多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→キス&キル


キス&キル

12/8鑑賞

 うーん、こういっちゃ失礼だけど、これを見るなら「ナイト&デイ」見た方がいいと思う。
あっちの方が面白いから。
 これ、ほぼ似たような内容なんですよね。
 好きになる立場が男か女かって感じで。
 ナイト&デイは女性の方が好きになってどうのこうの、みたいな展開ですが、こちらはどちらかと
いうと、男性の方が好きになって始まる物語、という違いくらいで、後は似たような感じだからなぁ。
 最後のオチはこっちの方が若干面白いかなとは思いましたけども。
 そういうわけでどうしても、「ナイト&デイ」の劣化版という感じがぬぐえなかったです。

 物語はジェンという女性が両親とともにフランスはニースへ旅行するところから始まります。
 飛行機内での親子の会話を見る限り、父親は娘に厳しすぎ、母親は無神経すぎ、というのがよーく
わかります。
 うん、こんな親だったら間違いなく家出するね!
 母親の無神経な会話から、ジェンは女性に振られたばっかり、ということが判明する。

 一方である人間が標的を追っていました。
 ヘリに乗り込むのを確認した「彼」は女の相棒とともに標的を車で追跡。ちなみにこの女性は
これ以降、特に話には絡んでこないです…。
 この二人があるホテルにチェックインした時、偶然にもジェンら親子がフロントにいたのですが。
 すっごいモメてました。
 なんでも、両親とジェンの部屋が、階が違うところに離れたから抗議してるらしいです。
 並びの部屋をとってくれといったはずだ、と。
 …オタクの娘さん、成人してらっしゃいますよね?
 なんだこの過保護っぷり!
 父親曰く、押し込み強盗が多いから心配だそうです。
 あんたらの拘束っぷりがむしろ心配!

 というわけで先に部屋を見てこようとしたジェン、母に無理やりおなかの薬を持たされてエレベーターへ。
中でボリボリやってたけどまさか、おなかの薬をそうして食べてたわけじゃないですよね…?ラムネか何か
だよね?まあどっちみちあまり品のいい行為じゃないですが。
 と、そんなところに男が上半身裸で乗り込んできました。
 何をしとるか貴様ァァァァ!!!
 つーか泳ぐのか!?気が早いなお前!
 つーわけで男、フランス語で何か話しかけてくるけど、ジェンはわからない。
 さすがはフランス!女性と見たら口説くのはお約束ですね!
 この分だと目的の階についたらヘタリアが「あれえ〜ドイツは〜」とか言いながらやってくるんじゃ
なかろうな!
 
 フランス語が分からないので適当にごまかしながらジェンは歩いていくのだけど、男はどこまでも
どこまでもついてきます。
 ええいお前は何がしたいんだ!
 というわけでとうとうプールまで来てしまったジェン。
 ここでフランス語わからない、とやっとジェンは言ったわけですが、男は、「わかってないのわかってたよ」
とか言ってます。知ってたんなら英語で話しかけてやれよトンチキ野郎。
 彼はスペンサーだと名乗ります。
 ああ、何かに当たったらすぐ死ぬ人?←それスペランカー。
 いい雰囲気になった二人は早速今夜、飲む約束を取り付けているのですが…。
 ジェンが上機嫌で立ち去った後、スペンサーは潜って何かの荷物を取りに行く。
 彼こそが冒頭で登場したスパイみたいな人だったわけですね。
 スパイつーか、殺し屋なわけですが。
 道具を拾った彼は、目的地に潜入、ヘリに爆発物を仕掛けておりました。

 一方でジェンは、トイレにこもっているフリをして両親をごまかしていて、夜用のドレスを
買いに行ってました。
 …別に正直に話してもよかったと思うのですが多分、口うるさい両親に、「(飲みに行く約束に)
ついていく」と言われるのがうざかったんだと思います。絶対ジェンが帰ると言い出すまで相手の
男を睨みつけてそうな父親だしなぁ…。
 こんな親持つと苦労しますね。

