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ヒックとドラゴン

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表示されない可能性があります。あらかじめご了承ください。

8/11鑑賞

 冒頭に、シュレック特別バージョンが上映されていましたが、「当劇場ではシュレックの
上映は未定です」って書いてあった(笑)。まあ私シュレックシリーズ見たことないんです
けども。
 
 この映画のタイトル、どうしてヒックと「ドラゴン」なのか。
 それは最後まで見ればわかります。

 さて、ドリームワークスといえばたまに会社ロゴで遊んでる会社。
 今回も、釣りをしている少年のロゴの背景に、ドラゴンの影が一瞬だけ横切ります。
 ホントに一瞬でした(笑)。

 バーク島というバイキングの島。
 彼らが住み始めて7代目だというこの島の唯一の悩みは、ドラゴンがたびたび襲ってくる
ことなのでありました。
 普通の人だったら地下に家つくるとかすると思うのですが、まあバイキングだしなあ。
 で、住んで長い割に家が真新しいのは、いつもドラゴンの襲撃で焼けるからだ、と。
 その材料をどこから調達しているのか気になりますが、主人公であるところのヒックからは
何の説明もありませんでした。

 そのヒックは、自分も強いと勘違いしているのかわからないけど、とにかく自分もバイキングに
混じって戦いたいらしい。
 まあ…悪いことは言わんからやられる前にやめとけよ。
 自慢の武器を開発したらしいですが、武器屋の中で炸裂させて味方にブチ当ててる始末。
 うむ、君は鍛冶をやっていた方が向いていると思うぞ!
 で、そんなヒックにもあこがれの子がおりまして。
 それがアスティ。女の子ながら実力もあるバイキング見習い。
 ムダに映像がスローになるのが良い。
 まあ水まいて火を消してるだけなんですけどね。髪なびいてるし。

 ヒックの師匠はドジばかりしているヒックを叱り、戦いたければそれを治すこと、とヒックに言う。
 ヒックは「ソレって僕の全部を指差した?」「そう」という感じ。
 要するにヒックにいいところは何もない、と…。

 ドラゴンにはいくつか種類があるらしくて、お前こんなもん一回登場しただけで全部
覚えられるか。
 まあいろいろあるらしいですよ。
 で、ナイト・フューリっていう種類のドラゴンだけは、誰も見たことがない、強力なドラゴン
らしいです。これ覚えておけば後はどうでもいい。
 ヒックは、このナイト・フューリを自分が捕まえさえすれば誰もが自分を認めると、いきなり
レベル1で棍棒片手にステージボスに立ち向かう勇者みたいな発言をぶちかましてます。
もうお父さん心労でハゲるからやめてあげて!

 で、ナイト・フューリが吐く稲妻の光を頼りにあみを発射するんだけど。
 やったー見てた!?とか騒ぐヒック。
 見てたのは仲間ではなくて別のドラゴンでした。
 「いやお前じゃなくて」とか言う以前に絶賛大ピンチだろうがてめぇ。

 ヒックの父はバイキングのかしらでもあるのですが、さすがにめっぽう強い。
 一定回数炎を吐いたらそれ以上炎が吐けなくなるドラゴンの特徴を熟知してて、肉弾戦
してますもん。でっかいワニと戦うようなもんですよ。すげえ。
 まあそこにドラゴンに追われつつ戻ってきたヒック、村の被害をでっかくしちゃって、さらに
そこで「ナイト・フューリを倒した」といったところで誰が信用してくれるというのか。
 彼ヒックの唯一の欠点といえば、自分が強い、実力があるというのを信じて疑ってない
ところでしょうか…。

 バイキング達は毎夜毎夜襲ってくるドラゴン相手に、どこかに巣があるはずだから、それを
見つけて破壊し、追い払うのだという話をしています。
 まああれだ、ドラゴンの生態からして、人間がたどり着けるような場所に巣は作ってないと
思いますけども。動物ってのぁ侵入者を防ぐため、自分達だけが出入りできる場所に巣をつくる
もんだし…。
 巣を叩きに行くのに誰かついてくるもの、といって誰も手をあげないもんだから父、最後の
手段に出ました。
「残った奴はヒックのおもりだ」
 それで皆が「行きます!」と手を挙げるって…。
 
