多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→妖怪人間ベム


妖怪人間ベム

12/19鑑賞

 面白かったんだけど、2時間かけてやる内容じゃない。1時間半で充分だと思いました。
ちょっと長すぎてダレました。
 あと大事な「犯人の動機」の部分なんだけど、元々そうなった経緯がさらっと語られてて
そこ掘り下げてなくて逆に感情移入しにくくなってた。今の悲しい状況だけはすごく描写
されてるんだけど、会社との関係は説明だけで終わってしまうので、わかりにくい。これは
子供が見たらよくわからないんじゃないかなと思いましたね。
 そこが時間かけたわりに浅い感じになっててもったいないと思いました。
 アクションはバッチリかっこよかったです。あれは見ごたえある。

 とある町にて。
 バスジャックが起きていました。
 こんな蛇行して走らせるバスおらんやろ!
 っていうかこれに夜神月が乗っていれば…!
(デスノートでもバスジャックあったけど月乗ってたらベムらの出番ねーし!)
 つーか強行突破されるゲート作ってたら意味ないだろ…。
 逃走するバスはあるトンネルの中で止まります。
 おいこのトンネルおかしいぞ!ライトが一切ついてない!(演出、演出!)
 そこでバスのタイヤが破裂してバスは停止。
 恐怖におののく犯人らが面白いです。
 いや、「あ、普通に怖がるんだ」的な。
 んでまあ一人ひとりやられていくんだけどそんな中、最後の犯人が怖さのあまり、子供を
人質にして逃げていく。
 その先でやられるのですよ。
 もちろんベムらなんだけど。
 けれども、人を助けたというのに皆、ライトで照らした先にバケモノがいると恐れおののいて
逃げ出してしまう。
 誰か一人くらい、正義のヒーローが正体バレたくなくて着ぐるみできているとか思わんのか。
…無理だな。(オイ)

 というわけで正体を見られたので引越しとか言ってますが、彼等は別に変身途中を見られた
わけではないので、人間の姿をしている限りバレはしないということにいつになったら気づくのか。

 てーかOPがアメコミ風でかっこいいな!
 謎解きはディナーの後で風になってる!

 この後吊り橋の上あたりからフェリーに飛び降りるシーンがあるのですが、あんたら、その高さから
飛び降りるとフェリーに穴あくからやめなさい!
 倉庫に隠れている3人ですが、ベムはステッキ男の幻覚を見る。
 人間になったら解放される、と誘惑されるんですね。
 てーかお前よく考えてみろ。
 人間になっても戸籍ないからまずいだろ。(コラコラコラコラ)
 んで、新しくたどり着いた地ですがベロが、前にも来たことがある場所だという。
 それでまた引越しだねぇとかベラが言ってると、ベムがいきなり走り出す。
 彼は工事現場で重機の下敷きになりかけていた男性を助けたのでありました。
 どうやら偶然ではなさそうです。

 この後いきなりCMが始まったのでビックリしたら、MPLって会社の宣伝をしてるみたいでした。
 あーびっくり。
 さっきの男性はここの人間で、この会社の人間が立て続けに襲われているらしいです。
 ただ、「今まで起きている切りつけ犯と同じ犯人だろう」というやり取りがあったんだけど、
今まで切りつけをしていて今回本格的に殺そうとしてるのってどう見ても手口同じじゃないだろ!
ここのセリフもっと考えろよ。
 「今までと同じ方法で襲われているから同一犯だろう」くらいにしとけよ。
 ちなみにこの男性、病院に収容されたにも関わらず何者かに殺害されるという展開に。
 
 一方警察では夏目さんが、これはベムらが助けたのではないかと思われる事件記事を
熱心にスクラップしていて、二度と会えないままでもずっと気にかけているというのがわかります。
 いい人ですね。

