多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)


名探偵コナン
絶海の探偵(プライベート・アイ)

4/21鑑賞

 今回は今までと少し方向性が違ってて面白かったです。
 自衛隊が協力してるから、そっちの良さもアピールしつつ、的な(笑)。
 ただ子供が見て専門用語のオンパレードはわかったのかなぁとも思ったけど、まあ
大丈夫なんでしょう。

 さてさて。
 灯台の下の階段をすごい勢いで走り降りてる人がいます。
 おっさん、そんな走ったら転ぶで。
 身なりからして、海保の人だとわかります。つまり、港の治安を守る警察みたいな
もんです。
 海保と海自を一緒にすると結構ムッとされるので気をつけましょう。
(海保の人はよく海自と同じだと思われるらしい…)
 あ、それから、ここで警棒と拳銃がカチャカチャいう音が入っていますが。
 なんとここから伏線はすでに始まっているのでしっかりチェックを。

 彼が下りていった先には不審船が。
 中に入るおっちゃん。てか名前ないとあれだから倉田さんって言うんですけども。
 一人なのに中に入ると、爆弾が仕掛けられていました。
 タイムリーすぎる!っていうか危ないから早く退避!

 コナンらは舞鶴にてある列に並んで、不審船発見のニュースを見ていました。
 けさ早く発見されたらしいです。
 彼らは何をしているかというと、イージス艦の体験乗船の列に並んでいたのであります。
これで何か事件が起きないわけがない!(おい)
 それからコナンの今回の新アイテムは、衛星を使って通信出来る腕時計です。こういう
アイテム実際に出したら絶対売れるのに…。
 まあそれはともかく、博士とこれ使って話をしてんだけど、博士と灰原さんは大阪に
いて何かの会合で、今回イージス艦には乗らないらしいです。
 乗らないばっかりにこき使われることに…。(笑)
 えーとそんで博士、クイズをコナンに託してました。
 もういいだろクイズは!!!!
 
 イージス艦には携帯電話は持ち込めないのだそうです。不審船騒ぎでセキュリティ
チェックが厳しいらしい。
 それはわかるけど、デジカメはOKっていうのがよくわからん。
 データ漏えいのこと考えたら、全部の家電持ち込み禁止にした方がいいんでは。
 まあともかくそういうことで、コナンだけは衛星電話を持っているというのを覚えて
おけばいいです。
 つーかこれ、誰一人船平気なのはすごいと思った。私なんか船に乗って5分で酔うぞ。
(イージス艦普通の船と違うんじゃね?)
 艦内で説明を受けている時に蘭が、時計が壊れて修理に出してて、携帯を時計代わりに
使ってたんだけど、預けているから時間がわからないと言ってて、光彦が電波腕時計を
貸してあげてます。子供のクセに電波時計とは…!
 朝と夕の5時に一度ずつ電波を受信して時刻訂正されるらしい。
 つーか今頃の人は確かに、携帯電話を時計代わりにしてるから腕時計するとかないの
かも知れないですね。
 
 ここで、変な音がして寝ていた毛利のおっちゃん飛び起きる。
 注排水装置という、海水を大量に吸い込んだ音だったんだけど、コナンは内心、こんな
音がするはずがないとか言ってます。まあ君ら乗ると大体事件起きるしね!
 
 このあとOPでしたがやっぱかっこよかったです。あのタイトルばばーんて出るやつ。
 それと腕時計の機能について、衛星通信のほかに、USBもついてるらしい。
 うわぁ、どんどんハイテクになっていきますね!ってかそのうちミッションインポッシブルに
出るんじゃないか、コナン。(何を推理しようってんだよ)
 この後一同は、敵船が現れたことを想定しての訓練が始まるんだけど。
 ガキどもがつまんねーとか文句たれてて、こいつらちょっと船首につるしてこいとか思って
いると、いきなり自衛隊員の様子が変わる。
 皆は「うわー緊迫感あるぅー」って感じなのだけどコナンはその様子から、これが演習では
なく、本当に不審船が近づいているのだと気づきます。
 ここのシーンかっこよかったなぁ。
 や、落ち着いて対応にあたる自衛隊員がかっこよかった。
 ここにジョン・マクレーンがいたら、不審船にイージス艦が苦戦して、マクレーンが戦う
ハメになってたでしょうけども。よかった!ハリウッド映画じゃなくて本当に良かった!
 えーとなんでしたっけ、息子と一緒に戦う話でしたっけ。(それダイハードな!)
 この時にふらりーと艦長とともに女性の自衛官が入ってきます。名前は七海。
 あなたが…ティコさん!(今時七つの海のティコって言ってわかる人がどんだけいるんだよ!
ネタ理解度のハードルが高すぎるよ!)
 不審船はなんとか動きを止めて、調査の結果漂流船である、ということが分かるのですが…。
 ちなみにコナン以外は全員最後まで、リアルな演習だなぁと思っていました。
 君らには危機感が足りない!
 そんな中コナンは、一人ぼっちでいる男の子に気づく。
 付き添いがいないのか?みたいな。
 ともあれそういうわけでこの男の子が今後のキーワードになっていきます。
 あ、この「訓練」が終わったあとで男の子、勇気クンのお父さん、雨宮が来るんだけど。
 お父さんムダにいい声だな!
 さっきいなかったね、というコナンに対してトイレにいっていたという雨宮。
 トイレなげぇな!(そこはどうでもいい)

