多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ハゲタカ


ハゲタカ

6/14鑑賞

 どうかなーとか思いながら見に行ったのですが、結構おもしろかったです。
 ただ一つ言わせていただくならば…。
 社会派ドラマだというのはわかる。わかるけど。
 主役に花がねぇよ!最初私、リュウの方が主役だと思ってたもん(笑)。いやそりゃあイケメン
連れてこいとは言わないし、鷲津さん役の方も十分カッコイイとは思いましたが、もうちょっと
こう、なんかないのかなぁと…(笑)。
 あとメガネ率たけぇ!
 なんだよ主役両方ともメガネかよ!メガネしか特徴ない新八みたいなことになってん
だろうがよ!

 というわけで何事もなかったかのように本編です。

 物語は、畑を耕してる老人と子供の映像から始まります。
 子供が手に持ってるスプーンのでっかいの、の形からしてこれはモンゴルとか中国のへき地
あたりのものですかねぇ。あの農業用のスプーンみたいなのに見覚えがある。
 ともかく子供よ。
 風上に向かって穀物まいてどうする。全部おめーにかかってるじゃねーか。畑にまくんだろうがよ。
 彼は舗装されてない道を、真っ赤なスポーツカーが走って行くのを見かけます。
 それが彼と、アカマGTとの出会いでした。

 んで中国。
 ある青年が、これ中国政府の偉い人か知らんけど、日本企業買収しろと言われてます。青年
そうとう優秀な人みたいです。
 アカマ自動車という日本企業を買収して、その技術を中国に取り入れるのが目的みたいです。
 この青年、一応日本人らしいんですが…。
 リュウとか言ってる時点でもう違うだろ。あ、いたか。しょーりゅーけんっ!の人が。
 
 一方そのアカマでは、狙われているとも知らずに、新車発表会をやってました。
 なんか…あまりかっこよく見えないんだけどいいんだろうなぁ…。
 赤い車。今までの3倍赤い!赤さはどうでもいい!
 社長が、除幕された車から颯爽と降り立ってますけどあんたずっとその幕をかけられた
車の中にいたんか。

 説明よくわかんなかったけど新車はスポーツカーらしい。
 で、ここに芝野さんという人がいるんですよ。
 彼は主役の鷲津とは旧知の仲でありもと上司でもあるのですが、映画で初めて作品
見た私はまったく知りませんでした。でもドラマ見てなくても、映画だけでも十分わかる
ので問題ないと思います。(ドラマ見てた方が面白いのはもちろんでしょうが)
 で、芝野は問題を抱えていて、ハゲタカこと鷲津に会いたがってるみたいです。

 次に出てきた旅館のシャッチョサン西野もハゲタカとはいろいろあった仲ですが、それより
抱いてる猫がかわいい!猫もふもふ!
 あ、猫に見とれすぎて話を聞いてなかった。確か鷲津の行方を聞かれていたような気がします。
(映画ちゃんと見ろ!)

 海外のビーチでくつろいでいた鷲津ことハゲタカのところに芝野やってきましたー。
やっとつきとめたとかいってるー。すげぇ!
 ハゲタカは世間じゃもう死んだものと言われてるらしいです。
 あとテーブルにこしかけるな芝野。
 鷲津は日本の市場にはもう興味をなくしているらしいです。
 そんな彼に芝野は、アカマが外資に狙われていると伝えます。
 海外でもアカマが信用落とすような悪いニュースばかり流されていると。
 アカマは技術力は確かで、売上高は5兆円。そんな企業を外資に奪われると日本が
やばいということで、芝野は鷲津の力を必要としているのだとか。
 なんかトヨタみたいな会社ってとらえ方でいいんですかね。

 一方でリュウは戦略会議中。
 日本語で話そうとか言うてるけど、中国人にそれ言うのはいいとしてアメリカ人には
言わないのか!
 ともかく、日本はエコが進んでなくて、外資に企業を買われることにはすごい抵抗が
あるとか。
 いやそのエコっていうのもなぁ…。
 そういうわけでTOBとかいうのをやることにしました。

