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キャプテン・アメリカ
ザ・ファースト・アベンジャー

10/23鑑賞

 アメコミ最初のヒーローでしたっけ?忘れたけど、やっぱそのせいなのか、ちょっと歴代
ヒーローの中では地味な印象を受けましたね。超人的な力があるといっても、人間が
ベースなとことか。(アイアンマンはパワードスーツ着てるけど)
 あとこれ3Dでやる必要なくね?あんまり画面的に「迫力あるな」とは感じなかったです。
一番3Dの迫力感じたのが敵役の車のエンブレムがカメラに迫ってくるシーンですよ…。
まあともかく、来年夏公開のマーブルヒーローズ集大成の映画はちょっと楽しみにしています。
 アイアンマン知ってるとニヤリとできるあの人が出てくるのは良かったなぁ。

 さてさて。
 物語は「現代」の、とある氷に覆われた大地から。
 ある巨大な飛行物体が発見されたのでありました。
 最初クジラかと思ったよ!飛行機だったよ!
 中を探検隊が確認しにいくのだけど、骨格的に、鳥の骨格を真似て作られた飛行物体だと
いうのがわかります。骨組に空洞を多くして軽量化に成功してる反面、モロさを、柱を多くする
ことでカバー、的な。
 今の科学でも作れるかどうか。(この映画の中の現代、という意味で)
 彼らはその中にあるものを発見するのでありました。

 ちなみにこの後はいきなり過去の話になります。続いてると思ってたからちょっとワケ
わからなくて最後ら辺で混乱したですよ。

 1942年ノルウェーにて。
 古いレンガ造りの建物で男二人が、奴らがあるものを奪いにきたとか言ってるけど、
この中に居れば安全だ的なことを言った直後にドア、壁ごと崩されましたけど。
 …中に居れば安全以前の問題じゃねーか!
 変なマークを紋章にしてる連中らしいですが、そのトップみたいな男が、じいさんに、
ある物のありかを聞いて…あ、聞いてねぇわ。勝手に見つけたわこいつ。
 じいさんにもったいぶって聞いたわりにこれか。
 
 壁の、ユグドラシル(北欧神話で、全世界を内包する大樹と言われている)の根元に
ある、ヘビの眼をポチッとなしたらボックスが出て来たよ!
 なんでそんな簡単な隠し方してるんだよジジイ!
 ちなみに探していたものは、コズミックキューブという、オーディンが所蔵していたと
いわれるものらしいです。
 マイティソーといいこれといい、オーディンろくなことしねーなホント。ちゃんと物の管理
しとけよ。
 そうして変な男は立ち去ったのでありました。

 で。
 場所変わって。
 ロジャースという小柄男性が、兵士に志願するのですが、いろいろ足りなくて不合格に
なってます。
 ま、戦争が長引けば小柄だの何だの言えなくなってくるんじゃないかと思うのですが。
 彼はどうしても兵士になりたいらしく、何度不合格になってもあきらめていませんでした。
 あと正義感が強かった。
 映画館でうるさかった男を注意して、ボコボコにされても立ち向かってました。
 そんな彼を助けたのは、一足先に兵士になった友人のバッキー。
 …CM出演数ナンバー1?←それベッキー。

 バッキーはどういうつながりがあったのかわかりませんが、彼を連れて、女の子2名と
ともに万博博覧会へお出かけ。
 明日出発するから最後の別れにということでしょうか。
 そういうことをするから死亡フラグが立つのだよバッキー君!

 この万博博覧会に、スタークというおっさんが、数年先に車は空を飛ぶことになるでしょう
的なこと言って未来の車を展示してました。うん、おっさん、それから70年経ったけど、
デロリアン、未だに実現不可能だわ!
 つーか浮かんだ車落ちたぞ!あぶねーわ!
 ロジャースは女の子と一緒だというのに別に楽しそうではなく、ここで行われていた
兵士志願のテストに参加しようとしてました。
 バッキーはあきれるのだけど、ロジャースは熱い思いを語ります。
 そんな彼のことを熱心に見ているヒゲおっさんがいました。彼の名はアースキン博士。
ああ、モップとか貸し出してくれる…それリースキン。
 博士はロジャースの思いを汲んで、兵士合格にしてくれました。
 ただ、それにはとある計画があったからで、まあ決して悪巧みではなかったのですが、
のちにロジャースの運命を大きく変えることになるのでありました。