 それと、女性自衛官の七海が気になっていたコナンは、写真を撮るということにして彼女の
写真を取り、博士に転送して調べてもらうことに。
 てか七海さんマユゲすごいな!どういうそり方したらそうなるんだ!
 彼女は、このイージス艦で食事を作る仕事をしている、というけれど、コナンがそんなことで
ごまかされるワケがない!
 記章からして彼女が艦長クラスの身分である、とコナンは見抜きます。
 と、ここで毛利のおっちゃんが、金色に輝く名刺を取り出してました。失敗してバラまいてた
けどね。
 つーかなんだそのキラキラ目に痛い名刺は…。キャバ嬢か!
 トイレで博士に通信してて、クイズの反応はどうだった、と聞いてくる博士に対してブチッと
通信切ってたコナン超笑える。
 ただ艦内では、衛星電波を受信したとかいって大騒ぎになってました。
 まさかエックスか、とかいう船員の声を聴くコナン。
 
 えーとそんで搭載機能の方では、レーダーの説明がされてました。
 要するにいろんな信号を広範囲で受信して探せるってことです。(ざっくりすぎる!)
 もう一度トイレにいこうとするコナンを蘭が追いかけてきます。
 そりゃそうだよな。10分に一度とかのレベルでトイレいってたらどんな頻尿かって話だよ!
(そうじゃねぇよ!)
 ここで、蘭が方向音痴だったことを唐突に思い出すコナン。
 トロピカルランドで、「迷っても見つけてくれるんでしょ」「オメーの一人や二人見つけ出して
やっからさ」みたいなリア充爆発しろ!的会話がなされています。(伏線、伏線!!)
 ただ、トイレにいこうとして結局迷ってあーだこーだしていたら。
 「大変なものを吸い込んでしまった」と船員が言っている現場に遭遇。
 それは左腕でした。
 コナンは蘭に、毛利のおっちゃんに知らせた方がいいと伝え、自分は服部君に連絡。いや、
なんでだ!場所的にか!
 ともかく、制服からして一等階位だ、みたいな感じで捜査協力を頼むわけですよ。
 博士と合流してくれって。
 その通信を切った直後に、また電波を発見した海自の人達が拳銃片手にやってきてて
結構ピンチだった。オメーももう少し考えろや!
 で、磁場の強い部屋を見つけて「ここなら」って感じになるわけです。
(電波が出ても気づかれない)
 
 左腕発見の一報を受けてやってきた毛利のおっちゃん達は、注排水装置が働いた時の
音がこれを吸い込んだ音だと気づきます。
 そして、笹浦という海自の人間が所在が確認できていないと。
 で、左腕のみが吸いこまれたということは、遺体は出港時にイージス艦のすぐそばに
あったのではみたいな感じで、詳しく調査が必要になるんだけど、港に戻るのは午後5時半と
いうことで、それでは解剖とかもろもろ間に合わない、みたいな。
 コナンは、ヘリを飛ばしたらって言うんですね。
 演習の一部ということにしてヘリを飛ばし、刑事らを載せて戻ってきたらということです。
 私ここでちょっとわかんなかったのが、舞鶴出港してんだから事件担当は京都府警だと
思うのですが、この後でどうして警視庁の面々が来たかってことなんですけども。あ、一応
京都府警のリスおっさんも来ましたよ。(リスおっさんて!)
 よくわからんなぁ…。
 まあいいや。
 