 父としてはヒックに、早くドラゴン退治ができるようになってほしいらしいのですが、今の
ままだと、練習用のドラゴンでさえ、檻から出したらやられるだろうってことで、鍛えるしか
ないだろうということになるのですが…。
 その問題のヒック君、こんなに不安がられているとはつゆしらず、僕は強いんだぞ冒険の
最中です。怖さを知らないってある意味罪だな。
 つーかお前、せめて装備なんとかしろよ。
 なんで近所のコンビニ行くみたいな軽装なんだよ。それでドラゴン探しあるいてどうすんだよ。
これドラゴンボールじゃないから、炎浴びてもズボンだけは無事なんてことにならんぞ。

 えー、木の枝をかっこよくはねのけたヒック、しなってもどってきた枝にぶち当たるという
お約束をかました後。
 そこら一帯何かで倒されたような跡がついてるのに気付きます。
 どうやら何かをしとめたのは間違いないらしい。
 で、周囲を崖に囲まれた、ちょっとした川辺みたいなとこに行くと、ロープでぐるぐる巻きになった
ナイト・フューリが確かにいた。
 喜ぶヒック。
 でも彼はナイフを振り下ろすことはせず、ロープをほどいてこのドラゴンを助けてやりました。

 ドラゴンの目を見たから殺せなくなったというのもあるだろうけど、もともとヒックは優しい
子だったのだろうと思います。
 ドラゴンはそのまま逃げていくんだけど。
 その時は何もせずヒックは帰りました。

 で、父にヒックはドラゴン退治やめようと思うって言うんだけど、父は、それをヒックが怖気づいた
と思ったらしくて、ドラゴン退治の練習始めようぜ、みたいなこと言ってきます。
 要するにこの親子はお互いに話聞いちゃいねーってことです。

 というわけで始まりましたドラゴン訓練。
 ヒックの他にも5人の見習いバイキングがいるのですが、それぞれ個性が強くて面白いです。
 ちなみにヒックは散々でした。
 追い詰められて炎でやられそうになったところで師匠に助けられる有様。
 うーむ…。

 で、ヒックは恐る恐る、昨日のドラゴンがいた場所にいってみると、まだそのドラゴンは
いました。
 周囲ぐるっと崖に囲まれているから、尾翼を失ったドラゴンは飛んで抜け出すことが
出来ないらしい。
 ヒックもそれに気づきます。
 まあ飛べない時点で気づけよとも思うんだけども。
 ここでドラゴンの表情がくるんくるんかわるのがかわいいです。
 警戒してみたり、見なれないものにきょとんとしてみたり。

 その夜ヒックは、師匠が置いて行った、皆はバカにして読まなかったドラゴンマニュアルを
こっそり読んでみる。
 私こういうのあったら面白そうだから読みたいけどなあ。
 ハリー・ポッターでももうかなり昔ですが、ハリー達が使っている教科書だとか、怪物だった
かな、テキストが発売されたことがありますよ。日本語訳だったけど。ロンの落書きとかあって
面白かった。(売上はチャリティに寄付されたそうです)
 で、ドラゴンの詳しい記載があるんだけど、炎がどーたらとか頭が二つあるとか書いてあって、
最後は大体「見たら殺せ」で締めくくられてんですよ。
 全部の対処法「殺せ」しかないやん!
 でも、ナイト・フューリの項目だけは、誰も見たことがないということで白紙でした。
 これには「戦うな。隠れて祈るのみ」って書いてあった。

 さて翌日のドラゴン訓練。
 戦ってる最中だというのに、上にいる師匠に、ナイト・フューリのことを聞くという余裕を見せる
ヒック。アホすぎます。
 アスティはすごく頑張っててかわいかった。
 で、なんだかんだでやる気がなくてピンチになったヒックに、アスティは「遊びでやってんの!?」
ってめっちゃ怒るんですよ。気持ちはわかる。

 えーヒック。
 いろいろ考えたのか、あの場所に盾持ってきました。
 それはいいけどせまくなった場所につっかえて、結局盾通りませんでした。
 あのさ、君はさ、その盾を横にしたら岩場の狭い部分通り抜けられるとか考えたことは
ないのか?

