多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉


パイレーツ・オブ・カリビアン
生命の泉

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表示されない可能性があります。あらかじめご了承ください。

5/29鑑賞

 今までのシリーズ見てきて一番面白かった気がする。ストーリーが単純明快でわかり
やすかったからかも。(前回までの3部作も面白くないことはなかったんですが、かなり
ドタバタだったんで…)

 最初のディズニーランドが出る時に、旗が海賊旗にされていたのはさすがディズニー
ですね。細かいところまで手を抜きません。
 
 さて物語は今回、スペインから始まります。
 海から何かを網を引き揚げてる漁師たちがいたんだけど、それに死体が入って
いるのを見て「気の毒に…」てな感じ。
 ところがどっこいそれが生きていたからビックリ。
 ずいぶんと長いこと息を止めていられる人なんですね。(違います)
 この漁師たちはあわてて国王に報告に行く。
 というのも、永遠の命をもたらすという伝説の泉、「生命の泉」というものがあり200年前、
それを探して命を落とした探検家のポンデリングさん(ポンセ・デ・レオンな)の航海日誌を
その死体が持っていたからです。
 これを見た国王は急いで泉を探しに出航致しました。
 
 その頃ロンドンでは、ジャックが捕まって裁判受けさせられているのですが。
 …ジャックさん、しばらく見ないうちに老けましたね…。
 ギブスさんというらしいです。
 偽者じゃねーか!
 あと、お偉い判事とかいうのが出てきましたが。
 うん、ジャックじゃねーか!
 ギブスを縛り首から助けようとやってきたのではないかと思うのですが、終身刑を言い渡してる
あたり理解できない。
 あ、輸送途中で逃げられるように御者に金渡したのか。
 しっかしジャックが本当に判事でなくてよかった。
 お前がジャックじゃないのがお前の罪だとかムチャクチャすぎるだろ。
 そんなだから皆がものを投げつけるんだよ!

 ギブスが馬車に乗せられる時に、変装を解いたジャックがしれっと乗り込むのもなかなか
面白いです。このシーンいいなぁ。
 んで二人は、このまま脱出できるぞーという話なのですが。
 ギブスはここでジャックに、お前また旅に出るんだろう、乗組員募ってると聞いたぞ、と
気になる話を言います。
 つまりジャックの偽者がいるということですか。
 それと、ジャックは一度生命の泉を訪れたけれども、何か事情があって引き返してきたと
いうことがわかります。
 あとになって思えば、行くためのアイテムが何一つそろっていなかったために、たどり着け
なかったのかもしれん…。

 というわけで馬車が止まったので降りる二人ですが。
 うーん、どう見ても港じゃないね。
 兵士らに銃持って囲まれてるね!
 ジャックはとっ捕まって、椅子に括り付けられてるわけですけども、テーブルのとこまで
いって食べ物食べようとしてるのが面白いです。(あと引きずられてくシーンも笑える)
 ただ、人が入ってきたので、シュークリームが上のシャンデリアに突き刺さりましたけど。
 どんだけ固いシュークリーム!?

 やってきたのは神聖ローマ帝国の国王。
 やいお前に言いたいことがある!
 ちびたりあちゃんをいじめるのをやめろ!(ヘタリアと混じってる!)
 まあ要するにですね、ジャックを連れてきた理由は、生命の泉に彼が行ったことがあると
いうのと、地図を持ってるというのを聞きつけて、行って来いと言いたいわけです。
 さらにそこに現れたのは、しぶとくレギュラーの座を勝ち取りました、バルバロッサ。
 彼は海軍のお偉いさんになってました。
 ただし、ブラックパール号を失った上に右足を失っていました。
 事情を知らなかったジャックは、船長は船とともに沈むべき、と彼を罵るわけですが。
 ところがここでジャックは、さっきまで持ってい地図がなくなっていることに気づく。
 というわけで交渉は決裂。ジャックは逃走します。
 ここのアクションもなかなか面白いですよ。
 逃げる時ちゃっかり、シャンデリアにささってたシュークリームは持っていきました。
 やたらチラチラ見てたのはどうしても持っていきたかったからかよ。
 縄解いた時点でポッケにテーブルの上の食べ物入れとけ。
 
