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ナルニア国物語 第3章
アスラン王と魔法の島

3/4鑑賞

 えーすっかり忘れてましたが、そういえば前回でピーターとスーザンは契約終わりみたいな
伏線がちらほら言われてましたね。(ナルニアの国に来られないだけ!)
 案の定今回参加はなかったんですが、新しいキャラが出てきて面白かったです。
 つーか今回でエドとルーシーも終わりですよね。撮影してる間に大人になってしまったから
だろうなぁ。まさに大人の事情!
 
 冒頭、教会がいきなり横映しになってんですがこれはどうしたんでしょうか。カメラ倒れたんか。
 前回から数年、ドイツはいまだ戦争のさなかにありました。
 ルーシー、エドマンドはドイツの親類の家、ピーターとスーザンはアメリカの両親のところにいる
という、何とも都合のいい展開になってました。
 ルーシーはそろそろ思春期に入って外見とか気になるお年頃みたいですね。

 二人が身を寄せている親類のとこには、えーと…パーデンネンさんでしたっけ?(ユースチス!全然
かぶってねぇよ!)ユースチスという、ナメきった性格の悪いいとこがおりまして。やたら日記であれこれ
書くクセがありました。
 これが今回の物語のいいスパイスとなってくれてすごい面白かった。
 
 あと2、3ヶ月はそこにいて、とスーザンの手紙に書かれていて、うんざりする二人。
 まあ一人じゃなくて二人だから何とかやれるでしょうね。
 彼らの部屋には絵があって、それを眺めていると、ユースチスが入ってきてナルニアの話をバカに
し始める。でも面白いくらい相手にされてないのが笑えました。
 そうしているうちに絵が動きだし、水が流れてきて、彼ら3人は海に飲み込まれてしまいます。
 これでユースチスだけ別の場所に取り残されたら面白かったのに。

 彼らの前に立ちはだかった船、それにはカスピアンが乗ってました。航海の真っただ中、急に彼らが
現れて驚いたっぽい。
 助け上げられると服がかわいているのはお約束ですが、ユースチスが大暴れしていて、皆がホントに
あいつ親類?みたいな。
 リーピチープがあいさつするのにも「ネズミがしゃべった!」と定番の驚き方を外しません。
 で、あまりにもうるさいので「海に落とします?」とリーピチープが言ったところで、ミノタウロスが現れて
ユースチス気絶。
 おーい、丁重に、倉庫にでも放り込んどいてー!

 カスピアンは二人との再会を喜び、スーザンの弓矢、ルーシーの短剣と薬を渡します。
 で、ピーターの剣も渡そうとするんだけど、エドはそれを、ピーターがカスピアンにあげたものだからと
受け取りませんでした。
 あと、懐中電灯も返してくれた。
 保管状態良すぎだろ、カスピアン…。

 カスピアンはこの3年でナルニアは平和になったと言います。
 あとルーシーがカスピアンにお妃はいないの、と聞いて、いないと言われ安心してましたけど、こういう
伏線はいくつか出てくるんだけど今回回収されなかったなぁ。もったいない。
 なぜ二人(とあのうるさいいとこ)がここに呼ばれたのか。
 カスピアンは、父に7人の友がいたのだけれど、叔父が殺そうとしたために、ある島に逃れたと
言ってて、そこに今向かう途中だったと言います。
 おそらくそこで何かがあるということなのでしょうね。
 さらに、その島の向こうにはアスランの国があると言われてるらしいです。
 あれぇナルニアの王じゃなかったの、アスラン。
 ともあれそういうわけで旅が始まるわけですが。
 人魚がぱぱらぱーと出てきて、ルーシーが手を振ってるのよかった。まあなんで透明なのかって
気もしますけど。
 
 目を覚ましたユースチスの方は誘拐だとかギャアギャアうるさいです。
 やっぱり拾ったポイントに捨ててきた方がよかったのでは…。
 エドとかルーシーが、まだこの程度の文句は序の口とか言ってて笑えます。この程度で序の口とは!
 陸が見えたので上陸することにする一同ですが、ナルニア領土であるはずなのに旗が見えない、と。
 つーか誰も行ってないような場所だったら、誰かがのっとってる可能性だってあるわけで…。それで
トップがホイホイ行っちゃうのも問題な気がするぞ、カスピアン!普通は部下に行かせないと!
 島は人気がなくて、皆は建物の中に探しに行くのだけど。
 不審なゴロツキが現れて応戦するも、一人残るといった時点で大体想像ついた、ユースチスが人質に
取られるという展開でカスピアン、エドは牢獄に入れられてしまいます。ルーシーとユースチスは売り
飛ばされることになりました。
 これが本当の誘拐だよユースチス!よかったなぁ、言ったことがウソにならなくて!

