多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点


探偵BARに2

ススキノ大交差点

5/22鑑賞

 …あれっこれ、助手の弟さんに潜入探偵してもらえばよかったんじゃね!?
(作品全否定かよォォォォ!!!!)

 えーとムービックスでは、ヒッポコブラザーズを、依頼を受けた探偵が丸裸にする
みたいな感じでフェイスブックの説明をしていたんだけども、あれにブラザーズの
1人が出てなかったのは、相棒のCMに出てたからですかね。
 ライバル局になるのかな一応。
 まあいいですわ。

 あと、映画鑑賞のマナーCMで「俺はまだ本気出してないだけ」のバージョンだったの
面白かった。

 さてさて。
 のっけからいきなりピンチな探偵。
 芝生スキーって言うんだっけ、あれのジャンプ台にロープ括り付けて立たされてます。
 …何やったんだお前…。

 それから少し前のこと。
 オネエ系のクラブにいる、マサコちゃんというオネェの人がいきなりマジックを始めたらしいです。
 最初はまあ忘年会のかくし芸レベルだったんだけど、だんだん練習を重ねてうまくなって
いって、マジックコンテスト、略してマジコンに出たらいいよと勧められている。
 探偵にも出したバラをさしてあげたりしてて、マサコなかなか乗り気です。
 そうして本当に彼女…彼?ともかくマサコはマジコンに出て全国大会へ進出することに
なったのでありました。
 ここのシーンカメラが揺れすぎてて気持ち悪くなりましたよ…。臨場感出そうと思ってるの
かも知れないけど、大画面でこれはキッツイ。
 この時マサコは探偵に、自分がテレビに出て有名になると困る人がいるかも知れない、
と言ってた。それが誰か言わなかったことがまあ事件ややこしくしちゃったというか。

 そうしてある時クラブに暴れる男が乱入してきた。
 ヒロミという子のヒモ気取りだったんだけど拒否られて暴れてるらしい。
 それを探偵がかっこよくのしたのはいいんだけど、縛っておかないから立ち上がって銃
乱射だよ。っていうかこの銃何発玉入ってんだよ。明らかに20発くらい撃ってんだけど。
 しかも探偵と店長が裏口から逃げようとしたら外にビールケース積んでるから開かないという。
 消防法くらい守らんか!!!!
 そこにフラリ〜と高田が入ってきて、攻撃の片手間に銃取り上げて撃ったら本物で
ビビるという、どこに驚いてんのみたいな展開になりまして、事態は決着。
 トカゲと違ってこちらの助手というか相棒は極めて有能だ!あっちの助手をこっちと
チェンジしたら結構使えるかもしれん!
 
 その男はヤクザの下っ端の下っ端みたいな感じで、ヤクザの相田はそいつをしめつつ
借りはどうしたらいい、と言うけど探偵と高田はまあ貸しにしとくわって感じで。
 銃も捨てたという。
 ここまではいつもの光景だったんでしょうが…。

 マサコがマジコンに出てなんと優勝して、その2日後に殺された。
 遺品を片づけていて、バイオリニストの弓子が好きでよくCDを買っていたというのがわかります。
 皆は犯人はすぐに捕まるに違いないと思っていたけれど捜査は進まず、3ヶ月が経過しました。
 てかこういう時ってオネェの結束力でチラシまくとかしそうだと思ったけど違うのかな。
 その頃探偵はといえば珍しくねぇちゃんひっかけてリア充爆発しろ展開ですよ。
 ところがお金なくなったとたんポイッと捨てられたらしい。
 まあそうなりますわな。
 探偵、マサコからもらったバラを見て自分に気合いを入れ直します。
 はい、ここでいつものナレーションとタイトルです。
 遅い!銀魂か!そういえば大泉洋も天パーだ!!!!銀さんか!(もういいから)

