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タイタンの逆襲

4/22鑑賞

 いやー、映像がパワーアップしてて面白かった。これ3Dで見たらすごく面白いので
しょうが、あいにくそんな金はないのであった。(悲しすぎる!)
 ちなみに、「タイタンの戦い」を見ないでこの作品を楽しむことも可能ですが、やはり
DVDででもさらっと見ておいた方がより楽しめると思います。

 最初のほうで簡単に、うちの息子のペルセウスがさー、クラーケン倒したのよ、すごい
息子だろ?俺、神の座を上げようと思ったわけよ、でも息子は人として生きる道を選んだ
わけさ。だから俺は親父として、妻イオを与えてやったのよ。その妻が死んだ時も息子は
神に助けを求めなかった、すごいだろ、と親バカ自慢が展開されますが、あまり気にしないで
下さい。

 そのペルセウスは息子と一緒に暮らしながら漁師をしていました。
 ある夜、ゼウスが突然やってきた。
 孫の顔見たかったんだ…。
 と思っていたら、別の用事があってきたらしい。
 助けが欲しい、というゼウス。
 …神殿をバリアフリーにするから建て直す費用出してとか?(なんでだよ)
 ゼウスは、災厄が迫っている、神々は人々の信仰が薄まったため力を失っていると
伝えます。
 うーん、まあキリスト教の神じゃないから不老不死じゃないってことなのかな。
 ゼウスは、このままではクロノスがよみがえり、この世界は地獄となる、と伝えますが
ペルセウスは、そんなん神の仕事じゃん、俺関係ない、と突っぱねます。
 ゼウスは、お前は神と人間の子だが、人間の部分がお前を神より強くするのだ、と
言う。
 でも結局ペルセウスが突っぱねたので帰って行きました。
 つーか雷に乗って行き来するのかよ。やかましいおっさんだな!(神様、神様)

 ゼウスは息子に断られたので自分の兄弟であるポセイドンとともに、ハデスの住む
冥界にやってまいりました。
 そこにはゼウスの別の息子、軍神アレスもいました。
 …どうしてもっといろんな子を連れてこんのだゼウス…。アテナとかアポロンとかもっと
いたろうに。神様の世界も人材不足なんかおい。
 彼らはタルタロスの監獄という、クロノスを封印しているところに向かう。

 ちなみにクロノスというのは、会話見てればわかるけど、ゼウスらの父にあたり、
暴虐が過ぎたためにゼウスらによって倒された巨神です。
 自らも父を倒してトップの座についたクロノスは、我が子らに殺されるであろう、という
予言を恐れ、子らを次々と飲み込む。しかし隠して育てられたゼウスによって倒され、
ポセイドンやハデスもその時、飲み込まれていた体内から外に出たのであります。
 …ギリシャ神話の神はやっぱ不老不死じゃねーなこれ。

 そんでゼウスらはここでハデスと待ち合わせしていたらしいんですが、彼らの呼びかけに
答えて現れるハデス。
 よかった!額後進してないぞ!(コラ)
 彼らは、クロノスを封印している壁を直そうとやってきたのですが…。
 ハデスがいきなり「俺のターン!」宣言。(ちゃんと英語でマイターンって言ってる)
 な、なにィ、ハデスの出したカードで最強のドラゴンが召喚されただと…!
(そのターンは遊戯王専用です)
 しかも、アレスもハデスに協力してます。
 お前、息子のクセに父親を殴り倒すとは…。
 アレスはゼウスの槍を手にします。
 要するに、ハデスと手を組んでクロノスをよみがえらせようというらしい。
 お前らはアホか。
 よみがえったクロノスが生かしておくわけがなかろうに…。

 こうして魔物が地上に現れるわけですが、突如出現したキメラにペルセウス、びっくり。
 封印していた剣やら鎧やら取り出して戦うのですが、このキメラ相手に大苦戦してるん
だけどこの調子でこっから先大丈夫なんかおい。
 キメラはポジション的には一番下のザコだと思うんだけど…。
 つーか木の板でキメラの炎防げちゃうのかよ!どんなすごい板なんだよ!このシーンだけで
突っ込みどころ多すぎて疲れるわ!
 まあでも戦い的には迫力あっていいですよ。面白い。
 最終的にはキメラの、炎吐く方の首をうまいこと操って自爆させたのも良かった。

 ばあちゃんがケガの手当てをしてくれるのだけど、この人は彼の正体を知ってるみたいで、
異変に気づいてたんでしょ、と言うけれど、ペルセウスは、イオに誓ったんだ、息子に剣は
持たせないと、と。
 でも多少はお前、教えておかないと、いざという時困るぞ。