 一方、キューブ奪ったおっさんことシュミットは、研究室みたいなとこでゾラ博士という
人と実験中。え、ヅラ?ヅラじゃない、ゾラだ。あっ違った、桂だ。
 彼らは、キューブの秘められた力に、「海賊王に俺はなる!」的な決意を固めるので
ありました。
 それだけすごいエネルギーを持っていて、兵器を動かせるだけのパワーがあるらしい。
 世界をこの手に!とシュミットが思ったとしてもおかしくないですね。

 ロジャースの方は入隊をはたしていて、そこにカーターというきれいな女性上司がやって
きます。
 しっかりした性格の人ですごい頼りになりそう。
 で、兵士として鍛えられるわけだけど、ロジャースはどうしてもついていけない。
 そんな中、ポールの上に旗がたてられていて、鍛えてる人が、「この旗とったら
カーターの車に乗って帰っていいよ」的なことを言うのだけど、訓練兵は誰一人として
ポールを登れない。
 見ていたロジャースは落ち着いてポールの支えを抜き、ポールを倒して悠々旗を
強奪。カーターの車に乗り込みます。
 まあそうしてとっちゃいけないとは言わなかったから、これでも正解なんでしょうが…。
一休さんかお前は。

 アースキン博士がある実験の候補にロジャースを選んだと聞いて、上の方はなんだか
心配な様子なんだけど、ためしにニセの手りゅう弾を訓練兵の中に放ってみると、もう
一人、体格がよくて候補に挙がってた奴がサクッと逃げ出す中で、ロジャースだけが
その手りゅう弾を抱えて「逃げろ!爆発するぞ!」とやったわけですね。
 それで彼の強い正義心を見て、納得したわけです。
 ここのエピソードよかった。
 とっさにこんなことできる人、少ないと思う。
 
 その夜ロジャースのとこにアースキン博士が来て、昔自分はドイツにいたという
話をします。
 博士がしていた研究をナチスが嗅ぎ付けてきて、戦争に使おうとしたから逃げ出した
みたいな感じでいいのかな。
 ただ、シュミットにはもう実験済みみたいなことを言ってました。
 でも、超人になれたけど副作用があったらしい。
 つまり、これからロジャースにも使われるその血清は欠点があり、悪人は悪人
らしく、善人は善人らしくなるらしい。
 …ということは!
 銀さんに注入したらよりマダオに!(なりません)

 だから博士は今度は慎重に、正義感を持つ人間を探して対象に選んだという
ことですか。
 博士は、実験がどうなろうと、君のままでいて欲しい、と頼みます。
 善良な人間のままでいて欲しいと。
 そうして、持ってきたワインで乾杯…しようとしたら博士があわててロジャースの分
取り上げた。
 明日の朝実験だから、飲み物禁止らしい。
 もっと早く言ってやれよ!
 しかもロジャースが、「じゃあ乾杯はお預けですね」と言ったら、「私は飲み物禁止
じゃないから今飲むぞ」って。
 鬼か!鬼ですかぁコノヤロー!

 その頃ゾラ博士がシュミットに、アースキンだと思うのですが、見つけたとか言って
ました。実験が成功するとは思えないと言いつつ、気になる様子。
 そんなことが起きているとは知らないロジャースは、カーターに連れられて、街中に
ある秘密の実験場に。
 普通のお店の中に暗号で入った先が巨大な研究室っていうのはすごいですね。
 そういうわけで実験開始となるのですが、ここで、スタークが登場。彼はずっとこれらの
実験に関わって協力していたようです。
 今回の実験で電力を食うので、ブルックリンの半分くらい停電に巻き込まれるらしい。
 …お前らもいっぺん、データ保存前の停電に巻き込まれてみやがれ!!!!

