多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→怪物くん


怪物くん

11/28鑑賞

 冒頭からウタコとヒロシのカレー登場です。
 あ、この家は野菜を大きく切る派なんですね。
 卵落として、早く食べようよなんて言ってたけど私は卵落とすなら黄身だけ派です。
(割とどうでもいい)

 怪物くんはぼへーと外を見上げてましたが、まあそろそろ人間界が懐かしくなる頃なんで
しょうね。
 で、王位継承式が始まるわけですが、怪物くんがやってきて王の宣言をしようとするといきなり
国民の一人が、お待ちください宣言ですよ。
 お前、よりによって新王の名乗りを邪魔するからには相当の理由があるんだろうな!

「王子が誕生日パーティでニガニガ草を残したというのは本当ですか!」

 うわぁ相当な理由だった!!!!
 さらに、別の国民からも、大王の絵を描くのに鼻毛を描く王子が許せないという不満が。
 ………それだけ…?
 それだけで王になるのふさわしくないとか言い出したら、あれやこれや言うだけで結局何も
せず、批判されたら辞めればいいとか思ってるうちの国のアホ総理どもはどうしたらいいん
ですか!!!あんなクズでもいちおう総理だったんですよ!!!(ちょっとー!!!!)
 つか王の器以前に国民の器ちっちぇぇ!好き嫌いあったら王になれないとかちっちぇぇぇ!
 国民にわがままだと言われ怪物くん、逆切れ。
 こんな国は知らないと去ってしまいます。
 まあこの気持ちはちょっとわからんでもないなぁ。
 というわけで大王、例の3人に怪物くんを連れ戻せ、と命じます。
 皆に謝らせろって。
 というわけで3人、座ってた怪物くん見つけて声をかけるけど、怪物くんは、無理して嫌いな
ものを食べたくない、ウタコとヒロシなら好きなものだけ食べさせてくれるはず、と自分勝手な
理論を展開して人間界にいくため、ドラゴンを呼び寄せます。
 …あれ、なんか寸胴の影がやってきたよ?
 んで彼らは人間界目指すわけですが、雷が落ちて怪物くんはいつも通りの姿に。
 大王によってまた力を封じられたらしい。
 本当にどうしようもないな…。
 
 ここでやっとこさ彼らは、乗ってるのかドラゴンじゃないとか気づきます。
 つーかホントこの生き物、なに。
 ツチノコ?ツチノコの亜種?
 まあ飛んでるからいいけどさ。
 そして日本を目指す彼らでしたがなんとここで、竜巻に巻き込まれてしまい落下。
 落ちた先はインドでした。
 ちなみにテロップで、原語は日本語で統一してお送りします、とか出て面白い。

 何か宮殿の中に降り立った一行ですが、いきなり兵隊みたいなのに襲われます。
 なんだお前らとか言ってるけど、突然やってきた侵入者は怪物くんたちなわけで
そこのところは仕方ないような気もしますが。
 兵士らの攻撃をものともしない怪物くんにひれ伏す兵士ら。
 そこに一人の男が「勇者様〜」とか言いながら出てきます。
 彼の名はヴィシャール。
 この国には、伝説の勇者、空から舞い降りるということが書物に書かれていて、それで
怪物くんを勇者だと思って歓迎してるらしい。
 ドラキュラ達は違うとか言ってんだけど、怪物くんは椅子に揺られて勇者だとか言っちゃい
ました。ダメだこのバカ王子…。
 というわけで豪華なもてなしを受けている怪物くんらですが、嫌いな食べ物があると
わかるとサッと下げてくれるもてなしに、怪物くん上機嫌。ドラキュラは、楽園を与えて
しまったとか言ってて面白かった。
 まあ確かに好きなものを好きな量食べられて食っちゃ寝してられたら楽でしょうけど
ねぇ。
 伝説の勇者として迎えられたからには、何かあるわけで…。