 馬車から飛び移って町を逃げたジャックだけど、船長の娘とかいう酒場の看板に
捕まってやり過ごしてるのが、パッと見そこにいるのがわからなくて面白いです。
 でもって兵士に撃たれそうになるけど、それを助けたのがなんとジャックの父。
 すげぇ!
 父はジャックに、泉に行くにはレオンの持つ聖杯2つがいるとつげ、ジャックが船が
ないというと、後ろで騒いでる連中が船を持っているというんですね。
 そういえばギブスも、この酒場で「ジャック」が乗組員を募集していると言ってましたね。
 ジャックが後ろを振り返り、元に戻るともう父の姿はない。
 食い逃げだー!!息子に支払押し付けて逃げやがった!
(違います)
 ジャックの父は以前にも登場したか。すっかり忘れてました…。

 というわけでジャックは、連中と話をしようとするんだけど、自分がジャックの偽者
扱いされて信用されない。
 身分証なんてないですからねぇ…。
 手配書とかないんか、ジャック。
 ヅラはレンタルDVD借りるのに「これで頼む」って手配書見せてたぞ!
(それダメな身分証明の仕方!)
 この後ジャックはニセモノと対峙することになりますが。
 相手もムチャクチャ強い。
 でもジャックはその戦い方から正体を見抜く。
 ニセモノの正体は、ジャックの元カノのアンジェリカでした。なんつーかこの人も大概
性格悪いなと後で思ったんだけど。
 というかなんでジャックの名を騙って人を集めてたんだろうと思ったけど、もしかして、
騙して船に乗せてこき使うためですかね?
 ここで以前ジャックが売春宿と間違えて修道院に入って、そこで修道女になろうと
していたアンジェリカと恋仲になったことが分かります。
 改めてこうやって書くととんでもねーマダオだな、ジャック…。

 ジャックを追って乗り込んできたしつこい兵士らと戦う二人ですが外に逃げたところで
ジャック、アンジェリカの仲間に眠らされる。
 そうして彼が目覚めるとどっかの船に乗っけられて、水夫としてこき使われるハメに
なっていたのでありました。
 ひでぇ!
 ギブスの方はジャックから地図を盗んでいたわけですが、それを燃やして自分は覚えて
いると言って、バルボッサと行動をともにすることになります。
 海賊ってこういう駆け引きが出来ないと生き残れないんでしょうねぇ…。
 こういうの見てるとワンピースの海賊って平和だわ…。悪いわけじゃないけど。

 ジャックは働きながら、ガラスの棺桶があることに注目します。
 これすっかり忘れてたけど、後で理由がわかった。
 ちなみに乗せられている船は、アン女王の復讐号という名らしいです。
 すごいあてつけだな…。
 船長は黒ひげという恐怖の海賊らしくて、水夫を働かせているのはゾンビです。
 あと、マストに宣教師が括り付けられていました。
 神の教えを説いていたからあんな風にされたらしいです。
 なんでこの船に乗せられちゃったんだこの人は。
 ジャックはアンジェリカに事の次第を問いただすんだけど、なんと彼女は黒ひげの
実の娘だということが判明。
 あー…ジャックがアンジェリカにしたことを聞いたら、かなりやばい状況になりそう
ですねぇ…。
 アンジェリカは、父の死が予言されてそれから救おうとしているらしいです。
 バルボッサの手にかかって死ぬようです。
 で、生命の泉の奇跡を求めて旅に出たわけですか。
 現在としては、黒ひげ、バルボッサ、スペイン軍と三つ巴で誰が先にたどり着くかってな
状況のようですね。

