多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→スノーホワイト


スノーホワイト

6/20鑑賞

 「今度の白雪姫は戦う白雪姫」みたいなフレーズをCMでやってましたが、実際に戦う
のはラスト5分です。…なんでやねん。
 というわけでこれ、おとぎ話をベースに作り直したにしても、ハッキリいって最後までは
おとぎ話をそのまんま再現してるので特に面白いということはないです。もうちょっと気合い
入れてアレンジして欲しかったですね…。
 もっと早くから白雪姫が戦う設定でもよかったと思うし。
 
 さて昔々あるところにおじいさんとおばあさ…ああこれは桃太郎だった。
 昔ある国の王妃が可愛い女の赤ちゃんを産み、スノーホワイトと名付けました。
 大変愛されて育ったスノーホワイトは優しい子に育ち、ある時ケガした鳥を拾ってきて
手当をしてやる。
 つーかスノーさんや、翼が折れてるのならそのつかみかたしたらあきまへんがな!
 スノーホワイトには幼馴染のウィリアムという男の子がいた。
 リンゴをとってスノーホワイトにくれるかと思いきやなんと自分で食べてしまう。
 え、これはもしや、ウスとハチ、クリに復讐を頼む展開…?(どこのサルカニ合戦だよそれは)
 しかも一口食って捨てるなら最初から取るな!
 おとぎ話だからといってもったいないお化けと無縁だと思ったら大間違いだぞ!

 次の冬、スノーホワイトを愛してくれた王妃が亡くなりました。
 そうして突然闇の軍隊みたいなのがせめてくるのだけれど、これが変なことに突っ立って
いるだけ。
 で、王はとらわれていた捕虜を見つけ、その女の美しさに魅せられ、翌日王妃として迎える
のであります。展開はぇぇよ!!!
 つーかこれは元からこの女、ラヴェンナの策略だったんでしょうね。こうやって侵略するための。
 ラヴェンナは王を殺し、弟のフィンらが率いる本物の軍隊を招き入れ城を制圧。
 あっという間にこの国を手に入れた。
 ウィリアムは父親に連れられて逃げることができたのだけれども、スノーホワイトは一人
敵の真っただ中に取り残され、幽閉されてしまうのでありました。

 ラヴェンナは女王となり、鏡を設置させます。
 魔法の鏡…こんなの!?ドラかと思ったよ!
 しかも美しいのは誰とか問いかけるといきなり鏡が溶け出したので、「え、女王の心の
醜さに耐えきれず溶けた!?」と思ったら、単に人の形をとって出てきただけだった。
 答えるのにいちいちそうならなくていいから!
 
 女王が支配するようになってから美しかった国は色あせ、人々はいがみ合うように
なりました。
 そうして年月がたち、スノーホワイトは美しい女性に成長していました。
 この時点で女王が生かしておいたというのもアレですが、そこは童話だからということに
しておこう。

 ある時、グレタという町の女性が牢に入れられてきたので、スノーはウィリアムは生きて
いる?と聞くのだけれどわからないと言われる。
 ええい役に立たない奴だな!(かわいそうだろ!)
 で、女王の方はこれ牛乳風呂?に入ってんだけどせめて王冠は取れよ…。
 なんかすごいパックみたくなってんよこれ。
 そこに、女王の命を狙っていたという親子が連れてこられるのだけど、息子の方が隙を
ついて女王をナイフで刺すんですね。
 けれども血が出なかった。
 このナイフ、引っ込む奴やぁー!(違います)
 その場で息子は殺されたのですが、女王は父親の方に、戻って私がどれだけ寛大か
伝えろ、と言う。
 思えばこの時から運命の歯車が回り始めたのかもしれません。

 女王は自分の若さ、魔力が衰えたことを気にしていて、グレタを連れてきてその若さを
吸い取っています。
 その後鏡に美しいのは誰か問うのですが、鏡は恐ろしいことを言いました。
「あなたさまです。ただし今宵限り」
 女王はスノーホワイトが美しく育ったことを知り焦る。
 しかし彼女の心は女王を滅ぼす武器となるが同時に、彼女の心臓は女王の若さ、魔力を
永遠に保つと聞かされてそれを手に入れようとするんですな。
 で、フィンが呼ばれる。
 …あれ、お前年取って前髪切りすぎじゃね?これ髪の毛洗ったら一瞬で乾くんじゃね?

