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クレヨンしんちゃん
ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

4/22鑑賞

 これ日程的に仕方ないけど、父の日の前にやればよかったなぁ、とちょっと思いました。
 てかひろしってよくよく考えたら結構カッコイイ父親なんですよね。
 30代で家買ってるし、安定した収入はあるし、ちゃんと子供と遊んでくれるし、歌もうまいし
(北埼玉ブルース歌ってる)、いろいろ出来るし、伊達政宗に一度は勝ったし。(最後ソレ
戦国BASARAの松永久秀や)
 …あれっひろしってタイバニの虎徹さんと同じくらいの年ですか…?

 そういうわけで、この映画を見た人はきっと、今年の父の日は奮発するに違いありません!

 さて冒頭はカンタムロボの番組が。
 なんかカンタムロボ進化してるけど、ずっとカンタムロボやってたわけではなくて、いわゆる、
ZとかGTとか改みたいな感じに代を重ねて行ったんだろうなあ、というのがあるのは
細かくて面白いですね。
 ってかちゃんと作りこんであるのがいい。
 カンタムロボは影薄いですけどちゃんとアニメの初期から、アクション仮面とともに出てきて
いて、カンタムロボの歌もキャラソンに入ってますよ。
 つーかアクション仮面はスピンオフで漫画になってるから今回出てこなかったのかな。

 このカンタムロボの対決で、アマゾンお急ぎ便頼んでて瞬時に届くとか、未来の
アマゾンどんだけ便利になってんだよとちょっと笑いました。まあ、アマゾンは欲しいもの
リストをさらに進化させた、「そろそろ欲しいだろうから送っとくね」サービスも考えてる
らしいから、あながちこの未来がないとは言い切れない…。
 しかも、敵に攻撃するのに、掘削ドリルが先とんがってなくて「今の掘削ドリルはこんな
形なんだぜ」ってもう突っ込みがおっつきませんがな!
 詳しくは劇場で!(投げた…)

 という映画を見て大興奮のしんちゃんですが、ひろしとロボ合体ごっこやろうとして、ひろしが
ギックリ腰になってた…ああ…。
 みさえも飽きれてます。
 なんでも、庭の草むしり、庭木の剪定、シロの小屋の修理、アンテナ調整とか全然やって
ないみたいで、少なくとも庭の草むしりくらいはみさえさんやったらどうですかと思わなくも
ないのですが。
 アンテナは素人がやると危険なので電気屋さんにたのもう!
 で、ひろし病院に行くも休診。
 公園で休んでいるんだけども、そこには行くあてのない父親がものすごいいて、しんちゃんが
「空気が重い」って言ってたの笑いました。
 あとひろしの隣のベンチに座ってたおっさんが突然現れてて「黒子かよ!」って思ってたら
「すいません、影薄いんです」と。…黒子かよ!

 そうこうしている間に子供連れてきた母親が父親らを追い出してしまうんですな。
 皆の公園なんだから追い出す権利はないと思うんだけど、でも女性がヒソヒソやるのって
本当にアレだからなぁ…。
 それを、とあるヒゲのおっさんが見ていて、嘆かわしいとつぶやいていたのでありました。

 その帰り道ひろしは、アンケートに答えて欲しいみたいなねーちゃんに声かけられる。
 美人とみるや、さっきまでヨロヨロ歩いていたのがすごいキリッとした感じになるって
いうか、腰がいたいからそっくりかえってカサで支えてるっていうのが余計に面白い。
 しかもこの美女、しんちゃんのことまったく相手にしないあたり、明らかに悪役ですな。
 で、アンケートに答えたらエステをタダで受けられる、腰痛とかも対応できますと言われて
鼻の下のばしたひろしは、先にしんちゃんを返して中へ。

 そうして目がさめたひろしが帰宅すると。
 みさえがびびりまくる。
 ここでひろしは自分がロボットの体になっていることを知るのでありました。
 で、エステに戻ってみるも、ビルごとなくなっているというすごい展開。
 なんかひろし一人改造するのにすごいコストかけたなと思わなくもない。
 しかもエネルギーがきれて動けなくなって、みさえがリアカー引っ張って帰ってて笑った。
ちょこんと顔だしてるしんちゃんとひまわりが可愛かった。
 はっ!しんちゃんつながりでここはチャリアカーとして高尾ちゃんにひいてもらえば
よかったのでは!?
(掲載誌も放送局も違うのだよ!)
 そういうわけで庭に動けないまま放置されてしまったロボひろし。

