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ジャックと天空の巨人

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3/24鑑賞

 これはなかなか良かったです。
 大人から子供まで広く楽しめる作品になってると思うし、何より驚いたのが、吹き替えの
ウエンツさんがめちゃくちゃうまかった。あのブレイブストーリーはなんだったのかという
くらいうまかった。これは評価アップでしたね、私の中で。
 
 あとタイトルロゴが巨人歩いてきてるのとか、凝ってるのも面白かったですね。
 というわけで。
 ジャックと豆の木という童話がありますが、あれをにおわせるアイテムとかは出てくるけど
あれとはまた違う話なんで、それがまた面白いと思いました。

 物語は男の子がお父さんから、女の子がお母さんから、昔から伝わる言い伝えを聞かされて
いるところから始まります。
 二人の子供はこの話が大好きで、何度も聞いているようです。
 昔ある魔法使いたちが、魔法の豆をサヤから取り出して地面にまき、上空に向かってツルを
伸ばした。
 天国についたと思っていたら、上空にいたのはなんと巨人たち。
 天に巨人が住んでいるってのも面白い発想ですね。
 ともあれ巨人は巨人で、昔から降り立ってみたいと思っていた地上への梯子が出来たとばかりに、
ツルを伝って降りてきてしまい、地上は大パニックに陥った。 
 巨人らは宝を盗み、人々を食うことを覚えた。
 これがのちの進撃の巨人である。(嘘を言うな嘘を)
 巨人のボスは双頭の体だったらしいです。
 それで、その時国を治めていたエリック王は闇の魔法を使い、巨人の心臓を使って魔法の王冠を
作り、それで巨人を従わせて天空へ帰らせ、のちにツルを切り倒したようです。
 それらの魔法の品は人手に渡らないよう王が守り続け、死んだ時には一緒に墓に入れられた
らしいです。
 王冠はともかく、豆を残しておく意味がわからんのですが。
 そんな危険なものはこの世から消滅させてしまった方が良いように思うのだけれど。
 ともかくこうして真実は伝わるうちに風化していき、いつの日か伝説として語り継がれるように
なったようです。
 話を聞かされているジャックは、もし巨人が下りてきたらどうするのか、と大いに心配するけれど、
父は、王の騎士団が切り刻んでくれるだろう、と頼もしい答えを返してくれたのでありました。
 ちなみに話を母親から聞いてる方の女の子、イザベルは、エリック王の血を受け継いでいる、
つまり王女であるというのがわかります。

 それから10年後。
 ジャックの父は亡くなっており、ジャックは引き取ってくれたおじさんのところで貧乏な暮らしを
しておりました。
 市場に馬を売りに来るんだけど、エリック王の見世物があるってんでついフラフラと入るジャック。
 ここで、たまたま自分と同じように立ち見をしていた女性が絡まれているところに割って入るん
だけど、光の速さでブン殴られたのはちょっと笑いました。
 でも絡んできたゴロツキどもがいきなり恐れをなしてひれ伏したので、最初はドヤァって感じ
だったんだけど自分じゃないっていうのに気づき、「後ろに誰かいるの?」と振り返ったら、
王の騎士団が女性を保護していたというのは笑った。
 そう、女性はイザベルだったのであります。
 てかイザベルもお礼くらい言えや!
 騎士団の方も団長がちょっと傲慢に感じたというか。イザベルをジャックは助けたのに
剣突き付けながら名は、とか上から目線だなぁと思いました。
 ちなみにジャック、馬のところに戻ってみると、馬につけてた荷車を盗まれていました。
 寄り道してるからや!
 
 そのイザベルですが、王が決めたロデリック卿という婚約者がいることがわかるのだけど
こいつはイザベルの地位目当てで結婚を企んでいるようで、部屋に行く途中すれ違った
修道士が自分の部屋からあるものを盗んでいったことに気づき、あわてて探し始めます。
 まあこの動作を見てればわかると思うんだけど、ロデリック卿はあるところから盗んで
きた、魔法の豆と王冠を隠し持っていて、その豆を盗まれたのでありました。
 修道士もバカだな。代わりにエンドウマメくらい入れて時間を稼ぐくらいしろや。