 ジャックは夜、仲間を集めて反乱しようと言います。
 誰も黒ひげの姿を見てない、つまり、乗ってないということだ、だから反乱起こして
船乗っ取っちまおうぜ!ということらしいです。
 船長室を誰か覗いて確認したならともかく、現段階でそれはあまりにも無謀だと
思うのですが、常に行き当たりばったりな人生のジャックですから、あまり気にして
いなさそうです。

 騒がしい中アンジェリカの部屋にいって、寝てる彼女の隣にちゃっかり寝るジャック。
 何してんの。ねぇ、お前何してんの?
 騒がしさにアンジェリカが目を覚まして「夢なら…」とか言ってるのにジャックが「夢だよ!」
というんだけど、パッとアンジェリカが起きて「現実じゃないの!」と出て行こうとするのが
面白かった。ま、ジャックが閉じ込めるわけですけど。
 ジャックどんだけ楽な方へ行こうとしてんだよ!一緒に戦おうよちゃんと!
 まあ彼の唯一の功績は、宣教師を下してあげたことかな…。

 というわけで勇ましく反乱を起こした一同ですが。
 …あっさり黒ひげ出てきましたけど!?
 つーかおっさん、ヒゲ燃えてないかあんた。白煙立ち上ってるけど。
 ロープを操り反乱者をつるし上げる黒ひげですが、目の前にさかさまになったジャックが
するっと降りてきて(もちろんロープで吊られてる)「船長、反乱です!」とか言ってたの
笑える。 
 おめーが首謀者だろうがぁぁぁぁぁ!!!!
 もちろんそのことは黒ひげも承知らしくて、アンジェリカがジャックは使えるから殺さないで
と言います。それくらいの良心はあるってことですか。
 反乱者に対して見せしめでひどいことをする黒ひげに、宣教師ことフィリップは怒るの
ですが、神を信じてない黒ひげには言葉は届かないようですね。
 どうでもいいですがフィリップさんは相方はどうされたんですか?
(仮面ライダーのフィリップさんではありません)

 ジャックは黒ひげに取り入ろうと、アンジェリカは実の娘じゃないとか言うのですが、
逆に自分の人形を操られてひどい目に遭いました。
 黒ひげは海賊として強いだけではなくて、そういう不思議な力を操るから恐れられて
いるんでしょうね。

 バルボッサの方はもうすぐホワイトキャップ湾というとこにつくらしいのですが、なんでも
このあたりは人魚が出るといって恐れられてるらしい。
 どうでもいいけどあんたの船、人が乗りすぎじゃないですか?甲板にめっちゃ人が
あふれてるんですけど。
 この後バルボッサは鼓舞するようなことを言うのですが、人の心をうまいこと操るのは
やっぱ生き残ってきてるだけはあるなと思いました。

 ジャックの方は今度はアンジェリカに取り入ってました。二人だけで泉に行かないか、
みたいなの。
 あんたも忙しい男だね。
 彼はここで、生命の泉の力を得るためには何が必要かをうまく聞き出しています。
 具体的なのはもっと後になって出てくるけどめんどいからここに書いときます。
 聖杯が2つと、それぞれに泉の水を入れて、さらに、片方に人魚の涙を入れる必要が
あるようです。
 水だけが入っている聖杯を飲んだ方の寿命を、涙+水が入ってる聖杯を飲んだ方が
得られることが出来るらしいです。
 今まで生きてきた長さと、これから先生きるはずだった長さと。
 つまり一人生贄がいるということで、二人で行っても意味がないというアンジェリカ。
 そもそも彼女は、黒ひげの命を長らえさせたいという目的で泉に行こうとしているので、
ジャックがどれだけ誘ったとしても二人ではいかないでしょうね。
 行く気をすっかりなくしたジャック。
 おいおいまだ残り1時間以上あんだぞ。どうすんだよお前こんなところでやさぐれて。
 と思ったらアンジェリカ、ちゃーんとアメも用意してました。
 どっかのアメ10割で生徒甘やかしまくる死神養護教師には見習ってほしいところです。
 アンジェリカは黒ひげの部屋にある戸棚を開けてみせ、その中にブラックパール号を
閉じ込めたビンがあるのを見せます。
 今まで沈めてきた船をこうやって瓶に閉じ込めてたらしい。
 なるほど、バルボッサが逃げたのも無理はないですね。永遠に閉じ込められるわけだし。
 つーか覗いたら猿がいて笑えた。ブラックパール号に取り残されてんぞ!
 アンジェリカは、自分に手を貸してくれたらこのブラックパール号をあげると言います。
 ジャックにとってはこれで、泉を目指す理由が出来ましたね。