 記者会見でブルーウォールパートナーズとかいう会社が、公開買い付けをしまーすとか
発表されて、アカマは大騒ぎです。
 安定株主が32%と少なく、あとはつまり、ブルーウォール(以下BW)に株を売っちゃう
可能性があるわけで、そうなると実質アカマが乗っ取られるに等しいと、そういう解釈で
いいですかね。
 事前の交渉がなかったーとか社長怒ってるけど、話し合いを持とうとしてものらりくらりと
かわして応じなかったからだ、とBWのリュウ社長は発表。
 つーわけで芝野に何とかせいと言うわけですよ。
 このアカマの社長もなんかなー、どっちかというと会社潰すタイプの社長な気がする。
そう思えるってことはこの人の演技がうまいってことですね。

 株は1300円で買い取って、応募してもらう株は全部買いますよとリュウが言ったもんだから
すごい騒ぎ。
 ざっと計算してもし本当に全部買い取ったとしたら1兆円かかるらしいです。
 そしてアカマにも友好的に提携したいと3つの提案を示す。
 1つは海外に積極的に展開すること、資金もバックアップすること、2つはこれまでの会社
との取引などは維持、雇用も解雇しない、3つめは今の経営陣を維持させると。
 条件が良すぎますよね。
 これでは逆にBWにとってはいいことは何もないわけで。
 
 リュウは、アカマが死んだらそれは日本の死を意味する。私は残留日本人孤児の三世
だからアカマを日本人として守りたいみたいな調子のいいこと言ってます。
 こういうこと言われると「ああ、がんばれよー」とか言っちゃうのが日本人の悪いところ
でもあり、いいとこでもあるんですけどねぇー。

 リュウはさらに鷲津のことを例にあげ、日本を席捲して自らの利益をあげたらさっさと
日本を後にした、私はそんなハゲタカではありません、日本を救いたいそれだけです、と
提案しています。
 だったらポンと1兆円日本政府に寄付するくらいのところは見せてくれや。

 芝野はチームを結成して分析にあたってます。
 すげえー。
 なんかよくわからんがすごい。

 で、鷲津はタクシーに乗ってどっかに向かってんですけど。
 それはいいとして、このタクシーの後ろを走ってるエキストラですか、知りませんが、バイクの
ライト消えてますよ。これ違反じゃないんですか。

 リュウはアカマの工場を見学にいって、守山という派遣工の人に声かけてるんですね。
彼は知らないから用心してろくに話さないけど、リュウは、「あの人、アカマのファイナンシャル
アドバイザー。週に何日かくるだけで月給数100万。マンションも会社持ち。やってらんないよね」
と言ってます。いやいや似たような収入のあーたが言ってもあまり説得力ないような気がするの
ですが。
 ボスー!片桐さんがこんなところでさぼってます!
(それ片桐さんじゃないから。同じ玉山さんだけどここではリュウだから!)

 そういうわけで守山に「仕事欲しい時電話して」と名刺出してリュウは去っていきました。
 なるほど、こういうやり方で近づくわけですかー。

 鷲津はBWとかのことを調べていて、3兆位資金を持っていることがわかります。
 1企業にしては異常な数字です。
 で、こっちは1800円でTOBかけるぞってことになって。
 銀行頭取と芝野と鷲津とで話し合いをして、鷲津がアカマのホワイトナイトになるという
話がまとまります。なるほど、これがホワイトナイトか!タッキーもやってる!←それ第一でナイトじゃん。
 あ、一応アカマの社長もいたんですが、彼はアカマがここまで傾いた理由を先々代社長が
マスコミ対応を怠ったからだとか言ってます。いやあそれだけじゃないような気がしますけど…。
 まあそういうわけで鷲津出撃ー!