 さて翌日の警察署。
 署長の黒岩とかいうのがきた。
 声めっちゃ遊佐さんですやん!なにこの豪華な声優。鬼灯さんはどこですか!?
(これ、鬼灯の冷徹じゃないんで)
 みさえが騒いでいるので黒岩は、署内のやっかいもの、テルヨをみさえの言う、エステ捜査に
当たらせることに。
 やっかいぱらいが出来て満足したらしい。
 そのテルヨはパトカーにみさえとひまわりを載せて出動していくんだけど、思い切り
黒岩の車にぶつけてて笑いました。
 あーあ。
 
 その頃しんちゃんは、ロボひろしにエネルギー注入してた。
 ケツから入れるとかまあ子供向きだから仕方ないか。
 普通の漫画だと口とか胸からとか想像しちゃいますけどね。
 ここでしんちゃん、能力をくまなくチェック。
 リモコンが出てきて好きに動かすのはいいけど、シロの家を壊しちゃったし。
 どうすれば止まるの、というのへロボひろしが「リモコンから手を離せ」って言ってて
すごいもっともな答えだと思いました。
 んで、聞き込みで何の成果も得られなかったみさえが帰ってくると、ロボ父ちゃんが庭の
草むしりから剪定からシロの小屋作り、アンテナ調整まですべてやってた。
 あとおいしいご飯も作ってくれた。
 しんちゃんは相変わらずピーマン残してたけど。
 ピーマンおいしいのになぁ。
 昔はタマネギも嫌いだったのにね。(歌で出てくる)
 ここでひまわりがチクビボタン押すと、ロケットパンチでて大変なことに。
 そういうわけでみさえは、何かあると危ないからって結局ロボひろしにシロの小屋に入って
寝てもらってた。
 ううーん…。
 でもまあ、みさえの気持ちもわかるんですよ。
 これが父親だって言われてもそんなすぐ信じられるものではないし、危ないし。
 つーか人間のひろしが帰ってこないことは気にしないんですかね。

 これを観察していたあの美女、蘭々が公園で嘆かわしいといってたじいさんに、ロボ
ひろしをみさえがまだ受けいれてない様子、みたいな報告してた。
 そりゃ当たり前だろうがよ…。

 そうして翌日。
 しんちゃんはみさえとともに、工場見学の遠足へ。
 ひろし、結局気になって追ってくんだけど、車がガス欠だったので上だけはがして
それ抱えていくという、逆に目立つんじゃね?みたいなことしてた。
 チャリこいでいく方が良かったんじゃ…。
 ついた工場は全部自動で機械が動くようなすごいとこでした。
 つか説明してる人、明らかに蘭々だよなぁ。
 しかも連れてこられた博士が、ロボひろし作った人くさい。あとこの博士、あがり症?
か何かですかね。でも私こういうキャラはちょっと好きだなあ。憎めない感じで。
 しんちゃんに出てくる博士とかの敵キャラってやたらエラそうなのとか多かったけど
このキャラクターは斬新でいいと思う。

 そうこうしてる間に、しんちゃんらはエスカレーターに案内されるんだけど、なんとこれがその上が
なくてそのまま乗ってると落下という事態に。
 鉄骨に飛び乗るんだけど、今度はその鉄骨が傾きはじめる。
 オートメーション化されてるにしてはおかしいなと思ったんだよなあ…。(後でわかります)
 この時たまたま来ていたロボひろしが、しんちゃんらのピンチを救うんですね。
 かっこよかったぁ。
 てか大人の階段のやり取りはいいとして、ぼーちゃんの言ったH2Oはどれくらいの人が
元ネタ分かったんだろう…。(H2Oというバンドが歌う歌に「大人の階段のぼる」という歌詞がある。)
 