 そうして久しぶりにクラブに顔を出して見ると、ママのフローラをはじめとして皆の様子がすっかり
おかしくなってしまっていた。
 マサコの件に関して口をつぐんでいるんですね。
 客引きやってる連中も、マサコの名を聞いた途端逃げ出そうとする。
 そこで彼は、どうやらマサコの死には政治家が絡んでいるらしいという情報を耳にしました。
マサコは政治家の愛人をしていて、政界の闇に触れて消されてしまったらしい、と。
 その政治家というのは北海道から出ている、橡脇という人間でした。
 父の地盤をそのまま継いだ二世議員で、脱原発を唱えて広く支持されているみたいでした。
 なんでもマサコとは東京で知り合ったのだけど、橡脇が父の跡を継ぐことになり北海道に
移ったためマサコは身を引いた。それから15年間何もなかったんだけど、マサコがテレビに
出ていたことで、過去のことがばれてはと焦って始末したのだろうと言われているようです。
 探偵は前にマサコが、自分がテレビに出たら困る人がいる、と言っていたのを思い出す。
 それで探偵は相田に連絡をして親父さんに話をつけてもらおうとしたんですね。
 橡脇のことで聞きたいことがあるって。

 それを尾行している人間がいて、エレベーターの中で探偵ともみ合いになり、相手はスタンガンを
押し付けてきたんで思わず探偵は殴ったんだけど、スタンガンを当てられた場所が悪かった。
 股間にあたったんで悶絶してて、「女!?」とか言いながらうめいてたら、エレベーターが開いて、
待ってたのはやってきた高田。
 …まあ光景的にはアレな感じですよね。
 気を失ってる女と、ズボンずり下げてる探偵。
 そりゃ高田でなくても「コレはダメだろ」ってなるわ!!
 つーか本当に信用ねぇな探偵!

 その女性は弓子だったわけなんだけども、探偵がCDジャケと見比べてて、本人かな、違うだろ、
というやり取りしてたのちょっと笑いました。 
 そりゃあジャケット写真はいろいろ修正とかありますから!!!!
 目を覚ました弓子はいつもの喫茶店でナポリタンむさぼり食ってるのがすごい。
 いや本当にこれは女優さんとして大丈夫なのかっていうくらいすごい食いつきっぷり。
 あとあの店員が面白かった。
 弓子が探偵と話をしている間、後ろでちょっかい出してんだけど、それが面白くて、探偵の話
半分くらい聞いてなかったわ!
 弓子は、マサコの事件を調べているという。
 マサコは熱心なファンで、ファンレターとかもよくよこしてくれたし、大切なファンだったからと。
 そんな弓子に探偵は、あんたは金を出せ、調べるのは自分と高田とでやると言うんですね。
 …その高田、横で寝てたんでスタンガンをバチッとあてる探偵。
 物騒な起こし方をするな!
 連絡先を交換する段階で探偵が「俺は大体このバーにいる」とか言ってて、そんなこと言っても
お前、女におぼれてた時は顔出してなかったやん、とか思ったんですが、弓子も言ってたけど
もう少しまともな連絡手段もった方がいいと思う!

 そういうわけで活動開始した探偵が最初にとった行動は…。
 寝ることでした。
 おぃぃぃぃぃ!!!
 でもそこに来訪者があって、誰だよと言いながら出ると相田。
 …の手下どもが乗り込んできて探偵を拉致。
 はい皆さん長らくお待たせしました!
 ここで冒頭に戻ります!

 相田は探偵に、おやっさんが怒ってると言ってくる。
 探偵は何か誤解があるようだ、自分が知りたいのは橡脇の息子の方であって、死んだ父親の
方ではないという。
 そういうわけで会ってもいいよみたいな許可が出たんですが。
 ロープの縛り方が甘かったんでしょうねぇ。
 ほどけて探偵、強制ジャンプですよ。
 相田が「あいつやるな」とか言ってて笑った。それどころじゃねーよ!!!
 でも良かったね、ジャンプ台から降りてくる手間省けたね!(そういう問題でもねーよ!)