 リュウは、中国で赤いハゲタカと名乗ってるらしいです。赤かったらハゲじゃねぇよ!
(そういう赤ではないつーかだから赤さはどうでもいい!)
 資金調達先がどこかわからないのでそれはもうちょっと調べないといけませんね。

 まずは1400円での株買い付けを発表した鷲津ですが。
 記者の数がハンパねぇー。
 ドラマの方で活躍してたんでしょうね、鷲津ファンド。
 ところがその記者が一斉に引き上げてしまう。
 何があったかというと、リュウがネットテレビで、1700円で買いますよって値を引き上げたん
ですね。おいおいこれじゃ最初に売った人が損じゃん。まあこういうのも株のやりとりのうち
なのかな。わかんないけど。
 多分BWとしては鷲津が出てくることを予測してたんでしょうね。

 鷲津は急いで1750円で買うと発表しましたが、社員が、向こうもあげてきますよ、と忠告。
いくらまで突っ込めるかと試算させて、限界が2000円であると出ます。
 うーんやばいですねぇ。
 ホワイトナイトを買って出て負けたら信用台無しだと焦ってます。
 なるほど、そんなもんなんですね。

 で。
 そんな鷲津の心配をよそにBW、2200円にあげてきました。
 そういうわけで今の株は、BWが78%、鷲津が13.7%という惨憺たる有様に。
 決定的に負けとるがな。
 この価格はありえないと言う鷲津。他に打つ手ないんでしょうかね。

 鷲津の部下にヒゲのおっさんいるんだけど、それが調べてきてて、実はBWの後ろには
中国国家のファンドがいて、予算は20兆円だとわかるんですね。
 もう全然話にならんわこれ。
 あれですよ、子どもがお小遣いで1枚ずつ遊戯王のカード買ってる横から、大人が
ボックスで買いしめていくみたいな感じでしょ?

 つまり、今回のアカマ買収劇は、中国政府による民間企業買収だとわかったわけです。
国が入ると拒否反応すごいから、だからBWのような知られてない企業を間に入れてきた
のだと。
 まーこんなことわかってももう遅いわけですが。
 
 私よくわからんのですが、これでアカマが例えば株をばんばん作って売るとかいうのは
出来ないんでしょうかね。まあ紙幣で言えば、金が足りないなら印刷すればいいじゃない、
的なアレで。無理なんですかね。そうすれば株の価値大暴落のような…ダメなんかな。
ま、そんなに勝手に作れるもんなら株式相場ムチャクチャになってしまいますもんね。

 リュウは守山にまた近づいていってます。
 メシ食おうよ!とか言ってるけど守山が気楽に入れる場所じゃありませんー!
ドレスコードでどう見ても「要正装」のレストランだろうがぁー!守山なんかジャンパーだぞ
ジャンパー!最近はなんていうか知らんけど!
 そりゃ守山も「やっぱいいです」って帰るわ!

 んでリュウが気にした風でもなく階段降りて行くと、そこに鷲津がいたんですよ。
 え?これ待ち合わせ?違うよね。

 昔、ホライズンとかいう会社で鷲津は働いていたことがあるんですが、その時にリュウも
働いてたらしいんですね。
 ただし立場は全然違ってて、リュウは使いっぱしり的な社員だったらしいです。
 
 そんで鷲津は、BWのことを話してるけどリュウは、今さらですかーみたいな。
 アカマを本当に心配しているのかとかうぜーし。
 
 ホライズン時代ずーっとリュウは鷲津のことを見てきたと言ってます。
 おはようからおやすみまで暮らしを見つめるストーカーかっ!
 クリスマスに鷲津は昇進して新しい部屋をもらってた。
 皆が拍手してて、少し離れた部屋で残業してたリュウもパチパチって拍手してて。
 ここのリュウはかわいかったなー。
 一生懸命って言葉がよく似合う雰囲気を持ってた。
 それがどうしてこんな憎たらしい様子になってしまったのか…。

 ただその時成功したのに鷲津は全然嬉しそうじゃなくて(この時実は鷲津は、仕事の
過程で人をひとり死に追いやってしまってたらしいです)、ある時お店でリュウは、
鷲津の隣に座って声をかけてみたらしいんですね。
 したら「人を殺したことがあるか」って聞かれた。たった200万で。
 それでリュウに「強くなれ。強くならなきゃ人を殺してしまう」と。
 それは自分にも言い聞かせたかった言葉なんだろうなぁ。
 この時の、強くなれという言葉は今でもリュウにとってバイブルだそうです。
 バイブルっていうかどっちかっつーと座右の銘じゃね?

