多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→猿ロック


猿ロック

3/14鑑賞

 これは…ちょっと話がとっちらかりすぎたなって思いました。
 猿自身の話と、警察の話が中途半端に同時進行しすぎて、あやふやなまんまに終わって
しまったと思います。
 指名手配とか言われても警察内だけの話だったし。
 やるならもっと本格的に、パトカー50台の追走劇とかあってもよかったんでは。
 そういう物足りなさが結構ありました。
 映画だからか、サルの妄想もやっぱ抑え気味だったしねぇー。
 というわけで、テレビドラマよりややトーンダウンした印象を受けました。


 さてさて。
 冒頭からサルが仕事をしているから何かと思ったら、銀行強盗が発生していて、それの
突入のために、銀行の裏口を開ける仕事を山田から依頼されていたみたいです。
 つか落ち付かないんですけどーって言ってるから何かと思ったら、SITが突入にそなえて
サルの周りにずらっといて、これは笑いました。
 まあ普通はこういうのありえないらしいけど、これは面白かったからいいと思います。
 銀行強盗が引っ張り回してる人質は水樹という、警察署長らしいです。えっらい偶然というか
タイミングがいいというか…。
 強盗は3人いるのですが、そのうちの一人がサプリメントみたいなのをボロボロ食ってて
「フリスクか!?フリスクなのかそれは!?」って思いました。フリスクだろうがメントスだろうが
今はどうでもいいー!

 そういうわけで突入しまして、催涙弾投げ込まれてんだけど。
 水樹がパッと犯人を取り押さえるのはかっこいい…あれ?やられた。おいぃぃぃ!エリート
警視ィィィィ!
 サルは、こんな中「誰に料金請求すりゃいいんだ?」とか言ってて、その前にお前ものこのこ
入ってくんなよ!と思いました。
 この時彼は気づかなかったけれど、犯人の一人がドサクサにまぎれて用意していた、SITの
衣装で、あるトランクを持って出て行ったのです。その時にサルとぶつかっていました。
 つーかサルもこんな時にのこのこ出て行くSITなんかいないんだからちょっとは怪しんでくれ!
ここまるっきりスルーですか!
 
 あと、変な組織が出て来て、新しい麻薬みたいなものの話をしています。
 あ、ヤクザでもやっぱラットで実験するんだ…。
 これを摂取すると6日間くらい休まなくても平気らしくて、逃げた犯人は、この薬を報酬として
強盗やったみたいですね。つーかトランク盗み出して連絡の電話かけるのはいいんだけど、
電話受けた方も、この犯人がキヒヒヒとか笑ってるだけで理解してんだからすげぇや!
 ただのイタ電にしか聞こえん!

 そういうわけで犯人を一人取り逃しはしたものの、人質にケガはなく、お金も戻って警察と
しては面目躍如ではあったと思うのですが、サルは、人質が運ばれていく際にきれいなおねえ
ちゃんと目があってポーッとなってます。
 それはさておきマスコミに囲まれて、自分のカギ屋の宣伝をするところはサルらしくて良いと
思う。

 警察は、水樹が犯人を一人取り逃してしまって申し訳ないという記者会見してて、すごい
真面目だなぁと思いました。
 この時点で単に点数稼ぐためにしおらしくしているのか、本心でお詫びしているのかが
わからなくて、それをハッキリさせていたらもっと面白くなったのになぁと思います。彼女の
立ち位置がわからないから、今後警察内でのやりとりが、なんていうかどうなの?って感じに
なっちゃった気もする。

 商店街では、山田がテレビに映ってるぅぅぅ!とかすごい喜んでるんだけど、サルの方は
カギを開けただけだろ、とひどい対応。いやいやいや、SITの潜入は彼の働きなくしては
ありえなかったですよ!
 っていうか今気づいたけどリツコってブラマンの南海さんですよね。
 どおりで男相手のケンカも強いと思った!(違う)

 山本が今夜合コンあるとか言ってるけどサルは、今はもう古い、と携帯を見せてます。
…え…?出会い系…?それもなんか中途半端に古い気がするよ、サル!
 それをさらに見越してか山本はUSBメモリでAV持ってきたらしいし。
 君らの知識が古いんだか新しいんだかわかんないよ!