 おやっさんが探偵を脅してきたのは、実はこのおやっさん、橡脇の父親を刺して再起不能に
した過去があったからで、それは絶対の秘密だったからだそうです。
 探偵はそんなことは興味がないと言って、橡脇がマサコを殺した可能性について話す。
 おやっさんは、まあそれくらいのことをする力はあんじゃないのかって感じ。
 なんかどうも曖昧だなぁ。
 あと、車を降りる際に探偵、定時報告と言って、娘さんが元気にしていて、今はバレエに打ち込んで
いることをはなしてやる。
 おやっさんの破顔っぷりと来たら。親ばかだなぁって感じです。
 その優しさを1割でも探偵に!!!
 その後相田は、橡脇にケンカ売るなんて正気のさたじゃねーぞとか言ってくる。
 ヤクザにそんなことを言われるとは!
 この橡脇の後援会長の新堂に気をつけろ、あれは橡脇父の愛人で、ぼっちゃん守る
ためなら何でもやるぞとか言われてます。
 よく考えたらこういう要素がこの事件ややこしくしたんだなぁ。

 こうして散々な目にあって探偵が家に戻ってくると、高田とかあのポン引き看板持ちの
皆が中に入ってるわけですよ。
 高田に「物騒だな鍵かけとけよ」って言われて「できたらしてたわ!」とブチ切れる探偵
笑える。
 彼等が来たのは、学生というあだ名をつけられた看板持ちが話がある、ということでした。
 マサコの事件について、たまたま事件の晩仕事帰りに、マサコのマンションから橡脇が
出てきたのを見たということらしいです。
 しかしその後ヤクザが動き始めて、しゃべっちゃまずい事かと思って何も言えなかったと。
 探偵は高田とともにあるビルに上って行きながら、学生は妻子いるよ、とかそれでも
暴力振るったりひどい奴なんだけどね、という話を。
 何でもない会話のように見えますが実はこれが重要な伏線だったりする。
 それでそのビルから後援会の様子を見るんですよ。
 …新堂の頭がすげぇ!
 てかどんだけ盛ってんの、髪!その中に銃とか隠してんの!?

 その夜。
 高田と飲んでいる探偵、トイレに立ちますがそこでいきなり襲われる。
 囲まれているとこへ、電話に出ようとたまたま外に出てきた高田に助けを求めるんだけど、
電話優先なのか無視されててめっちゃ笑えた。
 本当にこの相棒もマイペースだな!!!!
 でもこの後のアクションが面白かったですよ。
 車の下に逃げ込んだら車のかされて「コンニチワ」とか。
 高田強いしボコボコにしながら、数が多いんでとりあえず二人逃げて、みたいな。
 路面電車に乗って安心してたら、次の停留所で何十人もマスク姿の人が待ってたのは
笑ったなぁ。

 電車内で高田がさっきかかってきた電話は松尾からで、「お前狙われるぞ」っていう
警告だったんですが「前もって教えてくれる!?」という逆切れをかます探偵。気持ちはわかる。
 なんで狙われることになったかというと、つまりマサコに関する橡脇のネタをつかんだ
みたいな電話が探偵の名前を名乗ってかかってきたらしくて、それは松尾宛だったわけ
ですが、スクープでもあるのだから当然話は漏れる。
 それが橡脇陣営に伝わって、こうして襲われててるってことですかね。橡脇支援グループと
反橡脇グループとみたいな。
 松尾は、自分もやばくなるからもう電話しないで、と言って電話を切る。
 探偵は、ことを動かそうとした弓子の仕業と気づいて怒ってんだけど。
 ここで停留所について、ぶわーっとマスク姿の人が沢山いるわけですよ。
 いやー笑った笑った。
 随分カゼ流行ってるみたいだなーとか言ってたのも笑った。
 でも運転手が全然動じてないところを見ると、この運転手もどうやら連中の味方っぽいですな。

 そこに相田の下っ端が軽トラでやってきて、助けてくれるわけですよ。
 少し遅れて脱出した高田はなんか脱出の仕方がかっこよかった。
 どうやら探偵は3グループから追われる身になったらしいです。
 2つは橡脇と反橡脇、そしてもう一つはフリーの、手柄を立てて橡脇に取り入ろうという、
ある意味一番厄介な連中かも知れません。
 反橡脇が探偵を追っているのは、そのバックが、前回探偵がぶちのめしたヤクザ、花岡組だから
らしい。ああめんどい。
 …その話を教えてくれるのはいいんですが相田さん、なんでサウナでないとダメだったん
ですか。後ろのスーツ姿の見張りが倒れとるやないか!
 あれぇ前回もなんか似たようなシーンあったぞ!?(前回は探偵が死にそうに)
 でもまあ、服装とか逃げるために用意してくれてたのは優しいと思いました。
(待合室に変な奴がいたかららしい)
 ………どこのドラゴンキッド(byタイバニ)みたいな服だよこれ!←黄色しか合ってねぇよ!