 ヘリが飛び立つのを見るために皆来るんだけど、また勇気が一人でいるのに気づいて
コナンと蘭は声を掛ける。父がいないということで蘭は海自の人に言おうとするんだけど、
勇気は強く、やめてと言います。その時にアレルギーを抑えるための錠剤が落ちる。
様子が変なんだよなぁ。ってかコナンも、事件に気をとられていなければ、勇気の様子が
変だともっと気づいたかもしれませんね。
 まるで誰かを人質に取られてるような感じの態度だし。

 一方服部君は博士と合流すべくバイクを走らせているんだけど、造船所で死体があがった
と聞いてそちらへ。
 首の下に赤い塗料がついているのに気づいてスッとぬぐう服部すごいですね。
 てか警察が来るまで触ったらあかんとか言いながらオメーは触るのかよ!
 そして博士の方でも、女性自衛隊のメンバーに七海はいないということを伝えてきました。
 さて七海の正体とはいったい…!
 つーかサイトに乗ってないメンバーとかいるんじゃないですか。そういう考え方じゃダメなんですか。

 ヘリがもどってきて、目暮警部や、海保の保安部の人達を載せてきます。その中に、船を発見
した倉田もいました。
 そんな中、笹浦の携帯が甲板から発見される。
 最後の通話履歴は今朝5時半でした。早起きさんだな!(それはどうでもいい)
 左腕の時計もその時刻で止まっており、死亡推定時刻も大体そのあたりであったことから、
イージス艦から5時半に落ちたのでは?という推測を一同してます。
 誰かともみ合いになって海に落とされたのでは、とか。
 そうなると殺人ということになりますね。
 と、携帯をいじっていた佐藤が、マイクロSDが入ってた場所があいてることに気づく。
 つまり誰かがそれを抜き取ったということですね。
 隠れて様子を見ていたコナンは、携帯の情報が欲しいなーと思って出ていくんだけど、その時
反対側から様子を見ていた七海に気づき、後を追っていく。
 彼女はなんと艦長室に入ろうとするんだけど、暗号キーが壊されているのに気づいて用心
しながら入って行きます。
 てーか壊されてた時点で誰かに連絡した方がいいのでは…。
 七海はなんと、艦長のパソコンでデータ分析を開始。そのデータが、マイクロSDだと気づいた
コナンはビックリ。
 ここでコナン、外に艦長がきたように見せかけて七海を出て行かせ、パソコンに残っていた
データを解析して、何を見ていたのかを分析しようと試みます。
 データ復旧みたいなことをサクサクやれるコナンさんかっけーぜ!
 それをあの腕時計のUSBからデータ保存してるんだけど、艦長が別の場所にいることに
気付いた七海がもどってきて、もうどんなスパイ映画やって感じですよ。
 間一髪データを完全ではないとはいえ、コピーして逃げたコナンですが…。
 これを早く博士に送りたいんだけど、今ここで衛星通信を使うと、また電波が感知されて
海自が来るかもしれない、と考えたコナンだけど逆にここへ人が来たら、七海が何をしてるのか
わかんじゃね、って感じで堂々通信ですよ。すげぇなお前…。

 というわけで人が沢山来て、目暮らもきたんですが、七海は私が何をしていたか知る必要は
ないわって。
 貴様…。
 ここでコナンがわざとらしいことを言って、そういうわけで七海は自分が、防衛大臣直轄の
情報保全隊員であることを明かします。
 今朝の不審船はとある国の工作船であることが分かり、イージス艦の情報を得ようとしている
スパイがこの艦に乗った可能性があることからやってきたらしい。
 てーか毛利のおっちゃん、いい加減コナンおろしたれよ…いつまでつまみ上げたまま会話
するつもりなんだよ…つーか腕だるくないんか。
 皆は、じゃあ笹浦の携帯からマイクロSD抜いたのもそのスパイ、エックスなんだねーと言う
けれど、真相を知っているコナンだけは、どうして七海がそれを黙っているのか不思議に思います。
 それで毛利のおっちゃんに盗聴器をつけてひとまずその場を離れる。
 
