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借りぐらしのアリエッティ

8/29鑑賞

 ポニョよりは面白いと思いました。何より話が、皆幸せに暮らしましためでたしめでたし、
で終わらないところがいいなぁと。そういう安易な結末じゃないのがすごいと思った。
 つーかやっとみれました(笑)。

 物語は、古い屋敷で一週間を過ごしたという「僕」の声から始まります。
 なんかもう景色からして千と千尋のように不思議の国に迷い込みそうな雰囲気満々
なんですけども。
 つか道がせめぇ!
 ばーちゃん、前傾姿勢で運転しない!エアバック出た時ケガすっぞ!
 あと左折するのにウィンカー出しなさいよ…。
(お前はどっかの交通指導員か!)

 まあ門から車で中に入って行けるほど広い家っていうのはちょっとうらやましいです。
 あとなんか、お手伝いさんの車がど真ん中にとめてあって入れないらしい。
 どんだけ無神経なんだよこのお手伝いさん。
 この人、ハルっていう名前らしいんだけど、言っちゃ悪いけど最低の人間だと、見てて
思いました。
 もし翔が死んでたらどうするつもりだったんだろうと。
 全然考えなしで行動するから…。

 ともあれ、このばーちゃんの家はとても広くて自然いっぱいで、素敵な庭があって
羨ましいです。
 税金大変だろうなぁ…(黙れ)。

 ネコが何かを狙ってるっぽい感じだったんだけど、カラスとバトルになってたのは
ちょっと笑った。カラスつぇぇー…。
 とここで少年翔は、何かを目撃します。
 何かつーかアリエッティなんですけども。
 人に見られてはいけないはずなのに冒頭から目撃されているアリエッティ。

 彼女は葉っぱとか取りにいってたらしいんだけど、猫からギリギリ逃げて通風口から
軒下に。つーか猫の顔がこぇぇ!お前は大人しくネコバスしてろ!
(こんな凶暴なネコバスいりません)

 このあとアリエッティは家に戻るんだけど、これがまあすごい作りでした。
 もう10年くらい住んでるんじゃないかなってくらいあちこちよく作られてて、これが復元
されてドールハウスで売り出されたら欲しいな、くらいには思った。
 アリエッティの部屋は緑いっぱいなんだけど…手入れは苦手のようですね。
 虫が湧いたりしそう…。

 出かけていたことを心配する母に、人間には見つからないとか言ってますが思い切り
目撃されてますけど、あなた。
 母は、砂糖がないので、今夜の狩りで探してきてほしいみたいなこと言ってます。
 狩りと借りかなぁ。こういう言葉遊びも面白いんだけど。
 父が戻ってきて、人間の子がここの家に増えるらしいと言ってます。
 翔のことですね。
 今夜の狩りは危険だからダメね、という母ですが、父は、子は早く寝るから大丈夫
だっぺ、と言います。
 今日はアリエッティの初めての狩りみたいです。
 …最近の子は夜更かしだったりするわけですが…まあいいか。
 ジブリ映画にそういう子は出てこない!←待てや。

 両親がアリエッティを心配するのには理由がありました。
 このあたりに仲間はもうおらず、自分達が最後かもしれない。アリエッティが一人に
なってしまっても生きていけるようになってほしいと思っていたからです。
 なんかこういうの見てると、滅びゆく種族って感じですね。
 この小人族が人間と同じ生態系と考えると、数的にはもう絶滅しか残ってないと思うし。

 今回の狩りはティッシュと角砂糖が目的らしいです。
 ここで、上がっていく過程が、すごく工夫がこらされていて面白かった。
 ゴキブリを忌避剤で撃退したりとか。
 でもクギの階段はちょっとイヤだなぁ…。小人族は高所が平気じゃないとやってられ
ませんねぇ。