 バーに戻ってきた探偵。
 弓子にめっちゃ怒ってますが、弓子は「犯人につながる連中が動き出すと思って」と。
 たくさん動きすぎてわからなくなってますけど!?
 襲ってこられたらチャンスとか、オメー狙われたことがないから言えるんだっぺ!?
 仕方がないので探偵、一緒に捜査再開です。
 フローラに会って、ヤスタロー君とか声かけてんだけど、「やだーやめなさいよ」って
フローラが言ってて、高田が「ヤスタロー君って言うんだ」というと地声で「うるせぇ」みたいな
怒り方したのは笑いました。戻んなよ!
 探偵は、誰に脅されるかだけでも教えてほしい、と伝える。
 そうしていつものあの喫茶店ですよ。
 フローラは、トオルという子の話をします。
 店に勤めていた子なんだけど、マサコと仲が良くて、さらに同郷だったということもあり、
いろいろ話をしていたようです。
 それでマサコは昔東京にいた頃橡脇と付き合っていたことをトオルにも話していた
らしいのだけど、マサコが死んでからポロッとそのことを店で話しちゃったらしい。
 それで一気に、マサコは橡脇に殺されたみたいなことが広まったようですね。 
 噂の発信源はここか…。
 その直後トオルの姿が消えたこともあって、皆さらにビビって口をつぐんでいたらしい。
 そりゃそうですね。
 てか「オホーツクの海に沈められたんじゃね」とか高田脅してんじゃねーよ!
 トオルの実家は室蘭の製鉄団地だと言ってたということで探偵、探しに行くことにします。
 危険を感じて実家に身をひそめてるかも知れないと。
 この手がかりで探そうってんだから流石は探偵だよなあ…。

 というわけで。
 登場しました、高田の車。
 あの、ほめてあげないと動かない車です。
 買い換えろ!!!!
 車検通ってんのこれ、とか探偵が言ってたら、ボンッて爆発起きてめっちゃ笑った。
 本当に大丈夫なんかこれ!
 しかも調べに行くのに弓子もついていくいかないというやり取りになって、いい加減に
しろ、あんたはあんたのいるべきところに戻れ、って言ったら弓子が黙り込んだので、
「ちょっと言い過ぎた」と言う探偵がいいなぁ。こういうとこが好きですね。
 そこに高田が「早くした方がよさそう」と声を掛けてくる。
 追いかけてる連中に見つかったらしい。
 弓子を置いてくのは危険と判断した探偵、乗り込むんですが、まーた車がなかなか動かない。
 高田が褒めまくって動かしてたの笑った。追手にも煙浴びせてったし。
 この車、ひょっとして老後を送るトランスフォーマーじゃないのか!
 
 室蘭にて聞き込みをしているんだけど、弓子が「ちょっとカマっぽい子」という話を出したら
割とすぐ実家が分かった。まあそうでないと話進まんしなぁ。
 美容師見習いをしているらしいです。
 そこに向かうと鍵がかかってて、高田が「蹴破ろうか」って言ってたのは笑った。
 もっと穏便に!
 買い物から帰ってきたトオル、ヤクザかと勘違いして逃げ出そうとするんだけど、探偵が
フローラの名を出したことであの店の客であることに気づく。
 探偵、せっかくだからと髪の毛切ってもらおうとしたらしいんだけど、手に負えないって
言われてて笑った。もう丸刈りにしとけ!
 しかも縮毛矯正とかできる、と探偵聞いてるし。諦めろ!
 