 で。
 ジェンが待ってると、スペンサーがきたんだけど、運ばれてきたシャンパンを冗談で「苦手」と
言ったジェン。
 スペンサーがボーイにシャンパン下げさせるのを見てあわてるわけですが。
 なんでいきなりそこで冗談なんか言うんだよ!
 ほぼ初対面だから冗談わかんねーだろ!
 しかも「私はロボット」とか言い出しましたよジェン。
 …もう酔ってんの?つーかQ10のマネですか?
「冗談デス」がかわいいと言ってもらえるのはQ10だけ!(コラ)

 というすれ違いまくっている会話を二人が繰り広げていたところに、ジェンの両親がきて、ジェン、
テーブルの下にあわてて隠れていて笑えます。
 付き合ってあげるやさしいスペンサー。
 ジェン、よりによって父親を、変態のロシア外交官とか言ってますよ。お前も大概ひどいな!
 最初から親って言えばいいのに。
 心配性だから今見つかるの恥ずかしい、って。

 そういうわけで親は立ち去ってやれやれてな感じですが。
 場所を移動する時、スペンサーは携帯をいじくってて、それでヘリは爆発。
 特に誰一人反応するシーンが入ってないのがこの映画のすごいところです。

 クラブでは、ジェンが浮かれてる間に変な男にナンパされてしまうんだけど、これをスペンサーが
スマートに助け出しててかっこよかったです。
 こういうのはやっぱりいいですねー。

 このあと、スペンサーのとってるホテルの部屋だと思うのですが。
 やってきた彼は、ジェンに「一晩中したかったことがある」とか言ってて、ジェンは勝手に勘違い
してるわけだけども、それがなんだったかはこの後起きたハプニングで結局わからずじまいでした。
 ハプニングというのはつまり、ジェンのドレスに値札がついていたことだったんですけども。
 彼女曰く、高くて買えないから後で返品するつもりでいた、とのこと。
 おいぃぃぃぃぃ!
 まあ日本人なら突っ込んでしまうところですが、海外ではこれ結構当たり前のサービスだったり。
中には20年はいてボロボロになった靴を返品するつわものもいるからすごいですよ。
 ともあれ、ジェンは、さっきの飲み屋での男はパパなのよ、とばらすわけですが。
 ロシア外交官で変態だとは複雑みたいだね…という勘違いをするスペンサー。
 そうなりますよねー…。
 それも嘘で、パイロットと説明するジェン。
 で、いい雰囲気になる二人ですが、ジェンがドレスがきつい、脱ぐとか言い出して雰囲気ぶち壊しです。
 さらに、チャック壊れてて脱げないので切ってとか言い出す始末。
 父親のカードで買うつもりかてめぇ。
 スペンサーはそこにあったシーツみたいなんを彼女に貸してやるわけですが。
 いきなり彼の告白が始まります。
 自分は人殺しだ、と。
 しかしジェン、めっちゃ寝てました。
 うつぶせになってる彼女に、「そんなに受けた?」とか言ってるスペンサー。
 どう見ても熟睡してんだろうがァァァァ!!!!
 仕事は好きじゃないけど君のことが好き、というスペンサー。
 うん、それは起きた時に言ってあげたらいいんじゃないかな!キミは起きてると思ってるかも
知れないけど、ジェンめっさ寝てるからね!?

 というわけで二人の楽しい日々が始まりました。
 …つかジェンは両親のこといいんでしょうか!?
 あるときスペンサーは、男が自分を見てるのに気づきます。つーか組織のボスらしいんだけども。
 彼がベンチにおいていった本に挟まれているメッセージに、墓地で待つとありました。
 んでスペンサーはボスにあって、もう仕事からは足を洗う、彼女といると自分が普通になれる気がする
といって決別することを宣言します。
 元々、悪人だけを殺すと言われて仕事を引き受けてたらしいんだけど、本当に悪人だけを殺して
いるのかどうか疑問に思ってきたからだそうです。
 確かに、自分たちの組織にとって都合の悪い人間を殺しているだけ、なんてこともあるかもしれません
からね。
 ボスはやめさせないぞ、と言います。
 まーこのあたりのパターンは大体読めてくるわけで。

 ジェンが母と、スペンサーとパパ二人にして平気?とか言ってて。
「パパが撃たなきゃね」とか言ってるのが笑え…ねぇよ!
 どんだけパパ、娘溺愛してんだよ!

