多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ローン・レンジャー


ローン・レンジャー

8/7鑑賞

 最初映画のチラシを見た時「うわっこれ何!?ホラー映画かい。絶対みない」と思った
のでありますよ…トントのあの模様怖かったんだもん(笑)。
 でも予告見たら面白そうで、実際見てみたらディズニーらしくかなり面白かったです。
 家族で行くならポケモンもいいですが親子で楽しむならこれもいいですよ。モンスターズ
ユニバーシティもいいけど。
 さてこの物語は、現在(つーても作品中では1933年)と、トントらが活躍した時代とを
行き来しつつ進むのでご注意を。

 1933年サンフランシスコにて。
 ある少年がマスクをつけて保安官の恰好をして、サーカスの展示物みたいなとこに入って
きました。
 すっごい冷めた目してる。 
 そんでそこにはインディアンの人形とテントの展示が…これ絶対動くな!と思ってたら
本当に動きやがった!ナイトミュージアムか!
 男の子がびびって、ピーナツの入った袋を投げ出し、オモチャの銃を撃ちまくるのが
笑えた。
 そのインディアンの男は「キモサベ?」と尋ねてくる。
 誰かと間違えている様子に男の子、逃げもせず話しかけはじめた。
 それには理由がありました。
 少年は彼をトントかも知れないと思ったからでした。どうやら伝説は語り継がれているらしい。
 トントはピーナツを交換しようとか言ってきて、自分が出したのはネズミの死骸。
 え、ディズニーだから!?ディズニーだからなの!?(そのネタ怒られるからやめて!!)
 てかお前、殻ごと食ってないか。
 少年がマスクを取って「誰だと思ったの」と尋ねると、トントは「マスクは取るな」と警告。

 はいこの後はトントの時代に飛びます。
 トントとローンが銀行強盗に行ってるシーン……いやそれ物語の結構後半の重要な
シーンじゃねーか!そこからやるやつがあるか!

 ほらぁぁぁぁ!少年も「待って」って止めただろうが!
「トントとローンレンジャーはいい人。銀行強盗はしない」
 そっちじゃねぇよガキ!(どうしろと)
 トントは、時は来る、善人がマスクをつける時が、と言ったのでありました。

 はい、こっからトントらの時代です。
 1869年のことでした。
 アメリカはまさに大開拓時代ですな。
 線路が敷かれ、蒸気機関車があちこちに走るようになっていった時代。
 線路は全部手作業で作ってたんですなぁ。日本も昔はこうだったんでしょうか。
 そんで、開通のセレモニーみたいな感じでここで極悪人を処刑するみたいな話に
なってて、汽車でまさにその悪人ブッチが送られてきてるのですが。
 その隣に何故トントも捕まっている…お前何したんだよ…。
 あとこの汽車には偶然ですがジョンも乗り合わせていました。これがのちの
ローンレンジャーですわ。
 彼の読んでる本にはレベッカの写真が挟んであったことから、恋心を持っている
というのはここでわかります。
 
 この後その汽車の到着を待ってるとこでは移動市場みたいなのがあって、ジョンの
お兄さん、ダンの奥さんであるレベッカと息子ダニーが品物を見てるんだけど、これは
コールっておっさんかな、ものを買ってあげようとしてるわけですよ。旦那は立派な人
だけど稼ぎ少ないだろ?的な
 狙ってるのバレバレやな。
 
 その頃汽車の中ではトントが、ブッチが床下に隠してあった拳銃を取り出したのを
見て、見張りの警官に必死で教えようとしてるのだけどダメで、結局全員撃ち殺されて
トントも危機に陥ってた。つーか警官も気づけよ!どんだけザル警備だよ!
 そして外にはブッチの仲間が馬でやってきた。
 異変を嗅ぎ付けたジョンがやってくるのですが、トントが倒れた警察官の銃でブッチを
撃とうとしていたのを邪魔して、「法の裁きを受けさせる」と。
 あー正義感きどりうぜぇー。
 それでブッチとトントはまたつながれるわけですけども、拳銃から弾を抜いてこれで
安心、とやってたジョンの後ろにブッチの仲間が。
 ジョンまで捕まってもーたやないか!お前ホントに何しに来たんだ!
 連中は乗客からも金品を巻き上げて脱出、汽車は最高速度で走るように固定されてて
大ピンチですわ。
 トントは鎖がつながれていた板を外して自分だけ脱出しようとしたんだけど、ジョンのと
鎖がつながってたため、汽車の外にぶら下がったような格好になったのはめっちゃ笑った。
 その後も、トントは逃げようとする、ジョンはとにかく汽車をとめないとって感じで意見対立。
 そこにジョンの兄、ダンらが駆けつけてきました。
 っていうかなんでみんなジョンに「ナイス・スーツ」って言うんだ。そんな余裕かましてる場合か!
 トントはともかく乗客が乗っている車両を切り離そうというダンの手伝いをして、切り離したは
いいんですが。
 自分らは走ってく機関車側に取り残されましたけど…。
 まあなんか汽車は壊れたけど助かったからいいや。(いいのか)

