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ラスト・ブラッド

6/3鑑賞

 設定はいいけど話がダメ。伏線が全然回収する気ねーなこのやろーって感じでした。
もったいないなーって状況がたくさんありましたよコレ。ここを変えればもっと深みが出た
のにとか。

 ともかく始まり始まり。
 物語は、京都人大好き応仁の乱から始まります。(京都の人すみません)
 オニと呼ばれる異形のものが増殖し、「キヨマサ」なる人間がこれを退治したと。
 ここのキヨマサつーのはそれしか出てこないので誰のことかはわかりませんし、歴史上の
人間を使うつもりはないのかも知れません。
 ただし、そのキヨマサもオニゲンという、鬼の頭領みたいなんに殺されたらしいです。
鬼の起源だからオニゲンかよ。安直だな!

 そして時は過ぎ、ある少女が秘密組織の命令を受けて、オニゲン退治を命じられた
そうです。え?黒の組織スか?
 時代設定は1970年だそうです。あーそりゃ携帯もねーわ。
 
 電車に乗って新聞を読むおっさんと、座席向かい合わせに座ってる少女がいるん
ですけど。
 え、なんでこれこんなにガラガラなの?
 電気消えたし、おっさんがひぇぇぇーとか逃げ出すし、こっちの方がよっぽどこぇぇわ!
 なんかおっさんの口からキバが生えてて、よーわけわからんうちに少女に切り殺され
ました。
 ここでタイトル出るんだけどうん、ラストパンパイアって書いてあるね。思いっきり
ネタバレされましたね。

 少女の名はサキ。
 ホームにいた、その秘密組織のメンバーが文句ぶちぶちいいつつ、死体の後始末を
してます。なんだ自然消滅してくんないのか。面倒臭いな。
 この組織も話の中で全然立場が明かされなくて、秘密だからというのはわかるんだけど
設定をもうちょっとシャキっとしろよって感じではありました。
 
 で、一仕事終えてサヤはホテルに戻り、冷蔵庫からなんか出してゴクゴク飲んでます。
 飲み終わった後の唇が真っ赤になってるとこからしてトマトジュースだね!
(おかしい、どうみてもおかしい)
 ここでサヤの正体は見当つくとは思うんですが。

 サヤ昔のことを思い出してますよ。
 カトウっていう、おじいさんもしかして下の名前は「チャ」ではないですかっていう人に
サヤはいろいろ教わってきたらしいです。(この人が加藤清正らしい)
 人とオニとの見極め方とか。
 父は昔侍だったらしいですが、こうしているということはその父はいないんでしょう。
 カトウは、人とオニの違いは目を見ればわかると言います。
 いくら人間そっくりに変身していたとしても、オニは魂を持っていないのですぐわかると。
 つーか綺麗な人のアップならともかく、カトウのアップこの映画に必要か!?←
 ともかく、ここのやりとりでサヤの父親はカトウっていうのは見当つくですね。
 母親の方も。
 こういうところの作り方がちょっと安っぽいっていうかなぁ…仕方ないんだけど。

 あとサヤは、不用意に正体を晒すなと組織から注意されています。
 それで、そこに用意した服を着ろとか言われましたが…。
 うん、ちょっとこの衣装用意した奴警察まで来いや。(セーラー服)

 場所は変わりまして空軍の関東基地。
 アリスとかいう女の子が、車の後ろに、ぱぱりんだと思いますが、一緒にプンスカしながら
乗ってます。
 送迎が気に入らないそうです。
 つーてもおめー、そういう親心はちゃんと受けとっておけよ。今のうちだぞ。
 ちなみに夜、アリスがこっそり車を乗り回しておてんばしてたこともバレてるらしい。
 まだまだアメリカはどっかと戦争してるらしいので、そりゃー親としては心配でしょうね。
基地の中つっても何があるかわからないしね。

 というわけでアリスが学校にやってくると、転校生がいました。
 サヤでした。
 うん、学校だから制服って組織はアホかぁぁぁぁ!思い切り私服の中で浮いてるじゃ
ねーか!
 あと「やだ海軍と間違えたのかしら」とかほざいてるバカ女ども。
 日本じゃこれが生徒の制服、いわば戦闘服ですが何か文句でも?
 まあその前にこれ用意した組織のメンバーには始末書書いてもらうけどな!
 思い切り目立ってんじゃねーかバカヤローが。

