多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→お買いもの中毒な私!


お買いもの中毒な私!

6/7鑑賞

 プラダを着た悪魔とか、プリティウーマンが好きな人なら楽しめる映画だと思います。もう
見てて「あー!何してんの!」って感じなんだけど面白かった。
 ストーリーとしては大体予想もつくので甘い感じではありますが、王道だからこそ楽しい
ってのもあるかな。
 ただ、男の人はあまり楽しめないかもです。女の人なら見てて「あるある!」っていうのが
納得できるけど、男の人だと「買わなきゃいいじゃん」で済んでしまいそうです(笑)。

 
 物語の主人公レベッカは、子どものころは2種類の値段があると思っていました。
 お店の値段とママの値段。
 お店の値段の商品はとても美しく、高い。
 ママの値段は永遠に使えそうだけど色は大体茶色。
 つまりはまあ、彼女のお母さんは、値段に惑わされない、しっかりものの倹約家だったって
ことです。
 最近はおさがりなんて言葉ほとんどなくなりましたが、昔のお母さん達は、数千円数万円
出してきれいで高い服を買っても、それが1、2ヶ月で着られなくなることをちゃんと知ってた。
 だから、新しい服を買ってくれないとか、おさがりばかりっていうのは、決して「ケチ」では
ないと思うのです。
 まあお金があるんなら、ブランド服でもオーダーメイドでも子供に着せてくださいとは思い
ますが。
 
 そういうわけで彼女は、キャッシュカードを魔法のカードとしてあこがれのまなざしで見て
いました。
 現在はそれが12枚も持てて幸せ…なわけあるかぁぁぁぁ!お前カード社会のアメリカつーても
限度があるわ!しかもそれ全部限度枠ギリギリまで使こてるやろ。どんだけ買い物しとんじゃ。

 彼女は今は、マイナーな園芸雑誌で働く記者なんですが、全身ブランドで固めまくって
ニューヨークの街を闊歩しておりました。なんかなー。
 私としてはどっちかっつーと、とにかく高いものを片っ端から着ました、にしか見えないけど。
 レベッカ、恋愛よりとにかく買い物!らしいです。
 男は店員ほどチヤホヤしてくれないし、男選びに失敗しても交換してくれないとか。当たり前だ!
 つーかお店が素敵なのは当たり前ですよね。
 買ってもらうための、最大限のディスプレイしてるんだから。

 ちなみに今カードの請求がきている額は900ドル。
 うん、ちょっとそこに座って話を聞こうかレベッカ。

 レベッカこの現実が受け入れられず、カード泥棒にあったのよ、とか、誰かが私のカードを勝手に
使ってるのよ、とか。
 現実に帰ってこい。
 いやホントね、クレジットカードっていうのは結局、今払える金がないから未来の自分に支払いを
押し付けようってのと同じことですよ。ドラえもんの話にもあったけど、未来に押しやったからといって
支払いを逃れられるわけじゃない。ので、限度を超えて買い物を続ければ簡単に支払えなくなります。
一番いいのは、その限度枠を低く設定して、カードは1枚きりにすることですね。あとキャッシングは
絶対にしない。そうしないと、カードで買い物を始めるとどんどん、取り返しつかなくなりますよ。

 レベッカはアレット誌という、ファッション誌の記者になりたくて、面接を受けに行く予定らしい
です。うーんいや、買い物を沢山してる=ファッションセンスがある、じゃないからね。
 彼女の場合、手持ちの服でコーディネートができないから、新しい靴を買うたびこれにあう
スカート、新しいバッグを買うたびこれにあうワンピースってやっちゃってるだけだから。
 どちらかというとファッション誌の記者さんってきちっと倹約・節約上手な人が多い気がします。
手持ちのものでどうコーディネートしてくか、それでどうしても出来なければいるものだけ買う、
的な。思い込みですけどねー。
 そういうわけで張り切って面接に…行きかけたら、通りがかりのお店でセールしてて彼女は
飛びこんでしまいます。面接ゥゥゥゥゥ!
 
