多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→G.I.ジョー


G.I.ジョー

8/9鑑賞

 これはなかなか面白かったんですが。続きを作るつもりでああいうラストにしたんではなくて
面白味を出すためにのことだと思うんだけど、そのために逆にスッキリしない終わり方になって
しまってもったいなかったと思う。あれがなければ「あー面白かった!」になったと思うんですが
ねぇ。モヤットボール5個くらいな感じです。モヤットモヤットモヤットモヤットモヤット

 あと、ポスター見て、どっちが敵でどっちが味方なのかしばらく悩みました。だってどっちも
悪人ヅラ…ゲフンゲフン。ヅラじゃない、桂だ。
 デュークが頼れるリーダーって書いてあったけど、本編見る限りあまりリーダーだった場面は
なかったように思いました。あれか、神楽を桂がリーダーって呼ぶ的なものか!


 1641年フランス。ブルボン朝です。歴代ルイルイが王様だった頃のフランス。領土拡大する
傍らで住民には重税を敷いていたので、「Majiで革命5秒前」的な感じでした。神聖ローマ
帝国もあったよ!
 まあそれはいいとして、ひとりの武器商人がとらえられ、武器を味方にも敵にも売りやがって!
的な「ある意味真の商人じゃねーか」という理由で焼けた鉄仮面をかぶせられました。これが、
マッカラン一族のご先祖で、現代の子孫は少女鉄仮面伝説となって二代目スケバン刑事に…
(氷河さんネタが20年くらい古いです)なったらG.I.ジョーメンバーの出番がないので、現代の
子孫も立派な武器商人になってました。
 つーか焼けた鉄仮面を被せた時点で大体はショック死とかしたりしますので、「お前は生かしとく」
って言った奴は死刑になればいいと思います。

 で、子孫のマッカランは「ナノマイト」という「おっちゃんそれブロマイドちゃうんか」みたいな武器を
開発していました。
 ナノという名前がつく通り小型のメカで、もともとはガンの治療用に開発されたものを武器に
転用し、金属を食べるようにしたらしいです。これを町に放てば停止信号を出すまで食いつくす
らしいですよ。
 よっしゃ木造建築物が多い日本じゃ使えない!(待てや)
 停止スイッチはマシンの回路をショートさせて止めるらしいのですが、このスイッチが電池切れ
てたり、フリーズしたらどうするんでしょうね。
 まあともかく、それを初出荷するらしいです。そんなあんた、「今年もスイカの初出荷が…」みたいな
こと言われても。こんなものを簡単に武器として売るなよ!

 ナトーの軍が警備して送るということで兵士が受け取るんですが、その中のリップスという人が
トランクを運ぼうとして「これ割れることはないですよね」って聞いてたら「衝撃を与えないように」
って言われて慌てて別の人に渡してるのが笑えた。怖いなら持つなよ!
 リップスとデュークがトランクを乗せた車に乗り込みました。デュークさん、あなたのお身内の方に
不審な歩き方をされる男性はいらっしゃいませんか?

 リップスは前々から空軍に行きたくて申請しようとしてるらしいんですが、デュークはやめといた
方がいいよ的なことを。
 どうしても飛びたいんだって言ったらトランポリンで飛べよとか。お前結構ひどいなデューク!
人間信じれば飛べるんだよ!下方向にだけだけど。(落下とも言う)
 で。
 しばらく進んでいてデュークは偵察部隊との合流地点のはずだというのですが、もうその地点は
通り過ぎてしまっていたんですね。
 警戒しろって指示出してて、この人は頭の回転速いなぁと思いました。
 
 案の定敵が来まして、あっという間にアパッチ2機撃ちおとしてしまう。430億円がー!!!!!
(アパッチ1機は約215億円)
 他の兵士もあっという間にやられてデュークらピンチ。
 降りてきたかっこいい女性は颯爽とトランクを持って逃げようとするのですが、そこにデュークが
立ちふさがったー!けれども彼はその女性が見覚えある人間だと気づいてビックリします。
アナという女性らしいです。
 あとニンジャきた。白いニンジャ。ムーンシャトー…じゃなくてストームシャドーっていうのか。
めんどくさい!ニンジャのクセに横文字めんどくさい!白ニンでいいじゃん。つかニンジャ使うなら
日本人にしてくれよ。石川五右衛門とかさぁ!(それは盗賊でニンジャではありません)
 んでコテンパンにデュークがのされている時に新たな連中が登場してきて、見ててわけ
わかんねぇよ状態になってます。
 結局トランクを諦めてアナらは去って行きました。

