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カウボーイ&エイリアン

10/26鑑賞

 あー、うん、これ、DVDレンタル開始になってから見ても問題ないと思うので。
 2時間のうち、最初1時間はひたすら荒野を旅するだけだから。
 とりあえず盛り上がらないことこの上ない映画です。
 脚本もうちょっとよくすればなぁ…。残り1時間はとても面白かったですよ、うん。
 ぶっちゃけて言うなら「こんなにひどい映画を久しぶりに見ました」。
 キャストはとても魅力的だったのになぁ…インディ・ジョーンズとジェームズ・ボンドなのに。

 物語はひろーいひろーい荒野から。
 何もないところがひとすら映ったあたりで突如起き上がる男。
 名前はまだない。(猫じゃないんだから)
 すべての記憶を失っているこの男は、面倒くさいのでジェイクと呼んでしまいますけども、
ジェイクはどうして自分がここにいるのか、左腕にはまってる腕輪が何なのかわからない
状態。落ち着いて持ち物を確認してるあたり、元々非常に頭の切れる人だろうとは思うの
ですが。
 出てきたのは女性の写真だけでした。
 で、荒くれ者どもと遭遇。
 こいつら、死体の皮をはいで収集してる連中ですね。趣味が悪いな。
 こいつらをあっという間にのして、何事もなかったかのように服などを強奪し、馬に乗って
荒野を行くジェイク。
 …落ち着きすぎだろ!記憶なくしてるって設定も忘れてるんじゃないかっていうくらい
堂々としてんですけどこの人!
 荒くれがつれていた犬がちょこちょこついてくるんですけど、あっさり無視。
 こうして、小さな町にたどり着いたジェイクは、誰もいないと思って上り込んだ家で、
牧師と出会い、脇腹におっていた傷の手当てをしてもらいます。
 銃創だと思っていたが違うらしい。
 あと、牧師の傷の手当てが麻酔もなしに縫い針で縫うという、豪快すぎるやり方。
 見てるだけで痛い。
 
 この町は住む人もだんだん少なくなりつつあり、荒れているみたいです。
 理由は、ダラーハイドという、この町を仕切っている男がいるのですが、そのドラ息子
らしい。
 パーシーという名なのですが、親父の権威をかさにきてやりたい放題のようですね。
 今日も酒場にやってきて、タダで酒を飲ませろと言ってます。
 不凍液を水で薄めて出してやれよ。一応アルコールだから。(人間の飲むものじゃねぇよ)
 パーシーは見ていた人間から金巻き上げようとするけど、ここでジェイクに一撃でのされ、
その腹いせに、保安官補を撃つというとんでもないことをやらかす。
 それでとうとう、保安官にとっ捕まってしまいます。
 今までは見逃していた保安官も我慢の限界ということですね。
 パーシーが連れていた部下は、父親に報告すると言って去って行きました。

 一方でそのダラーハイドの部下の方は牛を連れて町に戻る最中だったらしいんだけど、
散々文句を言っている男が川で用を足そうとして、いきなり現れた光にふっとばされて
水中へドボン。
 ここで無意味におっさんのドアップが出まくるのが理解できない上に怖すぎる。
 そうしておっさんが川から上がってみると、そこらは焼け野原になっていて、cowが
こんがり焼けたbeefになってましたとさ。HA-HA!!
 …どうでもいいアメリカンジョークはさておき、何かの襲撃があったのは間違いない。