 そこにある女性が訪ねてきました。
 あの、人質の中にいた女性です。
 つーかこの時点でなんていうの、わざとらしすぎるというか、犯人の一味ではないのかなー
とか思ったりしてたんですけども。

 マユミと名乗ったこの女性は、銀行では助けてくれてありがとうと、サルにお礼を言います。
助けたというかまあかぎ開けただけですけど。
 この時点で怪しめ、サルー!
 マユミは、自分の会社の金庫番をしているのだけれど、番号を忘れてしまって思い出せない、
自分には記憶障害があって、過去のことを覚えていないと同情を誘ったあと、サルに開けて
くれるよう頼みます。
 普通はどこかにメモしてあるとか、メーカーに問い合わせればとか思うのですが、これで
コロッと騙されて開けてしまうのがサル。
 仕方ないといや仕方ないですが。

 ここでまたサルの妄想全開。
 金庫のカギだけでなく私の心のカギも開けて、とか想像しまくりです。
 どちらかというとサルの妄想の扉を閉めた方がいいような気もしますが。

 警察の方では、逃走した犯人を追う、というような警察会議がなされていたのですが、
水樹に反発している人も少なくないらしくて、お飾りでいればいいのにとか、今回のことで
マスコミが警察裏金のことを忘れてくれたよかったとか、そんなこと話してる奴もいます。
 それ聞いて山田はけしからんと怒ってました。
 
 その逃走した犯人の方は、金庫に、うばってきたトランクをしまっています。その報酬と
してあの薬をもらってる。ここまでくるともうドラッグのために殺人おかすようなレベルで
しょうね。

 水樹は上司に呼び出されて、ちゃんとあのトランク取り返せよ的なことを念押しされて
ました。どうもやばいものが入っているようですね、あれは。

 マユミとサル、フィットネスクラブにやってきました。
 どう見てもあのヤクザが経営していた、薬が出回ってるとこじゃねーか!
 こっからしてもうつながりあるのバレバレだわー。
 先に金庫のある部屋にいったマユミ、あの犯人をスタンガンで気絶させましたよ。
 仲間割れでしょうか?
 何も知らずに待っているサルは、山本とばったり。
 山本いわく、ここのクラブは100%痩せられるので、女性の人気が高いらしいです。
…それも薬でかぁ…。
 
 山田は現場に落ちていた、犯人が食っていたあの薬をデータベース照合している
ようです。すごいなぁ。こういう風なデータがあるんですね。
 んでなかなか見つからなかった時に。
 山本から「ピーチです」的なメールがきて、何やってんだ!とプリプリしながらも
鼻の下をのばして画像見ていると。
 クラブのマークが、その薬に刻印されていたマークと同じであると気づきます。
 すげぇや!瓢箪から駒以前にものすごいご都合主義だ!

 んでそんなことも知らん山本は女性から元気が出る薬をもらって食べてるし。
大丈夫でしょうかこいつ。
 良く考えたら山本、毎回地味に被害にあってるような気がします。

 さて用意の整ったマユミはサルを呼んで金庫を開けさせています。
 この時、気絶していた犯人の携帯が鳴るんだけど、マユミとっさに、自分にかかってきた
みたいなことをいってサルが作業している間に携帯を切るっていうのはすごい判断だと
思いました。

 そういうわけでサル、苦労の末に金庫を開けて。
 着替えていたマユミはそのトランクを運び出そうとするのですが、ヤクザが帰ってきて
大ピンチ。
 事情を知らないサルを巻き込んで逃げることになります。
 せめてサルは巻き込まないでやれよ!なんで当たり前みたく共犯にしてんだよ!
 途中、ヤクザに挟まれて大ピンチになるんだけど、その前に立ったのは山本!
 薬を飲んで強くなってて、立ち向かっていってるのが笑いました。山本の唯一の見せ場ー!

 駐車場に来たマユミとサルは、車で脱出しようとするんだけど、走りだしたのもつかの間、
前後を車に挟まれて、「え?車で逃げようとした意味あったの!?」ってくらい、短い距離
走っただけで車を捨てて逃走しました。
 最初から走って逃げてた方が早かったような気がする!

 で、どっかのゴミみたいなの積んでいたトラックに乗って逃げました。
 
 山田の方は何も知らんと、犯人の遺留品から割り出した場所がフィットネスクラブで
あったこと、そこからトランクを持ってサルが逃げていたことなどを水樹に報告。水樹は
トランクを追えと山田に命令します。
 こっちもなんかきな臭いことになってきた。

 えーと、水樹の上司のさらに上の偉いおっさんが、サルがあのトランクの中身を見るような
ことがあれば問題だぞ、みたいなこと言ってます。
 まあ…、マユミにとっての大事なものが入っていると思っている以上、サルが見るような
ことはないとは思いますが。

