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ソルト

8/15鑑賞

 これ、見るのに頭使う映画だと思う。見ててすっごい疲れました。
 状況を把握するのが大変で、「この映画はただ見てたらわけわかんなくなるよ!」
的な製作側の意図もあるんじゃないかと思ったくらい。

 ルール違反かも知れませんが先に状況を整理しておきます。私が混乱するから。←お前かよ。
盛大なネタばれですのであらかじめご注意を。

ソルトの経歴
CIAへ入る…
 この時すでにロシアでスパイとしての訓練を受けており、CIAを通じてロシアへ情報を
 流す目的があった
クモ学者、マイクに接近…
 アメリカだかロシアだかわかんなかったけど、ともかく指示で近づいて恋人関係になる
今から2年前、北朝鮮でスパイ容疑かけられ捕まり、釈放…
 マイクの自分への愛情が本物であることを知り、アメリカ側に寝返るまではいかなくても
 戸惑いが生まれる
今回のスパイ容疑で夫が捕まり、その後…
 完全にロシアスパイと対立する。アメリカ側から疑いをかけられながらも己の信念の
 ために動く

 それからはアメリカのため夫の復讐のためロシアスパイをせん滅せんとし、その目的を
果たすためには自分が周囲からどういう判断を下されようと(犯罪者と思われようと)気にしない
 こういう感じかなと思いました。
 
 最初からソルトはアメリカ側だろうなと薄々感じてはいたんだけど、途中からこんがら
がってきて自信喪失しましたよ。
 まあ、これは話がわからなかったらアクション楽しめばいいと思います。
 ウルトラバイオレットなみに逃亡の仕方とかはなかなか面白かったと思う。

 さてさて。
 物語は、北朝鮮から始まります。
 時期的にこれ出して大丈夫なのか?という気もしますが。
 捕まっているのはソルト。ただの、石油会社の社員だと言っていますが、北朝鮮の
拷問がハンパねぇ。
 国際問題になるかもとか考えないあたりがさすが独裁国家だぜ!
(大丈夫か、このネタ…)

 で、彼女は捕虜交換で釈放されるわけですが、彼女の上司である、テッドが迎えに
きてくれます。
 その向こうに待っていたのはマイク。
 ソルトの恋人であり、今回のことを知って、ペンタゴンに嘆願書ねじ込んだりして
大騒ぎになって、「表向き」石油会社の社員となっているソルトの正体がばれたら
まじヤバイっつーんで、釈放に向けてアメリカも前向きということになったらしい。
 本来ならスパイ一人捕まったところでわざわざ助けないし、と言ってるソルトがなんか
リアリティあってすごいなと思いました。
 つまり、石油会社というのは表向き、そこの会社まるっとCIAなわけです。
 
 そうしてソルトとマイクは結婚し、幸せに暮らしていました。
 つーか朝食にパンケーキをどうとかソルト言ってるけど、朝からパンケーキ…まあ
アメリカだとまともな朝食か…。
 朝食の文化っていろいろ違うから面白いですよね。
 朝をコーヒーだけですませて、昼を2時間かけてたっぷり食べる、ってとこもあるし。

 今日が結婚記念日ということで勤務中にナプキンの折り方を見てるソルト。
 仕事してくださぁぁぁぁい!
 で、彼女は結婚記念日、テッドは出張ということで「今日は少し早く帰りたい」と早々に
退社。これ後で時刻でるんだけど、午後2時半でした。
 …少し…?
 お前らの少しは3時間ですか…。

 と、ロシア人の、亡命希望の変な男がやってきた、ということで2人は呼び戻されます。
「私は25分だけね」「僕は26分」
 お前ら細かいよ!
 