 血清を打たれて日焼けマシンみたいなものの中に入ったロジャースが、「今から
トイレいっちゃダメですよね」とか言うのが笑える。
 そういうわけで途中ちょっとピンチになりましたが、無事実験は成功しまして。
 出てきたらロジャース、ムッキムキの男になってました。
 これ、撮影どうやったのか気になるなぁ。最初の小柄な男の方がCGかなにかで
ヒョロッと見せてたんでしょうか?
 まあいいや。
 皆は実験大成功に満足な様子ですが。
 実はこの中にスパイがいた。
 シュミットが放ったスパイです。
 彼は部屋を爆発させて皆の注意がそれた隙に、残っていた血清を持ち出して逃げる。
あと、アースキン博士を撃って行きました。
 ほらぁぁぁ!ワイン飲んで心残りなくしちゃったから死んじゃうんでしょうが!
 博士は何も言わなかったけど、ロジャースは多分言いたいことは分かったんじゃ
ないかな、と思います。
 変わらない心を持ち続けること。

 そうしてロジャースは逃げたスパイを追っかける。
 カーターもスパイが乗って逃げた車を冷静に撃ってて、やっぱこの人すげぇわと
思いました。
 途中でスパイは男の子を人質にとって逃げ、その子を川に放り込んでその隙に
逃げていくんですね。
 でも男の子が「僕は泳げるからあいつを追って!」というのがかっこよかった。
 これ、のちの何かのヒーローとかじゃないんですか、そうですか。

 スパイ、潜水艦に乗り込んで逃げてます。
 ものすごい最新式だなこれ。
 これもあのキューブの力なんですかね?
 形的に「リーグオブレジェント」思い出すなぁ。あれもなかなか面白い作品ですので
良かったら見てみて下さい。
 さておき、潜水艦のカバーぶち破ってスパイを引きずり出したロジャー。すごすぎます。
 ところがどっこいスパイは、頭を切っても2つ生えてくるとか言って毒を飲んで死にました。
 …ヘビだのライオンが2つ頭だったら厄介ですが、人間の頭が2つ生えたところで、
やかましいのが二倍になる程度で攻撃力が上がるわけではない。
(そんな、冷静に突っ込んだらあきませんて)
 まあこれでロジャースはヒドラという組織の存在を知ることになります。
 
 一方でそのシュミットさんですが、上司に、「ヒットラーが言ってたけど、レッドスカルは
甘やかされ過ぎたってさ」とか言われてます。
 この時流してたけど、レッドスカルってこいつのあだ名だったのね。
 それをどう受け止めたか知りませんがシュミットは研究成果を見せるといって、キューブで
作ったらしき最新兵器でこの上司3人を跡形もなく消しました。
 すげぇぇぇ!
 つまりシュミットはヒットラーを裏切って自分が世界征服に乗り出した、というわけですか。

 ロジャースの方は、博士亡き今、自分の体が、実験を続けていく手がかりみたいな
ことを言われてました。
 あと、スパイがのろうとしていた潜水艦をみんなで調べているけど、さすがのスタークも
これは作り方がまったくわからないらしい。
 というわけで、ロジャース所属するチームは、ヒドラへの攻撃を任務として命令されますが、
ロジャースは貴重な実験体なので待機を命じられます。
 ただ、彼には彼なりの任務があるらしい。
 何かと思ったら、いわゆる広告塔、客寄せパンダなわけですよ。
 スパイを追った行動が新聞で取り上げられて、入隊志願者が増えたんだけど、ロジャース
自身、マスクつけたりコスチュームつけて、兵士勧誘のショーをやらされることになります。
 つーかカンペ読むな。覚えてこい。
 ただ、こういうのを見ていても、実際の歴史で入隊をあおったり、国債を買って資金を
作ったりなど、アメリカはやっぱりうまいと思いますね。
 日本はそういうの下手だもんね。(戦争を推奨しているわけではありません)
 日本で空襲があった時に職人さんが、アメリカ兵が撃ちこんでいった弾を拾い上げて、
「日本は戦争に負ける。捨てていく鉄でさえアメリカはこんないいものを使っとる」と
言ったという話がありますが、そのような、盛り上げ方の違いがもう根本的に違って
いたのだろうなと思いました。
 でも、コテンパンにされたけど、十数年で列強と肩を並べるまでに成長したこの島国の
底力は、他国に勝るとも劣らない物であると思っています。