 あきれてたドラキュラ達もおもくそなじんでました。
 つかフランケンが花に囲まれてフンガー!とか言ってたから何かと思ったら、きれいな
花を気に入ったらしい。わかりにくい!
 そうして皆が堪能したところでヴィシャールは怪物くんに、姫を救ってほしい、と頼みます。
 この国には反乱軍がいて、それに姫がとらえられてしまった、助け出してほしい、と。
 すると怪物くんハッキリと言いました。
「やらない」と。
 やらないのかよ!!!
 ヴィシャールががっかりして、カレーの用意を片づけろ、と部下に命じる。
 伝説のカレーがあって、姫を助けた勇者はそれを食したと古文書にあるので、それを
用意してたけど中止、というわけです。
 それを聞いてがぜんやる気になった怪物くん。
 カレー中心に回ってんのかお前の世界は。
 というわけで彼らはゾウに乗っていざ、出発!!!
 …………おせぇ!ゾウだとなんか敵のとこにたどり着くのに3日くらいかかりそう!しかも
すぐ見つかりそう!

 怪物くん、ドラゴンを呼び寄せ、それに乗ってサクッと出かけていきました。

 その頃。
 その姫と反乱軍のリーダーの…夏目さん!夏目さんじゃないですか!刑事から転職
されたんですか!?ベムさん達はどうしてんですか!?反乱するなら彼ら連れてきた方が
早いですよ!(そろそろ妖怪人間ベムから戻ってこようか)
 あーサニルという名前らしいですね。
 姫には弟がいて、ブーメランが得意らしく、木の実を取ったりしてます。
 姫がやってきて弟に何かあればそれで身を護りなさいと言うけど弟は、大事な時に
失敗するから無理、とか言ってる。いや、もうちょっと努力しようよ!
 そんなところにパパーッと怪物くんがドラゴンで乗り付けてきて、姫を連れていって
しまいます。…早っ!
 弟は姉のピンチにブーメランを使おうとしますが、やっぱり勇気が出ませんでした。
お前ここはやっとけよ!見せ場全然ねぇよ!

 姫を取り戻して顔を見た皆は、ウタコー!とビックリ。
 それもそのはず、顔がそっくりだったからです。まあ同じ人が演じてるんですけどね。(コラ)
 彼女は、自分はピラリと名乗ります。
 怪物くんは、似てるといってウタコの顔になって見せ、それを見たピラリはビックリして失神。
そりゃそうだ。
 で、そのウタコの顔のまま「どっかにヒロシもいるのか」とか言ってる怪物くん。
 いいから顔戻せ!なんか気持ち悪いよ!

 ヴィシャールは怪物くんがピラリを取り戻してきたと知り大喜び。
 明日婚礼の儀を行うとか言っちゃってるよ。
 何も知らない怪物くんは、これで伝説のカレーが食べられるとばかり、部屋で待ってるの
ですが、ヴィシャールは4人を穴の底に落としてしまう。
 終わったら厄介払いか…。清々しいな!

 このあとヴィシャールは誰かに敬語で話してたので、どうやら黒幕がいるようですね。

 落ちた4人、牢屋みたいなとこに落ちてて、出ようとするけれども、怪物くんの怪力が
使えなくなっていて出られない。
 と、少し離れたところに石が浮かんでいてドラキュラビックリ。
 魔王石はデモキンとの戦いの後怪物くんが割ってしまったのですが、もったいないとばかりに
ドラキュラが回収したらしいです。
 が、「悪事に使われないように」と言ってるドラキュラですが、どうせ女に見せびらかしたら
もてると思ったからだろとか、鼻歌歌いながら拾ったんだろとかバレまくってて笑える。
 皆!もうちょっと仲間に対する信用を…!
 
 そこにヴィシャールがやってきます。
 なんか石がくっついたみたいな怪物になった。
 ひょっとしてあなたも妖怪人間!?(違います)
 お前ー!とかいう怪物くん。
 知ってるのか!?と思ったら「誰だ!」とか言いやがった。
 知らないなら知ってるフリしなくてよろしい!