 マユミはトラックの中で、あのジムは自分の両親が経営していて、藤山という男に乗っ取られて
しまった、実体は薬の売買などやっている犯罪組織だと説明します。
 どう考えてもそうなったら警察に通報したほうが早いと思うのですが、サルは信じているようです。
その藤山というのがヤクザのトップの、趣味悪い服着たおっさんですか。
 それでマユミは藤山に弱みを握られて無理やり働かされていた、このトランクの中にはその、
誰にも見られたくないものが入っていると説明。
 サル、また妄想で、エッチなものが入っていると勘違い中。
 つーかそれだったら盗み出した今の時点で破壊してしまえばいいはずなのですが…。
 マユミはうまいことサルを騙して、ひとりじゃ心細いから一緒に逃げてと言います。

 藤山らの部下が追い付いてきたので、彼らはトラックから逃走。
 フェンスに追いつめられたけど、そこの南京錠をサルが開け、ヤクザが来る前にすばやく施錠して
ピンチを切り抜けた…はずだったのですが、その先が工事中の行き止まり。
 どうするんだ!?と思ったら、ギリギリ、マンホールを開けて逃げていました。ドラマならでは。
(普通はマンホールのふたは持ち上がらない。いたずら防止のため)
 おい、サルかマユミ、どっちか「ゴールデンスランバー」見てるぞ!

 脱出した2人は、追われている身だというのに、公園で顔を洗ったあと、そこにいた子供達と
呑気に戯れています。
 何このフランス恋愛映画に出てきそうな軽快な音楽。
 つーか公園の水で遊ばないように!節水の精神はないんか!

 このあとマユミはサルをホテルに誘うのですが、別に変な気持ちがあったわけではなく、
単純に休みたかっただけらしい。
 サル、マユミがシャワー浴びてる間すごいソワソワしてて、さようなら子供の俺とか言いつつ
最後に自分撮影って言ってたのがめっちゃ笑えました。
 そんな中電話がかかってきて、その相手はサルが今その出会い系だかではまっている、
メイちゃんとかいうメイドなのですが。
 え?メイちゃんの執事?(メイドだと言っとろーが!)
 今から会えない?というメイの誘いに迷いながらもきっぱり断ったサル。

 しかしそれは山田のトラップでした。場所を特定したかったらしい。
 サルの方はシャワー浴びてめちゃくちゃポージングしながら出てきたら、マユミぐっすり
寝てました。ですよねー…。
 がっかりしたサルですが、たまたまマユミのカバンから、星の王子様という本を見つけます。

 えーと。
 未だサルというかトランクの行き先を見つけられない水樹の上司である金井は偉い人の
小笠原に叱られていますが。
 てっとり早く彼らはこの状況を利用することにしたらしいです。
 つまり、銀行強盗が起きる場にたまたま警察署長である水樹が居合わせたのは出来過ぎで
ある、みたいなことをやるつもりらしいですね。
 きったねぇー!

 藤山の方は、水樹から電話を受けて、ミスは許されないわよ、トランクを取りかえして
みたいな指令を受けてました。本気でつながってんじゃねーかよ!

 で。
 マユミが目を覚ますとサルが、星の王子様を読んで泣いてました。
 どこまでも予想を裏切らない奴だな!
 マユミは、自分には恋人がいたけれども地雷を踏んで死んでしまったこと、自分は、
まだ地雷が埋まっている国で、地雷が埋まっていることを示す看板すら読めない子供の
ために、本を読む仕事がしたいんだと、今それ必要ですか?みたいな夢を語ります。
 サルは、俺が絶対マユミちゃんを守ると宣言。
 賭けてもいいですが、そのセリフを吐くと大抵自分が敵にボッコボコにやられた上
守るといった相手はさらわれます。

 いい雰囲気になりかけた2人ですが、そろそろ時間だから出ましょと言われてサル、がっくり。

 んでホテルを出たところで山田がいて、マユミを逮捕、驚くサルに、このトランクは銀行強盗
の時に犯人が持ち去ったものだと説明しますが、それを簡単に信じたらこの映画終わって
しまうわけで。
 マユミが犯人の仲間だという山田の言葉にもサルは耳を貸しません。
 でもマユミ自身がウソだから、とあっさり暴露。
 サル二度目のがっくり。
 というか美人だったら無条件に信じるのやめなさい、サル。
 
 まあそういうごちゃごちゃ話をしながら山田が2人を護送しているとですね。
 藤山の部下たちが車で体当たりしてくるんですよ。
 よし山田、「東京DOGS」みたいに銃で応戦だ!(持ってません)
 つーわけで車は横転。
 マユミとトランクは部下たちに連れ戻されてしまいました。
 映画「猿ロック」ありがとうございました。(終わらないー!)