 マネキンが、「この緑のスカーフはあなたの内面を引き立ててくれるわ」とか言ってて
なんかもうお前それは幻覚だからやめとけ!とか思うんだけど彼女は買ってしまう。
 えーっと150ドルだっけ、それだけでもう高ぇ!とか思うのですが、100ドルを現金で払って
あとカードで払おうとすると、どれも使用停止になっていて、残り20ドルだけどうしても足りない。
取り置きもしてもらえないため彼女は、近くのホットドッグ屋に走って、小切手切るから20ドルを
現金化してとかムチャなこと言ってます。
 おばさんが病気だからお見舞いにスカーフを買ってあげたいとかなんとか。
 それでうんざりした、並んでいた男性が20ドルを恵んでくれました。
 あんた、いい人だ!

 ところがそんな思いまでして面接に走って行ったら、内部異動でファッション誌の欠員が
埋まってしまったのでもう募集してないという。
 しかしこの受付の人が、ちょっとカマ入ってるけどめちゃくちゃいい人で、うちの社の雑誌は
すべて兄弟みたいなもんだから、どっかに就職しとけば異動でいけるかもみたいな提案をして
くれるのですよ。いい人だー。
 というわけでスカーフまで褒めてくれたそのいい人は、マネー誌で面接してるから行ってみて
と教えてくれるのでした。ドラマ「いいひと。」の第2期はこの人でいいんじゃないでしょうか!

 ちなみにここで会話中にアリシアというモデル?が入ってくるんですが。
 確かにスタイルいいしかっこいいよ。
 けどお前なんだその服。サイヤ人かよ!今から戦いに行くのかよ。

 レベッカ、面接に呼ばれるの待ってる間に、雑誌をなんか自分にこすりつけてて笑える。
あのこすったらにおいがするページでもあったんですかね?
 で。
 面接をしてくれる人に会いにいったら電話中だったんですが、それがさっき20ドルをくれた
人だと気づいて大慌てでスカーフを投げ捨てるレベッカが笑えます。
 スカーフ買った意味ねぇぇぇ!ってかバッグにいれとけよ!投げたら誰かが拾っちゃうだろ!

 さっきのことをお礼言うんだけど、履歴書出そうとしたらバッグの留め金壊れててあかないし、
フィンランド語出来ますとか出たらめ言うし、しかも窓の外の像に興味示すし、レベッカもうちょっと
落ちつこう!つーか面接受けにきた奴の態度か!自由だなおい!
 質問された金融問題のことは、手元にある新聞から適当に答えてて笑えました。
 で、そこに親切な人が「あなた、スカーフ落とされましたよ」と緑のスカーフを持ってくるんですね。
ばれたー!
 レベッカがした言い訳。
「おばさんに持っていってあげたんだけど…死んだの!」
「なるほど、激動の25分だったんだね」
 いろんな意味で終わったな…。
 これで面接は終了、まあ間違いなくこんなのを採用する人はいないでしょう!

 ところがレベッカには大きな災難が待ち構えていました。
 園芸雑誌が廃刊になり、つまり強制的にクビ。向こうに保障制度とかがあるのかは知りま
せんがとりあえず、カードの支払いを何とかしなくてはいけません。
 アパートは友人のスーズの親が持っているものだから、家賃の心配はないのですが、
つーか明日食べるもののことよりも、支払いを気にしてるとこがレベッカらしいといやらしい
ですけども。
 んでそこに電話がかかってきて、スーズとレベッカはあわてて「いいわけリスト」を探し出して
きて電話を切りました。どうも取り立ての電話がこうやってかかってくるらしい。
 いやホントこうなる前にレベッカはクレジットカードを1枚にして、まず借金を給料で清算して
いった方がよかったと思うんだけど!
 ちなみに、言い訳によく出てくる「フィンランドで療養中」とかなんとかいうのは、そこなら
誰も調べないからだそうです。うぉーい!

