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マイティ・ソー

7/5鑑賞

 なんか面白そうな映画の割には小さなスクリーンで公開だったので早めに見てきました。
 内容としては2時間でうまいことまとまってて面白かったですよ。
 残念だったのが4人の友人の活躍があまりなかったところ。後半まったくいいとこなしで
もったいなかったです。

 さてさて。
 ニューメキシコ州の広い広原にて、天体観測をしている女性らがいるんだけど、空にオーロラの
ようなものが現れて、そちらに車を走らせる。
 ところがそこから地上になんか落下したものがあって、すごい爆発みたいなのが起きるわけですよ。
 運転してる女性、ダーシーは、大学の単位のために死にたくない!とそこから逃れようと
しますが、科学者ジェーンはハンドルを横から操作して、爆発の中に無理やり突っ込ませていく。
 鬼か!お前は自分の研究のために人が死んでもいいのか!
 とか言ってるそばから誰か轢いた!車で誰か轢いた!とりあえず車を止めろォォォォ!!!!

 降りたジェーン、謝るかと思いきや、「死なないで」です。
 研究から離れろ!現実を見て!!!
 そしてハッと我に返りました。
 よーし、人間落ち着きが大事ですよ。さあ、轢いちゃった人に謝ろうか。
「この人どこから来たの?」
 謝れつってんだろうがぁぁぁぁぁぁ!!!!

 時は一気に紀元前965年ノルウェーに戻ります。
 ノルウェーといえば北欧神話で有名なところですね。
 えーとですね、ナレーションが語るところによれば、氷の巨人が人間たちを滅ぼしにやってきたと。
そこに現れたのが、他の星に住むオーディンらであり、これが戦って巨人を退けたと。
 …いいですけど、地球外でやってくれませんかねぇ…。地球壊れるわ!
 しかも神だからなんか魔法とかバシバシ使うかと思いきや、割と肉弾戦だった!
 オーディンは右目を失いながらも巨人らに勝利し、彼らが凍らせるのに使っていた、氷の
箱を取り上げました。
 あれ?これ夏場なんかかき氷作れて結構便利じゃね?
(全部凍ってしまうわ!)
 そうして世界に平和は戻り、オーディンらはアスガルドという他の星の国に戻ってきたと。
 地球外にある設定なのかよ!
 北欧神話を下敷きにして、実は宇宙人だった説というわけですか。面白いですね。
 ちなみに今まで語っていたのはオーディンでした。
 彼には二人の王候補がおり、一人はもう見るからに「あ、ダメだこいつ…早く何とか
しないと…」という好戦的なやつで、もう一人は何考えてるかわからない、将来王の座を
狙って下剋上やりそうなムッツリ君。
 王よ。
 あなたの教育方針にはいろいろ問題があると思います!

 ここはいろいろな宝が置いてある場所のようで、氷の箱も安置されていました。
 あと、すみっこにハンマーが映った。立て掛けて置いてありました。
 大事なものなのに扱い雑!

 それから数年。そのハンマー、ムジョルニアを手にした男。
 それが、好戦的なソーでした。
 「戦い好きですね」「ソーですね」(いいとものノリで)
 この日は、ソーが本来ならばオーディンの宣言により、王を継ぐ日のハズでした。
 ところが、王が宣言をする直前、宝物蔵に巨人どもが潜入。
 まあ、そこの番人のデストロイヤーという、仮面ライダーに紛れててもわからんような
メカが一撃して倒すわけですけども。登場の仕方がかっこよかったです。
 オーディンは、まあ巨人は氷の箱取り返せなかったしいいじゃん、って感じなのだけど、
ソーは、「これってマジやばくね?どっかに入れる隙があるってことじゃん」と、巨人の国
との戦争を提案します。自分なら巨人の国に乗り込むと。
 王は、防御の穴があるならふさげばいい、無用な戦いは避けたいという考え。
 賢明だと思いますね。
 ハッキリ相手が攻撃してきたわけではないのだから、今撃って出るのはよくない、と
考えたんでしょう。
 これが気に入らないソー、テーブルひっくり返して大暴れです。
 せっかくの食べ物が台無しです。
 今夜ソーはもったいないお化けに囲まれてうなされればいいと思います。

 そこにやってきた友達の戦士たちと、ソーの弟ロキは、父の言うことももっともだよーと
いう感じですが、ソーは、巨人の国に行くといって聞きません。
 もうこいつに誰か眠り薬盛ったらよろしいのに。
 ソーは友人らに、戦いで名誉与えてやったのは誰だ、モテモテにしてやったの誰だ
みたいなことを言って回るわけですが、最後の一人、シフだけは、「お前を見くびる相手を
見返してやったのは誰だ」と言われて「私よ」とズバッと答え、ソーが詰まるのが面白かった
です。
 ソー、「俺も手を貸した」と言ってますが。そこは引き下がれよ!