 保安官の方は、連邦保安官(日本で言えば保安官=交番の警察官、連邦保安官=
都道府県警の警察官と思っておけばいいかと)のとこに連れていく馬車の到着を待っています。
 そばには牢に入れられたパーシーが。
 こいつもそろそろ年貢の納め時か。
 酒場の方ではならず者が、パーシーのつけでとか注文しててマスターににらまれたり
しています。
 どうでもいいけどこのマスター、八嶋智人さんにちょっと雰囲気が似てる。
 いろいろあってイライラしているところに、ジェイク登場。
 マスターの奥さんが、さっきパーシーからマスターを助けてくれたお礼といってウィスキーを
出してくれるのですが、ウィスキーってストレートで飲むもんでしたっけ…?
 まあいいや。
 それをチビチビやっていると、エラという女性がジーッとジェイクを見ているわけですよ。
 覚えてないのねとか、意味深に言う割に説明しないでひたすら見つめるエラ。
 お前はあれか、人を見ながら妄想にひたる人ですかぁー?
 と、ジェイクがエラに離れろというので何かと思いましたらば、保安官以下が
やってまいりました。
 ジェイクがお尋ね者だというので、一緒に来てくれというわけです。
 記憶がない割に数人をあっという間にのしたジェイク。すごすぎます。
 誰かが発砲した弾がトレイにあたって料理ひっくり返したマスターはとんだとばっちり
すぎる!
 で、ジェイク有利だったのですが、後ろからエラが殴り倒すという、貴様、味方と見せかけて
敵か!みたいな感じでジェイクやられました。
 どうなってんだよここの人間関係は!!!

 ここでジェイクは失われた記憶の断片と思われる夢を見ます。
 自分のそばで倒れている女性、たくさんの金貨、意識朦朧としている感じのたくさんの
おっさん達。うん、おっさんたちの記憶はどうでもいいな!

 そうしてジェイクが目覚めると、隣の牢からパーシーがツバ飛ばしてやがった。
 なんか、うちのパパは人を苦しめながら殺すのはうまいんだぜぇとか言ってます。
 無言で、パーシーをつかんで牢の柵にぶつけるジェイク。
 まあ、相手が手の届くとこに近寄ってたんだからそうなりますわな。
 やばい、ダラーハイドさん、おたくんとこのバカ息子、見た目もだけど頭の中身も
かなり残念なことになってるよ!!!

 その頃ダラーハイドは、例の牛が大量に殺されて部下が二人消えた事件で、川の
中に落ちて助かってた男を拷問してたわけですが、息子の一大事と聞いて、あんなんでも
一応気になると見え、町に向かいます。
 
 保安官は記憶のないジェイクに、罪状として強盗だのあれやこれや言ってるけど、最後に
殺人もだ、と言う。
 売春婦を一人殺したらしい。それが、ジェイクが持っていた写真の女性でした。
 でもジェイクが人を殺すような人間には見えないんですけどねー。

 というわけで、連邦保安官のとこに連行されていくらしいのですが、パーシーは、馬車に
乗り込んでいたらジェイクも乗り込んできたのでめっちゃ焦ってる。
 さっきまででかいクチ叩いてたのにねー。
 そこに、ダラーハイドがやってきましたよ!
 息子を返せとか言ってます。
 あと、部下が、ジェイクのことを、ダラーハイドの列車から金貨を強奪していった奴
ですぜ!とか言ってました。
 となると、金貨を奪うくらいの悪党であった、というのは間違いないみたいですね、ジェイク。
 んでなんか一食触発の雰囲気になっていたところに、光が現れるのをそこにいた
人達は目撃します。
 ぶっちゃけ、UFOなわけですよ。
 たちまち町はパニックに。
 馬車の中のジェイクは、初めて腕の腕輪が反応するのを見る。
 UFOに対してなんかセンサーが働いた、みたいな。
 記憶がないのに、その腕輪で倒れた馬車を撃ち抜いて脱出するジェイク。
 あわてなさすぎだろ、この人…。
 パニックに陥る町の中、UFOによってどんどん人がさらわれていったり、殺されたり
していきます。
 で、一つのUFOを腕輪で攻撃して撃ち落とすジェイク。
 やっぱり落ち着いています。
 普通、どうして自分がこういうことできるのか、とか、もっと疑問もたないのかこの人!
 なんかダメだ、すべてを受け入れてしまっている!

 この混乱の中、保安官がさらわれてしまいます。残された孫はパニック。でも、エラが
助けてくれました。
 マスターは奥さんと逃げようとするのですが、奥さんがさらわれてしまいます。

 撃ち落としたUFOに近づくジェイクとダラーハイド。
 ダラーハイドが「これは?」と聞いていて、「俺に聴くのか」と答えるジェイク。
 撃ち落としたろ、とダラーハイドは言うんだけど、撃ち落としたからといって何か知ってる
とは限らないでしょうよ!
 なんか飛んでたから撃ち落としました、くらいの感覚だぞ、ジェイクにとっては!