 そういうわけでやっと本題。
 お店でうっかりマサコと橡脇の話をしてから少しして、怖い連中がやってきてトオルを脅した
らしいです。それで200万渡してススキノから消えろと言ったらしい。
 多分この連中はヤクザではないですね。ヤクザだったら即座に殺してるだろうし。
 探偵が撮影した写真を見せると、後援会のメンバーに自分を脅した相手がいるというトオル。
 なるほど、トオルを脅したのは後援会の方だったわけですね。だから金でかたをつけようと
したと。ある意味良心的ではある。
 帰りしなトオルは100万を探偵に、捜査費用としてくれようとするけど、探偵が喜んだのも
つかの間、弓子が「きみの未来のために必要なお金」と戻させてて笑った。探偵が手を離さない
のを見て引っぱたいてるし。探偵諦め悪いな!
 それで探偵はマサコのことを聞きます。
 室蘭出身だと言ってたそうだけどどこかわかるかと。
 マサコは東京出身だということにしてたのはどうやら嘘だったみたいですね。 
 そこにも何か事情があるのでしょうが。
 実家は、家の窓から海と工場が見える場所らしいです。
 トオルの実家調べるより難しいな!
 途中いきなり室蘭水族館で遊んでたりして楽しそうだなお前ら。

 見当をつけて、そこらのおばあちゃんに聞き込みしてみると、女みたいな男だったような、
いやあれ女だったような、とはっきりしないながらも実家のようなものが判明する。
 家庭があれて子供置き去りにされて、それで親類に引き取られていったらしい。
 ま、そういうわけで一応戻ろうとする一行ですが。
 弓子はもうバイオリンには復帰しないと言い出した。
 スランプらしい。
 そうして帰りに高田が「一つ報告がある」と言ってくる。
 ずっとついてくる車があるって。
 うん、もっと早く言ってほしかった!!!
 ここからカーアクション+銃撃戦みたいなことになります。探偵、冒頭の暴れ男が持ってた
銃を実は持ってたんですな。
 でもちょっと撃って車の中に落としちゃってあわてて探すハメに。
 弓子もあわてすぎてチャッカマンとか渡してるし。
 これも確かに火を噴くけども!!!!
 草原で結局開き直った(車が動かなくなったから)探偵と、追っかけてきた男と銃の
撃ち合いになったけど、両方とも気持ちいいほど当たらなかったのは超笑いました。
 ここ普通の映画だと探偵側が撃った方が犯人に見事ヒットするフラグじゃねーかよ!
 なんでどっちもすがすがしいくらい無傷なんだよ!

 そこに、騒ぎを聞きつけた警察がきたらしく、探偵は銃を放り投げて助けを求めに行く。
(高田と弓子の方がはるかに早かったんですが)
 道に迷ってたらあの人が案内してくれたんですよーとか言いながら三人はパトカーに乗って
脱出しました。さすがに警察官いたら撃てねーわな。
 
 高田よ、本当に次車買い替えた方が…。

 麻巳子は囲み取材を受けて、自分がスランプであることを明かし、なんかついでに、
いろいろ支えてもらったみたいな感じで探偵と高田を紹介。
 これは、2人がテレビに出て報道されれば、命を狙ってる連中も動きにくくなるだろう
という彼女なりの作戦らしいです。
 そううまくいくかなぁ。
 二人がごはん食べながら話していると、ヒロミから高田の携帯に電話が。
 フローラの店が襲われてたんですね。
 何で今更…。
 
 探偵乗り込んでいって、連中相手に元気よく「ショータイム!!」って言うけど何も起こらず。
 結局乱闘になってたんだけど、遅れて裏口から入ってきた高田によると、またビールケース
積んであってすぐ中に入れなかったらしい。
 あんだけのかしとけ言われてたやろうが!!!!
 つまり作戦ではショータイム!の掛け声とともに高田が入ってくる予定だったのか。
 探偵、かっこわるい…。
 この乱闘のさなか高田に相手のバットがヒットして、崩れ落ちてて、探偵あわてて駆けつけるん
だけど、すっくと立った高田が相手を撃沈してたのはかっこよかったです。ここのシーンは
しびれた。
 さすが高田。
 この連中をとっ捕まえてとっちめるものの、マサコは殺してないという。
 あとこいつらはただの市民で、橡脇を守るためにやったことだと言いました。
 守るためなら人に暴力振るってもいいんかよ。
 それが明らかになった時にやばくなるのは橡脇だろうが。頭悪いな。
 