 この街にとどまることにしたベムらが歩いていると、ベロがカニに鼻挟まれて大騒ぎしてるん
だけど「あっ!」とか言う女の子がいたので見つかったかと思ったら、その女の子は「花が
さいている!」と言ってました。
 はな違いかよ!
 この子もなんかちょっとおかしいというかマイペースな子で、一人で遊んでいるんだけど、
足をケガしていて段を上れないでいたのをベロが助けてお友達になりました。
 で、帰っていくんだけど、ベロは彼女が忘れていった日記に気づきます。
 こんな大事なものをどうして忘れていくのか…。
 山の上の廃墟となった天文台?みたいなとこにやってきてねぐらにしているベム達ですが、
ベロが、日記に書いてあったとかいって草を手巻き寿司みたくして食べるのが面白い。
ベムも勧められてやろうとしてるのがかわいい。
 今回の映画、ベムのちょっとしたしぐさがいちいち可愛くて面白いですよ!
 無言でオロオロ的な。
 あれだ、黒子のバスケの水戸部みたいな。
 こういうかっこいい人が無言でオロオロするのは確かに面白い。
 
 夏目の方はステッキの研究を教授らとしてるんですが。
 あの、ユイちゃんが餃子作ったといってるのはいいけど、パパの大好きなチョコ入れたって…
ポイズンクッキングか!!!

 翌日ベロはにおいをたどって昨日の女の子、みちるに日記を返しに行くんだけど、みちるは
日記の内容を読んだと言われてうかない顔で立ち去ってしまう。
 みちるの父、上野はベロに、日記に書かれていた親子三人でというのは、うちは母親が
死んで、いないからと告げる。
 つまりみちるの日記はこうなったらいいなという願望みたいなものだったわけです。
 それをしってベロはみちるを追いかけて声をかけて、一緒に日記と同じことをしようみたいな
ことを言うんですね。
 いろいろ遊んだりとかか。
 てーか公園で作ってる砂の城が子供の遊びレベルじゃねーよ!!
 
 ベロがみちると親しくなったことを知るベラは怒るけど、それは別れがつらくなるという、
ベロのことを思ってのことでした。
 でもベムは、人間に期待することをやめてはいけないという。
 そんな彼にベラは、この街で昔遭ったことを忘れてしまったのかと言います。

 昔この街で彼らは、男性に誘拐された少年を助けていました。
 ところがそこに駆けつけてきた警察官が、彼等を犯人だと思って発砲。
 ……いや少年がその後ろにいるんですけど!?
 発砲自体ありえねーから!
 これで少年が撃たれて死んだらお前らどう責任取るつもりだよ!
 こういうとこがこの映画、ちょっとリアリティないんだよなぁ…。ましてや昭和40年代といったら
「犯人に撃ち殺されても警察官は発砲するな」の時代なのに。
 ベムらは少年を安全な場所に移動させ、自分達は警察官を飛び越えて逃げていく。
 んー、迫害されるという図を描きたいのはわかるけど、あまりにも極端すぎてこういうのは
ちょっと悲しかったなぁ。
 
 さてさて。
 ベムは偶然、MPLのビルが崩れてくる現場から加賀美という人物を助ける。チッこの時そのままに
しておけば…!(残り1時間40分の展開をどうするつもりだ)
 上野が逃げていくのを見てベムらは追いかけるんだけど、突然現れた3人に警備員が
「お前ら何者だ、怪しい奴!」みたいな感じで駆けつけてきます。
 普通の人間の姿の時でさえ怪しまれるとかおかしすぎだろ!
 そこに夏目がたまたま現れて彼らのピンチを救ってくれます。
 彼自身、連続して起きている事件を調べに、MPLに来ていたのでした。

 このあとねぐらにしているところでベロ大喜び。
 おじさんは命の恩人だよね!とか言いながらお馬さんごっこ…。
 うん、ベラも言ってるけど本当に恩人だと思ってるならそろそろ降りてあげようよ!
 ここでベムが心配して手を出そうかどうしようか迷ってるのが可愛いです。
 あと、夏目は自分達ととった写真をベムらも持ってくれているのが嬉しかったらしい。
(夏目はもってる写真を自分のデスクに飾っている)
 ベムも夏目と話して笑顔になるのが良かったし、「あれから不思議な事件があると
ベムらじゃないかと思ってスクラップしてる」と言われて嬉しそうになるのも良かったです。