 ともかくあーだこーだリュウはうだうだ言って、黙って聞いてた鷲津が「お前は誰
なんだ」と一言言うわけですよ。
 したらリュウは「あんただ」って。
 おいぃぃぃ!ここにドッペルゲンガーいるよ!大変だよ!
(そういう意味の「あんただ」じゃねーよ!)
 ドッペルゲンガーを見てしまった人には死が訪れるという!
 ハゲタカ、ご視聴ありがとうございました。(終わるな)

 一応、アカマに買収をしかけているのが中国政府だよーみたいな記事は出たの
ですが、リュウは余裕綽綽で、出資者については秘匿義務があるのでお答えできません
みたいなー。
 まあこの報道を受けたかどうか知りませんが、一応今のところ、BWが株の51%を
取得、鷲津は32%、それでも状況はよくなっていません。
 これから中国は国家の威信にかけてアカマを取りに来るだろうと予測されています。
 んでアカマのバカ社長は鷲津はどうした、あいつは金持ってくるのが仕事だろうがぁーとか
言ってるし。
 そんな性格だからアカマつぶれかけてんじゃねーのか。

 鷲津はドバイにいました。
 ドバイっつーと石油とかで有名なとこですっけ?
 とか思ってたらやっぱ石油王に会ってた。
 さあ彼は何をしかけるつもりなんでしょーか。まだ負けたつもりではないみたいですから
こっからですかね。
 
 ここで、鷲津と一緒にいた女性はあれこれしゃべってて、そんで石油王王子の通訳も
しゃべってるけど、鷲津と王子は一言も話さない。
 王子が「どうして鷲津は話さない?」と聞くと、「あなたが口を開かないからだ」と言ったのは
ちょっとかっこいいなと思いました。
 あくまでも本人同士で話したいってことですよね。
 さあ鷲津の本当の狙いとは…?

 リュウ、守山とご飯食べてました。
 今度はどっちかというと場末って言ったら変だけど、気さくに入れるお店みたいなとこです。
 つーかリュウ、ガツガツ食い過ぎ!ひとのものまでもらって食べるな!あと口にものがあるのに
しゃべっちゃいけません!
 お前はパフェでも食ってろ!(「BOSS」片桐ネタ)

 リュウは小さい頃アカマGTを見てアカマにあこがれたみたいな話をしています。ああ、冒頭の
あれはお前か。風上に向かって穀物まいて、穀物まみれになってたやつ。
(もっと別のとこ思い出してやれよ)

 一方で守山はどうして働いているのかを聞かれて、ここに行けと言われたからと。
 つまり、別にポリシーがあるわけじゃなくて、金のためっていったら変だけど生活のためって
ことですよね。
 リュウは、今の雇用システムのことを話して、守山を焚きつけてるように見えました。不満
爆発させてなんか起こそうとしてる感じ。
 ヤな感じ。

 で。
 アカマにリュウらがやってきましたよ。
 今のアカマの派遣雇用についてなのですが、3年働いたら派遣でも、直接雇用にしないと
いけないらしいです。つまり正社員にしないといけないってこと?
 しかしアカマでは3ヶ月、雇用を休む期間なのかな、そういうのを設けることで、新規採用
扱いにして、正雇用を避けていると。
 それを不満として守山という派遣がデモを起こしますよ、とか言ってるけど。
 やっぱり守山利用されてんじゃねーか!

 そんで、テレビ局の取材を受けるにあたってリュウは、三島という記者を指名しました。
この人も鷲津と浅からぬ因縁があるというか、鷲津が人を殺したといっているのは、この
人のお父さんのことらしいです。なるほどー。
 リュウは、アカマの派遣工の状況について説明してますが。
 こっちを取り上げて欲しいってことなんですね。
 絶対何かあるぞー。

 鷲津が、父を自殺に追いやってから責任を感じ、銀行を辞めてアメリカに渡った、とリュウは
三島に話してるけど、今それを話して何になるっていうか。ゆさぶりのつもりなんですかね。
 現実から目をそむけないことが君の役割だとか言ってるけど…。
 んでアカマの方はというと。
 社長は鷲津を切ると決定してました。
 BWと提携するらしい。
 アホじゃなかろうかこいつ。

 社長は、社員の生活が自分にかかっているとか言うけれど。
 それでBWが、提携したあとにその社員を解雇しないという保証は?
 芝野がめちゃくちゃ熱く説得してるんだけど、その熱意も残念ながらこの社長には
届かなかったようで…。
 リュウは、中国資本になっても我々経営陣は変わらないと約束してくれたもんね!
と社長言ってますよ。
 いやいやだからそれで契約書を交わしてますか、っつー話だろうが!このボンクラが!