 ここの島は奴隷売買の商人が勝手に支配して、島人達を脅かしていたらしい。
 しかしこの牢獄の中でエド達は、7人の友人の一人、ベルン卿と出会います。こんなところにとらわれて
いたとは…。
 ベルン卿に言われて二人が外を見ていると、奴隷売買の船が海に乗り出したところで、不思議な霧に
包まれて消えてしまいます。
 つーかこれが結局なんだったのか明かされなかったような…。単に悪い魔法としか語られてなかった
気がします。なんでも、突然発生したこの霧は周辺の漁師とか飲み込まれていったりして、ベルン卿以外の
6人は船を出したが誰も戻らなかった、と。
 要するにその解決にエドとルーシーは呼ばれたけど、いらんもんがくっついてきたために、今こうして
大ピンチになっている、と。わぁー、わかりやすぅーい。(棒読み)
 ルーシーが奴隷売買にかけられているところに、異変を察知してやってきた船の仲間たちが助けに
現れ、一行は第一のピンチを逃れたのでありました。
 町の人たちも手伝うの面白かったし、一人逃げようとしたユースチスも気づかない間にオールで商人の
一人をぶちのめしていたのが笑えました。

 王子が船に乗り込もうと歩いていると、ある男性がやってきます。彼はさっきの船に奥さんを
乗せられてさらわれてしまった人で、船乗りだったので力になりたいらしいです。加わったのはいいけど
これ以降見せ場ないんだよなぁ。どちらかというと、この時おいてきた娘の方が目立つというか…。
 それからベルンは一振りの剣を出してきました。
 カスピアンの父からもらったというアスランの剣でした。
 ボロボロだったから、てっきりエドでも受け取ったらピカーンと新品同様になるのかと思ったら、このあと
船で地道にドロとかはいでました。なんでそういうとこだけリアルなんだろう…。

 ユースチスは隠れてまた日記を書いてて、この船の連中はみんな妄想に取りつかれているとか
ひどいこと書いてんだけど。
 腹が減ったらしく、そこにたまたま降り立ってきたカモメに「おい食べ物はどこだ」と聞いてて、ミノタウロス
とかにめっちゃバカにされてます。「おい、あいつ鳥に話しかけてるぞ」って。
 ネズミがしゃべるんやったら鳥もしゃべる思うやろがー!某ランドではネズミも犬もおどっとるわー!

 オレンジを盗もうとしてリーピチープに見つかったユースチス。
 剣のけいこを強制的にさせられてるの面白かった。
 でも、これがてっきり、敵と戦う時にまさかのお役立ち!…かと思ったらそうでもないし。
 今回の話は伏線つぶしが多いですのー!

 そんな中さっきの船乗りの娘がこっそり乗り込んでいるのが発見されます。名をゲイル。
 あの短期間で父親の先回りをして船に乗り込むってあんた…。
 舵とってるおっさんが、ユースチスからリーピチープが取り返したオレンジを渡してあげてたのが
いいなぁと思いました。このおっさん、愛想ないし厳しい人だけどなかなかいいです。
 次の島にたどり着いて一同は、浜で寝て夜が明けたら偵察に行こうと言います。
 これで誰一人見張りをせずに全員眠ってしまうのもすごいと思うんですけども。
 眠り込んでる中、ルーシーは何者かにさらわれてしまう。
 …あんた今回こういう展開ばっかりですね!

 姿の見えない「怪物」は、ルーシーに、扉を開けてある館に入り、姿が見える魔法を唱えよと
命令します。
 要するに自分たちにかけられた魔法を解けみたいなことですか。
 ルーシーが透明な扉を開けて中に入ると、そこには確かに建物があった。
 で、魔法の書があるんですが。
 最初の目的を忘れて、雪降らしたりして遊んでいるルーシー。人の家だぞ!
 声が「迫害者に見つかるな」と警告してたのに、思い切り見つかりそうなことをするな!
 さらに彼女は、美しくなる魔法を見つけて、なんとそのページを破りとってしまいます。お前ぇぇぇぇ!
人様のとこの本破いたらあかんやろが!