 で、ソルトが行くんだけど、どうして彼女かと思ったら、ロシア語が話せるらしい。
 ロシア人は名をオルロフと言いました。
 CIA連中がパパッと調べて、なんか革命家?みたいな人だと調べてきてんだけど。
 ここちょっと話が回りくどいのですが、要するに昔ソ連の有名人が結婚して一人
娘がいて、それは熱で死亡したと思われていたんだけど実は生きていて、他の男の
手に渡ってソ連のスパイとして育て上げられ、不慮の事故で両親を亡くしたアメリカ人の
娘としてアメリカに潜入したということですよ。
 ほんっとにややこしいな。図で説明しろ、図で。(授業じゃないんだから)
 何がややこしいってこのおっさんが、娘の説明途中までしといて、別のスパイ、
オズワルドの話までしだすからだよ。JFKを殺害したこの男もスパイとか言ってるけど
これ国際問題にならんのか大丈夫ですかオイ。
 ほらぁ、ソルトも飽きて来て、「いつ妖精は出てくるの」とかふってきてるじゃん!
 
 で、オルロフは、その娘はXデーを待っている、その日はきた、その娘はロシア大統領を
暗殺するだろう、と言うわけですね。
 まあ誰もが思ったであろう、ロシアスパイがなんで自国の大統領を殺すの?という
ツッコミはソルトがしてくれましたが、CIA側は機械にかけて、こいつの話が真実だ、
と言ってます。
 そういうわけでソルトは出て行こうとするのですが。
 オルロフは突然言います。
「ソルト」と。
 呼びかけられたと思ったソルトは振り向くわけですが、彼は彼女の名を呼んだわけ
ではなかった。
「ソルト、それがスパイの名だ」
「私の名もソルトよ」
「ではお前がスパイだ」
 CIAも彼は真実を言っている、と言ってましたが、名前を間違って知らされているという
可能性を考えないあたり、お前らは無能集団か。
 
 ソルトも、主人に電話したい、と慌てます。
 自分の家族が狙われる可能性考えたんでしょうね。
 で、オルロフは連行されていくんだけど、ゆるゆるの警備の隙をついて脱出。
 騒ぎになってる間、ソルトは室内にいますが、マイクと連絡が取れないことを不安に
思い、こっちも脱出。
 CIAの警備って一体。

 まあビルからは出られてなくて、すったもんだ状態になるのですが。
 ここでさすがすごいなと思ったのが、ソルトは、そこにあった薬品を使って簡易な
爆発物を作ること。こりゃすげぇって思いました。
 それでやっとこさビルを脱出して走って行くわけですよ。
 
 皆は逃げたー!って感じなんだけどテッドは落ち付いて、マイクが心配だから必ず家に
帰るはずだ、と言う。
 フッ、ソルトはスパイですよ?そんな危険をわかっていてわざわざ家に戻る阿呆が…
いたぁー!マジで家に戻ってきたソルト!
 
 彼女は室内の様子を見て、マイクが何者かにさらわれたことを知る。
 でもって犬を連れて、隠しておいた装備品持って脱出するわけですよ。
 追い付いてきたウィリアム達がドアぶち破ってんだけど、そのギリギリまで脱出準備
してるのがすごいなと思いました。あとやっぱスパイらしく、サッと持って出られる装備を
隠してるとことかも。
 彼女がギリギリまでここで粘った理由。それは、マイクが飼ってたクモから毒を取って
いくことでした。これがまさかあんな伏線に使われるとはー。

 ウィリアムは、ソルトが窓から逃げたのでは、と覗いてみるんだけど、クーラーの室外機に
隠れてやりすごすソルトがすごかったです。
 んで彼女は、別の部屋に移動。
 女の子が勉強してるんだけど。
 ソルトが開けてという風に手を振ると、ニコニコ手を振りかえしてきて、「ちげぇ!」とか
思いながら見てた。
 まあ開けてくれるんだけど。
 ソルトは犬をあずけて、自分は出て行きます。
 ここで持ってきた服と着替えるのもすごい。

 ここでもマイクと知り合った時の映像とかチラチラ出てくるんだけど、やっぱり何の目的で
近づいたかはよくわかんなかった。
 クモの権威なら国境超えられるとか。
 
 んで着替えて街中へ脱出したにも関わらず、割とあっさり見つかって、ソルト、またまた
逃走劇です。
 下りエスカレーターをがしがし降りて行くソルトですが、次のカットで、安全のため
エスカレーターが停止してこの撮影行われているのが丸わかりです。
 「撃つぜ撃つぜ撃つぜ〜!」な感じのウィリアムに対して、テッドは、落ち付いてやみくもに
撃たないよう指示。つーかなんでウィリアムそんな必死なの。
 