 その二人は、クレーン射撃してました。
 つーか話すか撃つかどっちかにせいよ!
 おちおち話も落ち着いてできねーよ!
 ここで、イーグルスカウトにいた、みたいな話が出てくるけど。
 ナイト&ディでもイーグルスカウトの話出てきたなぁ…。
 スペンサーは、ジェンと結婚したい、と話します。
 ちょっと変わってるとこも含めて魅力的と言いたいらしいです。
 この後、父親は「我が家へようこそ」と言ってたのですが、直後に二人してクレーン撃ってて、
逆に落ち着かねーよ!って感じでした。
 もうクレーン射撃やめて話に専念しろ!

 それから3年後。
 仲睦まじい二人が誕生日がどうの話していて、ジェンはニース行きの旅行チケットの話を出して
くるんだけど、彼女は純粋に、出会った思い出の場所に行きたいらしいのだけど、スペンサーとしては
確かにそういういい思い出がある反面、何かあったらという気持ちもあり、乗り気ではない。
 それが、ジェンにとっては不審に映ったようですね。

 スペンサーはとある建築関係の仕事についているようです。
 ジェンの方は、ネット関係のウィルスソフト会社かな。
 まあ充実した生活じゃないでしょうか。
 と、ジェンは上司から、明日サンフランシスコに出張してほしい、と頼まれます。
 他に使えそうな人がいないらしい。
 スペンサーの誕生日を祝ってあげたかったジェンは、父親に彼を連れ出してもらうことを提案
するのですが…。なんかこのあたりはちょっとよくわかんなかったけど、わかんなくても問題ないです。

 スペンサーの方は、オフィスの改装工事を見て、シカの骨とかツノで作られたシャンデリアみたいなのを
すごいセンスとか言ってます。
 あと、同僚のおっさんいるんだけど、会話下ネタ多すぎ。彼の名はヘンリー。
 女性にはめっちゃ嫌われてそうなタイプだなぁ。
 と、スペンサーあてに荷物が届いていて、それを開けると…。
 ボスからの本が届いてるわけなんですな。
「会いたい」とか書いてあります。
 ×××は愛をこめてって意味ですね。おっさんから愛込められても気持ち悪いだろ!
 スペンサーは暗号を一生懸命解いて、ある電話番号を突き止め、電話をかけます。

 ジェンの方は同僚から、倦怠期がきたんじゃないのみたいなこと言われて心配に。
 この同僚もいい加減無責任だと思いますが。
 
 スペンサーは電話の相手、つまりボスに、もう足は洗ったんだ、というようなことを言っています。
 仕事は一切引き受けない、と。
 そこにジェンの父が来て、彼はあわてて電話を切るわけですけども。
 ボスからのカードをそこらに投げ出しておくスペンサーもうかつだけど、父も勝手にそれを
読むなよ…。
 父は、誕生日祝いに一緒に食事しよう、とスペンサーを誘います。
 しかも、その恰好ではいけない、着替えなさい、と命令口調ですよ。なんだこの男は。

 車の中でも父はあれこれ言ってんだけど、なしてあんたは座席に対してナナメに座ってんだ。
前を向いて乗れよ。なんでスペンサーを見る位置で座ってんだよ。シートベルトしろや。

 自宅に戻ってくるスペンサーに、「ジェンを暗い家に帰宅させるとは」とうざい父。
 スペンサーはもしかしてジェンに何かあったのでは…と考えたらしく、とっさに父に、車のキーを
外してくるのを忘れた、と父をいったん車に戻らせます。ここらの機転はさすがと思った。
 で、拳銃を隠しつつ家の中に入ると…。
 なんと、サプライズでみんながスペンサーのために集まってくれていたのですね。
 ジェンが父に頼んでいた、スペンサーを連れ出すとはこういうことだったんですね。
 いやー撃たなくてよかったなスペンサー!

