、俺を狙ってんだろ。わかってんだぜ。
位置的にはあそこだ」とドンピシャで当ててしまい、黒川をあわてさせます。
 いやー笑った笑った。
 
 ともあれ段々とボスの信頼を掴んでいくデラ富樫に対して、不安がつのる備後。
つかこのあたりでさっさと、依頼が入ったとか適当ぶちあげて逃げればいいのにね、
みんなで。

 あと、ボスがビルから狙撃されてんだけど、ちょうどそこに村田のマネジャーがやってきて
声かけてて彼が撃たれた形に。おい大丈夫ですか…。
 ボスから食事に誘われたデラなんですけど、食事を食べるフリをして食べてない。ボスは
奇妙な顔をして「ダイエット中かね?」と。
 マジおもしろいわー。

 さてここからはやや緊迫した感じになってまいります。
 近く国税局が入ることになったのですが、会計係のやつが国税局に情報を流していて、
何をするかわからない。
 これはやばいというので、デラにこの会計係を始末して欲しいとボスは依頼。
 バーに村田を連れ出して備後は事情を打ち明けようとするんですが、そこに黒川が
やってきて、病院の見取り図を見せ始める。
 やばいなーと思っていたらさらに、そこに敵対する組織のボスらがやってきた。
 彼はデラ富樫の顔を本当に知っているわけですから大ピンチです。
 それをどうやって乗り切ったかというと…。
 備後、とっさにしてはなかなかうまい方法思いついたなー。
 これには思わずライバル組織のボスも「度胸あるなお前」とデラに言ってました(笑)。

 備後が悩んだ挙句にマリにそそのかされて街を脱出している頃。
 クラブの鹿間親子は村田を連れて病院に忍び込み、撮影してました。
 まあ結局ギリで間に合ってデラ富樫、入院していた会計係を殺害なんてことにはならなくて
済んだんですけどね。
 しかし一方で大変なことが露見してました。
 マネジャーは病院で「最近心臓が痛い」といって診察受けててそれはなんともなかったの
ですが、本当に自分が狙撃されていたことを知ります。
 たまたま胸に入れていたドロップ缶にあたって弾はその中に入ったから無事だったって。
 こりゃ怖いよなぁ、知った時の衝撃が。

 ともかく、会計係は警察に保護させて、備後は村田とマリを連れて一旦戻りました。

 映画館の前で話をしているんですが。そこの街でも村田の好きな映画を上映してた。
 ただ、村田と備後の会話を聞いている、チケット販売の人がびびってて、それが「撮影の
話」だと知って胸をなでおろしていたりと、背後の演技もちゃんとしてて面白いなぁって
思いました。
 
 いよいよ大詰めだと思った備後はボスに、デラが会計係を仕留め損ない、彼は警察に
保護されてしまった、手を出せないと報告にいきました。
 一方で村田は、映画館についてきたマリに自分のことを語ってるわけですよ。マリはマリで
そんなことどうでもよくて、とにかく自分を街から連れて逃げてくれる人間が欲しい。村田に
言ってるけど、彼は分かってないから話が通じないと。

 報告を受けたボスは、備後の裏切りを暴いてみせました。
 警察の署長とは幼馴染で、彼がわざと会計係を連れてきたことを知っていたんですね。
 ばれたー。
 ただここで覚えておくべきなのは、ボスは備後が裏切ったということだけ気づいた、
ということです。

 しっかし署長…袴田課長から出世しましたね。(スリーアミーゴスの人です)

 備後が捕まったのを見てやばいと思った鹿間は、村田へ話をします。
 夏子の「乗り込んでボスを撃ち殺してください」という設定にはムチャクチャだと怒って
いた村田も、鹿間の「ボスはデラの活躍が疎ましくなってきた。そして人に命じて殺させ
ようとするがそれを返り討ちにする」というような設定を聞いて俄然やる気に。
 
 まあケガをしたメイクをしてボスのところに乗り込むわけですけどね。
 ボスはなんのこっちゃかわかってない。
 でもって「デラくん、口から何か出てるけど大丈夫?」と指摘してる。
(メイク用の含み綿が出てきてる)
 もうここ爆笑ですよ。
 結局ここでデラも捕まって、コンクリに足を固められるにあたりましてようやく、「これ、
映画の撮影じゃないな?」と気付きました。何もかもが遅いけど。

 まあともあれね、ここでマリが助けにきてくれて、黒川もデラに貸しがあるということで
助けてくれるわけです。
 命からがら逃げ戻った三人ですが(そのうち会計係はコンクリ固まっちゃってました)、
途中で村田、暗黒街の用心棒をやっていた高瀬に出会い感謝感激で握手を求めてる。
そんな場合じゃないとゆーに。

 ともかくそういうわけで。
 街を出ようとする村田ですが、大切なお守りを映画館に落としたことに気づき戻ります。
そこでたまたま、CM撮影をしていた連中が、フィルムを上映しているのを見ました。
 そう、あの拝借されたカメラの映像です。
 そうして偶然自分の演技をスクリーンで見ることができた村田。
 備後のところに戻ってきて、一世一代の演技を引き受けます。
 備後の提案としては、わざとボスの前で皆殺されたフリをして逃げればいいというもので。

 そして村田は高瀬に会い、「マジックアワーを逃した時の一番の方法はね、明日を待つ
ことだよ。マジックアワーは必ずまたやってくる。私だって待っているんだ。次のマジックアワーを。
この年になっても、未だにさ」と言われて、多いに勇気づけられるわけなのですよ。
 ここら辺はほのぼのしててよかったなぁ。

 というわけで大芝居開始。
 撮影用のクレーンに乗ってマリが監禁されている場所にやってきて、コートと手紙を
届ける村田。っていうか監視の目とかないのね…。
 あと、黒川の部屋にも寄って、拳銃の弾をすり変えてました。

 決行の日。
 ワイワイと出ていく彼らを見ていた医者センセが、ホテルのマダムに「今日は何か
あるのかい」と尋ねてました。
 マダム、「人生かけた大芝居」って答えてました。

 えー、会計係を引き渡す代わりにマリを要求した備後らは待ち合わせ場所に。
 あの鹿間にうまいことスタントマンやらせて、黒川に会計係は撃たれたと見せかけ、
見事本物の会計係は逃げ出すと。
 んでそこにあの武器取り引きに失敗した海外のやつらが来たと見せかけて(演技して
るのはマネジャーら)、デラ、備後、マリはハチの巣にされる予定…だったのが、マリを
かばってボスが「撃つなら私を撃て」といったあたりからおかしくなった。
 ボスの姿に感激したマリは、コートを脱ぎすて、ボスと一緒に逃げてしまいました。
 あとに残されて、開いた口がふさがらない一行。
 しかーし!
 最後に大きなピンチが残っておりました。

 そう、彼らの前に現れたのは本物のデラ富樫。
 さて本物の殺し屋に対抗するには…?
 ここで村田は最後のデラ富樫を演じきったのでありました。
 見事に伏線生きたなって感じでした。人物も、仕掛けも。

 黒川びっくりしてて、デラに弟子入りさせてくださいって言ってたのはよかったなぁ。
 そしてスタッフロールには、街並みができていく様子が映し出されています。
 そうして冒頭の、ギャングが現れるシーンに続くのでした。
 いやあ映画って本当に素晴らしいですね。

 DVDになるのが待ち遠しい作品です。
 ぜひぜひご覧ください。
 本当に笑えるから。



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