 まさに山のような請求書あけてるけど、それを見る限りやっぱりレベッカはいらんことに
金使い過ぎですね。どこの世界に、蜂蜜に78ドルも払うアホがおる。
 借金はたまりたまって1万6262ドル70セント。うん、日本円にすると大体200万位だね!
払え。

 そういうわけで2人はウィスキーを飲みつつぐでんぐでんになってます。
 スーズによると彼女の婚約者ターキンは、就職活動において、売り込みの手紙を書いて
アピールしたとのこと。そこで、アレット誌に、ファッションに関する記事を書いて送れば、
採用してもらえるのではないか、と2人は考えるわけです。
 まあ酔っ払って記事を書いたらどういうことになるか大概見当つくと思うんですが。
 それからもう一つ。マネー雑誌の面接をしてくれた、あのルークに20ドル札にくわえて
なんかひどい手紙書いてました。いや、ルークがあんたらに何かしましたか!?20ドル
くれたいい人じゃないか!お礼とともに返せよ!
 んで酔っ払って投函ですよー。
 手押し車ひいたおばあちゃんが通り過ぎて行くけど、この人はのちもちょくちょく登場
して面白いです。

 つーか生活費に困るくらいなら、山ほどある服、靴とかを売ったらどうなんかと思います
けどね。この手の人って買ったら満足するだけでほとんど使わないから。
 私が山のように持ってる本はほとんどが売れば10円20円くらいにしかならなくて、
たまになんか絶版とかで数万の値がついてるのもありますけど、服のほうがよっぽど
売れば何とかなると思いますよ。

 翌日ルークから電話がかかってきて、レベッカは真っ青になります。
 何も知らない彼は、経済を靴に例えるのが面白いって言ってるけど、当然彼女としては
アレット誌に投降したつもりだったからこの展開はやばいと。
 つまり中身を入れ間違えたわけですよ。どんだけバカなんだ君らは。
 彼女がとった行動が面白い。
 アレット誌の方にすっ飛んでいって(同じビルなわけですが)手紙配達のおっさんが
受付のおねえちゃんナンパしてるのを見て、横においてある、大量の服の向こうから手を
のばして手紙をとろうとするわけですよ。ここでとればまだ配達されてないので間に合うと。
 どうかしてとろうとする姿が、ドリフみたいでおもしろいです。
 それでなんとか手紙は取ったんだけど、服のハンガーの下に隠れていたら、別の人が
その服を持っていってしまって、床に横たわってるレベッカにアリシアがうわぁみたいな
感じで驚いてたのは笑えた。

 ルークの方は、売れてないこの雑誌を引き上げようとする会議をしているんですが、
そこにレベッカがやってきて座る。
 で。
 電動エンピツ削り機を出してきてぶぃぃぃぃぃぃん!とか。
 うん、今大事な会議してるよね。
 削ってないエンピツよりシャーペンとかボールペン持ち歩こうか!

 ともかく面白かった記事が認められて彼女は、3週間のテスト採用を受けました。そしてまず、
クレジットカードについて1000文字の記事を書いて欲しいと言われます。
 あと、ルークがやたらレベッカに接近してくるので何かと思ったら、「メガネに値札ついてる」。
 服に値札ネタは結構あったけどメガネに値札ってどんだけ!

 さて採用されたものの、彼女としては経済のことなんてちんぷんかんぷん。スーズにも、
借金しまくりのあなたがお金の使い方をとくの、とからかわれる始末。
 このスーズは結婚が決まってウキウキなんだけど、だからといってそのスーズに本の金を
払わせるな、レベッカ。

 買い物依存症を治すDVDを2人見てるんだけど、ここでまったくレベッカに自覚がないことが
わかります。
 例えば欲しいものがあるとすぐ買いたくなるというのにノーと答えたりとか。
 んでとりあえずDVDでは捨てろとか言ってたけど捨てられませんから、圧縮袋に入れて
クローゼットに服をしまいこんでます。いやいやそれだとシワになっちゃうから!売れ。とにかく
売れよ。いくばくかの金になるんだし。
 ショウウィンドウの誘惑も無視しましょうとか言ってるんだけど、マネキンが動いてレベッカを
勧誘してくるあたりは面白いと思いました。ディズニーらしい演出ですわ。

 そういうわけで経済入門書の丸写しで書いたらやっぱりバレまして、ルークはレベッカに
独自の視点が欲しいんだと言っています。
 いやだからルークがいったのは!
 「独自の視点」でネット検索しろってことじゃないからレベッカ!
 