 というわけでパーティは、酔っ払いも結構いてもうグダグダな感じですが。
 ヘンリーが酔っぱらって寝込んでしまったので、ソファに寝かしておくんだけど、出張のため
朝ジェンが下りていくと、プゥーとかおならしてたの笑った。
 もう布団ぐるぐる巻きにして表に放り出しておけ!

 ジェンは空港に向かうべく、車を走らせていると、隣のババアが、境界線のことであーたらこーたらと
車に追いすがってくるんですな。
 うぜぇ…。
 ジェンは、そういう話はスペンサーにして、っていうんだけど、まだ話をつづけたそうなので彼女は
強引に走り去ります。

 一方でスペンサーの方はヘンリーのために牛乳を出そうとしていたのですが、いきなりヘンリーに
襲われる。
 スペンサーを殺しにきたらしいです。
 こいつも殺し屋だったんかい!と思ったけどどうも金目当ての素人のような感じです。
 
 で、乱闘になっているところになぜかジェン帰宅。
 …何してんの?
(後で公式サイト見てみたら、実はスペンサーのために出張をキャンセルしたらしい)
 ジェンの悲鳴がすごすぎて逆に引く!
 銃が上にあるから早くとってきて!というスペンサーに「どうしてうちに銃があるの!」とか言ってる
ジェン。
 あの…すいませんが早く銃をとってきてもらえませんかね…。
 しかも、持ってきたジェンに「ヘンリーに向けて撃て!」と言うんだけど。
 まあ言われたら撃ちますよね。
 びびるスペンサー。
 彼としては、そうやって脅してヘンリーの気をそいで、その間に組み伏せる算段だったらしいの
ですが。
 わかるか!
 ヘンリー、撃たれましたが、腕だったので特に命に問題はありませんでした。
 ここでスペンサーは、ヘンリーが自分を殺すために誰かと契約したこと、2000万ドルの賞金首に
なっていることを知ります。
 で、そうこうしている間に、まーた隣のババアが「いるのはわかってんのよー」みたいな感じで
やってきたのですが。
 スペンサーは、隣人だって怪しい、と言います。
 と、いきなり銃撃される一同。
 やっぱり他にもスペンサーを狙う人間はいたってことですね。
 つーわけでスペンサーはジェンとともに自分の車で脱出。

 ジェン、降りるとかあなた誰なのとかパニくり方が変です。
 結婚も本物?とか言い出すし…。
 この後、追いかけてきたヘンリーとカーチェイスみたいな感じになりますが、ジェンはめっちゃ騒ぎ
まくってました。
 結局彼女を安全なところに避難させた後、ヘンリーをスペンサーは殺すわけですけども。
 
 スペンサーはジェンに、大学一年の時に身寄りをなくして、条件に合うということで殺し屋として
雇われたと話をする。
 ここで普通なら、もう殺しはやめてとか、なんで狙われるのとかいう話になると思うのですが。
 さすがジェンです。
「私も殺す?」
 そういう話をしてんじゃねぇよ。

 ジェンと出会って恋に落ちて、仕事からは足を洗った、と言うけれども、信じてくれているのか
どうか…。
 それで二人はボスに会いに行くのですが。
 ここで、ジェンに父から電話がかかってきて、切っとけよみたいな感じでスペンサー怒るんだけど、
こいつ自身にもジェンの父から着信あって、あわてて切ってたの笑えました。
 切っとけ!