 そういうわけでなんか流れで一同、巨人の国に行く手段、虹の橋へやってきますが、
そこには門番がおりました。
 名をヘイムダル。
 オーディンの忠実なしもべです。
 彼はソーらがどこに行くかお見通しらしい。
 ただし、巨人らがどうやって入ってきたのかはわからないらしい。
 少なくともここを通り抜けてはいないようですね。
 ヘイムダルは、行かせてはやるけどもし戻ってくるのに、この国に危険が及ぶと
判断したら門を開いてやんねーからな、と忠告。
 まあこういうこと言うと大体帰りに門が開かないの法則。

 と言うわけでヒューンとスーパーマンみたく飛んでいったソー。
 巨人の国に意気揚々と乗り込んでいきますが。
 歩いていったら巨人王がいたよ!目の前に!
 保護色すぎてわかんねーよオメー!
 お前から声かけてよかったな。これ多分黙ってたらソーら、あんたに気づかずどっか
行ってたぞ!

 ソーが挑発されてめっちゃやる気になってるのですが、ロキらは巨人に囲まれて、
状況が不利なのを把握していて、巨人王の忠告に従い帰ろうとソーを諭すんだけど。
 巨人の誰かが軽口叩いて、ソーがブチ切れるんですな。
 まあこれはどっちもどっちな感じが。
 ここの戦闘シーンメチャクチャかっこよかったですよ。
 これを後半にもやってくれればもっとよかった。
 アクション見所がほぼ前半だけで終わっちゃう感じだからなぁ…。後半はストーリー重視って感じで。
 というわけで仲間の一人が負傷してしまい、さらに巨人王が目覚めさせたモンスターに
追いかけられて大ピンチ。このモンスターが、穴から下に落ちたかと思いきや、地面の
裏側を走って彼らの先回りをする、というのはかっこよかったですねー。
 あと戦いの中でロキが影分身の術(それナルト!)使ったりとか、ソーがハンマーで戦うのに、
そのハンマーがヨーヨーのように戻ってきて結構便利だなと思いました。
 …ロキとソーを兄弟逆にしたら、どっかの青い炎まとって戦う、エクソシスト兄弟君の
ような気が…。いや性格的に…。
 ところがここでロキ、巨人に腕を捕まれ凍って大ピンチになるかと思いきや、手が離れると
凍ったところが戻ったのに疑問を抱く。
 なんかすごい力持ってるのかと思ったのですが…。

 ソーがモンスターを倒したものの橋は開かず、巨人に囲まれてピンチになったところで
オーディン王登場です。
 おっさんなんでいちいち馬に乗ってんだ。歩いてこい。(老体にムチャ言うな)
 オーディンは、巨人王に、ガキのしたことだし許せとか言います。
 ここまで破壊しといてガキのしたことだからで済んだら警察いらんのですよおっさん!
 戦争の始まりだ、と巨人王が宣言してきたんだけど、とりあえずオーディンは巨人王
吹っ飛ばして皆つれて帰りました。
 なんてやつだ!

 戻ってきたオーディン。
 まあ当然大激怒しますね。
 そういうわけでオーディンはソーの力をすべて取り上げて人間界に追放。
 ハンマーには、これにふさわしき者に与えられる、というようなことを言って、
ソーが飛ばされた射出口とは反対側の口にハンマーを飛ばすわけですよ。
 私はこれで、「ああ、ハンマーは別の星に行っちゃうけど、ソーが王の資格を得た時に
呼べばどっからか飛んでくるんだな」と思っていたわけなのですが…。

 そういうわけで地球に飛ばされ、落下したソーは、ジェーンがムチャした車に轢かれた
のでありました。
「マイティ・ソー」ご声援ありがとうございました。
(死んでない、死んでない!)
 何とか生きてました、ソー。
 ジェーンもいきなり映画終わらせるようなマネをするのはやめてください。
 ソーはフラフラ起き上がってるのですが、ジェーンはソーが落ちてきた場所に不思議な
紋章があるのを見つけて、調べたいと言い出します。
 その横でソーを病院に連れて行こうというエリック。
 …よかった!銀魂みたいに常識人一人いた!
 ところがなんかアレコレ言うソーをダーシーがスタンガンで撃ちました。
 お前らは轢いた人をスタンガンで撃つのか!そりゃどこの星の常識だ!
 ちょっとォォォ!こいつらヅラよりも常識持ってねぇよ!まだ攘夷がJOY☆とか歌ってる
ヅラの方がまともだったよ!