 そんな彼女をルークは、どっかの大きな会社に連れてってくれて、初心者なのをいいことに
代わりに質問させるんですね。
 要するに、役員は高額のボーナスをもらうかわりに、投資家は損ばっかりさせられるというのを
質問の形でわざとぶつけて挑発したわけです。
 それで雑誌の名前も有名になるし、ルークにとっては過激だけど会社のことも暴けたし、
いい宣伝効果くらいに思っているんでしょう。
 つまりルークは彼女を連れてきたことによって、難しく言っても仕方がない、わかりにくい経済の
ことを、損をしている庶民にわかりやすいように書くのが君の仕事だと教えたわけです。
 教えるのはいいけどその人、金融のド素人ですよ…。

 3時までに記事のアウトラインをくれといわれてレベッカ、帰りますが。
 サンプルセールとかいうのに寄っちゃってます。ああ、展示品を安く売るやつのことかな。
 こういうのはあまり好きじゃないなぁー。
 んでルークの方は社長に呼ばれてるんですよ。
 書く内容よりも広告収入を重視しろって。
 ルークは、売れる雑誌を作ってほしいと言われてここに来たんですよと抗議するけども、
害になる記者はいらないとけんもほろろ。

 いやぁ、広告を得るためには売れないとダメでしょう。売れるためには、わかりやすい記事を
書いて皆が読みたがるようなものでないといけないと思うけど。
 社長のクセにそんなこともわかりませんか。

 で。
 レベッカ。
 記事のアウトライン届かないんだけどーというルークのメールを無視して、セールの列に
並んでました。
 いやホント、公私の区別つけられないならちょっと社会人としてどうかと思うよレベッカ!
 つーか金がないといったばかりだろうがぁー!
 
 というわけで紙袋いっぱい買い物して帰ってぐったりって感じです。
 カシミヤコートみたら、カシミヤは5%で残りはポリエステルだったり。そんなもんですよ。
 ただケガの光明か、彼女はそれをもとにして記事を書き始めるんですね。
 クレジットカードは半額のカシミヤコートと同じ。よく見ると本物じゃないって。
 どこらへんが同じかよくわかりませんが、言いたいことは何となくわかる。
 で、ルークは記事を褒めてペンネームをどうするかと尋ねてますが…。

 そういうわけでこの「グリーンスカーフ」なる記者の書いた記事は、仲間うちのみならず、
社長からも絶賛されるのです。
 褒められてる中で秘書さんかな、がレベッカに電話の取り次ぎに来るんですが、今取り込み
中と断ったら「生死にかかわると相手が言ってる」とかいってて笑える。
 電話の主は取り立て屋なんですよ。取り立て屋のスミース。
 それが直接ルークに電話かけてきたもんだから、テーブルの上をすっとんで阻止しに
行くレベッカがもうすごすぎる。
 ただここで私がどうかなと思ってしまったのは、スミースのことを、元カレだとか、ストーカー
だとか言ってしまったことだと思います。
 自分がいつまでも支払いをごまかして払わないでいて、職場にも電話をかけられるような
状態なのに、それをストーカー呼ばわりっていうのはちょっとなぁと。
 こういうのはまあコメディタッチにしてるつもりではあるのでしょうが、日本だともう支払の
裁判とか、差し押さえかけられてもおかしくない状態ではないのかと…。
 ここはちょっと私は、レベッカの態度がよくないなと思いました。
 これがのちのち大きなトラブルに発展するんですけどね。
 もう自業自得じゃないのかと。

 ともかくルークはレベッカの言い分を信じて、会社にスミースからの電話がつながらない
ようにしてます。いいのかなぁ…。
 で。
 レベッカは実家の父のところに相談に行く。
 お金を無心しようという腹積もりでしょう。
 そうしたら父も金のことで話があるという。

 ずっと倹約して両親はお金をためてきました。かなりの額がたまったそうです。
 そして一大決心をした。
 発表します!

 お金全部使いきっちゃいましたー!
 おぃぃぃぃい!老後の金は!

