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カールじいさんの空飛ぶ家

12/13鑑賞

 ディズニー映画が皆に愛されるのは、見ながら「こうなったらいいな」という願望を
裏切らないでいてくれることだと思います。
 ああなったらいいな、こうなってくれていたらってのが大体最後に明らかになって、
「ああよかった」と胸をなでおろすことができるから、皆ディズニー映画を見に行くん
だと思います。

 この映画、ポスターで「愛する妻が死にました。だから私は旅に出ます」ってフレーズが
使われてて、CMとかでもそれを見るたび泣けてくる感じだったんですが、内容としては
そんな悲惨じゃなくて、むしろその失意のどん底にあった人が元気になっていく、今の
時代にふさわしいものじゃないかと思いました。
 ハウルの動く城のソフィーが「96歳のおばあさん、元気」とか書かれてましたが、こっちの
じいさんも結構元気っスよ。ありゃ当分大丈夫だ。

 えーと、冒頭ミニストーリーがあって、コウノトリが世界中に配達していく、赤ちゃんを生み出して
いる雲の姿が描かれます。
 これがまた、できそこないの雲と、がんばっているコウノトリの話なんだけど面白いんですわ。
 できそこないだから、かわいい赤ちゃんじゃなくてワニだとか、ビッグホーンシープだとか、
コウノトリには酷な赤ちゃんばかり。
 ハリネズミの赤ちゃんを苦労して運んでいった時に、頭に針が刺さって戻ってきたのは笑いました。

 で、コウノトリはできそこないの雲のところには戻らず、普通の雲のとこにいってしまう。
 嘆く雲。
 でもコウノトリは見捨てたわけじゃなくて、プロテクターを作ってもらっていたんですね。噛まれたり
しても大丈夫なように。
 それを知って喜ぶ雲。
 で、作ったのは…デンキウナギの赤ちゃん。
 うん、プロテクター全然役に立たない!


 さてこっから本編。
 カール少年は冒険家であるところの、マンツが大好きでした。
 南米の、パラダイス・ウォールってなとこにマンツは行ってきたらしいんですけど、そこで
幻の生物の骨を持って帰ったところ、研究者たちからはまったく信用されず、生きたままその
生物を捕まえるといって旅立ち、そのまま帰ってこなかったらしいんですね。
 
 マンツのような冒険家を夢見ていたカール少年の前に現れたのが、エリーという、これまた
マンツに憧れる元気いっぱいの少女。
 彼女には「私の冒険ブック」という宝物があり、いつか冒険する日を夢見ていま…っておいおい
髪の毛すげぇよ!どこの爆発コントだよ!なんだこれ!
 帽子とったらすごくてビックリしたよ!
 ちなみにエリー、めっちゃ一方的にカールに約束させたりして行け行けドンドンな感じです。
こりゃ結婚したら尻に敷かれるな…。

 えーとなんでしたっけ、ともかく2人は出会って結婚し、ずっと仲良く過ごしてきました。
 ただ、エリーが子供ができない体だとわかって、そういう悲しさもあったけれど、二人は
いつかバラダイス・ウォールに行くための資金をためようってことで頑張ってました。車の修繕
とか入院費とかいろいろ消えて、思うようにたまらなかったけど、そうして2人は夢を追いつつ
年月を重ねていって、なんか本当に幸せなんだなあって感じでしたね。
 ところがある日、カールが、こっそり旅行しようと飛行機のチケットを用意していた矢先に、
エリーは病に倒れ、そのまま亡くなってしまいます。
 なまじ少年時代からの映像を見てるだけに悲しかったですね。
 これが突然、奥さんが亡くなったところから始まっていたら観客は感情移入できなかったと思う。
 
 そうして一人になったカールじいさん。
 でも、さびしいシーンのはずなのにどこかコミカルなんですよ。
 階段を下りて行く電動イスが途中で止まって、じいさんが叩くとまた動きだしたりとか。
 しかも玄関のカギが5つくらいついてて、あける音がしてバッとじいさんが出てくる…かと思いきや、
チェーンが残ってて「ええい」って言いながら開けてたり。
 さすがディズニーらしいなって感じですね。
 それでじいさんが外に出ると。