 スノーの方はそんなことになっているとは知らんと、グレタが老女になって戻ってきた
ことに驚くのですが、子供の頃助けた鳥が不意に現れて、導かれるままに、窓の外にあった
釘を引き抜く。
 ちょうどフィンがやってくるのだけど、彼女は隙をついて釘で攻撃して脱出。
 鳥の誘導に従い、下水溝へ逃げ込みました。
 そしてこれをたまたま、あの暗殺失敗して帰ろうとしていた父親が見ていた。
 スノーは鳥の導きのまま海にダイブ。
 海岸に流れ着くとそこには白馬がいました。
 …白馬に乗って現れるのは王子様だろうが!!!(そこは今どうでもいい)

 で、フィン率いる兵士らに追われつつ彼女が逃げ込んだのは黒い森でした。
 白馬が泥に足を取られて動けなくなったのでおいていくわけですが、この白馬のちに
ちゃんと助けてもらえたんだろうな!?

 ちなみに女王の方はフィンにめっちゃ激怒してました。
 そんなに怒るなら自分が行けばよろしいのに…。
 彼女は黒い森に詳しい人間を連れてこい、と命じます。
 この後猟師が出てくるんだけど、この人が森に詳しいから呼ばれるみたいなんだけど、
ならず者に絡まれて泥水に浸かっていた時に兵士がやってくるんですわ。
 今入浴中だ、と飄々と言ってるのが面白かった。
 しかもそれをまるっとスルーして引きずってく兵士にもちょっと笑った。

 女王の前に引き出されたこの猟師、動じることもなく、黒い森に迷い込んだならもう
死んでるよ、と言う。
 拒んだら殺すと言われても、別に死んでも構わないしと動じない。
 で、女王は、もし私が探す相手を見つけてきたなら、死んだ妻を生き返らせてやると
言うんですね。
 こういうのって弱いだろうなぁ…。
 ただ、猟師が決して女王の言葉を頭から信じていたわけではないというのはこの後
彼の行動でわかります。

 そういうわけでフィンらと森に向かった猟師。
 スノーの方は幻覚キノコの胞子を吸ってしまって倒れていた形ですが、追手に気づいて
あわてて逃げる。
 しかし猟師の方が上手だったのであっという間に捕まりました。
 フィンがやってきてスノーを渡せと言うけれど、猟師は妻を渡せ、引き換えだと言う。
 スノーを引き渡したら用無しとばかりに始末されることを理解してたんだろうなぁ。
 フィンは、死んだ人間生き返らせることができるわけないだろバーカバーカって感じ。
 うん、それはスノーを引き渡してもらった後に言うべきだったね!
 というわけで猟師はスノーを放り出してフィンとバトルですよ。
 そうなるよ!
 フインはバカか!短い前髪オールバックにしてやろうか!!!

 猟師はスノーに追いつくんだけど、いきなりひっぱたかれたのでウンザリして立ち去ろうと
する。まあ気持ちはわかる。
 助けたつもりでひっぱたかれたらなぁ…。
 スノーは、私を公爵の城(ウィリアムの父)に連れて行ったら金貨上げるわよーんって感じ
なのですが。
 あれ、それ金貨払うの、スノーじゃなくてウィリアム父じゃね?
 しかもスノー、何者だって聞かれて名乗らないし。
 何なんだお前は。
 ちなみにこの猟師も最後まで名前が出てこないです。これはこれで面白い演出なので
いいと思いますが。(あ、小人と会った時には確か名前で呼ばれてたと思う)

 えーその頃公爵のお城では、息子を女王に殺された父親が、スノーは生きていると
報告中。
 そこに戻ってきた弓矢の名人ウィリアムは、彼女が生きていると知り、今度こそ助けるんだと
飛び出していきます。
 おい…お前もうちょっと体勢整えてから行くとか…ダメだこいつ話聞いてねぇすわ。
 