 これでみさえは、ロボひろしに感謝して受け入れるんですね。
 ただ、車直しておいてねって言ったのは笑ったけど。
 で、ヅラをかぶらせて人間らしくしたりして、家電も操れるのでロボひろし大人気ですよ。
 あと腕相撲をしんちゃんとやって、わざと負けたらしんちゃんが文句いったので本気でやったら
当然しんちゃん負けるわけで、しんちゃんすねたの可愛かった。
 まあそれでしんちゃん寝ちゃったんだけども。
 そうして会社でもバレずにうまいことやって、それどころか何でもこなせるので大人気な
わけですよ。
 うーむ。
 
 と、それを観察していたあのじいさんこと鉄拳寺は、わざと事故を起こして家族に父親の
存在を認めさせる計画は成功した、と言っている。
 最低だな。こういうために子供危険な目にあわせるとか…。
 さらに計画を進めるため、蘭々がしんちゃんにヒゲを渡すんですな。
 これをロボひろしに装着させると、あるプログラムが作動するらしい。
 それは、亭主関白になるものでした。

 確かにロボひろしは変わったんだけど。
 なんか違うんだよね。
 いや鉄拳寺が進める、父親の威厳を取り戻すための計画で、亭主関白っていうのはこれは
違うと思う。
 これはただ単に父親が威張り散らしてるだけだ。
 亭主関白って、父親として尊敬される代わりにきちんと役目果たしてないとダメだもん。
 給料を頑張って稼いでくるから家族は皆父親を立てていたわけで。
 サザエさんの波平さんとかがまさにそんな感じですよ。
 ただ威張るのとは違うんだよねえ。それじゃ誰も父親として慕わないでしょっていう。
 ともかくそれでロボひろしを筆頭に世の中の父親よ立ち上がれということで、ちちゆれ同盟
というのが。(父親よ勇気を出して立ち上がれ同盟)
 …おかしい、省略の仕方おかしい!
 まあこういうばかばかしいギャグ突っ込んでくるの嫌いじゃないです。
 あと映画にはメンズデーありますよ、と言っておきます。
 これもう完全に松永久秀ですね、うん。

 しんちゃんはマサオ君らと相談して、ヒゲを取ればいいみたいなことになって、皆が
しんちゃんの恰好して惑わすんだけど、風間君のケツだけ星人をしんちゃんが冷静に
日記つけてたのは笑った。余裕あるなおい。
 ところが、子供にやられるとはなさけないと、鉄拳寺が、ロボひろしを壊してトラックに
のせて持ち去ってしまうんですな。
 気になったしんちゃんはそのトラックに乗ってついていってしまう。
 ちょっとぉぉぉぉぉ!!!
 ついた場所廃棄工場だし、溶鉱炉へ処理されてるし、一歩間違ったらやばかったよしんちゃん!
 で、とりあえず頭だけ救出して、工場内をウロウロするしんちゃん。
 出た場所にいたルンバに、ロボひろしの頭を取り付けてたの笑いました。
 せめてそこにずらっといたロボにつけてあげようよ!
 と、この先でしんちゃんは、生身のひろしの体があるのを目撃する。
 なんで保存されてたのかはともかくとして、物語が半分進んでやっと本物のひろし復活ですよ。
 ここで初めてロボひろしが、記憶をコピーされたニセモノだというのがわかります。
 しっかしニセモノだと言われても困るだろうなぁ。自我があれば。
 ひろしはロボひろしから、コピーだと言われて「俺がコピーだと!?」と。
 しんちゃん「ファッションチェックの?」
 …それピーコな。
 つーか藤原さんも大変ですな。これでギャラは同じなんでしょう?(シッ)
 
 2人のひろしは脱出するわけだけども、当然生身のひろしの方が遅いわけで。
 あとあの博士に見つかって変な機械でおっかけられてるし。
 足の速いロボひろしに乗ってたしんちゃんが、ちょっといってくる、とひろし助けに
行くのは、何気ないシーンだけど、しんちゃんの性格がよく出ていていいなと思いますね。