 そういうわけでトントは牢屋に入れられて、ジョンは新しく検事として赴任した挨拶を
してるんだけど、ダンは新たにまた別の仕事へ。
 要するにブッチらをとっ捕まえてこいっつーわけです。
 ジョンもついていくという。
 その最中彼らは白馬を見ます。
 あれは魂を運ぶ役割をするものらしい。
 あとダンは先住民のお守りを持ってるという。
 彼は先住民らに彼等の地を荒らさないみたいな約束をしているようですね。この地を護る
人間として。
 てかジョンの白い帽子って目立つと思うんだけど…。
 ともあれブッチらが逃げた方向へ進むレンジャー一同ですが。
 両側切り立ったがけみたいなとこがあって、そこ入ると狙い撃ちされる、危ないってんで
コリンズというのが先にいって偵察。
 安全が確認されたということで一同進みますが…。
 ダンが「あれ、コリンズは?」っていないのに気づいたところでめっちゃ狙い撃ちされた。
 どう見てもコリンズが裏切り者じゃねーか!
 
 ダンとジョンも撃たれてひん死なんだけど、そこにあらわれたブッチが、逮捕された恨み
だっつーてダンにひどい事してて、なんていうか本当に極悪人なんだなぁって思った。
 それを死の間際ジョンは見てました。
 ブッチはこの後、ダンが死んだことで先住民との約束も死んだといって、彼が持っていた
お守りを持ち去る。
 で。
 ここにトントがやってくるわけですが…。

「おかしいよ」
 また少年か!
 現代に引き戻してんじゃねーぞ!
 トントがどうやって牢を出たとかどうでもいいだろうがぁぁぁぁぁ!!
 
 トントは死んだレンジャーを全部穴に入れてやってんだけど、いろいろ金品奪ってるし…。
交換って主張するのはいいけど、金品との交換が鳥の餌ってひどくないかおい。
 あとなんかピーナツの袋置いてたのがあったけどそれお前、今話をしている少年から
もらったものじゃなかったか…。
 それとジョンが起きてたの、トドメ刺さなかったか今…。
 ここに白い馬がやってきてトントは、馬がジョンの前に立ったのを見て「それじゃない、この
兄だ」とダンの前に連れていくけれども、白い馬は結局ジョンを選択するのでありました。
 まあそれが神の決めた事ならしょうがないでしょうな。神様もこんな面倒な男だとは思って
なかったかも知れませんが。
 そういうわけで仕方なくジョンの死体を引きずっていくトント…お前荷車からジョンの頭
はみ出て地面けずってんだけど…馬がフンした上も引きずってんだけど…生き返る前に
後頭部がなくなってしまうわ!あとめっちゃ馬糞臭くなってしまうわ!
 それで目覚めたジョンですが、目覚めた場所見てビックリ。
 切り立った崖の上の、さらに組まれたやぐらの上に寝かされていたのでありました。
 あーこれ私だとビックリして落ちてるパターンですね。
 