 探偵は松尾に会って、橡脇が絡んでいるのは間違いないから記事にしたら、と言うけど
松尾は及び腰。
 帰ろうとしたら松尾が、マサコの現場には薔薇の花束があったそうだと言ってくる。
 おそらく事件当日の夜橡脇と会ったのは間違いない、彼が花束を渡したんだろうと。
 これは警察の内部情報らしいです。
 探偵は松尾に、マサコの生い立ちを調べてくれるよう頼みました。
 
 彼はその後橡脇の事務所に行く。
 高田に「お前はここで待機な」って言ったら高田もわかってるらしくて「20分で戻らないと
乗り込むぞ」って言うのがいい。
 やっぱ探偵もいいけど高田もかっこいいっすよ。
 乗り込んでいって新堂と話をしていると、橡脇自身が入っていい、と探偵を招く。
 橡脇は、マサコは自分が殺したようなものだと言う。
 つまり会いに行ったのをよく思わない連中がいたということですね。
 15年も経過していたら良き友人として会えると思って、というのはそれは間違いでは
なかったんでしょうけど。
 タクシーを呼んで行って、時間がないから例のゴミ捨て場近くで会って花束を渡して、
少し会話をしてすぐ別れたようです。
 さて。
 何かおかしいですよね。
 この事件に関して証言をした人の話と合わない。
 まあこれについては後で出てきます。

 探偵は、あんたのせいでマサコは殺されたと言うけれども、橡脇は自分は自分の役割が
ある、と言う。
 あーだめだこいつ話通じんわ。
 大義のためには何人か犠牲が出てもやむを得んって考える人だわ。
 戦国時代ならそれは通用したかも知れませんが今は無理でしょう。
 脱原発のために何人か死ねと言ってるのと同じことだもん。
 沢山の手紙が届いてると橡脇言うけど、人殺しを黙認する奴を担いでいると知ったらどう
思うだろうな、という探偵。
 なんかもう、反吐が出るほど嫌な気持ちなんだろうなぁ。
 
 弓子に報告して探偵は、刑事告発という手があるという。
 幸いに証言してくれる仲間は沢山いると。
 弓子はマネージャーと今後のこと話しあうからと帰っていくんだけど。
 神妙な顔をして「さよなら」と言う。
 高田は流してたけど探偵はちょっと引っ掛かったんじゃないかなぁ。

 探偵はその後学生と会って飲んでました。
 普通の飲食店っぽいけどこんなところで大声で橡脇の名前出して大丈夫なんかなぁ…。
 まあそれで、学生は、薔薇の花束なんかもってかっこつけやがって、と橡脇のことを毒づく。
 ここで酔っぱらっていた探偵、ふと気づきます。
 なんで花束のことを知っていると。
 学生はマンションから橡脇が出てきたとこを見たからだよって言うけど、普通帰る時に
花束は持ってない。
 ましてや橡脇自身は、時間がなかったから数分外で会っただけと言っている。
 学生は、あー言い間違いかな、マンションに向かって歩いていくとこ見たんだわ、と言うけど
探偵は、だとしたらもっと変だ、橡脇は時間がなかったからタクシーで来たと言っていた、と。
 ここのシーンはぞくぞくしましたね、みてて。
 空気がね、ちょっとずつ変わっていくんですよ。
 飲んでブーたれてたのがだんだんシリアスになっていく。
 こういう雰囲気はすごい好きだなぁ。
 探偵、気づきました。
 誰がマサコを殺したのかを。

 学生の言いっぷりがひどいんですよ。
 自分はゴミを捨てただけだって。あいつらバケモンだろって。
 日陰歩いてりゃいいのに有名になって生意気だって。
 マサコは一生懸命人を楽しませたくてマジックを練習して、その結果実力で優勝を
もぎ取っただけなのにね。
 しかも、自分だって頑張ってるのにやっすいアパートに住んで妻子養っていかなきゃ
いけないのに、いいマンション住んでるとか言うのですよ。
 だからあの時後ろから殴り殺したって。
 自分の立場を悲観したりするのはわかるけど、だからと言ってそれよりいい暮らしを
している人間を殺したところで、自分の何が変わるわけでもないのに。
 ほんっっっとうに頭悪いなこいつ。