 この後ベムはまたステッキ男の幻覚を見るのですが。
 いくらなんでもマグカップで妖怪人間作ったらあかんですよ教授…。レンジでチンシリーズ
じゃないんだから…。
 自分が先に生まれて、その後醜い姿で生まれたあなたたちがどうのとか言ってますが。
 ベムらは服着て皮膚を隠してれば一応イケメンなわけですけども。
 「うお!3倍赤い!」のあなたとでは比べ物にならない気がするんですけども…。
 
 みちるとベロが遊んでいて、それをベム、ベラ、夏目がこっそり見てるんだけど、見てるとこに
みちる達が近づいてきて、あわてて隠れる3人が面白かった。
 ここでみちるは、上野がいつまでも枯れない葉を大事に持っているという話をします。
 で、永遠の命についても研究していると。
 それって黒の組織…。(黒づくめの男は出てきません!)
 この後上野の動向を探ろうとするんだけど、なぜかベムらと夏目で隠れているのが
ゴミ捨て場の横…。しかも上野が出てくるとベムらはシュパッ!と逃げるんだけど(なら
どうして最初からそっちに逃げておかないのか…)、夏目は逃げられないので、背を向けて
体育座りしてたの超笑いました。
 その後ベムらがしゅたっ!と降りてきて尾行開始するのですが、夏目は飛ぶのが出来ない
ので、ピョンッてやってみたり。
 ここのシーンはめっちゃよかったです。
 ちなみに待ってた間恋バナになったんですが、ベラだってしたことあんじゃん、と言われて
困ったベラがベムにムチャ振りするというシーンもありました。
 ここはギャグパートですな。すっごいよかった。

 ともあれ、上野が山の中に向かったのでベムは杖を使って山中の様子を探る。
 すると、女性の姿をとらえる。
 先回りした彼らはその女性の前に。
 てか普通に声掛ければいいのにどうして取り囲むんだよ…。
 だから余計にバトルになるんじゃねーかよ。
 右手から肩が植物のトゲのようなものに覆われていたその女性は、ベロによってみちるの
母、サユリだと判明。
 この後バトルシーンはなかなか良かったです。
 ベラが鎌のような武器をかわすのかっこよかった。さすが北条政子だぜ!(平清盛に政子役で
出演中)
 んで夏目がこっちだー!とかそらそうとするのですが、サユリがベムの離した杖を投げつけようと
して逆にピンチに。夏目さんもうちょっとタイミング読もう!
 ベムが立ちはだかって助けたんだけど杖が刺さって大ピンチ。
 ところが彼はこの時に、この杖は緑のドロドロを吸うということに気づきます。
 すごいとってつけたような設定だね!(オイ)

 上野がやってきたのでサユリは逃げ出してしまいます。
 お前も大概タイミング悪いな!

 サユリはベラが追っていて、ベラは自分も同じだと皮膚を見せる。
 これさっきやってれば無駄な戦いにならなかったのに…。
 一方上野の方も、ベムらに事情をはなしています。

 以前上野は社長の加賀美に、ある薬は副作用があり死者も出てるみたいな報告をして
いました。
 普通なら即座に回収レベルの大問題です。
 社長もすぐ対応する、と約束してくれたのですが、どうやら「すぐ対応」の方向が違ったようで。
 その直後家族旅行に出かけていた上野は車のブレーキがきかなくなり山中で事故を起こし、
サユリは即死、みちるは足に大けがを負ってしまう。
 その時上野は持っていた緑の葉を思い出します。
 これがあの世界樹の葉…!(違います)
 この汁を絞って飲ませたもののサユリが生き返る気配がなかったので諦めてみちるをつれて
山を下り、救助隊とともに戻ってきたらサユリの死体は消えていた。
 だから生きていると見当つけたんでしょうね。

 一方サユリは目が覚めたら二人の姿はなく、右腕がこのように変化してしまっていたと。
 おそらくこれは細胞レベルで書き換えられてしまったんでしょうなぁ。
 それでもなんとかして家に戻ったらしい。
 再会を喜ぶものの、サユリは変化してしまっていて、上野が、社長から言われて車に細工を
したという社員を問い詰めにいった時にこれを殺してしまった。さらに他の役員も次々に手を
かけたらしい。
 んーまあ仕方ないというか…気持ちはわからんでもないですが。
 感情をセーブできない以上、家族を傷つけてしまうかもしれないと思ったサユリは、山の中で
暮らすようになったらしいです。
 あー、アパート借りて暮らすわけにもいかないもんなぁ。いつ暴れるともわからんし。
 というか「おおかみこども」みたいだなぁ。
 それからは毎日上野は山に来て、みちるがどうしたという風にいろいろ話してくれていた
らしい。
 …サユリも伝言残すとかしてあげればいいのに…場所決めてさぁ。
 一方的なやりとりじゃかわいそう過ぎる。
 で、ここまで聞いたところで流れを無視してベム、緑の葉のことを尋ねます。
 ちょっとは「大変ですね」とか「御気の毒に」とか言おうよ!そればっかり気になってたのかよ!