 少し歩いていくとトントがいるわけなんだけども。
 ジョンは自分が死の世界から蘇ったことを知ります。…トントがトドメ刺したのでは…。
あとトント、さり気にジョンのブーツ勝手にはいてた。
 ここでトントは、悪霊、つまりブッチのことなんだけど、ああいう人間がいるせいで自然の
節理が壊れつつあるとか言ってます。
 野兎出てきてかわいいなと思ったら、トントが投げた肉の奪い合いだよ!こぇぇよ!節理
壊れてるってレベルじゃねーよ!
 ローンは死の間際、ブッチがダンの心臓を抉り取っていたことを話す。
 ひどい事しやがりますなぁ。
 トントは、自分は最後の悪霊ハンターだ、ブッチを滅ぼそうとしていたと話し、あいつは銀から
生まれた、土に返すのも銀だと、シルバーブレッドをジョンに渡すのですが。
 ジョンは町に戻ると言う。
 トントは、26年間追ってたブッチをジョンのせいで逃がしたと文句言ってるんだけど、ジョンは
命を助けたからおあいこだ、と。
 …どう考えてもあの汽車でのシーン邪魔しかしてませんけど!?
 どっちかっつーとあんたの方が自然から助けてもらったんだぞ!?
 この男、四角四面で使いづらい以前にアホだ!対価が分かってないだろおい。
 トントはここで、ブッチが乗ってた汽車には銃が隠してあったこと、死体の墓穴は7つだった
ことをジョンに告げる。
 まあジョンもそこまでのおバカではないみたいなのですぐに、コリンズが裏切ってるんだと
気付いたみたいですね。
 ただ、子供の頃から知ってるのに、みたいな葛藤がある様子。
 そりゃ人にはいろいろ悩みがあるだろうよ…悪事に加担せざるを得ない事情とかね。
 そしてトントはあの世から兄が助けてくれるはずだ、と、兄のベストを渡す。
 そこには銃で撃ち抜かれてマスクみたくなったパーツがありました。
 死んだことになってるから正体は隠しておいた方がいいってことですね。
 てか正義の裁きをってジョン言ってるけど、その正義側に裏切り者がいんだからどうにも
なんねーだろうがよ。
 
 彼等は移動市場にやってきてレッドに話を聞こうとするんだけど、彼女は片足が
義足でそこに銃しこんでて凄かった。ブラインドハウス思い出したわ。
 あとこの女の人ってハリポタでベラトリックス演じてた人ですかね?
 ともかく、ジョンはこの店違法なんじゃね?俺検事だしとかいうようなことを言い出して
情報を得ようとするんだけど、場数踏んできてるレッドに通じるはずもなく。
 っていうかトントも調査員のフリをしてメモしない!お前みたいな怪しい風体の調査員がおるか!
 トントはレッドに悪霊が逃げる、と告げる。
 そうするとレッドの態度が変わるんですね。早く言ってと。
 どうやらコールとかな、ダンがここにきて激しく言い争いをしていたらしい。
 あとこれを置いていったと見せたのは銀の塊でした。
 トントが触るなと言ってるのに触って悪夢を見るジョン。
 こいつはあれですか、やるなと言ってることすら守れないアホですか?
 こんなのでもサンフランシスコに行けば1000ドルになるというレッド。
 なるほどなんかうすぼんやり見えて来たぞ!
 あとトントが、猫がいる?とか言い出した。
 猫嫌いらしい。
 それとジョンの酒をパッと取って飲んだので彼が文句言おうとしたら、トントの種族(つまり
先住民)では相手の酒を飲むのが友好の証だって。…ぜってー嘘だな…。
 と、下の方で騒ぎが。
 なんでも先住民が川を越えて入植者を襲ったということでやってきたわけです。ジョンらは
自分らが目撃されて怪しまれてるとは思ってない。
 面倒な騒ぎに巻き込まれないうちにと二人は逃げることにするんですが。
 トントが鳥籠かぶってて何かと思ったら、猫避けらしい。
 それ何の意味が…。
 レッドが奪われた私の足を取り返して(=無念を晴らして)って言ってたのが良かった。
 バレエダンサーだったみたいですね。
 で、2人が外に出ると、白い馬が待ちわびて勝手に酒飲んでた…これ絶対中の人
おるやろ!ゆるキャラだろこれ!(違います)
 しかもジョン、あ、猫いたみたいな感じでレッドのとこに「猫いたよ!」と連れてきて、
彼等を追ってきた連中と鉢合わせ。
 馬鹿か!ほんっと馬鹿か!銀さんじゃないけど馬鹿なの死ぬの!?
 てかこの映画でキャラのピンチを救ってるのって8割がた白い馬じゃ…。

 その頃何も知らずに川の柵を直していたレベッカ、急に虫の声が止んだのに気づき
異変を察知してダニーと家の中へ。
 ところが先住民らの襲撃を受けてしまいます。っていうか最前線みたいなとこなのに
警備おらんのか…。
 駆けつけたジョンは先住民が殺戮をすることを怒るけれど、トントは違うという。
 欲しいものがあれば先住民は交換する。
 殺した獲物も無駄にしない。
 白人は何のために殺すのだと。
 つまりトントは誰かが裏で糸を引いてると気づいてたんじゃないですかねぇ。
 そんでまだ盗賊どもの生き残りがいてそれとバトルになるんだけど、やっぱ襲った連中
ブッチの仲間じゃねーかよ。
 ここでも白い馬が活躍ですよ!
 しかもジョンが警告のつもりで撃った銃が跳弾しまくって、小屋の上の柱を落とし、
ブッチの仲間を倒したし。(あとついでにトントの頭のカラスも撃ち抜いちゃったような…)
 おいっカラス死んだぞ!がっくりうなだれてるぞ!(最初から生きてないから!)