 そんで彼は、ゼウスと話しよーと神殿に向かう。
 都合のいい時だけそうやって呼び出すんだから、そりゃ神様も怒るでよ。
 神殿は誰も祈る者がなく、朽ち果ててました。ひどいな。
 するとやってきたのはゼウスではなくポセイドン。
 ゼウスはアレスとハデスに捕まったと言われます。
 ゼウスを救いにいけ、でなければ世界は滅ぶというポセイドン。
 さらに彼は自分の半神の息子、アゲノールを探して協力を仰げ、女王の元にいる、
そして堕ちた神を探せと言い、ポセイドンの槍をペルセウスに託します。
 …いろいろと頼みすぎだろ…。
 そうしてポセイドンは砂になって滅びました。
 可哀想になぁ。
 この後の最終局面でまったく名を呼ばれなかったのも気の毒すぎる。
 ゼウスもハデスも兄弟なんだから思い出してあげて!

 ハデスは、ゼウスを鎖でつなぎ、クロノスと取引をして自分達だけは不死のままでいられる
ようにした、と言うけれど、ゼウスは「あかん、こいつアホや」みたいな目で見ています。
 ゼウスの力をすべてクロノスに注ぎ込めば復活する、とか言ってますが…。
 ここのゼウスとハデスが額をつけて話をするシーンは、え、これ何のサービスシーン?
みたいな感じでした。おっさん2人やもんなぁ…。

 ペルセウスの方は旅支度をして出発…おい、剣がマントにいきなりブッ刺さってるぞ。
邪魔になってんじゃないのかこれ。
 息子がお守りとして削ったナイフをくれました。
 絶対これ伏線になるな、と思ってたけど別の意味での伏線だったチクショウ。
 そして彼らの前に黒いペガサス再び!です。
 久しぶりだったなぁ。
 しかも相変わらずツンデレなのがかわいい。
 ペルセウス、息子にはなついた、俺には冷たい、とかいって乗っていくのが面白かった
です。
 しかも飛び立つ時に「まっすぐ飛べ、かっこよく」とか言ってて、よくこのペガサスが
振り落さずにとんだものだなと思いました。

 彼が向かったのは、アンドロメダがおさめる国でした。
 前回あのアホ国王と女王が滅びたので、彼女がついでるらしい。
 女王を始め兵士らはペルセウスを迎え入れました。
 10年位前作から経過している設定なのですが、皆がペルセウスを覚えてるのがすごいです。
 で、ペルセウス、女王にサクッと話をしにいくのはいいけど、ペガサスにお礼言うとか
水やるとかちょっとフォローしたれよ…。
 まあ時間が惜しかったらしく彼は、捕まっている人間がいると聞いて牢獄に女王とともに
やってくる。
 ああ、これがポセイドンのバカ息子…半神の息子さんですか。
 なんか大泉洋さんに似てないですか?(失礼だろ)
 彼がアゲノールですが、これからの言動を見てるとどうしても、大泉洋さんにしか
見えませんでした。

 アゲノールは自分がポセイドンの息子ということはどうやら知っていたようで、堕ちた神の
とこに案内してあげるという。
 というわけで時間も巻いていることですし、一行は旅立ちました。
 あとアゲノールが、幸運のマントを返せと言ってるのでペルセウスがどういうマントか聞いたら、
つけたらヒゲが生えたと。
 …あれ、それ別に幸運じゃなくね?
 ちなみに女王もついてきました。
 あんた国大丈夫なんか。

 堕ちた神の名はヘパイストス。
 ギリシャ神話ではアフロディーテと結婚した鍛冶の神様ですね。
 ポセイドン、ゼウス、ハデスのもつ槍の作り手、つまり神器を作り出す神様らしいです。
 彼が作り出した3つの槍でゼウスらはクロノスを倒したというのに、彼を人間の地へ追放
したらしい。
 神は気まぐれですからなぁ…。
 船の上で話をしつつ、ペルセウスがポセイドンの槍をかざし、アゲノールが持つと、それに
反応して槍がぼーんってなった。あと、多分だけど船がすごい勢いで進み始めました。
 きっとポセイドンの息子だから海の加護が得られたのではないかと思います。
 堕ちた神、ヘパイストスがいるケール島に上陸した一行ですが。
 森の中にあちこち罠が仕掛けられていて、ペルセウスらは四苦八苦。
 そこに巨人が現れて大変ですよ。
 半神のペルセウスも苦労してます。ちなみにアゲノールは早々に罠にとっ捕まってました…。
 あれ、これ別の意味で巨人-半神戦じゃね?(漢字違いますけどね!)
 ここで恐れをなした女王のお付の女性が軍神アレスに祈りをささげようとして、女王
あわてて止める。
 ペルセウスに、軍神には祈るなよ、居場所がすぐわかって殺されるからと言われていた
ためです。
 …ゼウスには祈ってもいいんじゃね?(まあ今祈ってもどうにもなりませんが)
 ペルセウスが巨人の一人を倒したところでなんと、巨人の長老らしき人が登場。ポセイドンの
槍を彼が持っているのに気づき、神の子とひざまずきます。
 もっと早く気づいてほしかった!
 