 ただ、黒ひげを助けるために一人の命を犠牲にするということには抵抗があったよう
ですが、アンジェリカは、バルボッサの命を使えばいいという。
 でもそれだとバルボッサを連れて行かないといけないんですけども…。
 ともあれジャック、話をしながら自分の人形をとろうとするけど失敗してました。
 あんたはいつも肝心なところでそれだ!

 そうこうしている間に彼らもホワイトキャップ湾到着です。
 ここでは、人魚を捕獲する必要があるらしい。
 灯台に火を入れて明かりでおびき寄せるようです。
 …てーか人魚ハンパなくやってきてますけど。しかも人間を引きずり込んで殺すとか
こぇぇよ。子供の夢台無しだよ!こんな人魚姫いたら子供大泣きだよ!

 あまりの数に手におえないと判断したジャック、灯台に上がって明かりを爆発させる。
 あとフィリップは偶然一人の人魚を助けるのだけど、それを黒ひげが捕まえてしまいます。
 おいおい、恋愛フラグバッキリ折んなよヒゲ野郎が!ヒゲ部!
 人魚に襲われそうになってたアンジェリカをジャックが助けてたのもよかったなぁ。
 
 人魚捕まえて皆騒いでるとこにジャックが戻ってきて、「(灯台を爆発させて海に飛び込んだ
時の)ジャンプ見てくれた?」と言ってるんだけど、誰からも無視されてました。
 皆!この人一応主役なんだよ!?
 もっと優しくしてあげて!

 バルボッサの方も遅れて到着したのですが、灯台が壊れてるのを調べている間に
あんたの船、めっさ人魚に襲われてますけど。
 平然としてるけどあんた、帰りどうするつもりだ。

 黒ひげらの方は人魚を生け捕りにして運んでいました。
 ガラスの棺桶はここで使われるためだったんですね。
 次に目指すはレオンの船。
 聖杯を手に入れるためらしい。
 ここでフィリップは、水槽が密閉されてるために人魚が酸欠しかかってるのに
気付いて助けてあげます。いい人だー。
 そんなほのぼのしたやりとりがありつつも、一同、断崖絶壁に行き当たります。
 聖杯はこの向こうにあるんだけど、行くには迂回しないといけない。
 黒ひげはここから飛び込めとムチャなことをいい、ジャックは当然したくない。
 で、アンジェリカを殺すぞと黒ひげが脅しをかけてきて、大体この時点でもう娘を
単なる道具としか思ってないの見え見えなのですが、黒ひげは6丁の銃を用意させて、
4つは弾を抜き、2つは入れたまま残し、それでアンジェリカを撃てみたいなことを
言い出す。
 ジャックは1丁目を割と平然として撃って、それは空砲だったのですが、「どうせ
娘のために全部空砲なんだろーハハハ」と2丁目を空に向けて撃ったら、実弾入りの
やつでビビってて笑いました。
 つーか向けて撃ってたらここで映画終わってただろうが!
 ジャック、こんなことならアンジェリカを飛び込ませた方がいいだろ、とまた言い出して、
すったもんだしてる間に黒ひげはゾンビに命じて、ジャックの人形を断崖から下に
放り投げる。
 ゾンビがけろっとして人形無事だったからお前は大丈夫だ、というのだけど、ジャックが
すごい悲鳴あげてたの面白いです。
 つーか結局グダグダ言ってジャックが飛び込まないので、アンジェリカが私が行く、って
飛び込もうとしたのですが、それを止めてジャックがパッと飛び込んだのは見直しました。
 マダオでもいざという時にはきらめくんだね、うん。
 このあとアンジェリカは黒ひげに、(空砲の銃は)印がついていたんでしょう、といって
黒ひげ、もちろんだというけど、絶対そんなことしてないなコレ。