 彼は、岩石男という怪物ランドの住人だったらしいんだけど、王子が好き嫌いしたりの
わがままっぷりに、嫌気がさして人間界にきたらしい。
 こんなバカ王子が国を治めるのか、王族に生まれたというだけで、という不満があるよう
ですね。
 んで、自分は才能があるから、人間界に来れば王になれる、みたいな気持ちで来たらしい。
まあ大体そういうことを自分で言っちゃうやつはろくでもないですね。
 つかインドみたいなでかい国じゃなくても、国民4人なとことかの王になればいいのに。
(シーランド君だって頑張ってる!)
 ただ、この土地でも、王族の血を引く奴でないと王と認められない、ということから、
ピラリと結婚すればいいという風に考えたらしいです。
 もっと楽に王になれる国に行けよお前は…。
 と、説明しているところに、ケンカを始める4人。
 話を聞けェェェェ!!!と怒鳴るヴィシャール。
 ほらぁ!悪役からマジ説教された!話聞かなくて悪人からこんなマジ説教されるのは
銀魂か怪物くんくらいのもんだよ!
 
 この魔王石はもともと自分たちの一族が作り出したものだ、というヴィシャール。
 つかその設定は別にどうでもいいな。
 ヴィシャールが一生懸命説明してくれているのに、またまたケンカを始める4人。
 うるさーい!と怪物くんが怒鳴って3人を黙らせるけど、「お前もうるさい!」とか怒る
ヴィシャール。
 うん、こいつらいつもこうだから、真面目に怒ると疲れるだけよ。
 ブチ切れたらしいヴィシャール、なんか道具持ってきて、地獄を見せてやるとか
言ってるけど、その車輪というか、下にトゲトゲのついてる水車は、人が入るスペースが
ないので人を括り付けて回したとしてもつっかえて回らんですよ。
 おい、誰だこんな小道具作ったのは!子供向け映画でももうちょっとマシな小道具
作れや!
 と、そうこうしていると上で騒ぎが。
 ピラリを取り戻しにサニルらがやってきたようですね。
 そちらに向かったヴィシャール。
 この隙に狼男、下を掘って出ようという作戦です。
 下が土でよかったー!
 と、一気に穴があく。どうやらどっかに通じているようだ!

 一方ピラリの方はサニルに、「私を助ける暇があったらもっと他にやることあるでしょ!」と
助けてもらってこれです。お前…。
 ともかく、秘密の通路を伝って逃げようとする二人ですが。
 サニルがたまたま怪物くんの話題を出したので「あいつムカツク!変な帽子だし」とボロクソ
言いながら歩くピラリですが…。
 うん、あのね、そこの壁に4人張り付いてたからね!君の悪口全部聞いてたからね!
 驚くピラリ。
 どうやらこの通路は、王族しか知らないらしいです。
 それにしては狼男が掘ったらあっさり穴あきましたけど…。
 怪物くんとピラリの言い争う内容がクオリティ低い、と呆れるドラキュラ。
 そこに、ピラリの弟も駆けつけてきて、怪物くんらはヒロシだー!と喜ぶのですが。
 ピラリ、この子はカーと言って私の弟であり、ヒロシとかいう人じゃないと言う。
 またまたビックリする怪物くん達。
 
 サニルはともかく4人も連れていこう、どうやらヴィシャールに騙されていたようだし、
伝説の勇者がいれば心強いと言います。
 そういうわけで彼らはアジトへ。

 一方ヴィシャールの方は、怪物くんらを逃がしたと報告してますが…。その先にいたのは
デモキンでした。
 何してんだよおめー。こんなインドくんだりまできて。
 しかも人間のカッコして。
 てか改心したんじゃなかったのかよ。
 もうどっから突っ込んだらいいかわかんねーよ。
 
 野宿してる怪物くんはまたまたピラリと口論中。
 そんな彼にピラリは、怪物くんはわがままの意味をはき違えている、と言う。
 わがままというのは、自分の信念を貫くこと、わがままを貫く強さと責任がいる、と。

