多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→天使と悪魔


天使と悪魔

5/31鑑賞

 今回はメチャクチャ面白かったです。前回のダ・ヴィンチが「んで何が言いたかったんよ?」
的な内容だったので迷いましたが、今回は最初から最後まで楽しめること間違いなし。
あと、金田一にもコナンにも、ネウロにも引けを取らないミステリーっぷりでした。あっぱれ!
 でもおっさん率が高くて誰が誰だか途中からわかんなくなった。

 あ、それとひとつ。
 探索がメインなんでよく、画面がライトでチラチラ照らされます。乗り物酔いしやすい人だと
その光刺激で気分悪くなることもあるかと思うので、それは注意された方がいいです。
 こういうのはちょっと考えてほしかったなぁ。画面的に気持ちはわかるんだけど、頻繁に
目がチカチカすると気になります。

 ものものしい始まり方したんでおおーっ!って思ったら映画会社のロゴだった。
この映画どんだけタイトル出るんじゃ!
 
 本当の物語は、とある重要そうな指輪が砕かれるところから始まります。えっこれ
家庭教師ヒットマンREBORN!でしたか!?とか思ったら、教皇崩御の際にはこうやって
教皇のしるしである指輪が砕かれて不正利用されないようにするんですね。絶対的
権威だもんねぇ。
 それでこのあと、10年前の過去からやってきた子供たちが戦ってくれるわけですね?
(リボーンに持って行くな)

 教皇の部屋はこれより9日間閉ざされ、世に言う空座の時間ができるらしいです。
 この後コンクラーベですね。
 コンクラーベって言葉も実際に一度行われたから有名になりましたね。誰が教皇に
なるかコンクラーベで根くらべ!
 …次いきましょう。

 教皇は10億人のカトリック信者のトップだそうです。すげぇー!
 10億人全員ジャンプしたら地震起こせるぜ!(しねーよ)

 場面は変わりましてスイスの研究所。
 反物質とかいうのを作る施設らしいです。
 ええ!?あの!?反物質が!?
 なんということだ!まさか反物質がつくられようとしているとは!くっそぉ反物質め!
 で、反物質ってなんですか?

 なんかよくわからんけどともかく生成に成功しまして、ヴィットリア博士という、「なんでそんな
入力しにくい名前にするかな」みたいな博士が、ウッヒョオオオイとかいいながら実験室に
向かうと。
 同僚が殺されており、反物質が持ち去られてしまってるんですね。
 網膜照合でないとカギあかないから、出るのにその同僚の目がくりぬかれててここら
辺はなかなか猟奇的でした。
 …で犯人よ、君は最初どうやって入ったのだね?

 つーか博士も、誰もいない隔離された場所で「誰かー!誰か来て!」といってるヒマが
あったら壁の非常ボタンなり何なりぽちっとな、ってしましょうよ。

 一方ハーバード大学にてプールで泳いでいるおっさんがいます。ラングドン教授だっていう
のはわかるんだけど、水泳はやめた方がよかったな…。髪の生え際が…。
 でも泳ぎながら、プールサイドを歩いてくる男を確認してたのはかっこよかった。
 で、その歩いてきた男は教授にとあることを依頼したい、ヴァチカン警察の人でした。

 ヴァチカンってーとローマ教皇のためだけに作られたような国ですよね。イタリアの中に
あるんだっけ?
 かっこいいですよねー。主義貫くために国作っちまうんだから。
 ここを警護しているのはスイス衛兵隊で当然エリートです。日本で考えるとしたらSWAT
とか…?まあスイスは永久独立国家だし丁度いいかもね。
 ちなみに極めて平和的な理由でスイスは独立を貫いているのではなくて、ものすごい
武器輸出国家だからです。だからどこからの圧力にも屈する必要がない、覚悟あるなら
かかってこんかいおんどれ、みたいな国だからこそ独立を貫けるわけです。
 まーそんなとこの衛兵なわけだから優秀なのはおわかりでしょう。