 町の建物内で、人間を襲った何かが飛び出していくのを見て、足跡がついていたこと
から、これを追いかけようということになるのですが、今日はもう日も暮れているので、
明日の朝いちばんに出よう、と言います。
 ダラーハイドはジェイクも誘うけど、ジェイクは記憶がない自由人ですから誘いには
乗らない。
 さくっと勝手に朝出発しています。
 それをエラがこっそり追いかけてきているのですが、見晴らしの良い荒野でこっそりも
何もないので、すぐバレました。
 当たり前だ!
 なぜ追うと言われてエラは、自分も家族をさらわれて探している、と言います。
 つまりジェイクについていれば手がかりが得られると思ったのかも知れないですが、
初めて会った時にジーッと見てるわ、今は黙ってついてくるわ、気持ち悪い事この上ない!
 置いてけぼりにされて「役に立つのよ!」と言うエラ。
 隙をついて後ろから殴り倒すような人に言われましても。

 仕方がないのでエラ、ダラーハイドらについていくことにしたようです。
 まあそれはいいですが。
 ジェイクの方は、荒野の中にある、今は誰もいない小屋にたどり着いていました。
 そこで彼は、写真の女性と暮らしていたことを思い出します。
 金貨を出して見せたら、女性は喜ぶどころか、返してきて、と言ったようですね。
 ところがいきなり金貨が燃えはじめ、何かと思っていたらUFOの襲撃にあい、その
女性はさらわれていってしまった。
 なるほど。

 ジェイクはダラーハイドらと合流して一緒に行くことにしたみたいです。
 このあたりがよくわからんけどまあいいわ。
 一行の後ろの方にいた牧師が、マスターに、銃の練習をしとけとか言ってました。
撃つことになるかもしれないからですね。
 これがあんな大きな伏線になるとは!
 進んでいくうちに、大きな豪華船がさかさまになって放置されているのを発見、皆は
雨宿りをすることに決めます。
 これはUFOが持ってきて、人間吸収したからいらんとばかりに放っていったんですかね?

 ダラーハイドに部下の一人、ナットが軍に応援を求めた方がいい、というけれど、
ダラーハイドは過去の軍事経験から、軍はあてにならないと言います。
 ただその話について、ナットは、それ前に聞いたことあります、と言うんだけど、ダラーハイドは
この話はお前にしたことはない、息子パーシーに言ったんだとすごく怒る。
 気難しい奴だのー。
 ナットを馬の世話に行かせた後、保安官の孫がジーッと見てるのに気づいて、食べて
いた果物を分けてやり、ナイフもやるとこは、本心からの悪人ではないのかなとは
思うんですけどね。
 まあひねくれているのだろうとは思う。
 あとナイフくれるなら鞘もやれよ。ナイフ単身でもってたらあぶねーよ。切れたナイフかよ!
(それ出川だよ!)

 マスターの方は牧師とともに射撃訓練中。
 しかし当たりません。
 イライラしていると牧師は、お前さんは神に甘えてるんだ、神の存在を身近に感じながら
行動しろと言ってて、これはなかなか面白かった。
 で、マスターがそのようにすると弾は的に命中するわけですよ。

 ジェイクの方は、気が付いたらまたエラが立っていて、お前はホラー映画に出てくる幽霊か
何かなのかと内心思っていたかもしれませんが、そんなところにまた腕輪が反応、
連中がやってきたことを知ります。
 その頃保安官の孫が襲われてました。
 この子名前忘れちゃったから保安官の孫って書いてるけど、同じ孫でもぬらりひょんの
孫だったら戦闘力になったのにね!(百鬼夜行との戦いになるがな!!!)