 んで、掃除の人がガタガタ器具をトイレに持ってきたんですが。
 そこでオニに襲われるんですよ。
 それはいいとして。
 これ、結局このエピソード投げっぱなしだったなぁ…。後で生きてこないんだもん。
もうちょっと使おうよコレ。
 せめて死体が発見されて大騒ぎになるとかさ。
 メモ見るまでこんなことがあったのすっかり忘れてたわ。
 三流ホラー映画でももっとうまく使うぞ…。

 授業では、フランケンシュタインの話をやってますが、アリスは結構真面目なん
ですね。一生懸命答えてる。
 サヤは全然聞いてませんけど。
 んで次は剣道の試合なんですが、こっちは苦手みたいでアリス、居残りを命じられて
ます。
 そこに「私相手します」「私審判」ってさっきからグダグダうるさかった女2人組が
残るんですよ。
 残念なのは、ホラー映画だったらむしろこの女2人が襲われる側だったということ
なんですが。

 サヤは職員室に忍び込んで、生徒の履歴書を見てるんですが、そこで抜きだした
女2人組のものを見た瞬間飛び出していく。
 一方でアリスは、バカ女2人が真剣を振りまわしてきたので大ピンチですよ。つーか
おかしい!学校の誰でも手に取れる場所に真剣があること自体おかしい!
 結局この二人もオニで、サヤによって切り捨てられるのですが、かっこいいなと思った
のは、アリスを助けて外に追い出した後、入ってこれないようにドアをロックしちゃってた
ことですね。
 それでアリス逃げればいいのに、下の隙間からなかを覗いてて、一匹のオニの首が
飛んできたもんだからそりゃもう大騒ぎですよ。一人ねぶた祭りみたいな。
 いやねぶたはともかく、彼女がやったのは、ぱぱりんや部下を連れて来て「ここで
殺人事件がっ!」ってすることでした。あんた助けてもらっておいてそれか!
 アリスの、「お前たまには人の言うこと聞けよ」行動はこれからも続くよ!
 
 あと、外で、組織の人がなんか止められてて怪しまれてました。そうかー表立った
肩書きみたいなものはないんですね。CIAだとか言ってますが。それはそれで面倒
だから上の人はちゃんと政府に金ばらまくなどしてなんか立場確保しとけよ。
 いちいち軍に止められる秘密組織ってもう秘密でもなんでもねーよ。
 釈放はされましたが、双方納得いってない感じではありました。

 アリス帰宅したんですが、言ってもぱぱりんは信じてくれないし、そのパパはどっかに
電話しながら「モルダーあなた疲れてるのよ」しか言わないしで、やさぐれたアリスは
車の鍵を持って外に出ました。
 お前ぇぇぇぇ!ひとの話を聞けよコラァァァァァ!

 組織メンバーのマイケルとルークは、組織のえらい人に呼ばれて、チクチクイヤミを
言われてました。
 つーか中華街のラーメン屋!確かにばれにくいけども!ボス、マガジンだかジャンプ
だか知らんけど読みながら話するってどういう状況だー!あとメニューおかわりすんな!
ちゃんと話をする時には人の目を見ましょうボォォォォス!
 あと思い切りでかい声で話してますけどいいんですか。

 一方、とある温泉地において、帽子で顔を隠した女の人と、それについてくる男の
人を、旅館のおっさんが歩いて案内しておりました。まあオニゲンとその部下なんですがね。
 2人の正体はわかるけどここに来た意味はいまいちわからんかったな…。
 その旅館のおっさんが、そこにいたクモを踏み殺したんだけど、オニゲンがニッコリ笑って
おっさんの頭ぶっ飛ばしててこぇぇーって感じでした。
 どつき漫才すげぇー!(漫才じゃねーよ)