 で、父が両面テープ準備してたんですけどそれは、角砂糖があるテーブルに登る
のに、両手両足にくっつけて上がっていくためのものだったんですね。
 すげぇぇぇ!このアイディアに感動した。
 つーかアリエッティ、初めて見た景色に感動しながらあちこち歩くのはいいけど、足音
させすぎじゃねーのこれ。その方がヒヤヒヤしたよ!
 無事角砂糖ゲットだぜ!ということで鞄に入れるアリエッティ。…そのまま入れると
鞄の中ざりざりしますよ…ベタベタもするし…。
 角砂糖1個が一抱えあったから、一年くらいは使えそうな感じなのかなあ。
 少なくとも私はあまり料理に砂糖使わないから、2年前に買った砂糖がまだ残ってますよ!
(捨てろ)

 で、次はティッシュを取りに、2階の部屋に行くのですが。
 落ちていた待ち針ゲットだぜ!なアリエッティ。
 服に刺すのいいけど危ないような気もします。あと、彼女らの服の大きさだったら
結構な穴があきますよ…。
 
 あ、何かに似てると思ったら、彼らの、裏道とか壁の中とかコンセントから入る移動の
仕方って、トムとジェリーの、ジェリーがよく使う移動方法に似てるんだ。
 面白いなぁ。
 あと、竹のものさしがあったのも懐かしかった。

 下を見た時にネズミがいて、出食わすと厄介だと言う父に、これがあるから平気、と
いうアリエッティ。(待ち針ね)
 父は、いどまなくていい危険もある、と言います。
 確かに、危険な確率を自らあげるのは無謀ですしね。

 彼らが出たのはドールハウスの中。
 …掃除する時にどかされたりしたら一発で出入口発見されそうな…まあいいけど。
 アリエッティは豪華な調度品に、母のために持って行きたいと言いますが父は、ここに
あるものは持ち出したらすぐばれる、というのでありました。
 ドールハウスって夢がありますよねえ、いろいろと。
 スモールライトで中に入れたらもっと楽しいと思うんだけど。

 ともあれ2人はてっしゅケースを見つけて1枚とって帰ろうとします。
 ケースがムダに豪華だよ!どんだけ金持ちなんだこの家。うらやましいなチクショウ!
ティッシュをケースなんかに入れて使ったことねーよ!

 で、とっていると。
 アリエッティ固まる。
 なぜなら、向こうには少年が寝ていて、目があいていて、思い切り自分をロックオン!
だったからです。
 人間でも、寝てると思った人が目を覚ましててこっち凝視してたらかなり怖いんですが。
 ホンギャー!みたいな感じで座り込むアリエッティは父に見られたことを知らせて撤収ゥー!
 でもその時に、角砂糖も落してしまいます。
 もったいない…。
 翔の方は「怖がらないで」とか言ってますが逆効果だと思います!
 しかも「今日、庭で見た」とか。
 やっばり見られてんじゃねーかアリエッティてめー!

 昔僕の母が見たのもキミ?とか言ってますが、どちらかというと、目を開けたまま
寝たフリしてやってた方が親切だったような。
 寝た振りしてる間に〜出ていってくれーって歌もあるじゃん。
(どんだけ古いんだよ)

 父は落ち着いてて、母が心配するから黙ってろ、と励ましてて、さすがにいろいろ苦心して
生きてきた人は違うなと思います。
 この先彼がどうするか、見極めてからでも引っ越しは遅くない、みたいな。

 んで、父は途中でライトがつかなくなって引き揚げたということにしてくれたのですが、
落ち込んでるアリエッティを見れば誰だって何かあることに気付きます。
 父のフォロー台無しだよ!
 まあ自信過剰すぎて危なっかしかった彼女にはいい薬だと思います。

 翌朝、散歩に出たアリエッティ。
 いろいろ考えてるのはわかるがダンゴ虫を丸めるな!何やってんだよ!可哀想
だろうが!お手玉もするなよ!共存してるならいたわってやれよ!