 少年が襲われそうになって牧師が助けてくれるんだけど、代わりに牧師がやられて
しまいます。
 牧師はジェイクに、「さらわれた人を救え。神は過去を問わない、大切なのは今何を
するかだ」と言って死んでいきました。
 まあキリスト教の教えでは、犯罪者でも過去の罪を話し、悔いれば、それは許されると
言われてますからねぇ。
 つーか少年よ、ナイフもらってた意味ねーだろお前は。
 もうちょっと頑張れ。

 朝になって部下の何人かは逃げたらしいですが、牧師を埋めてさっさと旅立とうとする
ダラーハイドに、マスターは祈りの言葉くらいとか言ってます。
 優しい人ですねぇ。
 まあダラーハイドは保安官の孫に、昔死にかけの人に、苦しみから逃れるために殺して
くれと言われて殺したことを話して聞かせ、強くなれと言ってましたから、この人はこの人
なりに思うところがあるんでしょうが。
 お前はその前にあのバカ息子を何とかしろや。

 一行が進んでいくと、ならず者たちに絡まれました。
 しかしその一人が、ジェイクのことをボスと呼ぶ。
 こいつらは、記憶をなくす前のジェイクがつるんでいた連中で、今はこうして、通りかかる
人達に追剥してるようだな。
 ならず者どもと合流したジェイクらですが、今のリーダーはジェイクが、女ができたから
抜けると一方的にいなくなったのを良く思ってないようで、結局ケンカに。
 エラに銃突き付けられてピンチになる中、ジェイクが隙をついて形勢有利になるんだけど、
銃を突き付けられていたマスターが、銃を取り返して突き付けるシーンはちょっとコミカルで
良かった。
 で、一同馬に乗ってあわてて逃げるような形になるのですが、ならず者どもが追ってくる。
 そんな中でUFOの襲撃です。
 もう誰を攻撃したらいいかわからん状態だな!
 皆散り散りになって逃げる中、エラがさらわれて、さすがに悪いと思ったのか一応追うジェイク。
 一発命中しているとはいえ、フラフラしながらもそれなりの速度で飛んでいるUFOに馬で
追いついて飛び乗るという、銀さんでも「ナイナイナイナイ、ナイって!」と言いそうな展開
でした。
 で、飛行機を腕輪で撃ち落として、二人は川へどぼんちょ。
 ジェイクは濡れた帽子をしぼってまたかぶるという、意地でも帽子は離しません的なこと
してました。
 かわいてからかぶれよ…。お前は次元大介か。
 こうして二人が「初めて空を飛んだよ。もうこりごりだね」的な会話をしていると、宇宙人登場。
 エラが豪快に吹っ飛びました。
 わぁ、二度目の飛行だね!(そんな場合ではない)
 宇宙人をやっつけてジェイクはエラを抱えてひたすら歩いていきます。
 マスターらと合流できたのですが、その時エラはすでに死んでいました。
 死ぬはずがない、というジェイクに対して「She is gone.」というセリフはなんかくるものがありました。
 
 えー、皆さん悲しみに暮れる中大変申し訳ございませんが、またなんか変な連中に
囲まれていますよ!
 つくづく、変な奴らに絡まれる映画だな!

 ダラーハイドなんかはもう、「こいつら俺らを殺す気だぜ!やってやんよ!」と好戦的な
感じですが、ジェイクはエラの死でガックリしてそれどころではありません。
 変な連中どもは、エラの遺体を火にくべます。
 すると、なんということでしょう。(昔話風に)
 火が空に巻き上がって、彼女が生き返ったではありませんか!
 …この展開はアリなんですか?

 エラは立ち上がり、仲間になりたそうにこちらを見ている。
 仲間にしますか?
→はい
 いいえ

 エラが再び仲間に加わった!(なんでドラクエになるんだよ)
 ジェイクはエラに布の服を装備させた。

 つーか裸なのかよ!
 皆があっけにとられつつもしっかり裸見てるんですけど。
 ジェイクが布を巻きつけてくれたのですが、めっさ丈が足りてません。
 もっとマントみたいなのやれよ!ミニスカより短いよその布!