 そしてボスが滞在するホテルへ。
 彼らが部屋に入ると、なんと、ボスは誰かによって殺されてしまっていました。
 いろいろ調べてスペンサーは、手口から熟練の殺し屋であること、時計のマイクロチップが奪われている
ことに気づく。
 それで親の家に行くというジェンに反対するんだけども。
 スペンサーが止めるけど彼女は全然聞かないんですね。
 私はスペンサーの言い分ももっともだと思った。
 結婚してからも何かといえば親、親で、5分と離れていたことはないらしい。
 そりゃあうざいですよ。
 子供ができたらどうするんだい、というスペンサーにいきなり吐くジェン。
 …え?今の会話で吐くポイントありました?

 二人は日用品店へ妊娠検査薬買いに行きます。あーなるほど、さっきのつわりね。
 タイミング良すぎてびびったわ!
 ジェンがのんびり買い物をしているのでイライラするスペンサー。
 気持ちはわかりますが、目立たないように行動することを心掛けた方がいいような…。
 なんかもうここで二人ともイライラして、すごい言い合いになってて、ある意味追われてるのに
緊張感全然ねぇなって感じでした。
 で、店員が妊娠検査薬買うのにお手伝いしましょうか、と声をかけてくるのですが。
 バーコード読み取り機を出そうとする時にスペンサーが思わず銃を出しかけたのを、間に入って
遮ったジェンの機転はちょっと感心した。
 このあとスペンサー、検査薬ごっそり買っていきます。
 あんた…そんなに買ってどうすんだよ…。

 この後スペンサー、車を盗むけど怒るなよってジェンに言うけど、人を殺すよりマシ、みたいな
感じでジェンも動じなくなってるのがすごいです。
 スペンサーは組織に電話をかけて、隠れ家を指示してくれというのですが、なんか変なことになってて、
頼ることはできないっぽくて、スペンサーはヘンリーの雇い主は誰だったのかを調べると言い出す。
 そういうわけで仕事場にいってヘンリーのパソコンを探るわけですが。
 ここではジェンが活躍しました。
 ポルノ写真ばっか出てくる中で、あるファイルを見つけます。
 そこでスペンサーは、町内の祭りに行った時の写真があるのを見つける。
 父親がとった写真がどうのこうのって言ってんだけど、ジェンは、私の父が黒幕?よしてよって
感じです。
 でも、そういう立場の人しか撮れない写真があるというのなら、疑った方がいいでしょうね。
 …とか言ってる間に二人また口げんかしてるし…。
 それでジェンは妊娠しているかどうかを確認しにトイレへ。
 心配だからスペンサーついていくんだけど、ハッキリいって音を出そうがラジオ流そうが、
確認できるような状況じゃないわけで。
 さすがに邪魔だと理解した彼、外に出て警戒中。

 そこに同僚の、誰だっけ?来るんですよ。
 でもこいつも刺客でした。
 まーた乱闘だー。
 ここ、スペンサーが、トイレから注意そらすためにどんどん離していくのがよかったですね。
 この同僚の女が体術強いんですよ。
 スペンサー押され気味。
 やっとこさ事態に気づいたジェンが銃を構えて出てくるんだけど、うまく発砲できない。安全装置
外してなかったのかよくわかんないけど、ただそれで、女の気がそれている間に、スペンサーは
天井のシャンデリアを撃って、それで女、例のシカのシャンデリアに串刺しですよ。
 ここはちょっと視覚的にウェーて感じでしたが、面白い伏線だなと思いました。

 …明日仕事に来た人はびっくりするだろうな…。
 シャンデリアに女の飾りが増えてる!とか。←死体だし。

 ジェンはこの後、妊娠していたことを告げるんだけど、私は母親だけどあなたはどうかしら、
みたいなこと言ってて、皮肉にしてもひどいなと思いました。
 そういうわけでジェンはもう私たち終わりね、といって車で走り去ってしまいます。
 よくわからん女だのー。