 そんな中、翔がやってきて、通風口に角砂糖置いていくんですね。
 どうせなら新品持ってきてくれればいいのに、あの時落とした角砂糖でありました。
 …雨の中持ってくると、湿気帯びてベタベタに…いいんですジブリだから!ジブリの
角砂糖は最後までサクサク!(待て)

 アリエッティは昨日見つかったばかりだというのに、葉っぱを傘代わりにして追いかけて
いきます。この人全然反省していません。
 彼は庭で猫をかまってました。
 でもすぐばーさんに呼ばれて中に入っていってしまいます。
 アリエッティは戻ったんですけど、さすがに砂糖を持って行くようなバカな真似はしません
でした。

 で、アリエッティはそれを報告。
 父も、手を出してはいけないよ、罠だよと。
 捕まえようとしているんだ、という母。
 あの、忠告のところ申し訳ないですが、一度アリエッティは角砂糖を持ち上げているので、
罠だったらその時点でとっ捕まってます。
 何も考えてないなアリエッティ…。

 人間に、住んでいることが見つかったのかもと心配する母ですが、父は様子を見よう、と
言います。
 つか驚いたのはその後ですよ。
 天気がいいからっていうんで洗濯物を干してるんだけど、それが通風口の前なんですね。
 …人間にのぞかれたらこっちの方がよっぽどばれるだろうがぁぁぁぁ!!!!
 その後アリエッティ、外に出ますが、放置されていた角砂糖はアリがせっせと運んでいました。
…アリが持ち去ったことにしていただいてしまえばよかったような気が…。

 彼女は何を思ったのか、群がるアリをちぎってはなげ、ちぎってはなげして(マジに)角砂糖を
取り上げます。何と言う残虐非道な行為!(アリにとって)
 いじめか!
 彼女はその下に敷かれているメッセージを読みます。そこには、「わすれもの」と書いてあり
ました。どちらかというと「おとしもの」な気もしますがそのあたりはどうでもいい。
 その砂糖を持って彼女は、なんと、屋敷に向かっちゃうんですね。
 つーか父何か作ってたけど、ファンとかハンダゴテとかいろいろすげぇな!

 アリエッティは、自室で本を読んでいた翔のところにやってきて、角砂糖を投げ入れます。
 いやいやいや!掃除大変だから!やめてあげて!
 窓際に置く程度にしてあげて!
 どんな嫌がらせだよ!

 しかもそれだけしておいて逃げようとするアリエッティ。
 意味がわかりません。
 翔に声をかけられて「構わないで」とか言ってます。
 キミが何をどうしたいのかサッパリわからない!
 人間に見られたいのか見られたくないのかどっちなんだよ!
 
 見つかったら引っ越ししなければいけないという彼女に、家族がいるんだ、いいね、という翔。
 この言葉にアリエッティ興味を引かれたようで、翔の家族のことを尋ねています。
 …人間に見つかってはいけないという話はもういいのか…。
 翔は、父にはもう会えず、母はいろいろ忙しくてほとんど一緒にいられない、と言う。
 
 姿を見せて、という翔にアリエッティが迷っておりましたら。
 待ち針に興味引かれでもしたのか、カラスが突進。
 おお、網戸が大惨事になってしまった。
 思い切り網戸に突き刺さるカラス。今どきカートゥーンアニメでもお目にかかれませんよ!
 翔は網戸を開けてアリエッティをカラスから遠ざけ、あと、ハルが入ってきたのでこっそり
アリエッティを助けて手の中に隠してるのが良かった。
 機転の利く頭のいい子ですね。

 ハルはカラスをスリッパで殴ってました。笑えるー!
 それでカラスは帰って行ったんだけど、部屋の中カラスの羽根まみれで不吉なことこの上
ないわ、網戸は残念なことになっとるわ、大変ですねぇ。
 騒動が治まって翔が手の中を見てみると、もうアリエッティはいませんでした。
 助けてもらった恩をあだで返す子…。