 ピラリとカーは幼くして親をなくし、女王と王子としてこの地をおさめていて、国民たちも
貧しいながら幸せに生きていたようです。
 ところがある時、化け物が王宮を襲い、ピラリらは逃げた。
 数日後戻ってみると、ヴィシャールがその魔物を退治したとして祭り上げられていて、
自分達は国を捨てて逃げたと言われてたと。
 ヴィシャールが自分が王になるために仕組んだことでしょうねーこれ。
 ドラキュラ達もそうだろうと言う。
 怪物くん、話を聞いていて、民を捨てて逃げたことは自分と重なるようですね。

 一方ヴィシャールの方は、ダイヤをばらまいて人の欲望を集めていました。
 これが地下にいって、デモリーナを蘇らせるパワーになるらしい。
 もっとさぁ…いいパワー集めたらもっと早く目覚めそうな気もするけど…。いいですけどね。
 
 怪物くん達はアジト目指して長い道のりを歩いてんだけど、ドラゴン呼んでもこない。
 ドラゴンに見えない呼ばわりされたのがよっぽど堪えたらしい。
 んでカーがつかれたって言うんですね。
 それに背を差し出すサニル。
 そっと乗る怪物くん。
 …………お前かよ!!!!!
 大きくなりましたなーハハハみたいな感じで歩くサニル。
 少しののちに「降りろ」。
 気づくの早っ!
 ここのシーンめっちゃ笑いました。
 何より周囲の余計なセリフがないのがいい。
 このシーンが一番面白かったと思う。

 わがまま放題な怪物くんに「このチンチクリンが!」と怒るピラリ。
 ところがそんな言い争いをしてる場合ではなく、彼らは、アジトが襲撃されたのを
知ります。
 テントなども燃やされてしまっていました。
 と、外を見ていたサニルに爆弾が。
 ケガを負うサニル。
 うわぁぁぁ!唯一の戦闘員が!(コラ)
 ヴィシャールの部下らが、ここに戻ってくると踏んで待ち伏せしていたらしい。
 怪物くんに、今こそ勇者の力で救ってほしいと頼むサニルでしたが、怪物くんは
勇者じゃないから嫌、と取り合わない。
 しかもカーに、ブーメランであいつ倒せとかムチャなこと言ってます。
 あんた…。
 つかドラキュラとからも相手人間なんだから、その気になれば十分戦えると
思うんですけど…。
 ここでピラリ、使えねーとか言って外に出て行きます。
 なんかもういろんな意味で「ダメだこいつ…早く何とかしないと…」と思ったんだろうなと。

 ピラリは皆に、もう質素な生活はウンザリだ、勇者というから利用しようとしたら
勇者でもなんでもなかった、王妃でも贅沢な暮らしができるならいっか、といって
ヴィシャールと一緒にいってしまいます。
 まあ、これしか皆の命を救う手段はないと考えた上での行動なわけですが、怪物くんは
まだそういうのが理解できないから、結構怒ってますね…。
 
 上機嫌のヴィシャールはピラリに、魔王石をつけたダイヤの飾りをくれます。
 簡単に魔王石渡していいのか。お前アホじゃなかろうか。
 一人になるピラリですが、そこに何やら影が…?

 怪物くんらは、ピラリは自分勝手だとかメチャクチャ怒ってますが、そこにドラゴンが
やってくる。
 怪物くんに呼ばれて王宮に行ったけどいなかったのでここにきたということらしい。
 …つーか行動が鈍い!
 で、何か食べながらしゃべってると怒るドラキュラですが。
 ピラリから預かった手紙だと聞いてビックリ。
 つかそれを食おうとしたらいかんやろ!
 ドラゴンに似てる似てない以前の問題だよこいつ!

 その手紙はカーあてで、あの時皆を助けるためには自分がヴィシャールのところに
行くしかなかったこと、国民はヴィシャールによって洗脳されてしまっていること、それを
解くために命をかけて国民に問いかけるつもりであること、カーにこの国のことを頼みたい
ことなどが書かれてありました。
 まだ子供なのに立派ですね。
 これが国を背負っていくことだと怪物くんに伝わったかな…?
 