 一方でスペンサーの方はガックリしてたんだけど、ここで、ヘンリーの携帯にメールがきて、
「ウソだろ!?」と言ってます。
 多分スペンサーを暗殺しようとする人間からのメールで、それが思わぬ人物だったからだと
思いますね。
 なんとなく想像はつきますが。

 そこに荷物配達の兄ちゃんがやってきて。
 荷物があるというので受け取ってサインを…しようとしたら襲われて。
 んで、オリビアって女性が来て、ピンチ救ってくれるんだけど。これスペンサーの同僚
だったっけ?
 でもこの人も敵でした。
 「味方はいないのか」と言ってましたけど、そういいたくなる気持ちもわかる。
 しかしこの状況を助けてくれたのが、考え直して戻ってきたらしいジェンでした。

 二人は口げんかしつつもともかく家に戻って態勢を立て直そうと考える。
 ガス欠になったので歩いていくことに。
 弱り目に祟り目って感じですなぁ。
 この帰る途中も彼を狙ってる連中に襲われたのですが、ジェンが、消火栓壊してる車を見て
さすがボルボねってわけのわからない驚き方をしていました。

 家にたどり着いても、普通に彼らを狙う人間が中入ってきてるわけですけども。
 つーかジェンの同僚もきてないかコレ。
 上で襲われたスペンサーはさすがプロですから、難なく反撃してたんだけど、下ではジェンが
母親とともにピンチですわ。
 ここでジェンの父がやってくるんだけど、やっぱりスペンサーを殺そうとしてたのは父でした。
 ただし、誤解があったわけです。

 スペンサーのボスがどうも裏切ってたらしくて、それでもともとボスは、ジェンの父を殺そうと
スペンサーに依頼をしようとしていたけれども、スペンサーはもう殺す気はないから断ってた。
 けども、前に彼のオフィスに父が来た時に、ボスからのハガキを見て、スペンサーが自分を
殺そうとしている、と誤解しちゃったらしいんですな。 
 それでこの騒ぎか!
 スペンサーは殺す気はないといったけれども父は、ニースの時にヘリに乗る予定だったが
スペンサーの姿を見たからやめた、そうしたらヘリが爆発した、みたいなこと言ってて。
 あれが最後の仕事だったとかいっても信じてもらえなさそうな雰囲気ですね。
 つーわけで殺すか殺されるかみたいな雰囲気になったところで。
 ジェンが、赤ちゃんができたとか言って母と勝手に喜びあってたの笑いました。
 男二人思い切り蚊帳の外になってんですけど!
 緊張感台無しなんですけど!

 ここで父がスペンサーに向けて銃を発砲した、と思ったら後ろにいた刺客を撃ってたわけで。
 私がおじいちゃん、お前が父親か、という感じでいきなり和解する二人。
 え…いいのこんなオチで…。

 そういうわけで女二人に説教されるみたいな形で男二人は仲良くやっていくことに。
 この後の会話はいろいろと、ほのぼのしていて面白かったです。
 そこに誰かが来て、バッとジェンの父とスペンサーが銃構えるのはよかった。
 ジェンが出て見ると、まーた境界線のことについてあれこれ言ってる隣のババアでした。
 ジェンが右ストレートかましてドアを閉めるのよかったです。
 強くなったなぁ…。

 それからしばらくして。
 子供が生まれるのですが。
 ジェンの親に預けて二人は久しぶりにデートに行くらしいんですね。
 で。
 赤ちゃんが寝てる中、皆出て行って扉を閉める直前に。
 スペンサーがピッとリモコンを操作してドア閉めるんだけど。
 子供部屋は赤外線センサー張り巡らされてる、ってオチが面白かったです。

 グダグダな部分はありましたが、DVDで見るならまあまあ楽しめるんじゃないでしょうか。
 あとスペンサーの雰囲気がちょっとだけ、SPの井上に似てると思った。
 話の流れがちょいちょいわかりにくい部分があるのですが、あまり気にしない方にはいいと思います。




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