 アリエッティが帰ると父がいて、彼女が翔に警告しに行ったことを知ってとても怒ります。
 お前がしていることは家族を危険にさらしていることだ、二度と関わり合うなって。
 そりゃそうですよね。
 このまま会わなかったら翔だって、寝ボケたのかなと思っただろうし、忘れていった
だろうに、わざわざ自分から会いに行ってればねぇ。
 軽はずみとしか言いようがありません。
 父は、新しい引っ越し先を探しておいた方がよさそうだ、と言います。 
 母はここ気に入ってただけにショックみたいですね。

 えー。
 ハルは何か気付いたのか知りませんが、ネズミ捕りの業者を探してるみたいです。
 嫌な予感がするのぅ。
 しかも真顔で宅配業者に「うちの家、小人がいるのよー」と。
 …ネズミ捕りの業者より、いい精神科紹介してもらったらどうスか?

 ばーさんはカラス騒動を聞いて心配しています。
 手術の前に何かあったら、と。
 ここで翔のことが少しわかります。
 離婚をした後母は海外で仕事をしていて、滅多に会わない上に、翔が手術だと言うのに
やってきもしない、と。
 つーかハルの食べ方がすごい汚いんだけど…。
 翔はあのドールハウスを褒めてて、ばーさんはこのハウスのことを紹介してくれます。
 代々受け継がれてきたものらしくて、本格的に作られているものらしいです。
 ばーさんの父親がこの家で小人を見て、それで、いつかこの家を小人にプレゼント
したいと思って作らせたものらしい。
 でもそれ以後誰も小人見てないそうです。
 でもって、中を見せてくれるんだけど、キッチンがメチャクチャすげぇ。
 家具職人にちゃんと作らせたもので、電気通せばオープンも使えるとか言ってたけど、
それだけじゃなくて排水設備とかさぁ…。(細かいこと言うな。←ドールハウスだけに?)

 翔はまた通風口に花と手紙を置いたあと、庭で猫と遊んでます。
 それを監視しているハル。
 こぇぇー…。

 アリエッティの方はあれからあまり外出もせず、家事を手伝っているようですが、父が
ケガをして戻ってきます。
 父を助けてやってきたのはスピラという少年でした。
 この少年が実にジブリらしくて良い。
 
 ともかく父の手当をして、母はスピラにお茶を出したりして話を聞いているんだけども。
仲間が何人か聞いて、スピラは数えて手を出してるんだけど、数わかんねーよ!何人
いるんだよだから!(多分、具体的な数字を出さないための演出ではないかと)
 食事を出そうとする母に、スピラはもういく、と言います。
 自分は携帯食があるから…って出したのが…まあいいわ。
 そりゃ母も悲鳴あげますよねー的な。

 父は、森に新たな住みかを探しにいって、それで動けなくなってたところをスピラが
助けたらしいです。
 良かったですね、出会えて。
 母は、ここくらい良い家あるかしら、とやや不安ではあるみたいですけども。

 ある日、ばーさん、車で出かけていきました。
 翔はハルがいないのを確認しています。
 アリエッティは縫物をしていたけど、母にダメ出しされてます。
 確かにその縫い目では、入れたものが全部落ちそうだ…。

 アリエッティは引っ越しの準備が始まることについて父に聞いていますが、父も、
人間が皆危険とは思わないというアリエッティの考えにはまんざらでもないらしい。
 でも、以前この家には2つ家族があって、一つは行方不明、もう一つは引っ越しを
していって、自分達はどうあっても生き延びなければならない、という話もしてくれます。
 そんな中、ものすごい音がしまして。
 私はハルの襲撃でもあったのかと思ったのですが。
 翔が天井引き剥がして、キッチンをドールハウスのものと入れ替えてくれたんですね。
 それはいいけどやり方が乱暴すぎるよ!もうちょっと今後のことも考えて!
 お前は狭い家も快適に建て替える巧の技を見習え!(快適ビフォアーアフター)

 キッチンにいた母を心配して父とアリエッティが入ってきた時には、入れかえ完了
してましたが、もう見つかったのは否定できない事実なわけで…。
 翔もよかれと思ってしたことが逆効果だったとは思わなかったんでしょうね。
 母、私こういうキッチンが夢だったのとか言ってますがそんな場合じゃねー!