 バルボッサの方は密林を歩いてましたが、毒のあるヒキガエル収集とかずいぶん余裕だなおい。
 
 ジャックの方は一人、海岸を走ってましたが。
 こけた。
 …これ脚本じゃなくてマジコケだろおい…。
 ダバダバと走った彼は、レオンの船についにたどり着きます。
 
 一方ジャックのコンパスを取り上げて前に進む黒ひげらですが、ここでアクシデント発生。
 人魚を入れた棺桶が割れてしまい、人魚は外に。
 なぜか人型になる人魚ですが、歩けないということでフィリップがシャツを貸してあげて
抱えて運びます。いい人ですねー。いい人ってだけじゃないフラグが立ってますけどねー。
 少しして休憩している時にフィリップと人魚は恋愛フラグ立てまくってました。
 人魚の名がシレーナだというのが分かりますがいつ聞いたんだフィリップ。

 レオンの船に乗り込んだジャックですが。
 骸骨があって、それがしゃべってるー!と思ったら、先に乗り込んでいたバルボッサだった。
お前は何をしてんだよ。
 誰か来るまで呑気に待ってたのかよ!
 船の中でバランスをとりつつしょうもない宝の奪い合いをしていた二人ですが、聖杯の入ってた
箱を開けてみると石が。
 えっこれが聖杯なのか!?とか一瞬思ったのですが、どうもスペイン軍が先に取ってたっぽい。
 …見たままを信じてしまう私には海賊は無理だと思います。
(泉に持ってったらこの石が聖杯に変化するのか?と本気で思った)
 
 というわけで二人はスペイン軍がいるとこにやってきて、聖杯を取り戻す計画を。

 黒ひげらはシレーナから涙をとろうとするのですがそれをフィリップが止めるのへ、涙を
流さなければフィリップを止めると脅しにかかります。
 で、フィリップを殺したのですがシレーナは泣きませんでした。
 無駄死に!
 …お前らは幽遊白書の雪菜さんの章を読んでこい。
 
 ギブスと再会したジャックは、アンジェリカのことでコイバナとかしてるわけですが、おっさん
二人でときめいたとか話をされましても。
 この後バルボッサは自分の剣にヒキガエルの毒を仕込んでいる、とジャックに話します。
切り傷でもあの世行きだと。黒ひげの予言はこのことかも知れませんね。
 ともあれ、バルボッサとジャックは聖杯がテーブルの上にあるのを見つけ、盗むのですが、
盗み方が滑稽で面白かったです。スペイン軍もこんな手にひっかかんなよ!
 でも二人この後逃げようとして失敗してるし。
 逃げ道考えてる話はどうなったんだよバルボッサ!
 つーわけでとっ捕まった二人。君らはあれだ、そろそろ行き当たりばったりに行動するのを
やめなさい。

 フィリップの方は殺されたと見せかけて生きていたらしくて、目を覚ましてシレーナを助けに
行くのですが、なんとここまでアンジェリカの計画!てな感じだったらしくて、黒ひげらはシレーナの
喜びの涙を回収、フィリップはシレーナと離れ離れにされてしまいます。
 シレーナはシレーナで涙をとるためにフィリップが裏切ったと思ったらしい。かわいそうですね。
 つーかここまでアンジェリカが卑劣だとは思わなかった。父を助けたいという気持ちはわかるけど、
だからといって他の人を陥れていいわけじゃないだろ…。