 一方アリスはといえば、ヘンテコなクラブにやってきて、剣道の教師見つけて文句言って
んですよ。
 なんでわざと2人を残したんですかーみたいな。
 したらこの先生が「本当の戦争は、君の種族と私の種族の戦いだ」とか言ってて、「なんだ
こいつ、ヘルシングの読みすぎか」って思ってたらこいつ自身がオニだったー!つーか
周囲全部オニだー!
 というわけで外に逃げたアリスですが誰も助けてくれず、アワアワしているところに
サヤがやってきました。
 ここの戦いは迫力あってすごいんですが、とりあえずアリスよ。
 お前早く帰れ。キャーキャー言ってて邪魔だから。
 あげくの果てにはオニの正体現した剣道の教師にさらわれました。
 …もうアリスほっといていいんじゃねぇ?
 とか思いましたが、サヤは優しいので追っていきます。

 あ、ここでひとつアリスすげぇと思ったのが。
 オニと戦ってる時にアリスがピンチになるとサヤはそこらへんのものを投げてオニを
倒し、それでまた周囲のオニを倒すというパターン踏んでたんですが。
 最後のあたりで、ビーチパラソルあるじゃないですか。あれを円盤にしてオニに投げる
んですね。
 オニがまとめて吹っ飛ぶくらいだから相当のスピードですよ。
 それを一番前にいたアリスが避けたのがすげぇ!
 唯一役に立ったといえばそれくらいでしょうか、アリス。

 まあその剣道の教師をおっかけてくにしても、「お前屋上走れよ。なんでビルの壁全部
ぶちぬいて走ってくんだよ」的なシーンもありましたが、秘密の組織がこれらをどう収拾
つけるのかは見たかったです。(本編には描かれない)
 剣道の先生からアリスを取り返した後、こいつが飛んで逃亡しやがったので、アリスが
回してきた車でサヤはおっかけていきます。

 基地を飛び立とうとしていた飛行機に、剣道の先生がつかまろうとしてんだけど。
 お前オニでも一応教師なんだろ。
 だったら翼の後ろに捕まろうとしたら、空気の流れが一番早いとこなんだからすっ飛ぶ
くらい理解しとけや。 
 ともかくそれで切りつけられて一巻の終わりでした。
 …こいつとの戦いの方がラスボスとの戦いよりすごかった気がする。

 サヤは学校だか知りませんがアリスのケガを手当してやって、今夜のことは忘れろ、
あの死んだ連中ももともと存在してなかったといって彼女を帰らせます。
 つか、アリスが「私にできることは」って聞いててサヤがスッパリと「家に帰れ」って
言ってたのは笑えました。
 確かに、死ぬ気弾もボムもトンファーもつかえねーなら帰れと。(どこのヒットマンですか)
 でもさらにアリス「パパに相談する」とか言ってて「誰にも言うな」って追い打ちされてて、
お前はアホかって感じでした。
 空気読めやー!

 さてさて。
 そのぱぱりんですが、部下に命じて、秘密の組織の車からトランクを失敬させてたんですね。
死体の始末の時に使ったやつです。
 それを開けて「これは何だろう」って言ってたら、やっと盗まれたことに気づいたルークともう
一人組織の人間が取り返しにやってきた。
 ルークはこれ以上公にされても困るんで、サヤの情報と引き換えにそれを返してもらおうとし、
そのどさくさにまぎれてぱぱりんと部下を射殺するわけですよ。
 まさに死人に口なしっていうかほんっと秘密にする気ねぇのか秘密の組織!

 そこにタイミング悪くアリスが帰ってきて何とかルークをぶん殴って逃げたんですが、
父親は死んでアリスは傷心のまま電車に乗ってます。
 あんたがそもそも、あのクラスメイト2人のことをぱぱりんに言わなければこんなことに
ならなかったのでは。
 いつもうざがってたクセに、こういう時だけ父の権力に頼るからこんなことになる。

 ともかくアリスは、メモされていたサヤのホテルに向かっていたのでした。
 サヤはマイケルと会っていて、温泉の死体写真を見てオニゲンが現れたという情報を
掴んでいます。ついに戦いのときが来たと。
 マイケルは結構サヤに好意的みたいで、この戦いの後どうするんだ、と言う風な
ことを聞いてるんですね。人生にはもっと意味があるぞって。
 サヤは人間ではないから、私にはないと答える。
 まあ何百年も生きてるらしいから、それはそれで仕方ないけど、歴史を裏から支えて
いくってのも面白…くはないか。
 