 突然現れた部隊はいきなりトランクをくれとかいってます。え?スカンクですか?
 というか助けてやったんだぞトランクくれって、もうちょっと会話のキャッチボールを!それじゃ
ただのたかりです!
 デュークはメチャクチャ任務に忠実ですから絶対に渡そうとしない。ちなみにリップスは「お前ら
皆殺しだ!」って言ってて、黒いニンジャに剣を突き付けられ、あわてて「うっそでーす」って言って
ました。

 そこに立体ホログラムで、かつて彼の上司だったホークなる人物が登場し、「俺が保証するから
トランク渡してよん」って言ってようやくデュークは信用する気になります。
 その前に一人のおっちゃんがトランクに何かしてました。
 で。
 目的地まで送ってくれるというのでデューク、彼らの飛行機に乗り込んだ。早い早いあっと
言う間にエジプト…って目的地エジプトだったか!?基地に連れてこられてんじゃねーか!
 飛行機の中でいろんな国の兵士がいることをデュークは知ります。黒いニンジャ、略して黒ニンが
いるんですけど彼はなぜかしゃべらない。おおっセリフなくていいなコンチクショウ!
 デュークはここの部隊に入りたいと言います。
 どう見ても精鋭部隊な感じですけど。おめ、「この後野球行こうぜ!」「イソノ、ボクも入れてくれよ」
「いいよ中島!」てな感じじゃないんだから、入りたいって言って入れてくれるかどうかわからんだろ。

 基地はなんかすごい作りになってて、海まであるんですよ。すごいなこれ。
 部隊の名はG.I.ジョー、えり抜き精鋭部隊だそうです。
 いろいろな武器の発明をしてて透明になれるスーツもありました。すげぇ。

 で、狙撃者は不明だけれども装備からして相当な金持ちであると。
 んでマッカランがやってきて、ナトーじゃなくてG.I.ジョーに警備任せてたらよかったとか
失礼なこと言ってます。死守しただろうが!
 中身を見て無事なのを確認してマッカランはあとよろしく、みたいな感じで去って行きました。
 ブレーカーという人によると、声からは本音はわからなかったが、マッカランは我々に対して
隠し事をしているということでした。
 この人右目にスカウターみたいなのつけてるけど、え、「戦闘力たったの5か…ゴミめ!」
とか言っちゃう人?

 マッカランの方は。
 アナと話していました。
 予定では襲われてあのままトランクは何者かに奪われ、ナトーの失態になる予定だった
らしいです。
 …映画の冒頭から敵役ネタバレ!いやいいけど。
 で、マッカランはトランクにつけた発信器がスイッチ切られてたので、どさくさにまぎれて
入れといたよん。場所調べといてちょ、といって去りました。

 G.I.ジョーの皆さんへ。
 映画冒頭から基地の位置ばれたやん!

 普通の映画なら大体ラストのあたりですよね。基地がばれて大変なことになる、みたいな
展開を。それを冒頭に持ってくるんだから、今後の展開に相当な自信があるんだろうなと
思いました。なかなかよかったですよ。

 マッカランはマッドサイエンティストのコブラコマンダーとかいう、え、この人がリーダー
だったの?私最後までマッカランがリーダーだと思ってたよみたいな人のとこにやって
きました。いや本当にマッカランがラスボスだと思ってたのに!
 ともかくコマンダーは新しい兵士を開発してました。ナノマイトを注入して、命令に忠実に
従うロボットみたいに仕立て上げたらしいです。…そこまで出来るなら普通にロボット
作っておけばよくね?空も飛べるしミサイルも搭載できるし。
 ともかくこれで戦闘態勢は整ったらしいです。