 キャンピングカーを買ったそうです。
 うん、今からクリスタルレイクにいってキャンプしようか!
(13日の金曜日に登場する、ジェイソンに襲われる場所)
 なんで両親が一大決心をしたかと言いますとですね。
 マネー誌の記事を読んだんだそうです。
 グリーンスカーフという記者の記事を。
 それ目の前の娘ー!
 つまりレベッカは皮肉なことに、自分で自分のクビをしめちゃったと。
 いい機会だからちゃんと借金払えよほんとに…。

 一方会社では、レベッカの記事が大好評で、マイアミで行われる雑誌界の出典に
呼ばれたそうです。皆がグリーンスカーフに会いたがってると。
 んでレベッカはスーズとともに結婚衣装見にきたりしてるのですが。ルークのことも
何となく意識し始めてる頃なんですね。
 でもそのルークはといえば、アリシアにお誘いかけられてました。
 なんだかなー。
 
 こうして出典祭が始まりましてレベッカはマイペースで、どっかの銀行の頭取に、ウィンドウが
地味とか、もっとサービスした方がいいとかアドバイス。社長が真っ青になって聞いてるんです
けど頭取は、気がつかなかったところを指摘してもらったと大喜びで、広告を出す約束まで
してくれる。
 あと、フィンランド人のところに連れてかれて、「語学力生かせ」と言われた時も、適当に
ごまかすレベッカが面白い。そのフィンランド人もなにいったかわからんのだけど、ルークに
対して彼女をベタ褒めだし。
 ただ、レベッカに電話がかかってきてそれスミースなんだけど、むちゃくちゃ怒ってて(当たり前)、
はってでも来いとか、でないと直接交渉だとかもう怒鳴りまくり。
 それを無理やり切ってレベッカ着信音を「出るな、スミースだ」というのに変えてます。
 いやだから、そういういらん努力する前に払いましょうよ。

 その後ルークとレベッカは、チャリティパーティに招待されたということで、ルークの衣装を
買いにいくのですよ。
 ルークは必要なものだけしか買わないと言ってる。彼はしっかりした金銭感覚の持ち主
なんですね。レベッカは、上から下までそろえようとしてたけど。
 ここでルークがぱぱっと注文したのを見てレベッカは「それプラダ語?」とか言ってます。
そんなもんがあるか!お前が狭い世界で生きてるだけだろうが!

 というのもルークは実は母親が有名な人らしくて、誰もが知っている名士なんだとか。
でもそれで自分を判断されたくないということで、父方の姓で頑張ってるらしい。
 んで、僕のことをどう思うと聞いてますが、レベッカ、投資の価値はなしとバッサリ。
 編集長としては最高だって。
 まあいいんだけどさ。
 それで二人して今度はホテルだかのパーティで楽しく過ごしてるんだけど。
 ルークがレベッカを踊りに誘ったのが間違いだった。
 これがもうひどい通り越して、お前は先祖がえりしちまったのか!くらいな踊りなんですよ、
レベッカが。おめーこぇぇよ。動物園のゴリラでももうちょっとマシに踊るよ。何がお前をつき
うごかすんだよってくらいすごい。ウッハッウッハ!みたいな。
 まあ踊り終えましてレベッカは、いつまでもあそこで働いているべきじゃない、ルークは
独立すべきって言ってます。
 それはともかく…。
 ホテルに帰ってくると、アリシアがルークのことを待ってるんですね。
 パーティにも彼女と二人で出ると言われてレベッカはがっかりしつつも、その場を去ります。
その辺の空気は読めるみたいだ…。

 んでアパートに帰ろうとすると、スーズから電話があって、借金とりがきてるから帰るなと。
 あんたもうホントいい加減にしたほうがいいぞレベッカ。
 スーズは、パーティに彼女が出ると聞いて、1万着あるドレスの中から着ていくものを
選んでくれます。
 そうか、1万着か…。100円で1枚売れたとしても100万円。借金返せるぅぅぅぅ!
 ここでクローゼットをスーズがあけて大変なことになってました。
 売れ!マジに!
 それでスーズはレベッカにはカウンセリングが必要だと言って、そういうのに参加
させるわけですよ。

 ハンコックという映画でも少しありましたが、皆で輪になって体験談を話すという
やつですね。
 レベッカの番になって話すんだけど、彼女はまったく危機感を持ってないから、買い物
最高とか言ってるんですよ。
 いやだから、払える範囲で買い物をしなさいと。
 買い物中毒な自分を治すための会だったのに、みんなレベッカに引きずられて買い物
最高!とかになっちゃったー!しかも誰だ、セール情報教えてるやつは!
 そういうわけで自宅に戻ったレベッカ、冷凍庫の中から氷漬けにしたカードを取り出して
買い物にー!この史上最大のアホが!