 話しがそれたけど、このヴァタカン警察はたまたまニューヨークにきていて、それでラングドンに
とあるものを見せろという使命を仰せつかってやってきたらしいです。
 ラングドンがその紙を見たら顔色変わったから、相当重要なもんなんでしょう。
 イルミナティという組織が使う、アンビグラムという、上下だか左右だか対称の図形らしいです。
 シンメトリーな文字か。かっこいいのぅ。
 これは、この組織が尊敬する科学者ガリレオにささげられたもので、最終的な目的を遂げる
時に明かされるマークだそうです。
 それ以外の目的の時に明かすマークは何なんだって感じですが。

 んでラングドンは今、本を第一部書き上げたらしいんですが、第二部はかけてないらしいん
ですね。それはなんでかっていうと、ヴァチカンが保管している資料が必要で、ずーっと昔から
ヴァチカンの資料みせてちょんまげと申請しているのですが、全然許可されなくて、しかも
以前ダ・ヴィンチコードでカトリック教の印象を悪くしてしまったために余計許可されなくなって
しまうという。
 誰かほかの人に申請してもらえばいいじゃん。

 ともかく、教皇の死でイルミナティがよみがえったとかいうので、4人の、教皇有力候補だった
枢機卿が誘拐されたらしいです。
 そして脅迫状が届いた。
 今日の夜一時間ごとに一人を殺すと。
 それが影響してコンクラーベは延期。
 教授なら犯人の正体がわかるんじゃないかと、お前それ面倒事押し付けてるだけじゃん
的な理由で彼が選ばれたらしいです。

 ヘリで向かいながらラングドン教授はその警察の人と話をしているのですが、ヴァチカン側と
しては、イルミナティを始末してしまいたいと。
 結局、イルミナティっていうのは科学の過激派みたいなものらしいですね。
 
 ガリレオが、地動説を唱えて、当時の教会は「天動説」だったため、査問会にかけられたというのは
有名な話です。
 結局当時の人にとっては科学とかよりも「神のご加護」という教会の教えが大事だった
わけです。
 それでガリレオは考えを改めるか、死刑かと言われ、天動説に賛同することにし、立ち去る
時に「それでも地球は回っている」と残したという。
 先代教皇のヨハネ・パウロ2世が、ガリレオの説が正しかったことを認め、謝罪したという
のは興味深いエピソードですね。

 イルミナティはそのガリレオを元にした組織で、ずっと教会から弾圧を受けてきたと。
 この教皇の死に際し、勢力を取り戻そうとしているわけですね。
 まー確かに科学と宗教って対立するとこもあるかも知れないけど、すみ分けも大事じゃ
ないかなって思いますけどね。
 秘密結社といえば有名なのが職人組合のギルドですねー。

 ともかくなんかいろんなとこからカトリックの偉い人みたいなのが集まって来たんだけど。
 タバコ吸うな携帯で話すな。なんか幻滅するぅー!
 
 中に案内されてラングドンはヴィットリア博士と会います。
 こっちは、反物質の容器を盗まれたことで来てたらしいんですが。なんでそれでここまで
来たかというと、ヴァチカンのどこかに仕掛けられているということが分かったからだと。
 反物質は「神の素粒子」とも呼ばれ、とにかくエネルギーがすごいらしい。どんだけすごい
かっていうと、今仕掛けられている装置のバッテリーが切れて、反物質が中で落下すると、
えーイタリアが大変なことになるらしいです。
 イタリア、ヴェーとかごはんにパスタ出ますかとか言ってる場合じゃないらしいぞ!
(多分奴なら「ドイツが何とかしてくれる」って言う)
 
 4人の枢機卿は、土、空気、火、水の元素になぞらえて殺されるっぽいですね。
 5つあって残り1つのアンビグラムは今でも謎。
 
 んで、昔ラ・プルガということが行われて、イルミナティの科学者4人に十字の焼印を
押し処刑したことがあった。
 それをきっかけに科学と宗教の対立が激化したとのことです。
 なんでそんなことするかねー。まあ今ではあまりないことですが、それでも熱心なカトリック
の前で神を否定する発言をしたり、信仰をバカにしたりするようなことはしない方がいいでしょう。
 文化の違いですからね。そこをバカにしてはいけないんじゃないかと。