 その頃一同はルーシーがおらず、周囲に大きな足跡がついているのに気づき、森の中へ向かいます。
あと、寝こけてたユースチスは置いていかれました。ひでぇ…。

 やっとこさ目的の魔法を見つけて唱えるルーシー。すると目の前に男性が一人現れました。
 一方で、見えない敵に苦労してたエド達の前に、さっきの声の連中が姿を現してくる。こいつら、
ルーシーに魔法頼んだの忘れてて、見えてないつもりでエドらと戦ってるから笑える。
 その時、屋敷が姿を現して中からルーシーと、魔法使いコリアキンが出てきます。
 透明にする魔法は声の連中を悪い存在から守るために、コリアキンがかけていたらしい。頭が
悪いから理解できなかったようです。
 で、彼はここで暮らしてんですかね。
 悪の手から身を隠して生きてたらしいですよ。
 
 コリアキンが巻物を広げるとそれは地図になります。グーグルアースとカーナビが合体したような
感じだな。
 コリアキンがさし示した場所に今回の一連の災いがあるらしい。名を「くらやみ島」。…まんまじゃないですか。
ダークアイランドの方がかっこいいじゃん!
 そこから現れる霧は自在に姿を変えて、人の心の隙に付け入るらしいです。
 この魔法を解くには、7本のアスランの剣がいるらしい。アスランもアスランでなんで7本も必要な感じに
したんだ。最初から1本にしとけよ。
 7卿の残り6人はコリアキンが、ラマンドゥ島という、魔法を解くための青い星のある島に送ったようですね。
…っていうかエドらもここから送ってもらったらよかったのでは…。
 アスランのテーブルに7本の剣を置くと魔法が解かれるが、そこにたどり着くまでに各々が心を試される
らしいです。
 つまり、それを乗り越えてたどり着いた者が魔法を解ける、と。
 アスランもその島に入ったら少なくとも守ってくれるとかさぁ。なんでこのしゃべるライオン、こんなに
試練好きなんだよ。
 
 そういうわけで一同はその島に向かうんだけど、これがひどい嵐でなかなか進まない。
 やっぱりコリアキンに送ってもらっとけば…。
 その船の中でこっそり美しくなる魔法を試したルーシーは、自分の存在がスーザンになった代わりに、
エドもピーターも、ナルニアの存在を知らず、ルーシーの存在は消えてしまうという世界にいってしまう。
 それは恐ろしいでしょうね。
 戻ったルーシーは現れたアスランに、ルーシーがいなければもっとたくさんのものが失われる、という
ことを聞かされます。
 ルーシーがナルニアへの入り口を見つけた、だからエド達もやってこれたわけですもんね。
 アスランは自分の価値を疑うな、と言って消えました。
 まあルーシーだって成長途中であるわけだし、大人になったらスーザンみたいにきれいになると
思います。

 この後目覚めたルーシーは、破りとったページを燃やしてしまいます。
 人のものぉぉぉぉぉ!!!!

 このあと霧が忍び込んでエドにあの魔女の幻影を見せるんだけど、剣を取り出したところで
ルーシーが立ってて、危なく切るところでしたよ。お前もうちょっと声かけるタイミング考えようよ!
 ルーシーは「眠れないアル。ぜんぜんまんじりとも全然眠れないアリュー」とやってきたっぽい。

 なんか嵐が嘘のようにやんで、島に到着するんですけど。
 これは目的の島じゃないわけね?
 一行があちこち探しにいってる間に、またもユースチスは単独行動。もうこいつ船から降ろすなよ…。
 そんなだから、ボートの上の会話で、「僕ら3人はこの島を探る」とエドらが言ってる時にユースチスが
「4人だろ」と言ったらみんなが無言で振り返るんだよ!頭数入れられてないだろうが最初から!
 エドらは、島の内部にロープがおろしてあるのに気づいて降りていくんだけど。
 水の中に金の像が浮かんでいるかと思いきや、それは卿の一人でした。
 水に触れるとなんでも黄金になってしまう。おそらく卿はそれを知らずに、黄金を取ろうとして水に
触れて、自らも黄金になってしまったんでしょう。
 試されるってのはこういう意味もあるかもしれませんね。目的を忘れて欲を出すとこういう目に遭う
っていう。
 剣は無事回収できました。ならもう用はないな!(ひどい)
 でもここでエドとカスピアンが危うく斬りあいする展開になって、ルーシーが割って入ったのは
よかったです。
 まっさきに惑わされてアスランによって冷静になっただけあって、ルーシーはこの先二度と惑わされる
ことはなかったですね。
 つーかカスピアンも言ってたけど、ここで黄金を得たところで持って帰れる保証はないしねぇ。

 一方ユースチスの方は、黄金がゴロゴロ転がっている場所を見つけて夢中で回収。おとぎ話で
痛い目にあういい見本じゃないか!
 
