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アマルフィ 女神の報酬

8/5鑑賞

 えーこの、「フジテレビ ロケと称したバカンス」ですが(氷河さんのっけからタイトル違います)
50周年で力を入れてるのはよーくわかった。特番とか特集とかすごいもんね。
 だけど内容自体はメチャクチャありきたりです。もっとこう、ハラハラする展開があるのかと
思ったけどなぁ。踊る大捜査線とかBOSSとか救命病棟24時とか、そういうのが作れて
なんで映画だと2時間盛り上げられないかなぁという気持ちがちょっと。
 出演者を豪華にしすぎなんですよ、スッパリ言っちゃうと。イタリアでやる必要ありましたか、
くらい言ってもいいと思う。この金のかけっぷりが話にも投影されていたらなぁ…。
 ま、すっごいダメというわけではないです。ただ、もっと豪華な展開なのかなと思っちゃって
たので。
 あらすじを簡単に言うなら「天使と悪魔の日本語版・イタリア観光紹介」でしょう。

 さてさて。
 ホテルに入ってきた黒田と矢上。この時点ではこの二人がどういう関係なのかわかり
ません。ポーターだっけ、彼の「オヤスミナサイ」というぎこちない声かけがほのぼのしてて
かわいかったです。
 んで2人は何やらぐったりした感じで部屋に。
 そんで矢上がクローゼットをあけてコートを開くと、胸元にハチのブローチがついてんですね。
一方黒田はテレビをつけていた。テレビではサラ・ブライトマンが歌ってました。うっわ出てたんだー。
ちょっと嬉しい。
 チャンネルを変えると2日後イタリアでG8が開かれるというニュースが。
 ここの番組は軽く流されてますけど結構伏線だったりするわけです。

 さて場面戻ってこの1日前、12月21日のこと。
 イタリアの日本大使館で絶賛会議中。会議が終わろうとする頃安達という研修生が手を挙げて、
3種類のジェラートのうちどれがいいか皆さんで味見して選んでくださいとか言うのですよ。
大使の奥様がどれが好みかだっけ。
 そんなもん全部盛って出しとけ!選べない時は全部だ全部!

 で。
 西野参事官が彼女に「あれ?今日来る書記官は?」と言うと「すいません!」と。
 …迎えに行くの忘れてたんだな…。
 つーわけで彼女がめっちゃ焦りながら空港にやってきた時に。
 男性とぶつかるんですね。気にせず黒田を探していると、「人にわざとぶつかってくるのは
大抵スリだ」と電話で忠告されてる。
 この安達の後ろに逃げて行ったスリを捕まえる黒田の姿が見えたのでああ、そうなん
だろうなと思っていましたが。
 よっ、さすが湾岸署の青島刑事!
 つーことはこの安達という女性はまだイタリアでの居住歴が少ないってことなんですかね。

 そんな二人の後ろから出てきたのが矢上とその娘、まどかちゃんでした。
 
 大使館に向かう車の中で安達はあれこれ黒田に説明してんだけど、ここで突然画面が
ブツ切れなんですよ。何が起きたかと思ったね。まーた映写機の故障かと。
 したらタイトル出ただけだった。紛らわしい切り方すんな!
 
 翌日22日。
 また会議です。
 黒田も出席してんだけど、彼はパーティの席において来賓とマスコミの数を絞りたいと
提案。警備上の問題かららしいです。
 参事官は、川越外務大臣が日本代表として支持を得るためにはそういうことしたくない
らしいんですが、黒田は、警備が手数になって何かあったらそっちの方が信用を落とすことに
なる、と譲らない。
 まあこの結果がどうなったか知りませんが、リストランテでは安達や羽場、谷本という、
大使館の職員が、あれじゃ参事官立場ないわよねーとか、あの黒田という人とっつき
にくいわねーとか噂しておりましたですよ。
 イタリアのお店ってやっぱおしゃれでかっこいいなー。イタリア語話せないから行きませんが。
 一方でその噂されている黒田さんは空気を読まない人なので、クシャミをすることもなく
カフェみたいなとこでカプチーノか知りませんが飲んでました。ちなみにどこからか電話を
受けていて黒田はそこの指示で動いているということがわかります。
 でも人間としては最低って言われてて笑いました。ともかく、G8が終わるまでは身分が
ばれないようにと釘さされてます。そして、この件が終わったら東京に戻ってこいと。
黒田は言います。「ローマの件が終わったら考える」
 で、座ったとこに知り合いの佐伯とかいうのがいるんですよ。記者らしいんだけど、二人の
会話から彼らがお互いに信頼しあっている関係だというのがわかります。
 やっぱり黒田は警察というか政府直属の人なんじゃないですかね。総理大臣の危機管理室
とかなんとかあるのでは!(というかパンフ見たらのってた…外務省の偉い人の直接の指示で
動いてるらしいです)
 