 そういうわけで彼らは連中のところに向かおうとする。
 馬が帰る先を知っているからと。
 そのブッチらがいるところに、生き残りが一人あわててもどってきて、トントとジョンのことを
報告するんだけど、ブッチは全員殺したはずだと信じない。
 まあ…生き返るっていう選択肢はなかっただろうからなぁ…。
 ブッチはせっかくさらってきたのにレベッカとダニーを殺せとか言ってます。
 本当に何のためにさらってきたんだお前…。
 ここでコリンズが命じられるのだけど彼はやはり良心の呵責があったらしく、撃ち殺した
フリをして逃そうとする。
 そんなコリンズを誰かが撃ち殺していたんですが。この正体は後でわかる。

 トントはアジトに向かう途中で、誰かが先住民が入植者を襲ったように見せたんだと
話している。
 と、先を歩いていた馬が倒れた。
 おい、死んだぞ。
 なんでだ。(しらねーよ)
 あーだこーだ言い争いしてるとトントはそこに敷かれたレールを見つけた。
 ここは先住民の土地なのでこんなものがあるのがおかしいのです。
 おい、ジョンこれどう思…あっなんか矢が刺さって倒れた。
 ローンレンジャーご声援ありがとうございました。

 一方コールらですが、3日後に線路を作るみたいな話をしていて、昨日ニトロとダイナマイトが
届いたと。
 それを一番安全な場所に保管しておけ、と言ってます。
 その頃ジョンらは先住民に捕まってた。というか捕まったのはジョンだけでトントは一応は仲間
みたいなもんらしいですが。
 ジョンは、撃たれないといったじゃないかと怒り、トントは、殺されないと言ったんだと。
 まあ死なないってのと攻撃されないってのは同一ではないですからなぁ。
 ここでジョンは長老のところに連れていかれるんだけど。
 先住民は白人を襲っていないのに戦いの準備をしているのを見てやめさせようとするの
ですよ。でも言葉が通じない。
 トントの真似をしてそこにいた蛇にエサやるマネしてみたけど無理だった。当たり前だ!蛇に
鳥の餌をやるな!(そこじゃない!)
 しかもジョン、親愛の情をしめそうとして長老の酒を取ろうとし、周りの男に押さえつけられた。
笑える。やっぱトントの言ったこと嘘じゃねーか!
 そして長老はジョンがトントに言われてマスクをしていると言うと笑いだし、一つの昔話をする。

 昔先住民の少年が、2人の白人を見つけた。
 ぐったりとしていた二人を先住民は介抱してあげていたのだけれど、彼等は川の中に落ちて
いた銀の原石を見つけた。
 そこで少年に川の源流を聴き、少年は懐中時計一つをもらって教えてしまった。
 おいここ石見銀山じゃないだろうな!←おいやめろ。
 白人二人はそこで銀の原石を見つけ、秘密を守るために先住民を少年を残し皆殺しにした。
 この時なんで少年だけ生き残ったのかよくわからんのですが…。
 ともかくこの時少年の友だったカラスも死んだ。
 自分のしでかしたことの恐ろしさに少年はすべてを悪霊のせいにした。
 そうして彼らを見つけ出し復讐をすると誓った。
 それを遂げれば仲間のところへ戻れると信じているようです。
 そして長老は、ダンは平和が続く限り先住民の地は襲わないといった、彼はその約束を
破ったと言う。うそつきだったと。
 ジョンは、彼は殺された、その誓いは自分が守ると言う。
 でも結局先住民は戦いを選んでるからあまり意味ないような。

 というわけでジョンとトント、首だけ出して埋められた…。
 しかも先住民のところに奇兵隊…もとい騎兵隊が乗り込んできたので助かった!とか言ってたら
思い切り無視されてるし。
 サソリに襲われかけた彼らを助けてくれたのはまた白い馬でした。
 もういっそラストは白い馬にかけられた呪いが解けてこの人がトントだったってオチでいいじゃん!←
 自分だけ出してもらって、連中をとめに行こうとするジョンですが、結局トントを助けるために
戻ってきました。
 