 んで脅迫状には、ヴァチカンが光に包まれて、啓示の道が見えるということになってる
らしい。
 今思えばこれも伏線か…。今回見事に騙されました。

 ラングドン教授は、枢機卿の居場所などを突き止めるためには、記録保管所に行かなければ
ならない、と言います。自分の研究のためではなく、まずは見つけるためのスタートの手がかりが
いると。
 で、教皇なき今は、代理人としてカメルレンゴ侍従とかいうのが同じ権限を持つということで
教授は彼へ許可を求めにいきます。
 さすが研究してるだけあって、ヴァチカン側に説明されなくても教授よく知ってるなー。

 その侍従は、ラ・プルゴとかは歴史の汚点だと言うんですね。
 つまりそういうことしちゃならんという、科学にも理解のあるような人っぽい。
 一方でヴァチカン警察は、反物質の爆弾を探すために、市内の電気を片っ端から切っていって
画面に変化が現れたらその区域にある、という探し方をするらしいです。
 つーか画面オンラインにしてくれているなんて親切な犯人だな!
 0時の爆発を何としてでも阻止しなければいけません。イタリア国土の長靴がサンダルに
なってしまいます。
 
 一方でヴィットリア博士の方は、今回の実験のことは秘密だったはず、もし誰かに話して
いれば日記に書いていたはずだからと、スイスから日記を取り寄せることにしてます。
 こっちは任せておけば大丈夫みたいな感じではありますのー。

 そんで侍従は、教授と話しています。
 神を信じますかと。
 教授は肯定も否定もせず、理解を超えた存在で、私はまだ授かっていません、と言ってます。
 なんか学者らしい面白い答えだなと思いました。
 そういうわけで許可が出るんですね。

 探すのはガリレオの本らしいです。
 
 あと、偉い人と侍従とか話してんですが、広場は今すごい人がたくさん押し寄せているらしい
んですよ。早くコンクラーベの結果が知りたいからでしょうね。
 万が一爆発したらどうするのかと言われて、「広場の連中は信仰心が守るだろう」って。
 おぃぃぃい!だれかこのおっさんの残り少ない頭髪を引き抜いて、信仰心試してやって!
 しかもコンクラーベふっつーに始まったし!

 一方犯人らしい人が出るんですが、お前紅茶の葉、それやっすいもん使ってんなー。
もっといいもの買いなさい。
 ともあれ彼は、枢機卿らに「彼の罪を神がおゆるし下さるように」と祈られて、神の怒りに
触れるのは過去のことじゃない、これからすることだと言ってます。
 …キミは生きていること自体神の怒りにふれてんじゃないか?

 教授と博士が記録保管所にやってきまして、監視係の兄ちゃんが外でウロウロ監視してます。
 で、教授と博士は中に入って文献を探してます。
 すごいねぇ。
 教授にとっちゃ、10年前から申請却下されてたものをやっと見られて感激もひとしおって
感じでしょうが、今はそんなことしてる場合じゃない。
 イルミナティの文書に頻繁に登場する、503という数字があって、5は重要な数字で、
博士はDVね、とか言うんですよ。
 なんでそこから5がそっちに行くのかよくわからんのだけど、ともかくそこを探せばいいと。

 実はガリレオは、こっそり3冊目の、地動説に関する本を出しており、これがパピルスで
出来てたもんだから、水に投げれば溶けて証拠隠滅出来るようにしていたらしいです。
 なんか科学者らしいっつか。
 それでそのガリレオの3冊目の本で、もしかしたら世界に現存するのはこれが最後
かも知れないと言う貴重な本を2人は見つけます。
 これを一日借りられれば本がかけるのにとか教授は言ってますね。

 で、ラテン語だったので博士にバトンタッチ。
 読んでくれるんだけど、関係ありそうな内容ではない。
 と、教授はページののどの部分にある透かしの文字に気付きます。
 これこそが本当のヒントだと。
 しかも英語で書かれていた。
 なんか教会は英語をけがれた言語であるとして禁止してたらしいですね。ということは
つまり、このヒントは本物なんでしょう。