 その修道士はジャックがつれていた馬を見て売ってくれというけれど、お金の持ち合わせは
なかった。その代わりに豆を預け、必ずこの先の修道院に届けてくれ、そうすれば金が
貰える、ただし絶対に水にぬらすなといって、馬に乗って逃げていくんですな。ただしその先で
捕まりましたけど。
 ジャックも相当なアレというか頭が足りないというか、そのまま修道院に行って届けて
金をもらえばよかったものを、家に戻っておじさんに、「馬売ってこいと言ったのに手ぶらで
帰ってどうすんだ」ってめっちゃ怒られるわけですよ。そりゃそうだ。
 この時おじさんがブン投げた豆が1個床下に転がって落ちました。
 おいおいおっさん、何かもわからんのに邪険に扱うなよ!一粒食べたら体力が回復
する豆かも知れんじゃないか!(仙豆じゃねぇよ!!!!!)
 というわけでおじさんは、ジャックの父の形見をうっばらうといって町に出かけていって
しまいました。
 まあジャックがこんなだからしょうがないわなぁ。

 一方イザベルです。
 こっちはロデリックとは結婚したくないと言ってるんだけど王は聞き入れず。
 あれだ、自分が決めた道が娘にとって幸せだと勘違いしてる親の典型例ですよ。
 そうしてイザベルは城を飛び出していってしまいます。
 あーちなみに王は今肖像画を書いてもらってるのだけど、壁にさかさまに絵が映し出され、
絵師はそれをトレースして肖像画を描くという仕組みなのかな、そんな書き方したるみたいです。

 そういうわけでイザベルは豪雨の中馬を走らせるのだけれど、道に迷ってたまたまジャックの
いる小屋へたどり着く。
 その地下では豆が雨漏りしている水を吸ってどえらいことになってました。
 ジャックはイザベルが先日出会った王女と気づき、自分がいつも読んでいた豆の木と巨人の
話の本を手渡します。
 そのいい雰囲気になったところで豆が発芽してツルが伸び始めました。
 小屋に閉じ込められたイザベルを助けようとするものの、ジャックは足を滑らせて落ちていって、王女は
小屋ごとツルとともに上空へ。
 この後イザベルが大人しくツルを伝って降りてきてれば話はまた違ったんでしょうがねぇ…。

 朝目を覚ますとジャックは、騎士団団長と国王らに見下ろされていた。
 彼らはイザベルがこのツルの上にさらわれてしまったのを知り、助けにいこうとします。
 でもって、あるたくらみをもっているロデリックも行くという。
 ジャックも責任感じたのかどうか知りませんが一緒に同行することにします。
 この登ってく過程で団長は、イザベルに惚れたかも知れないけど法律で平民とは結婚
出来ないからね、と釘を刺すのも忘れず。
 まあこの団長も悪い人じゃなくて、変に期待をもってがっかりしないようにってことじゃないかな
と思うんですけどね。
 そうして上がっていく最中、ロデリックは雷に打たれて落ちた兵士らのロープを切れとお付きの
奴に命じたり結構ひどいですよ。まあ最初から悪人なんだけど。
 それと、このお付きの奴が結構ムカつく。いろいろと。
 
 そうしてなんとかツルを登りきると、そこは見たこともない光景が広がっていました。
 小屋はあったんだけど中にイザベルはおらず。
 足跡があるのを発見した一行、イザベルのことだから大人しくしてはおらず探検にいったなー
って感じでしたね。もうヤレヤレだぜって心境だろうなぁ。
 しかもこのイザベル、なかなか頭も回るらしくて、帰り道がわかるようにナイフで木に目印を
つけていってました。
 それだけ慎重なのになぜ巨人に捕まるのか…。イザベルも伝説を聞いて知ってたはずなのにもぇ。
 つか、この天空から流れ落ちている水はどこに行くんだ。