 その頃みさえは、ちちゆれ同盟が占拠した市役所に向かってた。
 しんちゃんがロボひろしとともにトラックに乗ってどっかいくのをマサオ君らから
聞いて、鉄拳寺を追いかけてやってきたらしい。
 すごい行動力だ。
 と、ここにしんちゃんと2人のひろしも駆けつけてくるわけですが、生身のひろしの方は
素っ裸だったので、テルヨにやられてた。
 あんた何もそこ蹴らなくても…。
 ところがここで、鉄拳寺もロボだったことがわかります。
 ただしロボひろしがチクビームで倒してた。
 かっこいいけどなんか名称が嫌だ(笑)。
 
 そういうわけで自宅に戻ったわけですが。
 ひろしが二人になったもんだからなぁ。
 みさえにとっては生身の方が本物ですよね、そりゃ。
 と、あーだこーだ言っていたら、黒岩がやってきて一家全員拉致されてしまう。
 ロボひろしはやられた。
 実は、鉄拳寺を作ったのは黒岩でした。
 世の中に父親の威厳を取り戻すべく行動してたのはこいつだったという。
 鬼灯、鬼灯さんを早く!(だからこれ鬼灯の冷徹じゃありませんって)
 あとひろしを狙ったのは特にとりえがないからってひどいなおい。
 モデルケースとしては最適だったということですかね。
 
 ただ皆が、なんで自分が表に出なかったの、失敗した時逃げやすいからだよね、
とか、ひょっとして黒岩自身家庭でないがしろにされてんじゃないの、とズバズバ
言っててなんかもう、「やめたげて!黒岩のHPはゼロよ!」って気分でした(笑)。

 しんちゃん思い切り「かっこわるい」って言ったし。
 で、黒岩は先にしんちゃんをやっつけると言い出して、ブログラムを書き換えたロボひろしを
出してくるんだけども、何をするかと思ったら、出してきたのはピーマンいため。
 ひろしとかみさえが「やめてしんちゃんはピーマン嫌いなのよ」とか言ってたけど、
ここ劇画調になる必要ありましたかね…。
 黒岩は、そうやって甘やかすから子供がダメになる、と言ってたけど、みさえらの言う
「何でも押しつけることがしつけじゃない」って言うのも一理ありますね。
 でもしんちゃんはピーマンを食べた。
 ロボひろしが元に戻ってくれることを願って。
 頑張ってるなぁ、しんちゃん。
 そのおかげでロボひろしは理性を取り戻し、皆を助ける。
 ここのバトルはやっぱこの作品っぽくて面白かったですね。
 しかも黒岩が、ビルが崩れかけてるので、「全員埋もれるがいい」とか言ってたら
皆さっさと脱出してた…(笑)。

 地上に脱出した一同の前に、五木ひろしロボが。
 ……なんで?
 ひろしつながり?
 あと50周年おめでとうございますとか。
 皆が五木ひろしと言ってる中、しんちゃんだけが「コロッケ?」と。
 鋭い突っ込みだ!
 黒岩がモノマネで動かしてたけど、いちいち動かすのにモノマネせんとあかんの
ですか。
 負けじとロボひろし、しんちゃん、ひろしが合体して戦うんだけど、遠くで見てる女性陣が、
どうして男ってああいうの好きなのかしらって呆れてて笑える。
 あと必殺技のビームがめちゃくちゃ面白いんですわ。
 これすごい。
 そうしてしんちゃん、ロボひろしと阿吽の呼吸で、ケツだけ星人のでっかいのみたいなの
作って、黒岩を倒しました。

 この後壊れたロボひろしは最後の力を振り絞って、ひろしと腕相撲するんですよ。
 しんちゃんがどっちのひろしも応援してて、ちょっと泣ける。
 最後ロボひろしの言葉も良かったです。
 「俺はお前のとーちゃんじゃなかった」というロボひろしに、しんちゃんは「とーちゃんもロボ
とーちゃんも、オラの大好きなとーちゃんだ」って。
 
 こうして町は日常を取り戻し、野原一家は家族で公園に。
 このあとあのおじさんが出て来たけど、息子さんの声が遊佐さんでした。
 エンディングもかわいかったです。
 蘭々は一人脱出してたっぽいなぁ。
 
 ひろしは理想の父親だと思いますね。
 とーちゃんは頑張って当たり前、じゃなくて家族の支えがあるからこそ頑張れるって
ことを感じられる映画だなぁと思いました。



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