 ともかく上野が語る所によると、昔近所に親しくしていた青年がいたんだけど、ある時ステッキ男に
緑のものを入れられているのを目撃、その後その青年に誘拐されたのだそうです。その時に誰か
助けてくれたんだけど、逮捕された時に青年から緑の涙が落ち、枯れていた植物にかかった。
それがみるみるうちに青葉になったらしい。
 で、翌日その現場にいって葉を採取していたようです。
 てか夏目が助けた3人組みたいな話を聞いてベムらのこと見てるのが面白い。

 その話を聞いて現場にやってきたベムら。
 一面に植物がさいていたので「これじゃあどれがそれかわからんな」と思ってたらこれ全部
その葉らしい。
 ああ、なるほど生命力が強いってことか…。
 この葉を絞って皮膚にたらすと確かに元の皮膚に戻るらしい。
 ベラたちは、人間に戻る可能性が出てきたと喜ぶのですが…。
 ともかく、あのステッキ男の緑のスライムがめぐりめぐってサユリの体内に入ったのは確かな
ようですね。
 
 そうして一同が廃墟に戻ってくると人の気配が。
 ベム達、別の場所から入るのですが、待ち受けていたのは夏目の家族とか教授らでした。
 再会を願ってのパーティやろうと、脅かそうとしてたら逆に自分らがベム達に驚かされて
しまったという…あーあ。
 ベムのリアクションが笑える。
 教授は緑の葉の話を聞いて、サユリはおそらく人間には戻れないだろうと答える。
 まあ多分死ぬだけでしょうからなぁ。
 
 ベロはみちるから運動会で一位になりたい、という夢を聞いて走る特訓をします。
 あとベム達はサユリに話をしようと山にやってきたが彼女の姿がない。
 さぐってみるとまた加賀美を襲ってた。
 こりない人だな…。
 助けた後加賀美にベムは自分の罪を償って下さい、と言うのだけれど、多くの命を救うために
必要な犠牲だってあるとか言う加賀美。
 副作用は必要な犠牲だってか。
 お前ビルのてっぺんから吊るしたろか。
 ベムはガラスの破片で刺そうとした加賀美に、わざと自分の体を刺して、犠牲になる者にも
温かい血が流れているということを忘れないで下さい、と去る。
 なんかここはちょっと説得力に欠けるっていうか…うーん…。
 
 夏目は上野を説得しようとしていたけれど、上野はもうこれ以上何もしたくない、みちるが
危険な目にあわされるのが怖いという。
 それはやはり親としては当然の感想だと思う。
 でもなんでずっと勤めてるんだろうって気もしますが。あんな目にあったのに。
 ベラの方はクールなもんで、サユリに加賀美を襲わせたらこれ以上変身しなくなるん
じゃないの、と結構もっともなこと言ってます。
 守る必要ないって。
 
 夏目はいろいろ迷うベムを励まし、どんなベムでも協力しますとかちょっと励ます方向違うん
じゃないのみたいのことを言って、チョコくれました。
 まあこの人は天然だからいいんだよ!
 ベムはサユリに、このステッキで悪い部分を吸い取ると人間に戻れるけど、その代わり
死んでしまうでしょう、と今後の展開みたいなことを言ってて、みちるの応援に行かないかと
さそう。
 誰かを傷つけそうになっても自分達が止める、と。
 で、教授らがさゆりの右手をカバーする服を考えてるんだけど、教授が「ポンチョとかいいん
じゃないの!」みたいなこと言ってて、ベムはおお!みたいな感じで感心してんだけど、皆から
却下されてて、またベムがオロオロみたいなことになってたの超笑いました。
 