 これまで静かな田舎の家って感じだったのがすっかりなくなって、周囲はいろいろ立ち退きされて
工事になってんですね。その中にぽつーんとじいさんの家だけが残ってるんですよ。
 つまり立ち退きに一人だけ応じてないってことでしょう。
 ここらへんのやりとりも実にコミカルでおもしろいです。

 そんな中、ラッセルという鬱陶しいガキがやってきます。
 こいつがねー、ホントやることなすことイライラするんですよ。でも、段々と好きになってく。こいつこ
こいつなりに頑張ってるんだなっていうのがわかるから、かわいく思えてきます。…ホントに最後の
最後までは憎たらしいんだこいつ。

 そのラッセルなんですが「こんにちは。ぼくは探検隊クラスのラッセルと言います。今日はボランティアに
来ました。道を渡るお手伝いをします」って本読みながら言ってて、要するに独居老人の手伝いの
ボランティアにきたと。
 それが面白い。「道を渡るのを手伝いますよ」「ワシャ道なんかわたらん」「…じゃあ庭を渡るのとか」
「庭も渡らん」「どこを渡るんですか」「渡らん」面白かった。
 一旦ドアを閉めるじいさん。様子をうかがってまたあけると、またラッセルが「こんにちは。ぼくは
探検隊クラスのラッセルと言います。今日はボランティアに来ました。道を渡るお手伝いをします」って
始めてて、じいさん閉めるんだけど、今度はラッセルが足をドアに差し込んでてお前はクレヨン
しんちゃんか!って感じでした。
 じいさんが仕方なくドアを開けて「続けて」って言うと「こんにちは。ぼくは探検隊クラスのラッセルと
言います。今日はボランティアに来ました。道を渡るお手伝いをします」。
 お前はあれか、なんか芸人にやれって言われてやっとんのかそれは。
 是非とも銀魂に欲しいキャラです。新八が突っ込みを放棄して「うわぁー、探検家すごいなぁ」とか
言いだしそうな感じ。

 ともかく何か用事を言わないことには追い払えないと思ったじいさん、シギが夜出て困ってるから、
2ブロック先に巣があるから何とかしてくれって言いまして、ラッセルこの通りアホですからそのまま
シギを捕まえにいって、じいさんやれやれって感じでした。

 ところがこの後事件が起きます。
 工事してた連中が車をぶつけてポストを壊してしまい、そのいざこざでカールじいさん、うっかり
関係者を傷つけてしまうんですね。
 それで警察沙汰になって、「危険人物」認定されてしまうのです。
 アメリカだとこういう認定されると施設収容とか監視とかあるからなぁ。日本もこういうのないん
ですかねぇ。いやカールじいさんの場合は誤解だけどさ。

 家を離れて施設に入らなければならなくなり、途方にくれたじいさんでしたが。
 翌朝晴れやかな顔で登場します。
 
 いやーここはすごいですね。
 風船で家が飛ぶものかという細かな指摘はさておき、何とも豪快な感じです。
 じいさん元気だなおい!
 しかもかじとりは、カーテンですよ。あれを帆みたいにしてる。
 これで一気に彼は、パラダイス・ウォールを目指すことにしたわけです。
 エリーとの約束を果たすために。
 ここで、暖炉の上に、二人で行こうとして行けなかった、飛行機のチケットが飾って
あって、ああやっぱり、あれからすぐにエリーはなくなったんだなぁって思いましたね。

 上機嫌でイスに座ってたじいさんですが。
 ノックの音にビックリしてドア開けてみるとラッセルがいた。シギはどうしたんだ
お前ぇぇぇぇ!
 しかもこいつ図々しい。
 中に入ると我が物顔であれこれいじりはじめて、しまいにゃ舵を勝手にいじくってて、
お前窓から放り出すぞコラァって感じでした。
 おかしい…これがしんちゃんだったら許せそうな気がするのになぜラッセルだと
むかつくんだ…!
 でもじいさんも、こいつをシーツのロープでつりさげる想像とかしてて笑える。

 あまりに鬱陶しいのでじいさん、補聴器の音量を下げたんですけど、それが災いして
雷雲の中に突っ込んだのに気付くのが遅れた。
 もうしっちゃかめっちゃかですよ。
 そうして目覚めると、南アメリカに来ていることがわかる。
 雲の上なのにどうしてわかったかというと、ラッセルがGPSを持っていたからです!
おお!初めてラッセルが役に立った!えらいぞラッセ…勢いあまって窓からGPS落としたぁぁぁ!
GPS役に立ったの5秒!お前は何をやらかしてくれてんだラッセル!