 ここでロデリックはジャックを脅して、修道士から預かっていた豆を返せと迫る。
 結局取り上げられてしまうんだけどジャックは、たった一粒こっそり隠し持ってました。
 なんかの役に立つかもと考えたんでしょうね。
 そういうわけで団長らはロデリックのたくらみなど知るはずもなく、先に進みます。
 すると途中、目印をつけかけてやめた、みたいな形跡があり、そこらの木が折れていることから
ジャックは、イザベルが上から何者かに連れ去られたのではないかと考える。
 やっぱ巨人でしょうなぁ。
 んで団長は自分とクロウという騎士、それとジャックで先に進み、ロデリックらは安全な場所に待機
させておくことにする。
 そうして進んでいくと可愛い羊がいて、腹も減ったことだし、みたいなノリでとっ捕まえようとするん
だけど、クロウとジャックが何かの罠にとっ捕まってるの笑いました。
 お前らが捕まるんかい!
 多分巨人の罠で、羊を捕まえるためのものだったんでしょうけどね。
 何とか脱出しようとしていると、そこに巨人登場。
 彼はクロウを見つけ、助けようとした団長もとっ捕まえて去っていってしまう。
 ジャックはあわてて後をおっかけます。
 うーん、歩幅が違いすぎる!
 
 一方ロデリックの方は邪魔な騎士を騙して片付け、ザマーとか言ってたら、こっちも巨人に
見つかってお付きの者が食われてやんの。因果応報ですな。
 ところがロデリック、ギリギリで王冠を取り出し、かざすのでありました。チッ。
 
 ジャックの方は団長らを追っかけていったはずが段々引き離されて見失ってた。
 その頃イザベルはとっ捕まって檻に入れられていて、巨人のボスにどうやってここに来た
とか言われてました。
 言わないとかイザベル言ってるけど、馬鹿だなぁここは「大きな鳥にさらわれてきた」とか
別の童話ネタを出しておけばよかったのに!(それはアラビアンナイトの方の話だね!)
 ただしこの巨人のボスは、イザベルがエリックの子孫であることをかぎ分けていました。
 臭いが同じらしい。ううーん。
 んで団長らもとっ捕まってたんだけど、ここでクロウはなんと食べられてしまいました。
 ジャックの方はウロウロさまよって財宝の部屋に迷い込んでた。
 思わせぶりなハープ出てくるけど、この作品内では特に触れられることはありませんでした。
 もったいない伏線だ!
 ともあれ、イザベルらの方はピンチだと思っていたら、ロデリックが巨人を従わせて入って
くるわけですよ。
 これには彼が嫌いだったイザベルもなんて頼もしい、と思ったことでしょうが、実は
ロデリックの狙いは巨人らを支配下に置き、下界に降りて地上を制覇することにあった。
だから、イザベルらが死んでも別にかまわないというわけです。
 勝利を手にして本性あらわしたって感じですなあ。

 さてジャックですがあちこちウロウロしてようやくイザベルが囚われている場所にたどり
ついたんだけど、その下では団長が今まさに、ブタと並べられて調理されそうになって
ました。
 なんか春巻きの具みたいな感じになってる。
 ここでジャックが助けるんだけど、つまようじみたいなピン刺されて団長絶対絶命かと
思ったら、ギリギリ股の間で助かったのはちょっと笑った。
 その後、ジャックはナイフを団長に渡し、自分は巨人を上にあった包丁落として刺して
やっつけたのはかっこよかったです。
 そんで3人はとっとと逃げ出すわけですけども。
 
 王の方はツルを切り倒すべきか迷っていました。
 部下はイザベルが下りてくるまで待ってみてはとかも言うけど、その前に別の存在、
つまり巨人が下りてきたら厄介なことになるというわけです。
 迷うところでしょうなあ。

 そんでロデリックの方はと言うと、殺された巨人を見つけて早くもイザベルらが逃げたのを
察知、先回りしてツルのところに監視をやろうというわけです。
 その頃イザベル何してるかと思ったら、呑気に森の中で、まんまとロデリックにしてやられる
ところだったわーとか言ってました。
 いいから早く戻れよお前ら。
 で、ツルのとこにいこうとしたら、ねこけてる巨人がいるのを発見する。
 兜をかぶってるのを見たジャックある名案を思い付きます。
 つーか寝てるんだからそーっと降りて行ったら絶対気づかれない気がするんだけども。
 ともあれ、ジャックは団長と協力して、兜の中に、ミツバチの巣を入れるんですよ。巣っていうか
ハチミツのついた板ごとみたいな。
 言い争いしながらやってるジャックと団長が、銀さんと土方みたいで笑った。