 守山は派遣に声をかけてデモを起こしました。
 そんで三島がその現場に来て、この特集を組みましょう!と言ってますが。
 今アカマとモメるのはまずいと、ほかの社員は納得しない。
 スポンサー料は年間400億超える。それが切られたら大変なことになると。そりゃそうだ。

 ところがこのデモ、手違いがあり、ここで集会を開く許可が取られていなかったため、
デモは中止しますと言われてしまいます。
 ここの意図がよくわからんのだけども。
 ふざけんなーとか騒ぎになるわけですよ当然。
 守山はあわてて収拾に走るけど全然声届かず。

 一方でリュウはアカマ社長と話してて、なんとか騒ぎは中止させましたよーとかやってる。
つまりはゆさぶりかけるためのものですかね。
 そんでリュウは守山の名を挙げて、彼は信念を持っている、社員にすると面倒なことに
なりますよ、とも。
 要するに守山のことは使い捨ての武器くらいにしか思ってなかったっぽいですね。
 結局やってることはアカマと同じじゃないか。
 
 三島は、リュウが会見を開くというのでそっちに行けと命じられるんですが、現場にとどまって
動こうとしません。
 いやいや、現実から目をそらすなって言われた気持ちはわかるけど、あんたこれで
自分とこの局だけ特落ちにでもなったら大問題じゃないですか?
 あと暴れてる派遣工のエキストラの中で笑ってるのがいたけど、そういうのは画面の
迫力を台無しにするので、ちょっと考えてほしいと思いました。

 リュウ、アカマ社長と一緒に会見に臨みました。
 そうして今後は、事業運営をBWとすすめる、鷲津とは契約解除する、と社長発表。
 なんかもうダメだなこの会社。
 夜神月が見ていたらきっとこう言ったでしょう。
「ダメだこいつ…早く何とかしないと…」

 鷲津のところには、あのヒゲのおっさんが戻ってきて重要な情報をもたらしました。
 リュウは別人であり本人ではないと。別人28号かっ!(そのネタはもういい)
 なんかますますきな臭くなってきましたね。

 三島やっとこさ会見場にきたけど、もう会見終わってました。
 バカじゃねーのこいつは。
 リュウに「憎しみからは何も生まれないわ。何も生まれないわ」って言ったけど、どう見ても
遅れた言い訳にしか見えませんが。いや、言いたいことはわかるけど。
 あとなんで2回言った。なんで2回言った。

 芝野の方にもとんでもない情報がもたらされていました。
 BWと提携したあと、インドへの事業展開を変更し、中国に展開する。そして全員現地で
社員採用し、その後部品なども日本国内の会社との契約を解除し、すべて中国に基盤を
移すと。
 ほらなー、だから言ったでしょうに。
 発表と違う、って怒ってももう間に合わんよ。
 
 芝野と鷲津、電話で話してますけど、おそらくリュウは中国政府の使いっぱしりで、
ここまでのことは知らないんじゃないかみたいな会話がなされてます。
 つまりリュウの、アカマ大好きなところを利用されたということでしょうか。

 でも鷲津、平然として言います。
 すべてシナリオ通り、想定の範囲内だと。
 残念、そこは「すべて計画通り(ニヤリ)」って言って欲しかった。手に黒いノート持って
たら完璧!(この話はデスノートではありません)

 ただシナリオ通りでなかったものがひとつ。この写真以外は、って言ってるけど
その写真はなんですかー!はっきりせい。
 どうやらどっかの壁に描かれたアカマGTらしいのですが。

 西野のとこに鷲津やってきました。猫かわいいー。もふもふー。
 今回はちゃんと話が聞けるようにという配慮からか、猫はもう画面から出されました。
チッ。
 ともかく鷲津は彼の力を借りにきたようです。