 というわけでエラの話すところによると、彼女は異星人で、あの連中を追いかけて
やってきたものの、傷を自分の力で治すのは無理だった(ので死んだ?)ということらしい。
それでなんで生き返ったのかまったく説明がないところがいっそ清々しいわけですが、
ダラーハイドは、連中の狙いは何なのかと聞く。
 エラは、連中は金を必要としていると答えます。
 人間みたく、資産とかとしてではなくて、何か生活を営む上で必要なものなんですかね。
 そうして、さらわれた人間もいずれは殺されてしまう可能性があることを言う。
 今こうして生きてる人たちもいずれは総攻撃で殺されてしまうだろうと。
 んで、ジェイクらを連れてきた連中どものリーダーは、自分達は戦う、と言います。
 連中の居場所についてはエラが、ジェイクが知ってるとか言うんだけど、記憶失ってる
相手にムチャ振りすんなよ…。

 リーダーが、なんか変な儀式で記憶を取り戻してくれるらしい。
 多分薬とかで催眠状態にして、記憶の扉を開きやすくするんじゃないかと思うんですけどね。
 あと、なんか飛んできたのはハチドリかな?
 出てくるのに何の意味があるのかわからんのだけど。
 ジェイクは、恋人とジェイク自身が宇宙人に捕まり、恋人が殺されるのを目の前で見ていた
こと、次は自分が殺されそうになり、とっさに電気メスのようなものをはねのけて、宇宙人が
外していた腕輪がたまたまはまって、それで逃げてきたことを思い出します。
 宇宙人、普通使う腕のほかに、体内に別の腕もってんだから、別に腕輪外さなくてもよかったん
じゃね?(宇宙人には宇宙人の都合がありますぅー!)
 その後ジェイクはヨロヨロしながら逃げ出したらしいのですが、誰も追ってこなかったことから
して、「かわりはいくらでもいる」からいい、程度にしか思ってなかったのか…。
 ともかくそれで、洞窟のようなところを抜けて、宇宙人の基地みたいなのを目撃した後
逃げて、荒野で倒れたということですか。
 歩いて逃げたことからしても、宇宙人の基地はそんなに遠くないところでしょうね。

 さあ皆さん!
 お待たせいたしました!
 やっとここから面白くなってきます!

 皆が宇宙人の基地にあっさりたどり着きまして、エラが、あれに宇宙人どもは乗って
きたのよと説明。
 地下に金鉱脈があり、直接宇宙船で吸い上げているらしい。
 わあ、合理的だね!
 そういうわけで、皆がどうやって攻めようかと話をしている中、いきなり一人でどっかに
行くジェイク。
 団体行動しましょうよ!つーか出かける時には行先を行ってから!!!!
 ジェイクは、あのあらくれどものとこに戻り、このままでも殺されるから、逃げて少しの時間だけ
楽しく暮らすのと、戦うのとどちらがいい、みたいなことを持ち掛けたらしい。
 頭が回りますね。でも自由に行動するのやめろ。皆が心配するだろうが。

 ダラーハイドの方はリーダーと対立してたけど、ナットが一生懸命、ダラーハイドは
いい人だ、自分を拾って育ててくれた、すごい人なんだよと説明していて、ちょっとでも
思うとこがあったんじゃないでしょうかね。
 で、そこにジェイクが荒くれ者を連れてやってきて、リーダーは、ダラーハイドと手を
組むことを承知してくれるわけです。
 体勢は整ったので後は攻撃をしかけるだけです。
 あ、ちなみに、ジェイクが最初のシーンから連れてきた犬ですが、あらくれ者たちが拾って
いてくれたらしく、ここで保安官の孫と合流。嬉しそうな様子がかわいかったです。
 
 連中は宇宙船の近くにきて、ジェイクは荒くれ者とともに壁を登っていき、UFOが出入り
する場所にダイナマイトをしかけようって魂胆ですよ。
 それはいいけどマッチで火をつけようとしたらバカが全部落としやがった。
 何してくれてんの、大事な場面で何しちゃってんのお前。
 火がないとあわててるそいつの口からタバコをとって着火するジェイク。
 あわてません。
 で、ダイナマイトを放り込んで急いで降りる一同。
 ロープくくりつけておいてそれで降りるとかないんか…。
 爆発が起き、やっつけたぜーと、別に宇宙船壊れたわけでもないのに大喜びする一同。
 そんなことで喜んでるから宇宙人の襲撃くらって逃げるハメになるんだろうが。