 エドらが戻ってくると、ユースチスがいなくなっています。
 探す一同。
 エドとカスピアンは燃やされたユースチスの服を見て愕然とする。
 すると、炎を吐くドラゴンが現れ、船がピンチ。マスト折れる!折れるわボケぇ!
 一旦は退却させることに成功したのだけど、ドラゴンは島に残っていたエドを抱えてどっかに
飛んでいきます。
 エドが見たもの、それは、炎で描かれた、僕はユースチスという文字でした。
 え…この大地がユースチス…!?(ドラゴンの方!ドラゴンんんんん!!!!)

 なんと、黄金を拾うのに夢中になっていたユースチスは、ドラゴンの呪いがかかった宝を身に着けて
この姿になったらしい。
 あっはっは!バカめ!150ゴールド払って教会で呪いを解いてもらいなさい!
(ここドラクエの世界じゃないから教会もセーブポイントもありません!)
 ひとまず今夜はこの島に泊まって、朝になってからどうするか考えることにしたらしいんですが。
 …飛んで行ったら話早いと思うんですけどね。
 この夜、ドラゴンになって泣いているユースチスをリーピチープが励ましてやってるのが良かった
ですね。
 すごいことは、すごい人にだけ起きることなのです、みたいな。
 というか素晴らしい運命が君を待っている予兆だと早くも次の章の伏線張りじゃねーか!

 で、朝。
 青い星が現れたのをルーシーが見つけました。
 船で繰り出す一同なんだけど、ここで人魚が現れてルーシーに、この先に行ってはダメ、と
忠告してくるんですね。
 おお、そんな危機が…!とか思ったんだけど、この伏線も特に何もありませんでした…。
 いい加減伏線フラグだけ立てるのやめてもらえませんかね!

 つーか風がなくて船が進まんとか言ってるけど、ユースチス引っ張ってやれよ。
 と思ったらやっぱ引っ張ってた。
 最初からそうしてればよかったのに。
 そして一同は目的の島、えー…ランゲルハンス島?(それ人間の体の中にある島!)あ、
ラマンドゥ島か、やっと到着しました。
 森の奥に行くと、テーブルがあるのだけど食い物があってみんな喜んで食べようとすると、
あのハゲおっさんが止めてくる。
 そこには椅子に座った人がいて、死んではいないけど動きが止まってるような感じなんですね。
ハゲおっさんはそれで食べるのは危険と判断した模様。
 賢明ですね。彼らが卿であることに気づいたカスピアンは剣を回収。一気に3本そろいました!
やったね!
 そろった6本をテーブルに置くと、青い星が下りてきて人の姿になります。
 あれぇ、6本しかそろってないのに出てきたの?
 彼女は、ラマンドゥの娘と名乗ります。
 カスピアンが美しい…とかいってて、「迷惑なら姿を変えましょうか」と言われて「いえ」と言うん
だけど、エドも同時に言ってたのが笑える。それをルーシー見てるし。
 男ってやつぁ…って気持ちだったんでしょうかルーシー。ここにお妙さんがいたら絶対「いやぁね、
男の人って。ちょっときれいな人を見ると見境ないんだから。死ねばいいのに」とか言いそうです。

 娘は、食事をどうぞ口にしてくださいというけれども、疑念が晴れないエドが止める。これはよかったなぁ。
 食事しても大丈夫ならなんでここの3人はこんな状態になっているのか、ということですね。
 娘曰く、この3人はここにたどり着いた時、霧によって正常な状態ではなかったので、こうして眠らせて
いるらしい。
 それで、剣のうち残り1本は、目の前にあるくらやみ島にあるらしいです。
 …つまり卿の一人が乗り込んでってるの?
 おっさんんんんん!せめてテーブルに剣を置いてってればこんなことにはならなかったのに!
 なんで肌身離さず持ち歩いてやがる!