 病院にて、ジェーンが轢いたとか、気絶させたのはダーシーとか罪のなすりつけあいを
している二人。
 ソーの方は起きて暴れてました。
 誰かー、鎮静剤って書いてある金属バット持ってきて!

 その頃、ハンマーが地上に落ちてきていました。
 どこかの星かと思ったら、ソーが落ちた割と近く!
 オーディンもハンマー投げるならもっと別の場所にしましょうよ!何しちゃってんだよお前!
 結局子供に甘いから、ガキ二人が我慢知らない子に育っちゃっただろうが!
 
 ジェーンらは、ソーが落ちる前に撮った空の写真を見て、配置が違う、これは別の世界の
空よとか言ってます。
 いきなりその結論出るのがすげぇわ!
 その写真には、ソーらしき影が空から降ってくるところも映ってました。
 ソーはといえば、またまた気絶させられたものの、拘束具から抜け出して、病院から
出ているわけですが。
 ジェーンは病院に駆けつけてきて、ソーがいなくなったのを知ってがっかり。
 ともかくいったん研究室に戻ろうと、車をバック………おぃぃぃぃ!!!!また誰か
轢いたぞこの女!どんだけ人を轢くつもりだ!
 それとも何か、この車は服部全蔵の尻に突っ込む銀さんの原付みたく、ソーを引き付ける
力でもあんのか!?
 
 その頃、ハンマーが落ちてきた現場では、陽気なアメリカンどもがバーベキューやりながら
皆でハンマー引き抜こうとしていました。
 お前らは隙あらばバーベキューやるな。
 と、そこにマトリックスのスミスみたいな額の広いおっさんが。

 その頃アスガルドでは、皆が、ソーが巨人の国に行くのを止めればよかったと言ってます。
 しかし衛兵の告げ口でオーディンが来て助かったのも事実。
 ロキがここで、自分が橋を渡る前に停められればと思って告げ口していたとネタ晴らし。
 でもシフらは、いつもロキはソーをねたんでいたから、ソーが追放されてせいせいしてるはず
みたいに思ってるようですね。
 巨人王も、アスガルドには裏切り者だらけだと言っていた、と。
 気になるところです。
 ホーガンも、ロキの力なら、こっそり巨人らを呼び込めると指摘。
 きな臭くなってまいりました。

 ロキは、氷の箱を手にしていますが、やはり凍傷が、手を離すとみるみるうちに治っていく
のを知る。
 そこにオーディンが現れて、なんと、昔の巨人との戦いで、赤ちゃんが打ち捨てられていたから
連れ帰って育てた、それがお前だよととんでもないことをアピール。
 王としては、戦争は戦争、でも、目の前で消えて行こうとしている命を捨てておけなかったの
だと思います。
 ただそれがロキには伝わらなくて、敵の子なのに情けかけられて育てられた、巨人の国との
平和の橋渡し役くらいにしか考えられてなかった!とめっさひねくれてます。
 …オーディン、やっぱあんたの教育方法が間違っていたとしか…。
 ところがここでオーディン、倒れてしまいます。
 
 ソーの方はカフェで、男たちが話していたハンマーの話を耳にして現場に行こうとするのですが。
 既にその場所は、シールドという政府の組織みたいなんが囲んで入れなくしているらしい。
 …シールドなだけに?(黙れ)
 心配するジェーンにエリックは、あの男にあまり深入りしない方がいい、と忠告。
 で、一人でソーは向かうのだけど。
 その頃ジェーンの研究室にシールドがやってきて、資料を押収していくわけですよ。
 やり方汚いですね。
 協力仰げばいいだけなのに全部横からかっさらっていくとは。
 ここでダーシーがデータはパソコンとノートの中だけなのに!と余計なことを言ったために
そのノートまで押収されました。お前が黙ってればノートだけでも残ったというのに!!
 エリックは、知人の地磁気研究者も、シールドが来て行方不明になったとか言ってます。
 そのシールドがあまり正体明かされなかったのは続編が予定されているからですかね?