 そんでサヤはホテルにいるんだけど、なんか銃を構えたおっさんが外におるぞ。
 ホテルにアリスがやってきて、パパが殺された、殺したのはあなたの仲間だって
言うけれど、サヤはあれは仲間じゃないと言ってます。
 生きるため必要なものをくれると。(仕事を片付ける代わりに食料の血を提供してもらっている)
 結局このあたりの状況もあいまいでもったいないんだよなぁ。組織が何をしたいか
ハッキリしないっていうか。
 オニゲンの始末だというのはうすうすわかるんだけど、結局どういう動機でとか、
この後どうするのかがまったくハッキリしなくてもったいないなーって思いましたよ。
 いっそ、内部抗争が起きて、サヤを生かしておく派と、今のうちに始末する派に
別れてくれた方がわかりやすい。

 アリスを狙撃しようとしたのは、サヤが気づいてなんとかなったんですが、マイケルが
戻ってきた時にルークが現れて、アリスを撃とうとする。
 もう軍でアリスのぱぱりんとか殺したりしてるから、秘密裏には済まされないわけ
ですよ。
 でもルークは容赦なしにマイケルを撃った。これに激怒したサヤがルークの腕を
斬り落し、殺そうとするけどアリスが止めて2人はその場を去る。
 このまま組織はもう出てこなくなるので、結局なんだったのか不明のままです。
いい加減だなぁ…。

 アリスは車を走らせているのですが、サヤがルークの撃った弾をくらっていてぐったり
しているのに気づき、都合よくあった廃村の建物に連れ込んで、自分の血をあげて
るんですよ。
 よく気づいたな、サヤが吸血鬼だって!
 まあその辺はいいにしてもアリスさん。
 上を向いて寝ている人に液体を流し込むと、気管に入ったりして大変危険ですので、
起こして飲ませるとか横向きにしてのませるとか考えてあげて!
 下手するとここで物語終わっちゃう!

 サヤ、昔は信用できる友達がいたらしいです。男友達で、それなりにいい雰囲気になって
いたらしいんですが、ある時夢の中でその男を殺してしまったと。で、起きたら現実でしたって
それどんな夢遊病!?
 まあ、本人の意識がないうちに血を吸ったってことらしいんですがね。わかりづれぇ!
 そんでカトウがささーっとやってきて、オニに気付かれた。父の刀を持って逃げて下さい
とか言うわけですよ。
 そんなこと急に言われましてもあんた。
 
 カトウはサヤに「私がいいと言うまでここから出ないでください!」といってかっこよく
立ち去るわけですね。
 うん、あなたの後ろをサヤ走って来てるからね。めっちゃ何事もなかったかのように
ついてきてるから!空気読めやぁぁぁぁぁ!何当たり前の顔してついてきてんだサヤ!
 これなんのギャグシーンかと思ったわ!

 ここで目覚めてサヤはアリスに、自分の母は顔も知らない、父は私が生まれて数日後に
死んだと語ってます。
 オニゲンに殺されたと。
 それでサヤのことは、父の部下であるカトウが助けて育ててくれた。
 

 カトウはオニに囲まれて奮闘するも、多勢に無勢って感じなんですね。
 んでそこに、カトウのせっかくの意志をまるっと無視したサヤが戻ってくる。
 お前ェェェ!話聞いてましたか!?
 オニを蹴散らしつつ、なんか一番強そうなオニに向かっていくんだけど、それをカトウが
身を呈してとめてて、んでサヤがそのオニの左目に刀プッ刺すんですが。
 カトウは死にました。
 うんサヤ、泣く前に誰が原因かよく考えような!
(仕方なかったのもありますが)

 つか私ここのオニこれで死んだと思ってましたが、オニゲンのそばについてたオニが
これなんですよ。
 普通目を刺されたら眼底から脳に達したりして致命傷になることも珍しくないんですが
よく生きてたなこいつ。
 んでオニゲンはこのオニに、サヤを連れてこいと命じるんですね。

 サヤはアリスと、自分を信じることみたいな約束をして車でどっかに向かってるんですけど、
それはそれでいいとして、あのオニに襲われたんですよ。
 うん、オメー、オニゲンはサヤを「連れてこい」って言ったけど「殺せ」とは言わなかったよ?
なんでいきなり殺す前提で攻撃してんのかなキミは?