 ここのシーンですね、トラックへ飛び降りるシーンは。
 ホントすごいアクションだと思います。
 あっちこっち飛び移って、最終的にはバイクで逃げて行くわけですけども。
 これバイクとられた人、保険降りるんでしょうか…。
「ハイウェイ走ってたら、トラックから落ちてきた女にバイクとられた」
「はいはい、次はもっとマシな言い訳考えて来てね。次の人ー!」
 …ダメだなこれは…。

 テッドはため息をついて、ロシア大統領のシークレットサービスに連絡するように言います。
 実は、アメリカ副大統領が死にまして、その葬儀にロシア大統領が来るらしいよ!
 それでXデーか。
 ソルトの経歴として、子供時代にロシアにいたから、二重スパイの可能性はある、と
ウィリアムとか言うてるわけですが、テッドは信じがたい様子。

 どっかの店のトイレで止血してるソルトですが、そこにあるものを活用という意味では
生理用ナプキンでの止血ってのは頭いいわ。被弾しててあれだけ逃げるというのも
ビックリですが。
 しかも、入れ替わりに入ってきた学生のグループが、トイレに入った時に上着をドアに
かけてたんですが、それをでしなにパッととって行くとことか。
 足のつかない、服装の変え方がすごいと思います。
 そのまま彼女は髪の毛も帽子で隠し、バスで移動。
 
 北朝鮮から救出された時、ソルトはマイクに自分がCIAだということを明かしました。
 それでもマイクは危険を承知でソルトを受け入れてくれた。
 この頃からソルトの心は揺れ動いてたんでしょうね。スパイ的な意味で。

 ホテルにいったソルト。
 通りすがりのクリーニングから服をとっていったりしてすげぇと思います。
 しかも洗面所で、ニセモノの歯とコンタクトを外してる。
 ものすごい念の入れようだなと思いました。
 ここまでじゃないとスパイやってられないんでしょうねー。
 さらに髪の毛を染めて真っ黒になったソルト。
 髪の毛もうちょっと切ればそんなに染料使わなくて済むのに。(いいんだよ!)

 葬儀の日。
 ソルト堂々とウロウロしてんだけど、警備に加わってるテッド以下気づいてないのが
流石。
 で、ソルトは地下鉄に乗るんだけど、葬儀の教会がある近くの駅には止まらない、
と警備員がいっていますが、煙が出る仕掛けを使って大騒ぎになってる間に彼女は
飛び降ります。
 このアクションもすげーよ。
 この後彼女は駅から教会の地下に移動。
 事前に見ておいた地下通路全部覚えたんだろうなぁ。

 ウィリアムは完璧な警備を見ながら「これで騒ぎを起こせたら奇跡だね」と、騒ぎが
起きるフラグを3本くらい立ててます。
 案の定、ソルトは地下で警備員を倒しながら着々と目的の地点へ。

 彼女の狙いは地下で爆発を起こし、ロシア大統領が弔辞読むために立っている地点を
ブチ抜くこと。
 建物が揺れた時に皆アメリカ大統領はかばったけど、檀上のロシア大統領放置なのが
悲しすぎます。
 そういうわけでロシア大統領、この映像にコメントつけるなら「残念ながらヒトシ君、
ボッシュートです」という言葉が似合いそうな勢いで地下へ落ちていきました。
チャラッララッラ〜。

 ソルトは落ちてきたロシア大統領を撃つ。
 その直後視界の悪い中をウィリアムがきたんだけど、ソルトはなぜか彼を撃たずに
大人しく捕まりました。
 いったいなぜ?