 一方G.I.ジョーの方。
 撮影してたアナの顔を身元分析中です。
 リップスはアナを知ってるらしくて何か言いかけるけどデュークが黙らせてました。
 それでデュークは改めてホークに入隊を頼むのですけど、ダメぴょーんって断られた
んですね。本当は4年前、タイのバーで暴れる直前くらいにスカウトしてたらしいんですが。
それどうでもいいな!
 で、デュークは取引材料として、アナのことを知っている、と言った。この4年で大きく
かわったけれども、と。

 そのころアナはというとでっけぇ屋敷に帰ってきていました。うっわ電気代かかりそう!
なんだ、旦那いるんじゃん。
 ダニエルっつーらしいんですが、彼女は急いで彼を遠ざけた。何かと思ったらあの白ニンが、
「キミにさわるものは殺せとマッカランから指令を受けてる」って言うんですね。
 「邪魔する奴は指先ひとつでダウンさ」ですか?あ、これは北斗の拳だった。
 よしアナ、白ニンにさわるんだ!(嫌がらせかよ)
 
 4年前アナはデュークと付き合っていて、プロポーズされたんですね。
 そこにはアナの弟レックスと、リップスもいた。彼らは二人のことを祝福してくれる。
 デュークは翌日レックスを連れて戦争に行かなければならなかったらしいんですが。
 この頃は幸せだったみたいです。
 
 …っていうか回想からいきなり現代に戻らないでくれ!何が起きたか理解できなかった。
 そういうわけでデュークとリップスはG.I.ジョー入隊のために猛特訓することになります。
 リップスはスカーレットをナンパしてんですけど、容赦なく訓練のタイマースイッチを
入れられてあわてて向かってるのが面白かった。
 そういうわけで厳しい訓練の日々が続きましたが、ずっとやってたら映画終わってしまう
ので、アメリカンらしくかなり早めに切り上げまして。
 彼らは非常に優秀な成績であると認められ、一時採用となります。
 
 その一方で砂漠に敵の影が。
 いやーすごいすごい。
 何がすごいってあっさり侵入された!
 もっと、核ミサイルでも大丈夫ですよとか、「ICBMには勝てませんよフフッ」みたいな
設定はなかったのかよ!
 白ニン、アナと一緒に潜入してきたおっさんが、ひとり兵士の服を奪って着替えてました。

 で。
 ホークのところにいって彼を刺し、トランクを奪ってます。はやっ!敵さんの方が仕事
早いよ!彼はなんとか警報のスイッチを押してました。
 デュークらが警報に気づいた頃にはもうアナらは脱出にかかってました。
 仕事早いよ!
 でも警報発令して脱出口が閉じられてしまったため白ニンは通路を飛び降り、アナに
「私に続け!」と。うん、普通の人は10メートルの高さから飛び降りたらケガするからね。
続けとか以前の問題だからね。
 アナ、通路を撃ちおとしてバリアフリーのスロープみたいな感じにして降りてきました。
頭にいいなこいつ。
 デューク来たんだけどアナは、撃てるの、と余裕しゃくしゃく。まあ実際撃てなかったん
ですけどね。鍛えた成果は!?
 そういうわけで役に立たないデュークに変わってスカーレットとアナ、女どうしの対決
です。怖い怖い。
 スカーレットは機転きかせて透明になるスーツを着てきていて、それで戦って優勢に
なるんですが、アナがオイル浴びせかけて形勢逆転ですよ。思わぬ欠点が!
 そういうわけでトランクも持っていかれた上に被害甚大でした。
 兵士はえり抜きだったけど基地が姉歯物件だったというところでしょう。
 
 えーと、黒ニンの回想が始まりましたよ。
 20年前まだ子供だった頃、ゴミをあさっていてある屋敷に忍びこんだら、白い柔道着?
きた子に見つかって乱闘になった。そこに偉い人がきて2人をいさめた後、黒ニンの腕を
見込んで住まわせてやり、技を教えたというところでしょうか。
 あと黒ニン(子供時代)は、ハラ減ってるのわかるが飯を食いながら戦うな!