 アスガルドの方では、ロキが王座についていました。
 オーディンは眠りについており、いつ目覚めるかわからんそうです。
 え?冬眠?これ冬眠?
 パワー回復のために寝るんですかね?
 ロキが王と言われればシフらはひざまずかないわけにいかんのですが、こないだまで
友人だったのになぁって感じでしたね。気持ちはわかる。
 ロキは、巨人国との戦争が近いと言ってて、ソーを戻す気はないようでした。

 さて、そのソーですが。
 ペットショップにいって、俺が乗れる動物くれとかムチャ言ってます。
 たまたまジェーンが通りかかって載せてくれたからよかったものの!
 ジェーンは研究してたものを取り上げられて失うものなくなったから協力してあげるわよ、
って感じらしい。
 そういうわけでハンマーがあると思しき場所に向かうのですが…。
 ジェーンさん、お願いだから前を向いて運転してくれませんかね。
 到着するまでに事故って映画終わってしまうわ!

 で、あっさり到着した二人ですが。
 なんかハンマー囲んで施設みたいなんが出来ていて、簡単に近寄れない雰囲気です。
 その中へあっさり侵入するソー。
 
 一方ロキは母に、ソーの追放はオーディンの何か意思があってのもの、王もソーも
戻ると思うわ、と言われてて内心あわててる感じでした。
 確かにソーに戻ってこられたら彼の野心は達成できなくなりますもんね。

 施設侵入して兵士らをバッタバッタなぎ倒してハンマーのところに進むソー。
 さすがに軍を率いていただけあって強いです。
 で、狙撃手が上からの指示を待ち彼を狙ってんだけど、このおっさんがなんかいい感じで、
ソーの戦いぶりを気に入ってきたとかいってて。
 次また登場するかもしれんなぁ、と思いました。
 ハンマーのとこにたどり着いたソー。
 見ている、あのスミスみたいなサングラス男、略してグラサン(違うだろ)ことコールソンも、
ひょっとしたらソーには抜けるかもと思ったのかもしれません。
 見守ります。
 ところが、ソーがいくら引っ張っても抜けなかった。
 ハンマーの紋章も消えてします。
 ハンマーはまだ今のソーを王とは認めなかったんでしょうね。
 ガックリしたソー、とっ捕まりましたよ。
 
 ジェーンの連絡を受けてエリックがソーが言ってるのはおとぎ話だ、というけどダーシーが、
他の星から知的生命体が来たのかも、とナイスフォロー。それをバイキングが神と思った
可能性ある、と。
 確かにそれは説得力ありますね。
 ソーが知的かどうかはさておき。←現段階では。

 ソーは何もしゃべらんわけですが、コールソンが席を外した拍子にロキが現れるんですね。
これは…橋わたってやってきたのか、影だけ飛ばしたのか。
 ともかく彼は、オーディンは死んだと嘘をつき、母が怒ってるからソーは戻れないよと言います。
でもって自分が王を引き受けると。
 こう言っておいたらソーは、父が亡くなったのは自分のせいだと思って戻ろうとはしない
ですもんね。ロキも考えましたね。
 巨人国ともソーの追放が休戦条件というロキ。戦争だと言ってたような…。
 ソーは、すごい反省したらしく、来てくれてありがとうとお礼言ってます。
 つーかロキ、一応人間みたいな服着てるんだな。
 で、さらばと言った時にコールソンが戻ってきて、「いや、俺戻ってきたとこだけど?」とか
言ってました。
 オメーにいってんじゃねーんだよこのデコッパゲが!

 その帰り、ロキ、こっそりハンマーを抜こうとしてましたが、びくともしませんでした。
 …お前も王の器じゃないってことじゃんかよ。

 エリックはうまいことソーのことを同僚だと話をして、研究を取り上げられた腹いせに
暴れちゃった、といって返してもらうことに成功。
 ソー、帰り際ちゃっかりジェーンのノート取り返してました。
 エリックがすごいなと思うのは、多分、尾行がついてるのに気づいてたことですかね。
多分…知ってたと思うんだけど。
 飲みにいきました。
 ソーはここで、自分は間違っていた、と反省します。
 そして、どうすべきかわからなくなった、と。
 エリックは、それを自覚した時に道探しが始まるんだよ、と珍しくまともなことを言いました。
(この人は最初からまとも!)
 で、そんな大反省しているソーにエリックは、ジェーンは君のことが好きっぽいけど、
一杯奢るから今夜中に街を出ろとかムチャ振りです。
 まあ遠ざけたかったんでしょうね。ジェーンの父の同僚らしいから父親代わりのつもり
なんでしょう。

 …というわけで一杯おご………おっさんども!大人げない一気飲み競争はやめんか!!!