 ジャックらはとっ捕まってんだけど、バルボッサが義足を外し始めたので、「おおさすが!そこに
ナイフが!」と思ったら、酒を仕込んでました。
 剣忘れても酒は忘れるなってか…つーかアホかお前らは!もっと有意義なものを仕込んで
おかんか!十徳ナイフとか!ドライバーとか!(海でドライバーあっても役に立たない!)
 バルボッサは、泉のことはどうでもよく、自分はただ黒ひげに復讐がしたいだけだと話す。
 つまりブラックパール号を見捨てたのも、その気持ちあってのことですね。
 ジャックは話を聞いた後、縛り付けられたまま、ヤシの木によじよじとのぼっていって、上で
ロープといてました。どんだけ器用なんだよ。
 で、逃走。今度は成功しました。
 バルボッサも部下がやってきて助けてもらってました。
 君はどちらかというとジャックよりは部下に恵まれてるよね!

 聖杯を持って黒ひげと合流したジャック。
 アンジェリカの身の安全と、コンパスの返却を要求し、黒ひげはそれに応じる。
 もともと彼にとってはどちらもどうでもいいことなんでしょうね。
 
 そういうわけで泉がある場所にたどり着いたのですが。
 こっから先はいったことなかったらしく、ジャック、聖杯を手に持ってカチーンと鳴らして、
皆が静まり返ってるのが笑えます。
 知らないなら知らないって言おうよ!
 でもたまたま、聖杯に書かれている文字を読んだところ、それが合図だったらしく、
みるみるうちに水がわきあがり、ジャックらは生命の泉のありかへたどり着きます。
 いやー長かった!
 黒ひげは、水は俺が最初に飲む!てな感じですが、そこにバルボッサが現れる。
 両軍戦闘が始まろうとするのですが、それを止めたのはジャック!
 黒ひげとバルボッサが戦って俺らは見てればいいんじゃね?てな感じです。
 …うん、まあ誰も聞いてなかったわけですけども…。
 フィリップもロープほどいて逃げようとするのですが、ここで今度こそ本当に斬られて
大けがを負ってしまいます。でも彼はその体でどこかに駈け出して行く。

 人魚の涙を持ってるやつからそれを取り上げようとするジャックですが、持ってた男が
アンジェリカの方が怖いつーてて、アンジェリカに投げ渡してました。ジャックどんだけ
迫力たりねーんだよ!まあ年中フラフラしててダバダバと音が出そうな走り方してればなぁ…。
 この後、ジャック、涙持ってた奴、アンジェリカの3人で、剣と涙を上にほうり上げては
取り合いになるという、「君ら椅子取りゲームじゃないんだから」という状況が繰り広げ
られます。(前もウィルらと銃突き付けるのでやってたな…)
 …皆死ぬ気で戦ってるのに、呑気でいいな君らは!

 フィリップの方は今度こそシレーナを助けにいってました。
 シレーナは目を覚まして、フィリップを放置して逃げていってしまいます。
 仕方ないことだけど、でも彼女を助けられてフィリップは満足だったでしょうね。

 さーて皆が戦ってるところですが、スペイン軍が乗り込んできました。
 よく考えたら入り口閉じる方法わかんねーから仕方ないですね。
 スペイン軍は泉の力が欲しいのかと思いきやなんと、こんなものは神の御心に背くとか
いって破壊しにきたのでありました。
 神が授けた奇跡かもしれないと思わないのがすごいところです。
 聖杯も踏んづけてどっか水の底に沈んでいってしまいました。
 黒ひげの方もバルボッサに刺されて大ピンチ。
 さらに、刺さった剣を抜こうとして、事情を知っているジャックの制止むなしく、アンジェリカも
ケガをしてしまいます。
 剣を抜くのに刃の部分持っちゃダメでしょおがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
 こっからジャック、本気で聖杯を探し始めるのがいい。
 バルボッサの方は黒ひげの剣と船をもらう宣言してました。つまりあの力が
バルボッサのものになる、と。

 スペイン軍、泉を壊して満足そうに引き上げていきましたが、これ出口ふさがれたん
じゃないの?大丈夫なの?
 必死で探しても聖杯が見つからなくて困り果てているジャックのところに、シレーナが
現れて、見つけた聖杯を渡してくれます。
「人魚の涙無駄にしないで」と。
 いいやつだなぁ。
 フィリップの心が届いたんでしょうね。
 で、ジャックはかろうじて残っていた泉の水を聖杯にくみ、涙を入れる。
 そうして黒ひげとアンジェリカの元に差し出すのですが。