 あまりにどうしようもないので、下に降りたらバス停を探してやる、バス代やるからそれで
帰れというカールじいさん。
 バス停以前に人がいるのかどうかさえ怪しい感じなんですが。
 
 まあいろいろピンチはありましたものの何とか助かりまして、二人は、降りたところが
パラダイス・ウォールのすぐ近く(といっても何十キロかは離れてる)だと気づきます。
何たる幸運。
 せっかくだからこのまま家を運んでいこうとじいさんは、水まき用のホースを自分の体に
くくりつけて、ラッセルとともに歩きだすんですね。
 ところがラッセルはめっちゃ騒いでて役に立たないので、じいさんがたまりかねて
「どっちが長く黙っていられるかゲームをしよう」って言うんですね。
 「それ、ボクのママも好きなんだよ!」ってラッセル返してて、ああ…お母さんも困って
るんだなぁ…と思いました。寝る直前までしゃべってそうですもんね、ラッセル…。

 一方、じいさんらがこれからやってくる森の中では、なんかをおっかけてる犬がおりました。
つーことは何となく見当つきますが、ここは黙って見守ることにしましょう。

 歩き疲れたラッセル。もう引っ張るどころか引きずられてます。おいおいお前顔で地面
えぐっとるぞ。何してんだ。低い鼻がもっと低くなるぞ。
 んでトイレタイムとかいうことで、元気に大声で下ネタ(にはならないかも知れませんが)
連発するラッセル。お前…トイレを中継しなくていいから!そりゃじいさんでなくても耳
ふさいで歌歌いたくなるわ!
 で、彼はそのまま戻ってくるかと思いきや、鳥の足跡を見つけて「シギだ!」とか
走り出していってしまいます。
 こいつ…ジュース飲んでる時に時刻聞かれて、そのまま腕時計見てジュースこぼすタイプだ。
いやもしかしたらそれで普通に時刻答えてジュースの瓶見て「うわージュースが減ってる!
誰が飲んじゃったの!」とか言うタイプだ。

 そんで、ここでラッセルが出会ったのは変わった鳥でした。ここで思い出すのが例の、
マンツが言っていた謎の生物ですね。
 ともあれラッセルはこれにケヴィンという名を付けます。
 当然じいさんは捨ててこいって言うけど、なついてるというラッセル。おかしい!その
なつき方なんかおかしい!なんで全身で抱え込みにいってんだケヴィン!
 ちなみに外見としては、ドードー鳥をカラフルにしたような感じだと思います。
 体つきから、走鳥類じゃないかなと思うんだけども。
 じいさんは無視して先に進むんですが、かくれながらついてくる(見つかってないつもり)の
ケヴィンがかわいいです。
 
 そしてさらに進むと「大丈夫ですか」と人の声が。
 人がいたことに安心するじいさんですが。
 その正体は犬。首輪に取り付けた機械で普通に会話できるらしいです。
 こういうのって夢ですよね。
 まあもし本当にこんなのあったら、絶対望んでることとは反対のこと言われると思いますけど。
 犬の名はダグ。
 ダグかぁー…。(フォーゲルパークにそういう名のオニオオハシがいる)

 ラッセルがすごい喜んで首輪のダイヤルいじってて、やめてくださいって淡々という
ダグが面白いです。
 ダグは、ご主人の命令で鳥を探していたらしいんですけども、ケヴィンがいたのを見て
これ捕虜にしてもいいですか、と聞きます。
 状況的に、ケヴィンに抑え込まれているダグの図で、捕虜も何も立場反対じゃねぇのか
って気もしますが。
 そういうわけでラッセルが飼いたいとムチャ言ったのでお供が一匹と一羽になりました…。