 アカマ自動車に鷲津から電話がかかってきて、もう用なしの社長は、別にでなくていいわ
みたいなことを言いますが、用があるのは社長にではなかった。
 ファイナンシャルプランナーのデイビットにでした。
 彼の会社に買収をかけるというのです。
 そらーもう大騒ぎですよ。

 んで、リュウのところには守山がやってきました。
 まー彼にしてみればこの時点に至ってようやく利用されたと気づいたみたいなんですが。
 金をリュウは出して「400万ある。持ってけ」とか言います。
 お前はバカか!なんで400万なんだよ!きりのいい500万にしろよ!(そこじゃない)

 守山めっちゃ怒ってますが、最終的には「金は大事だ。拾え」とか言われて、ポッケに
お金突っ込んで出て行きました。ちなみに半分以上、拾えといいながらリュウが拾ってました。
 つーか札束もクシャクシャにして丸めたら場所とるんだから、リュウもスーパーの袋くらい
貸してあげればいいのに。(どうせならトランク貸してやれよ)
 このシーン、NG出したら大変なことになってただろうなぁ…。

 さて鷲津、会見を開きまして、NYに上場してる、スタンリー・ブラザーズを買収すると
発表。
 日米提携のもとに、経営陣の刷新と支配権奪取が目的ですとはっきり言いきった。
 マスコミは、鷲津はおかしくなったとか、意味がないことしてるとかさんざんですが。
 ドバイから借りてきた資金はアカマ用のものではなかったみたいですね。

 ところがこの何の意味もないように思えた買収劇。
 スタンリー社をどうしても欲しいところがあった。
 それが中国だったんですね。
 投資のノウハウをもつこの会社の買収劇に、絶対に食いついてくると鷲津は見て
いたわけです。
 
 西野は以前リュウと面識があったんですが、スタンリーとBWの仲を取り持つ役を買って
出て、ホワイトナイトとしてBWが名乗りを上げる場所を仲介しました。
 ヒゲのおっちゃん、それを確認してました。
 さーこれがどうなりますことやら!

 リュウは鷲津と会って「この勝負ついたな」とか「お前のすることは後手後手だ」とか
言いたい放題スよ。
 鷲津はそれでも、「お前だけが本気でアカマを愛してたんじゃないのか」と聞いてます。
そこ、確かめたかったんですかね。
 それで「お前本当は誰なんだ」と。
 おっとこの一撃は効いたようで、リュウ、涙目で立ち去りました。
 いやホントお前誰なんだよ。
 
 ヒゲのおっさんが調べてきたことには、リュウの故郷だというところを訪ねてみたら、
本物のリュウがいたんですね。しかも残留孤児などでもなかった。
 本当に今の彼自身誰なのか、誰もわからないと。
 中国では金さえあれば、戸籍を改ざんしてくれる役人がいると、おっさんは指摘しています。
なんかそれだと戸籍というものの存在意義がないというか。すごいな。

 んで、スタンリーの方はBWに50億ドルで買収が決まりました。
 鷲津と西野はそれを見ていて、ハデに食いついてきたねー、とにんまり。
 ここから猛反撃が始まりますよー。

 そういうわけでオルトとかいう株を売りに出し、腐ったアメリカを買いたたくと。
 おい鷲津のおっさん、買いたたくを3回いったぞ。
 なんでそんな正面と左右からのシーン入れる必要がある?
 初代堂本剛の金田一ハジメじゃねーんだから!

 鷲津はオルトXを買った会社に電話し、全部解約するから急いで200億用意してくれと
言います。
 日本の市場はもうしまってしまったからロンドンに連絡しなくてはいけない。
 んで、ここちょっとよくわからなかったけど、ロンドン市場が閉まるギリギリで融資を
断れば今度はニューヨークに依頼が回ると。
 けれどもそのころには、資金繰りに失敗したという情報が広まってしまう。
 つまり大暴落ってことですかね、株が。

 で、スタンリーの株がどんどん暴落しはじめて大騒ぎになります。
 一方リュウはあの一撃が利いたらしくまだマンションに引きこもってツメを噛んでました。
 うぉーい、現実と戦え!まだ映画終わってない!出番終わってない!

 スタンリーの株が落ち過ぎて、投資した資金がもたないということでBW、アカマから
撤退することになりました。
 はっはっは。計画通り!