 ゼウスの方はアレスに、お前騙されてんよと言ってましたが、アレスめっちゃゼウス殴って
ました。
 なんですかぁ、反抗期ですかぁ!
 つーかオメーみたく騙されてえらい目にあった人の話をこないだ大河ドラマでやってたよ!
平家盛って人だよ!
 まったく古来からこんなんばっかりかよ!
 ハデスはアレスを怒ります。
 肉親への憎悪が強すぎるのがお前の弱点だと。
 ゼウス恨んで反乱したオメーに言われたくねーよ。

 ペルセウスの方は案内されて、ヘパイストスのところに到着。
 あれ、あんたこないだまで、某魔法学校の校長先生じゃなかったですか?定年退職?
(ヒゲがついてれば皆同じ顔か!)
 この神がまた変人なわけですよ。
 フクロウ相手に話しかけてる。
 まーたこのフクロウか。(オリジナル作品へのオマージュです。前作でも出てきた)
 彼は、タルタロスの設計者であり建設者らしいのですが、案内していく気はさらさらない
らしい。
 でも、アンドロメダが頼み込むと、妻のアフロディーテに似てるからいいよ、と。
 軽いな!随分軽いなおめー!
 実は秘密の通路を作っていた、というヘパイストス。
 彼の案内なくしては、迷路になっている、タルタロスへの道はたどり着けないらしい。
 これがミノタウロスが住まう迷宮ですな。

 一方ハデスらの方は、人間は死んでもあの世にいくけど神が死んだら消滅だぜ、
忘れ去られるんだぜとか言ってます。
 神が死んだらあの世もなくなりそうな気がするんですが。
 ゼウスはペルセウスの名を口にし、頑張ってくれと祈ります。
 どうでもいいがこの世界にはこいつらしか神はおらんのか。他には出てこないんかよ。

 ペルセウスらの方は、ヘパイストスが案内してくれるということで行くのですが、
もう入り口になる塔からしてぐるぐる回ってる状態だし!なんか気分悪くなりそう。
 ヘパイストスが扉を開けていて、アゲノールに迷宮内の地図を渡してまして。
 ヘパイストスは入る前に、幻覚などに惑わされないように注意する。そうして入ろうと
していると、アレス登場。
 あー、あの女が祈っちゃったからな…。
 ここであっさり兵士ら全滅なわけですよ。
 ペルセウスやアゲノールも全然歯が立たない。
 えらいこっちゃと思ったヘパイストスは、扉を閉まらないよう固定し、最後に神らしい
ことをと、自分が戦って時間稼ぎをして、ペルセウスらを迷宮の中に導く。
 いい神やなぁ…。
 てーかアレスも自分に祈った女まであっさり殺してるあたり、ひどい神ですなぁ。

 迷宮の中に入った一行はここを進んでいくのですが、途中ペルセウスがはぐれて、
息子の幻覚に遭遇する。実はミノタウロスが変身した姿だったんだけど、これと戦って
見事撃退。ここはちょっとあっさりしてたかなぁ。
 でも倒したおかげか、迷宮が動いて道が出来て、ゼウスの元にあっさり到着。
 時間か!時間が押してるからか!
 ここの迷宮のシーンは多分、3Dの迫力を出すためにあると思うのだけど、なかなか
面白いですよ。「謎解きバトルTORE」みたいだった。(一気に安っぽくなるだろうが!)
 ちなみにペルセウス、息子が持たせてくれたお守りのナイフここで使ったように見えるん
ですがあっさり捨ててました。オィィィ!!!!