 ドラゴンがいたけど警戒している様子なので、ナイフを捨てるヒック。
 するとあっという間にドラゴン、警戒心をといててかわいいと思いました。
 開いた口に歯がないというヒック。
 すると、ぶわっと歯が出てくるドラゴン。
 普段しまってんのかよてめぇ。
 この後ドラゴン、ちょこんと座ってます。かわいいです。体格的に座れないだろうとか
いうツッコミはどうでもいいです。

 で、ヒックがくれた魚を食べるドラゴンなんだけど、何を思ったか、魚の下半分を
吐きだして、ヒックに与えるんですね。
 つまり仲間とみなしたってことなんだろうな。
 生で食べるハメになるヒック。
 これは気の毒に。
 確か、オランダでは、ニシンを生で食べる習慣ありますよ。
 屋台とかにニシンが並んでるから、それを買ってその場でつるっと食べるのが普通らしい。
 刺身とはえらい違いますね。
 でもオランダ人でも、ドラゴンが一旦食べてはき出した魚は食べたくないだろう。
 
 ヒックをマネして笑って見せるドラゴンだけど、ヒックがなでようとするとサッと逃げる。
 仲良くなるにはまだまだですかね。

 ある時木にコウモリみたくぶら下がって寝てたドラゴンですが。(どういう生態なんだよ)
 ヒックが似顔絵を地面に描いているのに興味もって近寄ってきて、自分も枝くわえて
描き始めるのがかわいいです。
 しかもヒックがその線踏んだら怒るし。
 非常に人間的でかわいかった。
 さらに今日はドラゴン、触らせてくれました。
 でも触った直後に逃げました。このツンデレドラゴンめ!

 師匠が話をしてくれるのも気もそぞろに聞いていたヒックは、思い立ってドラゴンの尾翼を
作ってやることにするんですね。
 鍛冶屋の手伝いをしていたからそこらへんはお手の物で、なかなかすごいなと思いました。
 で、ドラゴンをトゥースと名付けたらしいヒック、試作品第一号を持っていきましたよー。

 魚を食べさせておいて、気をそらしてる間に取りつけるヒック。
 まあ何されるかわからんからトゥースも警戒するだろうし、こっちの方がいいだろうなぁ。
 んで何か異変に気づいたっていうか、トゥースがいきなり飛びあがって、ヒック乗っけたまんま
飛んで行くのは面白かったなぁ。
 でも試作品だからすぐ壊れて落ちるんですけども、それでも成功の第一歩なわけで。

 えードラゴン訓練を受けているヒック。
 以前のように怖がって逃げることはなくなったんだけど、水をかける訓練で、落ち付いて
頑張った割には、水がドラゴンの頭に届かない、という失態を見せてくれました。
 ピンチかと思いきやこのあとヒックはドラゴンに「さがれ!」と強い口調で言って、檻の
中に戻してしまうのです。
 トゥースとの訓練の成果!とか思ったら、ドラゴンが嫌う海蛇を服の中に隠していただけでした。
お前結構やること汚いな!

 そういうわけでしばらくヒックは、トゥースのところに通い続け、尾翼を作り続けました。
 一方で、ドラゴン訓練の方でも、ドラゴンと戦うのではなくて、手なずけたり大人しくさせる
ということをやってて、皆が見る目が変わってくるわけですよ。トゥースと一緒にいて気づいた
ドラゴンの特徴がとても役に立ちました。
 けれども、がんばってきたアスティとしてはとても不満なわけです。
 人の後ろに隠れてばかりいたヒックが今や実力ナンバーワンになってしまったわけだから。
 
 トゥースがうまく飛べるようになってきて。
 ロープを、トゥースにつけた鞍に固定してたのがまずかったのか、とれなくなって、いったん
家に戻ってロープを切り離そうとするヒック。
 もうすっかりナイフとか持って行かないようになってたんですね。
 それはいいけど、こっそり深夜にトゥースとやってくるなんてリスク大きすぎるぞ!
 と思ったら案の定アスティに見つかって、ごまかしてるのが面白いんだけど、トゥースは
家の中で退屈してたところに羊見つけたもんだから、そっちに行こうとして、ロープで引っ張られた
ヒックが、アスティの前で宙に浮いていくというシーンはメチャクチャ笑いました。
 間一髪、アスティが怪しんでドア開けた時には逃げたんですけどね。