 書き留めてーとかいった教授に対して博士が何をしたか。

 いやーこれ信仰心厚い人が見てたら卒倒したでしょうね。
 やつぁページ破って持ち去りましたぜ…。
 さすがのラングドン博士もあんぐりだー!
 時間ないとか言ってる場合かぁぁぁぁぁ!
 ちなみに事情を知った警察警部も真っ青。いやーこれは巻き込まれたくなかったで
しょうねー(笑)。
 
 ともかくヒントから、パンテオンだと導き出した教授らはそこに向かうのですが、
手がかりが得られないどころか、スイス警察みたいなんが、バカにしまくってんですよ。
 でも教授は落ちついて、次の道しるべが破壊されていたら、犯人逮捕の機会は
ここだけなんだと説明。皆協力してくれます。
 それで2人で入ったけど…。
 観光客多いし、どう見てもここで枢機卿が殺されるとかいうのはないような気がする。
 んで何かおかしいと感じた教授は、観光のガイドさんに「はいはいはーい!質問でーす」
と割り込んでいって詳細をたずねれば、ラファエロの墓であるここではなくて、ラファエロが
建てた墓のことだとわかります。
 この時点で残り4分なのでどう考えても最初の処刑は阻止できないな…。

 というわけで駆けつけた場所であれこれ探すんですけど、やっぱり枢機卿は死体で
発見されました。胸には土を示す文字が焼印で押されていました。
 死体の役も大変だな…洋画だと容赦ないしね!

 コンクラーベでは、皆が自分にわざと投票して時間を稼いでいるらしいです。
 4人の枢機卿の帰りを待ってるんですね。いい人達じゃのー。
 
 さて教授達ですけども、早く次の手がかりを探さなくてはまた殺人が起きてしまうと
いうことで、天使が導く次の道しるべに向かいます。
 空気を示すものは何か。
 サン・ピエトロ大聖堂の前の広場が今度の場所らしいのですが、人がめちゃくちゃ
いて探す以前の問題だろうがこれ。
 手がかりを見つけたのもつかの間、タッチの差で次の枢機卿が殺されてしまいます。

 教皇を殺したという新たな声明が届いたらしいのですが、ヴァチカン側は「心臓発作」
であると主張。
 ヴィットリア博士は、へパリンの過剰投与があれば、心臓発作を起こすこともあると
指摘。
 教皇は絶えず誰かが気を配っており、治療用の注射も内密に打っていたわけだから、
つまり内部に犯人がいるということになりますね。
 しかも、教皇の検死は禁じられているから調べられない。
 うーん、どうしたもんか…。
 
 んでシュトラウスとかいう枢機卿が、結構偉い人らしいんですが、誘拐のことも
表に出すな今回のことも全部秘密にしとけとあれこれ指示。
 分かったわかった。その前に広場の人間とマスコミを先に何とかしとけよ。殺人めっちゃ
スクープされてんだろうが。

 ちなみに警察からは、刺殺されたのは観光客だと発表されたみたいです。
 
 ラングドンはもう一度保管所にいって今度はなんか美術品を探すみたいです。今度は
あの監視係も入ってきました。まー同じことされちゃたまらんからねーっていうかバレた
のか…(笑)。
 ヴィットリア博士はあのカメルレンゴ侍従と話してまして、侍従はヘパリンがもし
過剰投与されていた場合どういう症状が出るのか、と尋ねています。死後一週間後から
わかると聞かれ、彼女を「来て下さい」とどこかへ連れて行く。
 彼女は急いで、取り寄せていた日記をしまい、彼についていきます。つーかそんな
大事なものは持ち歩かないとダメだろ。何があるかわからんのだし。
 
 監視係、タバコ吸ってるらしくて、薄い酸素でフラフラになってますなー。
 彼を椅子に座らせて教授は、本の翻訳を頼んでいます。
 ところがその時に停電が発生した。
 故意かあの調査の一環でかわかりませんがともかくピンチなのは間違いない。
 頑丈にできすぎていて窓も破れないし。
 つーか暴れるよりも、誰かが気付くまでジッとしてるっていうのはダメなんですかね?
 それとも電源が切れたら自動的に真空になるんでしょうか?
 真空になるのでなければ、この広さだからジッとしてれば数時間くらいもちそうな
気もするけど…。
 ともかく、ラングドンなんかは冷静に、棚を倒して窓を破壊しようとしていますが無理でした。
 うん、貴重な文献とかもうおかまいなしだな!