 話がずれました。
 そういうわけできれいなお姉ちゃんたちが華々しく出てきてショーを繰り広げる
わけですが。
 おい、せっかくの3Dなのになんでこのお姉ちゃんたちは3Dにならんのだ。
(氷河さん、発想がエロオヤジそのものです)
 ロジャースがヒーローとしてしゃべってる時に、このお姉ちゃんたちの後ろから
ヒットラーがコソコソと銃を持ってやってくるというチープな展開があって、子供達が
まさしく「志村ー後ろー!」的なことを言うのは面白かった。
 どこの国もやることは同じだな!
 そうしてロジャースの人気はとどまることを知らなかったのですが、戦地の最前線、
イタリアに赴いた時だけは、兵士らがシラーッという感じでした。
 これは明らかにショーやる場所間違えてるだろ。
 兵士の士気を上げるなら、ロジャース出ても仕方ないし。兵士らは彼がどういう
活躍したかあまり知らないし。
 つかロジャース、アドリブ弱すぎるたろ。

 と、負傷兵が運び込まれてきてロジャースは、シュミットがいるところにアメリカ軍の
軍隊を200名送るも、戻ってきたのが50人であり、さらに、友人のバッキーが所属して
いた部隊であることを知ります。
 捕虜になっているかも知れないと考えたロジャースはその夜こっそり救出に向かう
事を決意。つーか一人でいってもどうにもならんと思うんですけど…。
 カーターとスタークが乗り込む手助けをしてくれます。
 それはいいけどロジャース、もうちょっと目立たない恰好していったら…。向こうは黒の
色に統一してるのに、星条旗まとった服で乗り込んだらめっちゃバレますけど。この人
なんでこんな残念な人なんだ…。
 しかもスタークはスタークで、帰りに急ぎじゃないならフォンデュでも、とカーター
誘ってます。
 敵地なのに緊張感ねぇなぁ…。
 ロジャース、気になったようで「君たち、その、フォンデュなの?」と聞いてます。
 わからん!お前の話はわからん!
 
 そういうわけで敵地に突入しましたロジャース。
 緊張感ないグダグダのままでしたがよかったんでしょうか。
 敵地の中に忍び込んだわりに、警備手薄でロジャースガンガン中に入り込んで
いきます。なんだこのザル警備は。
 そうしてあっという間に捕虜がとらわれている場所にやってきて、キャプテン・アメリカ
だと名乗るロジャース。名前のセンスがダサすぎる。
 捕虜が閉じ込められていた牢を解放して、後は脱出しろと言うロジャース。
 仕事が雑すぎます!
 しかも、ヒットラー何百回も倒したことがあるというロジャース。
 劇でだろうが!
 おい、誰かこの妄想ヒーロー止めろ!
 
 ま、捕虜も一応アメリカ兵士ですから、やられたりしつつも、武器を乗っ取ったり
戦車乗っ取ってやりたい放題です。
 調子に乗ると始末に負えないのがアメリカ兵だ。
 シュミットがやっとこさ気づきまして、警笛鳴らしたりしてるんだけど、もうどうにもならんと
思って武器制作工場の自爆スイッチ次々入れてます。
 …決断が早すぎる!

 ロジャースはゾラ博士に拷問されていたらしいバッキーを見つけます。
 この時点でめっちゃ弱っていたバッキーが次からのシーンでは普通に兵士として
戦っていて、この矛盾を誰も気にしてない展開は何なの、とちょっと思った。
 それはいいとして、この時ロジャースは壁に貼られていた地図を見てました。
 このことが後で大きく役に立つのです。

 アメリカ兵がどんどん脱出していく中、武器工場の爆発が起きます。
 そこでシュミットと初めて対峙するロジャース。
 なんとシュミットも超人だったことが判明します。
 アースキン博士の最高傑作だったらしい。
 シュミット、マスクをとると、なんとしたから黄金バットの出来そこないみたいな
姿が!(レッドスカルゥゥゥゥ!!!!!)
 これこそが実験の副作用でした。
 ロジャースには出てなかったから博士も研究を進めていたのでしょうけども。
説明くらいはして欲しかった!
 でもシュミットは今の自分の姿を誇りを持って受け入れてると言います。
 つか、姿見てビビったらしいバッキーが、お前も本当の姿はあんな感じなの?と
ロジャースに聞いてたの笑える。今そんなこと聞いてる場合か!