 夏目は上野に、サユリも来ることを告げ、奥さんと娘さんに胸を張って生きてますか、と声を
かける。
 ベロの方はみちると練習していていい雰囲気になってたんだけど、この先もずっと一緒に
いてくれる?と言われて答えることができませんでした。そりゃこの先ずっと一緒にいても
ベロだけは子供のままだしなぁ。
 ってか思ったんですが、何十年も子供の姿なのはいいとして、頭の中身まで子供のままと
いうのはおかしくないですか。(フィクションですから!)
 ベラは草を熱心に集めてたんだけど、ベロを先に人間にしてやりたい、と言う。
 まあその気持ちはわかる気がする。

 あとベロはみちるとの会話の中で、上野が昔自分達が助けた子であること、上野は自分達の
姿を目撃していたことを知ります。
 助けてくれたことをちゃんと気づいていて、みちるにあの化け物はいい化け物だ、あの人たちが
いなかったら今の自分はなかった、というようなことをずっと言ってたらしい。
 報われて良かったですねぇ。
 
 この後運動会で、サユリが現れます。
 …てーか服も新調してあげた方が…いいけど…。
 皆でワイワイと見てるわけですが、みちるは一位になれないどころか走ってる途中でコケて
しまう。
 でも皆が応援してて、ゴールした時には拍手が起こるんですね。
 こういう風に変に一位にさせないのはいいと思いました。この演出はいい。
 あとベロが感激のあまり飛び出していって、職員につまみ出されてるのは笑いました。
 ところがそんな姿を加賀美がこっそり見ていたのであります。
 おい誰か通報しろ!
 小学生をじーっと見てるロリコンおっさんおんで!

 サユリと上野が二人で、今日の体操着いきなり洗濯機に入れないでねとか会話してて
すごいほのぼのしていて良かった。
 で、ベラは立ち去ろうとするんだけどベムがジーッと見てたのを引きずってくのも良かった。
空気読みなよみたいな感じで。
 ところがその直後、みちるがいないことに気づく。
 運動会の後クラスにいるはずだけど加賀美はどうやって連れ出したんだ…。
 しかも上野とサユリもいなくなっていた。
 まあともかく、ベムが行方を探ると、ある工場にいるのが分かる。
 どうやら加賀美がみちるをさらい、それを餌に二人をおびき出したらしい。
 わあ、一瞬でそこまで移動できるなんてすごいですね!(シッ)

 てかこの工場がすごいっていうか。
 稼働してるのに誰もいないという。
 ベムらは急いで駆けつけますが、そこで見たものは加賀美にやられた上野とサユリの姿でした。
 つーか殴られただけで気絶する上野って…。
 サユリはみちる庇ってたのがすごいよかった。やっぱ母親だなと思いました。
 当然ブチきれたベム達は怒るわけですが、ここで「誰かを救えば誰かが犠牲になる」と加賀美が
いったのに対して「俺達が犠牲になる」というセリフがあるんだけども。
 なんかチグハグなんだよね。
 この映画途中途中にこういう、自分達が幸せを捨てればいい的なものがあるけど、無理にそういう
こと言わせようとして違和感がすごいある。
 犠牲になったって何をどうこうってわけでもないし。なんかこう、具体的なものが見えてこないって
いうか。
 まあともかくそうこう言ってたら、死んだと思ってたサユリがすごいクリーチャーになって甦って
きたわけですよ。あれだ、バイオハザードの中ボス的な。
 あ、クレイモアの完全体みたいな感じ。
 失神している上野とみちるは自分の体の下に引き入れて守ってるあたりいいなと思いました。
 てーかこれ、放置して外に逃げたらどうなんですかね。
 あと除草剤注入してみるとか。(話終わらねーだろうが)
 ベム、加賀美に逃げろとか言ってます。どこまで優しいんだ!
 私ならそっと加賀美を突き出すくらいするぞ!(オイ)
 この後のバトルですがアクションよかったです。
 杖を取り落したのを夏目が頑張ってベムに渡すとことかも。