 そのころ安達さんは、ある美術館で迷子の連絡があった、という電話を受けていました。それで
参事官に話してんだけど人手がないということで、安達が行くことになるんですよ。で、参事官
会議の恨みを晴らそうと思ったか知りませんが、黒田を同行させる。
 これが運命の始まりでした。
 ハリポタ風に言うのなら「ホグワーツエクスプレスの中で、ロンがハリー、君のコンパートメントに
座ることを選択した時から、ウィズリー家の幸運は始まったわけだな」という感じでしょうか。
文章合ってるか知りませんが…(汗)。

 安達、職員のイタリア語が聞き取れず、黒田に助けを求める。この職員やる気ねぇぇぇ!
 職員の方は、なんで子供から目を離すのって感じで取り付く島もないって雰囲気のようです。
安達は警察に捜索願をと言うけれども、イタリアの警察はそれくらいじゃ動いてくれないらしい。
 黒田は監視カメラをチェック中。何となく考えてることはわかるぞー。
 カメラの映像を見ていると、子どもがトイレに入っていくところは映ってる。矢上がちょうど藤井
という人からの電話を受けていて、ひとりで行かせたらしい。ダメだろホント…日本国内でも危ない
のに、海外で子供一人にさせちゃあ。せめてトイレの前で待ってろよ。
 そんで、掃除のおいちゃんがきて男子トイレに入りその後女子トイレに入り、出て行って、
矢上がまどかちゃんを探してくるまで、まどかちゃんは出てないにも関わらず行方不明になってる。
 これは…普通に考えるならその掃除のおっさんが怪しいけど、廊下であれこれ話をしている
ことから考えてシロ的な感じですなぁ。困った困った。
 で、皆が監視カメラ見てあーだこーだ言ってる後ろで女職員やる気ねぇー!
 よーしこの美術館を閉鎖しろ!「美術館閉鎖出来ません!」

 そんな中、矢上に電話がかかってきます。
 が。
 イタリア語なので話せねぇー!あんたイタリアに来て迷子になったらどうするつもりだったんだ!
 黒田が出て、話の都合上仕方なく、父親だ、と名乗ります。
 んで、10万ユーロ金を用意しろ、明日連絡するといってブツ切れた。
 まあつまり早く言うと(遅く言っても同じなんですが)誘拐されたということですね。
 ゆーうぅーかぁーいぃー(遅く言ってみた)。うむ、遅く言っても誘拐は誘拐だ。

 この後黒田はイタリア市警に通報してしまう。警察に通報すると娘の命が、と言う矢上に対して
彼は、イタリアでは、マフィアが身代金目的で誘拐を行うことが多いのだけれども、直接取引は
資金を援助したとみなされるので禁止されている。必ず警察を通さなければならないと説明。
なるほどー、大変なんですねぇ。
 つーことはあれですか、警察が必ずかかわってくることを犯人が知らない、つまり犯人はイタリア
人ではない可能性があるってことですか?ここが伏線だったのか、日本人脚本だからこうなったの
かはわかんないんだけど。ちょっと気になりました。

 そういうわけで取り乱して出て行った矢上と入れ違いに、参事官とローマ市警がやってきました。
 バルトリーニ警部というらしいですが、「日本語知ってるぞ、キャプテンツバサとか!ボールは
トモダチ!」…よし、今すぐ帰れ。
 流石サッカー大好きイタリア人。脳天気さもハンパねーな!

