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インディ・ジョーンズ
クリスタル・スカルの王国

6/29鑑賞

 これ見ようかどうしようかかなり迷ったんですが。
 見てみたら結構良かったです。まさに冒険活劇って感じで。
 ナショナルトレジャーとかも面白いんだけど、やっぱり基本はインディジョーンズ
だなぁと思いました。
 シリーズの中で最高な出来栄えじゃないでしょうか。
 ラストを見るとああこれでもう続編はないなーって感じでしたしね。

 さてさて。
 物語は多分アメリカだと思うんだけど、どっかの広い軍事施設から始まります。
 冒頭、呑気なオープンカーの若造と軍隊さんのカーチェイスがあったりするのですが、
本物の軍隊さんはこんなことしな…いや外国人ならやるかも知れん…ともかく、そういう
とこもあったりして、軍の車が施設に到着。
 そのまま入るのかと思いきや…なんとゲートにいた見張りを射殺。
 彼らはアメリカ軍ではなくて、なり済ましていた他国の連中みたいなんですね。
 っていうか見張りが数人しかいなくて、異変が起きても誰も駆けつけてこないと
いうのってありえないんじゃないの?よく知らんけど。
 日本だとまず、カーチェイスからしてないだろうなぁ。ドイツに並ぶくそ真面目民族って
言われてるだろうし。

 で。
 車のトランクから乱暴に下ろされてきた男が二人。
 インディ・ジョーンズとその友達のマック。
 遺跡発掘をしていたら拉致されてきたらしい。あんたら…捕まるの好きだな。
 んで彼らがロシア人、旧ソビエト連邦の連中だというのがわかります。つーことは
KGBあたりですかね。私このKGBをまんまロシア語読みの「カーゲーベー」で覚えて
るんで、文字で書くとなるととっさにアルファベット出てこなかったりするんですが
そんなことはどうでもいいですね。
 えーっと。
 ここの施設の中の倉庫に、10年前発掘されたミイラがあって、それにインディもかかわって
いたもんだから、そのミイラを探せというらしいです。
 あーここエリア51ですか。
 そんなあーた、コミケ会場からたった1冊のジャンルもわからん同人誌を探せみたいな話…。
(例えが具体的だなぁおい)
 サイズが棺サイズとわかったところで何の慰めにもヒントにもなってないところが
すごいな。

 インディ、棺を探すことにしたのですが、まず火薬がいると。その棺が特殊であるため
金属に反応するらしい。
 すごい探し方だー。
 つか私は、上から火薬をまいて、兵士の目に入った隙に逃げるみたいなことするの
かと思ったけど違ったようだ。
 火薬が尽きて、鉄製の弾まで投げて、それが吸い込まれるように入っていった先に
棺はありました。すげー。
 その棺には「ロズウェル 1947年」と。ああ…あの事件か…。
 
 UFO好きな人もしくはヘタリア好きな人なら誰でも一度は聞いたことがある、「ロズウェル事件」。
簡単に説明しますと、ニューメキシコ州だっけか、そこのロズウェルというところに1947年、とある
ものが墜落し、軍がこれを回収。
 当初「UFOの残骸を回収した」とされていたのがのちに「気球を回収した」と訂正され、
疑惑を呼んだっつーことです。
 まーアメリカが秘密主義なのは今に始まったことじゃありませんから、真相がどうだったのかは
闇の中ですが、疑惑が疑惑を呼び、多くの物語のネタに取り上げられています。

 つーわけで。
 棺を探し当てましてあけたところ、そりゃもうすごい磁気を帯びてるミイラが。
 もうこれ明らかに人間じゃねーよ。人間だとしたら世界ビックリ人間コンテストに出られるよ。
 で、インディ逃げようとしたんだけどなんとここでマックが裏切る。
 金で動くのは立派だけどなんてーかもう…。
 まあここで逃げおおせるからこそインディなんですけどね。
 しかし昔のようにはいかず、颯爽と敵のリーダー、イリーナの車に乗り移ろうとしたら失敗して
後ろの車に突っ込んだのはちょっと笑いました。
 あと裏切ったマックの「あいつはムチャする奴なんだぞ!」というセリフとかも。

 さてさて。なんとか逃げてきた町の様子がおかしい。
 なんと、爆弾?の実験施設だったらしくて。
 インディ、冷蔵庫に入って何とか生き延びました。
 え?これこんな助かるもんなの?

 そういうわけで命からがら戻ってきたインディ。
 大学に戻ってきたんだけど、マックのせいでFBIにも疑われていて、大学を一時休学
するハメに。
 そんでもういっそやめてイギリスにいくべーと汽車に乗り込んだんですけどね。
 マットという若いにーちゃんが声をかけてくるのです。
 あーこの人、アイロボットとかコンスタンティンとかディスターピアに出てた人だよね。
特徴のある顔だから珍しく覚えてた。あ、それとトランスフォーマーにも。
 いい演技しますぜー。

 で、このマットが言うことにゃ、インディの親友、オックスリーが殺されるから助けて
欲しいと。
 なんか、クリスタルスカルというのを見つけたと言ってたんだけど、そっから行方不明に
なってしまったらしい。
 喫茶店で話すのはいいんだけど、隣のテーブルに運ばれてきたものを取ったりと、マット結構
手クセ悪いです。それを話しながら戻していくインディも笑えます。

 ともかく、そのクリスタルスカルを見つけたオックスはアケトーに持っていくと連絡を
寄こしたって。
 そのアケトーというのはアマゾンの失われた都市、スペインではエルドラドと言う。
 言葉自体は結構有名ですね。
 アンデスの奥地に実在した黄金卿をさすらしいです。

 で。
 アケトーにスカルを戻すとパワーを得るという伝説はあるのですが、インディ自体は
それを伝説としてとらえ、本当のことだとは思っていない。
 ところがマットの母親がオックスのところに行ったが何者かにオックスとともにとらわれて
しまってこれを何とかしてほしいそうです。
 そんで、マットの母親の名前はと聞かれて「マリー・ウィリアムズ」と教えるんですけど、
インディに「マリーは沢山いた」と言われて「そんな女じゃない」とかムキになって言い返してて
ちょっと笑いました。別にインディは母親をバカにしたんじゃなくて、日本の山田花子と同じで
同じ名前の人は沢山いるからわからんって言ったんだと思うのですが。
 しかもインディを墓泥棒呼ばわりだし。
 どういう情報を母親からもらったんだ…。

 ここでマットはオックスからきたという手紙を見せますが、彼をつけてきたらしいKGBが
あわてたようにやってきました。
 やばいですねぇー。
 つーわけで逃げてきたのはいいんだけど、その送りつけられた手紙は暗号になっていて、
恐らく母親を捕まえた敵がインディにとかせるためわざと送ったのではないかと。
 困りますねぇ。
 にしてもここの逃走劇はなかなか面白かったです。
 最終的にインディの大学の図書館にバイクで滑り込む形になるんですけど、学生が冷静に、
バイクから立ち上がったインディに「教授、質問があるのですが」と質問していて笑えた。

 暗号を早速解いたインディはそれがナスカの地上絵をさすと知り、ナスカへ。ってかナスカって
どこにあんのよ。メキシコだっけ?あ、ペルーですか。
 確かこの地上絵、観光客だか現地人だか知りませんが、車で地上絵の上を横切って破損させて
しまったということが最近報道されてましたね。世界遺産だという概念ないんでしょうか…。
 あたり一体立ち入り禁止にして、上からのみ見られるって形にできないのかなぁ。広すぎて
無理ですかね。

 ともあれペルーについた2人は、現地で調査開始。
 このマット、学校は中退したとか言ってます。面白くないからって。バイクの修理で生計立てて
るんだと。まあ、インディは「それも一つの生き方じゃね?」とか言ってます。(このやりとりは覚えて
おくと後で笑える)
 で、ペルーに何しにきたかというと、オックスは精神的に混乱をきたしてここの病院に収容されて
いたらしい。けれども、銃を持った男たちがやってきて彼を連れ去ってしまったと。
 彼が入っていた部屋でヒントを見つけたインディ。
 オレリャーナの墓を目指します。
 オレリャーナは、エルドラドを探す冒険に参加していて、見つけたんだけど現地で死んだという
設定になっているらしい。
 そこの墓を見つければ何かヒントがあるはずだって。
 
 行った場所でなんか変な連中に襲われたけど、それをものともしないで先に進むインディ。
 マットは大学教授と聞いていたもんだからビックリしてますね。
 大学教授の方がバイトで、普段は冒険家ですから、インディ(笑)。

 奥に入っていくとまあいろんな仕掛けがありまして。マットがいろいろうざかったり、さそりに
襲われて情けなく騒いだりといろいろあったのですが皆元気です。(意味不明)
 あっさりオレリャーナの死体は見つかったんですけど、インディ何かおかしいことに気づく。
最近誰かが訪れているのに、黄金とか財宝はそのままになってると。
 なんと、オレリャーナの死体の下に、クリスタルスカルがありました。
 いやだからなんで前にきたやつは盗まなかったのとか。それとも戻したんでしょうか?

 インディ、スカルを目の当たりにして、継ぎ目も細工のあともないと感心しきり。一つの水晶
から作り出されていて、もし現代技術で作ったとしても割れるだろうと。
 確かどっかから出土したオーパーツのひとつ、水晶髑髏も同じように、細工のあとも見つからない
んだそうですね。それでいて一つの水晶から作り出されており、確か下から光を当てた時に
目から反射される光が七色になるとかなんとか…。
 ともあれこういったものは人類の手によるものではないと、そんな気がしますね。

 あ、やっぱりオックスは一度スカルを持って行ったけれども、何か理由があってここに
戻したらしいです。
 なんででしょうか?
 そんで外に出たらやっぱりKGB。
 今回インディ、どんだけ〜ってくらいよく捕まりますなぁ。

 えーっとですね。
 またイリーナが出てきまして。
 拘束されているインディに、オックスはスカルが人の精神を破壊することに気付いたから
戻したとかなんとか。
 で、そのスカルを作ったのはロズウェル事件にかかわる、火星人であるとか
 まあこのあたりは特に真剣に聞いてなくても物語には関係ないからいいです。
 あの、冒頭で出てきたミイラも、骨格がクリスタルでできていたらしいです。
 最近の火星人はおしゃれさんだなぁ。
 金に困ったら肋骨あたりから売ればいいんじゃねぇ?(なんか違う)

 オックスとひきあわされるのですが、彼は完全におかしくなってしまっていたんですね。
 でもKGBはアケトーの場所が知りたい。
 それでインディを連れてきて、彼と話をさせてアケトーに行こうとしてると。
 そんですっかり忘れられていましたが、一緒に捕まっていたマットの母親が連れてこられて
インディびっくり。
 レイダース/失われたアークに出てきたマリオンだっけ、その人だったためです。
 おいこら誰だ、マリー・ウィリアムズだとか言ったガキは。
 まあ痴話げんかが始まって、さしものKGBも口をはさめなくて呆然と見ていたりするわけ
なんですが、それをいさめてオックスの話に。
 オックスが何か文字を書いてそれを解読する隙にインディら、一度は逃げ出したんですが
やっぱりまた捕まった。だーかーらー…。

 兵士らとともにオックスが書いた場所に向かうインディら。(拘束されてます)
 トラックの中でさえもマリオンとインディは痴話げんかしてるのですが、自分の子供だと
いうことを突然知らされ、インディ、「学校は卒業させるぞ」と態度一変。まあ気持ちはわかる。
 それと、うち合わせなしに、うるさい痴話げんかと見せかけて兵士を殴り倒すのはすごいと
思いますね。さすがだわー。
 つーわけでこっからは車をのっとってのカーチェイス。アマゾンの中だから迫力満点で
面白いです。
 スカルがあっちいったりこっちいったりも面白かったし、マリオンが運転する車にイリーナが
放り投げられて、一瞬女同士で火花が散る、みたいなのも面白かった。
 マットとイリーナのフェンシングシーンもかっこよかったんだけど、後半に従ってマットが
なんか…(笑)。
 言いたいことはただ一つ。
 マット、君はドリフでコントをすべきだ。

 でまあ、なんとか逃げたのはいいんだけど、滝から落ちてみたり結構すごい展開でした。
つーかあれで全員無傷ってのがすごいよ。
 
 こっから先はいつもの通り、秘密の遺跡を見つけて中に入っていくという展開ですが、ひとつ
違っていたのは待ち受けていたのが宇宙人だったってことでしょうか。
 これ…冒険活劇映画でしたよね…?
 いいんだけど。
 ともかく、スカルを元に戻そうとしたところで、イリーナとあのマックが乗り込んできて、銃を
付きつけつつスカルを取り上げると。で、イリーナはスカルを戻して望みをかなえようとするの
ですが…。
 あれだ、最後はもう「宇宙人だからって無茶苦茶にすればいいと思ってんじゃねーぞコノヤロー」
みたいな展開でした。
 何なんだこれ。


 ともあれインディは大学に復帰しまして、マリオンと結婚。
 最後は風で転がって来た帽子をマットがかぶろうとするのをサッととりあげて自分がかぶり、
出ていきました。
 こうしてインディの(多分)最後の冒険は終わったのです。


 全体的にアクション多くて退屈はしなかったです。
 ただ、人外のものが「落ち」として出てきちゃったあたり、これ続編はもう無理だなぁと思い
ましたね。これ以上のものを作るのは無理だもの。宇宙人には勝てねーよ。
 あと、イリーナの設定が、剣術の達人とか、KGBの秘蔵っ子とかいうのはよかったけど、
超能力者だという設定はあまり生かされてなかったと思いました。
 インディらの後を追跡してきたのだって、マックがまいてた追跡用の発信機があったから
こそだしね。
 そこらの細かいところは、もっと設定をばっさり切り捨てても良かったんじゃないかなとは
思いますが、本編に何ら影響したわけではないので、それはそれで。
 テンポも悪くなかったし、夏休みの冒険活劇としてはいいんじゃないかと。
 人外の敵という設定はこれから公開の「ハムナプトラ3」に任せときゃいいんですよ。

 くれぐれもあの息子で、ヘンリーJrの冒険とかはやらないでほしいですね。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国