 さてその頃スノーは猟師と黒い森の中をさまよい中。
 猟師は、スノーのドレスを切って歩きやすくしてくれるなど、結構いい人です。
 まあもともと奥さんが亡くなってから荒れた生活してたようなので、根はいい人なんで
しょうなぁ。
 さすがマイティ・ソーさんだぜ!!!!おのが似合いますね!!!!(それはいいから)
 彼はスノーに小さなナイフを渡し、スノーに合わせた護身術を教えてくれる。
 体が小さいから腕を上げて相手の攻撃を防げ、そして体が近づいた時に相手をこれで
刺せというわけです。
 間違いなく最後の伏線ですね、これ。(黙れ)
 
 フィンの方は出直して森に向かおうとしていると、そこにウィリアムが立っていて「射手は
いりませんか」と聞いてくる。
 もういる、というとそいつをスパッと倒してウィリアム、この一行に加わりました。
 この方が探しやすいと思ったんだろうなぁ。
 頭は悪くないんだけど、ほかのところがいろいろ残念な子なんだよなぁ、この子…。
(タイミングとか)
 
 スノーと猟師はようやく森を抜けたのだけれど、そこでトロールに襲われる。
 ただ、なんでか知りませんが吹っ飛んでのびた猟師を守ろうと立ちはだかったスノーに
対してトロールは恥じたような顔をして立ち去っていきました。
 心の美しいスノーに対峙し、悪意がなかったので去ったのかもしんないですな。
 そんで二人はこのあと、女性たちだけで暮らしている集落を見つけます。
 猟師はここでスノーの正体を知らされる。
 なんで言ってくれなかったんだよ、みたいなことを言ったらスノーが、あなたのことを
信用できなくて、と割と失礼なことを行ったので、猟師がっかり。
 これはスノーひどいだろ!優しい心の持ち主どこいったんだオイ。
 猟師は、これ以上自分がここにいても災いの種になると感じ、夜皆が寝静まった
後にこっそり一人立ち去ります。
 ところが、フィンらが追いついてきて村へ火をかけたのに気づいてあわてて戻ってくる。
 この時ウィリアム、どさくさに紛れてフィンの手下を何人か始末しています。
 が、女性らが驚いて逃げ惑う中、スノーは戻ってきた猟師がつれて逃げていったので
再会はかなわず。
 
 その頃女王はどんどん失われていく若さと魔力に焦っていました。
 昔母親が魔法を与えてくれたらしいんだけど、自分よりきれいな女に出会ったら魔力は
消えてしまうと忠告されたらしい。
 世界は広いんだからそんなことしてたらすぐ魔力消えるやろが。
 
 で、スノーは猟師にお礼を言うかと思いきや、黙って立ち去るなんて!と激怒。
 別にこいつが去ったから火をかけられたわけじゃないだろ!
 前々から思ってたけどスノーの怒りポイントおかしいよ!!!
 と、そんなことをしていたらなんか待ち伏せしてた連中にやられた。
 あ、小人か。
 彼らはどうやら猟師とは知りあいらしい。
 彼らはつるし上げた女性が先代王の娘、スノーであることを知り、また、フィンらがやって
きたので彼らを解放してやり、洞窟の奥へ一緒に避難します。
 
 この洞窟の中の世界はおとぎ話らしく素敵な光景だったと思います。
 面白かった。
 小人らはスノーに、昔は仲間たちが沢山いたこと、ある時洞窟から出てみると仲間たちは
全員殺されていたこと、それが、先代の王が死んだ月であったことを話します。
 女王によってやられたんだろうなあ。
 で。
 翌朝スノーが目を覚ますと、導いてくれていた鳥の中からエルフが出てきて彼女を
招きます。
 エルフっていうか…これグレイのちっこいのじゃね?(なんてことを)
 導かれるまま森の奥に進んでいくとなんとシシ神が!
 あの子を解き放て!あの子は人間だ!(もののけ姫じゃねぇぇぇぇぇ!!!!)
 うん、いや多分このシーン、見ていた人の心は一つになると思ったんだ…。
 もののけ姫かよ!みたいな。
 この森の主らしい。
 小人らも初めて見る、と感動。
 スノーとこの鹿が触れ合っていると、矢が鹿の首に突き刺さる。
 フィンらが侵入してきたのであります。
 エルフらはあわてて姿を消し、動物らも逃げ惑います。
 つかこれ何のフォローもなかったけど、鹿は結局どうなったんだ。
 首を取られて破壊行為するようになんのか?(もののけ姫から離れろ!)
 スノーらは逃げていくんだけど、猟師はフィンと対決。
 しかしそこにウィリアムが助けにやってきましたよ!
 馬から落ちたけどな!!!!
 つくづく残念な子だ…。
 フィンは何のつもりか猟師に、お前の妻殺したのは俺だよーんと言って激怒させて
やられてました。
 君あれなん?アホの子なん?
 フィンは女王に助けを求めるけれども、女王はもう魔力なかったので助けられませんでした。
 
 女王 は ザオリク を となえた!
 MPが足りない!