 金井は水樹に、あの日警察の裏金を銀行に持っていく時を狙って、打ち合わせしていた
銀行強盗犯に襲わせたのではないか、と言ってます。
 つーか裏金をわざわざ預けに行くのかよ。金庫にでもしまっておけよ。
 アホですかお前は。
 水樹はそんな金井に、わかってないのはあなたの方です、と言います。あのトランクが
自分の手にある限り、自分は金井らと同じ立場に立てると。
 つまりあのトランクに入っているのは裏金だけでなく、もっとやばい情報も入っていると
いうことになりますね。
 何が目的だと問われた水樹、警察を正しい姿に戻したいと言いました。
 これはウソじゃないんだけど、いまいち水樹の立ち位置がハッキリしないからなぁ。
だから話の流れがよくわからなくなってしまう。

 サルと山田は手当を受けていて、山田はむくれているサルに、あとは警察に任せろと
言います。ついでに山本から薬取り上げた。
 サルは、守るって約束したのに守れなかったと、クラブに忍び込むことを決意。
 で、山本もきて、正面から行くのは無理だよ俺ら顔見られてるからと忠告。
 リツコが、自分が中に入るから、あんたらは上から忍びこめって言うんですね。
 それはいいけどなんで君ら、駐車してある車の下をわざわざ通ってやってくるの?
普通にくればいいじゃん!

 山本はまだ薬の影響が残ってるらしくて「このままだとおてんとうさんに顔が立たない
もんねー!」ってでっかい声で叫んでて、サルに「今は月だし」みたいなこと言われてたのが
面白かった。

 リツコの方はあの銀行強盗犯がクラブに入ってきて、インストラクターから薬を受け取って
いるのを目的、こっそりその後を追います。
 
 サルと山本は通気口みたいなとこを行くんだけど、何も2人ギュウギュウになって一緒に
行かなくてもいいのに。このアホっぷりが笑えます。あと危ないから、通気口から出る時に
頭から降りて行くな。
 その後、あの金庫がある部屋にいったんだけど、そこの中にトランクはありませんでした。
 
 廊下を通った藤山を見たサルは、その直後に彼が消えているのを確認。
 どっかに隠し扉があると探していて、山本が仕掛けを見つけてたのはすごかった。というか
せめて藤山が出て行ってからにすればいいのに。開いた向こうにすぐ藤山がいたらやばい
だろうが!お前らはもっと考えて行動しろ!

 藤山はどうやら電話で水樹を脅してるっぽい感じでした。トランクの中にあったUSBメモリの
中を見たらしく、それが明るみに出たら、警察幹部の首が飛ぶだけではすまない、という
ような内容らしい。私はむしろそんなものが、パスもなしに保存されていたことにビックリ
ですけども。

 サルはそのUSBメモリを見て、山本が前に持ってきた、AVの記憶がよみがえったらしい。
でもってあの中にマユミちゃんの恥ずかしい姿があると誤解してました。こンのドアホがー!!!

 このあとサルが藤山を倒してメモリを取り上げ、マユミが登場してサルにお礼を言う、って
妄想はよかったけどそれまだすっごい先の話だからね?

 トランクを藤山が金庫にしまうところを隠れつつ2人は見てるんだけど、急いで隠れた山本が、
「目があった目があった!…魚と!」って言っててバカかー!って感じだった。でも山本らしい。

 藤山が出て行ったのでその金庫にチャレンジするサルなのですが、なんとこの金庫は鍵穴が
なかった!
 ということはからくり金庫かー。
 私は案外これ、上から開閉するものかなとか思ったりしたんですが、そんなだったら不便なこと
この上ないですね。
 仕掛けを見つけて鍵穴を出したはいいけど、古い金庫なので逆に丁寧に扱わないと開かない、
というサル。
 そこに藤山が戻ってきて大ピンチ。

 一方、犯人の後を追っていってそこにマユミが監禁されていることを発見したリツコも見つかって
大ピンチに。
 ここで各シーンが同時進行する画面構成はなかなかよかったと思います。
 藤山は忘れ物を取りに来ただけっぽくて、その後サルは今度こそやっと金庫を開けてトランクを手に。
 しかしマユミの方は連れ去られてしまいました。
 
 困った一同がどうしたか。
 苦しい時の山田頼みですよ。
 山田の先輩が「いってこいよ」って言ってたのはなかなかよかったですが。
 山田よくクビにならないな…。
 でもこの先輩もネッ転がってタバコの火つけるからライターの火で手をやけどすんだよ。
 脚本通りかマジなのかわからんな…。

 山田、パトで向かってました。
 あ、この映画で気づいたんだけど交番勤務から引き抜かれて刑事になってたっぽいですね
山田。
 よくパト持ち出せたな。
 サルの方はバイクにトランク積んで向かってました。
 え?誰かマユミの行き先知ってんのこれ?