 一方灰原さんの方は、笹浦についていたのが船の塗料だと割り出してました。
 服部が「ちっさい姉さん」と言ってるけど、前は「ちっちゃい姉ちゃん」と言ってたから少しは
認識改めたんですかね。ちょっとだけ尊敬の念を感じる。
 あと、遺体を造船所の方へ運ぶような潮の流れはなかったことがわかります。
 つまり、イージス艦にくっついてた遺体のうち、左腕が切断されて吸い込まれ、遺体は潮の流れで
流されて造船所についたというのは違うということになる。
 また、笹浦の持ってたデータというのは、ネットサービス会社が行っているクラウドに保存されて
いた、イージス艦のデータであり、そういう保存をすることはもちろん許可されていませんから、
彼は誰かに渡すためにデータをクラウドに保存し、そのデータを携帯にコピーしていたのだという
ことですね。
 つまりスパイの手引きをしていたのは笹浦ということになります。
 大スキャンダルですなぁ。海自の人間がこんなことをしていたとは。
 
 博士からこの話を聞いてコナンは、笹浦のIDで艦長のパソコンに、クラウドからのデータを
送ってくれと言う。
 毛利のおっちゃんらの方は、捜査の結果、朝早くに笹浦が旗を振っていて、それを観光船が
目撃していたという報告を受けてました。
 あと関口の取り調べを受けていたらしい。
 その内容は、防衛省の承諾を受けてからでなければ話せないという七海と関口。
 ええいお役所気質め!(大事な機密ですから!!!)
 そこにナイスタイミングでデータが届き、一同騒然になります。
 てーかこれ、誰が送ったかは一切追及されてなかったけどいいのか?
 まあともかく、クラウドにデータがあるなんてとんでもない、ということになります。
 一方で、竹川という人物が浮上してきて、これが、不審船を仕掛けていたあの国の
スパイだという情報が。
 笹浦の手引きで日本に入国していたらしいです。
 ともあれ、七海が防衛省に連絡すると言い出して、出したのが衛星通信電話。皆は
電波出してたのは七海か、って感じでコナンほっと一息。
 ただ、ばれないようにコナンと同じ磁場のある部屋を使ってて、あやうくかち合うとこだった!
というのは笑いました。まあかち合ったら言い訳できないもんなぁ。
 んで、竹川が京都に入ったという連絡が入り、イージス艦内にいるスパイと落ち合うかも
しれない、写真をくれと佐藤は七海に言う。
 警察の持てる限りのシステムで探し出すから、と。
 かっこいいですねぇ。
 そして、警察から得た映像情報をこのイージス艦で分析すればそれだけ早く居場所を
割り出せるというわけです。
 
 あの演習の時に起きた難破船の接近も決して偶然ではないと考えたコナンは、今朝
この艦が天候だとか潮の流れで進路を変更したと知って、その変更を知らせるために
笹浦は旗を振ったのではないかと思い当ります。
 で、また忍び込んで偶然を装って信号旗を出してみせ、七海が気づくと。
 コナンもすごいけど七海も相当頭いいですね。
 
 一方服部らは、竹川が少し前にいた公園に連絡を受けて向かっていて、何かを燃やした
らしい跡を発見、写真とってました。
 この人らもコナンにこき使われて大変だなぁ。まあ半分は自分の意志で動いてるん
でしょうけど。
 艦の中動いてたコナン、歩美ちゃんらに見つかりました。
 ああ、一番面倒くさい連中に…。
 てーか存在すっかり忘れてたわ!(ひどい)
 彼女らはゲームやってました。演習満喫しておられるようでなによりです!
 うまく彼女らをまいたコナンは七海に、この船に乗らないとわからないデータって何、と
唐突に。
 つまりスパイは、演習の時にあらわれたような、不審船への対応データを狙っており、その
データは艦長室とCICというコナンらがいたところに集められる。
 それでコナンは気づくんですね。
 あの演習の時に艦長室は無人であり、その時にデータが盗まれた可能性が高いと。
 つまりスパイエックスは雨宮だということです。
 ということは、どっかの子供を無理やり連れてきて親子装って乗ったということか。
 勇気くんのお父さん可哀想やないか!せっかくのイージス艦に乗れなかったんだぞ!
(それどころではない)

 コナンは勇気を探しに行くんだけど、すると父親と一緒にいたんですね。でも雨宮は何か
メモを見ていて気づいていない。その間にコナンは勇気に話を。
 で、勇気くんいなくなったよ、と雨宮に声をかけて、いろいろひっかけで雨宮が本当の父
ではないと暴くのは良かったなぁ。
 てかこんだけ沢山人がいるとこで不用意に言うなよって気がするんですが。
 先に七海に話をして、さりげなく甲板から他の人を遠ざけて話をすべきだったと思う。
 こういう、謎を解いたら周りが見えなくなって、他の人に危険が及ぶ可能性を考えない
ってのもちょっとなぁ。
 天空の難破船(ロスト・シップ)の時もそうだったような…。こいつはいつになったら犯人の
追い詰め方を学習するんだ。毎回崖の上で謎解きするようなことばっかして…。