 ちなみに場所は、押入れの奥でした。床下収納もどきっぽい感じだけど、それにしては
なんか床下がいきなり地面ってのも変なつくりだなぁ…。
 まあいいけども。

 ハルが帰宅したので急いで二階へあがる翔でしたが、ハルがこれを目撃した
上に、小さなカップを落としたのに気づいてしまうんですね。
 これによってさらに彼らはピンチに陥ってしまいます。
 今デスノートがあったらハルの名を書くのに!(いや本当に、私的にはそんくらいの
ことをハルはしたと思ってますよ、マジに)

 翔はまた庭で本を読んでいたのですが、そんな時アリエッティがついにやってきます。
 台所は気に入った?という翔にアリエッティは、家がメチャクチャになった、お別れに
きた、と告げる。
 今さらですが翔、見てもいい?と聞いてアリエッティと初めて向き合うのです。
 会話がいまいちチグハグな気もしますがまあいいでしょう。
 ネコが興奮して大変なことになってますけど。

 翔が呑気なんでアリエッティはもう一度「引っ越すの」と言いました。
 人間に見られたから、って。
 少しずつ物を人間から借りてくる暮らしは気づかれてはいけない、と。
 彼女の家を見ると、とても気づかれてないような量ではないと思うのですが…。
まあいいや。

 翔は全部僕のせい?とか言ってんだけど、この後語ることが怖い。
 そのうち君だけになるんだろうね、とか、滅びゆく種族なんだよ、とか。
 なんでそれを笑顔で言えるのかわからない。
 確かにそれは残酷な自然の運命ではあるのだけれども、人間として消えゆく命に
敬意払うくらいはせいや。

 人間は67億人いる、君達は何人かしかいない、残酷でもそういう運命という
翔にアリエッティは、あなたが余計なことをしたからここ出て行くことになったのよ、
と思い切り責任転嫁です。
 元はといえば自分が姿を見られた上に、わざわざ会いに行って余計なことをしたのは、
引っ越す原因じゃないらしいです。
 まあ翔も、心臓の手術を控えていて、死が恐ろしくてそういうことを言ったらしいんですが。
 きっとダメだとか言ってんじゃねーよ。
 今の医療技術ナメんな。

 小さい時から病気がちだった翔は、そんな自分でも守ってあげられるものがあったらと
思った、とアリエッティに告げます。
 …先週のハンマーセッションで、「こんな自分でも守れる相手が」とかいって女に金
巻きあげられてた奴がいたんですが…。
 まあともかく、そんな二人の様子をまたまたハルがじぃぃぃぃーっとみてまして。
 さらに彼女は、押入れの奥の隠し扉を見つけてしまうのです。
 つーかバールが!翔バール置きっぱなしだよ!なんで片付けないんだよ!
 
 板を持ち上げてドールハウスのキッチンを発見したハル。
 さらに、そこにアリエッティの母の姿を見つけます。
 あんたいつもタイミング悪いな…。

 ハルに捕まえられた母。
 アリエッティは異変が起きたことに気づきます。
 ハルはこの後、母をビンに閉じ込めて、食品棚の奥に隠してしまうんですね。
 最低だこいつ。解雇されたらいいのに。
 アリエッティは戻ってきて、母がさらわれたことに気づきます。
 一方翔は何も知らずに部屋に戻ってるんですが。 
 ここでハル、外からカギをかけてしまうんですね。
 ここですよ。私がハルを絶対に許せないと思ったのは。
 心臓に持病ある少年を閉じ込めて、もし部屋の中で異変が起きたらどうするのか、
出られないことに気づいて窓から出ようとして落ちてしんだらどうするのか。
 だからハルは最低だと思います。
 私だったら絶対許せない。
 ちょっとだけ、と軽い気持ちでやってるだろうから余計に許せない。