 戦闘準備をして船を進める一行。
 ゲイルがルーシーに、大きくなったらあなたのようになりたい、と言ってましたがルーシーは
あなた自身にならなくては、となかなかいいこと言ってました。身をもって経験しましたもんね。

 くらやみ島に乗り込むと、霧の幻覚に惑わされながらもあっさり最後の卿が見つかるのですが。
すっかり錯乱してました。
 この卿が、何も考えるな、恐れを知ると奴らはそれに姿を変えるというのですが。
 エド、まずいとか言ってます。
 …散々リーピチープと言ってた、海の果てにはシーサーペント、海蛇がいるかもと言ってたのを
思い出したらしい。
 お前ェェェェ!ゴーストバスターズのマシュマロマン登場みたいな真似しやがって!
(悪霊が、お前たちが考えたものを敵として登場させる、みたいなこと言い出して、キャラの一人が
「ごめん…考えちゃった…」と言い出し、巨大なマシュマロマンが街を破壊し始める)
 
 そこに登場したのがユースチス。炎を吐いて応戦、皆を助けて果敢に戦います。
 皆も今のうち逃げろー!て感じで船を出すんだけど、あのトチ狂った卿がなんと、アスランの剣を
ユースチスに突き刺してしまう。
 何しとんじゃボケジジイ!解決するもんもしなくなるだろうが!映画残り時間少ないんだから
すっこんでろ!ハゲェェェェ!

 というわけでユースチスはどっかに飛んでいってしまいます。

 ヘビにまきつかれて船大ピンチですが、エドが大活躍。
 魔女の幻影を振り払ってヘビに剣を突き刺すのがかっこよかったです。
 一方ユースチスもアスランに助けられ、もとの姿に。
 剣を持ってあのテーブル目指すのかっこいいです。やればできるじゃんよ。

 んで霧にまとわりつかれながらもユースチス、頑張った。
 アスランのテーブルのはずなのになんで霧とか侵入できてるのか謎ですが、それで7本そろった
剣によって魔法が発動し、カメハメ波のごとく、くらやみ島の魔法を蹴散らします。

 霧にさらわれていた人たちも無事に戻ってきました。つーかだからなんのためにとらわれて
いたのかがよくわからんのだけど。

 くらやみの島を粉砕し、その先のアスランの国にたどり着いた一同。
 皆が歩いてて、その影が映って、カメラが横に移動するとアスランも一緒に歩いている、という
映像はいいですね。
 つーか海から上がってきたのに目の前に大きな波があるんだけども。
 カスピアンに、この先に父がいるといい、しかし行けば二度と戻れないというアスラン。
 カスピアンが、それなら自分は行くわけにはいかない。この国を守らねばと言ってるのが
良かったです。父に会いたいと思う前に自分は一人の王であるから、という自覚をちゃんと
持っていた。
 そしてエドもルーシーに、自分たちも現実の世界に帰ろうと言います。
 家族も大切って。
 リーピチープは、アスランの国を見ることが夢だった、といって、この剣を捨て、国に行きたいと
いってて。アスランは当然歓迎してくれます。
 皆と別れを告げてリーピチープ、剣を砂浜に刺し、小さなボートに乗っていくのだけど、未練がましく
振り返るようなことはしませんでした。
 めっちゃかっこよかったし、ここでの別れがちょっとグッときました。
 ルーシーはアスランに、私たちも最後ね、と言います。
 それはつまり、ルーシーらも成長したために、もう二度とナルニアにはやってこられないということを
意味するのでしょうね。
 アスランは、君たちの世界には私の別の名がある、その名で私を知りなさいと言います。
 向こうで出会えるチャンスがあるってことなんですかね。
 ちなみに、ユースチスにはまた会えると言ってましたから、次の主役はこいつかもしれません。

 そうして一同はまた海の中を通って部屋へ。
 水が引いていき、絵はもとに戻ります。
 これ撮影逆回しだと思うんだけど、大変だっただろうなぁ。

 一同が親類に呼ばれて部屋から出て行き、ぱたんとルーシーがドアを閉めたところで
物語は終わるのですが、今回はどちらかというと、ちょっともの悲しさがあったと思います。
 成長と別れって感じですかね。
 でもルーシーはアスランとの別れをさびしがったりはしないのでしょう。
 彼はいつでも見守っている、と言ってくれたから。


 


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