 ともかく。
 雨宮を追い詰めたコナンですが攻撃しようとして、落ちてた毛利のおっちゃんの名刺でこけた。
ほらぁぁぁぁそういうのがあるから皆と協力して逮捕しろっつってんだろうが!
 でもここで勇気が、自分の父が殺される、と言う。
 やはり父親がどっか拘束されてんでしょうね。

 あと服部の方は、燃えカスから関空に竹川は行くつもりだと推理してそっちに向かいます。
 こっちはサクサク進んでていいですなぁ。

 さてコナンの方は逃げた雨宮を見つけ出すために、カメラ映像から見つけてねとか呑気な
こと言われてます。
 艦内緊急配備とかせんのかおい。
 そうこうしてる間に、サーバールームに潜入した雨宮によって、過去の映像が全部消されてるし。
 なんか今回のコナンはえらい中途半端な追い詰め方してる気がするんだけど。
 でも勇気クンは名前の通り勇気を出して、スパイを捕まえる手伝いがしたいとか言い出します。
 ところがどっこい、歩いてる途中で雨宮に拉致されてました。
 海自ともあろう人がやすやすと後ろをとられるとは…。

 何も知らない蘭がコナンを探していて、たまたま閉鎖になった甲板に歩いていく勇気と雨宮を
見つけて、声をかけに行くんですね。
 彼女は雨宮のことを知らないから、コナンのことを聞いて立ち去ろうとするんだけど、勇気が
「この人本当の父親じゃない」と訴えかける。
 蘭も前にヘリが飛び立つときに勇気の様子がおかしかったのを思い出し、勇気を逃がして自分は
1人雨宮と対峙ですよ。かっけー。
 雨宮は一応スパイですから、いろいろ訓練受けてて動じないんだけど、まさか蘭がそのまま向かって
くるとは思わなかったんだろうなぁ。一瞬ひるんでたのちょっと笑った。
 このまま蘭有利にいくかと思われたのですが…。
 勇気の方は雨宮がいたとコナンらに報告してました。
 蘭に何が起きたか知る由もなく。
 
 服部らの方は関空で竹川を追ってんだけど、服部がちょっと探しにいった隙に、和葉ちゃんの
方が竹川見つけてて、追いかけたはいいものの、逆に撃たれそうになって、服部がギリで助ける
シーンめっちゃかっこよかったです。
 ちなみに、竹川がやってるような、拳銃を横に倒して撃つうちかたではまともに撃てません。
 お前は最遊記の読みすぎだ、竹川。

 人質を取っていた雨宮ですが(海自がやすやすと人質になるのもどうかと思うんですけども)、
七海とコナンは甲板へ。
 コナンはサッカーボールを蹴りあげるにしても位置が悪いと考えて、これなんていうの砲台?
あれの位置を替えてと七海に言う。
 んで、この後のアクションですが、要するにボールを何度かバウンドさせて攻撃しようって
考えたわけですよ。実際見た方が絶対わかりやすいしかっこいいと思う。
 雨宮、上から飛び降りてバッハハーイするつもりでしたが、このボールをモロに受けて甲板に
転がってた。お帰り!早かったね!

 服部の方は大したケガじゃなかったんだけど、和葉がわんわん泣いてて、ちょっと可愛いと
思った。でも抱き着いてて、痛いしうるさいしって服部がうんざりだったのはめっちゃ笑った。

 で。
 笹浦の携帯の通話記録から、竹川へクラウドにあげたデータのアクセスについて話した
留守電が出てきて、いよいよ確定だなってことになるんだけど。
 そこの留守電の最後の方に何かカチャカチャする音と人の声のようなものが入ってる
のにコナンは気づきます。
 それが何であるか考える前に、笹浦についていた塗料についての連絡が来る。
 それは、観光船のものでした。
 遺体が流れ着いた若狭造船所近くを通る観光船らしい。
 なぜそんな船の塗料がついていたのか。
 コナンは自分がとんでもない思い違いをしていたことに気づきます。