 一方で、ドーベルマンのアルファ率いる犬たちが何か探しているみたいなんですけど、
アルファのボイスチェンジが壊れたらしくて、まさにヘリウムすったみたいな感じで変に
なってて面白い。おいアルファ、それでちょっと「なまむぎなまごめなまたまご アハハ、
むずかしいなー」って言ってみてくれ。(どこの志村けんだ)

 あと、「リス!?」とかでいきなり反応する犬たちの様子が面白いです。これは犬の
習性ですなぁ。よくしつけられてても小さくてちょこちょこ動くようなものには気を取られ
たりしますからね。これが唐突だからこそ面白いんだと思います。よく犬を観察してるなと。
猫だとこういうのないでしょうなぁ。「リス?それが何?」みたいな感じだもん。
 
 話がそれましたがアルファは、落ちこぼれのダグに一人で行かせたのは失敗だったな
と言い、ダグと連絡を取るんですけど…。
 ダグ全然ダメだ。
 でも発信機で場所は特定できたらしい。

 じいさんの方はこんな調子じゃいつまでたっても滝にたどり着けないと思って、ダグには
ボール、ケヴィンにはチョコでうまいこと追い払い、その間に頑張って先へ進みます。
でも崖を上がってくとダグが先についてて笑えました。ケヴィンもいた。

 えー夜テントを張ることになるんだけど。
 ラッセル探検隊のクセに全然はれない。しまいにゃテント飛んでったぞおい!お前んとこ
ではなにか、テントをロケットみたいに飛ばせって言われてんのか。
 でもその理由が、父親が忙しくて、おまけに離婚しているために張り方を教えてもらって
ないからだと知って、ちょっとだけ同情したじいさん。
 そういうわけで一行は眠りにつくのですが翌朝、目ざましと間違えて、鳴いていたカエルを
ぶったたいてました、じいさん。それはひどいです(笑)。

 ケヴィンが大きな声で鳴いているらしいんですが、どうも子供を呼んでいるようだと気づいて、
ラッセルは会えるまで見届けるとかムチャなことを言いだします。
 もうおいてけよこいつ…。
 と、そんな彼らは犬に囲まれてて、どっかに連れて行かれるんですね。

 連れて行かれた先が、行方不明になったはずのマンツがいる場所でした。
 彼はずーっと謎の生物を探して、犬とともに生活してたらしい。
 食べ物とかどうしてたんでしょうね。
 
 じいさんはマンツのファンだったので最初は友好的だったのですが、ケヴィンを捕まえて
帰るつもりだと知ってあわてて帰ろうとするのです。
 ところがどっこいラッセルはバカですから、ペラペラとケヴィンのことをしゃべってしまう
わけです。こいつ…しゃべったらどうなるかくらい見当つかんのか。

 命からがら逃げる彼らをダグが手助けしてて、なんかかわいいなぁと思いました。

 ところが逃げきったと思ったのもつかの間、ダグの発信機で位置を特定したマンツが
やってきてケヴィンを連れ去ってしまうんですね。
 じいさんは家に火をつけられてしまったのでそれを消す方を優先したんですけども。
 ラッセルはじいさんに文句言ってたけど、そもそもお前がぺらぺらしゃべったからだぞ。
あそこで黙ってたらマンツが気付かなかったのに。
 とはいえ後の祭りですね。

 パラダイス・ウォールについて、久しぶりに家の中に入るじいさん。
 冒険ブックを見てます。
 空白だと思っていた先に、二人の写真が貼ってあるのを見つけて、驚きながらも
ページをめくっていくじいさん。
 2人で映ってるのに誰が撮影したんだという気もしますが、まあともかく、最後のページに
じいさんは新しい冒険をしてね、というエリーのメッセージを見つけます。
 一方ラッセルなんですが。
 風船を勝手に持ち出して、それと、枯れ葉を飛ばす機械を持って勝手に旅立って
いきました。
 ケヴィン助けたいなら自力でやれよ!勝手にじいさんの家から調達してんじゃ
ねぇよ!
 ほらみろ!じいさんが急いで追いかけようとしても浮力足りなくなってんじゃねーか!
 