 その頃ロキは、ソーが王の資格に近づきつつあることをしらんで、巨人の国に乗り込んで
いって、こないだ手引きしてやったの俺だぜ、氷の箱返してやるから、オーディン殺せば
いいよ、とか言ってます。
 どうでもいいが、王ならウロチョロすんなよロキ。なんでお前があっちゃこっちゃいって
工作してんだよ。信用できる配下一人いねーのかよ。一人楽しすギルぜプロイセンかてめーは。
 戻ったロキにヘイムダルが、巨人の国に行ってからロキの動きが見えなかったと言ってて。
ロキはどうやら彼の眼をすり抜ける方法を知っているらしいのですが、これがこの後
特に伏線として生かされることはありませんでした。意味ねぇぇぇぇ!!!

 ソーは、ぐでんぐでんに酔っぱらったエリックをジェーンの家に連れて行ったあと、二人で
夜空を眺めながら、自分はここからきた、と別の星の話を説明していました。
 ノートを返してもらったことに喜ぶジェーン、ソーが「君たちへの感謝が足りなかった」と
言うのへ「私も車で2回轢いたし」と言ってます。
 ………全然おあいこじゃないんですが………。
 え、なにこの強引におあいこに持っていく感じ?

 それぞれの星がユグドラシルの枝でつながっている、というのはなかなか面白い
考え方ですね。ミッドガルドが地球にあたるのか。

 さてこの頃、ロキの態度に怒ってるシフや野郎ども。つーかヴォルスタッグがメシ
食ってるのにファンドラルが怒ってんだけど、牛何頭食って羊何頭食ってとかお前
文句言いながら数えてんじゃねーよ!
 ホーガンはソーを探しに行こうと言います。
 シフはこの話をヘイムダルが見てるかもと心配するのですが。
 そのヘイムダルからお呼びがかかりましたよ!
 ビビリつつ彼のとこに行く一同。
 王の命令には逆らわないが…といってヘイムダル、わざと、扉の鍵となる剣を
刺したまま自分自身はスタスタ別のとこに歩いて行くんですね。
 つまり、自分が開けることはせんけど、見てないうちに行くのは構わん、ということ
でしょうか。
 多分彼も、ロキのやり方には不審だったのだと思います。
 そういうわけで地球に降り立った一同。
 …ロキと違って服装をTPO合わせるとかしてませんがな…。
 ロキは4人が地上に行ったとしって、宝の番人、デストロイヤーに、ソーを戻って
こさせるなと命じます。
 だったらこいつも橋で待ってればいいものをなんでわざわざ地球に乗り込んでいくんだか、
デストロイヤーよ。

 シフらはあっさりソーを見つけていたのですが。
 おい、ガラスのドアばんばん叩くのはいいけど、なんかガラス壊れた音したけど!?
 お前ら、ガラス割って鍵開けて入らなかった!?

 再会を喜ぶものの、ソーは自分のせいで父は死んだ、アスガルドには戻れないと言います。
 王は生きている、と驚くシフ。
 彼らはここで初めて、ロキのたくらみに気付いたんじゃないでしょうか。
 その頃ロキは、4人を通したヘイムダルに怒っていて門番の任を解くと言うのですが、
そうなればヘイムダルも従う必要はないから、ロキを切ろうとするのだけど、彼が持って
いた氷の箱で凍らせられてしまいます。
 そうして彼は堂々と巨人を招き入れたのでありました。
 
 シールドの連中がハンマーとか調べていると、デストロイヤー到着。
 いきなり火を出して大暴れです。
 おい…。
 ソーを戻すなと言われたけど破壊しろと言われてないだろ!
 ちょっとぉぉぉぉぉ!このロボット意外にポンコツだ!
 異変に気付いたソーらが皆をサッと逃がすのがかっこよかったですね。
 ここでシフらがデストロイヤーと戦うのですが、あまり見せ場がなくて残念。
 でも、ヴォルスタッグがデストロイヤーに飛びかかっていって、同じ勢いで
吹っ飛ばされたのはちょっと笑いました。役に立ってねぇぇぇぇ!
 