 マユミの方は藤山達に始末されそうになってんですね。
 すべての罪をなすりつけて殺されるらしい。
 車にクサリでくくりつけられていますけど、これを自殺にさせるだけの自信はあるって
とこですかね、藤山。警察の弱みを握った気になってんもんねー。

 そこにやってきたサル。
 かっこよく駆け付けた!と思った直後にバイクでこけて突っ込みました。
 一番のキメどころぉぉぉぉぉ!
 しかも何とかするのかと思ったら藤山達にボコボコにされ、その間にマユミの車は海にドボン。
トランクも回収されてしまいました。
 アレ?サル君?君は何をしにきたの?
 
 山田の車も来たんですが、何ができるわけでもないな、よく考えたら。
 サルはマユミを助けるべく海へ。
 逃げようとした藤山ですが、なんとぐるっとパトカーに囲まれていた。
 ここはかっこ良かったです。
 
 サルは沈んだ車からマユミを助けようと潜るんだけど。
 山田とか山本も手助けくらいしてやれよ…ライトで照らすとかさぁ…。
 この後のなぜか夜なのに昼間なみに明るい水中で、サルはマユミの手錠のカギを開けようとし、
マユミは「もういいから」的なことをゼスチャーで示すっていうやりとりはすごいよかったです。
 
 藤山の方は「いいのかー俺がしゃべっても」って感じでしたが、水樹はなんか役目は終わった
とか言ってましたよ。
 必要なくなったってことですかね。
 このあたりがよくわからんちゅーか。
 最後まで警察の方はちょっと意味不明でした。

 無事マユミを助けたサルは、水樹の車でどっか向かうんだけど。
 水樹は途中で車を止めて、USBメモリを渡せと言います。
 サルはこの期に及んでまだ、マユミの大事なものだ!と言ってるけど、水樹はそんなものじゃ
ないと一蹴。
 これには警察の忌むべき情報があるけど、使い方次第では力を生み出す、私には必要だと。
 サルは、あんたのやろうとしていることは本当に正しいことなのか、と聞きます。
 水樹は、信じていることを貫くためなら何でもする、一番大切なものは目に見えない、でしょ?
といって走り去っていきました。
 あの…トランクの金思い切り忘れてる上に2人置き去りですか…?
 おいこら警察ゥゥゥゥゥ!!!!

 で。
 またマユミはサルをホテルに誘うのですが。
 いい雰囲気だと思ったら今度はサルの夢でした。
 マジ寝すんな。
 まだマユミはシャワー浴びてるのかと思ってたら逃げられてました。
 そうです、マユミはあの警察の裏金持って逃げたのです。
 お前は峰不二子かぁぁぁぁぁ!!!
 空港で警察に捕まるマユミ。トランクを開けさせられましたが…。
 この表情から見て多分、入っていたのはお金じゃなかったんだと思う。

 水樹は「働き」が評価されてどっかの部長に任命されてました。管区のだっけ?ともかく
金井にとっては忌々しい昇進だったらしい。
 そして小笠原は水樹に聞くのです。
 君が望んでいるものはなんだと。
 
 彼女はこう答えました。
「私が望むのは正義です」

 つまり、「正しいことしたきゃ偉くなれ」ということなんですかね。
 おおい室井さーん!こっちの方がなんかちゃくちゃくと昇進してますけどー!?
 映画・踊る2に出てきた殺人目撃した人でっせー!(その人とは中の人は同じだけど
キャラは違うから!)
 

 サルの方は、カギ屋の掟を破ってしまったから看板下ろす!と大騒ぎ。
 あと山田が制服姿に…あ…降格だ…。

 そんな中、エアメイルがサルに届きます。
 差出人はマユミから。

 トランクの中身が「星の王子様」の本に差し替えられていたことを知ったマユミは、
カンボジアで、子供達にこの物語を読み聞かせる仕事についたようです。
 たくさん嘘を言ったから、一つくらいは本当にしたいと思ったらしい。
 まあなんだかんだ言っても、サルの純粋な心がマユミを動かしたってことですよね。
 …あれ?金は結局どこに?

 最後エンドロールが出て少ししたあとに、ホテルで、寝ているサルのほっぺにチューして、
名残惜しそうに出て行くマユミの姿はよかったなぁと思います。

 水樹のエピソードはすごいよかったと思うので、なんていうか最後ビシッとしめるような
シーンがあればもっと引き締まってよかったかなぁと思いました。
 裏金作ってた、水樹より下になった連中が粛清(左遷の辞令)されて終わりとかね。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→猿ロック