 ところがスノーの方も敵に襲われていて、小人のガスがとっさにかばってくれるんだけど
そのガスは、「心はいつも一緒にあるよ」と言って死にました。
 登場時8人だったから、7人の小人じゃないんだなとは思っていたけど、こういう形で無理やり
7人にしなくても…。このアレンジはちょっといらないなぁと思った。
 小人らは、命ある限り姫についていくと決心し、改めて公爵の城へ向かいます。
 あ…まだたどり着いてなかったんですね…。これ残り30分くらいなんですが間に合うんですか。

 その頃女王はなんか衣装がアレな感じになってた。
 なんていうの、わぁ首元温かそうですねっていうか。(違うだろ)
 それと周りで飛んでるカラス邪魔。
 カメラに女王がちゃんと映らないでしょうが!!!←演出です。

 スノー一行はなんか雪が降ってるところにたどり着いてました。
 どんだけさまよってんのおたくら…つかこの中で寝たりしたら凍死するよあんたら!!!
 本当にこいつら大丈夫なんだろうな!?
 スノーはウィリアムと歩いていて、ここは昔のままねーみたいな感じですが。
 おい、なんかウィリアムの顔が変だぞ。
 妙に女っぽいというか…。
 スノーはいきなり差し出された林檎を何のためらいもなく食べてますが、それを食べた
直後倒れました。
 このウィリアムは女王が変身した姿だった。
 あれ、魔女は!?林檎売りにくるおばあさんは!?(こんなとこに行商に来たら逆に
こぇぇわ!)
 スノーがいないのに気づいた猟師とウィリアムが駆けつけてきて女王を追い払う
けれども、スノーは息絶えてしまいます。
 この直後ウィリアムが悲しんでチューしてたけど生き返らなかったので、こいつが
スノーにとっての王子ではないということですな。つーかドサマギでチューしてんじゃ
ねーよてめーは。

 公爵の城にやっとたどり着いた一行でしたが、その顔に喜びはありませんでした。
 スノーは一室に服を着替えて安置されていました。
 で、猟師は妻を亡くしてやけくそになっていた、君に会って明るい妻を思い出した、
けれども君も返らぬ人になった、2人とも守れなかったと語りかける。
 そうしてキスをして去っていくわけですよ。
 したらスノーホワイトは生き返ったわけですよ。
 スノーさん急いで!映画残り時間少ねぇ!!!!

 皆の前にあらわれたスノーホワイトは、私と一緒に戦うものはいるか!と呼びかけ、
女王をこの手で葬り去ると宣言します。
 はい皆さんついてきて下さい。
 ここからようやく、「戦う白雪姫」です。
 皆がひざまずくの良かったけど、猟師もかしずいていたのかっこよかったです。

 というわけで一同、女王の城へ。
 強固な守りを崩すのは小人の仕事でした。
 スノーが脱出した経路を反対にたどって城の中に行き、門を解放するんですね。
 この働きがなかなか面白くて良い。
 馬に隠れて移動するシーンもなかなか面白かった。

 兵隊が中に入って大乱闘になる中、スノーは一人女王がいるところへあがっていく。
 で、対決するんだけどここで猟師に教えられたことが役に立つわけです。
 敵が寄ってきたところへナイフで刺す。
 意外なくらいあっさり死にましたよ女王。
 

 そういうわけでスノーは女王となり、国には自然が戻ってきました。
 猟師は離れてみてるだけだったけど、これ最後ハッピーエンドかどうか微妙な終わり方
してたなぁ。いいですけど。

 というわけで、結構微妙な話ですので、面白いかどうかって言われると、DVDで見ても
いいんじゃないかなーと僕は思いました。山崎退。←ちげぇ。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→スノーホワイト