 皆は、ピラリが皆の命を助けるためにわざとあんなことをしたということを知ります。
 ドラキュラが「その顔は取り返しにいくザマスね!?」と言うのがよかったなぁ。
 と、盛り上がっているところへ!

「怪物ランドに帰る」
 テメェェェェェェ!!!空気読めやこのバカ王子がぁぁぁぁ!!!

 皆も、助けてもらった借りがあるでしょうとか言うけど、別に頼んでないとか言っちゃう
怪物くん。
 自分の人生をなげうって救ってくれたピラリに対しこの仕打ち。
 まあそりゃ腹も立ちますわな。
 ドラキュラ達は、怪物くんのはわがままでなく、ただ嫌なことから逃げているだけだと言う。
 ランドで国民にあれこれ言われたからといって人間界に逃げてきて、ここでもまた逃げる、
それはわがままじゃない、と。
 しかも、カーにも声をかけるけど、自分は行っても何もできないから、と尻ごみ。
 そりゃあ「王子ってのはどいつもこいつもダメ」とあきれても仕方ないと思う。
 で彼らは自分達だけで行く、とドラゴンにまたがって飛び去ります。
 ここで風が起きて怪物くんに敷物がピラピラまとわりついてたけど、これは予定にあった
ことなんでしょうか…?

 その頃、デモリーナついに目覚めてました。
 …早っ!
 喜ぶデモキン。
 まだ、黄色い膜の中からは出られないらしいですよ。出ると体が消滅してしまうらしい。
 デモキンが、欲望を集めて自分を復活させたと知り、また同じ過ちを、と言うデモリーナ。
 人間を利用する行為がいかに傲慢だったか私は伝えたつもりでした、と彼女は言います。
 立派です。
 しかしここでデモキン、指輪を彼女に渡します。
 なんといわれても構わん、俺が欲しいのはお前だけだ、と。
 ほだされてる!デモリーナ、なんかほだされてるよ!
 ついさっきまで咎めてたクセに!
 デモキン、指輪を渡して「永遠なる愛の証だ」とか。
 だったらもうちょっと胸張ってできることしろや!
 人間の良いパワー集めてくればいいのに…。

 と、すごい素敵なシーンだったのですが、この後ドラキュラ達の緊張感ない歌が展開されます。
これはこれでいいんですけども…。
 で、カッコよくドラゴンから飛び降りる3人!
 いざヴィシャールのもとへ!
 …一瞬でつかまってんじゃねーか!
 活躍どころかかっこよく飛び降りた次のシーンが捕まってるとことか!!!

 一方大王の方はやっぱり怪物くんが心配だったと見えて、こっそり水晶玉で様子を見て
いるのですが、何もしてない感じにガッカリ、といったところ。
 この様子は広場の民達にも見えています。
 
 結婚式みたいなもんが始まり、ピラリは着飾った姿で現れました。
 これから王妃になる誓いを立てるらしいです。

 一方で処刑されそうになっていたオオカミ男らのところに助っ人登場。
 怪物くんでした。
 なんか割とあっさり来たな!
 ピラリを助けに来たのではなく、文句言いに来た、という怪物くん。
 散々わがまま言っておいて、弟残して命かけるとか、ピラリの方がよっぽどわがままだと
言い返してやる、ということらしい。
 素直じゃないけどまあいいか…。

 兵士らがやってきて皆で対抗していると、フランケンがボケーッと立ってる。
 ドラキュラが、「そこのでかい人、戦って」とかいうの面白い。
 フランケンはもちろんボーッとしていたわけではなく、通気口を見ていたのでした。
ここから逃げられそうと判断して外した彼は、怪物くんを抱き上げてそこに突っ込んでました。
やり方は乱暴だがよくやった!