 シュミットは逃げようとするのですが、誇りを持っているなら何故逃げる!と
ごもっともなツッコミをするロジャース。
 自分でキャプテンとか名乗っちゃうオメーに突っ込まれたくなかったよ!
 ちなみにシュミットは自分一人飛行機で脱出、ゾラ博士には車のキーをくれて
やります。
 傷つけるなよとか言ってたけど博士!この理不尽な仕打ちに、10円でパンチ
くらいしても許されると思うぞ!
 ゾラ参上とか書いておいてやれ!

 というわけでロジャースとバッキーは燃えさかる工場の中を脱出…できたかどうかは
シーンが代わってしまったのでここでは確認できず。

 カーターの方は状況がばれたらしく気まずい感じです。
 上司のフィリップス大佐は、国にロジャースが戦死と報告していたのですが、
そこにロジャースとバッキーを先頭に、捕虜たちが帰ってくる。
 見事ロジャースは兵士を取り戻したのでありました。
 ついでにシュミットの隠れ家もぶっ潰したわけですから、大佐としてはもう処分する
理由はないわけで。
 あと捕虜たち、ちゃっかり戦車やら武器やら戦利品大量に持ち帰っとるがな!
 というわけで、最初はバカにしていた兵士達もロジャースをたたえます。
 いやたたえるのはいいけどシュミット自体には思い切り逃げられてんですが。

 この後アメリカ本国で、ロジャースを表彰ということになって大統領が、キャプテン
アメリカの登場だ!とか言うんたけど出てこないんですね。
 したら秘書があわてて出てきて大統領に耳打ちするんだけど、それを見ていた人たちが
「あんな小さな男だったか?」というのメッチャ笑った。
 ロジャースがあんな出方してたまるか!

 ロジャースは何をしていたかというと、大佐らとともに、ゾラの部屋で見た地図の
配置を確認していました。
 つまり、シュミットの隠れ基地を確認して、そこを破壊してしまおうというわけですな。
 MI6に連絡しろ!とかいうのが面白かったなー。まあアメリカでいうCIAみたいなとこ
ですよ。バンコランはおらんのか、バンコランは。(まだ生まれてないだろ)

 シュミットの基地を襲うにあたり、精鋭部隊が必要となるわけですが、ロジャースは、
捕虜だった人たちのうち、最初に声をかけたメンバーを選びます。ああ、あの、やりたい放題
してた連中か…。確かに怖いもの知らずではありそうだな。
 彼らも断る理由はないと引き受けます。
 ただし条件がある、ビールのお代わりを頼む、と。
 それはいいけどキャプテンにグラス持って行かせるな!!!!

 バッキーにも声をかけたロジャース。ところが彼は、断る、というんですね。
 俺がついていく男はただ一人、モヤシヤローだって。
 かっこいいなぁ。
 あと、ロジャースは乗り込むにあたり、衣装を頼んでるんだけど、その衣装がまんま
ショーに出ていた衣装らしい。
 やばい、こいつネーミングセンスもだけど、服のセンスも最悪だ!
 ということを話している間にカーターがやってきて、明日の朝、スタークの発明品を
試して、言います。
 ここでカーター、ダンスに行きたいけど本当のパートナーを待ってるの、みたいな
意味深な言葉を。

 物語の中で、ダンスは得意じゃないとか、ダンスに行きたいけど云々という言葉が
繰り返し出てきますが、これは最後のシーンに生きてくる伏線です。

 スタークの方は、シュミットの隠れ家からロジャースが持ち帰った武器みたいなのを
分解してるけど、青く光る物質を工具で触った瞬間大爆発ですよ。
 すごいパワー持ってますねこれ。
 人間が持ってていいもんじゃないな。