 安定して飛べるようになってて、空を自在に飛ぶシーンがあるんだけど。
 操縦がヘタであちこちぶつかるヒックをトゥースがはたいたりするのかわいかった。
 うまく飛べるようになって、トゥースがぶわっと火を吐くんだけど、それが飛んでいる前方
だったため、その火のなかに飛び込む形になってこんがりやけるヒックとかも。
 そしてヒックは、休憩していた場所で小さなドラゴン達に出会い、彼らには人間に対する
警戒心はないこととか、口の中は火に弱い、なんてことを知ります。
 人間が勝手にドラゴンを敵視しているだけで、ドラゴンと人間は仲良くなれるのかも知れない。
 ヒックはそう気づいたことでしょう。

 ヒックの父が帰宅しましたが、こちらはドラゴンの巣に関する情報は得られず、無駄足だった
みたいです。
 でも父は、師匠からヒックがとても力強いバイキングになったことを聞かされ喜ぶので
ありました。
 ヒックの部屋にやってきて「聞いたぞドラゴンのこと」とか言ってて、ヒックが、トゥースの存在が
ばれたと思ってしどろもどろになってるのは面白かったなぁ。

 ドラゴン訓練の総仕上げで、ドラゴンを倒す試合みたいなんがあるんですが、ヒックはアスティに
手がらを譲ろうとしたんだけど、ついうっかり自分が手なずけてしまって、結果的にヒックが、
バイキングになる試練として、ドラゴン殺しの試合を受ける権利を得てしまうわけです。
 皮肉なもんですね。

 戦いが避けられないと知ったヒックは、トゥースとともに逃げようとするんだけども。 
 アスティがヒックがいきなり強くなった理由を知ろうと、ついてきてました。
 ばれたぁぁぁぁぁ!!!
 つーかヒックも「このスーツ作ってたんだ」とか言ってもごまかせるわけないだろうが!
 アホかてめぇは!

 で、二人のやりとりを見ていたトゥースは、アスティを敵とみなして警戒心剥き出しにする
わけですよ。
 ここなんかよかったなー。
 説明を聞く気がないアスティを高い木の上に連れて行ったりとか。
 この後アスティも背中に乗せてトゥースは飛ぶんだけど、めちゃくちゃイヤなのは、ヒックの
指示をまったく聞かないことからも丸わかりで、ヒックが諦めて「はいはいスピンね」とか言ってる
のが面白い。
 で、アスティが音を上げて謝ることになるんだけども。
 そっからははっきりと、静かな飛び方になってて、トゥースがかわいかったです。

 アスティは自分の考えが間違っていたことを認め、ヒックのことを心配するんだけど。 
そんな中彼らは、ドラゴンの群れの中にいることに気づきます。
 群れが向かったのは堅い岩に囲まれた洞窟のようなところで。
 ドラゴン達はとってきた羊やらなにやらをその穴に落としていく。
 と、でっけぇドラゴンが、ちょうどモグラたたきのモグラが出てくるような動きで下からあがってきて
そのエサを食ってるわけですよ。(例えが悪すぎて怖さ半減!)
 
 ヒックらは理解します。
 ドラゴンは蜂の巣の働き蜂みたいなもので、これにえさを運んでいたのだと。
 その割にはなんかえらい、ボスドラゴンを恐れてる気もするのですが…。
 父に知らせるというアスティにヒックは、慎重にしたほうがいい、と言う。
 確かにこんなんを下手に外へ出した日にはどうなることやら…。

 こっから物語は少しシリアス路線になります。

 あ、このあとアスティが去ってく時に、ヒックを一発はたいて、これはやられた分、んでほっぺたに
チューして、これはその他の分って言うんだけど。
 トゥースが見てたのがかわいかったです。


 ドラゴン殺しの場においてヒックは、ドラゴンを殺すのではなく、手なずけようとしたんですね。
お互いにわかりあえる、というのを示すために。
 けれども話を聞かない父は勝手に、ヒックがピンチだと判断し、大きな音を立てたのが、
ドラゴンを刺激して、ヒックは本当のピンチに陥ってしまう。
 ホントに話きかねーなこの父は…。
 そのヒックの声を聞きつけたトゥースがなんと駆けつけてくるわけです。
 でもバイキング達は、ナイト・フューリが襲ってきたと思いこみ、ヒックの話も聞かずにトゥースを
捕まえてしまう。でもトゥースは、ヒックが反撃しちゃだめというから大人しくされるがままに
なってました。なんてかわいいんだトゥース。