 そういうわけでやっと大事なことに気づいたじいさん。
 ラッセルをおっかけるべく、家具を次々捨て始めます。玄関から放り出し、二階の
家具は窓から…ってずいぶん乱暴だなおい!
 そして思い出の、二人の椅子も外に出して、家は再び浮き始めました。

 飛び立ったところにまたノックがあって、ラッセルかと思ってあけたじいさん。
 ダグがいるんですね。
 今度は大歓迎しててよかったなぁと思いました。

 ラッセルの方は、割とあっさり犬に捕まってました。
 キミは本当に一体何をしにきたんだろうねぇ…。
 でも枯れ葉飛ばす機械で犬とかマンツの口をたぷたぷやってたのは笑えた。
お前それドリフでやってこいって!

 カールじいさんの方は家でやってきて、うまいことあの水まき用ホースを飛行船に
くくりつけて、落されそうになっていたラッセルを助けるのですが。
 こいつアホですから自分も行くーとか張り切ってて、その勢いでホースは飛行船から
外れて、ラッセルはホースにつかまったまま宙ぶらりんなわけですよ。
 お前は1分前まで敵に捕まって大ピンチなところを助けられたのに、なんでまた自分から
ピンチになってんだおい!フラグか!フラグ立てたいのか!
 このあと、飛行船にビタアアと張り付くラッセルがいるんだけどホース引きずられてギギギ
って感じで移動してたのがメチャクチャ笑えます。あーこれは見ないとどういう状況か分からない
かと思うんだけど、本当に面白いんですよ。

 カールじいさんの方も、犬をうまいこと「ボール欲しい人ー」てな感じでのかせてて、
これもまたおもしろいんだけど、うまくケヴィンをダグとともに救出するんですね。
 この後マンツと戦いになるんだけど、ほれ2人ともじいさんですから、ここの戦いは
コミカルでおもしろかったです。

 ラッセルの方も攻撃受けてたんだけど、カールじいさんの、応援を呼ぶ合図に奮起
して見事ホースを登って行きます。うん、ここはこれじゃないとなぁ。
 そして家を使って彼らを見事助けに来るんですが、さすがマンツまだしぶとかった。
 ここでじいさん、一計を案じて、家を捨ててラッセルらを助けるんですね。マンツは風船の
ヒモが絡まったまま落ちていきました。まあ運が良ければどっかにひっかかるだろう。

 雲の合間に消えて行く家。
 じいさんはそれを見送りながら「いいんだ。あれはただの家だ」って言いました。

 そのあとケヴィン(ちなみにメス)は子供と再会。すごいかわいかったです。
 じいさんらは飛行船で一旦戻り、ラッセルの保護者代理としてそれからも楽しく
暮らしました。
 ダグも仲間とともに老人ホームを訪ねたりして忙しそうです。

 家は失ったけれども、もっと大切なことがある。
 カールじいさんはそれに気づいたのでした。

 そして、いつかじいさんがまた飛行船であの地を訪れた時、きっと知るでしょう。
 パラダイス・ウォールの上でひっそりと、家が待っていることを。


 スタッフロールは冒険ブックを生かしたつくりになっていて面白かったです。
 実物大の昆虫の図とかいるんか。
 ほかにもいろいろ出てくるので探してみると面白いかもです。


 この映画を見て思い出したのが、アニメ家庭教師ヒットマン!リボーンのエンディング
「青い夢」(作詞・作曲 - 森翼、編曲 - 鈴木Daichi秀行、歌 - 森翼 )でした。
 一部引用したいと思います。(この引用はレビューのためのものであり、著作権を侵害
する目的はありません)

 暗い闇に 目が慣れるように
 少しずつだけど 探しに行け

 揺らぐ 揺らぐ 僕の気持ち 一人ぼっちで泣いた夜
 急げ 急げ まだ間に合うよ 腕を大きく振ってゆけ
 宝物に気付いたなら まだ終わってないと叫べ
 待てど来てくれないならば ああ 今行くよ





多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→カールじいさんの空飛ぶ家