 矢上は外に出て、知り合いの藤井に電話。
 彼は今ロンドンらしいんですが、まあこんな話を聞けば多分とんでくるだろうな。
 彼は、自分が10万ユーロを一応用意しておく、と言ってくれるんですね。彼女はとんでも
ないと断ろうとするけども、こういう時くらいボクを頼ってほしいと藤井。
 もうまどかちゃんに「お父さん」と呼ばせる気まんまんです。

 参事官の方は、黒田が成り行きとはいえ父親といったことでハァーと盛大な溜息。なぜ
関わったとか言ってるけど、自分が行かせたのを早く思い出した方がいいよ!
 そういうわけで矢上と黒田は一応夫婦を装って行動を共にしなければならないので、
ぐったりした矢上さんは警察から、ハチのブローチのGPSをもらって身につけ、ホテルに戻って
きたというわけでした。
 それであの冒頭のシーンだったわけです。
 黒田はどっかに電話してるけどそこでもう、なんで父親って名乗ったともうバレとる!はやっ!
 なんか知らんけど黒田、大使館から目の敵にされてるみたいですよ。お前何したんだ…。
大使館の調味料の中身を全部入れ替えたりしたのか。(どんな小学生レベルのいたずらだ)

 翌日23日のこと。
 場所を指定されて黒田と矢上は走ってます。
 最初に指定された場所に来ると、メールで、今朝の新聞を持ったまどかちゃんの写真が
届く。つまり、生きているというわけです。
 次の指定場所はヴァチカン?らしいよ。走っていくんだけど、みんなビックリして振り返ってる
反応がリアルでいいと思いました。リアルってかこれエキストラじゃなくて本当の民間人だろ。
 矢上に声をかけてきた女性2人組がいて、黒田はあわてて引き離すんですね。あれはスリ
だって。
 イタリアってスリ多いらしいからのー。
 あと黒田は行く先々で冷静に監視カメラを見ていてすごいなと思いました。全部チェックして
るんですよ。
 多分、「犯人は監視カメラでこちらの様子を見ている可能性が高い」とか「犯人の映像が映って
るかも」程度は考えてるんじゃないでしょうか。

 そして黒田はここまでのところで、指定された場所が全部観光地で、警察としては人ごみに
紛れやすい、これはおかしいと指摘。
 次の指定場所はスペイン広場らしいんですが。
 階段上りすげぇー。すげぇーてか皆が階段の各所に座り込んでいて、なんていうの、
階段を階段として使うっていう考えがなくてすごいなって感じですよ。日本人だとまずこんな
ことしないからなぁ。
 つーか矢上さんが死にそう!黒田助けてあげて!…この階段は何段ですか…。
 矢上さんが立ち止まっていると、今度はひったくりが現れて鞄を強引に持っていってしまう。
で、黒田は追いかけるんだけども、手柄を焦ったか、ローマ市警が出て来てひったくり犯を
捕まえてしまうのですね。カバンが破れてニセ札が散乱。
 そこに誘拐犯から連絡が入って、取引は中止と言われてしまいます。
 ローマ市警!!!!
 ひったくり犯は鞄を奪えと依頼されただけで、犯人でも何でもなかったのです。

 よし、ローマ市警、お前ら全員石畳に正座しろ。

 なんかここまでくると目的は金じゃないよなぁ。
 参事官らも誘拐事件解決が長引きそうとの連絡を受けて、報道規制をしっかりして欲しい
との要請、黒田にも頭を悩ませています。何かあったら監督責任問われるからなぁって。
だから参事官、あなたが行かせたんですってば。

 ホテルに帰宅。またあの人が「オカエリナサイ」って言っててかわいかったですよー。
 それで矢上は、なんであそこで警察が出てきた、警察が悪いってメチャクチャ怒ってます。
ボス、あなたも少し前までは警察の人でした!(それドラマ)
 んで矢上、黒田をぶんなぐって出ていこうとして、倒れるんですが、黒田はいい人だから
それを支えてあげてる。
 ちょっと矢上につまずいたっぽい雰囲気でしたがまあ見なかったことにしませう。
 
 そこに藤井登場!ロンドンからイタリアまで3時間らしいよ!
 藤井は黒田に「夫婦演じてるのギザウラヤマシス」と言います。(しょこたんのマネをして
みたかっただけで実際藤井さんがこう言ったわけではありません)
 藤井さんは4年前病気で入院した時に、矢上が看護師をしていてそれで知り合ったらしい
です。まあ好意があるのは間違いないでしょうね。
 それでまどかちゃんは手術を控えてる身だから余計に心配だというのですよ。