 その頃線路を作ってる場所では、工夫らが文句を言ってたんだけど、ブッチは全部銀を掘り起こせ
とか言ってる。
 それで仕方なく仲間が鉱山の中に入っていくと…。
 トントがフッとライト消すシーンが見えたりとか、別の仲間が入っていくとカラスやジョンが見えたり
するのは笑えた。
 中からトロッコが出てきたので用心して撃つブッチ。
 中を見に行くと…爆弾だった!
 石積んでるから破壊力ハンパねーな
 ここでブッチのドアップですよ。おい誰得なんだこのサービスは。
 んでトントはブッチを始末しようとするんだけど、またジョンが邪魔をした。どうしようもないな。
 しかもトントに対して君は時計で村を売ったんだとか罵る始末…。
 それでトントを殴り倒してジョンはブッチをロープで縛って町へ戻ってきます。

 その頃レベッカは。
 コールの部下がどうやら助けに来たらしく目を覚ますと部屋の中で、ダニーはコールと仲良く
してました。すっかり騙されやがって。
 そしてジョンが帰ってきたのでコールはあわてて二人を部屋の奥に隠す。
 ジョンはブッチをコールに引き渡しますが…。ブッチがコールに対してニヤリとしていたのが気に
なりますね。
 さて皆さんここで思い出してみましょう。
 トントの村にたどり着いたのは二人の白人だったことを。

 レベッカの方は銃を突きつけられて奥の部屋にいたんだけど、隙をついてその銃を取り、
ダニーに銃を持たせ見張りが動けないようにし、自分は外に出て確認にいこうとする。
 ジョンはなんもしらんとコールと食事してるわけですよ。こいつ本当にアホだな…。
 トントも目がさめて、ジョンがマスクを取ったことを知り、ばかめと言っている。
 それでも彼を見捨てないあたり優しいのか、それともブッチを追っているからなのか…。
 そのジョンですが、コールに戦争をとめないとと言ってる。
 コールは、ダンもそんなことを言ってたなと言うのでありました。
 はい、ジョンここに至ってやっと気づいた。
 真の黒幕はコールだったということに。
 つまりコールとブッチは兄弟だったのであります。
 はぁーもうどうしようもないなぁ。
 そんでジョンが逃げ込んだ先でダニーが見張りに銃を突き付けていたわけだけれど、
ダニーにコールは、ジョンがダンを殺したとか言いやがったし。
 てかダニーも信じるなよおい。
 その後ろでレベッカをブッチが捕まえてきてて、ピンチになるわけですが。
 そこに何も知らない総領事だっけ、おバカさん第二号がやってきて状況が全然把握
出来ないのですが、コールは、無実の先住民を殺したのはあなた方だからこれがアメリカに
知れたら職を失うと言葉巧みに言って自分の味方に引き込むわけですよ。
 もうどないせーっちゅーんじゃこれ…。
 あれ、これジョンがちゃんとトントのいう事聞いてたらここまでややこしい事態には
ならなかったんじゃ…。

 その頃線路が通った鉱山ではトントが工夫のフリをして、あのカラスを鳥かごに入れて
中から出てくるわけですよ。
 この場面、知らない人はわかんないかもしれませんが、元々こういう鉱山とか炭坑では、毒ガスが
出てないか、空気がなくなったりしてないか確認のためにカナリアをかごに入れて持っていく
という風習がありました。異常があればカナリアはすぐ騒いだからです。
 それがカラスとはいえ死んでるわけですから周りの人間はガスだー!とビビるわけで。
 トントうまいこと考えたなあ。
 トントがなぜこういうことをしたかというと、鉱山に入ろうとしていた汽車がバックし、結果的に
銀を沢山乗っけてた車両にぶつかり、その車両が銃殺されようとしていたジョンの前に立ち
ふさがった、と。
 …別にジョン死なないからいいだろ…。(そういう問題ではなく)
 しかもそこに先住民が現れてバトルですよ。
 コールは汽車を発車させて逃走。
 トントはジョンとともに逃げました。
(ジョンは目隠しされたままなので、トントがレベッカを助けるために連れて行ってくれてると思ってる)
 その後彼らは命からがら逃げだすわけなんだけども。
 ジョンはやっと真実に気づき、コールが法の代弁者なら自分は無法者になると宣言。
 おっせーな。
 それでマスクをつけるわけですよ。
 あと白い馬が木の上にいた…おめー何してんだよマジで!
 トントも「あの馬かなりやばいぞ」って言ってたの笑った。
 