 あとアリスも「私も戦うわ!」っていったそばからピンチにならないでください。
 思い切りサヤの足手まとい!

 そういうわけで死闘の結果、全員仲良くガケから落ちました。
 なんでその展開!?
 
 サヤが目を覚ましますと開けた場所におりました。さっきまでの死闘はどこへやら、自分が
生まれ育ったような場所なんですね。
 て、ひとつの小屋に入って行くと、自分が殺してしまったあの友達の幼い姿があった。
 うんどう見てもおかしいからね。
 大人だったのが子供になるわけないからね。
 サヤ見事に騙されて「これは現実ゥー」とかアリスに言っちゃってます。

 んでサヤが見るとその友達が泥人形みたくなっててうわぁぁぁって感じでサヤが飛びのいたら。

 あなたそれ日傘以前に何の意味もないですよね的な傘をばっとさして現れたのがオニゲン。
 出ました小雪さん!
 私はこの人を見るためだけにこの映画見にきたようなもんです!
(CMで小雪さんのアクションがかっこよかったので)
 
 やっぱりこの人が母親でしたね。
 お前の強さは私が与えたとか言ってます。
 どうせならおめー、いくばくかの金と服もやれよ。サヤのファッション最悪だぞ!

 このオニゲンの傘が仕込み傘だったのはかっこよかった。なるほど、刀があるから傘の
部分はどうでもいいんだな。
 っていうかお互いそれだけ力持ってるのに戦うのは刀でなんだ…。

 ここのアクションはすごい優雅で素敵でかっこよかったです。
 いわばここだけが見どころだな。

 オニゲンは、サヤがオニを殺せば殺すほど自分もオニになるぞって脅してます。
 あれか、飲めば飲むほど強くなる酔拳みたいなやつか!
(言ってることはあってるがなんかイヤな例え)
 まあ状況はやばくなったけどアリスが後ろからオニゲンを攻撃してて。
 こんだけあっさりやられるラスボスってなんなのみたいな感じですけど。

 それでオニゲンが怒り狂って炎バーンって感じで、サヤは吹っ飛ばされるんだけど、
アリスが生きてるのがすげぇ。生きてるっつかオニゲンが持ち上げててブン投げたん
ですけど。
 あとオニゲンさんは口のどす黒い血を拭いて下さい。見た目腹話術の人形みたいに
なってます。

 結局サヤがオニゲンの上に馬乗りになってて、「母を殺せ」とか「私になれ」とかオニゲン
言ってんですけど、まさかここで空気読まずにサヤが本気で刺してくるとは思ってなかった。
 刺しておいて「うわー」とかあるかそんなオチ。

 そういうわけでアリスが目を覚ますと、転落した車があって、自分は救助されて運ばれて
いくところでした。
 サヤの姿はなく、後日の事情聴取で彼女は、サヤのことを話すけれど誰も信じて
くれませんでした。
 うんお前、誰にも話すなってサヤ言ったよな。ぜんっっっっぜん話聞いてねぇな!
 サヤは今どこにいると聞かれて、「こっちに戻る道を探し続けてる」とか言ってました。


 そうして最後、サヤのアップで物語は終わります。
 うーん…話は悪くないけどほんともったいないなー。もうちょっと広がりが欲しかったですね。
 トントン拍子に敵を倒して終わりなとこがなぁー。あと秘密の組織の仲間同士のいさかいも
本編に響いてくるわけでもなし。これがオニにつけ込まれててどうこうなら面白かったん
ですが。
 そういう作り込みの部分が足りなかったのはもったいなかったと思います。
 映像は迫力あってよかったけど、死体映像とか刀で切るシーンとか、「ここまで見せる
必要があるのかな」という描写はありました。キルビルに通じるとこはありますね。
 なのでまあ、レンタルDVDで見るくらいがいいんではないでしょうか。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ラスト・ブラッド