 ここでソーは皆の前に立ちふさがり、自分の命だけ奪え、皆には手を出すなと
いうんだけど。
 デストロイヤーが去るかと思いきや殴って吹っ飛ばしていたのは、ロキが姑息で
腹立つわー。
 息絶えたかと思われたソー。
 しかしここで!
 ついに!
 存在を忘れ去られていたハンマーがやってきましたよ!
 なんだよ、飛んでくるんならソーが殴られる前にしてやれよ!
 
 ゴールデンハンマーを手にしたソー(ゴールデン違う)、力も衣装も戻ってます。
 なんかこのままお前次の仮面ライダー出られそうだぞ。
 ハンマーを手に戦うライダーで。
 ジェーンらびっくりしすぎて言葉も出ません。
 それでデストロイヤー倒したのはいいんですが。
 …宝物殿、今度から誰が守るんだ?

 ソーはジェーンや仲間らとともに降り立った地へ飛んでいきます。
 ここでソーが駆け寄ってきたコールソンに、同盟を結んでやってもいいからジェーンの
研究物を返せと言ってて、返事待たず飛んでいったのはちょっと笑った。
 ところが、ヘイムダルが凍らせられているわけですから、橋が開かない。
 でもヘイムダルすごいですね、最後の力振り絞って元に戻って、橋を開きましたよ。
 ソーはジェーンにまた戻ってくると約束し、アスガルドへ飛び立っていったのでありました。
 これは…研究発表しても信じてもらえそうにないな…。

 その頃、オーディンの寝室では、侵入してきた巨人にオーディンピンチ!ってな感じ
なのですが、ロキがわざとらしく巨人を倒す。
 戻ってきたソーは、ロキの企みを暴きます。
 で、こっからすごい兄弟げんかですよ。
 ロキは虹の橋のパワーを使って巨人の国を破壊しようとします。
 それをソーは止める。
 でもロキが聞かないので、彼をぶっ飛ばしてる間にソーは、虹の橋そのものを壊そうとするの
ですね。
 そうするともうジェーンに会えないぞ、とロキは脅すのですが、ソーの心は揺らぐことは
ありませんでした。
 いつかまた会える、と信じてるからじゃないでしょうか。

 というわけで虹の橋は海に落ちていき、二人はふっとばされて落ちそうになるのだけど、
それを助けたのが目覚めたオーディンでした。
 …てーかおっさん、そこらあたり、かっこよく助けるのはやっぱ主人公の役割じゃね?
 ロキは父に過ちを指摘され、自ら手を離して落ちていきました。
 

 こうして戦いは終わりましたが。
 ソーはとても思慮深い人になっていて、この分なら王位を継ぐのも遠くなさそうです。
 あと、彼はヘイムダルのとこに行くんだけど、もうお役目ご免かと思いきや、彼は
下を見下ろしてました。ここから地球が彼の眼には見えるらしい。
 まだ希望はあるようですよ!
 つーかジェーン覗いてるって変態じゃね?ヘイムダル。(全部見てるわけじゃないだろ)
 会える望みがあるというとやっぱワープとかヤマトでしょうか。
 それとも通信か!?(少年マイロの火星冒険記という映画にそういうネタがある)

 さて。
 エンドロールの後に映像あるって出てるのに結構帰った人いたんだけどどうでもいいわ。
 ここでソーがアベンジャーズで戻ってくると出てました。
 アメコミのヒーローチームのことらしい。
 やっぱり続編あるんでしょうね。

 あと、エリックがどこかに呼ばれている映像だったんだけど、シールドとは別の組織
なのかな?
 そこで彼は、ある物体を見せられます。
 アスガルドから落下したのかはたまた別のところからなのかわかりませんが、不思議な
パワーを持つ物体らしいです。
 それを見てロキ、つぶやきます。
 これは調べる価値があるな、と。
 お前生きてたんかよ!しかも地球に落下してたんかよ!
 ここから、一人楽しすギルぜプロイセンことロキの活躍が始ま…おっと残念ながらここで終了の
お時間です。


 この作品のベースになっている、北欧神話はギリシャ神話とはまた違った楽しみが
あるので、興味をもたれたら読んでみられるといいと思います。
 確か劇中でエリックがソーの名を「木曜日は雷神の日」と言うシーンがありますが、
木曜日、Thursdayもソーと同じ語源だからです。

 アメコミ次々映画化ですね。
 なかなか面白くていいと思います。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→マイティ・ソー