 で。
 パーティに参加したレベッカですが、上着がちょっとしたトラブルで破けてダメになって
しまったことから、従業員と勘違いされてもうメチャクチャなわけですよ。
 ルークがうまいことフォローしてくれたけど、まあみじめな気持ちを味わったんじゃない
ですかね。
 ただ、いいこともありました。
 これでルークと恋人みたいな関係になったのです。
 
 ところがどっこい。
 ついにスミースが会社にやってきた。
 レベッカ、バカですから、携帯をかけていたスミースの、会話の内容からもしかして!?と
思ったのはいいんだけど、同じエレベータに乗ってるというのに電話をかけて、スミースで
あることを確認するんですよ。
 リダイヤルで自分にかかってくること考えてねぇぇぇぇ!
 それで部署も突き止められて乗り込まれるわけですが、ルークに、ストーカーのスミースが
やってきたとかいって追い出してもらってる。
 なんだかなぁ…。
 ともかくレベッカはテレビ出演が決まって、アレットさんですかね、ちょっとわからなかったの
ですが、服を決めることになります。
 ただ、こういうドレスってテレビ局とか用意してくれないんですかね。レベッカ買ってたん
だけど。
 でも着替えてる間にアリシアが、預かってたバッグから鳴り響いたスミースからの着信音に、
出てしまうわけですよ。あんた顔はいいけど性格悪いなホント!
 
 それと、スーズのための結婚式のドレスも買いましたよー。なんかすごいなコレ!やっぱり
見てて思うけど、レベッカにファッションのセンスはねーわ!

 そういうわけでドレスを買った袋を持ってまたあの自助会にやってきたレベッカですが。
新しいリーダーだとは知らず、たまたまきた人に、仲間だと思って、車のトランクにこれ入れ
といて!と頼んでしまう。
 つーかコインロッカー使うとか、配達してもらうとか、預かっててもらうとか!
 これでそのリーダーが、「こうやって買い物するからダメなんだ!寄付してしまいましょう!」と
レベッカの言うことも聞かずに売り払ってしまうんですよ。
 いやそれはしちゃダメでしょ。欲しくて買ったわけじゃなくて仕事の上なんだし。
 これはちょっと強引な展開だったなーと思ったし、話を聞かないリーダーにムカついたというか。
 
 レベッカはあわてて店にもどり、ドレスを返してくれるよう頼みますが、お金がなくて、テレビ用の
ドレスしか買い取れなかった。
 まあそんなこんなはありましたがテレビに出てインタビュー受けていると。
 客の中にスミースがいたんですね。
 それで質疑応答の時に手をあげて、彼女の借金のことをばらしてしまう。
 いややり方は最低だけど、こうまでしないと払ってくれないってことでしょ。
 私はどちらかというとスミースに同情したけど…。
 ルークも彼女が嘘をついて、しかも借金を払わないでいたということを知ってショックで、
彼女のもとを去ります。
 いやー今までのツケがきましたね、的な。

 ちなみにルークは「何故買うんだ!」と怒ってましたが、「買い物をすると世界が素敵に
なるの。でも長続きしないからまた買う」とレベッカ答えました。
 空気読もう!めっちゃまずい雰囲気なのにそんな、夢見る少女的な回答してどうする!