 えー。
 父、ヒックの説明も全然聞きませんし、それどころか、ドラゴンの巣があると知ってそこに
向かおうとします。
 ヒックが「一生に一度くらい僕の話を聞いてよ」って言うけどダメでした。
 ドラゴンに寝返ったとか言ってるぞ父。お前のひげ寝てる間に脱色したろうかコラ。

 でもこのあと、トゥースはその巣の場所を知るために船に乗せられて連れていかれるの
だけれども、それを何もせず見送るだけのヒックも、なんていうか元の弱虫に戻ってしまったと
思わずにおれませんでした。
 本当に友達なら船に乗り込んででも助けにいけよ、と。

 ヒックはアスティに、最初に出会った時トゥースを殺さなかったのは、相手も怖がって
いるように見えたからだ、と言う。
 そういうわけでヒック、なんとかしようとするわけですけども。
 すっかり忘れてたんだけど、練習用に檻に入れられてたドラゴン達がいましたね。
 ヒック以下、見ならいバイキングはこれにのって父達を追いかけます。
 ヒックが長い時間かけてトゥースと慣れていったのに、なんでお前らはすぐ乗せて
もらえるんだよとか細かいこといっちゃいけません。

 えー。
 父の方ですが。
 もう無謀というかアホというか。
 岩を壊してドラゴンいたぞーひゃっほーい退治するぞーとか言ってたら。
 ボスドラゴン出て来て大ピンチです。
 この期になって「ワシが間違っていた」。
 うん、もう遅いです父。
 船も焼かれて全滅しかありませんがな。
 なんで相手の実力を確認せず突っ込んでいくんだ。

 そこにさっそうと現れたのがヒック達でした。
 訓練に従ってまずボスドラゴンの死角を探すみたいなことやってんだけど、目が左右に
3つずつあって、死角なさそうって言ってたの笑ったな。
 トゥースの方は、船が沈んで大ピンチになるんだけど、これを父が助けてくれるんですね。
まあせめてものお詫びですよね。
 ヒックとトゥースのコンビ復活です。

 この後、見事なアクションが展開されて、すごいよかった。
 ちゃんと今までの伏線を全部生かしてる戦い方がかっこいいし、最後炎の中に落ちていった
ヒックを、尾翼が燃えて飛べなくなりながらも必死で守ろうとするトゥースがよかったです。
 この後のシーンはお楽しみ。


 ヒックが目覚めると部屋の中で、目覚めるのを待ってたらしいトゥースが、ヒックが起きたのを
知ってものすごい喜ぶんだけども。
 ヒックはあの戦いで左足を失っていました。
 これすごいビックリした。
 ものすごいリアルな現実だなぁって。
 私はてっきり、ヒックが目覚めるまでにトゥースが毎日、魚の下半分を持ってきてて、それが
ベッドの上に積み重なってたような展開を期待してたんだけど。
 現実は残酷ってことですかね。
 変に子供だまししてないとこもいいっちゃいいんですが。

 このあとトゥースに支えながらヒックが外に出て見ると。
 そこらじゅうドラゴンだらけでした。
 その光景を見てヒックが言ったのは。
「僕死んだんだ…」
 そこに結論行くかー!!!

 そうです、ボスドラゴンがいなくなったから獲物をさらう必要もなくなって、ドラゴンとバイキングは
仲良くしてたってわけです。
 きっとアスティやトゥースがいろいろ説得してまわったんだと思います。

 トゥースの表情がとても豊かで、トムとジェリーのトムみたいですごくかわいかった。
 ここ最近でもう一度見たい映画といったらこれかな。
 チープにドラゴンと人間の友情物語を見せるのではなく、その先にある、無益な戦いを
避けることの大切さというのを、この物語は伝えてきてると思います。

 なぜタイトルがヒックとトュースでなく、ヒックとドラゴンなのか。
 「ソレってドラゴンの全部を指差してる?」「そう」
 こういうことなんじゃないかな、と思います。
 人間とドラゴンはきっと仲良くできるって。




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