 ピラリの方は手すりにあがり、国民に訴えかけていました。
 あと、魔王石のついた飾りを捨てた。
 皆が優しさをもっていた頃を思い出して下さい、と語りかけるピラリ。
 その語りかけてる中、怪物くんはカーとともに脱出してんだけど、カーに手を貸してあげて
いるのがよかったですね。
 彼らがたどり着いたのは、広間の後ろの方。柵があって外には出られなかったけど、怪物くんは
ピラリが投げ捨てた魔王石を発見、カーに、今こそブーメランであれを取れと言う。
 できないというカーに、やる前から決めつけるなと言う怪物くん。
 おお、たまにはいいこと言うな。
 身を投げたピラリを、ブーメランで近くに落とした魔王石の力で念力を取戻し、危機一髪
救う怪物くん。
 かっこいいですねー。
 見ていたカーが「その勇者、悩める姫を助く」とつぶやくのも良かった。
 湧き上がる観衆。
 お前らもあっちについたりこっちについたり…いいですけどね…。
 
 その頃ヴィシャールはデモキンのとこに行くのですが、デモキンはもうデモリーナの復活が
近いので、勝手に王になればぁ、みたいな感じで相手にしない。
 お前も結構感じ悪いな!
 改心してないだろホントに…。
 ヴィシャールはデモリーナに攻撃しようとしますが、それをデモキンとっさにかばって倒れた!
…あんたこんなに弱かったですっけ…。
 ドラマではラスボスだった存在が映画になるとなぜか中ボスになるの法則!

 カーはビラリに、もう心配かけないようにするから、こんなことはやめてと言い、民衆は
拍手で二人を受け入れました。
 ヴィシャールの洗脳は解けたということですか。つまり、二人が国を捨てて逃げたというのも
もう洗脳が始まってたのかな。まあいいけど。
 二人が怪物くんの姿を見つけて頭を下げ、民がそちらに拍手するのもよかった。
 ちなみになくさないように怪物くん、魔王石の飾りを首から下げてました。
 ピラリの頭に乗るサイズに作られていたはずなのですが、怪物くんの頭が通ったことに
驚きです。

 デモキンの方はヴィシャールにやられかけてたのですが、それを救ったのがデモリーナ。
 まあ大体そうなると思ってた!
 つかもうそろそろ完成してたのにこれで消滅とか納得できんのですが。
 せめて二人幸せにしてあげればいいのにね。
 デモリーナは、少しの間でもデモキンと一緒にいられて幸せだった、と微笑んで消えていきます。
 デモキン、怒りのあまりか知りませんが元の姿に戻りました。
 吹っ飛ばされたヴィシャールは欲望を集めていた玉に吸い込まれる。
 あれ、これ逆に強くなるんじゃね?

 一方すっかりヴィシャールの存在を忘れ切ってる怪物くん達。
 いよいよ伝説のカレーが食べられるということでウキウキです。
 あ、まだ忘れてなかったんだ…。
 光り輝くカレーが運ばれてきて、いざ食べようとした時。
 地響きとともにカレーが床に落ちる。
 うわ、これはショックだわ地味に…。
 俺が王になるとか言いながらでっかい岩の塊が歩いとる!
 え?スノーマン!?(今時の人は「ゴーストバスターズ」のネタわかんねーから!)

 ヴィシャールですよ。
 やっぱパワーアップしてんじゃねーか!
 デモキンどこ行きやがった!
 オオカミ男らは、元々は彼は自分たちの国のもの、始末をつけるとか言ってます。
 怪物くんもめっちゃ怒って許さん!とか言ってる。
「カレーの邪魔しやがって!」
 あー…そっち?そっちね、あー…そっちかぁ………。

 意外に強いヴィシャールに苦戦する怪物くん。
 見てる大王らも、まさか魔王石をしのぐ力とは…とか驚いてます。
 むしろそんな男が怪物ランドで召使みたいなことしてたのが驚きだよ!
 国民達も怪物くんの声援に回るの良かったですね。
 やっぱ慕われてるなーと思いました。
 怪物くんがやられそうになった時。
 岩を斬って助けた人物が。
 デモリーナを失ったデモキンでした。
 …ヘアスタイル変えました?
 つか姿が見えなかったのは髪の毛邪魔にならんようにしばってたため?(おい)
 お前だけは許さん、と怒りまくってます。
 二人で戦うことになるのですが、あの二人が共闘とは、と感激してるドラキュラ。
 まあそうなりますね。