 目を覚ましたらしい矢上がめちゃくちゃ取り乱してて、気持ちはわかるんですが今のところ
犯人からの接触はないためどうにも出来ません。
 黒田は監視カメラのメーカーをチェックしてたっぽいス。パソコンでなにやらごそごそしてました。
 
 さて24日。
 矢上は寝ている黒田を確認して、自分一人で探しに出かけようとするんですね。そんでハチの
ブローチも外した。
 でも黒田が気づいて、ちゃーんとついてきてくれた。…っておい矢上さん、なんで早足になる!?
とがめてるわけじゃなくついてきてくれてんだから頼ればいいのに。犯人から電話があってあんた
どう会話するつもりなんですか?子供探すのに必死なのはわかるけど、言葉が通じない状態じゃ
あんたも行方不明になって終わりだよマジに。
 黒田は一緒に来てほしいところがある、と彼女を連れ出しました。

 えー大使館の方はてんやわんやになっておりまして、なんでも晩さん会が変更になったらしく、
安達も黒田に電話連絡するのが精いっぱいみたい。黒田は、変更プランを見たいとさらにムチャ振り。
 でもってさらに、調べてほしいことがある、と安達の仕事を平気で増やしてくれます。安達さんが
そろそろ、オー人事に電話をかけそうな雰囲気です。
 黒田は、監視カメラを調べてほしいと頼むわけなんですね。犯人が指定してきた場所の監視カメラを。
ひったくり犯とは教会(スペイン広場)のどこかで必ず接触しているはずだから、と。
 
 で。
 教会にやってきた黒田と矢上。監視カメラ映像を見せてくれと頼みます。で、調べていると犯人と
ひったくり犯は柱の陰で接触していることがわかるんだけど犯人の姿は見えない。しかし、ろうそくの
炎が揺れたんですね。人が通った時のように。ゴーストやぁぁぁぁぁ!(違います)
 ここで黒田は気づきます。
 映像自体に細工がされていると。
 美術館の誘拐事件も恐らくそうだったのだろうと考えるわけです。
 黒田すげぇな。絶対場数踏んでるっていうか、いろいろ問題が起きそうなところに派遣されてるん
だろうなって感じですね。今回の誘拐事件に巻き込まれるのはイレギュラーだったと思うのですが。

 すっかり忘れてましたが、ホテルにやってきて2人がいないのを発見したローマ市警はカンカン
でした。でもバルトリーニはキャプテン翼のアニメを見てた。お前は税金泥棒か。
 
 安達がやってきて、監視カメラはミルネヴァセキュリティが関わっている、と話します。
 それで黒田は参事官に呼ばれるんだけど安達に、バルトリーニにそのことを報告しろと言う。
捜査令状をとってカメラ映像を見せてもらう手配を、と。
 参事官は内務省からクレームがきたと結局自分の保身ばっかりですよ。つーかあんたらの会話
より、そこの階段のほこりっつか煙が気になって仕方がないんだけど。誰か奥でサンマ焼いて
ないか?
 参事官はこんな勝手なことしてるとローマから飛ばされるぞ、と黒田に忠告。
 つーても多分黒田もケロッとしてると思う。この人、世界は自分の庭、みたいな雰囲気だし。
 そこに矢上の携帯にまたも犯人から電話がかかります。彼女は安達に電話を差し出すけども
安達もそれどころじゃない。
 マジにこんな調子で矢上さんは一人で何を探しに行くつもりだったんでしょうか…。

 黒田がパッと飛びこんできて電話に出たのはかっこよかったなー。
 犯人から取引再開の電話でした。母親一人と取引だ、という指定。
 どう考えても黒田が父親じゃないこと知ってんじゃねーか。おかしいってコレ。

 黒田は娘の声を聞かせろ、というけれども犯人は応じなかった。
 彼はこれをおかしいと指摘。どうして声を聞かせなかったのかと。
 でもまた新聞持った写真が届くから生きてることはわかるんですね。
 これから考えられるのは、話をさせた場合犯人にとってまずいことをしゃべられる可能性が
あるから、ということですよね。
 うむ、これはなかなか良い伏線。

 2人はアマルフィにやってきましたよー。この街並みを空からばーっと映すんですがやっぱり
綺麗ですねー。素敵な街並みだと思います。
 黒田は矢上に10万ユーロの入った金を渡してます。
 予算は使い切ってナンボですからと、谷本と同じセリフ言ってるのが面白いなぁ。
 それで指定された場所に行くんだけども。
 ナンパボウヤはいたけれども結局犯人は現れず待ちぼうけ食わされただけだった。
 一方で、送られてきた写真から犯人の潜伏先が割れたという報告が入りました。

 そこにはまどかちゃんの所持品もあって、矢上が触ろうとしてめっさ阻止されてます。
指紋採取するからって。先に指紋採取してから確認させた方がよかったのでは…。
 んで黒田は壁に張られてた地図で、ミネルヴァ社の監視カメラの位置がチェックされて
いるのを見る。
 ここの住人は、ミネルヴァ社の契約社員だったそうなのですが、つまりはその場所で
会うようにしたってことなんでしょうね。
 んでバルトリーニに令状はって聞いたら申請したばかり、明日連絡するって言う。
 やいこの給料泥棒が。

 ホテルでシーツを壁代わりに黒田作ってんですが1回落ちてあわあわして直してるのが
面白かった。こういうとこは青島みたいな雰囲気が出るなぁ。
 で、泣く矢上に上着をかけてやってて、いい雰囲気になってんだけど、結局それだけでした。
この映画に恋愛要素一切なし!

 さて25日。
 わざわざ藤井がローマからアマルフィまでやってきたんですよ。あんたもヒマだな!
 ハチのブローチが落ちてたのを黒田拾って、藤井に頼まれて席を外しています。
 ところが。
 藤井は変なことを言い始めたのです。
 クリスマスに間に合わなくてごめんとか、アマルフィの由来を知ってるかい、とか。
 私なら「わかったからロンドンへ帰れ」というところでしょうか。

 下に降りた黒田は車に荷物載せていて、車でやってきた女性客が「ローマはすごい
雪でリンダこまっちゃうー」とか言いながら入っていくのを偶然聞きます。
 新聞で天気を確認して、安達に電話してるのがすごい。行動が早い。
 滅多にない大雪だそうです。
 でも止めてあった藤井の車はとてもきれいで泥はねとかなかった。
 ここで彼は初めて…かどうかは知りませんが、藤井に不信感を抱いたんだと思います。
 黒田は藤井を調べろと安達に要請。
 そこに藤井が降りてきたので、「道はどうでした?積もってましたか」とわざと「雪」という
言葉を抜いてカマかけてんのがすごいなと思いました。

 藤井の方も頭がいいんだろうなとは思うんですがこの会話で、自分が疑われている
のが多分わかったんだと思う。
 適当に流して車に乗り込もうとしてました。その時黒田がわざとぶつかったフリをして
ハチのブローチ入れてましたよー!
 
 矢上出てきたんだけど様子がおかしい。これ絶対藤井に何か吹き込まれたって!
「今夜のご飯はカレーだ!」とか。←今必要かその情報。

 ミネルヴァにやってきた黒田はローマ市警と安達と合流。
 安達が矢上の前で「藤井は…」って言いかけたのであわてて制してるのがすごいって
いうか、安達ももうちょっと周り見ようか!
 彼がイタリアに入国したのは何と先月の11日だということがわかります。彼の話では
数日前に1回彼女に会いにきて昨日もだったはずですが、つまり彼はずっとイタリアに
いた。何のために?そして仕事も半年前に辞めてしまっていることがわかります。
 いきなり話がキナ臭くなってまいりましたー。
 
 んで、矢上が宿泊していたホテルでは、あのオカエリナサイと声かけていた従業員が
いきなり出ていってしまいました。どうした、パスタでも食べたくなったんか!
 彼は何やら着替えてどっかに向かう模様です。

 黒田はバルトリーニにGPSの追跡状況を聞いてんだけど、越権行為だからって教え
やがらねぇ。使えねーなもう。家帰ってトマトかじってろ!
 仕方がないので安達に、佐伯という記者に連絡とって藤井を調べてもらってくれ、と
頼んで黒田と矢上、バルトリーニは監視カメラ映像を見るために中へ向かいました。
 それでオリジナルの映像をみるとやはり、まどかちゃんはさらわれているんだけど、
黒田らがチェックした映像では加工されて何も起きてないようになっていた。
 そんな中矢上さんが空気読まずに非常ボタン押した。
 何、ポチッとなやってんですかー!それは押しちゃいけないボタンー!
 今週のビックリドッキリメカ、発進!…は局が違うのでありませんでした。
 緊急ロックが発動してしまうわけなんですよ。で、市警がぶわーっと門を飛び越えて
入っていくんだけど、安達が下の隙間をつつーとアメンボみたいに通ってきてたのが
ちょっと笑えた。

 ロックがかかってしまったので、無理に入ると全セキュリティが停止してしまうとか
なんとか大騒ぎなんですが。
 黒田は気づいた。
 藤井の狙いは矢上をここに連れてこさせること。
 そのためにわざと監視カメラの手がかりなどを残していた。
 黒田は矢上に「このままだと共犯になる、銃をおろしなさい」って言うんだけど彼女は
まどかちゃんが死ぬより犯罪者の娘になった方がマシとか言ってる。
 よーく考えよーお金は大事だよー。いや違った、命は大事だけど本当に命が助かるか
考えよう!
 
 あと藤井の方は車の中でハチのブローチいじくってました。こいつ気づいてやがる!

 で。
 いったんシステムを切って扉を解除して皆中に入るのですが、その真っ暗になった隙に
バルトリーニは銃を取り出して隠す。
 そんでシステムが再起動するのはいいんだけどこの時に、テロリストたちがハッキングして、
えーとコンサート会場だったっけ、セキュリティをロック解除してしまうのですね。
 黒田は必死で矢上をかばうんだけど、市警の方は矢上を、大統領を狙うテロ組織の一員だと
思ってしまっているからもうてんやわんやの事態ですよ。向こうさんは撃つからなぁ。
 どれくらいてんやわんやかというと、インスタント焼きそばの湯切りしようとしたら失敗して
麺がシンクに落ちちゃったくらいの感じ。
 とっさに黒田は矢上から銃をとって彼女を外に出し、バルトリーニを人質にして出口に向かって
自分も脱出します。もうこれは大変な問題ですなぁ、あっはっはっは。

 で、外の車に乗って逃げようとするっていうかある場所に向かおうとするのだけど、
バルトリーニの車の窓を割って警察無線かな、とってきたのは冷静だなぁと思いました。
代わりに拳銃を戻してたけど。
 あと安達も乗ってきてました。

 で。
 藤井らは潜入してるのですが。
 何がすごいって、映像トリックですよ。
 見てる方はイタリア大統領参加のコンサートに潜入したと思うもん。ここのひっかけは
さすがって感じです。
 彼らはタキシードになって会場へ入って行きましたー!

 大統領がきてコンサート聞いてんだけどサラ・ブライトマンの歌声が素敵でした。
つか失礼だけどサラさんは黒髪にしないで金髪の方が似合うような気がする…。ポスター
とのあまりの違いにびっくりしたよ。声だけアテレコしてる別人かと。
 あとイタリアならフィリッパ・ジョルダーノさんがいたと思うんですがわざわざサラさんを
出した理由は?スケジュールが合わなかったのかなぁ…。

 車の中で黒田は矢上に、藤井は何かまどかちゃんの手がかりを話してなかったか、と
尋ねるのですね。
 すると、クリスマスに間に合わなくて悪かったと言ってたと。
 これでわかりましたね。
 しゃべらせなかったのは、藤井の存在がバレてしまうからだったんでしょう。

 市警の方は、GPSの位置を補足していて「犯人はァーこの中にいるぅー」みたいな感じで
コンサート会場に乗り込んでいくんだけど。
 ハチのブローチは、アジア人男性にもらったという白人の女の子がつけてたんですね。
ざまーねーな市警。

 黒田の方も町がすごい渋滞だったので。
 車を捨てて走っていくことになります。
 
 クリスマスまでにといってたのはまどかちゃんを返すことで、それが遅れたということは
ターゲットの予定がずれたからだ。
 それで思い出すのは川越の晩さん会が1日延期になったこと。
 アマルフィに呼び寄せたのは、藤井にとってこの延期が予定外だったため、そういうことを
せざるを得なかったんでしょうね。ローマから遠ざける必要があって。
 ………すいません、この映画のタイトルの意味がわかりません!アマルフィ立ち寄っただけじゃ
ねーか!