 ちなみに監視係はもう酸素不足でノックアウトされました。
 で、彼の拳銃を借りて窓撃ってますが。おっとこれは穴が開いた。開いたけど教授!
そんなやみくもに撃っちゃダメだろ!
 少なくとも、少し間をあけていくつか穴を開ければ、ヒビが広がってそこから壊れるだろうが!
そんなだから全弾撃ち尽くしてもびくともしやしねー!
 …むしろ先に穴をあけてから棚を倒した方がよかったんでは…。

 ともかく打つ手がなくなって、教授もノックアウトされかけたんですが、ギリギリでやっとガラスが
壊れて棚ごと外に放り出され、教授と監視係何とか生還。
 その直後に電気治りました。ああ…。
 人生そんなもんだよな!

 そんでヴィットリア博士と侍従はあるとこに向かっていました。
 彼は歩きながら、私は両親をテロで失い、偉い人に9歳の時引き取って育てられました。その後
義父のように宗教の道も考えたけれども、イタリアを守りたいと考えて空軍に入ったと。
 うん、ここの話あんまり意味ないんですけどね!
(空軍のくだりはちょっとだけあるかも…)
 そんな義父も14日前死んだと。
 義父が殺害されたとなったら重大な事態であると。
 つまり彼の義父とは亡くなった教皇その人だったわけですね。
 教皇としては検死出来ないが、父としてなら大丈夫っていうことでしょうか。
 ともかく、彼らが棺を開けてみれば、死体はまさにヘパリンの過剰投与の様相を示して
いたのです。
 大変な事態になってまいりましたね。

 ラングドンはさっきまでのピンチをものともせず、ヒントが見つかったからとでかけます。
 次はサンタマリア・ヴィットリア教会らしい。
 その車の中で教授は殺されかけたことを話しています。
 イルミナティの仕業ではないかと指摘。
 彼らはどこにでももぐりこむから、スイス衛兵隊の中にいないとは限らないと。
 もうなんか信じられるのは自分だけみたいな感じだな。
 んで博士の方はというと、戻ってきて日記が盗まれていることを発見しました。
 だから大事なものは持ち歩けと言っただろうがぁー!

 侍従さんの方は、急いで、封印を解きコンクラーベの中に入り、教皇が殺害された
ことを話します。
 それで正面から戦おうとか、教会の真の姿を見せるとか言っちゃってます。なんだ
真の姿って。教会が変形してロボットにでもなるんか。

 侍従は、コンクラーベを中止して皆を避難させるべきと指摘する。
 けれどもシュトラウス枢機卿とかは「はぁ?何言ってくれちゃってんのお前」みたいな
感じで取り合おうとしない。
 こりゃまいったー!

 次の場所にたどり着いてラングドンが中に入ると、また一人の枢機卿が火あぶりになって
んですね。
 皆急いで助けに向かうんだけど、そこに犯人が残っていて、ラングドン以外全員殺されて
しまう。うわぁぁぁ役立たずどもめー!
 しかもラングドン、助けようとしたのはわかるんですよ、うん。
 枢機卿がつるされていた鎖をね、はずすんですが。
 うーん、落ちたのが火の中だったねー。
 つーか火の真上につるされてんだから、鎖解いて落としたら焼けるの分かってん
だろうがー!お前は助けたいのか口封じしたいのかどっちなんだラングドン!