 一同が表で戦ってる中、ジェイクとエラは洞窟から宇宙船の中へ。
 人々を解放しようというわけです。
 
 外ではダラーハイドらやリーダーが戦ってるんだけど、ナットがやられてしまって、
ダラーハイドが倒そうと苦戦してる時に、マスターの撃った弾が当たる展開はよかったです。
練習の成果出たじゃないですか!
 ナットはもう助からない傷なんだけど、ダラーハイドが、お前が息子ならばと思っていた、と
声かけてあげてて、いいなぁと思いました。
 この後さらに感動したのはナットが「パーシーのところにいって下さい。あなたの息子です」と
言って死んでいくこと。
 ここはこの映画の盛り上がりどころでしたねー!
 立ち上がったダラーハイド。リーダーと顔を見合わせて、宇宙船の方向くのかっこよかった。

 というか、倒した宇宙人から武器を奪えば結構形勢有利になるような気がしなくも
ないんですけども…。
 キャプテン・アメリカではそうしてたぜ!
 まあいいや。

 中のジェイクとエラはとらわれた人を見つけるのですが、どうやら光で催眠状態にされて
いる様子。
 エラから、光を見ないでと忠告を受けたにも関わらず、光を見て催眠状態になるジェイク。
 お前はアホか。
 エラが光を壊して皆を救出に入る中、宇宙人がやってきたので迎え撃つジェイク。
 本当にしっかりして下さいよ…。
 全員を洞窟から外に出るよう促して、後は自分達が逃げるだけなのですが、どんどん
内部に走っていってしまうエラ。
 
 外の方では、救出された人たちが出てきたら手を振る、という役目を言われていた孫君が
宇宙人に襲われて大ピンチなのですが、今度こそナイフで頑張りました。よくやった!
感動した!(小泉さんじゃないんだから)

 エラはですね、宇宙船を破壊して、この宇宙人どもが再び襲撃できないようにする
つもりでした。
 そのためにはジェイクの腕輪がいるということで、外させてました。
 爆弾にもなる腕輪!わぁ、便利ですね!…ってあぶねぇよ!
 宇宙船の中にどんどん入っていくエラ。
 彼女がなんで腕輪の扱いに詳しいかの説明も当然ながらありません!
 エラはここで自分一人、中に入っていってしまいます。(扉が閉じた)
 驚くジェイクですが、そこでまた宇宙人に襲われてピーンチ!しかも今度はろくな
武器がねぇよ!
 彼を襲ったのは以前ジェイクが脱出する時に、メスはねのけて腕輪奪った奴だった。
 わあ不思議なご縁!
 と、このピンチを中に入ってきていたダラーハイドが救ってくれました。
 うーんすごい展開だ!
 二人は命からがら脱出。
 飛行船はヤバイと思ったのか空に飛びあがり始めます。
 外に出たジェイクとダラーハイドの目の前で逃げていく宇宙船。
 その中ではエラか腕輪を作動させて爆発させてました。
 つか思わせぶりに宇宙人がエラの後に追いついてきてたけど、それが追いつく前に
爆発とかやるのなら、手がエラの足にかかった瞬間に爆発、とかもうちょっとわかり安い
映像を見せて欲しかったなぁ。思わせぶりなだけで結局追いつけてないとかさぁ…。

 ともかくこうして宇宙船は大爆発。
 さらわれてきた人たちはそれぞれの家族と再会します。

 ジェイクは誰もいないあの家に戻り、明らかにそこらでつんできたと思われる花を
そなえてました。
 まあ…これもジェイクらしい弔いということにしておこうか!
 またハチドリがきて去って行きました。

 町に戻ると皆は酒場で大騒ぎ。
 そりゃそうでしょうな。
 ダラーハイドは宇宙人が発見していた金鉱でこの町に鉄道を通して、より良い街に
変えていくことにしたようです。
 あの戦いを通していろいろと考えることがあったんでしょう。
 パーシーもまともになっていきそうだしね。
 そこにジェイクが戻ってくるのだけど、ダラーハイドが保安官に、御尋ね者の
ジェイクはあの洞窟で死んだよ、とうまいこと言ってました。
 で、この町を良くするために有能な男が欲しい、というんだけど、ジェイクは「探すんだな」
と一蹴。いいですねー。
 そうしてジェイクはこの町を去っていったのであります。

 …またしばらくして荒野で目覚めるということがないことを祈るばかりです。




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