 そういうわけでソルトは連行されていくのですが、この時点までソルトの潔白を信じていた
テッドはすごくショックだったようで、一生刑務所だぞ!とか叫んでました。
 あとロシア大統領は死亡が確認されました。
 この死亡確認したの絶対王大人だろ。(なんでかは後でわかる)

 テッドとウィリアムは、ソルトが十分自分達を撃つ時間があったのになぜそれをしなかったのか、
という話になってます。

 連行されていたソルトの方は、またまたゆっるい警備態勢の隙をついてパトカーの運転手に
スタンガンをあてて車を操り逃走。
 前進とかバックのたびにスタンガンをあてられる警察官が気の毒すぎます。
 車は高架下に落下すんだけども、ソルトは素早く脱出して、通行人のフリをして出て行くのが
すごいと思いました。
 あれでノーダメージなわけがないんですけども。

 そして船に乗っているソルト。
 ここからいよいよ、ソルトが本当は何をしようとしているかがわかってきます。

 船に乗ってある場所にやってきたソルトは、オルロフと再会します。
 そう、あの話の娘とはやはり、ソルトのことだった。
 オルロフはここでは、チェンコフとソルトを呼ぶ。
 めんどくせーな。
 ともあれオルロフは、ソルトの仕事っぷりに大満足のようで、他の同士のところに
ソルトを連れていきます。

 ところがここで、マイクと再会したと思ったのもつかの間、ソルトが入ってくるや否や
マイクは射殺される。
 驚くソルト。
 それを見守るオルロフ。

 恐らくオルロフは、ここでソルトがうろたえるようならば、ソルト自身も殺すつもりだったん
じゃないかと思います。結婚して腑抜けになってないか、とか試したかったんじゃないかと。
アパートで殺していたらソルトを試すことができないわけだしね。
 ソルトも当然そのことに気づいたんでしょう。
 なんでもないようなフリをしています。
 それでやっと警戒心を解いたオルロフ。こいつも大概用心深いですね。

 次(の任務は何?と聞くソルト。
 次はNATOにいる連絡要員と会うことだ、というオルロフ。
 ただそれだけらしいのですが…。

 この後ソルトは、オルロフに会いに行き、オルロフを殺害。
 銃で撃てば一発だったものを、割った瓶で刺殺してるから、相当な恨みだと思うのですよ。
 で、同士達も手りゅう弾と銃で射殺。
 さすがオルロフが育てあげたスパイの中でも一番だっただけはありますなあ。
 最後、マイクの遺体を名残惜しそうに見て行くソルトのシーンがちょっとじーんとしました。
 
 で、NATOのスパイと会ってるわけですが。
 シュナイダーとかいう名前らしいです。サッカー始めそうだなお前。
 これのミッションがいまいちよくわからなかったのだけれども、アメリカ大統領を殺す計画が
あって、それをシュナイダーはソルトとやるつもりだったのかな?
 男装したソルトはシュナイダーとともに、これホワイトハウスですかね、潜入しました。
 
 ここでいきなりシュナイダーが銃を発砲し始めるわけですよ。
 …それは…どうなのかな。
 いやさ、暗殺計画っていうか単なる銃乱射ですよね?
 大統領、地下にいっちゃいましたし、1発も入ってませんけど。しかもシュナイダー、最後
自爆という迷惑な死に方。
 ここのシーン見た時、こじまよしおの「何の意味もない!何の意味もない!」が再生されました。

 大統領の警備に当たってたなかにテッドがいて、ソルトがいたこともうバレてます。
 彼らは司令室という、地下にある部屋に移動することにします。
 これはアメリカが、非常事態の時に安全な場所から大統領が指令を下せるようにと作って
いるもので、完全に独立した部屋ですね。
 アメリカとしては、ロシア大統領が殺されたことで、ロシアが報復に来る可能性も考えていて、
核攻撃もありうるからこそ、さっさと大統領は安全なところに移動して指示を出す、という
感じなのでしょう。
 さすが本土を攻撃されたことのない国だけあります。国民完全おいてけぼりです。
(もともとアメリカって、トップが生き残れば何とかなるじゃん、みたいな国でもあるし)

 でも絶好のタイミングを見逃すソルトではありませんでした。
 彼女はさくっと司令室への道に侵入し始めます。
 彼女にはある重大な目的があった。
 誰の指令でもない、アメリカを守るため…と私は解釈したんですけども。