 という結果になりましてですね。彼はまだウロウロしている犯人から逃げるため、
地下のカタコンベだと思うんですが、そこに命からがら逃げ込みました。
 んで消防隊がやっと駆けつけて来て、彼は救助されます。
 ここで展示されていた像なのかな、火で焼けていったのは結構怖い描写でしたね。

 コンクラーベはまだまだ根くらべが続いており全然結果が出ない。
 あのシュトラウスに周囲の人が、あなたが今の肩書を辞退すれば教皇になれるんじゃ
ないのみたいなこと言ってて、彼は「それが神のご意思ならば」と言ってます。
 うーん…。この人も宗教に凝り固まりすぎてて怖いといや怖いですよ。
 もっと柔軟な発想も必要だと思うし。

 ヴィットリア博士が取り寄せた日記は、衛兵隊のリヒター隊長が部下に言って
「持ってこさせた」んですね。
 読んで事件に関係ないとわかったら返すって。
 お前が読み終わるの待ってたら映画終わっちまうんだよぉぉぉ!
 はよ返さんかいこのハゲ。

 なんか犯人が、3人目の枢機卿を殺して逃げる際に撃たれてケガしたんだけど、
車の中で袋に入れた枢機卿をガンガン足で蹴りながら、「苦しめて殺すのは罪だ」
とか、俺は罪人だとかシクシク言ってんですよ。おめーはどうしたいんだよ一体。

 ラングドン教授は、消火活動の行われている教会でまた天使の像を見つけ、
消防隊に呆れられながらも次のヒント模索中。
 ヴァチカン戻れ、とリヒターが部下に言ってこさせたのも無視して、4人目が殺される
から、お前ら本当の警察官なら来いよぉー!ってな感じで次の現場に向かうわけです。
 でもこの警察官2人も結局犯人に射殺されてしまうので、どっちかっつーとやる気のない
イタリア警察らしく、さぼってればよかったのかも知れん…。

 んで侍従らはというと、11時15分までに解決しなければ、本当に退避させないと
いけないという話をしています。
 裏口から逃げるような老人たちではないから、敬意を払わないといけないと。
 大変ですなー。
 
 今回は14分も前につきました!
 ナヴォーナ広場にきた教授らは、不審な車があるのを発見。
 ここで警察官2名はあっさりと射殺されてしまって、最後の枢機卿が噴水に投げ込まれて
犯人は逃走。
 つーか誰も噴水の周りに座るとかしてねーのな。
 教授はもぐって枢機卿を助けようとするんですが。
 …こんな人一人が楽々潜れるような深さの噴水があってたまるかぁー!
 ま、これは演出なので仕方ないけど、持ちあげようとしても持ち上がらないんですね。

 重りがついているように見えました。
 水の中だから軽くなりそうなものなのになぁ。
 私これで、4人目も助けられないかとがっかりしてたんですが、彼は助けを呼びつつ、
底にある空気のチューブを持ってきて枢機卿にくわえさせ、呼吸を確保したところで
皆の協力を借りて助け上げるんですね。
 いやーマジに感動しましたよ。
 これでからくも最後の一人は助かったわけだ。
 
 んでこの助かった人に最後のヒントを聞いて、彼はカステル・サンタンジェロ城という、
別名聖天使の城へと向かいます。
 この報告はスイス衛兵隊にも入ってるんですけど、なぜかあの隊長だけは一人残る
と言いました。
 何があるんでしょうかー。
 展開的にはあやしーって感じですよね。これに騙されたんたチクショウ。
 わたあめだと思ってかぶりついたらマジものの綿だった時の銀さんみたいな感じですよ。
(わからん)
 
 ヴィットリア博士も合流しまして、警察とともに教授は城へ乗り込む。
 ここで上を見たら、剣で下を指す天使の像があって、下を見れば矢で次の方向を
指す像がある。これはかっこよかったですよー。

 地下の行き止まりの部屋を探しているけれど、先に進む場所がないと知って警察は
とっとと外探しにいってしまうんですね。
 お前らちょっとは人の話を聞けよ…。
 教授は根気強く探して隠された通路を発見、ヴィットリア博士と向かいます!
 ここはほんっと画面にライトがちらついてちょっときつかったなー。

 んで部屋があって、ここに枢機卿がとらわれていたことがわかります。
 さらに、ここはヴァチカンに通じる脱出経路であることも。
 で、爆弾を探しているところに、なんとまだ逃げてなかった犯人が銃を突き付けます。
 おめーも早く逃げてろよ!もたもたしてるからはち合わせすんだろうが!
 まあ彼は最後の報酬を受け取るために、「依頼者」と通信してたらしいんですが。