 で、鷲津とあの銀行頭取とアカマの社長とか芝野があって。
 社長は、「あなたのしたことはスタンリー社に数十億儲けさせただけだ。そしてそのすべてを
ゴミ箱に捨てたようなもの」と責められております。
 社長それでも鷲津に「あなたが経営者ならどうしたんだ」と聞いてるけど、「私はファンド
アドバイザーですから」と言われてます。
 そりゃそうだ。
 同じ立場でもの言うならともかく、違う立場であなたがこうだったら、って聞いても無意味
だよそれは。
 見苦しい社長だなぁ。
 結局この社長は、アカマの本来の、モノづくり精神を大切にするみたいなとこを見失って
しまってたんじゃないかな。
 そういうわけで実質頭取によってクビ宣言みたいなもんですよ。

 あとリュウも結局中国政府に見捨てられたようなもんなんですが、守山に刺されました。
そりゃ刺されるわ!
 つーかここのシーン、金を拾おうと泥まみれになるんだけどまあ効果のある演出だと思う
けど、これでNG出したら、出した人、リュウとか守山に追いかけ回されそうな感じだな…。


 アカマの再建試案を鷲津はまとめています。
 会議してるんですけど…。
 そんな時デスクにおいてある鷲津の携帯が鳴ってるんですね。
 でも彼は会議に出ていて気がつかない。
 つーかこんな仕事なら会議中でも携帯は持っておくべきなんじゃないの。まだ事態は
油断できないかも知れないし。
 ここのシーンはちょっともったいないなーとは思いましたね。

 会議を終えて戻ってきた鷲津は着信に気づき、留守録を聞くんですね。
 それは、リュウからの最後のメッセージだったんですよ。
 なんかこうしてみるとリュウ可哀想だと思うし、鷲津がもし携帯持ってて、会議中に出てた
なら話は違ってたかもなーと思うんですよ。
 確かにリュウはやり過ぎたけど、でも、やり直し効かないところじゃなかったと思うし。

 リュウは、「のせてくれよ。俺をその車に乗せてくれよ」と言ってました。
 は?地獄車ですか?(それ妖怪)
 留守録を聞いていくうちに何とも言えない表情になる鷲津はよかったなーとは
思いますけどね。
 呆然ですね。
 間接的とはいえ、鷲津が死なせてしまったの、これで2人じゃないですか。カウント
しないかな?
 つーかリュウ、先に救急車呼びなさいよ。
 鷲津に5分もメッセージ残してるヒマあったらその方が早いだろ。

 さてアカマ自動車。
 会議で社長クビになりました。
 リュウは強盗に刺殺されたらしいと報道されていました。
 正体もリュウではなかったことが明かされました。
 なんか後味悪い終わり方ではありますね。

 芝野は社長になるかも知れないっぽいです。
 問題は山積みだけれどやりがいがあると。
 そんな彼に鷲津は書類を手渡します。
 鷲津宛にリュウが送ってきたもので、いろいろな会社の再建案だったのらしいですが、
その中でもアカマに関しては、他社の何倍もページがさかれていた。
 芝野に、あいつはあなたですよ、という鷲津。
 アカマに夢を与えられ必死で生き残ってきた、と。

 いやいやいやリュウは、俺はあんただって鷲津に言ったよ!?
 さりげなく他人に押し付けないように鷲津さん!

 守山はリュウからもらった金でアカマGT買ってやがりました。お前…。
 
 鷲津は、リュウ…というかそのリュウの名をかたった青年が住んでいた本当の場所に
やってきました。
 壁に描かれたアカマGTもちゃんと、ひっそりと残っていました。
 そうして、幼い日の子が見たであろう、舗装されてない道を鷲津は歩いていきました。
 ここで、幻とわかる形でいいんだけど、アカマGT初代と、それを見ている子供の幻想が
鷲津に重なったらちょっとノスタルジックでよかったなと思ったんですけど。

 つーか鷲津さん。あなたそっから歩いて帰るつもりスか。

 つーわけでなかなか面白かったです。
 一言で言うならリッチな銭ゲバ?(なんか違う)
 ドラマの方も一度見てみないといけませんね。