 で。
 帰宅してスーズが心配して出迎え…てくれると思ったら、そばを、結婚式にレベッカが着る
はずだったドレスを着たあの手押し車のおばちゃんが通りがかる。
 それで、あんなドレスは着れないってこと!?と激怒したスーズにも見捨てられて。
 そりゃあもう大騒ぎさ的な。

 ルークの方も大問題になっていましたが、それでも彼女のコラムは面白かったとかばって
ます。
 そうしたらこれ理事長か会長か知りませんが、新しい雑誌作ろうと思ってる、別の会社作る
から君もきてとかルークを誘ってるんですよ。 
 彼は気づきます。レベッカの指摘が当たっていたことに。

 で、レベッカの方は親があのキャンピングカーで迎えに来て連れ出してくれるのですが。
 この車を売れば借金が返せるというけれども、レベッカはそれを断る。
 良かった、最低限の良心は持ち合わせていたんだなぁって。ここで金を出させるようなダメ
人間じゃなくてよかった。

 ルークのところにアリシアがやってきます。
 なんでも、アレットが今レベッカに会いに行ってるらしい。雑誌にスカウトするつもりだ
そうですよ。
 でも、レベッカはそれを断りました。
 このシーンは両親の行動が不審だったりして面白かったですよー。

 結局アレット誌が作りたいのは虚構のファッションだったわけです。
 おてごろな商品として高い靴を紹介して、カードがあるからと客に示す。そういうのは本当の
ファッションじゃないと、レベッカもやっと気づいたんですね。
 
 そうしてレベッカは自助会のメンバーにヘルプを求めてます。
 彼女が何をするかというと…。

 そうです、グリーンスカーフ名義でのセールなんですよ。
 自分の持ち物をすべて売る。それも普通に売るんじゃなくて価格は買い手に決めてもらう
ような形みたいです。
 そりゃあ皆喜んでやってくるでしょうよ。
 ここのシーンは見ていて楽しかったなー。
 あの、レベッカに仕事を紹介してくれた受付の人もいました(笑)。

 そうして最後、緑のスカーフが登場します。
 オークション方式で、300ドルと言った女の子に渡されるわけですが…。
 いやいやいや、きれいにたたんで渡してあげて!なんで丸めてわたすかな!

 この後このお金を、そのまんま小銭でスミースに払いに行くシーンも面白かった。

 スミースが出社してくると、皆が彼の顔を黙って見てるんですよ。
 彼は何か顔についているのかと、こすったりしてみる。
 で、自室のドアをあけて「おわぁ!」て驚く。
 そこに、大量の小銭をピンに入れてもってきたレベッカがいたから。
 テレビ出演でやった借りをこういう形で返すらしい。
 …レベッカさん。
 小銭は自動で数える機械があるんですよ…?

 そのあと結婚式のドレスを、あのおばあさんになんか別のドレスと交換してもらって
取り戻して、スーズの結婚式に参加したレベッカがなんかかわいかったです。
 外でおばあちゃん踊ってるし。
 その結婚式が終わったあと、レベッカは歩いて帰るんだけど、もうショーウィンドウに
見向きもしなくて、マネキンがずーっと拍手してて、いい光景なんだけどマネキンに扮する
人は大変だなぁと思ってみてました。
 そうした中、ルークと再会するのですよ。このあたりはまあ予測出来たけど。
 ルークは緑のスカーフも取り戻してました。
 彼女が本当に全部ふっきるか確認するつもりかわからんかったんだけど、最後
緑のスカーフを争った人は2人ともルークの部下だったらしい。
 そしてもう少し先があって面白かった。

 スッパリと買い物をやめたレベッカは、パーティに出席して、フィンランド語も覚えて、
今度こそあのフィンランド人にきっちりした紹介をしていました。
 アリシアを、「有名な娼婦よ」って。
 コラァァァァァ!

 そんなわけで最初から最後までドタバタな感じなのはさすがディズニーといったところ。
原作は読んでないのでわかりませんが、確かに買い物は楽しいし、どうしても買ってしまう
というレベッカの気持ちがわからなくもないだけに「なんでそこで買っちゃうの!」と思いながらも
楽しめました。
 小道具そろえるの大変だったろうなぁ…。
 でも女性ならあんなふうに一度は、たくさんの服とたくさんのバッグ、たくさんの靴に囲まれた
生活をしてみたいと思うのでは。
 



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→お買いもの中毒な私!