 「奴らはいつもこういう仕事を俺に依頼する」とか文句たれてます、犯人。
 ここで、犯人が何か物を取る時にラングドンがライト向けてて、親切のつもりか、
確認するつもりかは知りませんが、前者だったらちょっといい人だなと思いました。

 で。
 「殺さないのはお前達が丸腰で、殺しを依頼されていないからだ。しかし俺を追えば
話は別だ」と、別におめーなんかおいかけちゃいねーんだよみたいなセリフを吐いて
犯人は逃げます。
 あ、最後に「相手は神のしもべだ、気をつけろ」と、だからおめーヒント出すにしても
もっと絞れよ的なこと言って逃げました。
 ヴァチカンにいる人間は全部神のしもべだボケェー!
 
 教授は、侍従が危ないと気づいて、ヴァチカンへの脱出通路をたどって走ります。
 犯人は堂々と屋上からロープで外に降り立った。
 なんでそこらへんにいる警察が気付かんのだ!
 とめてあった車の下のキーを受け取り、乗りこんでエンジンオンにした時点で
大爆発。
 つまり依頼した人間は、こいつも生かしておくつもりはなかったってことですね。
 卑怯な奴だな。っていうかいつの間にそんな細工できたんだって話なんですが。
(多分それ自体を別の誰かに依頼したのかも知れませんね)

 まー教授らは爆発見たけどそんな場合じゃないんで、ヴァチカンに走る。
 こっちからあかない扉にぶちあたってしまって、ガンガン叩いていたら、あの監視係が
気づいてあけてくれたんですね。
 そんで侍従が危ないってことで駆けつけたら。

 リヒター隊長が侍従に銃を突き付けており、足元には焼印が転がっていた。侍従には
焼印が押されている。
 この状況を見て、「焼印で遊んじゃいけません!」って言う人はいないと思うんですよ。
 そんなわけで皆さん見たとおりの推理をしまして、隊長を射殺する。
 そこにやってきた枢機卿の一人もなんか仲間だとか侍従が言ってて、こっちも射殺される。
 危機一髪。
 でしょうか?
 撃ち殺された枢機卿がなんか手に持ってたのがあったんですが、これは何でしょうね。

 さて、この侍従の胸の焼印から、聖ペテロの墓に爆発物があるんだー、それは
ここの下にあるーとか言うことが分かって皆さん大慌てです。
 何せ時間がない。
 つーか地下の墓に行くのはいいけど自動ドアだったり、ムダに最新設備!

 で、やっとこさ爆発物見つかりました。いやー長かったよここまで。
 博士、何とかしようとするのですが無理とか言いやがったぞ。おい、バッテリー変えれば
時間稼げるんじゃなかったんか!
 そんな時、その反物質をつかんで侍従が走り出します。
 おぃぃぃいー!そんな太巻きみたいな扱い方しちゃいかん!もっとゆっくり持ち運べ!

 彼は、広場に降り立っていた、避難用のヘリに向かい、操縦士に、緊急事態だから
自分が運転する、と言って一人乗り込むんですよ。
 ここの少し前に、広場にいる人たちを押しのけるために、刑事が身を呈して侍従のために
道作ってて、やるときゃやるんだなーって感じでした。
 ともかくヘリは上昇。
 何をするか悟った教授と博士は、なんともいえない気持ちで見守るんですね。

 私これで「あー殉教スかー」と思ったんだけどところがどっこい。
 ヘリを自動操縦にするから何かと思ったら。
 爆発は起きたんだけど、彼自身はパラシュートで降りてきたんですよ。なるほど、空軍に
いた経験が生きましたね。
 まあ吹っ飛ばされて傷だらけになってはいたけどね。

 そういうわけで広場の人たちは、自分達を救った英雄として、降りてきた彼に賛辞の
言葉を送るんですよ。
 ありましたね。
 イルミナティの言葉に。
「ヴァチカンが光に包まれて、啓示の道が見える」
 これを思い出してさえいれば、教授はもっと早く真実に至ったかも知れません。

 コンクラーベの方でも、普通教皇は投票で選ばれるものだけれども、法律の第63項に
よれば、崇拝の歓呼によって教皇が選ばれることもあるみたいな感じでつまり、ここに
いる人達の異存がなければ、カメルレンゴを教皇として選出できる、という話が進んで
いるわけですよ。
 さてどうなる!?