 ハルはこの間に、ネズミ捕り業者に連絡を取ります。
 ここは翔早く気づけーとやきもきして見てたな。
 その彼のところに、アリエッティがやってきて、あけられた跡がある、母がいなくなった
と報告、翔は一緒に探そうと言ってくれます。
 カギがかけられていることに気づいた翔は、窓から屋根に出て隣の部屋へ。
 鍵がかかってたんだけど、これはアリエッティが中に入って開けてくれて、部屋の中に
入り廊下へ。
 ここでアリエッティがカーテン登るのに使ってたのが、ピアスのかぎづめと、靴に仕込んだ
切っ先でなんかかっこよかった。

 ハルがまだ業者に場所説明中なのを確認して翔は一旦ドールハウスのキッチンを外の
茂みに隠します。
 どうしてそんなことするんだろうと思ったけど、これは後でわかった。面白かった。
 そして翔はキッチンに入りました。
 途中翔が胸を押さえてて、発作起こさないかハラハラしましたよ。

 んでハルが入ってくると、いないはずの翔がいてビックリです。
 でも閉じ込めたはず、とは言えないから、オドオドしてて。
 翔はミルクが欲しいんですが、と頼みます。
 ここで翔すごいなと思ったのが、ハルの視線の先をちゃんと見ていたこと。
 納屋を見ていたからそこに母はいると確信したんでしょう。
 アリエッティに、指で示して、自分は時間稼ぎですよ。

 アリエッティの方は母と再会しまして、これを救出。
 業者が来たのでハルは出て行き、翔はアリエッティのところに。
 いやーここまでくれば安心ですよねー。ホント何事もなくてよかった。
 で、ハルが業者に案内させているとばーさん帰宅。
 よかった、いいところに来ましたね。
 ハルは泥棒の小人が出たとか失礼なことを言ってます。
 その泥棒を捕まえるために翔を閉じ込めたお前はいいんかい。

 得意げに床下を見せると、植木鉢だとかビンだとかゴミがあるばかりで、小人の部屋は
ありませんでした。
 さらに、翔の部屋に行くとドールハウスのキッチンもちゃんとそこにある。
 ばーさんは、キッチンのポットからいい匂いがすることに気づきます。
 中には、アリエッティの母が使ってたためか、ハーブが入ってました。
 きっとばーさんは気づいたんだと思います。
 翔が小人と出会い、そして何か助けたんだろうってことに。
 でも知らないフリをしようとしてるんだって。
「泥棒じゃない、借り暮らしです。あ、いえ、僕も小人に会いたいです。きっとどこかにいます」
 
 まだ引き下がらないハルは、びんを持ってこようとするのですが、当然中身は空。
 そういうわけで業者は帰って行きました。
 クビになればいいのに…。

 引っ越しを開始しているアリエッティ一家。
 夜、休憩している時に、外に出たアリエッティは、猫がやってきたのに気づきます。
 なんかネコバスっぽくなったぞー!
 その猫は翔のところにいって、こっちも呼んでくる。
 やかんの船に乗って出発する段階でアリエッティは一人かけだしていきます。

 かくして2人は、最後の再会をすることになります。
 ここのシーンはよかったなー。
 でもここで人間だ!と思ってスピラが矢を向けてて、翔がケガしないかとちょっとハラハラした。

 翔は今度は受け取ってくれる?と角砂糖を渡します。
 いいなあそういうの。
 アリエッティも今度は受け取りました。
 そして翔は、生きる勇気が湧いてきた、と言います。
 アリエッティは髪の毛とめてたピンチを翔にくれました。
 いいお守りになりますね。
 ほんとこのシーンはすごくジーンとしました。
「君は僕の心臓の一部。忘れないよ、ずっと」


 一家は旅立っていきましたが、きっとまたいつか、あの家に戻ってくるんじゃないかな、と
思います。
 翔が正式に、家主になった時に。
 アリエッティは新しい家族を連れて。
 そうしてくれるといいなぁ。

 翔とアリエッティなら共存していけると思うので。




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