 朝、やってきたロジャース、待ってる間にきれいなおねぇちゃんに迫られるわけ
ですが、それをたまたまカーターが見てしまって、ロジャースにチクチク嫌味を。
でもロジャースは、スタークとフォンデュしたんだろ、みたいな。
 いや、だから…。
 この後スタークに、フォンデュってパンにスープつけて食うものだよ的な説明を
されてるの笑いました。

 スタークが衣装を用意してくれていて(当然強度もある)盾を選ぶ段階で、ロジャースは
丸い盾を選びます。
 これは試作品らしいんだけど、ものすごい固い物質のようで、カーターがためしに銃を
撃ちこんでも全部跳ね返したので大丈夫だと…急に撃つんじゃねーよ!跳弾で誰か
ケガしたらどうすんだよ!あぶねーよ!!!!

 ロジャースとスタークが呆然として見送るシーン、めっちゃ面白い。

 さてそういうわけでロジャースは星条旗をペイントした盾を持ってシュミットの隠れ家を
次々ぶち壊していきました。
 シュミットが到着してみると焼け野原になってるとか、笑えるわー。
 兵士らもすごい活躍しててかっこよかったです。
 戦車の下にすばやく潜り込んで爆弾しかけるとか。
 それらの様子を映画(報告用のやつ)で見ている上司らですが、カーターが、ロジャースが
カーターの写真をペンダントにして持ってるのを見て驚くというのはほほえましかったなー。

 そうして彼らはいよいよ最後の任務かな、雪の中を走る列車に飛び乗るという仕事に
取りかかります。
 数人だけで行くってのもなぁ。
 ともあれシュミットも彼らが乗り込んでくるのは読んでいたわけで、バラバラに引き離されての
激しい銃撃戦になるのだけど、途中ピンチになったバッキーをロジャースが助けると、
「一人でも勝てた」とバッキーが言うのは良かった。
 前に小柄な男だった時に、映画館の裏で殴られていたロジャースをバッキーが助けた
時、ロジャースが同じことを言ったのですが、それを返した形ですね。

 ところがこの後爆弾でバッキーふっとばされて、ロジャースが助けようとするも、彼は
深い谷に落ちていってしまったのでありました。
 これ、実は生きてて後で敵として登場する展開なんでは!?とか思ったりもしたけど、
特にそういうことはありませんでした。…チッ…。

 ゾラ、捕まったわけですが、そこに大佐が食い物持ってやってきました。
 かなり上質のステーキらしい。
 警戒して「何が入っている」というゾラに、牛だよという大佐。
 肉の説明を聞いてるわけじゃねーんだよ!!!!
 しかもゾラが肉は食わないというと、モリモリ食べ始める大佐。
 お前が食うのかよ!
 大佐は、「ゾラ博士が我々に協力して情報提供してくれた」という情報を暗号化して
国に送ったというのですね。
 つまり遠回しに、シュミットらがそれを解読するだろうから、情報を話す話さないに関わらず、
もはやゾラの帰る場所はないぞ、と言ってるわけです。
 さらに、ゾラが武器を操って殺した男は、ロジャースの親友だったから、ここでの警備も
期待しない方がいい、と追い打ち。

 観念したゾラは、シュミットの目的が世界を支配することで、そのための力を持っている
ことを話します。
 まずは世界の半分を吹き飛ばすつもりで、それは24時間後に決行されると。
 今シュミットは最後の基地である、アルプスの地表の下にいるらしいですよ。

 落ち込んでいたロジャーはやってきたカーターに、この実験の副作用があった、細胞が
活性化して代謝があがってるから、いくら飲んでも酔えないということを言います。
 のんべぇには恐ろしい話だ!
 でも、バッキーの遺志を尊重して、ヒドラを全滅させると誓うロジャース。
 ゾラの話を聞いていくと言います。