 一方マッカラン。
 鉄仮面取り出して、これはうちのご先祖がつけていたもので、彼はデストロと呼ばれた。
彼のことは一族の教訓になった。敵に武器を売っても捕まるな、と、なんか言ってます。
 それで、フランスにそゆことされたから今こそ借りを返してやるぜいみたいな感じで
弾頭テストしてやるぜいとか言ってます。後はCNNが宣伝してくれると。
 あと、ザルタンだかバルタンだか知らんけどおっさんが、コマンダーの実験台になって
ました。ナノを顔に注入して別人になるらしいです。えい、別人28号!
 
 んで、皆は誰が黒幕かということを考えていたのですが、リップスが、トランクの中身を
改めた時に、発信装置のスイッチをマッカランが入れたんだ、黒幕はあいつだと気が付きます。
 一方アナの方も素性がわかってきました。金持ちと結婚してて、旦那は有名な科学者らしいです。
そこの施設でナノが武器化される可能性があるということで、急いで一同フランスへ。
 ヘビー・デューティっていうおっさんがいるんだけど、お前は「ブレイド」の主役か!ってくらい
ごつかったな。

 さてここでまた唐突にデュークの思い出話、はっじまっるよー!
 4年前、東アフリカにて。
 レックスとともに前線で戦っていた彼は、なんかよくわからんのだけどある建物にレックスを
確認にいかせます。4分後に必ず戻ってこい、5分後に爆撃があるからって。
 けれども予定より早く空軍が来てしまい、レックスを建物に残したままそこは爆撃されて
しまいます。お前ら無線とか無線とか通信ないんかいとか思うんですけども。
 それでアナとも気まずくてレックスの葬式にも出ず、ずっとアナを避け続けたらしい。それは
それでアナが可哀想だと思うけど。
 ホークが言ってた「4年前タイのバーで暴れてた」ってのはこの後なんでしょうね。世界を
またにかけてやさぐれるな!

 アナと白ニンは、ダニエルの研究所へ。
 実力行使でナノを武器化させてました。
 アナは完成後にダニエルにキスするんですが、白ニンはダニエルを殺した。マッカランに
言われていたことを守ったんですね。アナは知っててわざとやったのよ、とか言ってますが。
だからそこで白ニンにさわってやれ!(痴女か)
 
 デューク、リップスは加速装置を装着して、アナらの車を追います。黒ニンはうまいこと車の
上に乗ったけど多分デュークだと思うんだけど目標を誤ってこけたよ。あとリップスに至っては
車から降りようとする時点でコケたし。しかも車にはねられて木に突っ込んだ。
 ええっと…任務の前に死にそうになってるんですけど…。皆は加速装置が壊れなかったか
心配してました。
 スカーレットはバイクで追っかけてました。
 ここの戦闘シーンもなかなかすごいです。おしげもなく迫力ある場面を次から次へと作ってて
すごいですよ。
 車がガシガシ吹っ飛ばされていくし。そりゃスカーレットじゃなくても「すごい交通量ね」って
言うわ!

 エッフェル塔が標的だと気づいた彼らは、弾頭の発射を阻止したいのですが、彼らが
渋滞の道ばかり通るからなかなか追いつけない。ってかよく渋滞を逃げられるなとも思うん
ですが。
 CMのミサイルをかわすシーンはここですが、他のシーンもすごく見ごたえあります。
 早すぎて何が起きたかわからない、なんてことがないギリギリのとこで見せてるって感じが
するし。
 衝撃波みたいなので吹っ飛ばされたデュークがビルの中を通っていくんだけど、出た
とたんに車にひかれてたのは笑えました。装置つけてて無事だから笑えるシーンですが、
飛びだすな 車は急に 止まれない って言葉知らんのかデューク!

 で、車の下に張り付いていた黒ニン、何を思ったのかパッと離れます。
 アナは「やったあきらめた!」と喜んでるけど、白ニン何かに気づいた。うん、気づいた
だけじゃ車止まれないからね!
 つーわけで彼らはやってきた列車にはねられてました。こんな町中を列車走ってんのかよ!
踏切は!?
 ここでデュークは列車を飛び越えて彼らのとこに行くんだけど、リップスはモロ列車の中を
通ってたんで何してんだと思ってたら、飛べることを知らなかったらしく、デュークに取扱
説明書読めよって言われてました。うん、あれは大事だね!私もつい最近、赤外線受信とか
いうのを知ったよ!(携帯の)
 ボロボロになった車から出てきたアナは、次から私が運転するって運転手に言ってました。
…キミが運転すると今度はビルに突っ込みそうな気がします。

 あくまでも走って追いかけるデュークら。それと車で移動中のブレーカー達。…ヘリというものを
持っておられないんでしょうか。
 アナ、とあるビルに入るんだけど、そこにいた女に「どきなさい」って言ってて直後に「いい靴ね」
って言ってた。いいから早く任務しろよ。
 白ニンの方は、エッフェル塔が真正面に見える部屋にやってきてミサイル発射ですよ。割と
あっさりエッフェル塔に命中したな。あれぇ…?発射止める展開とかは!?
 たちまちパニックに陥るパリの町。白ニンとアナは満足して、やってきた飛行機で去ろうとするの
ですが、そこに何とか間に合ったデューク、まさに滑り込みセーフでアナが腰につけていた停止
スイッチを押しました。
 おっこしにつけた停止装置〜 ひっとつーわったしにくださいな〜♪
 あーげませんあげません♪これから基地にひとっとび ついてきてもあげません♪
てな感じで滑り込みしたはいいがデューク、そのまま拉致されてしまいました。ちょっとぉぉぉお!
オー人事ィィィィ!!
 
 ブレーカーの方は、死んでいた運転手の脳から直接情報を取るというのですね。
 ここですごいなーと思ったことが。
 ナノマイトの働きによって運転手は破壊されそうになるのですがブレーカーが「ノーノー!」
って騒いでるから情報取れなかったのかなって思ってたんですね。
 したらやっぱり胸ポケットの監視カメラにちゃーんと気づいてた。よかったー。気づいてるかな
と思いながら見てたんですよ。
 わざと芝居をして、敵に、こちらは情報を何も得られなかった、と思わせたみたいなんですね。
ここはブレーカーに感心したです。かっこよかった。
 ところがどっこい、カッコ良かったのはいいんだけど。
 フランス警察に捕まってるぅぅぅぅぅ!え、ここは「俺達は軍隊だ!」ってかっこよく言って
解放されるとこじゃないの!?…逮捕されてますけど。あの…ヒーローとか秘密部隊とか…。
 一応、ひとりだけ捕まらないで済んでた黒ニンがホークに連絡し、大統領のとりなしによって
解放されることにはなったらしいんですが。
 二度とフランスに入国しないことが条件らしいです。
 よしそこで「フランスパンなんか二度と食うか!もうお土産にエッフェル塔文鎮なんて買わない
んだからね!」って言ってやれ!

 一方で白ニンは黒ニンのことを思い出してました。
 昔2人ともに修行してた頃、どれだけ自分が勝ってもあの先生は絶対に褒めてくれなかったん
ですね。けれども黒ニンが勝った時は拍手して褒めていて、それが腹立たしくて仕方なかったん
でしょう。
 ある時白ニンは先生を殺害して逃げ、その時から黒ニンは沈黙の誓いを立て、しゃべらなく
なったらしいです。
 多分先生は白ニンがなんていうの、純粋に勝利を求めるんじゃなくて、ただ黒ニンが憎くて
勝とうとしていたのが気に入らなかったんじゃないの。

 そんで、リップスらには早急に帰還命令が下るのですが、やっぱり皆はデュークのことが
気になって仕方がない。
 ブレーカーは運転手の映像からマッカランの映像を探し出し、その影からなんと基地の位置を
割り出してしまいます。すげぇ!こんな方法があるんですねー。
 北極に基地があるとわかったら、大人しく帰っちゃいられません。
 というわけでホーク隊長は言いました。
「ちゃんと基地に戻れ。だがルートは指定していない」と。
 スカーレット、「では北回りで!」
 こっから反撃ですよー。かっこいいです。

 北極に連れてこられたデュークはアナらの隙をついてトランクを持って逃げだそうとするの
ですが、何なく取り押さえられてしまいます。でも、撃とうとする兵士をアナが止めていて、
なんだかんだ言ってもこの人も未練があるのかな?とは思いました。
 まあ白ニンにはめちゃくちゃ殴られてたんですけど。
 というか白ニンがあまりスーツ着てるの見たことないんだけどえ、普段は普通の服な
人なんですか。黒ニン見習えよ。あいつ多分寝る時もあの姿だぞ!

 G.I.ジョーの基地では、トランクの発信機の信号を受信したという報告が。
 なるほどデュークは奪って逃げようとしたのではなくて、そう思わせておいてスイッチを
入れたんですね。えっらい最初の設定が活用されてんなぁ。
 リップスらはデューク生きてるヒャッホーイ!って感じでした。

 そのデュークはというと水の下の基地入り口に連れてこられたのはいいんだけど。
これ水したたっとるやん。ちゃんと屋根つけとけよ!出入りのたびに服がぬれる!
 
 基地の周りに、うわぁお魚さんがいっぱい、とか思ってたらG.I.ジョーチームのメカだった。
すげぇ。
 それで偵察して、彼らは入口を探してます。
 んでいよいよ潜入準備ですよ。

 マッカランは、全世界を支配するのは私ではないとか言ってて、では誰がって
感じになってたので、てっきり別の誰かがいるのかと思ったんですよ。
 したらコマンダーのとこにデュークを連れてくから、「いやマジで誰?」とか思って
たんだけど。設定とか見るとこのコマンダーがボスっぽいんだけど。
 私はもう一人の人かなと思いましたね。顔かえられたきり出番ないおっさん。

 ホッキョクグマがほけほけと北極を歩いていましたらですね、下からでっかい飛行機が
出てきやがった。
 お前らー!絶滅危惧種ゥゥゥゥゥ!もっとホッキョクグマにやさしい潜入してあげて!
 基地の見張りを遠くから吹っ飛ばして、入ってきたのはスカーレットにブレーカーに
リップスです。
 いよいよ基地に入りましたー!
 どこの基地にもドアってもんがないんだな…。
 夜も吹きっ晒しですかここ?寒そう。
 
 で。
 デュークはコマンダーと話してるんだけど彼の正体はなんとレックスだったのです。
あの建物に入った時にナノマイトかわからんけど実験のことを知って、爆弾から何とか
生き延びてそれから研究を重ねてきたらしいです。
 デュークは、なぜ生きていることを黙っていたと怒るのですが…。
 なんていうかレックスも、そういうものを生み出す魔力に魅入られてしまったというか
そんな感じなんでしょうね。

 そうこうしてる間に3つのナノマイトあっさり発射!待てやーーーー!もうちょっと空気
読もうか悪の組織!
 1発は黒ニンの活躍で撃ち落としました。のこり2発です。
 というわけで空軍を希望していたリップスがいよいよ出撃することに。あの時の伏線が
こんなところに!すごい!
 
 レックスに改造手術されそうになってたデュークをなんとアナが助けるんですね。うん
まあいいんだけど、君が今おもくそなぐった人、弟だから!
 
 レックスが死んでデュークからも避けられて傷心だったアナに、こっそり戻ってきた
レックスがナノマイトを注入して改造してたんですね。こいつもうレックスじゃねーわ。
良心までなくしてしまってるし。姉は死んだも同然だからこんなことしてもいいんだ、が
言い訳か?
 それで、機械を操ってアナを仮死状態にしてしまいます。デュークに、動いたらアナ
殺しちゃうよんとか言ってる。
 デュークは、「あの時にお前が生きてることを教えればアナの心は救えたんだ」とか
怒ってるけど、レックスの心には響かないようで。
 マッカランもきたんだけどあまりの事態に呆然としてるし。マッカランあっけらかん。いや
これは違うな。
 ともかくなんとかマッカランぶっ飛ばしてアナを助けたんですが、レックスはマッカラン
とともに脱出してしまいます。

 大統領の方はミサイルが発射されたということで、シェルターに避難してんですが、
おいおいそこのシェルター、おもくそマッカランとこの会社のじゃん。確認しとけよ!