 クロノスの復活が近いと知り、急いでゼウスを助け出そうとするペルセウスら。
 そこにアレスが来たのですが、なんとハデスがペルセウスらを助ける。
 ゼウスが、これを許すから昔自分が追放したことを許してくれ、と言ったからなんですね。
兄弟和解すんのはいいけどもうちょっと早く和解して欲しかった!ポセイドンが可哀想
だろうが!
 そうこうしてる間にクロノス復活しちまいまして、アレスはハデスが一緒に谷の底に
落ちていったけど、双方神ですから、こんなことくらいでは死なない。
 ゼウスの槍はアレスが持ってたので奪えませんでした。
 ハデスの槍は入手しました。
 ハデスは力を振り絞ってペルセウスらとともに地上へ脱出。
 この後まるで普通の人間のように肩を貸されてアンドロメダ女王の陣営に運び込まれる
ハデス。
 あんた…。
 アレスの方は、ペルセウスの息子が作ってたお守りを見つけてました。

 ゼウスに、最初の召喚の時に応じていれば、というペルセウス。
 いや別にあの時点でも何もできなかったような気がしますが。
 ゼウスは、クロノスは三重の槍のみで倒せる、と告げます。
 で、ゼウスの槍をアレスが持っていると知り、ペルセウスは神殿でアレスを呼び出すことにする。
 外では戦いが始まっていて、クロノスが投げた溶岩から新たな魔物が出てくるのはなかなか
面白かったです。
 2つの胴体に6本の手という、すごい感じで、あれ、これガンツの千手観音連れてきたら結構
いい働きするんじゃね?みたいな。(どっちも人類の敵やないか!)
 
 ペルセウスはアレスと対峙してるんだけど、アレスはペルセウスの息子を連れてきてました。
ああ、アレスに祈るとか言っちゃってたもんね…。
 人質にとったのかと思いきや、戦いぶりを見せるためという、意外にフェアプレイなアレス。
 アレスは、俺と同じように父を奪われる気持ちを息子に味あわせてやるんだぜ、みたいな
ことを言ってます。
 …ゼウスを危険な目に遭わせてるの、お前じゃね?

 一方ゼウスのとこには、ハデスがやってきて力を分けてくれていました。
 お前を許す、つーて兄弟パワー!ですよ。
 神が調子に乗ったら始末におえねーな、というシーンがこの後展開されます。
 つくづく、ポセイドンの存在がまるっと無視されているのが気の毒であります。
 人間たちが苦心していた、あの6本の手の魔物も神にかかれば蚊のような存在。
 まあ全知全能の神、ゼウスだもんなぁ。
 あーた変なプロモーションビデオ、天界に作られてましたよ。(聖☆おにいさんネタ)
 
 アレスくんの方もそろそろ時間がないことですし、ペルセウスにやっつけられていました。
 で、ペルセウスは急いで3本の槍を合わせて三重の槍を作る。
 地上ではいよいよクロノス大暴れです。
 というかこれで大暴れして人間全滅したら、神に祈る存在がいなくなるわけだがそれで
いいのか、というツッコミはしない方がいいんでしょうか。
 ゼウスの方はハデスをかばって攻撃を受け止めていて、ちょっといい奴だなぁと思いました。
どこの世界でも弟つぇーな。奥村兄弟とか。
 そういうわけでペルセウスの方も、黒いペガサスに乗ってクロノスを攻撃、見事クロノスは
砕け散りました。
 この至近距離で大爆発して、ピンピンしてる人間たちもある意味すげーな。

 力を使い果たしたゼウスはペルセウスとの再会を果たす。
 息子も連れてきてやればよかったのですが、そのあたりはまあ、時間もないですから。
 力を賢く使え、とゼウスは言い、最後ペルセウスの肩にもたれかかるようにして滅びて
いきました。
 ここのシーンはジーンとしたなぁ。
 でも、神は死ぬっていう設定じゃなくてここで、女王とかが「ゼウスのために祈りましょう」とか
言い出して、ゼウス復活みたいなんは出来なかったですかね。
 やっぱキリスト教の神は不滅でもギリシャ神話の神はそうじゃないんですかね。
 インモータルズの神々も殺されてたもんなぁ…。うーん。
 ハデスは生きてたみたいですが冥界に帰ったんでしょうか?

 戦い終わってペルセウスの息子、アゲノールに会ってます。
「聞いてる、すごくダメな半神なんでしょ」
 おいペルセウス!お前息子にどういう教育してやがる!
 この後ペルセウスはアンドロメダといい雰囲気になってました。
 ギリシャ神話では、クラーケンから助けた後二人は結ばれるので、ま、この国で結婚するん
じゃないですかね。
 とりあえず、神様の扱いをもうちょっとフォローしてあげて…という感じはありました(笑)。

 迫力はあるので、バトルシップかこの映画か、アクションが好きな人ならどちらでも
楽しめると思います。
 そして、死なない日本の神様ってやっぱりすごいなぁと思いました。(いいのかそれで)
 


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→タイタンの逆襲