 そんで、ここで普通なら、入れた途端にワーッとなるけど、寝てるのと、巨人が相当鈍感だったのか、
ジャックと団長があれっ…みたいな顔で待ってるのが面白かった。
 こういう変な間大好きです。
 そうして巨人はハチに驚いたあげく、勝手に足滑らせて落ちていった。
 ジャックはやったぁという感じで、イザベルらといざ脱出しようとするのですが…。
 イザベルと抱き合ってるのを見て団長、ビシッて感じになるのは面白い。
 王女と平民の恋はまずいからってことなんでしょうね。でも団長としては、ジャックの勇気ある
行動を見てきているから、個人的には応援したいんだろうな、と勝手に思ってたりしますが。

 団長はここに残り、何としても王冠を取り戻す、と言う。
 今後のことを考えたら取り戻さなければまずいってことなんでしょうね。
 団長かっこよすぎる。
 でもこれ死亡フラグだろうなぁ…と思ってたんだけど全然そんなことはなくて、これはちょっと
嬉しかったです。
 死ぬために残るのではなく、生きて戻るために残るって決意がかっこいい。

 ジャックは団長にナイフを渡し、団長はジャックに騎士団の紋章を渡す。
 君は騎士の仲間入りだと。
 まああれだけの活躍見せられたらなぁ。
 
 一方何も知らない地上の人達は、市場が出たり修道士が祈りをささげたりとのんびり
しておりましたところへ、巨人が降ってきまして。
 王様は直ちにツルを切れと命じる。
 でも皆、イザベルのことを思って動かないんですね。
 したら王自ら、剣を取ってツルを叩きはじめる。
 うん、おっさん、意気込みは買うが剣はそういう使い方するものじゃないから!叩きつける
なら斧だから!必死なのはわかるけど少し落ち着け!

 ジャックらは下がそんなことになってるとも知らず、イザベルとゆーったり呑気に降りてます。
 本当にこいつら危機感ないよなぁ…。上から巨人が下りてくるかもしれんのに。
 「あの明かり何してんだろ」「私達を待ってくれているのよ」とか。
 待ってるどころかさっさと切り倒そうとしてるよォォォォ!!!!
 
 団長の方は隠れて巨人らが来るのを待ってました。
 そこにロデリックがやってくるわけですが、団長これと一騎打ちですよ。
 落とされそうになりながらも、「私は主人公ではないかも知れないが、最後まで生き残る!」と、
ロデリックを刺したのはかっこよかった。
 ただし、王冠は巨人の手に渡ってしまいました。
 残念!
 ところがこの時、団長は気づいてなかったのですが、ロデリックが隠し持っていた豆もまた
巨人の近くに落ちていたのであります。
 
 ジャックの方もようやっとツルが切り倒されようとしていることに気づきまして、あわてて降りて
いきます。
 てかなんか切り倒したのはいいけど、そのツルがブンブン飛び回ってちょっとしたパニックに
なってますがな。誰も想像しなかったのか。
 いっそ火をかけて燃やした方が早かったかもしれん…。
 つーか王はなぜツルが倒れてくる方向に向かって逃げるのだね!
 それと団長の方も危機一髪、ツルが倒れつつあるのに気づいて、一か八かこれに捕まって
脱出。
 寸でのところで地上に降りるすべをなくした巨人はジダンダ踏んで悔しがるんだけど、そこで
豆が落ちていることに気づく。

 ジャックらはギリギリツルから降りることが出来ました。
 が、なんか着地場所が農耕具の刃ギリギリだったぞお前…。
 団長の方もツルにとっ捕まって城近くにご帰還。あれっ、こっちの方が早かったんじゃね?
 城を取り巻いている堀に落ちてきましたがまあこれで死亡フラグ回避ということで。
 ツルは城にばったーんと倒れこんでてちょっと笑ったんだけど、ちゃんとジャックの小屋も
ついてきて落ちてました。
 
 王はこれでイザベルが下りてこられなくなった、とガックリしているのだけれど、ジャックとともに
現れた彼女にビックリ。
 再会を祝います。
 ただジャックは、これでもうイザベルと会うこともないだろうってんで、名残惜しそうにしながらも
それを振り切る感じで良かったです。
 でもここのシーン、残り時間30分くらいあるんでどう考えてもこのままでは終わらないだろう、
って気持ちは見てる方にあるから、いいから先進めてくれよ、これ以上もたもたしてなくて
いいよ、とは思った。気になるほどのダレ方ではなかったんだけども。