 で、ベムはついにサユリを人間に戻す決意をし、杖を突き刺す。
 この後人間に戻ったサユリは目を覚ますんだけど、上野と会話をして、みちるをやっと自分の
手に抱けたことに満足して死んでいくんですね。
 もう一度みちるをしっかり抱きしめたいと言ってたから、死ぬ運命だとしても幸せだったかも
知れません。親としての心残りはいろいろあっただろうけど、上野がいるから何とかなるだろう
みたいな。
 ここでみちるが目を覚ましてくれていたら少しは幸せになったかなと思ったけど、そうすっとまた
ややこしくなるから無理なんでしょうね。

 その時また爆発が起きて一同は脱出を余儀なくされるんだけど、夏目がサユリの遺体を抱いている
上野に、あなたしかこの子を守れないんですよ!って珍しく怒鳴って、上野はみちるを抱えて外へ。
 まあ死んだことになってるサユリの死体があっても困るしなとは思ったんだけど、のちに火災で
調査入った時に死体が発見されたら余計に騒ぎになるんじゃ…。まあ困るのは加賀美だからいいか!

 ところが外に出るとまた警察官らがいてバンバン発砲してくるわけですよ。
 ここの警察なんなの。
 バカボンの警察官みたく撃ちすぎだろ。
 しかもベム達は、一連の切りつけ騒ぎは自分達の仕業、と目を覚ましたみちるに告げるのです。
 母親のことを知らせたくなかったんでしょうね。
 どうしてという夏目に、「助けを必要とする人間を見過ごすことは出来ません。そんなことをしたら
俺達はただの妖怪になってしまう」と告げ、彼等は去って行きます。
 ここのベロの「じゃあね」ってみちるに言うシーン、泣けます。
 サユリが死んでいくシーンはそうでもなかったけど、みちるにぼそっとじゃあねって言うから余計に
なんかジーンときました。
 ベム達が飛び去って行くのを見て上野は、在りし日に自分も同じように、同じ彼らに助けてもらった
ことを思い出します。

 夏目は皆に、彼等は行ってしまったと告げるけど、今度こそはドッキリ成功させましょう、と言ってたから
きっとまたどこかで会えることを信じてるでしょうね。
 …とかっこよくどっかいったかと思ってたんですが、彼等は翌日、あの草が沢山ある現場で草をつんで
いました。…何してんの…。(後でわかる)
 落ち込んでるベロにベラが、みちるとよくやっていた連想遊びで、教授とか夏目の家族の話をする。
 チョコといったら?と聞かれてベムが「夏目さん!」というのちょっと可愛かったです。
 ともあれ、離れていてもずっとつながっていると言いたかったのでしょう。
 でもベラさん、ドス利いた声で連想の歌うたわれるのちょっと…いやかなり怖かったです。

 で、この集めた草は焼いていたわけですが、そんなことしなくてもそこらに火をつけた方が早かった
のでは…。あと多分生命力強いから定期的にこないとまずいですよ。
 ここでまたステッキ男が現れるのですが。
 この世に悪がなくならなくても、俺達はこの手を止めたりしない、とベムは答えるのですね。
 ステッキ男は笑って去って行きましたが。
 私は何となくこの笑みは、自分の生き方を変えないでいてくれるベム達への、生みの親だった
時の嬉しさみたいな笑みではないのかと思うのであります。


 そういうわけでベムは行くぞ、と燃えている火を消しもせずに行くのでありました。
 せめて火の始末していけやぁぁぁぁぁ!!!

 この後それぞれのその後が出ますが、夏目が読んでいた新聞から、加賀美が逮捕されたことが
わかります。
 あと夏目のデスクには、上野らととった写真が一枚増えていました。

 エンディングの音が気になったのですがこれテルミンかノコギリつかってないですか?
どっちかわからんのだけど多分普通の楽器じゃない気がしたんだけど。


〜〜妖怪が出てくる漫画 その11〜〜
「妖怪アパートの幽雅な日常」
 高校に進学した主人公稲葉が、入寮する予定だった寮が火事で全焼、入れることになった
アパートには妖怪幽霊その他怪しいものがウジャウジャいた、というお話。
 いろいろな出会いがあって少しずつ成長していくところがホンワカして可愛いです。
 夏目友人帳が好きな人はいいかもしれません。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→妖怪人間ベム