 さてコールは線路を開通させて記者会見を開き(汽車だけにな!)しかも大量の銀を元に
これから自分が会社のトップになる宣言ですよ。
 一方トントとジョンは橋の線路を爆破してた。

 はい、ここでまた現代。
 爆弾はどこで手に入れたの、と少年が質問してくる。
 トントはといえば、バドミントンラケットでスーツをパンパンはたいてた。お前何してん
だよっていうか話しながら何をしてんだ本当に。ラケットはミントンをするためのもので
時にアンパンもぶつけたりするが衣類をはたくものではないぞ!(その使い方も違う!)
 さて冒頭のシーンを思い出しましょう。
 トントとジョンは銀行を襲っていた。
 それはなぜか。
 安全な場所に保管してあるダイナマイトとニトロ、つまりそれは銀行の貸金庫にあったわけです。
 話がつながりましたの。

 そうして二人は橋を爆破して今度は汽車の細工に。
 トントが汽車の下を移動してる時に総領事らが「汽車の下を調べとけよ」って言ってて、
ヤベーみたいになってたんだけど、レッドが(多分作戦知ってる)現れてうまくひきつけてたのは
面白かったです。
 そしてジョンの方はコールに頼まれたといって食材の荷車を届けに。その後ろにはニトロが
隠してあった。
 この後トントさらにダニーにめっかったけど、交換しようっていってシルバーブレッドを
渡す代わりにぶどうもらってた。
 おめー結構余裕あるなおい。
 そんでレッドの方は足の銃でジョンが置いた荷車を撃つ。
 いやーかっこよかったっすなあ。
 皆彼女がやったとは知らないからレッドは平然と歩き去っていったし。
 そんでトントは汽車を動かして走らせる。
 こっからのアクションシーンは本当に見ものです。
 事態に気付いたコールはレベッカを載せたまま自分も汽車を動かして逃走。っていうか
邪魔だ!ってレベッカをはねのけてそのレベッカさんピンチになってますけど。
 お前はなんのためにさらったんだコール。
 コールの汽車とトントの走らす汽車が並んだ形になったのでトントは石炭を投げるんだけど、
コールを攻撃しようとしていたレベッカにあたったやないか!
 まあいろいろアクションあるのでここは全部が全部見所かなぁ。
 音楽もウィリアムテル序曲がかっこいい。

 ダニーが、助けてくれたトントに、スリングショットでブドウを口に入れてたのは笑った。
 銀の乗った車両を切り離して、その後トントはコールの方へ乗り移ろうとするんだけど、
移動してる汽車の上で簡単なシーソー作ってるのがすげぇよ!
 ブッチはジョンと対立して、俺が撃てるか?とヘラヘラしてたけど、ジョンは殴り倒してた。
 まあそうなりますよねぇ…。てかトントのハシゴに一瞬ブッチが気を取られてたのはめっちゃ
笑った。
 そんでまあブッチの最期は切り離された車両同士ぶつかってみたいなもんですね。
 一方コールは逃げてたけどトントが乗り移ったのを撃とうとして、別の場所からのコールの
シルバーブレッドによってまさに銃を撃ち落とされるわけです。
 伏線がやっとここで…。
 そんでトントは、割の悪い交換だといってあの時計をコールに投げ、自分はそこから降りる。

 少年は逃がしたの!?とトントに聞いていますが。

 コールの行く先は落とされた橋でした。
 銀とともに転落してって銀に埋もれてさぞかし本望でしょうや。

 改めてジョンは表彰を受け金の時計を送られるのですが、その箱を見たジョンはなぜか
それを返す。
 …おい中に鳥の餌入ってんぞ。
 あいつまた持って行きやがった!
 そういうわけでジョンはトントとまた旅を続けることにしたのでありました。
 トントがよく自分のことをキモサベって呼ぶので、そのキモサベって意味だが、と問おうと
するジョン。
 …結構最初の方でダメな弟の意味って言われてた気が…。まあいいけど。どうせそれも
トントの嘘だろうとは思うし。
 でなければ少年にもキモサベかとは言わないでしょう。
 相棒って意味なんでしょうなぁ。
 そうして旅をする二人の後ろに野兎が現れてかわい……サソリをボリボリ食っとる!!!!

 ラストでトントが歩いていった場所、それこそが復讐を終えてようやく戻れる仲間のところだった
のかも知れません。
 というわけで結構長いけどなかなかに面白かった。
 続編の可能性もあるということで、楽しみにしています。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ローン・レンジャー