 デモキンは、左胸に刺さっているデモリーナの剣をさし、怪物くんにあの亀裂を広げろ
とか言います。
 自分が隙を作るつもりらしい。
 いいですねぇー。
 デモキンが岩を止めてるのに動かない怪物くん。
 早くしろバカ王子とか言われてるがな!
 何かと思ったら、ためてから出す、大噴火という技らしい。
 帽子を取って頭から大噴火を起こして相手を攻撃するという、素直に突き刺さってる剣に
グーパンチくれた方が早いような気がする技です。(コラコラコラコラ)

 怪物くんは元の大きさに戻ったヴィシャールに、お前はわがままの意味をはき違えてる、と
説教。
 うわぁ…ピラリの言葉ぱくった…。
 ドラキュラも「丸々パクった!」とか呆れてます。
 わがまま、サイコー!!とかいうのいいけどお前、義務を果たしてこそのわがままだからな?

 で、怪物くんはヴィシャールに、俺達の国のもんだから俺達で方をつけると言って連れ帰ろうと
します。
 デモキンにも声をかけようとしましたが彼はもういませんでした。
 とっとと帰りやがった!なんだよドラマ録画でも忘れてたのか。

 というわけで怪物ランドに帰ることになる怪物くん。
 カレー食えなかったけどいいのかな?
 ピラリがお礼としてほっぺにチューしててまんざらでもない怪物くんが可愛かった。
 ドラゴンにまたがって飛び上がった怪物くん。一つ言い忘れてた、とピラリに言います。
 期待の目で見つめるピラリ。
 そんな彼女に怪物くん言いました。
「お前の方がちんちくりんだぞー」
 まだ覚えてやがったか!

 その様子を見ながら大王のお付のおっさんが、若いころの大王にソックリ…とチクチク
言うてるわけですよ。フラリ〜と空から舞い降りて、悩んでる姫さんをドラキュラ、狼男、フランケン
らと助け、カレー食って帰ったの、こいつらしい。
 …伝説の勇者はおめーかよ!
 ま、誰しも若いころはムチャするもんですからなぁ。
 つーか鹿賀さんで怪物くんの衣装はかなり無理がある!

 パパ絶対怒ってんだろうなあ…とヒヤヒヤしながら戻ってきた怪物くんですが。
 民に拍手で出迎えられてビックリ。
 ああ、見られていたことは知らないんだもんね。
 今こそ王の名乗りを上げろ、という大王ですが。
 うるさーい!!!とか民に言っちゃう怪物くん。えぇー……。
 俺のわがままはかわんねーぞ、と言いたかったらしい。
 好き嫌いするし、大王の絵に鼻毛書くけど、でも、お前らを守るわがままも貫き
通すかんな!と。
 最後キメましたねー。

 というわけで終わるのだけどこの後はミニドラマが展開されるので、まだ座っておいた
方がいいです。
 
 人間界のヒロシとウタコを訪ねた怪物くん。
 何やら聞きたいことがあるらしいのですが…。
 置き去りにされたドラキュラ達は追いかけていたら警察官とぶつかってしまい「これは
まずいねー!」とか言われるけど「懐かしいー!」って言ってたの面白い。

 怪物くんは二人に聞きたいことがあったらしい。
 自分はわがままか、って。
 二人はそれを認めるけど、でも、大好きと言う。
 結局は優しいし守ってくれる、って。
 怪物くんは、二人にそっくりの兄弟に会ったと話を始めました。
 この分だとまだまだ、王にはならないみたいですね。


 子供向けに作られてる分設定が甘いところはあるけど、ギャグパートは面白くて
よかった。
 残念なのはデモリーナですね。幸せだと言って消えたけど、じゃあ幸せになれない
デモキンは?みたいなとこがあるので、やはりそこは二人で幸せになって欲しかったなと
思います。
 あれだけがもったいないなと思いました。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→怪物くん