 ここのシーンは実にジャックらしく、また、やるだろうと思ってたので、ニヨニヨしながら
見てました。
 ジャックはアンジェリカに涙と水入りを、黒ひげには水入りを差し出し、娘を助けるために
お前が犠牲になれよ、と言う。 
 アンジェリカの方はもともと黒ひげを助けるためにきたので、私が犠牲になって父を
予言から救うと言うのですが。
 黒ひげは、「父を救え」といって、ジャックがアンジェリカに差し出していた聖杯を奪って
飲み干す。
 つまり、娘を犠牲にして自分が助かろうとしたんですね。
 アンジェリカも父が助かるならと黒ひげに差し出されていた聖杯を飲む。

 そんな彼にジャックはしれっとしてこう言った。
「チョイ待ち。俺が持ってた聖杯、逆だったかも」と。
 ジャックは、自分が助かるためには娘の命など平気で犠牲にできる黒ひげの性格を
見抜いていた。だから、アンジェリカに生き残る聖杯を差し出せばそれを飲もうとする
だろう、と読んでたわけですね。
 逆にもしここで黒ひげが自分の命を差し出してアンジェリカを助けようとしていたなら、
ジャックは本当に死ぬ方を渡していたでしょう。

 ジャックが差し出した聖杯は、黒ひげには命の聖杯、アンジェリカには死の聖杯だったと
いうわけです。それを黒ひげは、死の聖杯を奪って飲んだと。
 そういうわけでアンジェリカは助かりましたが、黒ひげは骨になって死にました。
 まあそれも自業自得ですな…。

 どうでもいいけど私この字幕の訳し方で、「チョイ待ち」ていうジャックの口癖だけは
好きですね。他の訳はともかく、この訳し方は好き。


 フィリップの方も死にかけてましたが、シレーナが再び現れて、彼を水に引きずり込んで
いきます。多分助けてくれたんだろうと思います。
 ジャックとアンジェリカは海の孤島にボートで来ていて、どうやらジャックは彼女を置き去りに
するつもりらしいですが、アンジェリカもとっくに手のロープほどいて隙を狙っていたのなら、
ジャックより先にボートに乗り込んで逃げるくらいすればいいのに…。
 あの手この手で引き留めようとするアンジェリカに思わずBGMも止まったがな!
 いい雰囲気になってキスしそうになったのへ「行かなきゃ」とくるっと背を向けてボートに
向かうジャックが笑えました。

 バルバロッサの方は黒ひげの船をのっとって出航中。
 ジャックはギブスと落ち合っていて、なんとちゃっかりブラックパール号のボトルを盗んで
きてもらってた。さらにギブス、他の船も盗んできたと言います。
 これで一儲けできるんじゃないか?
 つーかまたあの猿かよ!
 ギブスは、生命の泉の水を飲んだら永遠の命を得られたのにと言ってますが、ジャックは
そんなことまったく興味がないでしょう。どちらかというと売りつける方だろうなぁ。
 自分の最期は知りたくないし、生命の泉を発見したという名は永遠に残った、それで
満足してるのは彼らしいですね。

 とここで終わればよかったのですが。
 孤島で助けを待つアンジェリカは流れ着いてきた人形に気づきます。
 黒ひげが持っていて、ゾンビが絶壁から投げ込んだ、ジャックの人形でした。

 アンジェリカはかなり性格悪いし、ジャックも助けようとしたりしてお人よしだなぁと
思わなくもないけど、これがジャックたるゆえんなんだろうなと思いますね。
 面倒なことが嫌いで怖がりでチャラ男だけど、本当はちゃんと助けてくれる男なんだと
思います。
 次は一体どんな冒険をしてくれることやら。
 まだまだ幕は下りなさそうです。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