 そういうわけであとは乱闘状態ですわ。
 リップスの方はミサイルを撃ち落とそうとしたけれども、こっちのミサイル発射装置が
ねぇよ!とかあわててて。
 スカーレットが音声認識になってるのよ!と言うもんだからかっこよく「発射!」とか
「撃ちおとせ!」っていってんだけど発射されない。なんか、「開けゴマって言うと開きます」
って書いてあるドアに「開けゴマ!」っていったらドアがノーリアクションだったみたいな。
はずかしい!これははずかしい!
 というわけでスカーレット、マッカランの母国の言葉だ、と思いついて「タヘインよ」と
言い、リップスが従うと見事ミサイル発射、1つは撃ち落とされました。
 つーか今気づいたんだけどこの飛行機って敵さんのを拝借してんのね。だからそんな
仕様になってんですか。

 あと大統領の方はやっぱりピンチになってました。裏切り者がホワイトハウスに一人
いたんですね。そーいえば、兵士が一人ワシントンDCにいるって、レックスが言ってたな
最初のあたりで。あれですかー。
 そしてここで、顔変えたおっさんの目的もわかります。
 そうだね、プロテインだね!(違う)
 
 黒ニンと白ニンの対決も黒ニンの方が勝ちまして。
 ここで印象的だったのは、落下していく白ニンに黒ニンの方が思わず手を伸ばしたこと
ですね。あとここのシーンで、沈黙の誓いが終わったみたいな感じで黒ニンが、白ニンの
名前を呟くとかあれば、シーンとしてはぐっと良くなったかと思います。ちょっと残念。

 えーっと、脱出というかレックスらを追いかけて基地の中を出る最中にアナは、レックスが
生きていることを知ります。でもなんかリアクション薄かった。まああれだけ心の方が
変わられちゃあなぁ…。
 あと、デュークに攻撃を任されてアナが「喜んで!」って言ってました。
「攻撃いっちょー!」「ハイー、よろこんでー!」

 ミサイル残り1発、ギリギリでリップス爆破させました。でもモロにナノマイトを浴びる形になり、
危険だと判断したリップスはできるだけ高く上昇して脱出します。かっこいいわー。
 そうして無事なの!?と心配するスカーレットに「怒鳴るなよ、聞こえてるよ」てなことを
言ってて基地は、やったー!ヒョッホォォォイ!みたいに盛り上がって喜んでます。あー、軍隊
でもこんな風に喜ぶんだ…。
 で、リップスいいました。
「…俺の方はまた逮捕されそうだけど」って。
 警察に囲まれてるぅぅぅ!誰か早く助けにいってあげて!

 レックスが遠隔操作で基地を爆破しやがったので、スカーレットらや、基地を攻撃してた
人も一斉避難です。
 レックスの方はといえば、やけどを負ったマッカランに治療してやるとか言うんだけど。…ナノ
注入しましたよね?マッカランの皮膚が鉄仮面になっとるがな!最後までこのオチか!
 そしてレックスは、「私はコマンダーになる」と宣言。それはいいけどもうこの映画終わり
ますけど。

 んでデュークとアナの乗った飛行船が、レックスが逃げてた潜水艦?の前に立ちふさがり、
「お前らを逮捕する」って言うんだけど、レックスは「お前一人で?」と笑う。
 けれど、彼の後ろにはG.I.ジョー部隊がずらりとそろってました。かっくいー!
 かくしてレックスとマッカランは逮捕されたのでした。
 レックス、組織立ち上げ宣言してから10秒で潰された!

 そういうわけでアナは逮捕はされたけれどもナノを取り出す治療もできるし、デュークと
元の関係に戻れそうです。そしてデュークとリップスも本採用になりました。

 えーっと、君らはハッピーエンドでいいんですが。
 おたくの大統領、ニセモノになってますよ?
 よし、日本の総理よ、今のうちに「ちょっと、アメリカさんに5年前貸した10兆円返して
くんない?今日が返済期限だよ」って言うんだ!今なら「知らないって言ったらニセモノと
ばれるかも知れん」と払うかもしれないぞ!


 というわけで、最後のアレがなきゃスッキリできたのになーって思いました。
 続編作る気なくてもこういう伏線残されちゃうと気になりますからね。
 もしも続編を作るとしたらすっぱりきっぱり悪の組織を叩き潰していただきたいと思いますね。
 全体的にはアクション多いし、多くても飽きないし面白いと思います。
 このアクションは見る価値ありますよ。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→G.I.ジョー