 一件落着と騒いでいた毛利のおっちゃんを眠らせるんですが、座ったところが「そこ
艦長席…」と誰だったか突っ込んでたのちょっと笑いました。
 コナンは、笹浦がスパイに殺害される理由がないという。
 確かにデータはちゃんと渡してますしね。
 しかも、朝は舞鶴港にいたのが目撃されているから、イージス艦に乗ってて転落したの
ではなく、置かれていた携帯は偽装であると考えるべきだと。
 目立つ場所にあったのを七海が見つけて、笹浦のものだと気づき、データを抜いてたら
甲板を探しに来た刑事らに驚いて逃げたわけですけども、もともとそういう目立つ場所に
あったのならもっと早い時間に見つかってるはずだということですね。
 つまり犯人は途中から乗り込んできた人の中にいる、それは倉田である、と。
 留守電に入っていたカチャカチャという音は、冒頭でも出てきたとおり警棒と拳銃が
こすれあう音だと。
 
 朝灯台付近を巡回していた倉田は不審者を発見した。
 それは、留守電メッセージを入れた直後の笹浦だった。
 そういう連絡をしていたこともあり、やましさから笹浦は逃げ、それを倉田は追った。
(この時に音が入ったと思われる)
 ところが笹浦は足を滑らせて崖から転落。
 倉田は落ちた付近を捜しに行く途中で不審船を発見した。これが冒頭の理由だったんですね。
息せき切って駆け下りていたことの。
 不審船の通報やらで事態を連絡する暇がないまま倉田は、死んだのが海自の人間だと
知って怖くなり、イージス艦で死んだ可能性も取りざたされていると聞いて、偽装しようと
思ったわけですか。
 正直に言ってればねぇ。
 まあ殺人でもないし、過失致死でもないと思うんだけど。
 だって逃げて勝手に足滑らせて落ちたんでしょ。
 取り調べの時にはそれ十分加味されると思います。ただ証拠偽造は罪に問われるでしょうが。

 そんなところへ、蘭がいないと園子らが。
 さらに、雨宮が気になる供述をしている、逮捕される前に高校生くらいの女の子を海に落としたと。
 ………蘭じゃねぇか!!!!!!

 というわけで探しに戻るわけなんだけど。
 あの…CICでしたっけ、子供達が入ってきて、目暮警部が構わんとか言ってるけど、そこで
泣きわめいててうるさい事考えると、追い出した方がいいと思うんだけど。
 皆が神経とがらせて、小さな情報も見逃さないようにとモニター見てる中後ろでぎゃんぎゃん
泣かれてみろ。私なら弾なくなるまで拳銃撃ち尽くすぞ。(職権乱用ダメ←そういう問題ではない)
 いや本当にすごいやかましくて、これ全部スルーして捜索に専念できる自衛官マジスゲーと
思いましたよ。
 イージス艦からヘリが飛び立って、潮の流れから蘭が流されたであろう場所を絞り込み探索
するのですが…。
 光彦から借りていた電波時計が時間を合わせるために電波を受信する時刻、散らばったのを
蘭が集めて持っていた光り輝くおっちゃんの名刺、このあたりの伏線はなかなか面白かったです。
 
 そういうわけで蘭は無事救助され、イージスが港に戻ってきて勇気の父とも再会でき、めでたし
めでたしといった感じでしたね。
 てか最後、コナンの敬礼はよかったけどイージス艦に乗ってる海自の敬礼がおかしい。これ
陸自の敬礼じゃないのか。(角度が違う)
 気のせいですかね…。

 服部にコナンが電話してて、まだ和葉が泣いててうるさいので、ブチッと切ったのは笑いました。
 で、七海がコナンにあなた本当は何者なのって聞くんだけど。
 探偵さ、って言うかと思ったら「小学一年生さ」って言って去ってった。
 お前は何がしたいんだこらー。

 今回面白いなと思ったのは殺人ではないこと、コナンが最後助けて終わりではなくて
皆の協力のもとっていうのが、一味変わっててよかったなと。
 ダムの決壊を止めるだのよりかは現実味あるし、アクションも大げさすぎなくて面白かった
ように思います。

 さて来年の映画制作決定とともに、12月にはルパンとの合作も決定らしいです。
「ドイツ〜ドイツ〜またつまらぬものを切ってしまったでござるよ〜」(またそのネタか!)
 最後よかったら、「銭形のとっつぁんこと納谷悟朗さんに捧ぐ」とか出せませんかね。無理ですかね。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)