 佐伯から連絡があって、藤井と川越の接点は直接ないというのがわかります。
 でも、7年前川越は、ある国に資金援助を行ったことがあるんだけど、実際は軍事政権に流れ
犠牲者が出たのだそうです。その中にボランティアしていた日本人がいた。これらは表ざたに
ならないでいるけど、もし表ざたになったら川越としてはやばい話だと。
 いろいろ政府も関わる仕事してる藤井が、それを知ったとしてもおかしくないと。
 そんな中矢上に藤井からメールが届くんですね。
 内容は懺悔のようなものでした。
 矢上らを巻き込んでしまって申し訳ないということ、25日にわけあって一人の命を奪うこと、
7年前死んだ人々と妻に変わっての復讐であること、まどかちゃんの居場所、そして、
自分の命に代えてこのことを償うということでした。

 つまり今回のテロリストメンバーは全員、7年前に命を奪われた人達の身内なんでしょうね。
そして藤井達が潜伏していたのはこの晩餐会でしたー。
 行こうとする黒田に矢上は言います。
 どうか生きて償って欲しいと、あの人に伝えてと。
 その笑顔にくもりがなかったことを見て黒田は戸惑ったんじゃないかと思いますね。
 どうしてここまでひどいことをされて許そうという気になるのか、みたいな。
 ともあれ矢上は市警に連れられていくけども安達が頑張ってメール見せて、まどかちゃんの
行方を指示してました。

 で。
 藤井らの方は川越を襲って、テレビカメラの前で、7年前のことを白状させてたんだけど、
そこに黒田がやってきて、川越を殺しても、君が死んでも、真相は闇に葬られる、奥さんの
無念を晴らすことにはならないと説得。
 それで藤井はその説得を受け入れて銃を捨てるんですよ。
 まあこのあとまたいきなり場面切れやがるんですけどね。だからその場面転換の仕方を
やめろと…。

 まどかちゃんも無事に保護されて、大臣は辞任ということで一件落着ですが、黒田は
今度南アフリカに飛ばされてました。
 でも参事官の態度は変わってて、「飛ばされたんじゃなくて呼ばれたから出ていったの
かもなぁ」と、黒田に親近感抱いてるような感じになってました。何となくわかったのかも
知れないですね。

 矢上親子と黒田が海岸で語り合うシーンがあるんだけど、日本に戻ることがあったら訪ねて
下さい、と連絡先を書こうとする彼女に対して、日本に帰る予定はない、とスッパリ。
 そうしてちょっと目をそらした隙に黒田はいなくなってました。
 
 空港にて黒田はまた例の声と話してます。
 本省からの帰還要請を断ったのはなんでやーみたいなこと言われてますよ。
 なんだ、やっぱ日本に帰ってこいといろいろ言われてんでしょうね。
 多分彼が帰らないのは、タテ社会だとかそういう窮屈なところが嫌いなんじゃないかな。
日本で収まる器じゃないからなんでしょう。
 彼はこう言います。
「(日本に帰るかどうかは)ウルグアイの件が終わってから考える」
 それローマの時にも言うたー!

 エンディングはイタリアの年明けの映像に、サラ・ブライトマンの「タイムトゥセイグッバイ」が
かかっててすっごい豪勢な感じでした。
 
 全体的には別に踊る大捜査線のファンだから言うわけじゃないですが、青島が外交官と
身分を偽って潜入捜査してるって感じの話だったなと思いますね。
 黒田一人がなんていうの、ズバズバ見抜いてるなーって感じだったので、他のキャストが
もったいないというか。もっと、参事官とか安達が役に立つシーンがあればよかったなと思い
ました。
 織田さんの演技はよかったです。青島を微塵も感じさせない感じだったし。それは素晴らしかった。
 矢上がラスボスかなーと思ってたんだけど(こないだまでBOSSだっただけに)残念、予想は
はずれました。共犯未遂止まりかー。
 
 うーん…面白くはあったけど、アマルフィ関係ないやんという気持ちが強い作品でした(笑)。
原作がどうか知りませんが少なくとも映画ではちと設定が生かしきれてない気がしました。
 まあDVDで見てもいいんじゃないかと思うけど、イタリアの街並みがとても綺麗だったので
これは大画面で見る価値あるかもです。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→アマルフィ 女神の報酬