 一方で博士は、反物質のことを教授と話していますが、教授は彼女を励ますんですね。
これから作るか作らないかとか考えて、仕事に戻って世界を変えろと。
 まさにチェンジザワールドですよ。
 ここから23日間の奇跡の物語が始まる…!(それはL change the WorLdです)
 
 監視係が、ベッドで手当受けていたカメルレンゴのところにやってきて、コンクラーベに
来いとよんでいます。
 彼は…どういう意味かわかったに違いない。

 すっかり忘れ去られていましたが、博士はリヒター隊長の机から、日記を取り返して
います。
 その時にパソコンが立ちあがるんですね。

 教皇はたびたび心臓の発作を起こしていた。
 そのため自分の部屋に監視カメラを設置させて、たびたび気を配ってもらっていた。
 その相手がリヒターだったわけです。
 あの枢機卿が握っていたのはこのカギだった。
 
 そうして2人は、侍従に何が起きたのかを、録画映像を見ることにします。

 シルヴァーノだったかな、そういう、科学者でありながら司祭でもあった人がいて、
その人が教皇に教えを乞いにきたらしいのですよ。
 教皇は、研究結果を公表しなさい、と言った。
 つまり科学者としても、宗教者としても生きることを認める人だったわけです。
 しかし侍従は、科学と宗教は相いれないと考える人だった。
 それで、この教皇の態度を弱腰と決めつけ殺害した。
 そしてイルミナティがよみがえったという出来事を作り上げて、また科学をつぶそうと
したわけですか。
 科学が創造の力を得てはいけないから、らしいですよ。

 リヒター隊長は、あの射殺された枢機卿だと思うんですが、日記を見せて、コンクラーベが
終わったら皆に話すと言ってた。
 それで侍従はあの茶番劇をやって、この二人を撃ち殺させたわけですか…。
 ただ、それが録画されていたことまでは知らなかった。
 そういうわけでお偉いさん達はこの映像を見まして。

 コンクラーベに向かった侍従ですが、様子が変なことに気づく。
 そうして彼は真実がばれ、逃げられないと知り、焼身自殺します。
 結局は自分が一番信じていなかったかも知れない神の罰を受けたんじゃないかと
思いますよ、私は。

 新しい教皇も決まり、ラングドン教授はシュトラウス枢機卿から、ガリレオの最後の
本を、今回の事件のお礼だと言って渡されます。
 遺言には、この本を元に戻すように書いて欲しい、と言われていましたが、教授に
とっては願ってもないことでしょうね。
 そうして枢機卿は、「このことを本に書く時にはどうか暖かい配慮をお願いしたい」と。
そりゃそうだ…ものすごいスキャンダルですもんね。
 マスコミにも、侍従はあの事故で内臓を損傷していて死亡し、発生した火災で3人の
枢機卿が犠牲になったと発表されたみたいです。

 宗教には欠点がある。
 それは、人間にも欠点があるからだ。

 この枢機卿、イヤな奴だと思っていましたが、科学をかたくなに否定するってわけじゃ
なくて、宗教のあるべき姿を守ろうとする人だったってことですね。

 新しい教皇の名はルカというらしいです。彼は医者であると。科学者と宗教の融合だ
とか。ま、いろいろ差し支えがあるから、ハッキリと姿は映さないようにしてましたけどね。
 枢機卿は、「神はあなたを遣わされた」と教授にハッキリ感謝の意を示します。
 これで今後の研究においても、記録保管所への申請通るんじゃないですかね!

 そんなこんなで、2時間半という時間もまったく苦にならず楽しめました。
 前回とがらりと雰囲気変わった感じがします。
 知識もバンバン出てくるけど、理解しづらいとこはなかったし、面白かったです。
 ひとつ難癖つけるなら、ヴァチカンのきれいな教会がゆっくり見られなかったことでしょうか。
これはまあ、自分の目で見に行けってことですかね。



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