 巨人らの方は豆を川にまいてます。
 …今ここでまいたら天空に向かって伸びるだけじゃないのか、と思うんですけども。
 巨人らは、そこに生えたツルにぶら下がって地上へ。
 なるほど、そういう手が!
 ………でもこのあと地上に降りて手を離したらツル、上に戻っちゃうんじゃないの?(シッ)

 ジャックはたまたま売り逃した馬を見つけてやあ、とか言ってたら。
 水桶に映る、空から降りてくる巨人の姿を目にし、イザベルらの後を追って「巨人らが来る」
ということを知らせます。
 イザベル、この時点で気づいてないから、ジャックが会いに来てくれた!みたいな笑顔になる
わけですよ。
 うん、ちょっと空見ようか!
 それどころじゃないからね!?
 そういうわけで一行、急いで城へ。
 ジャックも遅れつつ続いて、戦闘態勢を整えていた団長が城門を閉めるのをちょっと待ってて
くれて馬ごと飛び込みます。
 巨人のボスの方は攻撃にあって油が流されて火の海になってる堀に落ちていくのですが…。
 このボス、沈んだ先に城の出入り口があるのを見つけました。
 まあ脱出口あるからなぁ。
 普通の人間だったらおぼれて死んでたんでしょうけどね。

 団長との再会を喜ぶ間もなく、ジャックらは王に頼まれて城の内部へ。
 のろしをあげて隣国へ巨人の到着を知らせにいくというわけです。
 団長らは、城門を開けさせないように必死の抵抗。王も一緒になってロープ引いてるのかっこよかった。
 
 イザベルは秘密の通路を通っていくんだけどここで、エリック王の墓が荒らされていることが
チラッと出てきます。つまりロデリックがやったということですな。
 そんで秘密の抜け道を通っていたら、先回りしてきた巨人のボスに襲われるわけですよ。
 ここでジャックは思い出す。
 豆を一つだけ自分が持っていたことに。
 ここのシーンはすごかったですねぇ。
 ちょいグロがあるのでご注意を。
 そんで彼らの前につぶされた巨人の手から落ちた王冠が転がってきたのでありました。

 団長らの方はというと、いよいよ城門が壊され、巨人らが入ってきてピンチという時に。
 巨人らが一斉に武器を捨て、ひざまずくんですね。
 ここで団長が「後ろに誰かいるのか」と。
 そうです、あの冒頭のシーン、立場を入れ替えてやってるのが面白い。
 後ろには、王冠をかぶったジャックがいたのでありました。
 
 こうして巨人は空に戻り、ツルは切られた。
 王は法律を変えて、平民と王女が結婚出来ることにした。
 そうしてジャックとイザベルは結ばれた。
 すると話を聞いていた男の子と女の子が言うんですね。
 途中飛ばしてるよ、王冠はどうしたの、って。
 ここでこの二人がジャックとイザベルの息子であることが分かります。
 多分二人の子役時代の子をわざとまた使ってるんだと思うんだけど。
 
 王冠はというと…。
 これから長い月日を経て王冠は立派に飾り付けられ、今ではロンドン塔に飾られている
のでありました。
 時は移り、現代。
 学生らが課題授業か何かでその説明を退屈そうに聞いているんだけど、一人だけ熱心に
聞いている生徒がいます。
 「置いてくぞロデ」
 そう聞こえました。
 まあぶっちゃけ、ロデリックがまた狙っているという伏線をにおわせて終わりっていう
意味なんだと思います。
 これはなかなか良かったです。

 団長の声が、聞いててすごい優しそうな声でかっこいいなあ、明智さんに似てるなぁと
思って最後声チェックしたら、森川さんでビックリしましたよ!
 さすがの森川さんだ!
 一人で登られるのは危のうございますぞ、政宗様!(明智さんと言っておきながら小十郎の
ネタを持ってこないように!)
 というわけで吹き替えで見ましたけど悪くなかったです。
 家族で行くならぜひ。 



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