 えーとですね。
 このあたりさくさくと進めまして、結果的にソルトは司令室手前への侵入に成功するの
ですが、中ではテッドが大統領を除いて全員射殺していたわけですよ。
 つまりは。
 テッドもまたロシアのスパイだったわけです。
 彼の狙いは大統領が持っていたブラックボックス、いわゆる核ミサイル発射ボタン
でした。
 つまりこれでイスラムを攻撃して、彼らを怒らせ、アメリカを狙うよう仕向けようとしていた
わけです。
 そこにソルトがやってきて、「やっぱり私達は同士ね、中に入れて」とささやくのですが。
 色仕掛けしている間にやばいニュースが。

 ロシア大統領が生還した、奇跡だ、とテレビが流したのです。
 いやー、頭のいいテッドのこと、状況を理解したのは言うまでもありません。
 ソルトがロシアを裏切り、ロシア大統領を殺したと見せかけて、クモの毒で仮死状態に
していただけだと。(それでオルロフを安心させて時間稼ぎしようとしてたんじゃないかと)
 オルロフを殺したというソルトに、手間が省けたというテッド。
 こいつの考えもよくわかんないけど、テッドはCIAにソルトの正体をばらさせたのも自分と
言ってることから、ソルトに惚れててマイクに嫉妬してスパイの任務そっちのけで手がら
独り占めにしようとした、ってことでしょうかね。
 ソルトに全部押し付けて自分が英雄になるとか言ってるし。
 このあたりはちょっとややこしいというか、アレなんで、もっとエピソード省いてもよかった
かなぁと思うんだけどね。
 テッドは別の指令を受けていて、マイクとソルトのことはどうでもいいが、ソルトと張り合って
いた的な。
 
 ともあれ壁の薄いところをブチ抜いてなかに入ってきたソルトとテッドで乱闘になるん
ですが。
 ソルトは核ミサイル発射も阻止しないといけないから忙しい。
 こごで、司令室が外部と遮断されたことを知った軍がぶわーっと入ってきてソルトはそれに
撃たれながらも核ミサイルのコード引き抜いてアメリカを救うのです。
 お前ら…知らんから仕方ないとはいえ、祖国の大恩人撃ったわけやぞ。
 当然ソルトは捕まるんだけど、皆はテッドが、犯罪者ソルトと戦ってた英雄だと思ってる
から、事態がややこしいことに。
 ソルトが連行されていく途中の通路で待っていたテッドは彼女を殺そうとするんだけど、
ソルトもそれを知ってるから、手錠の鎖で返り討ち。
 ここはどうなるかとハラハラしてたからスッキリしましたけど、余計にソルトの立場
悪くなったというか…。

 連行されていくヘリの中でウィリアムはソルトに話を聞くんだけど。
 ソルトはテッドの正体をあなたは知らないから、とか言うわけですよ。
 で、ミサイルのことも話すんだけど、ウィリアムは到底信じられない。
 つーか司令室だってモニターあるから、それを見ればわかるでしょうよ。
 どっちが祖国の恩人だったのかってことを。
 まあわかるのはソルトが死刑にされた後かも知れませんけど。

 私に仲間はいない、彼の仲間は私達の手に負えないくらいいる。

 ソルトはウィリアムにそう言います。
 そしてウィリアムは、オルロフ殺害現場からソルトの指紋が出た、とメールを
受けとって信じざるをえない状況になるわけですよ。
 この後の展開は面白かったなぁ。
 ウィリアムがとった行動。
 それは、ソルトを信じることでした。


 逃げたソルトを見て一応「くそっ」って言いながらも笑顔になってるウィリアムが
よかったです。
 これからもソルトの行動は恐らく誰にも理解されない、してもらえない。
 彼女の孤独な戦いはずーっと続いていくんでしょう。
 誰も知らない、アメリカを救う戦いが。

 話がちょっと難解な気もするけど、ソルト逃走のアクションだとか、変装のやり方だとか
そのあたりが面白いと思いました。
 にしてもアメリカとかロシアとかはスパイ合戦だからこれが当たり前なのかも知れない
けど、日本だといまいちピンとこないかも、みたいなことは思いました。
 同僚をスパイじゃないかって疑うとことかね。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ソルト