 この後学生逃げてくんだけど、外に出たところでトラックにはねられて絶命。
 …撥ねたトラックの方が気の毒すぎるわ!
 生きてたらそれこそ橡脇の後援会の連中に差し出して「こいつのせいで橡脇が汚名
着せられるとこだった」とでもできたんだろうけどなぁ。
 とりあえず探偵は弓子に連絡しようとするのだけど連絡がつかない。
 マネージャーは自分と会う予定なんてないという。
 さらに松尾から連絡が入って、マサコは東京の親類に引き取られた後いろいろあったり
して、それでもがんばって金を稼いで、別のところに引き取られた妹にせっせと仕送りをして
いたことがわかる。
 ずっと妹のバイオリンのレッスン料を負担していたと。
 つまり実家近くで聞き込みをした時に聞いた「楽器をやっている女みたいな男の子がいた」
ではなくて、兄妹だったのだと。
 マサコが言った「自分がテレビに出て有名になると困る人がいるかも知れない」というのは
弓子のことだったのです。
 そこで探偵、今まさに橡脇の講演が屋外で行われていたことから、ある可能性にたどり
着くんですね。
 てかここで見ていて、また前回と同じ展開にならないだろうな…とちょっと思っちゃったよ。

 人が多くてなかなか弓子を見つけられない中、気を聞かせた高田がカメラ用の高台に
あがって弓子を見つけ出し、探偵に場所を教える連携かっこよかったです。
 そうしてナイフを持っていた弓子を探偵止めるんですが、自分が刺されてまでとめていたのが
すごかった。
 まあ手を先にやってたから深くは刺さってないでしょうが。
 橡脇が犯人ってわけでもないから刺したらまずいだろうしね。
 犯人のことが報道されたら橡脇のこともばれるだろうけどそれはそれで知らんし。
 
 探偵たびたび入院してるらしくて、すごいなれなれしい看護師が面白かったです。
 いい味出してんなぁ。
 しかも探偵、酔っ払いを仲裁しようとして自分で刺しちゃったということにしたらしい。
 看護師の態度に「退院しよ」って言った探偵が笑える。

 この後弓子と会って、プロになって金を稼いだらマサコを呼んで一緒に暮らそうと言ってたん
だけど、マサコは自分の存在が弓子にはマイナスになるから伏せておけと言ってたらしいです。
 それで結局プロになってもマサコを呼ばなかった、隠してたと言う弓子。
 兄を見捨てたのは自分だと。
 でも探偵は、きっとあんたが呼んでもマサコは行かなかっただろうと言う。
 仲間に囲まれて楽しくやってた、これだけは断言できる、マサコは最高に幸せな人生
送ってたと。
 ここのシーンで、マサコがマジックに使ってた白いハトが窓の外に戻ってきてるんだけど、
光の関係で青い鳥に見えるのもなかなか演出きいててにくい感じです。
 
 弓子はコンサートに復帰し、兄の思い出とともにバイオリンを弾く。 
 そこに生前のマサコが弓子のCDを聞いてるシーンも被ってきてなかなか良かったです。
 きっとこのコンサートは最高の演奏になったでしょう。

 さて。
 探偵は別の調査やってんですが…。
 ターゲットを追いかけようとすると高田の車がすっごい音立ててエンジン爆発した。
 買い換えろって言ったよな、という探偵に、ちゃんと買ったという高田。
 同じ車種で同じ色買ったという高田に「今度は真っ赤なやつ買ってくれ」という探偵。
 買ってねーだろという気持ちを込めたのはわかるけど、真っ赤だと尾行の時ばれやすいだろうが!!!!

 はたして次回までに高田の車は新しくなっているのか!?
 そこが問題です。(いや割とそれはどうでもいい!)



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点