 行くといったのはいいけど正面から突破する奴があるか!
 めっちゃ囲まれたがな!
 しかも乗り込んだと思ったら炎で囲まれてとっ捕まったし。
 ………キャプテンですよね?
 まあ、この後の展開を見るに、わざと捕まったのかなーと思わないではありませんが
リスクが高すぎる…。
 で、連れてこられたロジャースがシュミットとあーだこーだ話をしているうちに、兵士らが
突入。
 あ、ここの窓ガラス、別に防弾とかじゃないんだ…。
 様子を見て大佐らも部隊率いて突入です。
 頭を切り落としてもそこに2つ頭が生える、というシュミットの言葉に、すべて
切り落とせー!という大佐かっこよかった。
 しかし聞いていて理科の実験のプラナリアを思い浮かべたのは私だけでしょうか。
(分からない人は適当に検索してください)

 追い詰められて飛行機で逃げようとするシュミットを走って追いかけるロジャース。
いくらなんでも飛行機に追いつけるか!
 後ろから大佐が車で走ってきま…これゾラがシュミットから借りてた車じゃね?まあ
いいけども。
 それに乗って、何とか飛行機に乗り込んだロジャース。
 なんかもうムチャ展開が続きますが皆さんついてきて下さい!

 タイヤにつかまって格納庫から中に入ったロジャースは、とりあえず搭載されていた
飛行機を外に落として攻撃できないように。
 ここで一つ、敵の兵士が乗り込んで発進してしまったのですが、それを何とかやっつけて
シュミットの飛行船に戻ってくるくだりがなんか面白くて好きだ。
 格納庫に突っ込んでました。
 爆発しないのがすげぇよ!

 というわけでシュミットと対峙したロジャース。
 ぶっちゃけ、最終的には殴り合いです。
 シュミットは入れ物が壊れて転がり出たキューブを手にするんだけど、なんかよくわからない
力でどっか飛ばされていきました。
 あれ、これ天界に飛んでいった?わからんけど。
 キューブは空間転移装置なんですかね?マイティ・ソーが来たみたいな。

 キューブの方は飛行機通り抜けて落下していきました。

 さて飛行機を何とかしようとするロジャース。
 このままではこの飛行機がニューヨークに突っ込んでどえりゃーことになってしまいます。
 ところが飛行機が止まりません。
 どうなってんだよこれ!
 そういうわけでロジャースは、これグリーンランドかな?飛行機を突っ込ませることにします。
カーターが通信していて、ロジャースが「ダンスの約束は延期して」と言うと、カーターが
「今度の土曜、8時ちょうどに待ってるから絶対に来て」というのがよかったです。
 決してかなえられることのない約束と知りながら、かわさずにはいられなかったんだろうな、
と思って。
 そうして通信は途絶えました。

 キャプテンアメリカはアメリカの英雄となり、子供達がゴミ箱のふたを盾代わりにするなど
いろいろ流行ったらしいです。

 そうして。
 ここから物語は冒頭に戻ります。
 そう、あの発見された飛行機の中には、ロジャースが眠っていたのであります。

 彼が目覚めるとそこは、彼がいた時代…に見せかけて実は違っていた。
 どうして気づいたかというと、ラジオから流れていた「当時」の野球中継、その試合は
たまたまロジャーは野球場で観戦していたかららしい。
 これは調査不足ですねー。
 外に飛び出した彼を待っていたのは、見たこともない街の風景でした。
 そこに現れた「立つんだジョー!」と言いそうなおっさんがロジャースに、彼の時代から
70年経過していることを伝えます。
 強化された細胞は冬眠状態にして彼の生命を守った、ということですね。
 彼はどうかしたか、と聞かれて「デートの約束が」と答え、そこで映画は唐突に終わる。

 まあエンドロール終わった後に話続くんですけどね。
 毎度のことながら、エンドロールで帰っちゃった方、残念でした。

 ロジャースは、世界を救うための任務に参加して欲しいと言われます。
 その続きは、2012年8月の映画にて!
 マイティ・ソーも出るらしいですがお前ちょっとパパりんに、宝物庫の管理ちゃんとして
って言っとけ。いろんなもんボロボロとられ過ぎだ!セコム入れろ、セコム!

 70年経過しているということで、アイアンマンも登場しますので、ロジャースはじきに知る
ことになるでしょう。
 スタークの息子が自分と同じ、ヒーローとなっていることを。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー